神戸大NEWS NET 2006年7月前半のニュース
◎神戸大教授ら処分 特許出願は「不適切」
神戸大工学部の大前伸夫教授らが、未実施の実験データを実際に実験したものとして特許出願書類に記載していた問題で、神戸大は7月13日、連名で出願した教授二人を訓告、一人を厳重注意としたことを発表した。【7月14日 神戸大NEWS NET=UNN】
実験装置ないのに「既実施」
問題となった特許は、工学部の大前信夫教授、田川雅人助教授、連携創造本部の中井哲男教授らが研究したダイヤモンドの切削工具に関するもの。ダイヤモンドにビームを当て、表面のみを異なる化合物に変化させることで、鉄を切削する際にダイヤモンドの磨耗を抑えることができる。出願書類には8つの実験データが記載されていたが、このうち6つ(国内優先権出願時では5つ)が必要な実験装置を導入せずに既実施とされていた。
二人「訓告」、一人「厳重注意」
大学関係者や外部の弁護士、弁理士らで構成される「神戸大学特許出願等に関する調査委員会」の報告によると、連名で問題の特許を出願した大前教授と中井教授がともに訓告、田川雅人助教授が厳重注意とされた。
大学は今年4月、実験データを記載した研究者は大前教授と発表したが、調査委員会が調べた結果、実際は中井教授だったことが判明。大前教授から研究データを受けた中井教授が、架空の実験データを掲載していたという。報告によると出願前、大前教授は「こんなことを書いて大丈夫か」と尋ねたが、中井教授から「特許はアイデアで書いていい」と説明され、出願した。
神戸大の野上学長は「未実施データを既実施と記述して特許出願をし、特許出願取り下げという事態に至ったこと、関係各方面に御迷惑をかけたことは誠に遺憾」としたうえで、大学の組織体制の整備を図っていくとコメントした。
問われる姿勢、モラル
7月13日に行われた記者会見では、研究者の処分について質問が相次いだ。「なぜ懲戒処分に至らなかったのか」「研究者のモラルに疑問を感じないのか」。
調査委員の小松陽一郎教授(立命)によると、最初の出願者が優先される現在の特許制度の下では、推定データを実験値として記載することが民間企業などでしばしば起こるという。訓告処分を受けた中井教授は、民間企業出身で2003年に神戸大に招かれた。会見の中で関係者は「大学は営利企業とは違う。実験していないデータを記載したのは安易で、研究者としてあるまじき行為」とし、今回の処分を発表した経緯がある。会見での主なやり取りは以下の通り。
研究倫理は大切だと思うが、大学として今回の事件をどう思うか―――
やってもいないことを「やった」と書いてしまったことは問題。本件は(出願内容が)公開されてはいるが、特許になる前に判明した「未遂的」な行為。この段階では法的処分に至らない。大学で規律を正すほうが適切と判断したため、懲戒処分とはしなかった。しかしこうした行為が横行することがあっては断じてならない。
研究者の倫理感が「適切さを欠く」程度の認識か。現在より重い処分はないのか―――
研究に関する倫理規定は、事件の起こる前から制定しているところ。質問はもっともだが、現時点ではそういった規定はないのが実情。そういった中で今より重い処分を課すことはできない。
多少の間違いはあっても実績があれば認めるのか―――
これまでの実績自体は認める。特許の出願段階での過失は問題だった。
虚偽のデータを出願した大学としての責任はどう考えているか―――
大学として社会的責任を問われたが、今後再発防止につとめる。研究者のモラルに基づいて考えることは重要。二度と起こしてはならないことだ。
今回の事件では、特許を出願し権利を得ようとした研究者が不正をはたらいている。そういう研究者を神戸大は野放しにするのか―――
そうではない。大学が責任をもって処置するのが適当だと判断した次第だ。
担当講義は再検討
大学は、中井教授が9月以降に担当する講義を実施するか再検討に入る。北村新三理事は「(今回の件は)問題があったと思っている。二度と起こらないようにしたい」と話した。
会見後、坂本邦夫理事は「我々大学は社会的な制裁を受けている。講義等も含め、学生に不安を与えないよう対応していきたい」と頭を下げた。(記者=森田篤、上村絵里、西田健悟)
【写真】調査委員会の報告会見後、頭を下げる神戸大関係者ら。(7月13日・文化学研究科棟で 撮影=森田篤)
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◎発達科学部長 10月から青木教授
発達科学部長の任期満了にともない、青木務教授(住環境学)が就任する。任期は平成18年10月1日から平成20年9月30日まで。【7月13日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎奨学金滞納 全国14万人で過去最多
日本経済新聞が7月12日に伝えたところによると、日本学生支援機構(旧日本育英会)の育英奨学金の返済を一年以上滞納している人が、2005年度末時点で14万2000人に上ることが同機構の調査でわかった。【7月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎天神祭で出船へ 神戸大学学友船
日本三大祭として知られる天神祭に、神戸大の学友船が出船する。7月25日午後5時半から。乗船希望の一般客の受付は既に終了している。【7月11日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎コラム「伏流水」 時間と報道
ドイツW杯での日本予選敗退が決まり、私の中で今回のW杯は終わってしまった。思い起こすと四年前の日韓大会の頃、私はまだ中学生だった。気がつけば大学生活が始まってもう3か月である。時間のたつのは本当に早いと、いまさらながらに実感した。【7月10日 神戸大NEWS NET=UNN】
W杯が開幕し、国民全体がサッカー日本代表に注目していたこの6月、荒川静香選手の金メダルや野球WBCの優勝などの明るいニュースでさえ、その続報を聞いた人が何人いただろう。W杯の報道によって全てかき消されてしまったようだ。マスコミ業界がいかに力を入れていたのかがよくわかる。
彼らにとって時間との戦いは絶対に避けられないものだ。時間の流れがこんなにも早いため、ひとつタイミングを逃すだけで取材の機会を失い、出来事は忘れ去られてしまう。世の中に充満している、知らなければならない事実、忘れてはならない事件。彼らの戦いの成果がマスメディアを通して日々私たちの目に飛び込んでくる。
人類がタイムマシーンを発明するその日まで、ある意味サッカー日本代表以上に、マスコミ業界は時間に対し「絶対に負けられない戦い」を挑んでいるのかも知れない。【塚本京平】
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◎各大学の主力が活躍 ニューエラボウル
アメフットの「NEW ERA BOWL」が7月8日に長居球技場で行われた。立命、関大、同志社などの「ホワイトスターズ」と、神戸大、関学、近大などの「ブルースターズ」が激突。神戸大からはRB中井やQB多和、K三輪ら12人が選出。RB中井の先制TDやK三輪の二本に渡る40ヤード超FGで得点に貢献したが、接戦の末26-31でホワイトスターズに粘り負けた。【7月8日 UNN】
試合は序盤から、ブルースターズ・RB中井(神戸大)の先制TDを皮切りに、接戦となる。直後のホワイトスターズの攻撃でQB村上(同志社)からRB河原(関大)へのTDパスが通され、7-7で同点に。その後もTDの応酬となり前半は17-17で折り返す。
後半も前半に引き続く混戦となり、試合終了まで気が抜けない展開となる。終了2分前にはブルースターズ・QB春日井(近大)がWR石井(追手門学大)に40ヤードに渡るTDパスを通し、27-24と逆転するホワイトスターズ。しかし終了9秒前には、RBウォラー(モンタナ大)がダメ押しのランTDを決め逃げ切る。26-31とホワイトスターズの勝利で試合終了した。
この試合のMVPにはホワイトスターズからRBウォラー(モンタナ大)が、MIPにはブルースターズからQB春日井(近大)が選出された。
試合終了後、ホワイトスターズ・古橋ヘッドコーチは「日本人選手と外国人選手が仲良くできたことが、最後のプレーに出せた」と話した。春の締めくくりとなる「NEW ERA BOWL」。このあとは秋リーグの開幕を待つのみだ。同ヘッドコーチは「春の各大学のチーム状況を見ていると、リーグは均衡するだろう」と混戦を予想した。
●アメフットNEW ERA BOWL(7月8日・長居球技場)
ホワイトスターズ 7 10 7 7=31
ブルースターズ 14 3 3 6=26
【写真】40ヤード超のFGを二本決めたK三輪。試合は、神戸大選手らが加わるブルースターズがホワイトスターズに惜敗。(7月8日・長居球技場で 撮影=入江敦央)
《訂正》トップ写真の撮影記者名に誤りがありましたので訂正しました。(編集部 2006年7月17日午前0時10分入力)
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◎公務員の疑問を解決 就職ガイダンス
公務員を目指す人へ向け、「第7回平成18年度全学就職ガイダンス 公務員を目指す人のために」が7月12日、百年記念館六甲ホールで開催される。【7月7日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回の全学就職ガイダンスは公務員を目指す方を対象に、公務員試験の種類、資格予備校選択の上でのアドバイス、効率的な学習方法などを解説する。講師はTAC公務員講座の担当者。また公務員志望ではない人にも、一般職との違いがよく分かる内容となっている。
●第7回平成18年度全学就職ガイダンス 公務員を目指す人のために(7月12日・神戸大百年記念館六甲ホール)
▽7月12日(水)午後5時〜7時
▽会場:神戸大百年記念館六甲ホール
▽主催:神戸大学務部
▽共催:神戸大生協
詳細はhttp://www.kobe-u.ac.jp/campuslife/employment/guidance.htmから。
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◎トヨタ前専務が講演 11日にアカデミア館で
六甲台就職情報センターと社会科学系の同窓会「凌霜会」は7月11日、学内で講演会を行う。講師は、神戸大出身でトヨタ自動車の前専務取締役の松原彰雄さん。在学中の全学部3回生が対象となる。【7月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
(社)凌霜会と六甲台3学部ゼミ幹事会では、経営のプロとして活躍されている、トヨタ前専務の松原彰雄氏(昭和41年経営卒)をお迎えして、「私の経営観〜トヨタ自動車の経営改革に取り組んで〜」と題する講演会を開催します。参加無料です。
●講演「私の経営観〜トヨタ自動車の経営改革に取り組んで〜」(7月11日・アカデミア館504教室)
時間:午後5時〜午後6時半
対象:神戸大在学中の3回生
主催:六甲台就職情報センター、社団法人凌霜会
問い合わせ:メール(toyotatoyotatoyota@hotmail.co.jp)まで。
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◎進学説明会 全国4都市で開催へ
神戸大は、平成18年度進学説明会を名古屋、広島、東京、岡山で順次開催する。昨年から始まった大学単独の進学説明会。今年は開催地に岡山市が新たに加わった。【7月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
開催日時・会場は日付順に名古屋 (8月19日)、広島 (8月26日)、東京 (9月9日)、岡山 (10月21日) 。
説明会には、西田修身理事・副学長 (学生生活・入学試験担当)、小山田健児学務部長や入試広報室の担当者らが出席。 神戸大の教育方針から各学部教育、入試、学生生活や就職支援策まで幅広く説明する。個別の進学相談の場も設置予定。
問い合わせは神戸大入試広報室 (電話 078-803-5226) まで。
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◎大学ブランド食品 今度は「たまねぎ」
農学部で生産されたタマネギが7月5日、大丸神戸店で販売される。「神大のタマネギ」と名づけられたブランド品で、合計2トンを出荷予定。【7月4日 神戸大NEWS NET=UNN】
生産を行ったのは農学部附属食資源教育研究センター。「ターザン」と呼ばれる品種で、加熱によって甘みが増すことから煮物などに最適とされている。
「神大のタマネギ」は大丸神戸店、芦屋店、須磨店、新長田店で販売予定。
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◎阪神電鉄社長に 経済学部OB坂井さん
阪神電気鉄道の坂井信也さん(58歳、1970年入社)が6月29日付で同社社長に昇格した。プロ野球阪神タイガースのオーナーには、宮崎恒彰さん(63歳、1965年入社)が同日付で就任。ともに神戸大経済学部卒。【7月2日 神戸大NEWS NET=UNN】
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◎楽しい演出で魅了 吹奏楽サマコン
神戸大学応援団総部吹奏楽部の第29回サマーコンサートが7月1日、神戸文化大ホールで行われた。演奏はクラシックとポップスの2部構成で、応援団も参加した演出で観客を楽しませた。【7月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
1部はウェスタン風の「荒野の7人」で始まり、続いて「FRYING THE BREEZE」、オペラの曲の「Turandot」が演奏された。2部は部員による演出や照明のもと、「キューティーハニー」など6曲のポップスが演奏された。演奏中に手作りのアニメや応援団によるパフォーマンスが披露され、会場からは手拍子も起こった。会場は盛り上がり、アンコールも2曲演奏された。
部員から演奏会について聞いて訪れたという女子学生は、「今まで見た中で一番良くて楽しかった」と笑顔を見せた。部長の中山加奈子さん(発達・3年)は、「苦労があった分お客様にも喜んでいただけた。期待以上の結果になった」と満足そうに語った。次の定期演奏会に向けて、「部員一丸となって内容の濃いものにしたい」と意気込みを見せた。(記者=上村絵里)
【写真】吹奏楽部はパフォーマンスを交えた演奏を披露した。(7月1日・神戸文化大ホールで 撮影=上村絵里)
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◎第7回就職ガイダンス 12日に六甲ホールで
公務員を目指す学生を対象とした第7回全学就職ガイダンスが7月12日、百年記念館六甲ホールで行われる。【7月1日 神戸大NEWS NET=UNN】
●第7回平成18年度全学就職ガイダンス 公務員を目指す人のために(7月12日・六甲ホール)
▽時間:午後5時〜午後7時
▽内容:公務員試験の種類、効率的な学習方法、資格予備校選択の上でのアドバイスなど
▽主催:神戸大学学務部
▽共催:神戸大学生協
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