神戸大NEWS NET 2004年3月のニュース
◎249人、最後の船出 最後の商船大卒業式
昨年10月に神戸大と統合した神戸商船大の卒業式が3月25日、神戸大深江キャンパスで行われた。学部卒、大学院終修了あわせて、同大学最後の卒業生となる249人が母校を巣立った。【3月25日 神戸大学NEWS NET=UNN】
商船大の起源は、1917年に創設された私立川崎高等商船学校。52年に新制神戸商船大となって以来、51年の歴史を持つ。2001年7月に神戸大との統合が決まり、03年10月に神戸大海事科学部として改めて新設された。04年度から学生の受け入れが始まる。
式では、野上智行・神戸商船大学長(神戸大学長と兼務)が卒業生ひとり一人に証書を授与。制服やスーツに身を包んだ卒業生らは、改まった表情で壇上に登っていた。
野上学長は大学を港になぞらえ、「4月からは新生神戸大と海事科学部が皆さんをいつでも迎えます。母港は地に足をつけ更なる発展をし続けます」と告辞。「最後の卒業生としての誇りと自身をもって活躍されることを祈ります」とエールを送った。
機関学コースを卒業した橘徹平さんは「(神戸商船大学の)名前が無くなるのはさみしいが、中身は変わらない。ここには船乗りの思いがある」と話した。
【写真】最後の卒業証書がひとりひとりの手に渡される。後ろも卒業生
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎3729人が晴れの門出 応援団からもエール
平成15年度の神戸大卒業式が3月24日、神戸ポートアイランドホール(ワールド記念ホール)で行われた。今年は応援団による演舞もあり、晴れやかな雰囲気で学部卒業生2598人、大学院修了生1131人の計3729人が大学を巣立った。【3月24日 神戸大学NEWS NET=UNN】
当日はあいにくの雨模様。それでも、会場前では色とりどりの傘の下で記念撮影のシャッター音が開式時間まで鳴り続いていた。
式では、野上智行学長がknowledge(知識)という言葉を取り上げ、「皆さんが所持する、あるいはこれから獲得されるknowledgeはそれぞれに固有のものであり、優れた価値と様々な可能性を内在している」と激励。卒業生の答辞は国際文化学部の堀口佳奈さんが登壇し、「(今の社会情勢は厳しいが、)神戸大学で培ったものを生かしながら、未来を私たちが創っていく」と述べた。
また、今年は学歌合唱の後に、応援団による応援歌の合唱も行われた。同団が昨秋から大学に申し出て実現したもので、卒業生に最後のエールを送った。
【写真】卒業証書を受け取る卒業生
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎197人が最後の拍手 自由劇場の卒業公演
演劇部自由劇場の卒業公演「Prop-eller −プロペラ−」が3月19日から21日まで、六甲台講堂で上演された。4年生部員は今回で引退。3日間でのべ197人の観客が訪れ、自由劇場オリジナルストーリーの舞台を楽しんだ。【3月21日 神戸大学NEWS NET=UNN】
「ボトルメール」。いつ、誰に届くかも分からない、例えば海原に漂う小瓶に詰められた手紙のような、不思議な電子メール。閉鎖された街から送信された一通のボトルメールから、今回の劇物語は幕を開けた。
舞台は流れ者が集まった無法のスラム街。そこで暮らす窃盗集団「プロペラ団」の女性が送信したメールをたどり、一人の青年が街を訪れた。女性は見つからないものの、青年はプロペラ団で気ままな日々を送り始める。そこに突如として始まった軍隊による統制。粛清を含む過激な規制に、プロペラ団も街を出ることに。
クライマックスの主役はプロペラ飛行機だ。ボトルメールを送った女性が残した飛行機を飛ばそうと、青年とプロペラ団は銃弾をかいくぐって街に戻る。女性が生きていたことを、そして彼らと一緒の時間を過ごしていたことを実感するため、青年たちは飛行機とともに空へ。そして、街を出た彼らは別れながらそれぞれの道を歩き始める。
最終日の講演を終え、舞台挨拶に立った卒業生たちの目は少し潤んでいた。「これで終わるんだなという寂しい気持ちが100%。やってきたなという充実の気持ちが100%。合わせて200%の気持ちです」と作・演出の瀧田和尚さん(法・4年)。大入りになった観客には笑顔でねぎらいの声をかけられていた。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎2団体、10人に賞状 課外活動表彰式
平成15年度課外活動団体・部員表彰式が3月19日、神大会館六甲ホールで開かれ、2団体と部員10人がそれぞれ表彰された。同時に課外活動学外功労者として、アメリカンフットボール部の矢野ヘッドコーチに感謝状が贈られた。【3月19日 神戸大学NEWS NET=UNN】
優秀団体に選ばれたのは、全日本学生競技選手大会のフォーメーション部門で12連覇を果たした競技ダンス部と、学外からの推薦があった総合ボランティアセンター。さらに、各クラブから推薦を受けた優秀部員10人が表彰された。また、学外功労者として招かれた矢野正仁さんは1982年から20年以上に渡ってアメリカンフットボール部のコーチを務め、今年退官を迎える。
式は約60人ほどが見守る中で進行。「こうやって皆さんに賞状を渡すのは、学長の職を担わせていただく上で最も嬉しい」と挨拶した野上智行学長は、壇上で満面の笑顔。学生受賞者たちは改まった表情で賞状を受け取っていた。
優秀部員の一人、清久舞さん(経済・4年)は落語研究会で唯一の女性落語を続けてきた。「(表彰は)ちょっと恥ずかしかった。神戸大学中の人に笑ってもらいたいって気持ちで活動してきました」と笑顔を見せた。
表彰団体・部員などは以下の通り。
▽優秀団体
・競技ダンス部
・総合ボランティアセンター
▽優秀部員
・野村大介(競技ダンス部)
・清久舞(落語研究会)
・塚本浩二(硬式野球部)
・森田浩太郎(柔道部)
・濁池修二(馬術部)
・畑卓宏(スケート部)
・菊地洋平(ウインドサーフィン部)
・土師隆守(アイスホッケー部)
・近藤崇匡(ラクロス部)
・寺田美穂(応援団総部応援団)
▽学外功労者
・矢野正仁(アメリカンフットボール部コーチ)
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎【告知】自由劇場の卒業公演 21日まで
演劇部自由劇場の卒業公演「Prop−eller(プロペラ)」が3月19日から21日まで、六甲台講堂で上演される。開演時間はそれぞれ午後1時30分からと同5時30分から。無料カンパ制。【3月19日 神戸大学NEWS NET=UNN】
詳細は自由劇場のHP(http://home.kobe-u.com/jigeki/)にも掲載。問い合わせはトクダさん(電話090−3997−8937)、またはキタムラさん(電話090−9736−2920)まで。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎セクハラで懲戒処分 文学部助教授
神戸大は3月18日、同大学大学院を受験する科目を履修していた女子大生にくり返し交際を求めるメールを送るなどのセクハラ行為をしたとし、文学部の男性助教授を減給、6か月の懲戒処分にした。【3月18日 UNN】
大学によると同助教授は02年2月から、大学院受験に提出する論文指導のため、学生とメールのやりとりを始めた。しかしその後、交際を求める内容のメールも送り始め、5月にはむりやり手をつないだ。この女子学生が断ったにも関わらず、助教はメールを送り続けたため、9月大学に訴えて発覚。同助教授はセクハラ行為を認めている。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎前期に1957人合格 学部入試合格発表
平成16年度神戸大入試の前期日程合格者発表が3月10日、各キャンパスの掲示板で行われた。昨年10月に神戸商船大との統合で新設された海事科学部合格者118人をあわせ、1957人が少し早い春を迎えた。【3月10日 神戸大学NEWS NET=UNN】
今年の合格発表日は、カラリとした好天気。発表前、六甲台キャンパスでは応援団による恒例のエールが行われ、青空にオレンジの団旗がたなびいた。
午前10時、合格者の受験番号が一斉に張り出される。「受かった」「よし、おめでとう」。受験生の快哉(かいさい)に、アメフット部、ボート部員らの胴上げ部隊が詰め寄せる。合格発表の会場では今年も笑顔の合格者たちが宙に舞い、果ては同伴の友人たちがクラッカーで「祝砲」をあげる場面も見られた。
法学部に合格した杉谷茉悠さんは、吉報片手に携帯電話で次々と友人に報告。「発表を見て飛び上がりそうになって、気づいたら叫んでた」と喜びを隠せない様子だった。
「(大学に向かう)バスの中では不安で死にそうだった」という男子受験生は経済学部に合格。期待していた胴上げも体験し、「これからは一人暮らしが楽しみ」と新生活に期待を込めていた。
【写真】毎年恒例になった受験生の胴上げ。宙を舞いながら手を突き上げ、喜びを叫び声をあげる
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎10万人の署名提出 大日岳事故の遺族ら
2000年3月に文部省(現文部科学省)主催の冬山登山研修中に富山県の大日岳で神戸大の溝上国秀さん(当時=文・3年)ら大学生2人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故で、遺族らが3月5日に同省を訪問。前日までに集まった、国の責任を問う署名10万4000人分を提出した。【3月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】
遺族らは当日午後2時ごろから同省前で通行人に呼びかけのビラを配布し、同3時に署名を提出。担当職員2人がこれを受け取り、「大臣らに伝える」と話したと言う。
5日は事故からちょうど4年になるが、「悲しみは時が解決してくれるものではないことがよく分かった。死ぬまで忘れられない」と溝上さんの母・洋子さん。署名活動は30万人分を目標に、今後も継続していくという。
事故は、国が派遣した講師を含む研修参加者ら11人が、大日岳頂上付近の雪庇(せっぴ=雪が地面のない部分にひさし状に張り出した場所)で休息中に雪崩に巻き込まれて転落したもの。11人のうち、溝上さんと、当時都立大2年の内藤三恭司さんが死亡した。
その後、文科省は、事故は予見不能であり、国に法的責任はないと説明。それに対して学生の遺族らは国の責任を問うため、02年5月国に損害賠償を求める訴訟を富山地裁に提訴し、現在も係争中。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎【告知】はちの巣座の卒業公演 6、7日に
演劇研究会はちの巣座の卒業公演「風を継ぐ者」(作:成井豊・真柴あずき
、演出:堀井四十)が3月6日と7日、六高台講堂で行われる。開演時間は両日とも午後1時からと5時から。料金は無料。【3月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】
問い合わせはマツウラさん(電話080−5709−4116)、またはイシザキさん(電話090−5241−9379)まで。詳細は同部のHP(http://www3.to/hachikko/)にも掲載。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎地域と共に研究を 神戸FSが本格始動
震災被災地の復興と再開発の現状を研究する「神戸フィールドスタジオ(FS)」が3月4日、JR新長田駅南地区の再開発ビル内に本格オープンした。03年度の21世紀COEプログラムに選ばれた研究「安全と共生のための都市空間デザイン戦略」の一環。【3月4日 神戸大学NEWS NET=UNN】
スタジオでは、長田区民との交流などを通して密着型の研究を進め、地域主体の共生的都市空間づくりを研究。また、若手研究員の育成や震災の記録・研究にも取り組む。
4日にはオープニングイベントが開催され、住民や学生ら90人以上が参加した。震災研究で知られる室崎益輝・都市安全研究センター教授の講演「神戸と私と震災と」や、地域自治体やNPO関係者と大学教授らを招いたパネルディスカッションが行われた。
室崎教授は、スタジオを地域と交流して住民自身による変革を図る新拠点だとして「ながた学派」誕生への期待を込めた後、教授自身の震災研究を講演。4月から東京に転勤する室崎教授は、神戸の都市構造や震災対策をときに厳しく批判しながらも、熱の込もった口調で安全な都市づくりを呼びかけた。最後は「震災を知らない若い人たちが増えているが、場所としての被災地が持つ意味は永遠。考え続けてほしい」と締めくくった。
地域の中にできた研究拠点への期待は大学住民も同じ。パネルディスカッションでも震災以後のまちづくりへの大学参加を唱える声が相次いだ。ゼミの教授に勧められて訪れていた山添晋太郎さん(工・院1)は、「震災は神戸と切り離しできない。(地域から)大学が期待され、果たせる役割を考えられた」と話した。
【写真】講演で「ながた学派」誕生をうたう室崎教授。左後のマークはCOE選出の同拠点ロゴ
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎【告知】発達創作系ゼミ卒業制作展 8日まで
発達科学部創作系ゼミ卒業制作展"G"が3月3日から8日まで、神戸アートビレッジセンターで開催される。午前10時から午後7時まで(初日は午後4時から、最終日は午後5時まで)。【3月3日 神戸大学NEWS NET=UNN】
出品者は発達科学部創作系ゼミの9人。5日午後5時からはオープニングパーティーが開かれる。問い合わせはメールでsculpt@kobe-u.ac.jpまで。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎10万人の署名提出へ 大日岳事故の遺族ら
2000年3月に文部省(現=文部科学省)主催の登山研修中に大日岳頂上近くで雪崩に巻き込まれ、神戸大の溝上国秀さん(当時=文・3年)ら大学生2人が死亡した事故の責任を問うため、遺族らが同省に10万人の署名を3月5日に提出することが、2日までに分かった。【3月2日 UNN】
大日岳事故をめぐっては、研修中の遭難事故であるにもかかわらず、国が十分な説明責任を果たしていないとして溝上さんの遺族らは昨年5月、国を相手取り損害賠償をもとめ富山地裁に提訴している。昨年10月には神戸大キャンパス内でも署名活動が行われた。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。
◎社団法人設立へ 国大協が来月に
国立大学協会が臨時総会を3月1日に開き、社団法人国立大学協会を来月、設立することを決定した。【3月1日 UNN】
これは国立大の法人化への対応で、任意団体の現協会は今月末に解散。短大も含めて、89の国立大学法人が会員となる。
INDEXに戻る。
NEWS NETホームページに戻る。