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神戸大NEWS NET 2007年12月前半のニュース



◎学友船出船中止へ 天神祭見納め

 神戸大学学術事業会は、日本三大祭の一つで毎年7月25日に行われる天神祭に奉拝船として参加していた神戸大学友船の出船の終了を決定した。【12月15日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  神戸大学友船は平成15年から天神祭に参加。毎年大阪で行われる天神祭には、神戸大だけでなく阪大、関西大も参加するようになり、出航前の船上では三大学の間で学長を交えてのエール交換などが行われるなど大学間の交流にも役立っていた。しかし、船の労働者の高齢化や後継者不足などの理由から、天神祭に参加する奉拝船の数を削減することが決定され、一隻の船にかかる出船料金を引き上げざるを得なくなった。そのため神戸大は経済的な理由により今年の天神祭を最後に出船を終了することを決定した。

 学問の神様である天神様=菅原道真公の前で、国立大学法人となった神戸大の元気さを対外的に示す役割を担ってきた神戸大学友船。株式会社神戸学術事業会の中谷正司さんは「毎年の船渡御を楽しみにされていた方には、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。このような行事に大学から参加していることを、みんなで認知して継続させていくことに意義があったので、中止の決定はとても残念です」と話した。将来、神戸大学友船を再び天神祭に出船させる金銭的援助をしようという有志が現れれば、再開の希望もあるが、今の時点では出船中止という残念な結果になってしまった。(記者=梅本良恵)

【写真】今年7月25日、海事科学部の学生が神戸大の旗を掲げる船上で船渡御を楽しむ乗船客。(7月25日・大阪天満宮で 撮影=梅本良恵)

《訂正》「神戸大学凌霜会の中谷正司さん」とありましたが、正しくは「株式会社神戸学術事業会の中谷正司さん」です。お詫びして訂正します。(編集部2007年12月17日午後6時47分入力)

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◎バイオ研究機関設立 日本の大学で初めて

 バイオ燃料など、環境問題解決の糸口とされるバイオマス(植物資源)。植物資源に関する技術開発を行う研究機関を神戸大は10月1日に日本の大学で初めて開設。今月15日に神戸大百年記念館で開所式が行われる。関西の大学と企業が連携し「知」を結集させて作るこの研究機関には、日本の植物資源に関する研究レベルが高まると期待されている。【12月14日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  神戸大が10月1日に開設した「統合バイオリファイナリーセンター」では、草木、穀物などの資源から効率よく物質を取り出す技術の開発。物質を取り出しやすい植物に変える技術の開発(品種改良)。バイオ燃料で問題となっている、熱帯地域の無計画な伐採にも対応するべく、太陽さえあれば再生が可能な植物の開発の研究、それらの成果を企業と提携することで実用化を目指す。

   「目的を達成するには、植物の農学、モノ作りの工学、理論の理学分野の協力が不可欠。神戸大にはそれができる環境にある」と話すのは、センター設立に関わった近藤明彦教授。また、関西にはバイオ分野の研究者が数多く存在し、そのネットワークを具現化するためにも、同センターは設置された。

 センターでは、神戸大の他に京大や阪大など関西の大学院に通う学生、民間企業の研究者などが研究を行い、情報を共有する。

 「関西の知が結集し、世界をリードしていきたい」と近藤教授は意気込む。(記者=西田健悟)

【写真】センター設立に関わった近藤明彦教授。(12月11日・自然科学研究棟1号館で 撮影=西田健悟)

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◎自劇の連続公演第2弾 明日から16日まで

 神戸大学演劇部自由劇場の秋冬連続公演第2弾となる「ナイス・エイジ」が12月14日から16日にかけて、伊丹市のAI−HALLで行われる。入場料は500円。詳細は自由劇場HP(http://home.kobe-u.com/jigeki/)まで。【12月13日 神戸大NEWS NET=UNN】 

▽日時
12月14日(金)午後7時〜
  15日(土)午後2時〜/午後7時〜
  16日(日)午後2時〜
※開場は開演の30分前 
 

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  ◎レイバンズが勝利 ウエスタンボウル

 アメリカンフットボールの第11回・西日本大学王座決定戦「ウエスタンボウル」が12月9日に福岡市の平和台陸上競技場で行われた。今年は、関西学生リーグから6位の神戸大レイバンズが代表として出場し、九州学生リーグ1位の九州大パルーカスと対戦。神戸大は苦戦を強いられながらも、27−7で勝利した。【12月11日 神戸大NEWS NET=UNN】 

 Photo 薄氷の勝利だった。ウエスタンボウルで関西の代表チームが敗北したことは一度もない。「本当に負けるんじゃないかと思った」。安井ヘッドコーチは安堵の表情を浮かべた。

 一時は3点差まで詰め寄られた。「なかなか押せなくて」(OL寺坂主将・経済4年)。神戸大は、体重が100キロ以上の選手がずらりと並ぶ九州大ライン陣に大苦戦。第3Qまでは1TD、1FGに押さえられ、第4Q開始直後には九州大に反撃のTDを奪われる厳しい状況に追い込まれた。

 それでも、QB大原(経済・3年)は冷静だった。「ただひたすら我慢だなと」。じっと九州大DLの圧力に耐えながら、得点の好機を窺っていた。そして、第4Q3分。そのときがようやくきた。作戦はRB小椋(海事・2年)へのパスだったが、大原はエンドゾーン付近でWR大園(発達・2年)がフリーになっていることを確認。とっさの判断で標的を変更し、大園へ約30ヤードのTDパスを成功させた。このプレーで神戸大は流れをつかみ、その後、FGとTDを1本ずつ決めて九州大を突き放した。

 勝利はしたものの、内容としては不満が残った。「情けない試合をしてしまった」と寺坂主将。「僕ら4年生は現役最後の試合なんで、ボコボコにしてやろうと言っていたのだが」と苦笑いを浮かべた。(記者=濱田直毅)

●西日本大学王座決定戦「ウエスタンボウル」(12月9日・平和台陸上競技場)
神戸大 0 7 3 17=27
九州大 0 0 0 7=7

【写真】第4Q。パスを受け、TDを決めるWR大園。(12月9日・平和台陸上競技場で 撮影=山本晃弘)


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  ◎技術とダンスの融合 工学研究科・塚本研究室

 神戸大大学院工学研究科の塚本研究室と、神戸ベンチャー研究会が主催するイベント「イルミネこうべ」プロジェクト2007が12月8日、9日の両日に渡り神戸ルミナリエのイベントステージで行われた。会場では多くの見物客が、最新技術を用いた光とダンスの競演に見入っていた。【12月10日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo 「イルミネこうべ」プロジェクトは新産業創出を目指し2005年からスタート。ルミナリエでの活動は今年で3回目を迎える。今回は、赤外線の見えない光に反応して電飾が光るツリーや、体の動きを感知するセンサーが取り付けられた電飾服を身に付けた学生のダンスなどが披露された。ダンサーの靴には動きをセンサーが感知して音が鳴るという仕組みが用いられている。塚本教授は「昨年は前もってプログラミングした電飾のダンスだけだったが、学生の研究が進み、映像や音との組み合わせができるようになった」と話す。ダンスと最新技術のコラボレーションが披露されると、観客は驚きにつつまれた様子だった。
 ダンスを踊っていたのは塚本研究室に所属する大学院生をはじめとする5人の学生。5人全員が神戸大のダンスサークルに入っている。このうち藤本実さんと牧成一さん(塚本研究室修士課程・1年)は電飾服の製作も担当。「作るのに1ヶ月位かかったので、ダンスの練習は3回位しかできなかった」と牧さん。
Photo また今回は、ルミナリエ募金への関心を高める為に、募金箱の製作にも携わっている。募金箱にもセンサーや電飾を取り入れて、ルミナリエを訪れる人の関心を集めるように作られている。製作の指導に携わった工学研究科の寺田准教授は「研究者なので、ただの募金箱ではなく、技術的なものを取り入れるよう指導した」と振り返る。
 募金箱は2種類用意されており、据え置き型募金箱は東遊園地北東に常設されている。11、13、15、17日の19時から21時までの間(雨天の場合は中止)は、電飾服を来た学生たちが電飾が施された持ち歩き型募金箱で募金活動をする。(記者=古田直矢)

【写真上】電飾服を身にまとってのダンスに会場が盛り上がる。(12月8日・神戸ルミナリエ・イベントステージで 撮影=伊崎春樹)
【写真下】「光る募金箱」を手に募金活動をする学生ら。(12月9日・神戸ルミナリエ会場の東遊園地で 塚本研究室修士課程1年の五味雄一氏提供)

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  ◎ベスト11にWR大園 関西学生アメフット

 関西学生アメフットリーグDiv.1の表彰選手とベスト11が12月4日に発表された。神戸大からは、オフェンス部門のベスト11でWR大園(発達・2年)が2年連続で選出された。【12月5日 神戸大NEWS NET=UNN】 

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  ◎特集・変わる大学教育 経営学部・研究科

 神戸大学経営学部・大学院経営学研究科は、経済学部・法学部とともに神戸高等商業学校の流れを汲み、特に経済学、経営学の分野を中心に一橋大、大市大とともに「三商大」のひとつとして長い伝統を持っている。時代と企業の要請に応えて、机上の理論のみの探求ではなく実際の企業経営に生かせる経営学を身につけた人材の育成を理念に掲げる同学部・研究科にせまる。【12月3日 神戸大NEWS NET=UNN】

 経営学部・大学院経営学研究科では、1998年から大学院を基本とする大学院重点化を進めてきた。大学院内では、学位(課程博士)の学位取得を目的とし、高度な経営学の教育や研究に従事しうる研究者育成のためのカリキュラムである既存の「PhDコース」に加えて、現在のキャリアをさらに豊かにするために経営学の知識を求める社会人を受け入れて大学院教育を施す「社会人MBAコース(社会人MBAプログラム)」を設置。2つのコースにおける教育が目指す人材の像は違っているが、理論にも応用にも偏り過ぎないバランスのよい人材育成のために2つのコースは常に相互の融合が図られている。

Photo  大学院重点化に伴い、同学部にも大きな変革がおきている。学部の学科体制は従来の経営学科、会計学科、市場システム学科、国際経営環境学科の4学科制から、経営学科のみの1学科制へ再編された。経営学科内には、区分として経営学分野、会計学分野、市場科学分野の3つの専門分野があり、学部生はそのいずれの科目も自由に学ぶことができる。また大学院のみならず、学部内での更なる高度な教育を実現させるため、2001年からは公認会計士や税理士などを育成することを目的とした「会計プロフェッショナル育成プログラム」を開設。これは早期卒業制度を利用した、学部3年に加え大学院2年の5年一貫システムに基づいており、学部教育と大学院教育相互の連携があって初めて実現する新たな取り組みである。また経済学部に先立って、平成18年度より、夜間主コースの募集を停止。その分大学院の入学定員を増やし、社会人に対する教育の役割は同大学院が担うことになった。

 正司健一・神戸大学経営学部長及び大学院経営学研究科長は、現代の大学教育に求められていることはノウハウ的なテクニックを施すことだけではなく自らが現実を見つめて考え、提案し、反対意見を聞き、考えをより構造化させていく『考える力』であることを強調した。「神戸大学経営学部で学びながら、この実践知(能力)を経営学の側面からトレーニングしていく上で、経営学部には経済学部とは違った選択肢がたくさん用意されている。だが、神戸大では経済・経営・法の3学部は相互の授業を自由に選択することができるので、神戸大学経営学部で広い範囲から学び、『考える力』を養っていただきたい。そして企業に就職しても、その知識を尽くして社会に貢献できる人材に育って欲しい」と話した。(記者=梅本良恵)

【写真】『考える』の必要性を強調する正司健一学部長。(11月29日・六甲台本館で 撮影=梅本良恵)

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  ◎絶えない笑い声 落研「六甲寄席」

 神戸大落語研究会の「第42回六甲寄席」が12月2日、兵庫県民小劇場(神戸市中央区)で行われた。会場には多くの観客が訪れ、部員らによる落語や大喜利を楽しんだ。【12月2日 神戸大NEWS NET=UNN】

 大喜利では観客からもらったお題での謎解きなどが行われた。大喜利を披露した1、2年生らは、お題が出されると即座にオチをつけ、観客の笑いを誘った。巧妙な謎解きがされると、会場から大きな拍手が起こっていた。3年生らは落語を披露。トリを務めた会長のみなと家さあふさん(工・3年)は、もともと好きだったので選んだという落語「不動坊」を熱演し、会場に大きな笑い声を起こしていた。
 3年生は今回の寄席で引退となる。寄席を終えて、さあふさんは「楽しかった」と笑顔で話した。1、2年生による大喜利を「非常に良かった」と評価し、後輩らに向けて「頑張って」とメッセージを送った。訪れた女子学生(関大・1年)は「(口演時間が)3時間半とは思えない。あっという間でした」と楽しそうに話した。(記者=上村絵里)



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  ◎ホールに美声響き渡る エルデ定期演奏会

 神戸大混声合唱団エルデによる第44回定期演奏会が12月1日、伊丹市立文化会館いたみホールで行われた。オリジナル創作劇を含む3部構成で、鑑賞に訪れた観客は鳴りやまぬ拍手を送っていた。【12月1日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  黒人霊歌、創作劇、お伽草子の3部構成で行われた今回の公演。独特のリズムやソロと合唱のかけ合いで、きれいな歌声がホールに響き渡った。第2ステージのオリジナル創作劇「Transform Spirits」では観客の笑いを誘う一幕も。飲んだ2人が入れ替わってしまうという薬をめぐり、高校生たちが問題解決に挑むというストーリーで、浩二と綾を中心とした役柄を部員たちがコミカルに演じた。劇の途中には部員自ら作詞作曲したストーリーにちなんだ3曲を披露。役者のみならず部員全員でユーモアに富んだ歌詞を歌い上げた。最後の「お伽草子」では混成四部合唱で昔話「浦島太郎」など3曲が歌われた。一風変わった詩情溢れるメロディーを聞いた観客たちは神秘的な雰囲気に酔いしれていた。
 今回の公演で17人の4回生は引退となる。前部長の三木圭輔さん(国文・4年)は「今日は思いっきり楽しもうと思った。(4年間を振り返り)とても充実していた。つらい時もみんながいたから乗り越えられた」と話した。最後の舞台で指揮者を務めた小藪信さん(経営・4年)は「(引退は)寂しかったが、笑顔で歌ってくれてうれしかった」と指揮をとっている最中の心境を語った。演奏会に来ていた他大学合唱団OBの男性は「歌は人数も多く良かった。劇は大学生らしくて良かったが、歌がもう少し多ければ」と経験者としての感想を話した。(記者=仲田一平)

【写真】薬を飲んで体が入れ替わってしまった化学の先生とニワトリ(中央)。(12月1日・伊丹市立いたみホールで 撮影=伊崎春樹)

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  ◎公益通報を整備 神戸大 法の施行受けて

 内部告発者を保護する公益通報者保護法。日本政府が平成18年4月に同法を施行したのを受け、神戸大は10月23日、学内においての公益通報の規則を定め、事務局1階にコンプライアンス室を設けることで担当窓口を明確化させた。【12月1日 神戸大NEWS NET=UNN】

 世間を賑わせている語の一つである内部告発。組織の体質などを指摘する、内部から外部への声。しかし、告発者にとって必ずしも告発後に良い環境に恵まれるとは限らない。こうした状況を解決すべく、日本政府は告発者を保護する公益通報者を平成18年に施行。各政府機関は同法に則り、担当窓口を設置した。
 神戸大もこの流れに対応する為、10月23日に公益通報の規則を定め、事務局1階にコンプライアンス室を設けることで担当窓口を明確化させた。

 同法が適用されるのは勤務者、職員に限るが、神戸大では独自に公益通報の規則を定めることで、学生も保護する。
 また、調査は学内だけでなく第三者機関にも委託する場合があり、不正行為をした者には懲戒処分も考えられるという。

 通報方法は、原則、氏名及び連絡先を明らかにした上で、電話、電子メール、ファクシミリ、 書面又は面会のいずれか。匿名の場合、調査結果等の通知ができない、又は事実関係の調査ができない可能性がある。

 関係者によると、平成19年11月30日現在、通報の報告は入っていないという。(記者=西田健悟)

●神戸大学コンプライアンス室 (事務局 1階)
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1
電話: 078-803-5069・5385
FAX: 078-803-5165
E-mail: cp-tuho@office.kobe. ac.jp(ロボット対策のため半角スペースをメールアドレスの一部に挿入しています)


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