神戸大NEWS NET 2007年7月前半のニュース
◎約150人の大合唱 関西4大学合同演奏会
関西の4大学合同でのジョイントコンサート2007「F」が7月15日、吹田市文化会館メイシアターで行われた。「F」というコンサートのタイトルには、4大学を意味する「Four」、若者らしい新鮮さを表す「Flesh」など、様々な意味が込められている。【7月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
コンサートには、神戸大学混声合唱団エルデをはじめ、阪大、大阪外大、大教大の、4大学の混声合唱団が集結。大学別の合唱と合同演奏が行われた。
神戸大学混声合唱団エルデは4大学の最後に登場し、「Traditional Spirituals(黒人霊歌)」をテーマに4曲を演奏。躍動感にあふれたリズミカルな曲、穏やかで聞く者に安らぎを与える曲など多様な楽曲を披露した。
コンサートの最後には4大学合同での演奏が行われ、「初心のうた」など計5曲を熱唱。アンコールとして「島唄」、ロビーコールには「風になる」を歌い上げ、コンサートを締めくくった。会場の観客らは、総勢150名を超える学生らの迫力のあるハーモニーに、惜しみない拍手を送った。
「とりあえずホッとした」と安堵の表情で答えたのは、神戸大学混声合唱団エルデの部長、中村明博さん(理・3年)。「全て英語の歌詞で難しい選曲だったが、うまくまとまって良かった」とコンサートを振り返る。今年ははしか休校の影響で練習時間が限られた上、合同練習に部員が揃わず、練習不足は否めなかった。だが、「1年生は初めてにも関わらず、よくできていた」と満足そうな表情を見せた。他大学と共演したことに対しては「声の質が違い、合わせるのが難しいが、その分考えながら練習できるのでいい刺激になる」と話した。
神戸大学混声合唱団エルデOBの長田さんは、「4つの大学が一緒に演奏することで、声に厚みが出て、とても迫力があった」と後輩の活躍に満足そうに話した。(記者=伊崎春樹、上村絵里)
【写真】神戸大学混声合唱団エルデの合唱。(7月15日・吹田市文化会館メイシアターで 撮影=伊崎春樹)
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◎野上学長が講演 大学コンソのシンポ
大学コンソーシアムひょうご神戸が主催するシンポジウム「大学と自治体の連携をどう進めるか−特に子育て支援をめぐって−」が7月13日、ミント神戸17階で行われた。神戸大の野上智行学長ら3人が講演者として出席。満席の会場で、野上学長は大学の子育て支援事業の現状と自身の考えを話した。【7月13日 神戸大NEWS NET=UNN】
同シンポには野上学長のほか、清原桂子兵庫県理事、矢田立郎神戸市長が講演者として招かれ、子育て支援をテーマに自身の立場から考えをそれぞれ話した。
講演で野上学長は「大学の知的財産を地域にも生かさないといけない。それにはまず、地域の人々に我々(大学)が行っている活動がどのようなものかを知っていただかないといけない」と話し、神戸大が行っている灘区の子育て支援施設「のびやかスペースあーち」での活動など、コンソ加盟大が行っている子育て支援事業を発表した。また、子育て支援事業を達成するには「意義・価値・人・物・金」の5つが必要だと野上学長は考えていることも発表。「意義」は社会に必要なことをすること。「価値」は事業を行う上でサービスを提供する側とされる側の双方に意味のあることをすること。「人」は事業を達成するには人、とりわけ学生の力が必要であること。「物」とは事業を行う場を提供できる環境を作ること。「金」とは運営金のこと。野上学長は「大学の子育て支援は教育・研究対象となり、地域への社会貢献にもなる」と話し、今後も大学の子育て支援を続けていく構えを見せた。
講演後、野上学長は学生と子育て支援の関係について「学生には様々な可能性がある。(活動をすることで)経験も得られる。子育て支援で大学と地域を結ぶキーパーソンとなれる」と話した。(記者=西田健悟)
【写真】講演する野上智行神戸大学長。(7月13日・ミント神戸17階で 撮影=西田健悟)
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◎前回以上の大会に KBCC代表古高さん
企業が経営を行う上で実際に起こりうる問題に対する最善策を、関西の大学に通う学生が大学別に分かれて討論し発表する大会、関西ビジネスケースコンペティション(KBCC)。企画段階から全て学生の手によって運営されている。8月下旬から神戸大で開催される第2回大会を前に、代表の古高伸一郎さん(経営・4年)にせまった。【7月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
徳島にいた高校時代から国際貿易に興味があって経営学部に入学。しかし、自分が思っていたような講義がなかった。部活に明け暮れていたある日、学内で当時のスタッフが第1回大会の告知をしているのを見かけ、参加した。真剣に活動をしている学生スタッフとの出会い、参加者、社会人との交流に感銘を受け、大会そのものに興味を持った。打ち上げパーティーで、前代表の河野由季さん(07年経営卒)から「代表をやってみないか」と声をかけられ、二つ返事で引き受けた。
スタッフをまとめ、指揮するのが代表の務め。だが、スタッフ全員が学生だからこその壁があった。授業、期末試験、部活。「スケジュールを考慮しないといけないし、(スタッフを動かすことは)難しい」と苦笑い。それでも大会を成功させたい気持ちがある。代表としての責任感から出てくるだけではない。「人を喜ばせるのが好きだから」。
第2回大会を実施するにあたり、心がけていることがある。それは「期待を裏切ること」。討論し、発表するだけの型どおりの大会を嫌った。参加者同士の親睦を深めるため開会式でゲームを行うなど、大会独自の行事を予定している。「前大会以上のものを作っていく」。熱意がこもった口調で話した。(記者=西田健悟)
【写真】KBCC代表の小高伸一郎さん。(7月12日・国際文化学部図書館で 撮影=西田健悟)
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◎EUIJの夏季合宿 3大学で募集中
EUIJ関西は神戸大、阪大、関学の学部生・大学院生を対象に「Summer Intensive EU Workshop 2007」と題した夏季合宿を開催する。期間は9月14日〜9月16日 。兵庫県西宮市の「六甲保養荘」にて。参加費は1000円(期間中の食事・宿泊込)。先着40人まで募集している。【7月11日 神戸大NEWS NET=UNN】
●「Summer Intensive EU Workshop 2007」の詳細
▽日程
9月14日〜9月16日
▽会場
「六甲保養荘」 (兵庫県西宮市越水社家郷山1−95)
▽募集人数
先着40人
▽参加費
1000円 (期間中の食事・宿泊込)
▽プログラム
外交官・EU圏関連企業職員等による講義と、学生によるグループディスカッションを予定。
▽参加資格
神戸大、阪大、関学の3大学に所属する学部生・大学院生のうち、EU研究修了証プログラム参加している、 または登録を検討中の者 (現時点で未登録でも参加可)。
▽参加申込先
氏名・所属大学・学部・学年・住所(事前資料送付のため)を電話またはe-mailで神戸大EUIJ関西事務局まで。
▽問い合わせ・申込先
神戸大EUIJ関西事務局(フロンティア館6階)e-mail:euij@kobe-u.ac.jp
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◎第二回神戸大七夕祭 六甲台の七夕の夜
今年で二回目を迎える神戸大学六甲台七夕祭が7月8日、六甲台キャンパスで開催された。七夕の夜のキャンパスを、多くの学生や家族連れが楽しんだ。【7月10日 神戸大NEWSNET=UNN】
神戸大学六甲台七夕祭は、昨年から六甲台学生評議会によって企画されるイベントで、今年のテーマは「一夜限りの夢舞台〜夢を集める。輪を広げる」。ライトアップされ、普段とは違う表情を見せるキャンパスに、浴衣の装いが華を添えた。
友人の誘いで始めて訪れたという男子学生(経営・3年)が、「学生だけで運営しているのに(イベントの内容が)上手く出来ている」と驚いた今回の七夕祭。まずは神戸大アカペラサークル「Ghana Ghana」が、「しっとりとしたバラード」をテーマにアカペラを熱唱し、会場の空気を一つにした。メインイベントである浴衣美人ショー、「六甲コレクション」では、多くの人が立ち見で審査を行い、彼らの拍手と歓声が止むことは無かった。今回の「六甲コレクション」でグランプリを獲得した尾村智美さん(関西学院大生)は、「(神戸大生で無い私が)出ることに最初はためらいがありましたが、ショーに出てみて、知らない人がたくさん拍手をしてくれて嬉しかった。また呼んでもらえたら(六甲コレクションに)出たいです」と話した。

今年の七夕祭で企画総責任者を務めた八幡一平さん(経済・3年)は、「麻疹(はしか)休校のため、準備にあまり時間をかけられなかったが、バイタリティ溢れるスタッフの力で開催することが出来た」と、突然の麻疹休校がありつつも、学生で協力して開催にこぎつけたことを話し、「前年度をはるかに上回る来客数で自分でも驚いている。最高の夜になった」と今回の七夕祭を振り返った。(記者=深江友樹)
【写真】提供=第二回神戸大学六甲台七夕祭プロジェクトチーム広報担当
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◎オールスターが活躍 ニューエラボウル
アメフットの「NEW ERA BOWL 2007」が7月8日、京セラドーム大阪で行われた。今回は、神戸大、関学、関大などが所属するブルースターズと立命、京大、同志社などが所属するホワイトスターズが対戦。神戸大からは、WR大園ら12人がブルースターズとして出場したが、18-31でホワイトスターズに敗れた。【7月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回のニューエラボウルには、カリフォルニア大バークレー校の選手が神戸大と同じブルースターズとして出場。ホワイトスターズにはハワイ大の選手が加わった。
試合が始まると、両チームとも得点できないまま試合が進む。第1Q終盤、WR大園(神戸大)がQBロバートソン(カリフォルニア大)のパスをエンドライン付近でキャッチするが、TDを決められない。しかし、そこからRB松森(関大)がランでTD。ブルースターズが先制する。しかし第2Qから、試合はホワイトスターズのペースに。QBアキナ(ハワイ大)のパスから4本のTDをきめ、ブルースターズを突き放す。第4Q終盤には、ブルースターズのQB三原(関学)がロングパスを試みる。しかし、インターセプトされて失敗し、そこで試合終了。18-31でブルースターズがホワイトスターズに敗れた。
試合後、MVPにはホワイトスターズのQBアキナ(ハワイ大)、MIPにはブルースターズのDBマックグレース(カリフォルニア大バークレー校)がそれぞれ選出された。
神戸大からは、LT清水(経営・4年)、WR大園(発達・2年)、DL春山(法・3年)の3人がスタメンで出場。試合が終わると、WR大園は「負けたことは悔しい。けど、いろんな人とともにプレーした事で自分自身が成長した」と話し、またDL春山も「アメリカの選手に(自分のプレーが)全く通用しないわけじゃなかった」と、共に今回の試合に手応えを感じたようだった。(記者=古田直矢、伊崎春樹)
【写真】第1Q、QBロバートソンのパスをエンドゾーン付近でキャッチするWR大園。(7月8日・京セラドーム大阪で 撮影=濱田直毅)
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◎フォルサ黒星喫す 関西フットサルリーグ
関西リーグ第2節、神戸大フットサル部フォルサ−CROTALO奈良が7月7日、宇陀市総合体育館で行われた。相手に4点差をつけられていたフォルサは試合終盤に2点を返すも及ばす、2−4で敗れた。【7月8日 神戸大NEWS NET=UNN】
●関西リーグ第2節(7月7日・宇陀市総合体育館)
神戸大フォルサ 2 0−3 4 CROTALO奈良
2−1
【フォルサ】森川(後19分)、田代(後19分)
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◎神戸大から12人選出 ニューエラボウル
アメフットの日米学生連合オールスター戦「NEW ERA BOWL 2007」が7月8日、京セラドームで行われる。キックオフは午後3時の予定。神戸大レイバンズからは12人の選手が選出されている。【7月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大は関学、関大や龍谷大などと同じブルースターズに所属。立命、京大、同志社や近大などが連合するホワイトスターズと戦う。
●以下、神戸大レイバンズから選出された12選手
#11 DB 大垣優平(経済・4年)
#14 QB 大原隆史(経済・3年)
#20 RB 竹内洋平(工・4年)
#24 WR 大園樹(発達・2年)
#42 LB 玉井宏樹(経営・3年)
#64 OL 上野浩太郎(経済・4年)
#74 OL 清水寛章(経営・4年)
#77 OL 寺坂恒平(経済・4年)
#83 TE 東内雅博(工・2年)
#90 DE 荒谷遊(理・4年)
#95 DL 春山茂輝(法・3年)
#99 DL 小澤裕幸(工・2年)
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◎関西から世界へ 海上支援ネットワーク
神戸大海事科学部の井上欣三教授を代表とした海事科学部の研究者グループ「海上支援ネットワーク」が提案する、災害時に慢性腎不全患者を船舶によって搬送する構想は国内だけでなく、台湾など国外にも影響を与えている。【7月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
平成7年に起きた阪神・淡路大震災では、地震が発生してからの3日間、利用できる船舶があったにも関わらず、船舶による物資、人員輸送はほとんど行われていなかった。同ネット代表の井上欣三教授(いのうえ・きんぞう)はがれきの山と化した神戸の街で苦しむ被災者の姿を見て「人の命を救いたい」と感じたという。井上教授は海事の立場から被災者搬送の問題の解決策を検討、神戸大大学院海事科学研究科所属の練習船「深江丸」などの船舶による被災者搬送を構想し、平成12年に同ネットを設立した。当初はすべての被災者を対象とした、被災地外の病院への搬送を予定していたが、法律がそれを阻んだ。船上での治療行為は禁止されているのだ。そこで同ネットは、日本透析医会などと提携し、慢性腎不全患者を対象とした搬送を行うことにした。慢性腎不全患者は週に2、3回人工透析を受ければ平常者と変わらないため、法律に触れることなく搬送ができるからだ。同ネットは神戸市、大阪市など大阪湾を囲う地域の自治体などと協定を結び搬送ルートを確保。「関西圏プロジェクト」として、災害時の船舶による医療支援の有効性を調べ、実用化に向け動いている。
現在行われている事業は「関西圏プロジェクト」だけではない。同ネットが東京海洋大に今まで培ってきたノウハウを提供し、井上教授を顧問とした「関東圏プロジェクト」が昨年からスタートした。中京圏や瀬戸内圏などでもプロジェクトが計画されている。また、台湾など地震が多く起きる国々から同ネットに「(同ネットの活動内容を)教えてほしい」といった声があがっているという。
同ネットに関して井上教授は「災害に遭っても海がある。『海にも道がある』ということを政府、国民に知ってほしい」と話し、「プロジェクトの国際的規模での拡大と法律をクリアすることを柱にして(活動を)進めていく」と活動の拡充を進めている。(記者=西田健悟)
【写真上】「海上支援ネットワーク」代表の井上欣三海事科学部教授。
【写真下】井上教授の研究室がある海事科学部。(いずれも7月3日・深江キャンパスで 撮影=西田健悟)
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◎会場包むギターの音色 クラシックギター部
クラシックギター部によるサマーコンサートが7月4日、六甲台講堂で行われた。会場はクラシックギターの優しい音色に包まれ、観客は心地良い一時を過ごした。【7月4日 神戸大NEWS NET=UNN】
麻疹(はしか)による休校によって延期された今コンサートだったが、部長である冨松慎吾さん(工・3年)は、「休校によって学校での練習ができなくなり、練習不足が不安だったが、日曜日に集まって練習したりして、その不足を補った。(麻疹による休校がなければ)もう少し練習できたというのが残念だが、とにかく無事に終えられてよかった」と笑顔だった。
テーマについては、「みなさんが親しみのある曲をなるべく選ぶようにした」と話すように、コンサートではバッハなど、クラシックが中心ではあったが、「世界の車窓から」や「風の谷のナウシカ」のテーマなど、テレビなどで一度は聞いたことがあるような曲も目立った。
コンサートを見終えた観客は、「ギターの音色がすばらしく、楽しい一時を過ごせた」「とても涼しげな気持ちになった」とコンサートを満喫できたようだった。(記者=部坂太士)
【写真】演奏するクラシックギター部員ら。(7月4日・六甲台講堂で 撮影=西田健悟)
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◎人文学研究科長 9月から佐々木教授
神戸大は6月27日、松嶋隆二人文学研究科長(まつしま・たかじ)が平成19年8月31日に任期満了するのを受けて、新たに佐々木衛教授(ささき・まもる)を神戸大大学院人文学研究科長に選出したことを発表した。佐々木教授の任期は平成19年9月1日から平成21年8月31日までの2年間。【7月3日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎劇的勝利で勝ち越し 第34回硬式野球神京戦
第34回硬式野球神京戦が7月1日、京大吉田グラウンドで行われた。試合は神戸大が9回に5点をあげ5−0で勝利。対戦成績を17勝16敗1分とし、敵地での劇的な勝利で京大を一歩リードした。【7月2日 神戸大NEWS NET=UNN】
「いい場面で(打順が)回ってくるんじゃないかな、と」。延長戦のないこの試合、三塁手としては初出場だった金川(発達・2年)に言葉どおり9回表1死1・2塁、最後の打席が回ってきた。
嫌な雰囲気はグラウンド全体を覆っていた。安井(経営・3年)、齋藤(発達・4年)の「二枚看板」(中村監督)で京大を2安打に抑える投手陣に対し、なかなか点を取れない神戸大打線。得点圏に4度走者を進めながらいずれも凡退。6回にはバスター・エンド・ランが二直となり併殺。9回に訪れた最後のビッグチャンスも、敵地まで応援に駆けつけた大勢の観客は不安そうに見つめていた。
だが打席の金川は冷静だった。「前の打席でも感じは悪くなかった。カウント2−3で走者がスタートをきるので、転がせば何とかなる」。思い切り引っ張った打球は三遊間を破り、観客が、そしてチームが待ち焦がれた先制打となった。
この一打で流れは一気に神戸大へ。スクイズ、タイムリーなどを重ねこの回一挙5点。最後は齋藤がきっちり締めて完封リレー。対戦成績でライバルを一歩リードする、貴重な勝ち星を神戸大が獲得した。
「いつもピッチャーに助けてもらっているので、なんとかしてあげたかった。あの当たりで抜けたらラッキーです」。殊勲打を放ったヒーローは謙虚に答えた。
最優秀選手は5イニング被安打1の齋藤。中村監督も「勝てた要因はピッチャー」と話す。それでも京大との対戦成績を17勝16敗1分とした神戸大同様、背番号31も秋へ向けてライバルたちを一歩リードした。(記者=塚本京平)
●第34回硬式野球神京戦(7月1日・京大吉田グラウンド)
神戸大 000 000 005=5
京 大 000 000 000=0
【神戸大】安井、○齋藤−中田
【京大】尾藤、天満、●水木−吉村
【写真上】殊勲打を放った金川。
【写真下】MVPに輝いた齊藤(いずれも7月1日・京大吉田グラウンドで 撮影=濱田直毅)
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◎神戸大七夕祭 8日に六甲台で
神戸大学六甲台学生評議会による「第二回神戸大学六甲台七夕祭」が、7月8日に六甲台キャンパスで開催される。【7月2日 神戸大NEWS NET=UNN】
昨年に引き続き、神戸大学六甲台七夕祭が開催される。初回だった昨年よりも規模を拡大し、コンテンツも大幅に増える内容となっている。
当日は浴衣の激安販売及び着付けサービスなどのほか、昨年の浴衣コンテストをバージョンアップした「六甲コレクション」も開催。夜景を見ながら、バーでお酒や露店の食べ物も楽しむことができる。
○主催 神戸大学六甲台学生評議会
○日時 7月8日(日)午後5時〜午後9時
○場所 神戸大六甲台キャンパス(雨天時は六甲台アカデミア館1階)
○入場無料
○前売り割引チケット 500円(各キャンパス生協ショップにて販売)
※詳細はtanabata20070708@mail.goo.ne.jp 広報担当玉井(経営・3年)まで。
※ただ今当日スタッフも募集しております。興味のある方は上記連絡先まで。
◎自劇第151回公演 人を想う大切さ
神戸大自由劇場第151回公演「CRYSTAL EVE」が6月28日から7月1日にかけて、六甲台講堂で行われた。7月1日の最終公演には悪天候にも関わらず、多くの観客が詰めかけた。【7月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
時は2835年。核戦争により滅亡した地球から脱出した人類は、700年の時を経てもまだ地球への希望を失ってはいなかった。科学者リサ・インガルス・アドマイヤーはタイムマシンを開発させ、スパイの疑いを掛けられて無念の死を遂げた愛する夫ホークとの未来を救うため、孫のジャックと共にタイムスリップを決行する。

演出を手掛けた鈴村良介さん(経営・3年)は元歌舞伎町のホストという経歴の持ち主。3年前に劇団PEOPLE PURPLEが演じた「CRYSTAL EVE」を見て大きな感動を受け、猛勉強の末に神戸大学に入学し、自らもまたこの作品を手掛けた。「初めてこの作品を見たときの感動はとてもストレートにきた」と鈴村さん。部員には「気持ちを解放して『人を想うこと』の大切さを伝えて欲しい。そうしないとお客さんの気持ちを動かせない」と話したという。その気持ちが伝わったのか、涙を流す観客の姿も見られた。

「麻疹休校で思うように全体練習が進められず大変だったが、その分みんなの集中力が高まって良い最終公演にできた」と話すのはホッパー役の高山陽佑さん(法・2年)。部員に招待されて見に来たというアメリカ人留学生は「演劇を見るのは初めてだったが、とても楽しかった。またぜひ見に来たい。」と笑顔で話した。(記者=梅本良恵、上村絵里)
【写真上】笑いあり涙ありのステージで観客を魅了した。
【写真下】公演後、観客からの拍手を浴びる部員ら。(いずれも7月1日・六甲台講堂で 撮影=梅本良恵)
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