(神戸新聞)1981/10/14、41歳「生体情報のコンピュータ処理」
大学院自然科学研究科博士課程のシステム科学専攻が全国で始めての独立大学院として発足し、そこで「生体情報処理」を受け持った。 始めて担当する大学院の授業をどのように構成するのか迷った挙句、勢い込んで、高価なテレメータで心電図を送信させ、それを受信した信号をコンピュータで取りこんで心拍数だけを24時間、非拘束で記録するものが出来ないか試作してみるプロジェクトを組んだ。 受講生に、それぞれが得意とする「ハードのアナログ部分」、「デジタル部分」、「ソフト部門」、「I/Oインターフェース部門」など、如何にもシステム科学らしく別けて作り上げ、先輩の勤める循環器の専門病院でテストする事になった。今になって気づいた事は、始めての独立大学院ということもあって、自分がどの立場でこの仕事をしたかを忘れていたことである。