神戸大NEWS NET 2007年6月後半のニュース
◎2部残留決める 神戸大サッカー部
第17回関西学生サッカー春季リーグ入れ替え戦第2戦、神戸大−四天王寺国際仏教大が6月30日、四天王寺国際仏教大グランドで行われた。神戸大は相手にゴールを許さず0−0で引き分け、2部残留を決めた。【6月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
第1戦を2−0で勝利している神戸大は守備を重視。相手にゴールを許さず0−0の引き分けに持ち込み、2部残留を決めた。
「今リーグはとにかく、思ったようなプレーができなくて残念です」と悔やむのはサッカー部主将のMF吉岡(経済・4年)。神戸大は今リーグで2部上位を目指したが8位に終わり、入れ替え戦にまわる不本意な成績に終わった。「ただ、次も2部でやらせてもらえることになったので、この経験を活かして、秋季リーグでは上位を目指します」。(吉岡主将)(記者=西田健悟)
【写真】相手からボールを奪おうとするMF大道。(6月30日・四天王寺国際仏教大Gで 撮影=西田健悟)
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◎キャリアセンター発足 求められる人材めざす
学務部就職支援室が改組され6月1日、神戸大学キャリアセンターとなった。
。【6月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大には元々、学生部厚生課を前身とした就職支援室が平成16年の独立行政法人化と同時に発足し、学生の就職支援を行っていた。
しかし、近年の就職市況の変化と共に、求められる学生像も変化していったことで、従来の、情報やノウハウの提供だけの就職支援という形から、学生のキャリア形成を主とした人物本位の教育をめざし、キャリアセンターが設立された。
「神戸大の最大の特徴は、ネットワーク型の就職支援が可能なこと」と、センター長の内田正博(うちだまさひろ)国際文化学部教授。
神戸大は大学の立地上、一か所で就職支援を取りまとめることは困難であったため、旧就職支援室をはじめとして、各学部や生協、あるいは同窓会やjob-naviなど学生組織等が独自の支援を行っていた。それらが連携しあい「神戸大学キャリアサポートネットワーク」と呼ばれる神戸大独自の就職支援システムが出来上がった。「キャリアセンターが発足したが、このユニークなネットワークを維持していきたい」と、これまでの連携をより強化することがキャリアセンターの役目であると語った。
また、学生のキャリア形成の手段として、各学部本来の教育が非常に重要であるという点を強調した。これは就職市場において、学生一人ひとりの個性や人物像が重要視されるようになったことで、これまで以上に教養が求められていることがその理由。それは、「キャリア支援はあくまでも社会と学生の間にある殻の部分であり、核になるのは教育。この大学で学んで良かったと思えるようになって欲しい」という、内田教授の言葉にも表れている。最後に、「将来的にはセンターに専任教員を招き入れ、今以上に内容を充実させたい」という抱負で締めくくった。
(記者=大野将寛、伊崎春樹)
【写真】センター長に就任した内田正博・国際文化学部教授。(6月19日・鶴甲第1キャンパスA棟1階キャリアセンター前で 撮影=伊崎春樹)
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◎新研究科長に山本教授 法学研究科長
神戸大は6月20日、山田誠一法学研究科長(やまだ・せいいち)が平成19年9月30日に任期満了するのを受けて、新たに山本弘教授(やまもと・ひろし)を神戸大大学院法学研究科教授会で法学研究科長に選出したことを発表した。山本教授の任期は平成19年10月1日から平成21年9月30日までの2年間。三重県出身で49歳。【6月26日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎NPO団体と協力 ESDモデル事業
神戸大は、神戸大学大学院人間発達環境学研究科ヒューマン・コミュニティ創成研究センターを中心に、神戸・阪神間のNPO団体の協力を得て、高校生を中心とする青年層を対象としたESDモデル事業「ESDボランティア塾−ぼらばん」を8月から実施することを6月25日、発表した。【6月26日 神戸大NEWS NET=UNN】
ESDとは、地球温暖化、エネルギー問題、経済格差、地域紛争・戦争など、地球規模の課題を「我がこと」として捉えつつ、人類・地球の未来に責任を持ちえる人間を育成しようとする教育活動を指す。しかし、ESDを具体的にどのようにデザインし、どのように実践すればよいのかは未だ明らかとなっていないのが現状だ。
神戸大はこうした状況を解決すべく、平成18年12月には事業推進組織「ESDボランティア育成プログラム推進ネット」を立ち上げ、今年8月から神戸大学大学院人間発達環境学研究科ヒューマン・コミュニティ創成研究センターを中心に、神戸・阪神間の約20のNPO団体の協力を得てESDモデル事業「ESDボランティア塾−ぼらばん」を実施する。5年計画で事業の実用化に向けて探っていく。本年度の事業では、高校生や大学生を対象とし、ボランティア活動や神戸市立自然の家での合宿などを行う予定。詳細はホームページ(http://www.research.kobe-u.ac.jp/hudey-hc/esd/)で。(記者=西田健悟)
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◎フォルサ、初戦制す 関西フットサルリーグ
関西フットサルリーグ2007第1節、神戸大フォルサ−旭屋が6月24日に東淀川体育館で行われた。フォルサは2−1で相手を下した。【6月24日 神戸大NEWS NET=UNN】
約9か月に及ぶ長いリーグが開幕した。昨リーグで9位に終わったフォルサは優勝を目指す。
チーム初得点はB中島(農・2年)の足から生まれた。後半2分、中島が左サイドから放ったシュートは相手に当たって弾道が変わり相手ゴレイロの反応を許さず、相手ゴールネットを突き刺した。中島はこの試合で公式戦初出場となる。試合に出るために、色々と我慢することもあったという。待ちにまった出場で「もっと緊張すると思ったけど、意外とすんなりできた」と笑顔の中島は話し、「このまま試合に出続けたい」とレギュラー獲得に向けて話した。直後にフォルサは主将のP赤本(経済・3年)のヘディングゴールで追加点を挙げ、1点を失うも、2−1で勝利した。
昨リーグでチームを引っ張ってきた先輩部員らがチームから抜け、チームは大きく生まれ変わった。中島をはじめ、今まで試合に出られなかったメンバーや新入生が今試合には出場した。「こういう選手らの緊張をほぐしてあげるのが主将の仕事」と話す赤本主将は試合中、ピッチ内外で選手に声をかけたりと尽力した。また、得点をしても自分だけが喜ぶのではなく、会場に向けてガッツポーズをして場内を盛り上がるように常に心がけているという。それは「会場を味方につけたものが強くなる」と考えるからだ。赤本主将のフットサルへかける思いは大きい。(記者=西田健悟)
【写真上】今リーグ初得点を演出したB中島。
【写真下】シュートを試みるフォルサ主将のP赤本。(いずれも6月24日・東淀川体育館で 撮影=西田健悟)
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◎6大学が共演 マンドリン合同演奏会
第29回神戸学生マンドリン連盟合同演奏会が6月24日、西宮市民会館アミティホールで開催された。6大学のマンドリンクラブが共演し、迫力ある演奏で観客を魅了していた。【6月24日 神戸大NEWS NET=UNN】
同連盟には神戸大など8大学のマンドリンクラブが加盟し、毎年合同演奏を行っている。今年は2、3年生の部員がいない甲南女大と、はしかの感染拡大防止のため出演中止となった兵庫県立大を除く6大学が共演した。
兵庫県立大が出演中止となった影響で、予定されていた3部構成のプログラムのうち2部が中止となった。1部では神戸大と武庫川女大が共演。「スペイン第二組曲」など2曲を披露した。3部は全大学の合同ステージで、序曲「神の御心のままに」など2曲を演奏。6大学が一体となった迫力ある演奏で観客を魅了した。
今回の演奏会に向けて毎週2回、合同練習を行ってきた。指揮者によって指揮の振り方が違うので、どちらにも合わせられるよう努力してきたという。神戸大マンドリンクラブ部長の鈴木昌幸さん(医保・3)は「他大学の人の弾き方を学べて、いい交流ができた」と話す。鈴木さんにとって、今回が部長になって初めての演奏会。本番を終えて「やりきった。充実感でいっぱいです」と満足そうに話した。(記者=上村絵里)
【写真】神戸大と武庫川女大の共演。(6月24日・西宮市民会館アミティホールで 撮影=上村絵里)
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◎レイバンズ完敗 アメフット関学戦
プリンスボウル招待試合が6月23日、王子スタジアムで行われた。神戸大は関学と対戦するも、後半に突き放されてしまい、10-56で敗れた。【6月23日 神戸大NEWS NET=UNN】
関学は昨年秋、リーグ戦で敗れた相手。この試合はその雪辱戦となった。
試合開始直後、神戸大はラン攻撃を続け、関学と互角に試合を進める。しかし第1Q8分に先制のTDを許してしまう。その直後にも、関学のWR榊原に68ヤードリターンTDを決められ、0-14とリードされる。しかし、第2Qで神戸大は反撃に出る。まず、K清水(経営・4年)が29ヤードFGを決め、前半終了間際には、QB大原(経済・3年)からWR大園(発達・2年)へのパスが通り、ついにTD。「負けてたけど、いい感じだった」と大原。前半終了時点で、10-21と後半に望みを残した。
しかし後半に入り、状況は一変。第3Qに入って、神戸大はラン攻撃で相手陣に攻め込み、チャンスを作る。しかし、QB大原の投げたパスがインターセプトされてしまう。そのままディフェンスが押され、7分には再びTD。第4Qになると、関学はディフェンスの隙を突き、3本のTDを決め、その実力を見せつける。また後半には、オフェンスにミスが目立ち始める。「相手ディフェンスのプレッシャーがきつくなった」(大原)ために、WR大園へのパスは立て続けに失敗し、得点できる場面でチャンスをことごとく逃してしまう。結局、神戸大は後半、全く得点できずに10-56で関学に完敗した。
試合後、唯一のTDを決めた大園は「後半はリズムが崩れたけど、(関学は)勝てないチームじゃない。強い相手と当たることで自分達の実力を知れたし、楽しかった」と話した。また大原も「(この試合で関学の)個人の能力はつかめた。秋にはいい勝負ができる」と自信を見せた。(記者=古田直矢、西田健悟、濱田直毅)
【写真】果敢に攻めるQB大原。(6月23日・王子スタジアムで 撮影=濱田直毅)
●プリンスボウル招待試合(6月23日・王子スタジアム)
神戸大 14 7 14 20=55
関 学 0 10 0 0=10
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◎笑みなき勝利 サッカー入れ替え戦
第17回関西学生サッカー春季リーグ2部、3部入れ替え戦第1戦、神戸大−四天王寺国際仏教大が6月23日、神戸大海事Gで行われた。3部降格の危機にある神戸大は2−0で相手を下した。【6月23日 神戸大NEWS NET=UNN】
梅雨の影響で気温、湿度ともに高いという、試合環境が悪いなかで試合は行われた。試合を動かしたのは神戸大の頼れる主将、MF吉岡(経済・4年)だった。前半19分、MF前場(発達・2年)のコーナーキックをFW仙波(海事・3年)が折り返し、吉岡がゴールを決めた。その後神戸大は前半39分に仙波のミドルレンジからのシュートで1点を追加し2−0で勝利した。
神戸大は3部降格の危機にあったが、麻疹(はしか)の影響を受けて入れ替え戦まで満足に練習ができなかった。「(麻疹での課外活動禁止は)痛かったことは事実」と吉岡主将。だが、そのような状態での勝利に吉岡主将は「出来が悪かった。運がよかっただけ」と淡々と話し、笑みはなかった。吉岡主将にとって大事なことは試合に勝つことよりも「いつも練習でやっていることを出す」ことだからだ。神戸大は30日に四天王寺国際仏教大Gで第2戦を行う。吉岡主将から笑みは出るのか。神戸大は2部残留を決めることができるのか。(記者=西田健悟)
●第17回関西学生サッカー春季リーグ2部、3部入れ替え戦第1戦(6月23日・神戸大海事Gで 撮影=西田健悟)
神戸大 2 2−0 0 四天王寺仏教大
0−0
【神戸大】吉岡(前26分)、仙波(前39分)
【写真】攻撃を試みる神戸大主将のMF吉岡。(6月23日・神戸大海事Gで 撮影=西田健悟)
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◎26連覇へ向けて出発 三商大戦開会式
大市大2号館前で6月21日、第47回三商大戦の開会式が行われた。開会式には旧三商大(神戸大、一橋大、大市大)すべての応援団が参加。各々が所属する大学の優勝を願い演舞し、会場を盛り上げた。神戸大は今大会で優勝すると26連覇を達成する。【6月21日 神戸大NEWS NET=UNN】
三商大戦とは、旧高等商業学校を源流とする神戸大、一橋大、大市大の体育会クラブが試合を行い、結果を総合して優勝を決める大会。今年で47回目となる。神戸大は現在25連覇を成している。
今年のキャッチフレーズは「It’s Sun show(三商) time」。三商大戦大会委員長で神戸大体育会幹事長の國松竜也さん(発達・3年)は「歴史のある大会。神戸大は26連覇に向けて頑張ってほしい」と話した。
開会式は正午ごろから行われ、多くの学生らが式の模様を見物していた。大市大の応援団長が式の終了を宣言すると、見物していた学生らはスタッフから前もって手渡されていたジェット風船を空へと飛ばし三商大戦の開幕を祝った。
<<神戸大応援団も式に参加>>
開会式で旧三商大の応援団による演舞が行われた。神戸大、一橋大、大市大の順で演舞は行われ、各々が所属する大学にエールを送った。
神戸大は岡田茉実応援団長(国文・4年)が教育実習中のため参加できず、山口泰成さん(理・3年)が応援団を指揮した。山口さんは「神戸大の優勝を祈っている。大会を盛り上げていきたい」と話し、三商大戦に参加する神戸大生に向けて「完全燃焼、完全勝利の気持ちで戦ってほしい」と話した。今年、1年生3人が応援団に入った。新入団員の1人、中村孔さん(なかむら・とおる=経済)は「今年も優勝です」と話した。(記者=西田健悟)
【写真】神戸大の優勝を願い、演舞する応援団。(6月21日・大市大2号館前で 撮影=井崎春樹)
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◎京都でインターンフェア NPO法人JAEが主催
関西の学生が中心になって企画された、「実践型インターンシップフェア2007inSUMMER」が6月16日、京都市内のウィングス京都で開催された。このイベントは、企業へのインターンシップ(一定期間企業等の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度)を学生に広く知ってもらおうという試みで、NPO法人JAE(本部大阪市)が行っているもので、今年で4年目になる。【6月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回は主に、学生の受け入れ先企業による、インターンについてのプレゼンテーションと現役インターン生との討論会が行われ、学生たちは一様に真剣な表情で話に耳を傾けていた。終了後には交流会が行われ、経営者と積極的に交流する学生の姿が目立った。
フェアの主催者の一人である、NPO法人JAEの中永えりこさん(経営・4年)は、「自分がインターンをした時に感じた充実感が伝われば」と開催前に語った。フェアの開催にあたって、「メンバーと意見が合わず、衝突が絶えなかった」と中永さん。しかし、ミーティングを重ねるうちにチームにまとまりが生まれ、フェアを成功させることが出来た、と充実した表情で今回のフェアを振り返っていた。
主に挨拶状を中心とした印刷事業を展開する、株式会社にっこう社の徳丸博之さんは、「企業と学生が直接語り合う機会はとても貴重。この機会を活かし、自分自身を成長させていって欲しい」とフェアに参加した学生にエールを送った。
初めてフェアに参加したという、南さん(立命・1年)は、「経営者の生の話を聞けて刺激になった」と満足した表情で語った。(記者=伊崎春樹)
【写真】学生たちは一様に真剣な表情で話に耳を傾けていた。(いずれも6月16日・ウィングス京都で 撮影=伊崎春樹)
《訂正》記事の中で「中永永利子さん」とあったのは「中永えりこさん」の誤りでした。お詫びして訂正します。(編集部 2007年6月22日午前0時30分入力)
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◎23日、アメフ関学戦 王子スタジアムで
アメフット戦プリンスボウル招待試合として、神戸大レイバンズ−関学ファイターズが6月23日、王子スタジアムで行われる。午前11時キックオフ。【6月20日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎マーシャル教授が講演 学生らでほぼ満席
神戸大医学部は6月19日、講演者にヘリコバクターピロリ菌研究者のバリー・マーシャル西オーストラリア大教授を招いて「神戸大学医学部創立60周年記念講演会」を楠キャンパスで午後6時半ごろから行った。ノーベル賞受賞者を一目見ようと、200人を超す学生や研究者らで会場はほぼ満席。立ち見する姿も見られた。【6月19日 神戸大NEWS NET=UNN】
日本で一般的にピロリ菌と呼ばれる細菌の正式名称はヘリコバクターピロリ菌という。ヘリコバクターピロリ菌は胃炎や胃癌などの原因で日本人の約50%が感染しているといわれるが、ヘリコバクターピロリ菌に対する決定的な予防策、ワクチンは現在ない。
1982年、マーシャル教授が研究中にヘリコバクターピロリ菌を発見。ヘリコバクターピロリ菌の人体への影響を確かめるため、自ら菌を飲み込むという人体実験を行った。その後ヘリコバクターピロリ菌の研究成果が認められ、マーシャル教授は2005年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
講演会に先立っての記者会見でマーシャル教授は日本の学生、研究者に向けて「好奇心を持って研究を行ってほしい。私自身も好奇心から胃の研究を始めて、研究を楽しめた。ヘリコバクターピロリ菌の研究が日本で盛んなのを見ると、日本人にも好奇心を持って(研究を)やる伝統があると思う」と話した。
「ヘリコバクターピロリの発見〜既成概念からの脱却〜」と題した講演会で、マーシャル教授は学生や研究者に向けて研究の教訓や、ヘリコバクターピロリ菌の研究や自身の体験談などを通訳なしの英語で話した。講演会におとずれた男子学生(医・5年)は「楽しめた。周囲に反対されながらも20年間(ヘリコバクターピロリ菌について)研究し続けたことはすごいと思う」と話した。講演後、マーシャル教授の希望で学生らとの記念撮影を急きょ実施。撮影後マーシャル教授にサインを願う学生らの姿が見られた。
マーシャル教授は滋賀県大津市に移動して、6月20日に行われる「13回日本ヘリコバクター学会」に出席。21日と22日に大津市で講演会を行い、25日関西国際空港からオーストラリアへ帰国する予定。(記者=西田健悟)
【写真】講演するバリー・マーシャル西オーストラリア大教授(6月19日・楠キャンパスで 撮影=西田健悟
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◎交流ウオークで訪問 元商船大の震災慰霊碑
阪神淡路大震災の犠牲者の慰霊碑などを巡る「震災モニュメント交流ウオーク」が6月17日に行われ、参加者は神戸大深江キャンパスにある旧神戸商船大の慰霊碑などを訪れた。【6月18日 神戸大NEWS NET=UNN】
「震災モニュメント交流ウオーク」はNPO法人・阪神淡路大震災「1.17希望の灯り」が主催し、今回で39回目となる。参加者は、神戸市東灘区のJR摂津本山駅から出発し、神戸大の白鴎寮や深江キャンパスにある旧神戸商船大の慰霊碑などを巡った。
神戸大では、元海事科学部の学務課長の岩坂久吉さんと現講師の有田俊晃さんが案内役を務めた。
震災当時、旧神戸商船大の白鴎寮生約250人は付近の住民約100人を救出した。その時、有田さんは同大の3年生。寮の自治会長として、寮友とともに救出活動に参加した。白鴎寮には、当時の寮生らの活躍を残す碑がある。碑の前で、有田さんは参加者に当時の体験談など話した。
現在では、碑の存在を知らない寮生も多いという。震災の記憶が薄れつつあることに、「悲しいかぎりです。でも、わかってる人はわかってる。それをあえて我々から強制的にすり込ませなくてもいい」と有田さん。
深江キャンパスにある旧神戸商船大慰霊碑には学生5人と研究者1人の名前が刻まれてある。慰霊碑は今年の1月17日に完成の除幕式が行われた。慰霊碑建立の中心となった岩坂さんは参加者に建立の経緯を説明。遺族と連絡をとり、許可を得たという。参加者は慰霊碑に献花し、手を合わせた。岩坂さんは「こういう被害(震災)の関係と対策は語り継がないと。学生さんなんかも含めて」と話す。
「1.17希望の灯り」の理事長である白木利周さんは慰霊碑について「遺族の皆さんにとって会いに行ける場所ができてよい」。自身も震災で当時神戸大経済学部Uの3年生だった息子の健介さんを亡くしている。「気持ちのうえであるのとないのとでは全然違う」と白木さんは話した。(記者=古田直矢、濱田直毅)
【写真上】白鴎寮で震災当時の記憶を伝える有田さん(写真左)。(6月17日・神戸大白鴎寮で 撮影=濱田直毅)
【写真下】旧神戸商船大の慰霊碑の前で手を合わせる参加者。(6月17日・神戸大深江キャンパスで 撮影=濱田直毅)
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◎子育て支援策を模索 大学コンソシンポ
大学コンソーシアムひょうご神戸地域交流委員会主催のシンポジウム「子育て支援に関する講演会」が6月17日、ミント神戸17階にある神戸親和女子大三宮サテライトキャンパスで行われた。学生など約130人が会場に足を運び、講演者らの話に耳を傾けていた。【6月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
大学コンソーシアムひょうご神戸で、子育てをテーマに扱うシンポジウムは今回が初めて。学生や子育て支援ボランティアのほかに、子育て問題に関心を寄せる人々が数多く来場した。
開会のあいさつで、大学コンソーシアムひょうご神戸で理事を務める山根耕平・神戸親和女子大学長(やまね・こうへい)が「今、子育ては社会の切実な課題となっている。今回のシンポジウムで(子育ての)新しいアプローチ、視点が見つかればいいと思う」と話した。
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所の小田豊・理事長(おだ・ゆたか)を招いての基調講演が行われた。講演で、「子育て支援は本当に必要なのか。国が(国民を)縛ることになるのではないか」と小田さんは話し、政府による国民の子育て支援の義務づけを危惧した。そう話した直後に小田さんが「国の機関で勤めていても(政策)批判はできる」と話すと場内に笑いが起きた。
基調講演のあと、パネル討論が行われた。パネリストとして冨永良喜・兵教大教授(とみなが・よしき)、武田信子・武蔵大教授(たけだ・のぶこ)、高田哲・神戸大医学部教授(たかだ・さとし)が招かれ、それぞれ子育て支援に関して意見を述べた。冨永教授は「怒りや憎しみや悲しみとの望ましいつきあい方 ストレスマネジメントとトラウマ」をテーマに、少年事件の背景、児童虐待の現実などを写真を交えて話し、子育て支援を行うには「本音を話せる社会づくりが必要」と述べた。武田教授はカナダ、オランダの子育て支援政策と、日本とを比較しながら議論を進め、子育ては「人間の五感を大事にしていく」ことが重要という考えを発表した。高田教授は、子育て支援施設「あーち」で行われている「発達支援教室ぽっとらっく」など、神戸大による子育てについての地域連携事業を紹介した。高田教授は学生に向けて「ボランティア活動に参加してほしい。参加して、経験を積んで教養をつけていければいい」と話した。
パネル討論後、受講者からパネリストへの質疑が行われ、閉会した。会を終えて、今回のシンポジウムを企画し、コーディネーターを務めた石岡由紀・神戸親和女子大准教授(いしおか・ゆき)は、「普段から子育ての現場に携わっている方たちの生の声を、わかりやすく、そして具体的に聞けたことはとても有意義だった」と話した。(記者=井崎春樹、西田健悟)
【写真】パネリストとして講演する高田哲・神戸大医学部教授。(6月17日・ミント神戸17階で 撮影=西田健悟)
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◎創立60周年講演会 医学部大講義室で
神戸大医学部創立60周年を記念して、医学部は「神戸大学医学部創立60周年記念講演会」を6月19日に医学部大講義室で午後6時半から行う。ヘリコバクターピロリ菌の研究者で、平成17年にノーベル生理学・医学賞を受けた西オーストラリア大学のバリー・マーシャル教授が講演者として招かれる。【6月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
講演会の受付は6月19日午後6時から。講演は午後6時半から午後7時半を予定している。講演の題名は「ヘリコバクターピロリの発見〜既成概念からの脱却」。参加者は学生、研究者、報道関係者に限る。(記者=西田健悟)
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◎神戸大、拠点形成へ グローバルCOE選考
神戸大は6月15日、文科省の「平成19年度グローバルCOEプログラム」に、チームリーダーを片岡徹医学部教授として申請していた「統合的膜生物学の国際教育研究拠点」が採択されたことを発表した。【6月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
「グローバルCOEプログラム」は、大学院の教育研究機能を強化し、世界をリードする人材育成を図るため、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援し、国際競争力のある大学づくりを推進することを目的とした平成14年度から実施している文科省の事業だ。
平成19年度は生命科学、化学・材料科学、情報・電気・電子、人文科学、学際・複合・新領域の5分野での教育研究拠点の公募を実施。文科省は平成18年12月27日に各国公私立大学宛に公募の通知を行った。文科省は平成19年2月14日、15日に公募を締め切り、111校から281件の申請を受け付けた後、グローバルCOEプログラム委員会において審査を行い、15日、63件(28校)(採択率22.4パーセント)を採択した。最も採択数が多かった大学は阪大で7件だった。
神戸大は全部で5件を文科省に申請し、そのなかで片岡徹医学部教授をチームリーダーとする「統合的膜生物学の国際教育研究拠点」が採択された。(記者=西田健悟)
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◎あなたの体は大丈夫? 六甲健康ランド
神戸大生協主催の六甲健康ランドが6月13日から15日にかけて国文食堂などで実施された。当企画の狙いは、生協組合員に健康への意識を高めてもらい、正しい健康管理を促進させること。15日の昼休み、文理農学部キャンパスにある食堂LANSBOX付近での活動にせまった。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
多くの学生が食堂に集まる昼休み。昼食ついでに訪れた学生から「うわぁ、やばいやばい」、「健康に注意せな」といった声があがっていた。
六甲健康ランドとは神戸大生協が毎年行っている、組合員の健康状態チェックのことだ。13日は発達科学部で、14日は国文食堂、15日は文理農学部キャンパスにある食堂LANSBOX付近で行われた。ヤニ検査、体脂肪測定、肌年齢チェックなどを実施。また、問診結果から栄養士が組合員の食生活を分析し、手軽にできる改善提案を組合員に促した。
当企画で特に人気なのは肌年齢チェック。自身の肌年齢が実年齢と異なった結果がでると、組合員から驚きの声がでていたという。
当企画には神戸大生協の職員のほか、生協学生委員会の学生らもスタッフとして参加している。学生委員会で委員長を務める萩野弘人さん(農・2年)は「組合員の健康を自分自身で知ってもらいたい。これを機会に自分の生活を意識してもらいたい」と話した。(記者=西田健悟)
【写真】六甲健康ランドの活動風景。学生らでにぎわっている。(6月15日・LANSBOX付近で 撮影=西田健悟)
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