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神戸大NEWS NET 2007年8月前半のニュース



◎女子秋季の日程発表 関西学生タッチフット

 2007関西学生女子タッチフットボールリーグの日程が発表された。神戸大ROOKSは9月9日の京都府立大戦を皮切りに関西制覇を目指す。【8月12日 神戸大NEWS NET=UNN】

●2007関西学生女子タッチフットボールリーグ・神戸大の日程

9月9日 神戸大−京都府立大 (王子スタジアム) 10時30分〜
9月16日 神戸大−関学 (聖和大グラウンド) 14時40分〜
9月30日 神戸大−聖和大 (聖和大グラウンド) 14時40分〜
10月28日 神戸大−武庫川女大 (聖和大グラウンド) 14時40分〜


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◎神戸大、一斉休業 14日から3日間

 神戸大は、エネルギー縮減対策の一環として、全学で8月14日から8月16日の3日間事務室、研究室等を閉鎖し一斉休業を実施する。【8月12日 神戸大NEWS NET=UNN】

 ただし、医学部附属病院における診療業務等は除く。 夏季一斉休業中の緊急連絡先は078-881-1212 (代表)まで。

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◎本当に必要な支援とは 足湯隊、再び中越へ

 神戸大学学生震災救援隊が8月4日と5日、「中越・KOBE足湯隊」として、新潟県中越沖地震の被災地で救援活動を行った。足湯隊の新潟県中越沖地震被災地での活動は今回で二度目。神戸からは神戸大1名を含む3名が参加。新潟県の長岡技術大、栃木県のボランティア団体と協力し、足湯サービスを中心にした活動を展開した。【8月10日 神戸大NEWS NET=UNN】

 神戸大から参加したのは久保久彦さん(理・2年)。3日の夜に現地入りし、4日に刈羽村内の2ヵ所の避難所で足湯サービスを行った。5日は刈羽村内で避難されている方だけでなく、自宅で生活する方にも呼びかけ足湯サービスを施した。また、足湯サービス以外にも、本格化している倒壊した家屋の撤去作業や整理も手伝った。
 現在の被災地の状況は一部のインフラを除き、ほぼ復旧。食糧も十分にあり、避難している方も徐々に減ってきているという。しかし、倒壊した家屋の撤去や修復が未だ進んでいないのが現状だ。震災から3週間経ち、被災者の経済的な問題や人手、機材の不足といった問題も顕在化。「震災直後に比べ、ボランティアの数も減りつつある」と久保さん。特に県外からのボランティアの減少が顕著で、これから盆休みにかけて更に人手が減るのではないか、との懸念もある。「震災当初よりも、具体的な仕事が増えるこの時期が一番人手が必要。震災を風化させてはならない」と話した。

《被災者の声》
 新潟県中越地域は平成16年に起きた新潟県中越地震の被災地でもある。「こんな(大きな)地震がもう一回あるとは思っていなかった」と多くの方が口にしているという。地震がトラウマになり、精神的に大きな傷を抱えている被災者も少なくない。また、3年前の震災から復旧したものの、今回で更に深刻な打撃を受けた家屋が多く、被災者は経済的にも精神的にも前回以上に苦しんでいる。久保さんは、「足湯を通して心のケアをすることが必要」と、精神的な支援が必要であることを強調した。

《活動に伴う危険と被災者からのニーズ》
 被災地では未だに倒壊する危険性のある家屋が数多く残っているが、ボランティア活動センターはそのような家屋への立入りを安全面への配慮から禁じている。そのため、家具や生活用品の運び出しなど、最も人手が必要な作業に対する支援が積極的に出来ないという。お年寄りが多い被災地。人手が不足している上に活動が制限され、支援が思うように進まない。この状況に対し、「時間はかかるが一件ずつ回っていくしかない」と答えた。

 最後に久保さんは、「被災者が求めている活動とボランティアの活動が一致していないことが一番の問題。出来るだけ期待に応えていきたい」と語った。足湯隊は8月8日から10日にかけて能登で活動。8月の後半にも場所は未定だが実施を予定している。(記者=伊崎春樹)


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◎IPW教育、新展開へ 医学部 特色GP

 文部科学省は8月7日、各大学、短期大学で実績をあげている教育方法や教育課程の工夫改善など、学生教育を発展させる取組を募集し、国公私を通じて特色ある優れた取組を選び、その取組を同省がサポート、社会に広く情報発信することが目的の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」の選定状況を同省インターネット上に公開した。神戸大は、医学部の取組「協働の知を創造する体系的IPW(Interprofessional Work)教育の展開 」が選ばれた。【8月9日 神戸大NEWS NET=UNN】

 各大学、短期大学から現時点で331件の申請が文科省にあり、そのうち52件が選ばれている。選定率は15.7パーセント。(8月7日現在)
 神戸大からは医学部が計画した、現代の様々な医療問題に対応できる人材養成のための取組「協働の知を創造する体系的IPW教育の展開 」が選ばれた。
 現在、医療問題に対処するためには、医学分野に携わる人々の協力が不可欠となっている。このような状況に対して神戸大医学部は、以前からあった多職種医療人協働(IPW)を観点とした教育を見直し、医学科生と保健学科生を対象としたチーム医療教育に重点を置いた新たなIPW教育に取り組む。同取組は、卒業生を含む医療職者及び海外のIPW実践研究者を招き、IPWについて討論する場を両学科生に向けて用意することなどを特色とし、協働の知を持つ医療を実践できる医療専門職の人材養成を目指す。(記者=西田健悟)


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◎女子クオド連覇 関西選手権大会

 関西ボート連盟主催の平成19年度関西選手権大会が8月4日から5日にかけて大阪府立浜寺漕艇場で行われた。神戸大漕艇部は、女子クオドルプルが2年連続で優勝するなど、6部門に入賞する活躍を見せた。【8月8日 神戸大NEWS NET=UNN】

●平成19年度関西選手権大会(8月4日、5日・大阪府立浜寺漕艇場で)
▽男子エイト決勝
1:大市大 棄権
2:神戸大 2着 7'00"39(2年連続)
3:京大 1着 6'46"43
4:阪大 3着 7'03"89
5:岡大 4着 7'12"62
▽男子フォア決勝
1:岡大 5着 7’57"42
2:神戸大A 4着 7’45"92
3:同志社B 3着 7’45"07
4:同志社A 1着 7’35"45
5:浜寺RC 2着 7’43"33
▽オープン男子舵手(だしゅ)なしクオドルプル決勝
2 同志社大学 1着 6'49"35
3 瀬田漕艇クラブA 4着 7'11"06
4 神戸大学A 2着 6'52"30
5 京都大学 3着 7'07"03
▽女子クオドルプル決勝
2岡大「響」 2着 8’22"90
3滋賀大教育学部「風」 4着 8’55"72
4神戸大 1着 8’55"72
5大市大 3着 8’41"58
▽女子ダブル決勝
1神戸大A 5着 8'50"84 
2三洋電機洲本  1着 8'12"39 
3龍谷大B  3着 8'28"77 
4京大A 2着 8'21"70 
5近大  4着 8'46"31 
▽女子シングル決勝
1有働(龍谷大B) 3着 8'53"93
2高塚(山口大) 2着 8'37"46
3中川(三洋電機) 1着 8'28"40
4庄村(岡大) 4着 9'10"05
5加藤(神戸大A) 5着 9'15"44


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◎秋季リーグの日程発表 近畿学生野球

 近畿学生野球秋季リーグの日程が発表された。春季4位の神戸大は開幕戦で大教大と対決。試合は南港中央野球場で8月30日、午前10時から開始される予定だ。【8月7日 神戸大NEWS NET=UNN】

●近畿学生野球秋季リーグ戦・神戸大の日程
▽第1節
8月30日 大教大−神戸大 南港中央野球場 午前10時〜
8月31日 神戸大−大教大 南港中央野球場 午後12時半〜
▽第2節
9月5日 阪南大−神戸大 舞洲ベースボールスタジアム 午前10時〜
9月6日 神戸大−阪南大 舞洲ベースボールスタジアム 午後12時半〜
▽第3節
9月12日 奈産大−神戸大 舞洲ベースボールスタジアム 午前11時45分〜
9月13日 神戸大−奈産大 舞洲ベースボールスタジアム 午前9時15〜
▽第4節
9月27日 神戸大−奈良大 南港中央野球場 午前10時〜
9月28日 奈良大−神戸大 南港中央野球場 午後12時半〜
▽第5節 
10月12日 神戸大−奈教大 南港中央野球場 午後12時半〜
10月14日 奈教大−神戸大 南港中央野球場 午前10時〜


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◎JOYに敗れる 関西フットサルリーグ

 関西フットサルリーグ第3節が8月5日、京都府八幡市民体育館で行われた。神戸大フォルサは社会人チームのJOYと対戦し、1−3で敗れた。神戸大フォルサは今リーグ1勝2敗。(8月6日現在)【8月6日 神戸大NEWS NET=UNN】

●関西フットサルリーグ第3節(8月5日・京都府八幡市民体育館)
神戸大フォルサ 1 1−0 3 JOY
          0−3


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◎復活待たれるエース 硬式野球部OP戦

 硬式野球部OP戦、神戸大−京産大が京産大総合グラウンドで8月5日に行われた。神戸大はエース斎藤(発達・4年)をはじめ投手陣が打ち込まれ、3−10の大差で敗れた。【8月5日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  「変化球に切れがなく、ストレートも1球で仕留められた。真っすぐ(直球)はインコースや低目を意識したんですが…」。5回を投げて被安打12、失点7。神戸大のマウンドを2年間守り続けた男は明らかに苦しんでいた。
 カーブでカウントを稼げず、高めに浮き、中に入っていく直球をことごとく痛打された。「私大にやられるいつものパターン」と中村監督。エースとして、4年生としてチームを引っ張ってきた斎藤も、敵地でらしさを見せることができなかった。
 強豪相手とは言え、まさかの大炎上。最後のリーグを直前に控えながら、「やってやるぞという思いはもちろんあるが、ミスが許されない立場という不安もある。(秋の目標は)テンポ良く投げ、(春に11失点した)大教大戦の反省を生かして大崩れしないこと」。自信にあふれた言葉は聞こえてこなかった。
 この日は打線も低迷し、守備陣は3失策。リリーフ投手も失点を重ねた。斎藤が抑えてしっかり守り、打線の援護を待つのが神戸大の必勝パターン。エースが復活しない限り、神戸大の優勝は見えてこない。(記者=塚本京平)

●神戸大硬式野球部OP戦(8月5日・京産大総合グラウンド)
神戸大 000 002 100=3
京産大 100 420 210=10
【神戸大】●斎藤、伊勢本、成徳−河嶋、中田

【写真】7失点と炎上した齊藤(8月5日・京産大総合グラウンドで 撮影=梅本良恵)


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◎京都学園に敗北 硬式野球部OP戦

 硬式野球部OP戦、神戸大−京都学園大が8月4日に京都学園大グラウンドで行われた。神戸大は先発の安井が2点本塁打などを喫し、2−5で敗れた。【8月4日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  ヘルメットを叩きつけ、鬼の形相で一塁塁審を睨みつけた。練習試合といえども、負けることは許されない。兼元主将(経営・4年)が吼えた。

 問題の場面は、7回だった。北野(発達・3年)の適時打で3点差につめ、二死2、3塁。打席に入った兼元の打球は二塁ゴロとなった。だが、相手の二塁手が処理にもたつき、一塁へ送球。打者走者の兼元も走り込み、微妙な判定となった。セーフかアウトか。結果はアウトの判定に。「あれは明らか誤審。誤審されると試合もしまらないんで」。兼元はとっさに一塁塁審に何かを叫び、怒りをぶつけたが、判定は覆らなかった。

「セーフなら2点差ツーアウト1、2塁で4番だったのに」。優勝を目指すチームに負け癖をつけさせたくない。それが主将の思いだった。

 秋季リーグ戦開幕まで、すでに1ヶ月をきった。兼元主将を中心に、エース齊藤(発達・4年)、外野手の松本(工・4年)と藤田(発達・4年)など、これまでチームを支えてきた4年生にとっては現役最後のリーグ戦だ。「4年生は最後なんで、どうしても下の学年とは懸ける思いが違う」と兼元主将は話す。

 奈産大と阪南大。この夏、私立大の2強に勝つために例年よりも練習での走り込みの量を増やした。オープン戦も重なり、疲労がピークにきているのは事実。それでも、「練習試合も練習の一環。疲労は言い訳にならない」と兼元主将。妥協はしない。リーグ戦でも主将の背中がチームを鼓舞する。(記者=濱田直毅)

●神戸大硬式野球部OP戦(8月4日・京都学園大グラウンド)
神 戸 大 000 001 100=2
京都学園大 104 000 000=5
【神戸大】安井、福井、成徳−河嶋

【写真】アウトと判定され、一塁塁審の方を睨みつける兼元主将。(8月4日・京都学園大グラウンドで 撮影=濱田直毅)


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◎付属病院が発表 医療事故調査報告書

 神戸大医学部付属病院は、昨年11月に起きた、兵庫県内に住む80歳代の男性が治療中に人工呼吸器のチューブが外れて低酸素脳症となり脳に高度な障害が残った医療事故の原因の究明と問題点の分析、再発防止策の策定のために設置された医療事故調査委員会による調査結果を8月3日、発表した。【8月3日 神戸大NEWS NET=UNN】

 男性は昨年11月、下肢動脈の動脈瘤(りゅう)が破裂し、血行障害を来たし、同病院の心臓血管外科で下肢動脈瘤切除及びバイパス手術を受けた。手術後、人工呼吸器を着けて集中治療室に帰室したが、下肢の血流が改善しないため、血管造影室に移送して血管撮影を行い、血栓を溶かす治療が引き続いて行われた。治療後、男性の顔面が蒼白で、治療時に使用していた可搬型人工呼吸器の回路がはずれていることに医師が気づいた。直ちに昇圧剤の投与などが行われ、男性は一命を取りとめたが、低酸素症により脳に高度の障害を残した。


 事故調査委は、@患者が人工呼吸中であるにもかかわらず、病院側は呼吸のモニタリングができていなかったこと、A患者に安全性の高い人工呼吸器を使用せずに、搬送および緊急蘇生に使用するための呼吸補助器である可搬型人工呼吸器を継続して使用していたこと、B夜間に行われた血管造影が医師と放射線技師のみで行われていたことを事故が起きた根本原因として挙げた。
 事故の再発防止策として@血管造影検査、血管内治療中の患者観察、全身管理の強化A人工呼吸器等の医療機器の使用に関する教育の徹底B安全を重視した人員配置を事故調査委は同病院に提言。同病院は今年2月、医療安全必修職員講習会で職員にこのことを知らせ、4月に救急・放射線部の看護師を増員し、夜間の緊急検査、血管内治療の応援態勢を強化した。
 同病院は調査報告書の発表を受けて「患者様ならびにご家族の皆様に、今回のような事態を招いたことを深くお詫び申し上げます。本院は指摘された問題点と提言に基づいて、改善策を策定し、周知徹底しました。今後それを実行されているかどうか、検証し、再発防止に努めなければならないと考えます」としている。(記者=西田健悟)


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◎「足湯活動続けたい」 震災救援隊が街頭募金

 ボランティアサークルの神戸大学学生震災救援隊が8月3日にJR六甲道駅前で、新潟県中越沖地震の避難所で行っている足湯活動への協力を求める街頭募金を行った。【8月3日 神戸大NEWS NET=UNN】

Photo  神戸大学学生震災救援隊は、阪大や新潟県の長岡技術科学大などのボランティアサークルと連携して「中越・KOBE足湯隊」を結成。これまでに、能登半島地震の避難所などで足湯ボランティアを行ってきた。先月16日に発生した新潟県中越沖地震の被災地である刈羽村の避難所でも、20日と21日に活動を行っている。

 学生震災救援隊の頼政良太さん(理・1年)は「足湯を行い、被災者にホっとできるひとときを提供するとともに、そこで聞くことのできる被災者のつぶやきを復興に生かしていけたら」と話す。現在でも中越沖地震の被災地では、長引く避難所生活によるストレスや不安を抱えた被災者が多いという。

 足湯隊は今月の4日と5日にも、刈羽村でボランティアをする予定だ。学生震災救援隊は「これからも活動を続けていきたい」としているが、活動資金が不足しているのも現状だという。「1回だけで終わるんじゃ意味がない」と頼政さん。この日、学生震災救援隊のメンバー8人が、JR六甲道駅前で声を張り上げて街頭募金を呼びかけた。

「僕たちは神戸大学の学生です。新潟県中越沖地震の被災者救援を行っていまーす」。
「私たちの活動(足湯活動)にご理解のうえ、温かいご支援とご協力をお願いしまーす」。

8人の声に、子どもから高齢者まで多くの人が足を止め、お金を寄せていた。募金は郵便振込みでも行っており、口座番号は 01180-6-68556、口座名は被災地NGO恊働センター。ただし、通信欄に「中越沖」と銘記。集まった募金は、今後の足湯活動に役立てられる。(記者=濱田直毅)

●「中越・KOBE足湯隊」
▽参加団体:神戸大学学生震災救援隊、神戸大学総合ボランティアセンター、CODE学生ボランティアグループ、神戸市外国語大学学生有志、大阪大学fromHUS、神戸学院大学ボランティア活動基金(VAF)、長岡技術科学大学VOLTofNUTS
▽協  力:被災地NGO恊働センター、日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)、中越復興市民会議


【写真】街頭募金を呼びかける神戸大学学生震災救援隊のメンバーら。(8月3日・JR六甲道駅前で 撮影=濱田直毅)

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◎神戸スタイルで行こう 男女共同参画シンポ

 神戸大学を中心に、男女の共同参画について考えるシンポジウム「『神戸スタイル』で行こう!」が7月30日、神戸大学百年記念館六甲ホールで行われた。【8月2日 神戸大NEWS NET=UNN】
Photo
 今回のシンポジウムは、今年2月に学長直属の組織として発足した神戸大学男女共同参画推進室が企画。男女の共同参画、特に家庭を持つ女性の社会進出をメインに展開し、女性を中心に多くの来場者が詰め掛けた。
 開会の挨拶で神戸大の野上学長は、「今日のシンポジウムが神戸大学を変えるきっかけになれば」と、抱負を述べた。
 神戸大特別顧問の相馬芳枝さん(昭和40年理学部卒業・工学博士)は「明日を開く女性科学者」をテーマに、自身の科学者としての経験を基に講演。女性の研究職の中でも、特に数が少ない理系研究者に焦点を当て、その原因と増やすための方法について語った。「神戸スタイル」の基本概念である、家庭を持つ女性研究者の再チャレンジ支援事業についても説明し、積極的な参加を訴えた。
 男性の目線から見た女性の社会参画について、自身の経験を交えて語ったのは中央大の広岡守穂教授。家庭を持つ女性が社会に出るための、家族、特に夫からの支援の大切さを話した。途中、育児や夫婦喧嘩での失敗談に話題が及ぶと、参加者の多くが笑いながらも頷いて聞いていた。
 最後に板東久美子・内閣府男女共同参画局長による特別講演が行われ、男女共同参画事業に対する政府内での活動と現状を説いた。女性の就労状況や職場環境の整備に関しても、諸外国との比較や推移をグラフを用いて説明。過去と比べ、改善が進んでいないことを指摘し、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の必要性、実現に向けた今後の方向性について言及した。
 講演のあとには、「神戸スタイル」に期待することについてのパネル討論が実施され、講演を終えた3名がパネリストとして参加。女性の社会進出の現状や今後の展望について、女性参加者を中心に鋭い質問が数多く飛び出した。海事科学部の女性職員からの、「企業ではどれくらい、女性が働きやすい職場環境作りが進んでいるか」との問いに対し、板東局長は、「少しずつではあるが 経営者側の意識が変わってきた。(職場)環境の改善は今後一層進んでいく」と答えた。
 シンポジウムに参加した神戸大の女性職員は、「女性が働きやすい環境は安心できる。(神戸大に)男女共同参画推進室が出来たことで、神戸大が変わりつつある」と働く女性の視点から話した。(記者=伊崎春樹)

【写真】女性研究者への支援について講演する神戸大特別顧問の相馬芳枝さん(7月30日・神戸大百年記念館六甲ホールで 撮影=伊崎春樹)

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◎海上災害を考える 海事で公開講座

 神戸大海事科学部は8月1日、深江キャンパスで公開講座「マリンハザードを考える−津波のメカニズムから防災対策まで−」を開講した。小林英一(えいいち)海事科学部教授、石田憲治(けんじ)海事科学部教授が、海上災害(マリンハザード)発生時の対策について自身の考えをそれぞれ話した。【8月1日 神戸大NEWS NET=UNN】

 今講座は海上災害対策を大きなテーマと置き、小林英一教授は近年起こるといわれている南海地震によって津波が発生した際の大阪湾内にいる船舶の避難対策などについて話し、石田教授は災害が発生した際、船舶による救命活動などを行うボランティア船支援ネットワークについて話した。学生から社会人まで幅広い層が来場し、講演者らの話に耳を傾けていた。

<船舶の迅速な避難方法を考える>
Photo  南海地震は30年以内に約50%の確率で発生し、地震が発生してから約1時間半後には大阪市、神戸市などに2mほどの津波が繰り返し来ると考えられている。しかし、大阪湾周辺は近代化されてから津波による被害の経験がなく、船舶の避難対策があまり練られていない。
 小林教授はこうした現状を打開する一つの手段として出船係船からの離岸を提案。舳先(へさき)を沖に向けて停泊させることで、スムーズな離岸を行うことができる。しかし、地震発生後、船員の安全確保や施設の稼働状態など様々な課題があり、小林教授は「適切な(船舶の)避難方法が課題であり、ある程度の指針は見えてきているが、継続的な検討が必要」と話した。



<海上支援体制を整える>
Photo  石田教授は、阪神・淡路大震災、ナホトカ号重油流出事故などから、災害が起こった際、船舶による支援が有効であることに目をつけ、海上自衛隊や海上保安庁以外の船舶による救命活動、物資・人材の海上運搬業務を行う「ボランティア船ネットワーク」を構想していることを発表した。
 石田教授らの研究グループが震災時の海上支援活動を調査したところ、地震が発生してから3日間海上支援がほとんど行われていないことがわかった。石田教授は「広島からでも(船舶なら)約10時間で(神戸に)いける。災害が発生しても3日間以内で(被災地に)いける」と話し、災害発生後、迅速な海上支援を行うことが必要である考えを明らかにした。(記者=西田健悟)

【写真上】小林英一教授。
【写真下】石田憲治教授。(いずれも8月1日・深江キャンパスで 撮影=西田健悟)


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◎コラム「伏流水」 教育で伝えるべき事

 2007年6月20日、教育再生関連3法案が国会で成立した。注目すべきは、義務教育の目標に「我が国と郷土を愛する態度を養う」との「愛国心」表記を盛り込んだことだ。果たして子ども達に「国を愛する態度」たるものを教える必要などあるのだろうか。【8月1日 神戸大NEWS NET=UNN】

 ▽中学生の頃、沖縄戦について調べたことがある。強く印象に残っているのは、その際の島民の「民族自決」だ。当時、これは戦時教育が招いた悲劇だと思った。同時に教育の潜在的な恐ろしさを知った▽僕はその頃から教育が国の将来を決めるほどの多大な影響力を持つと思い始めた。だからこそ今回の法案の成立に不安を抱く。「愛国心」を拡大解釈して、子ども達に偏った教育をする教師が現れたりするのではないか▽そもそも日本は我々に愛されるような、誠実な行動をしているだろうか。むしろ「政治とカネ」の問題や天下りの横行、年金問題など、不誠実な行動ばかり目立っているように思える▽自分のことを愛してほしいと思うのならば、まず相手に対して誠実な行動をするのが筋ではないだろうか。わざわざ教えるのではなく、「おのずから」愛されるようになるのが日本古来の伝えるべき心ではないだろうか。(記者=部坂太士)

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