A. 国際文化学部(情報論講座)での授業

 十年前、30年間勤務した教育学部を改組して教員養成を廃止することになった。リストラの走りである。担当中の養護教諭特別別科は教員養成ズバリだから自分の足元はよく見えた。 しかし、全国に先駆けて始めた保健情報処理はどうしても続けたかった。  その時、教養部も改組中で「情報関係教官が国際文化学部に残り、情報の講座を作るらしい」 という噂を聞き、自ら応募してデータベース担当として迎えられた。   
  その後の十年は「講座」と呼ぶに相応しい雰囲気の中で、よい仲間に恵まれて、今までとは180度異なる授業を受け持ちながら、本格的な学校保健ソフトを世に出せたし、演習授業では地域の企業と協力しながら、学生や留学生たちにデータベースの基礎を教える任務を果たすことができた。