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神戸大NEWS NET 2004年1月上旬のニュース




◎【告知】ボランティア講座 締切は2月13日

 神戸大の学生を対象に、ボランティアの体験実習などを行う「神戸大学ボランティア講座」が2月19日から開講する。参加は無料。申し込み締め切りは2月13日まで。【1月21日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 同講座は大学主催で、学内の学生ボランティア団体である神戸大学学生震災救援隊と、神戸大学総合ボランティアセンターが共同で企画・運営などに協力している。毎年開かれているもので、今年で7回目。
 講座は、講義などで実例を学ぶ「座学」、実際に2日間のボランティア活動を行う「実習」、講座を通して学んだことを議論する「意見交換会」の3段階に分かれている。
 座学は「『生き難さ』ってんなだろう…?」をテーマに2月19日に予定。神戸大学生以外にも、一般の受講者も受け入れる。
 続く体験実習では、「高齢者福祉」、「国際交流」など6つのテーマに分かれて神戸市内でボランティアを体験する。期間は、2月20日から3月21日までの間のうち、2日間を選ぶ。
 3月22日に開く意見交換会では、実習の報告や全体討論などを通して総括を行う予定。
 講座の定員は50人程度。申し込みは学生センター(学務課)および各学部教務学生担当掛で、配布する募集要項に記入のうえ提出する。また、実習参加にはボランティア保険の加入(250円)が必要。問い合わせは、学務部学務課(電話078−803−5208、ファクス078−803−5209)まで。
 講座内容の詳細は以下のとおり。

I.開校式、講義・パネル討論
日時 2月19日午前9時〜午後5時30分
場所 大学教育研究センターK402教室
講義 「生き難さ」ってなんだろう…?
    ▼午前の部「そのままでいいとおもえるために〜精神障害者作業所・浦河べてるの家の取り組み」
    ▼午後の部「セクシャル・マイノリティからの問題提起」
II.体験実習(テーマ別)
【高齢者福祉】
日時 2月23日〜3月19日までの間の平日2日間
場所 宝塚市の宅老所「光明の家」、「中洲の家」
【障害者福祉】
日時 2月21日・3月20日
場所 灘区の「たんぽぽ作業所」
【児童福祉】
日時 3月2日、3日または10日、16日
場所 コープこうべ(子育て支援)
【国際交流】
日時 2月26日、3月2日、9日、16日より2日間選択
場所 神戸定住外国人支援センター「ハナの会」
【地域問題】
日時 2月28日、3月13日
場所 「神戸YMCA」(灘・東灘区の野宿者(ホームレス)支援のための夜間パトロール)
【まちづくり】
日時 2月21日
場所 神戸市西区糀台(住民のワークショップ参加)
III.意見交換会
日時 3月22日午後1時〜午後5時


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◎イラン地震現地調査へ 工・高田教授らを派遣

 読売新聞によると、昨年末に発生したイラン南東部の大地震で、神戸大は1月23日から、工学部の高田至郎教授(地震工学)を団長とする調査団を壊滅状態となった古都、バムに派遣する。【1月19日 UNN】

 高田教授のほか、都市安全研究センターの田中泰雄教授と北後明彦・助教授ら、地震、地盤、防災工学の専門家計5人。今月23、24日に2班に分かれて出発し、来月3日に帰国する。阪神大震災の経験も生かして、住宅の補強、被災者支援などを検討する計画。
 現地では国立アバスプール大学の研究者、国営テヘランガスの関係者らと被害状況や地盤の調査を行い、▽レンガを積み上げただけで耐震性のほとんどない住宅の安価な補強▽電力、水道など“生命線”の耐震性強化▽被災者の救助・搬送や救急医療、情報伝達の方法――などで意見交換する。

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◎大学教員の勤務実態を調査 文科省

 文科省の勤務実態のアンケート調査により、国立大の教員が研究に費やす時間が私大の教員よりも年間400時間長いが、一方で教育に割く時間は100時間短いということがわかった。【1月18日 UNN】

 この調査は2002年11月、全国の大学や高等専門学校などの教員約17万人のうち、無作為に2万人余を選び、質問用紙を送付し、昨年3月までに回答があった約1万1000人分を分析した。
 勤務時間は年平均2793時間。国立大では研究に1515時間、教育に609時間を費やしており、合わせて2985時間。私大は研究に1124時間、教育に706時間を費やしており、合わせて2631時間だったことがわかった。自然科学系は人文・社会系より勤務時間が長くなっている。
 出勤日数は年間平均約250日だったが、学外で仕事をする日が年間平均約53日に上った。全く仕事をしない日は、国公私大とも約60日で、ほぼ週休1日という結果だった。

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◎仲間の遺作、上演へ 震災時の仲間ら企画

 震災で逝った演劇仲間が残した脚本を、上演したい━━。震災当時、自由劇場の部員だった故・神徳史朗さん(当時=工学部・3年)の友人らが、そんな企画を進めている。友人たちは、1月17日には六甲台学舎の震災慰霊碑を訪れた。【1月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 震災で亡くなった故・神徳史朗さん(当時=工学部・3年)の友人、前田敦史さんと門屋史明さんは1月17日正午、六甲台キャンパスの慰霊碑に訪れ、銅板に刻まれた神徳さんの名前をなぞり、故人の冥福を祈った。

 前田さん、門屋さんは、神徳さんと同じ神戸大自由劇場の部員だった。3人は、神徳さんの下宿先で、よく酒を飲みながら、夢や悩みを語る仲間だった。震災前年の年末にも門屋さんが、下宿先に訪れたばかりだった。「神徳とは一緒に芝居をやった仲。表面だけの付き合いでなく、真剣に思いをぶつけられる仲間だった」と話す。
 「あの日」、門屋さんは下宿していた神戸市東灘区で訃報を聞いた。「間違いであってくれ」との思いで、連絡のあった遺体安置所に走った。「駆け付けると、神徳は頭を抱えたままの姿勢で横になっていました。顔は真っ青でした」と話す。
 下宿していたアパートが倒壊、神徳さんは梁の下敷きになった。即死だった。震災当時、大阪で連絡を受けた前田さんは言葉をなくした。「人の命が、こんなにも簡単に奪われるなんて…」。

○         ○

 9年が経った今も、「神徳が死んでしまったという気がしない」と前田さん。「来年で震災10年を迎える。自分たちに何かできないか」と考えるうち、ある構想が浮かんだ。
 倒壊したアパートから、神徳さんが残したノートが見つかっていた。神徳さんが書いた芝居の脚本だった。「この脚本を劇化できないだろうか」と考えた。同期の神戸大自由劇場OB・OGに電話をかけた。
 演劇を続けている人、サラリーマンとして頑張っている人、海外に飛んでいる人。「すぐに40人ものOB・OGが手を挙げて、協力したいと言ってきてくれた。みんな離ればなれになったけれど、やはり思いは一つだった」と前田さんは話す。こうして、神徳さんの遺留品のノートに書かれた脚本を劇として実現する「神−1(じん・わん)企画」が動き始めた。

○         ○

 神徳さんは長崎県五島列島の出身。両親は、毎日の史朗さんの墓参りを欠かさないという。「神徳の御両親に劇の意味を納得させることができなければ、この企画は実現できない」。思いを伝えるため、両親に会った。すると、笑顔が返ってきた。「今でも史朗を思って、お友達が動いてくれるのは嬉しい。史朗の名誉を傷つける内容でなければ、是非やってほしい」と快諾してくれた。
 今回の企画は、神徳さんに対する「挑戦状」だという。「神徳の芝居に対する情熱と戦いたい。だから挑戦状なんです」と前田さん。「神−1企画」は、まだまだ道なかば。企画のために立ち上げたホームページには、こう書かれている。
 「ジンちゃん、もう一回、一緒に芝居やらへん?」。

 「神徳ともう一度芝居をしたい」との思いが、前田さん、門屋さん、そして神戸大自由劇場の有志を突き動かす。

※詳細は「『神−1』企画」HP(http://www.geocities.jp/jinta1995/)で。

【お詫びと訂正】記事中の神徳さんの名前が一部、間違っていました。正しくは「神徳史朗さん」です。関係者の方々、および読者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びして、訂正します。《1月19日21:00 編集部》

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◎大震災から9年 思いさまざま

 6000人以上の犠牲者が出た阪神・淡路大震災から、1月17日で9年が経った。神戸大でも44人が命を落とした震災。当日は、神戸が追悼の祈りに包まれた。大学や下宿跡でも、さまざまな思いが交錯した。【1月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】

※今年の震災関係の記事をまとめました。下記ページでご覧ください。
【特集ページ】


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◎変わらぬ思い抱え 慰霊碑前の遺族たち

 「9年たっても、昨日のことのよう」――。44人の神戸大関係者が亡くなった阪神・淡路大震災から9年目の1月17日、六甲台キャンパスに建つ震災慰霊碑を、今年も遺族や知人らが訪れた。震災以後の人生は様々でも、いずれも変わらぬ思いを抱えている。【1月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo  17日の神戸は、厳しい寒気に包まれた。午前中から天気が崩れ、午前8時ごろにはあたりが白い雪化粧に。その後も、冷たい雨が断続的に降り続いた。また、この日は大学入試センター試験の1日目。試験時間中は、いつものキャンパスの喧騒もなく、慰霊碑周辺はいっそう音のない空間に。
 入構制限もあり、一般の参列者は少なかったが、碑の周りには遺族らの供える花束がひとつひとつ増えていった。訪れた人たちは、思い思いに手を合わせ、故人の名前が記されたプレートに手をかざしていた。

●「この日だけはあの子のことを」
 故・高見秀樹さん(当時=経済・3年)の母、初代さん

 亡くなった秀樹さんは、震災の約1か月前に就任したばかりの応援団長だった。今も現役団員やOBとの交流は続いている。この日も、午前5時46分には、団員らとともに秀樹さんの下宿跡に参った。そんな応援団に、「本当にありがたい。息子が応援団にいた意味があったなと思う」と初代さん。
 慰霊碑の前で、秀樹さんの話をしていると、不意に目に涙が溜まる。「いまだに人前で(震災のことを)しゃべり続けることはできない。夫婦でも、いつもはこんな話できないけど、この日だけはあの子のことだけを考えてあげたい」。寒さに震えながら、プレートに刻まれた故人の名前を手でなぞった。

●今日、迎える正月
 故・今英人さん(当時=工院・1年)の父、英男さん

 「私らの正月は、17日を過ぎないと始まらない。あれから年賀状も書かなくなった」と震災以後の生活を振り返る英男さん。センター試験の受験に神戸大に来ていた高校生を見て、「夢いっぱいだね」とつぶやいた。
 英人さんの母は、激震地を選んでしまった下宿探しを今も悔いているという。「そのためか、人とあまり話したがらない」と英男さん。しかし、震災から10年を前に、新たな決意もある。
 今年、多くの震災慰霊行事が行われる三宮の東遊園地で、遺族代表のあいさつをした。ずっと変わらない胸の内を、そのまま打ち明けた。「なんとか、変えていかないと。一つのきっかけです」。そう話した英男さんは、慰霊碑前にあった石をひとつポケットに入れた。「いつも何かモノを持って帰るんです。息子の仏壇に飾ってます」と笑顔で話した。

●裏腹に過ぎ行く月日
 故・櫻井英二さん(当時=法・4年)の姉、都築和子さん

 「英二兄ちゃんへ」。慰霊碑のプレートに供えられた花束に、小さなカードが添えられていた。
 贈り主として名前が書かれているのは、都築さんの2人の娘。今年は中学生になる次女を連れて愛媛から神戸に来た。子供たちの成長に、「心と裏腹に、月日が経つのが本当に早い」と感じている。
 「でも、1月17日になったら、自然と神戸に足が向くんですよね」。

●娘の「10年後」に思い募る
 故・上野志乃さん(当時=発達・2年)の父、政志さん

 ほぼ毎月一度は神戸を訪れる政志さん。震災から10年を迎える来年に向けて、募る思いがある。
 志乃さんが亡くなったのは、下宿で友人2人とレポートの共同作成のために集まっていた時だった。芸術を学んでいた志乃さんたちが描いていたのは、「10年後の我が家の設計図」。志乃さんと、ともに命を落とした川村陽子さん(当時=発達・2年)の2人が結婚・出産後の生活を、もう1人が独身生活を、それぞれの10年後にイメージして住宅を設計していた。
 来年で、その「10年後」がやってくる。政志さんは少し遠くを眺めながら、「その時はどんな気持ちになるか分からない」。
 神戸に来るたびに、季節感のある花を供える政志さん。今日、持ってきたのはデンファレという蘭の花。志乃さんが所属クラブの冊子の表紙に描いたことのある、「思い出になる花」(政志さん)だ。

●抜け殻の気持ち、変わらない
 故・加藤貴光さん(当時=法・2年)の母、律子さん

Photo 加藤貴光さんの母、律子さんは1月16日の献花式に参列するため、広島市から来た。慰霊碑の前に白い花を手向け、静かに手をあわせ、黙とうした。
 律子さんは、貴光さんの大学時代を振り返る。「とにかく何にでも全力投球な子でした。高校の時、落合信彦さんの本を読んで以来ずっと、世界の人の役に立ちたいと国連の職員になりたいと言っていました。懸命に英語を勉強していました。語学力を磨くためESSや日本国祭学生連盟に入ったり、電車の中でCNNのテープを聞いたりと努力の子でした」と故人を偲んだ。
 献花式が一日早められたのは、17日のセンター試験と重なったため。「(息子が)センター試験を受けたのも、震災も、昨日のことのよう。9年って早いですね」と少し微笑んだ。「子どもが帰ってこない限り、この抜け殻のような気持ちは変わることはないでしょう」と、途中言葉をつまらせながら話した。

●家族は元気、見守って
 故・竸基弘さん(当時=自然科学研究科博士前期課程・1年)の父、和巳さん

 竸基宏さんの父、和巳さんは1月17日、妻と娘とともに六甲台キャンパスの慰霊碑の前に花を手向けに訪れた。
 基宏さんは活動的な大学生活を過ごした。ユースサイクリング部で日本各地をかけめぐる一方、家庭教師を2つかけもちしながら居酒屋で働いたりと、お正月も実家の名古屋市に帰るのは、3日ほどの多忙な大学生だった。もちろん、工学部の情報知能学科での勉学にも精をだしていた。
 慰霊碑の前に立ち、和巳さんは「家族みんな元気でやっている。基宏、上から見守ってくれ」と基宏さんに声をかけた。

【写真右上】犠牲者の名前が刻まれたプレートに祈りをささげる遺族(1月17日・震災慰霊碑前で 写真=中島仁志)
【写真左下】震災からは遺族たちの間の交流も生まれた。故人のため、一緒に慰霊碑を磨くのも毎年恒例になった(1月17日・震災慰霊碑前で 写真=中島仁志)

◎遺族代表で今英男さんが挨拶 「1・17のつどい」

 阪神淡路大震災から丸9年の1月17日。早朝の三宮・東遊園地では、約4000人が黙とうをささげた後、「慰霊と復興のモニュメント」前で神戸市の「1・17のつどい」が始まった。
 遺族代表として、金沢市の今(いま)英男さん(66)が壇上に立ち、あいさつを述べた。神戸大自然科学研究科博士前期課程の大学院生だった長男・英人さん=当時(23)=は、神戸市東灘区西平野の下宿が全壊し、亡くなった。
 みぞれが降りはじめた中で、今さんは、英人さんの写真を手に、「君への思いは、神戸のたくさんの方たちと共に生きている」と語りかけた。

▼今英男さんの遺族あいさつ(全文)
Photo  あれから9年が過ぎて、3288日目の朝。白い雪とともに迎えました。あの日も今朝のように凍(い)てついて暗くて…。
 9年がうそのように過ぎました。

 英人よ。今年も来れました。母さんと2人で。

 この日が過ぎないと、私のうちにはお正月が来ません。
 あの年は一緒に初詣にいったね。
 あの時の写真が最後になりました。

 あれから私の家のお正月が変わりました。年の暮れに年賀状は書かなくなりました。初詣も行けなくなりました。
 今日この日神戸に来ると、やっと年が明けます。
 決して良いことではないけれど、そんな習慣が私の家にはつきました。

 今年も来ました。おかげさまで来れました。
 神戸の3か所にある、慰霊碑の君の名前を指でなぞるだけなのに。
 今日からまた10年目を刻み始めます。3288、3289、3290、3291…、もう数えるのはやめます。
 あの日のことはやっぱり本当で、あの東灘の下宿の前の車の中で見た凍(い)てついた月。間断のないサイレン。しかし奇妙に静かな風。
 被災された多くの方々の記憶の中に、しっかりと残っていることと思います。

 英人。君のふるさとの金沢は、今年は雪が本当に少ないです。
 好きなスキーには帰らないでいいよ。

 あのままの君の部屋。泥のついたまま真ん中で折れてしまっているスキー。今年は片づけようと思う。
 テニスのラケットに、ボールも空気がなくなって寂しそうだ。
 大学の軟庭のパートナーだったK君が結婚したそうだ。お母さんからお葉書をいただいた。
 それだけ年がたったんだね。

 今日こうして被災された多くの方々と一緒に、こんな記憶も大切に、大切に語り継いで…。失った多くの物、多くの宝、多くの優しさ。
 決して決して忘れない。
 あの日を決して忘れないよ。今日の日も決して忘れない。

 英人よ。君への思いは、神戸のたくさんの方たちと共に生き、大好きだった神戸のまちと一緒にあります。
 君のふるさとで、神戸という名前を聞くだけで、心が震え、このまちを私達はいつまでも愛します。

 英人よ。息子よ。私たちの誇りで、大切な記憶。
 今日は祈りをこめて花を捧げたいと思います。
 また来ます。神戸に。
 そのためにも、父さんも母さんも、体を大事にして、10年目を歩みます。
 また来ます、神戸に。またの日を楽しみに。

【写真】神戸市の「1・17のつどい」で、壇上からメッセージを読み上げる今英男さん(1月17日午前6時すぎ、神戸市中央区東遊園地で)

【編注】1月29日、記事内容および写真を追加しました。

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◎入試シーズン到来 センター試験行われる

 2004年度大学入試センター試験が1月17日から2日間に渡って行われる。肌をさすような寒さの中、神戸大でも約4500人が大学入試の第一関門に挑んだ。【1月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo  17日早朝の神戸大は強い雪が降る悪天候。試験開始時間の繰り下げも心配されたが、開始1時間前には雪も小ぶりとなり鉄道やバスなど公共交通機関に乱れもなかったため、1時間目の外国語は予定通り午前9時30分から行われた。
 今年の志願者は全国で昨年よりも815人減少して2万6666人。12の会場で行われた神戸大での志願者は4459人だった。外国語の試験終了後、淡路島から来たという武蔵野大を志望する女子高校生は「結果がよかったらセンター試験利用で受験したい。今日はこれで終わりなので、明日に備えます」と会場を後にした。
 また、17日は阪神大震災の起こった日でもあり、六甲台キャンパスの慰霊碑の前には遺族らが供えた花束が。「なんで供えてあるのかと思って」と近寄る受験生もいたが、「(震災よりも)試験の内容のほうが気になりますね」と足早に試験会場へと向かっていった。大学入試の第一関門を突破するまで、受験生に周りのことを気にする余裕はないようだ。

【写真】真剣な表情で鉛筆を握る受験生ら(1月17日・発達科学部F256教室で 写真=中島仁志)

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◎元応援団長を追悼 現役団員らも参加

 阪神・淡路大震災から丸9年を迎えた1月17日午前5時46分、元応援団長だった高見秀樹さん(当時=経済・3年)が住んでいた下宿跡で、両親と応援団員やOBら約20人が集まって静かに黙とうをささげた。【1月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 秀樹さんが住んでいた盛華荘は、現在は取り壊されて公園になっている。午前5時30分ごろ、まだ明かりがない早朝の住宅群に囲まれた同公園に、参加者らが集合。雪に変わる前の氷雨が降り始めるなか、同46分には1分間の黙とうをささげた。
 その後、公園の隅に花束と線香を供え、日本酒の杯を受けながら、応援団員らが一人ずつ高見さんの両親にあいさつ。現団長の土居健一さん(工・3年)は「高見(秀樹)さんの気持ちを継いで、神戸大学の意気高揚を目標に頑張りたい」と伝えた。
 土居さんは生前の秀樹さんを知らないが、「応援団の目標は昔からそんなに変わらない。(秀樹さんが)考えたことはすごく分かる」という。秀樹さんは団長就任から1か月足らずで被災した。思い半ばだった秀樹さんと同じ目標を語る土居さんに、高見さんの両親は「頑張って」と笑顔を見せていた。


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◎45本の灯に黙とう 聞き語り調査会

 阪神・淡路大震災で44人の犠牲者を出した神戸大。都市安全研究センターの北後明彦助教授や「犠牲者聞き語り調査会」の大学院生ら9人が1月17日午前5時46分、六甲台学舎の慰霊碑に並べられた竹灯篭の灯を前に集い、黙とうをささげた。【1月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo  雪がちらつく寒い朝。あたりはまだ暗く、「鎮魂」とくり抜かれた碑を竹灯篭の灯りがあわく照らす。「そのとき」を告げる鐘が遠くで鳴ると、それに合わせるかのように雪が止む。訪れた人々は静かに手を合わせ、黙とうをささげた。
 「聞き語り調査会」の大学院生たちは前日の夜から、竹灯篭を並べ、灯篭の中に浮かべたろうそくに火を灯し続けた。種火は、神戸市中央区の「慰霊と復興のモニュメント」に灯されている「1・17希望の灯り」だ。44人の犠牲者に対し、並べられた竹灯篭は45本。45本目の竹灯篭には、「希望」の意味を込めた。
 9年目の「そのとき」を迎え、メンバーの1人で自身も震災被災者である樋口大介さん(自然科学研究科・1年)は「起きてこの時間を迎えたのは初めて。この時間を大事にしていかないと」と気持ちを新たにしていた。「今後は震災を風化させないためにも、自分たちの活動(聞き語り調査)を継続していきたい」と樋口さん。犠牲者を慰霊する灯が消えることはないようだ。

【写真】1月17日午前5時46分 慰霊の灯を見つめる大学院生ら(1月17日・六甲台震災慰霊碑前で 写真=中島仁志)


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◎犠牲者慰霊の灯火 聞き語り調査の学生ら

 阪神・淡路大震災で44人の犠牲者を出した神戸大で1月16日夜、「犠牲者聞き語り調査」に取り組む学生4人が、慰霊碑の前に並べた竹灯篭(ろう)の中のろうそくに灯をともした。震災犠牲者の鎮魂を願う神戸市中央区の「慰霊と復興のモニュメント」に灯されているガス灯「1・17希望の灯り」から灯をもらい、慰霊碑の前に並べた竹灯篭に点火するこの活動も今年で4回目を迎えた。【1月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo  あたりが暗くなるころ、六甲台学舎の前庭に人影があった。慰霊碑前の砂利場に懸命に灯篭を固定しようとしているのは、「犠牲者聞き語り調査」の大学院生たち。砂利のため、ぐらつく竹灯篭に苦戦している。固定して、いざ点火という段になっても、ろうそくには、なかなか灯がつかない。ガス灯「1・17希望の灯り」からもらったランタンの灯を種火に、灯篭の中に浮かべられたろうそく一つひとつに灯をともしてゆく。悪戦苦闘を1時間以上続けて、ようやく45本の灯篭に灯がつくと、ほっとした声がもれた。「こんなに時間がかかるとは」と予想外の苦戦を認めつつ、「一時は、つかないんじゃないかと思いました」と苦笑い。
並べられた45本の竹灯篭の中に、ひときわ大きい灯篭がある。マジックペンで「希望」と書かれたその灯篭には、大学院生たちの思いが込められている。聞き語り調査に携わる1人、横山健志さん(自然科学研究科・1年)は「他にも『祈り』や『命』などの言葉があった。しかし、道半ばにして亡くなった方々に、少しでも明るい思いを込めた言葉がよいと思い、これに決めた」。神戸大で犠牲になった44人を慰霊する他の灯篭とともに震災が起こったそのとき、17日午前5時46分まで灯りを灯し続ける。
 「犠牲者聞き語り調査」は、大学院生が中心となって、震災犠牲者一人ひとりを記録し、震災の事実を後世に伝える活動。2000年から毎年1月17日、慰霊碑の前に灯をともした竹灯篭を並べ、犠牲者を追悼してきたのも、その活動の一環だ。

【写真】ろうそくに灯をともす大学院生(1月16日・六甲台震災慰霊碑前で 写真=中島仁志)


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◎白い花を手向け追悼 六甲台で献花式

 阪神・淡路大震災で犠牲になった学生、教職員ら神戸大関係者44人を悼む献花式が1月16日正午より、六甲台学舎の震災慰霊碑前で行われ、遺族や職員ら約70人が訪れた。参列者はそれぞれの思いを込め、慰霊碑の前に白い花を重ねた。【1月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo  震災慰霊碑は、港町、神戸を一望できる六甲台学舎の前庭にある。毎年1月17日に、犠牲者を追悼する献花式が行われている。震災から9年を迎えた今年は、センター試験が17日に実施されるため、一日前倒しされた。
 正午に始まった式には、学長をはじめ、副学長、学部長らも参列。六甲山からの冷たい風が吹く中、参列者は静かに黙祷を捧げた。続いて、用意された50本白い花が、参列者の手で慰霊碑の前にゆっくりと並べられていった。式後、野上智行学長は「昨年、神戸大は神船大との統合などさまざまなことが起きた。犠牲者の方には、神戸大が世界で一流の大学を目指すと報告した」と話した。
 犠牲者の一人、加藤貴光さん(当時=法・2年)の母、律子さんは、献花式に参列するため広島から来た。「明日、センター試験があると聞きましたが、息子が試験を受けていたのが、まるで昨日のことのよう。息子を失った悲しみは消えることはありません」と、途中声をつまらせながら今の思いを語った。

【写真】献花に臨む野上智行学長(1月16日・六甲台震災慰霊碑前で 写真=中島仁志)


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◎敗戦もなごやかムード えびすボウル

 アメフットオールスター戦えびすボウル、関西学生選抜−Xリーグウェスト選抜が1月10日、神戸ウイングスタジアムで行われた。関西学生選抜は0−7で敗れたが、試合後は出場選手同士で写真を撮りあうなどなごやかな雰囲気だった。【1月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 神戸大からはOL藤原、鬼頭、WR/P村上、RB大崎、宮川、LB岩田、肥田、DB吉村の8人が出場したこの試合。しかし、試合を通じて関西学生選抜のオフェンスは不発だった。ディフェンスがDB長田(立命)、松本(関大)らのインターセプトなどでXリーグウェスト選抜の攻撃を断ち切るも、得点を奪うことができない。
 逆に第2Q11分、Xリーグウェスト選抜QB桂(アサヒ飲料)からWR下川(松下電工)へ22ヤードのTDパスを通され、7点を失ってしまう。関西学生選抜も3人のRBがQBの周りに集まり、誰がボールを持って走るのかを分からなくするといったトリクプレーも交え反撃するが、最後まで社会人の壁を破ることはできず。結局0−7で敗れた。

 関西学生選抜の中心を担った立命の選手たちはライスボウルが終わってからたった一週間での出場となるなど、あきらかに準備不足。LB岩田は「スターターもじゃんけんで決めたんですよ」と内情を明かした。また、ほぼ全員が今リーグ戦で引退した4年生ということもあり、動きも鈍かったという。
 しかし、試合後の選手たちの顔には笑顔があふれた。神戸大から出場した選手たちの口からも「雰囲気がよかった」(LB岩田)、「楽しかった」(RB大崎)「土手下(近大RB)とか有名人と仲良くなれてよかった」(RB宮川)など、明るい言葉が口をついて出た。

 また、試合会場が未定となっていた関西学生選抜とメキシコ学生選抜の試合は3月14日午後1時から、王子スタジアムで行われることが分かった。関西学生選抜はえびすボウルと同じメンバーで試合に臨む。

●アメフットえびすボウル(1月10日・神戸ウイングスタジアム)

関西学生選抜     0 0 0 0=0
Xリーグウエスト選抜 0 7 0 0=7


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◎【告知】震災献花式は16日 センター試験で前日に

 学生、教職員ら44人の神戸大関係者が犠牲になった阪神・淡路大震災から、今年の1月17日で丸9年がたつ。今年は17日に大学入試センター試験が実施されるため、恒例の学長らによる献花式・黙とうは前日の16日正午に六甲台学舎の震災慰霊碑前で行われる。【1月13日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 献花式・黙とうには、学長のほか副学長や学部長らが参列予定。センター試験前日のため、キャンパスの開放は午後5時まで。


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◎【告知】ジョブナビの「GD応用編」 1月14日に

 学生による就職活動支援団体「神戸大学job-navi(ジョブナビ)」主催の勉強会「グループディスカッション応用編」が1月14日の午後2時から、アカデミア館404教室で開催される。予約制で、参加は無料。【1月11日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 昨年12月に開催された「グループディスカッション入門編」の続編企画。内定者もまじって、企業の採用選考に役立つ即戦力を養うのがねらい。
 定員は48人。予約はジョブナビのHP(http://www.kobe-u.com/job-navi/)で。問い合わせはメールでjn-admin@kobe-u.comまで。


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◎「定年まで勤務」3割 情報会社が学生調査

 就職情報会社「ディスコ」は1月10日、昨年11月に来春卒業予定の大学生を対象に実施したアンケート調査で、定年まで勤務希望する学生は3割だけだったことを発表した。【1月10日 UNN】

 アンケートでは就職してもいずれは転職や独立を目指すという学生が多いことが分かった。調査は昨年11月、同社がインターネットで運営する就職情報サイトに登録している会員の中から大学3年生を抽出して実施。293大学の1584人から有効回答を得た。回収率80%。


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◎塚本投手が選ばれる 学生野球03年表彰者

 日本学生野球協会は1月9日、2003年度の表彰者(大学生26人、高校生47人)を発表した。神戸大からは投手の塚本が選ばれた。【1月9日 UNN】

 大学生の表彰者は以下のとおり。(★は神戸大関係者)

 鈴木隼人(旭川大)、増山祐太郎(札幌大)、三浦忠吉(青森大)、中村公治(東北福祉大)、熊谷修(東日本国大)、大西基也(国際武道大)、山根直輝(上武大)、高橋光一(創価大)、竹内智一(早大)、足立和也(亜大)、井川良幸(城西大)、光木丈揚(関東学大)、田辺英治(中京大)、上和馬(静岡産大)、後藤匡志(金沢学大)、河村浩輔(京大)、久米圭吾(龍谷大)、★塚本浩二(神戸大)、川本和樹(花園大)、森山周(大産大)、小山直人(近大)、中東直己(東亜大)、井内勝己(四国学大)、埜村和孝(九大)、甲斐俊治(九共大)、脇谷亮太(日本文理大)


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◎準々決勝で敗退 地区対抗ラグビー

 ラグビー全国地区対抗大学大会第2日が1月4日、瑞穂スタジアムで行われた。神戸大は準々決勝で東北学大と対戦し、26−20で敗れた。【1月4日 UNN】

●ラグビー全国地区対抗大学大会第2日(1月4日・瑞穂スタジアム)
▽準々決勝
神戸大 20−26 東北学大
九大 29−28 武蔵工大
福岡大 73−5 順大
愛知工大 60−7 道都大

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