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神戸大NEWS NET 2007年12月後半のニュース



◎フォルサ、大会初戴冠 全日兵庫県大会、優勝までの軌跡

 第13回全日本フットサル選手権兵庫県大会が11月3日から兵庫県各地で始まり、決勝戦は12月15日に北神戸田園スポーツアリーナで行われた。関西リーグ所属でシードされていた神戸大フットサル部フォルサは、決勝トーナメント1回戦からの出場。決勝まで勝ち進んだフォルサは、PK戦の末に芦屋SCグリースを破り(4−4、PK5−3)、大会初優勝を決めた。【12月29日 神戸大NEWS NET=UNN】

 5人目のキッカーが右足を振り抜いた。体育館に雄叫びが響き、選手たちの歓喜の輪が生まれた。フォルサが、ついに兵庫の頂点に立った。

 「とりあえずほっとした。気持ちを一つにして戦うことができた」と、B田代(経営・3年)は充実した表情を見せた。関西予選への切符を手にしたフォルサの、兵庫初制覇までの道のりを振り返る。


○決勝トーナメント1回戦 vsHattrickFS、5−2で勝利

 フォルサの初陣は鮮やかなものだった。前半1分も経たないうちに、P赤本主将(経済・3年)と田代が立て続けにネットを揺らす。何度かカウンターから決定機を作られ、アンラッキーな形から失点はしたが、試合の主導権を保持していたのは紛れもなくフォルサだ。「今まで公式戦で2度負けてて、苦手意識はあった」(赤本)という相手に対して、試合終盤には1、2年生ら新戦力を試す余裕さえ見せた。3度目の正直を果たし、フォルサが準決勝への勢いをつけた試合だった。


○決勝T準決勝 vsカンカンボーイズ、1−1(PK6−5)で勝利

 相対するは、同じ関西リーグのライバル、カンカンボーイズ。第8回全日本選手権では準優勝を果たしている実力のあるチームだ。初陣とは打って変わった、手に汗握る試合展開となった。

 前半は攻撃の糸口さえ掴めず、防戦一方のフォルサ。守備陣が気迫のDFで最小失点に抑え、なんとか前半を折り返す。そして、迎えた後半だ。相手に疲れが見え始め、徐々にフォルサが試合の主導権を握り始めた。

 試合終了まで残り47秒。A小仲(発達・3年)の右クロスを受けた赤本が、相手DFを背負いながらもトゥシュート。ついに同点だ。土壇場で追いついたフォルサが、勢いそのままにPK戦も制し、決勝へ駒を進めた。


○決勝T決勝 vs芦屋SCグリース、4−4(PK5−3)で勝利

 まさに死闘だった。相手は兵庫トップリーグ所属の芦屋SCグリース。リーグのレベルは劣る相手だったが、「勝って当たり前とかじゃない、油断すると足をすくわれる」(田代)。5人目のキッカー、A大村(工・3年)がガッツポーズをするまで、勝利の女神はどちらに微笑むか分からなかった。

 前半4分に小仲が接触プレーで額から流血し、退場を余儀なくされるなど、試合は開始早々ヒートアップ。攻守の切り替えが速いフォルサ、先制を許すも、9分にすぐさま同点に追いつく。後半に入ると、フォルサが攻勢に出た。後半3分に勝ち越すと、完全に試合を支配。ゆっくりとボールを回し、歓喜のホイッスルを待つ。しかし、逃げ切れない。10分に痛恨の同点弾を奪われ、試合は延長戦へ。

 延長戦に入ると、両チームが、1点を、そして優勝を目指して遮二無二攻める。延長後半4分、ついにフォルサが主将のヘディングで勝ち越し、後は1分逃げ切るのみ。それでも、この日の女神はいたずら好きだ。試合終了まで残り10秒、こぼれ玉を詰められ、勝負はPK戦にもつれ込む。「気持ちが重要。練習もしていたし、僕らに分があった」(赤本)。長く苦しい試合だった。二戦連続となったPK戦で、フォルサがついに女神を微笑ませた。


 「(前回大会までは)ベスト4までもいけなかったけど、今回は優勝できた。みんなで頑張って手に入れたタイトル」と赤本主将は笑う。激闘の末、兵庫県1位となったフォルサ。これからは兵庫県代表として全日本フットサル選手権関西予選に挑むことになる。「(関西予選への)切符は手に入れた」(赤本)。まずは関西の頂点を目指し、フォルサが走り始める。(記者=深江友樹)


●第13回全日本フットサル選手権兵庫県大会決勝トーナメント1回戦(12月9日・北神戸田園スポーツアリーナ)
神戸大フォルサ 5 3−1 2 HattrickFS
         2−1

●第13回全日本フットサル選手権兵庫県大会決勝T準決勝(12月15日・同スポーツアリーナ)
神戸大フォルサ 1 0−1 1 カンカンボーイズ
         1−0

        PK6−5

●第13回全日本フットサル選手権兵庫県大会決勝T決勝(12月15日・同スポーツアリーナ)
神戸大フォルサ 4 1−1 4 芦屋SCグリース
         1−1

         0−0(EX1st)

         2−2(EX2nd)

        PK5−3


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◎聖夜彩るシンフォニー 第57回交響楽団定演

 神戸大交響楽団による第57回定期演奏会が12月25日、神戸国際会館こくさいホールで行われた。総勢132人で奏でる壮大な響きに多くの観客が魅了された。【12月25日 神戸大NEWS NET=UNN】

 定期演奏会がクリスマス当日に行われるのは16年振り。終演後、団長の土井智子さん(農・4年)は「(平日の夜ということもあり)お客さんが減ると思っていた」と本番前の心境を語った。だが、そんな心配をよそに例年を上回る数の観客が訪れ、2000人を収容出来るホールが人で埋め尽くされた。

 演奏会はメンデルスゾーンの序曲「ルイ・ブラス」で幕を切った。学生指揮の飯田良子さん(発達・4年)の指揮に合わせ、力強い旋律が刻まれていく。客演指揮者にバトンタッチした後、ドリーブのバレエ音楽「コッペリア」から抜粋した8曲が演奏された。時に激しく感情的な、またある時は優しく温かい音色が会場を包み込んだ。
 休憩後の第3部はチャイコフスキーの「交響曲第5番ホ短調 作品64」。今まで7回にわたり定期演奏会で演奏されてきた名曲に挑戦した。「この曲で終わりたかった」と土井さん。34人の4年生にとって最後となる舞台。管・弦・打が一体となり力の限り音を奏でる様は、多くの観客を感動させた。すべての演奏が終わった瞬間、客席からは惜しみない拍手と賞賛のシンフォニーが贈られた。
 交響楽団のメンバーの母親に誘われて来たという女性は、「音がよく響いてすごい迫力だった」と学生らの熱演を称えた。

 今年は交響楽団にとって苦難の年だった。夏は麻疹(はしか)による休校の影響でサマーコンサートが延期。定期演奏会の直前には、練習場所である学生会館が工事に入り練習が出来なくなるという事態に。団員全員で協力し、近隣の大学や公民館を借りて練習をして本番に備えた。「みんなよく頑張ってくれた」(土井さん)。演奏会の成功がこの上ないクリスマスプレゼントとなった。(記者=伊崎春樹)

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◎クリスマス盛り上げる 神戸大生寒梅館で演奏

 同志社寒梅館で12月25日に行われた第3回クリスマスチャリティーコンサートで神戸大生の城田佑子さん(医・3年)はピアノで、友人の河井美緒さん(同志社・3年)が弾くバイオリンの伴奏を行った。2つの楽器から生まれた音が会場内のクリスマスムードを更に盛り上げた。【12月25日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  幼馴染2人による、8年ぶりの演奏だった。当時は2人で音楽をしていた。今は別々の大学に通い、それぞれの生活を送っている。河井さんが今コンサートの参加を決意した際、「1番自分と合っている」と思い城田さんに電話をかけたという。

 演奏した曲は、バイオリン奏者でもあるスペイン人作曲家サラサーテの「カルメンファンタジー」。河井さんが弾くバイオリンと城田さんのピアノの音色が融合、場内に響いた。
 「もうちょっとやれたかな」と笑う河井さんを横に、「楽しかったです」と城田さんも笑顔を見せた。(記者=西田健悟)

【写真】演奏する河井美緒さん(写真手前)、城田佑子さん(写真奥)。(12月25日・同志社寒梅館で 撮影=西田健悟)

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◎今年の締め括り白飾る 関西フットサルリーグ

 関西フットサルリーグ第9節、神戸大フォルサ−カンカンボーイズが12月23日、西宮市立体育館で行われた。フォルサは相手に先制を許すも、主将の赤本(経済・3年)の2得点の活躍で、2−1で逆転した。【12月24日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  先週行われた全日本フットサル大会兵庫大会で優勝したフォルサ。その勢いはリーグ戦に入っても止まることがなかった。
 対戦相手のカンカンボーイズとは同大会でも戦い、PKの末辛くもフォルサは勝利していた。それ故に、今回は「内容でも勝とうとした」(赤本)。

 試合が動いたのは後半2分。中央突破を試みた相手にフォルサ守備陣が反応できず、0−1。その後もバーを叩かれるシュートを許すなど相手に主導権を許し、フォルサにとって嫌な展開が繰り広げられる。
 我慢の時間帯が続くフォルサにチャンスが訪れる。後半12分。小仲のキックインボールを森川がシュート。相手守備陣にはじかれたところを赤本が押し込み、同点に。その3分後、ハーフライン付近から田代が放ったロングシュートを赤本が中継。相手キーパーの反応を許さず、フォルサにとって待望の追加点。その後は相手の攻撃を耐えしのぎ、2−1で逆転勝利した。

 今年最後のリーグ戦を白星で終えたフォルサ。赤本は「正直、勝ってほっとした」と笑顔を見せた。(記者=西田健悟)

【写真】ゴールを決めて喜ぶ赤本(写真右)。(12月23日・西宮市立体育館で 撮影=西田健悟)

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◎プレゼントは「成長」 ESSクリスマス公演

 神戸大学ESSのドラマセクションメンバーによるクリスマス公演「Winter Performance2007」が12月22日六甲台講堂で行われた。この公演を最後に引退となる3回生を中心に、「若草物語」の四姉妹たちの成長に自分たちの成長をなぞらえながら見事な英語劇を披露した。当日は悪天候だったにも関わらず、部員の友人や保護者100人以上が訪れる盛況で、カーテンコールの後に花束が贈られた3回生を拍手で共に讃えた。【12月23日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  今年のクリスマス公演の題材は「若草物語」。南北戦争時代のアメリカで、マーチ家の四姉妹がさまざまな困難を乗り越えて立派な女性「Little Women」へと成長していく姿を描いた名作だ。四姉妹とはすなわち、しっかり者の長女メグに男勝りで勝気な次女ジョー、食いしん坊だが愛嬌のある三女エイミーと人見知りでも家族とピアノをこよなく愛する四女ベス。メグの結婚を機に家族のあり方を再考したり、ベスの死という悲しみに打ちひしがれても、自分の夢を追いかけながら真実の愛に目覚めていく姉妹たちの姿を英語の台詞で披露した。日本語の字幕つきで分かりやすく、部員らの表情豊かな真に迫る演技に会場からは大きな拍手や笑いが起こった。

Photo  今回のクリスマス公演はESSの5つのセクションのうち、ドラマセクションのメンバーが主体となって毎年行う3回生の引退公演だ。四姉妹のうち次女のジョーを演じた光中志織さん(国文・3年)は、公演を終えて一言「感無量です」と目に涙を潤ませながら話した。光中さんが5つのセクションからドラマセクションを選んだのには理由がある。「1回生の時、ESSのドラマセクションの体験入部の際に初めてスポットライトを浴びてものすごい快感を覚えた。あの時から2年間、自分がこのドラマセクションで身につけてきたことを今日のこの舞台で皆さんに見てもらい、皆さんへのプレゼントにしたかった」。また、「若草物語」という題材を選んだ理由については「主人公1人が突出するような芝居は好きではない。それぞれの人に見せ場があって、みんなが輝けるような題材にしたかった」と話した。英語劇の中で登場人物は全員個性豊かで、独特の性格と話し方を持っている。時には悩み傷つき、絶望の中にいても互いに励ましあい愛を確かめ合う家族の成長の過程に、生き生きとドラマを楽しむESSメンバーの成長が表されている。

Photo  このクリスマス公演には一般客としてESSの元部員であるOBも多く来場した。香川で英語の教師をしている山野瞳さんは「引退して、卒業して何年たっても観客として見に来るくらいESSには愛着がある」と自分が現役だったころを懐かしみながら話した。また同じくOBの四角麻理さんは「この公演を見ずして学生生活を終えることができないくらいに、この公演はメンバーにとって大切な公演だから、今日ここにいられることがとてもうれしい。私はESSにいて感動することを学べたし、同時に英語も学べた。ESSは本当に最高だと思います。ESSから世界に通じるすばらしい人材が育ってくれるのを楽しみにしています」と、これからの後輩への期待を熱く語った。(記者=梅本良恵)

【写真上】第一幕、母親思いの四姉妹はクリスマスのお小遣いを母親へのプレゼントとして使うことにする。
【写真中】第二幕、自分の夢をかなえる手助けをしてくれたベア教授の心遣いに驚く次女のジョー。
【写真下】公演後、現役の部員から花束を受け取る3回生の部員たち。(12月22日・いずれも六甲台講堂で 撮影=梅本良恵)
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◎「読者を笑顔にするモデル」 森仁美さん

 森仁美さん(医学部・4年)は女性ファッション誌『関西スパイガールセレクト』の専属モデル。医学部保健学科で看護の勉強をしながら、1カ月に5〜7日、スタジオや野外で撮影を行い、更にダンスサークルにも所属している。【12月22日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  初めて『スパイガール』に登場したのは、平成17年12月号。同年9月頃、三宮で買い物中に編集者に声を掛けられ、その場で撮影された写真が掲載された。次号の企画にも呼ばれ、その後、事務所に誘われて専属モデルに。現在は表紙も飾っている。しかし、三宮で声を掛けられるまではモデルになることは「全く考えていなかった」という。

 モデルになってから、見られているという意識を持つようになり、おしゃれや肌の手入れ、体型維持に気を使うようになったという。モデル活動で大変なのは「疲れていたりしたら顔に出てしまう」こと。「嫌なことがあっても笑っていないといけない。けれどモデルの仕事はいつも楽しい」。

 モデルになったことで「いろんな人と出会えて視野が広がった」と話す。「自分で自分がモデルと言えるほど、すごいことをしているとは思っていない。これからもっといろんな人と出会ってもっと成長して、自分で胸を張ってモデルって言えるくらいに成長できたらいい」。

 森さんは身長157センチで、モデルとしては背が低く、そのためにできないことも多いという。「でも、私にしかできないこともあると思う。自分にしかできない表現ができるようなモデルになりたい」。求められるものを表現できるようになりたいという思いから、様々な表情やポージングができるように練習している。「読者が元気になれたり、笑顔になれたりするくらいのモデルになれたら」と笑顔を見せた。 (記者=上村絵里)

【写真】女性ファッション誌『関西スパイガールセレクト』の専属モデル、森仁美さん。(10月27日・大阪市内で 撮影=上村絵里)


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◎時超えても人変わらず 自劇秋冬公演第2弾

 神戸大学演劇部自由劇場による秋冬連続公演の第2弾、「ナイスエイジ」(脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 演出:堤佳奈)が12月14日から16日にかけて、伊丹市のAI−HALLで行われた。普段、公演を行っている六甲台講堂とは違う会場にも関わらず、多くの観客が訪れた【12月17日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  出発は2000年。博打好きの父、アルコール中毒の母にだらしない子どもたち。駄目な雰囲気を全身から醸し出す廻(めぐり)家の4人は、偶然にも別の時代にタイムスリップしてしまい、過去の自分や未来の子孫に遭遇。一家は行く先々の時代で歴史を変え、やがて収拾がつかなくなってしまう。

 「人間のかっこわるさを出したかった」と今回のポイントを語ったのは演出を手掛けた堤佳奈さん(文・2年)。あえてドラマチックに見せず、「どんな時代も人が必死に生きているのは同じ」と不器用ながらも強く生きる人間の姿を笑いを交えて表現した。
 今回、いつも練習や公演を行っている六甲台講堂からAI−HALLに舞台を移した。外部の施設で公演を行うのは、現在の自由劇場の多くの団員が初めてだったという。それに加えて、時代を移動するという演出の関係上、セットの種類が増え準備にかなりの時間を要した。堤さんは、「何もかも手探りで慌しい公演だった」と苦労を語った。
 主役を演じていた部長の横山司さん(発達・3年)は「(六甲台講堂に比べ)舞台が広いが観客との距離が近く、反応が直に伝わってくる」と、演じる側から見た舞台の違いについて語った。時代という制約の中で役を演じる難しさに加え、劇中のセット移動の多さや約2時間半という長い公演時間、そして普段と違う舞台。厳しい条件が揃うなか、「外部の施設だからこそ出来ることもある」と横山さん。「音響や映像などの技術面でAI−HALLのスタッフの方にも手伝ってもらい、とてもいい経験になった」と充実した様子で話した。(記者=伊崎春樹)

【写真】1964年に移動し、若き日の自分(中央左)に遭遇する廻時雄(中央右)。(12月15日・伊丹市AI−HALLで 撮影=伊崎春樹)


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