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活躍するOB  神戸大学トピックス バックナンバー

vol.32 (2006.10〜2006.12)


Index

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「東商新聞」が神戸大学東京フェアを報道

 東京商工会議所が発行する機関紙「東商新聞」12月20 日号(月2回発行)が、来年1月12日に開催される「神戸大学 東京フェア」を報道している。「神戸大学東京フェア」の 概要は以下のとおり。なお、詳細については下記を参照。

http://www.innov.kobe-u.ac.jp/tokyofair/

開催日時 2007年 1月12日(金) (受付:午後0時00分から)
開催場所 ホテル フロラシオン青山
 (東京都港区南青山4-17-58)
1.講演会 (午後1時〜3時、会場:1階ふじ)
  13:00 主催者挨拶 神戸大学 学長 野上 智行
   「神戸大学のミッション - Toward Global Excellence -」
  13:10 基調講演(1) 川崎重工業株式会社
             代表取締役社長 大橋 忠晴 氏
   「21世紀を生きる重工業として目指すもの」
  14:10 基調講演(2) 神戸大学大学院
             経営学研究科 教授 金井 壽宏 氏
   「ネットワークの連結力-神戸発のワールドクラスのために- 」
  15:00 閉会挨拶 神戸大学 理事・副学長 眞山 滋志
2.パネル展示・試作品展示
  (午後1時〜5時、会場:2階芙蓉・3階孔雀)
3.交流会 (午後5時〜7時、会場:1階ふじ)
 ・開会挨拶 神戸大学理事・副学長 眞山 滋志
 ・来賓祝辞 文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)
                      藤木 完治 氏
       経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進課長
                      吉澤 雅隆 氏
 ・乾  杯 兵庫工業会 会長    小田 茂 氏
 ・中締め  神戸大学理事・副学長 北村 新三

(2006.12.25)

月刊誌「神戸っ子」12月号から

 通巻543号を数える神戸のタウン誌「神戸っ子」。12月 号には神戸市医師会創立50周年記念式典の模様が掲載されて いる。神戸市医師会は1956年(昭和31年)に、市内各地の医師 会が統合され創設された。11月4日にポートピアホテルで記 念式典がとりおこなわれた。記念演奏会ではベートーベンの 第9交響曲の演奏があり、市民2000人がつめかけるという盛 況。
 前日の11月3日には神戸医師会館で前夜祭があり、会員に よる様々な分野の文化活動の成果が発表された。本記事には 、式典で挨拶する川島龍一神戸市医師会長(1969年医卒)、 男声合唱団、陶芸や絵画の展示等の写真も掲載され、賑わい ブリを感じさせてくれる。
 同じく「神戸っ子」12月号の別なページには鈴木正幸名誉 教授(発)による連載「六甲味散歩」が掲載されている。12月 号はその第15回目。六甲八幡神社南にある和食と寿司の店「 さなみ」が紹介されている。「メニューは多彩、鍋物が得意 」と鈴木名誉教授は語る。月刊「神戸っ子」は、神戸市内の 主要書店で購入できる。

神戸市医師会館

(2006.12.22)

荷宮和子さん(法卒)の新著『キャラクターバカ一代』




ご参考

 荷宮和子(にみや・かずこ)さんの新著『キャラクターバカ 一代』が、バジリコ社から出版された(定価1400円+税)。荷宮 さんは1963年神戸市の生まれ。神戸大学法学部卒であるが、卒 年は不明。
 荷宮さんはティーンズ向けのアパレル&雑貨業界でマーケッタ ーとして働いた後、「くびれの世代=団塊の世代と団塊ジュニア に挟まれた永遠の少数派世代」に属する女の本音を読み解いた『 クマの時代』(光文社)でデビューした。漫画や宝塚歌劇を台詞に こだわり読み解いた『手塚漫画のここちよさ』(光栄)、『宝塚・ スターの花園』(廣済堂出版)や、くびれの世代と他の世代の差異 に着目した社会評論『若者はなぜ怒らなくなったのか』『声に出 して読めないネット掲示板』『なぜフェミニズムは没落したのか 』(何れも中公新書ラクレ)、『バリバリのハト派』(晶文社)等著 書が多数ある。駅弁とかわいいキャラクターグッズに目がない由。

本書の内容は以下のとおり。
 王道ハローキティから、エースコックワンタンメンのこぶた、 森永チョコボールのキョロちゃん、寿がきやのスーちゃん、ビク ターのトレードマーク「犬のニッパー君」……
クマやブタ、ウサギ、ネコ、カエル、ハムスター、はてはゆで卵 、お米、水滴まで、あらゆるジャンルのキャラクターが、A級・ B級・C級含め勢ぞろい。キャラクターグッズへの深い愛情を込 めて綴る、超極私的・日本キャラクター列伝。

(2006.12.21)

日本サッカー殿堂入りした賀川太郎さん(1945年、神戸経済大卒)

 神戸大学の前身校である神戸経済大学の卒業生賀川太郎 さんが、日本サッカー殿堂入りしている。「日本サッカー殿堂 」が2002年に設置したもの。日本サッカーへの顕著な功労者が 掲額されている。
 賀川さんは、1922年の生まれ。神戸一中(現県立神戸高校)、 神戸経済大学(現神戸大学)、田辺製薬、大阪クラブでプレー。 神戸一中では、1938年第20回全国中等学校蹴球大会優勝、1939 年度は主将として第10回明治神宮国民体育大会優勝を果たす。 戦後、復学した神戸経済大では1946年関西学生リーグで優勝す る。
 1948年に入社した田辺製薬では、1950年第3回全日本実業団 選手権に優勝以来、1957年まで6連覇を含む優勝7回。その間、 1950年の実業団選手権予選以来94戦93勝1分という無敗記録樹 立に貢献、田辺製薬の黄金期を築く。また同時期、大阪クラブ では岩谷俊夫氏らとプレーし、天皇杯全日本選手権大会では 1951年第31回大会から3年連続で決勝に進出した。
 日本代表として、1951年第1回アジア競技大会(ニューデリ ー)、1954年同第2回大会(マニラ)、1954年ワールドカップス イス大会アジア予選に出場。レベルの高いボールテクニック と戦術眼を持ち、日本代表でも右ウィングの鴇田氏とのコン ビで活躍。ベルリンオリンピック以降の戦前のサッカーの上 昇期を知る選手として、戦後の混迷期に日本サッカーの存続 と技術の向上に努力した世代の一人。1990年没 。

(2006.12.20)

作家重松清さんの「マスターズ甲子園」ルポ


 直木賞作家の重松清さんが、週刊朝日誌上で5回にわたり「 マスターズ甲子園」(注)のルポ記事を連載している。第1回目は 11月24日付。以後毎週連載され、12月22日付が第5回目(最終回) となった。
 20歳台のボランティアから70歳代の選手まで、様々な世代の 男女にインタビューして、このユニークなイベントを深堀りして いる。最終回では第1回目から事務局を支えた彦次佳さん(神戸 大学大学院博士課程在籍、成人スポーツを研究)、谷めぐみさん (神戸大学大学院研究員、スポーツ振興を専攻)たちの感動を伝 えている。最終ページには、本大会の実行委員長である長ヶ原 誠助教授(発)の若々しい雄姿(写真)が掲載されている。
 なお、この連載は来春になって単行本として朝日新聞社から 出版されることになっている。神戸大学は、このイベントの“ 後援”を行っており、極めて有効な広報ツールとなるであろう。

(注)
「マスターズ甲子園」とは、ホームページ上の定義によると、 「全国の高校野球OB/OGが、性別、世代、甲子園出場・非出場、 元プロ・アマチュア等のキャリアの壁を超えて出身校別に同窓 会チームを結成し、全員共通の憧れであり野球の原点でもあっ た『甲子園球場』で白球を追いかける夢の舞台を目指そうとす るもの」。一昨年第1回を開催、今年は3回目。

【参考】kobe-u.com「トピックス」10月20日 付:「マスターズ甲子園」、今年は11月4日、5日開催

(2006.12.19)

貴重な収蔵品を誇る「神戸大学海事博物館」


 

『KOBEみなと物語〜マリンポートツーリズム〜』の表紙

   

 NPO法人神戸グランドアンカーが製作した『KOBEみなと物語 〜マリンポートツーリズム〜』が、話題を呼んでいる。発行者は 村上和子さん。港、海、船にからめて、神戸の文化(旧メリケン 波止場、旧外国人居留地)やグルメ(珈琲、イカナゴのクギ煮、 灘の酒等)が登場する楽しい本である。淀川長治、横溝正史、勝 海舟、坂本龍馬、松方幸次郎、呉錦堂等神戸ゆかりの人物にもペ ージを割いている。
 本書52ページには「海のことなら何でもわかる」として神戸大 学海事博物館が紹介されている。この博物館は1967年(昭和42年) に神戸商船大学海事資料館として設立、2003年10月に神戸大学と の統合時に現在の名称になった。現在の収蔵品は約3000点。うち 260点が1000平方メートルの館内に展示されている。西洋型帆船 模型、航海用器具、北前船模型、六曲一双の海路図屏風等の貴重 な資料に特色がある。

【参考】神戸大学海事博物館ホームページ
  http://www.museum.maritime.kobe-u.ac.jp/

なお、『KOBEみなと物語〜マリンポートツーリズム〜』は、神戸 ・元町通りの海文堂書店で販売している。その他の市販場所はな いが、版元のNPO法人神戸グランドアンカー(電話:078-351-1335 ,FAX:078-351-1334)宛申し込んでいただきたい。定価は税込 800円、送料は210円。

(2006.12.18)

住民が主役、行政は脇役、佐藤三郎西須磨まちづくり懇談会事務局長(1957年営卒)

 12月9日付朝日新聞のコラム「新市民伝」で佐藤三郎さん( 1957年営卒)が紹介されている。佐藤さんは高校の社会科教師歴 約30年。定年退職目前の1991年に地元の自治会の手伝いを頼まれ 、その後総務部長になり、地域活動の大切さを知った。きっかけ は、神戸市が中身を隠して手続きを進めようとした西須磨の区画 整理事業。自治会の反対で頓挫した後、市は阪神大震災に乗じて 道路だけを用地買収で建設すると表明した。
 「市は住民の声を聞かずに公共事業を押し付ける。これでは街 はよくならない」と佐藤さん。 自治会役員、市民団体幹部、主婦 らで「まちづくり懇談会」を結成し、道路、福祉、環境について 対話を市に呼びかけたが、市は応じない。1997年から市を相手に 公害紛争調停を続けている。高齢者助け合いや公園の運営も住民 主体で進めている。「行政主導の住民参加はだめ。住民主役、行 政脇役を保証する仕組みが必要」と佐藤さんは語る。住民主導の まちづくりを試みた例として、神戸の市民活動は全国的に注目さ れているようだ。
 佐藤さんは神戸大学の学生時代、近所の公民館で人形劇など地 域の若者のサークル活動を引っ張っていた。

  【参考】http://machikon.web.fc2.com/

(2006.12.15)

小津安二郎の神戸高商受験

 映画監督として、また脚本家として「東京物語」、「秋刀 魚の味」等多くの作品を残した小津安二郎(1903-1963)は、三歳 上の兄新三が在学していた神戸高商(神戸大学経済・経営・法学 部の前身)を受験した。これは1921年(大正10年)のことである。 試験の結果は芳しくなく、試験初日の夜に神戸市内で映画を三本 見た。結局、試験のため滞在した神戸で都合十本の映画を見た。 神戸高商の受験は失敗に終わる。
 三重県立宇治山田中学(現宇治山田高校)を卒業した小津安二郎 は、その後名古屋高商(現名古屋大学経済学部)や三重県立師範学 校(現三重大学)も受験するが、これらも失敗した。翌年、もう一 度三重県立師範学校にチャレンジするが、これも失敗した。長じ て小津安二郎は後世に名を残す映画監督になるのだが、もし受験 に成功していると、平凡な人生を歩むこととなったに違いない。
 今秋、中公新書の一冊として刊行された貴田庄著『小津安二郎 』、3年前に刊行された同『監督小津安二郎入門』何れの本にも 以上の神戸高商受験と映画についてのエピソードが紹介されてい る。なお、古い凌霜会会員名簿によると、兄小津新三は神戸高商 卒業後、第一銀行(第一勧業銀行→みずほ銀行)に勤務していたこ とがわかる。 (文中敬称略)

旧神戸高商の正門(六甲台移転前)、写真の石の門柱は神戸市立葺合高校構内に現存している。

(2006.12.14)

平山洋介教授(発)の新著『東京の果てに』、各紙に書評

 11月26日付朝日新聞「読書」欄に、は平山洋介教授(発)の 著書『東京の果てに』(NTT出版、定価2400円+税)の書評が掲載 されている。執筆者は北田暁大東大助教授。
 東京は住宅価格の低迷から抜け出せないコールドスポットが 都市縁辺部に散在する一方、ホットスポットでは多額の投資を 呼び込んでタワーマンションがそそりたっている。著者は、タ ワーマンションが周辺の街の文脈から独立した“飛び地”とし て内閉し、これを都市における風景、暮らしの経験、建築と環 境の差異を見えにくくする“反都市的”名試みと見ている。評 者は本書に関して「世界都市として成熟へ向かっているかに見 える東京が実は都市としての機能を失いつつあるのではないか 、一著者の問題意識は的確で切実なものだ」と結んでいる。

 12月10日付日経紙「読書」欄にも『東京の果てに』の書評が 掲載されている。こちらの執筆者は鈴木博之東大教授。平山教 授の明快な文を「ハードボイルドな短い文章」と評するなどユ ニークなタッチ。同書が、東京の墓地について述べていること についても言及していた。

 なお、『東京の果てに』については、既にkobe-u.comホーム ページのトピックス欄(11月17日付)で取り上げている。
  http://home.kobe-u.com/tokyo/topics/topics032.html#2006.11.17

(2006.12.13)

宮下規久朗助教授(文)の新著『カラヴァッジョ』




ご参考

 “今世紀初の美術全集”といわれる小学館「西洋絵画の巨匠」 シリーズ(全12巻)の一冊として宮下規久朗助教授(文)の著書『カラ ヴァッジョ』が、刊行された。定価は3200円+税。
 本書は、日本でもファンが増えつつあるイタリアの画家カラヴァ ッジョの本格的な画集。カラヴァッジョについての宮下助教授の研 究成果は、サントリー学芸賞受賞の前著『カラヴァッジョ−聖性と ヴィジョン』に盛り込まれている。ただし、こちらは専門的な研究 論文集の性格の著作であり、すべての作品に言及したわけではない。
 今回の画集は一般の読者向けのもの。ほぼすべての真筆作品に最 新の研究成果を踏まえ、必要最小限の平易な解説を付し、さらに、 特集ページとして、画家の波乱に満ちた生涯が描かれている。その ほか、代表作に秘められた深い意味、カラヴァッジョが後世の美術 界に与えた広範な影響、そして知られざる日本との関係などについ ても詳述されている。

 なお、宮下助教授の『イタリア・バロック 美術と建築』(山川 出版社)も『カラヴァッジョ』とほぼ同時期に刊行されている。

(2006.12.12)

神戸元町・海文堂書店の広報紙「Cahier」に神戸大学「カレンダー」、同「キャンパスマップ」登場

 神戸元町通りにある・海文堂書店の月刊広報紙「Cahier」 11月号に、神戸大学「カレンダー」、同「キャンパスマップ」 のPR記事が登場した。
 海文堂書店では、神戸大学のロゴマーク入の「卓上カレンダ ー」、「トレッキング キャンパスマップ」(定価:各500円) を販売中である。なお、これらのロゴマーク入商品は、神戸大 学生協、神戸KUC、神戸大学学友会大阪クラブ(大阪凌霜クラ ブ)、東京凌霜クラブ、ジュンク堂書店(センター街2店舗、三 宮駅前店)で販売している。
 なお、海文堂書店の2階には船舶、海運、港湾、船員、海上 保険、釣り等の「海事図書」が充実している。そのコレクショ ンは、“日本一”であり、東京や鹿児島等の遠方から注文が来 る。海事科学部教職員・学生たちにとっては、“おなじみの本 屋さん”だ。神戸商船大学、神戸大学海事科学部の卒業生で、 「海文堂書店の2階を知らない」という人物がいたら、「モグ リ?」と揶揄される程である。

(2006.12.11)

森信三元教授(教)が創刊した「実践人」、この11月で600号


 神戸大学教育学部(現発達科学部)の森信三元教授(故人) が創刊した「実践人」が、本年11月号で600号記念を迎えた。 「実践人」は、1956年(昭和31年)4月に創刊された。この雑誌 は「教育の在り方」、「人間いかに生きるべきか」をテーマに 50年の年月わたり発行されてきた。
 この間の経緯を「実践人」600号の巻頭言で、発行元である 社団法人「実践人の家」浅井周英理事長は次のように述べてい る(原文のまま。一部省略)。

 森信三先生(写真)は、昭和21年6月7日、凍餓死を覚悟した 奉天から舞鶴港へ帰国され、その翌年、日本がまだ敗戦の浮塵 の収まらぬ中、個人誌『開顕』を創刊された。
 しかし、余儀なき事情のため、『開顕』は93号で休刊となっ た。当時、先生は生活上、大変な苦難を受けておられたが、「 確実に脚下に実践の小石をつみゆく実践の小石をつみゆく実践 人への要求が、今旺然たる民族の大流ならん時」であると観ぜ られ、昭和31年4月、誌名を『実践人』と改め、再起を期して 創刊されたのが本誌である。
 『実践人』が森先生の個人誌的色彩の強かった時期は、独特 の魅力があり、日本を、そして教育を良くしたいという先生の 情熱が隅々まで溢れていた。その根本には、中江藤樹の陽明学 ・石田梅岩の石門心学・二宮尊徳の報徳実学があり、それらの 精神の現在における展開として、主体性・実践性・庶民性を重 視する日本的実践学を確立したいという願いがあった。
森先生逝きてはや14年。しかし今も先生の思想を学び、社団法 人「実践人の家」の活動を続けていることは大きな喜びである 。600号に至ったのも、歴代編集者のご苦労と、本誌を支え広 めてくださった道友諸氏のお陰と心から感謝を捧げたい。

写真は、社団法人「実践人の家」ホームページから

(2006.12.08)

神戸大学が五百旗頭真氏に名誉教授の称号を授与

 神戸大学は12月1日、五百旗頭真氏に対する名誉教授 の称号授与式を行いました。
 五百旗頭氏は今年7月31日に神戸大学を退職し、8月から 防衛大学校長に着任。忙しい日々をおくられており、この 日の授与となりました。授与式で野上智行学長は称号記を 手渡したあと、在職時の労に感謝し、これからも健康に留 意されるよう述べました。

(2006.12.07)

地主敏樹教授(経)の新著『アメリカの金融政策』




ご参考

 東洋経済新報社から、地主敏樹教授(経)の新著『ア メリカの金融政策』(定価3600円+税)が刊行された。本 書はアメリカが金融危機に陥っていた1990年代初頭から 「ニュー・エコノミー」の入り口となった1996年までの 、金融政策を総合的かつ詳細に分析するという著者の意 図のもと執筆されている。
 この時期、日本は「バブル」の後遺症に沈んでいた。 一方、アメリカは危機から立ち直って持続的な好景気へ と進んでいく。アメリカの中央銀行である連邦準備制度 のトップであったグリーンスパン議長の政策運営がマジ ックと賞賛された時期でもあった。
 アメリカが、金融危機を克服し、繁栄に至る過程を本 書は明瞭に描き出している。我国の金融政策を考える上 で示唆に富んでいるといえよう。

(2006.12.07)

46億年前の生命の起源? NASA中村圭子研究員(1996年理卒、2002年理院、理博)等が発見

 12月2日付読売新聞等各紙の報道によると、米航空 宇宙局(NASA)の中村圭子研究員等のチームが「カナダに 落ちた隕石に46億年前の太陽系誕生期に形成された有機 物を見つけ」、これを12月1日付の米科学史誌「サイエン ス」に発表した。
 中村圭子研究員は、1996年神戸大学理学部卒、ドイツ に留学後2002年に神戸大学から理学博士の称号を取得。 同年からNASAに勤務している。本年5月3日付朝日新聞「 ひと」欄でも「彗星のちりの研究で活躍するNASA研究員 」としてクローズアップされていた(2006.05.16付トピ ックス参照)。

(2006.12.06)

12月4日から「野口順一洋画展」開催

 「野口順一洋画展」が、12月4日から9日まで、大阪 ・北浜で開催されている。野口さんは1955年神戸大学法学 部卒。在学中は凌美会(学内の美術部)に所属、現在は武庫 川女子大のオープンカレッジで講師をつとめている。
 今回の展示ではベネチア、パリ等の風景画が主体。場所 は「ギャラリー・モズ」(大阪市中央区伏見町2-2-3伏見ビ ル、電話06-6231-2035)。なお、最寄り駅は地下鉄御堂筋 線淀屋橋駅(11番出口東へ徒歩7分)、地下鉄堺筋線北浜駅 (6番出口徒歩3分)。

野口順一さんの作品

(2006.12.05)

小川進教授(営)による『株式会社の書評』の書評




ご参考

 小川進教授(営)が、11月26日付の日経紙「読書欄」に、 ジョン・ミクルスウエイト、エイドリアン・ウールドリッジ 著『株式会社』(ランダムハウス講談社、定価2000円+税)の 書評を寄稿している。以下は、その概要。

 過去の思想家は、国、共同体、政党等が社会に最も影響を 与える単位になると予言した。しかし、これはことごとく外 れ、会社が現代社会を考える上で最も重要な単位となった。 今、世界で最も大きい組織100のうち、会社が半分超が会社 である。

 なぜ、会社が強大となったのか。その理由と考えられる様 々な“事実”が、本書にはちりばめられている。古くは紀元 前3千年。そして現在に至る株式会社に関する本書に書かれ た記述は興味が尽きないものがある。一方、経済学の鼻祖ア ダムスミスは「会社は時代遅れで非効率」と批判していた。 このように、会社に関する幅広い知識も提供してくれるのも 本書の魅力だ。

(2006.12.04)

神戸大学ビーフ、日経ビジネス(11月20日)で紹介

 日経ビジネス(11月20日)で、神戸大学ビーフが紹介され ている。以下は、その概要。
 神戸大学農学部が、昨年から付属農場で飼育した肉牛を三越 日本橋本店で販売している。価格は一般農家と同じ100グラム 4,000円程度。あくまでも研究目的で飼育していることから、 月に1-2頭しか入荷しない。「神戸大学産はいつ入るのか」と いう電話がよくかかってくるため、11月から店頭で入荷日を 告知するようになった。

 なお、この記事では京都大学・早稲田大学協同で生産する エンマー小麦(エジプトで栽培)を使ったビール、東京農大の 飲料カムカムドリンク、京都産業大学の「京産茶(きょううぶ ちゃ)」等も紹介されていた。

写真は神戸大学経済学部久保広正教授のゼミ生たち。
ゼミ旅行で日本銀行本店を訪問して記念写真。この後、近く の三越に行って「神戸大学ビーフ」を鑑賞(?)し、三越で食事 をした由。(久保ゼミホームページから)

(2006.12.01)

毎日新聞大阪本社藤原規洋経済部長(1979年法卒)の発言


 10月29日付毎日新聞のコラム「いわせてもらえば 百黙 一言」に、同新聞社大阪本社経済部長の藤原規洋さんが、「た こ焼きvsぶぶ漬け、自覚せよ“地方の兄貴分”」の タイトル で寄稿している。2008年に日本で開催されるサミット(先進国 首脳会議)の誘致に関して、大阪と京都が次元の低い争いをし ていることに関して、藤原さん「関西の不協和音だけが“アピ ール”されることになれば、これ以上の皮肉もないだろう」と したうえで、大阪・関西は「東京に対する“地方”の兄貴分と しての包容力、指導力を発揮」すべきと主張する。
 毎日新聞大阪本社の要職をつとめる藤原規洋さんは、神戸大 学に在学中は応援団に所属。現在は応援団OB会(翔鷹会)の会 長でもある。

左は、毎日新聞大阪本社夜景(ホームページから)

(2006.11.30)

新刊書『神戸の古本力』から

 みずのわ出版(本社:神戸市中央区)から林哲夫・高橋輝 次・北村知之編著『神戸の古本力』が刊行された。定価は1500 円+税。この本は、今年の7月に神戸・元町の海文堂書店で開催 された“トークショー”を一冊の本に纏めたもの。この“トー クショー”に出場した3人が編著者となっている。以下は3人の プロフィール。

○林哲夫(はやし・てつお)
 1955年香川県生まれ。画家。書物雑誌『sumus』編集人。1986 -95年神戸市に在住。著物に『喫茶店の時代』(編集工房ノア)、 『歸らざる風景』『文字力100』『読む人』(みずのわ出版)、 他。ブログ「daily-sumus」http://sumus.exblog.jp/

○高橋輝次(たかはし・てるつぐ)
 1946年三重県伊勢市生まれ。神戸で育つ。協和銀行を経て、 創元社に入社。現在、フリー編集者。著書に『関西古本探検』 (右文書院)、『古本が古本を呼ぶ』(青弓社)、他多数。

○北村知之(きたむら・ともゆき)
 1980年神戸生まれ。神戸在住。書店アルバイト。メルマガ 「早稲田古本村通信」に「チンキタ本バカ道中記」連載中。

 以下は、同書23ページからの引用で、発言しているのは北村 氏。阪急六甲、JR六甲道あたりの古書店の話題である。

 やっぱり神戸大学があるせいか、良い古本屋が何軒かかたま ってあるので良く行きます。北から南に、口笛文庫、宇仁菅書 店、文庫六甲、あと国道沿いに新古書店の古本市場、あとカラ ス書房という中国書専門の店もすこし離れた阪神電車の沿線に あります。
(中略)口笛文庫は去年の一月に阪急六甲とJRの六甲道のちょう ど間くらいにオープンしました。そこには週に一度か二週間に 一度くらいは必ず行きます。看板に「古本とジャズ」、これは 植草甚一からの引用かな、そうあるようにジャズのCDも売って いて、あと洋書もけっこう多いのです。値付けもかなり安い。 親子連れで来て母親が子どもに絵本を読み聞かせてそのまま買 わずに帰っていく、そういう微笑ましい光景も見られます。

 以上の引用文の中に登場する口笛文庫(写真)のオーナーは、 尾内純さん。神戸大学発達科学部の卒業生(1997年)だ。なお、 本書には詩人安水稔和さん(1954年文卒)、香料史研究家山田憲 太郎さん(1932年旧制神戸商業大卒)等神戸大卒業生の著書の話 題が出ていた。また、巻末のアンケートには、画家で歌人の南 輝子(1967年文卒)さんが、三宮のジャズ喫茶「バンビ」の思い 出を寄せていた。

(2006.11.29)

「東京六甲男声合唱団」が団員募集

 「東京六甲男声合唱団」は、関東在住の神戸大学グリ ークラブのOBが主体となって4年前に小さなグループで発足 した。現在は約30名の団員で、毎週火曜日に秋葉原の神田 キリスト教会で練習を行っている。合唱の好きな卒業生は誰 でも加入できる。
 幅広いレパートリーの曲目を採り上げ、重厚な迫力と繊細 なアンサンブルを目指し、更に11月からは芸大出身の仲子誠 一氏を指揮者をお迎えして、一層の上達を計っている。
 団の雰囲気は、大阪弁の飛び交う凌霜クラブの延長線上に ある同窓会的なもの。練習後の飲み会(自由参加)も楽しい。
 「合唱の好きな方は何方でも大歓迎です。神戸大学OBのみ なさん、ご一緒に男声合唱を楽しみませんか」と同合唱団は よびかけている。
 最近の演奏活動は、4月に、第1回演奏会を浜離宮朝日ホー ルで開催。最近では、東京凌霜会の40周年記念式典や 同石 井好子さん「音楽と語らいの夕べ」、特別火曜会(「商神」 に関する講演会)で合唱を披露した。

練習場:神田キリスト教会
〒101−0021東京都千代田区外神田3−5−11
電話:03−3251−4981 FAX:03−3251−3757
交通機関:地下鉄 銀座線 末広町駅 出口3&1(徒歩2分)
            千代田線 湯島駅 出口6(徒歩6分)
       J R  秋葉原駅 電気街口(徒歩10分)
練習日:毎週火曜日午後6時から(原則8時過ぎまで練習)
月4回(第5火曜日は休み)
入会金:1,000円
会 費:月額4,000円
入会資格:男声合唱の好きな方であれば何方でも大歓迎
連絡先:東京六甲男声合唱団 マネージャー大野紘(1963年経済卒)
住所:〒194-0043 町田市成瀬台2−10−11
電話/FAX : 042−726―3578
E-mail:hiroshi-ohno@tbf.t-com.ne.jp

(2006.11.28)

加護野忠男教授(営)、稲盛和男著『アメーバ経営』を書評




ご参考

 10月29日付の日経紙「読書欄」に、加護野忠男教授 (営)が、京セラ・稲盛和夫名誉会長の著書『アメーバ経営 』(日本経済新聞社、定価1500円+税)の書評を寄稿してい る。
 “アメーバ経営”の目的は、市場に直結した部門別採算 制度の確立、経営者意識を持った人材の育成、全員参加経 営の実現である。なかでも一番重要なのは人材の育成。加 護野教授は、「利益にこだわるが、利益に突き動かされな い」というのが経営の要諦なのかもしれないと指摘してい る。

(2006.11.27)

松岡三郎さん(1960経卒)の新著『アメリカの年金ハンドブック』




ご参考

 社会保険労務士の松岡三郎さん(1960経卒)が、『アメ リカの年金ハンドブック』(カナリア書房、800円+税)を出 版した。同じく社会保険労務士の白石通代さんとの共著。 本書はアメリカで働いたことのある日本人が、アメリカの 公的年金を受給するために書かれた。アメリカ赴任経験者 (ソーシャル・セキュリティ・カード所有者)は、要チェッ ク。
 2006年10月、日米社会保険協定が発効、日本に居ながら 、アメリカの年金が受け取れるようになった。該当者は日 米合わせて6万人。過去累計約100万人の日本人に受給の可 能性があるという。
 松岡さんは、在学中はホッケー部に所属。神戸大学卒業 後は大手都銀に入社した。国際畑が長く、ニューヨーク、 マニラ、シンガポールに通算15年間勤務する。

(2006.11.24)

農学部の活動拠点が「ゆかりの地篠山」に設置

 神戸大学農学部の活動拠点「地域連携センターフィール ドステーション」が、兵庫県篠山市東新町に開設された。農 山村等地域に密着したテーマについて調査研究活動の拠点と して活用する。篠山は、1949年から66年まで兵庫県立兵庫 農科大学があったところ(11月12日付読売)。
 ところで、神戸大学医学部の前身である兵庫県立神戸医科 大学医学進学課程(教養課程)も兵庫農科大学に併設されてい た。古い卒業生にとって篠山は懐かしい土地である。神戸医 科大学は1964年、兵庫農科大学は1966年に、それぞれ国立移 管され神戸大学の医学部と農学部になった。

【参考】「地域連携センターフィールドステーション」のホームページ
http://www2.kobe-u.ac.jp/~chiiki/jigyou/02.html

(2006.11.22)

蓑原俊洋助教授(法)の新著『カリフォルニア州の排日運動と日米関係』




ご参考

 簔原俊洋(みのはら・としひろ)助教授(法)による新著 『カリフォルニア州の排日運動と日米関係 移民問題をめぐ る日米摩擦、1906〜1921年』(有斐閣、4500円+税)が出版さ れた。本書は神戸法学双書の第33巻として刊行されたもの 。簔原助教授は1971年生まれ。カリフォルニア州で育った 日系アメリカ人、1999年から神戸大学助教授の職にある。 以下は、その概要。

 米国における排日問題は、戦前の日米関係における重大 な懸案事項として存在し、最終的には大きな禍根を残す結 果を招く。近代日本の出発は「不平等条約」を原体験とし ている。それだけに、“差別”に対しては反射的に敏感で あった。近代化に成功し、列強の一員となった日本ではあ ったものの、非白色人種の国家であるという事実は多くの 困難を伴った。こうしたなか、カリフォルニア州の排日運 動によって示されるアメリカからの拒絶は、日本を従来の 「脱亜入欧」の意識からアジアの盟主としての「脱欧入亜 」の意識へと傾倒する引き金となった。

(2006.11.21)

石橋克彦教授(都市安全研究センター)、北陸にも大津波の可能性あることを予測

 11月1日付の日経紙によると、石橋克彦教授(都市安全 研究センター)は、「北陸以西の日本海側の大津波はほとん ど想定されていなかったが、日本海海底の活断層で大地震が 起きた場合、若狭湾沿岸を中心に高さ3-4メートルの大津波 に襲われる恐れがある」との予測を日本地震学会で発表した 。石橋教授は「2004年のスマトラ沖大地震を教訓に、発生し うる被害をあらかじめ想定すべきだ」と語っている。


神戸大学ホームページから

(2006.11.20)

平山洋介教授(発)の新著『東京の果てに』




ご参考

 生活空間計画専攻の平山洋介教授(発)の著書『東京の 果てに』(NTT出版、定価2400円+税)が刊行された。この本 は「日本の<現代>」シリーズの第15巻として刊行された もの。 『東京の果てに』は、戦後の高度成長のもと巨大都 市に変身してきた“東京”を、多面的に光をあて浮き彫り している。本書は、ありふれた内容の「東京論」、「都市 論」ではない。巨大な高層マンション、路上の監視装置、 墓地等切り口はユニーク。本書は、日本図書館協会による 選定図書となっている(11月8日付)。

(2006.11.17)

「中国神戸大学同窓会」発足会開催、10月16日北京で

 中国の北京外国語大学北京日本学研究センターの講堂で 10月16日、「中国神戸大学同窓会」の発足会が開かれた。 神 戸大学卒業生や大学関係者約30人余りが出席。記念講演会、 発足総会、祝賀会が開かれた。
 記念講演会は、一般公開された。加藤弘之氏(日本国在中華 人民共和国大使館公使・前神戸大学(経)教授)による「日本の 対中ODA」と題する講演。
 発足総会では、中国神戸大学同窓会の組織構想と役員の選出 と承認が行われ、初代会長に徐一平氏が選ばれた。徐氏は1989 年文化学研究科修了、現北京外国語大学北京日本学研究センタ ーの主任で、「中国神戸大学同窓会」の発足のために準備委員 長として昨年から尽力されてきた。徐会長からは「中国神戸大 学同窓会」の今後の活動と組織構想について提案があり、中国 の国内事情を勘案して「大連地区」、「北京地区」、「上海華 東地区」、「広東香港地区」の四つの地域に分けて会の運営を 行う方針を確認し合った。
 総会では、西島章次国際交流担当理事・副学長が「神戸大学 の現状と国際化」と題して講演を行い、法人化後の大学の状況 と国際交流の展望を説明し、とりわけ今後大学、学友会と各国 同窓会の連携を強調。海外同窓生を中心とする海外ネットワー クの重要性を力説した。 総会終了後、祝賀会が開かれた。

この発足会の様子は、人民日報のインターネット版(民網)日本 語版でも大きく取り上げられた(下記参照)。
http://people.ne.jp/2006/10/17/print20061017_64014.html

【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_10_24_01.htm

(2006.11.16)

第10回アナリスト・エコノミスト ランキングから

 毎日新聞社発行の週刊エコノミスト誌11月7日号に、 定例の「アナリスト・エコノミスト ランキング」が、発 表されている。このランキングは、国内の主な機関投資家 の資産運用担当者に投票を依頼し、国内で活躍するアナリ ストやエコノミストを部門別にランキングするもの。この 企画は1997年にスタート、今年は丁度10回目にあたる。
 総合電機・半導体、家電等主として業種別にそれぞれ投 票がなされ、所定のポイント計算方法により1位がきまる。 全体で32部門があり、32人のトップアナリスト・エコノミ ストが決まった。神戸大学の卒業生では次の2人はトップ となった。

造船・プラント部門
岡嵜茂樹(野村証券) 1991年(営卒)

商社部門
石曽根毅(大和総研) 1988年(農卒)

 岡嵜さん、石曽根さんは、ともに昨年に続いて2年連続 トップの座を占めた。
 なお、週刊エコノミスト誌11月7日号には、同誌の好評 連載シリーズの「娘、息子の悲惨な職場」(Part5)が掲載 されている。小林美希さん(2000年法卒)が「正社員にな っても逃れられない低賃金」、「大学4年生の就職は“楽” でした 採用は増えたが大学は“離職率が高い”と警戒」 の二本の記事を寄稿している。

(2006.11.15)

宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)、日経経済図書文化賞を受賞




ご参考

 第49回日経・経済図書文化賞が、例年どおり11月3日 文化の日に発表された。受賞は全部で五点。宮尾龍蔵教授 (経済経営研究所)による『マクロ金融政策の時系列分析  政策効果の理論と実証』(日本経済新聞社、定価3,800円 )が同賞を受賞した。
 「総評」において貝塚啓明教授(中央大)は、「時系列分 析を厳密に適用した優れた研究業績」と本書を高く評価し た。審査委員の本多祐三教授(大阪大)は「本書は金融政策 の有効性、インフレ目標政策を巡る政策論、流動性のわな 、為替レート政策、経常収支と財政収支の持続可能性、日 本経済の長期停滞など、今日われわれが直面する重要なマ クロ.金融の政策課題を正面から取り上げ、実証的に分析 しており、その貢献は大きい」とコメントしている。

(2006.11.14)

神戸大と神戸バイオメディクスが開発した医療機器「ガットクランパー」

 神戸の中小製造業者が共同出資して設立した神戸バイ オメディクスは、医療機器の販売会社。同社は神戸大学等 と共同研究により開発し腸管外科手術用医療機器「ガット クランパー」の販売を開始した。神戸バイオメディクスは、 2003年のに設立。今般の「ガットクランパー」は、同社最 初の自社ブランド製品である。
 「ガットクランパー」は、腸の切除手術の際に使用する。 患部を挟み込んで患部からの内容物の漏れを防止すること ができる。価格は1セット9,500円。2006年度は100セットの 販売を目指す。以上は10月17日付の産経新聞から。

【参考】神戸バイオメディクスのホームページ
http://www.kobe-liaison.net/group/group4.html

(2006.11.13)

平和構築の流れを主導-日本の役割、木村幹教授(国際協力研究科)




ご参考

 10月17日付の日経紙の「経済教室」欄に、木村幹教授 (国際協力研究科)による、北朝鮮の核実験を踏まえた日本の 針路についての見解が掲載されている。木村教授は、最近韓 国の世宗研究所での客員研究から帰国したばかり。韓国での ホットな体験をふまえたもの。以下は、その概要。
 冷戦終結と北朝鮮の経済的衰退により国際社会における自 らの役割を見失った韓国では、様々な事象が生じている。す なわち、北朝鮮の核実験と同時に、融和政策を続ける政府へ の抗議デモ。北朝鮮を核実験に追いやったのは米政府だとす る人たちの米国大使館へのデモ。インターネット上で北朝鮮 核実験に喝采を送る人たち。韓国も核武装すべきと主張する 国会議員。日本の脅威の方が深刻と主張する人たち。これら が入り乱れ、韓国の政府も国民も自らの安全保障への最も深 刻な脅威が何なのか分からなくなっている。このような状況 の下で日本の役割は、“日本の過去”を想起させるような言 動を慎み、“平和構築勢力”として自らの出来ることを韓国 を含む国際社会とともに着実にやり遂げることである。
 なお、木村教授は11月1日付毎日新聞新聞紙上で「6ヵ国協 議に北朝鮮が復帰」した件に関して、「中国と北朝鮮のメン ツを立てた米」のタイトルでコメントを寄せている。

左は木村教授の著者『朝鮮半島をどう見るか』(集英社新書)

(2006.11.10)

医療支援船を台湾でも活用、神戸大と日本透析医会


 10月23日付日経紙によると、神戸大と日本透析 医会が、災害時に人工透析を受けられなくなった腎臓 病患者らを乗せる“医療支援船”の技術や運航ノウハ ウを台湾に提供する。1995年の阪神大震災を教訓に生 まれた支援船が海外で活用される第一弾。支援船は透 析が必要な患者を被災地外の病院に運ぶ。神戸大は海 事科学部の練習船“深江丸”を提供、患者情報を集め たり、安全に搬送する技術を確立した。台湾は地震が 多く、透析患者が4万5千人いるという。台湾海洋大学 や台北栄民総病院に技術を移転する。

【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2005_07_27_03.htm

左は、深江丸(V世)/ 総トン数:449トン

(2006.11.09)

根岸哲名誉教授(法)による神戸大学回顧




ご参考

 有斐閣発行の広報誌「書斎の窓」9月号、10月号 に根岸哲(ねぎし・あきら)名誉教授(法)の寄稿「経済 法と私」(上・下)が掲載された。以下は、その概要。
 戦前から経済法の講座があったのは、東京商大(現一 橋大)と神戸商大(現神戸大)のみ。神戸大学法学部は経 済法に理解のある珍しい学部であった。学生時代の根 岸名誉教授は卓球部に所属。また、専門課程に入って からは法律相談部に入り、移動相談で中国・四国地方 に出かけたこともある。4年生のときに司法試験を受 け、1964年(昭和39年)9月に合格した。
 神戸大学における経済法の初代担当は北村五良教授 。続いて福光家慶教授。根岸名誉教授の師は福光教授 だった。根岸名誉教授が研究生活のスタートに立った ころ、経済法は諸法、雑法に分類されている存在。と きには肩身の狭い思いをした。しかし、今日では独禁 法や知的財産法が重要視されるようになった。独禁法 が司法試験科目にはいったのは、その一例。
 出版社からの原稿依頼は、研究生活の発展に寄与し た。国・自治体から意見等を求められることが多く、 これが研究にも役に立つ。ゼミには多数の留学生が参 加、国際性を豊かに視野を広くしてくれる。神戸大法 学部は1980年に大講座制を導入、これが飛躍の契機と なった。なお、根岸哲名誉教授は現在甲南大学法科大 学院教授。

左は、根岸 哲 ・ 舟田 正之 著『独占禁止法概説』 有斐閣刊

(2006.11.08)

「年金制度の抜本改革を」、二神孝一大阪大教授(1987年経院後期修了)




ご参考

 10月6日付、日本経済新聞「経済教室」欄で、 二神孝一大阪大教授が、人口減少時代の経済政策と しては、政府が少子対策をとるのでなく、「年金制 度の抜本改革」が必要と論じている。
 現役世代が老人を支えるという現行の年金制度を 変えるべきである。人口が減少する局面に於いては 賦課方式の年金は破滅的。速やかに積み立て方式に 移行すべき。これが二神教授の主張である。
 二神教授は1958年生まれ。京都大学理学部を卒業 後、1987年神戸大学(経)院後期修了、専門は経済成 長論。

左は、二神孝一教授の著書『マクロ経済学入門 』 2006年、日本評論社

(2006.11.06)

スカイマーク、羽田・神戸間の運賃を10,000円に(12月1日-12月22日)


 神戸空港開港以後、神戸市民におなじみのス カイマークエアラインズ(株)は、10月1日から社名 変更して、スカイマーク(株)となった。スカイマ ークの羽田・神戸線は現在往復で16便。予約がなか なか取れない人気便となっている。
 スカイマーク(株)、普通運賃を運賃を12月1日から 12月22日の間10,000円とすることを決めた。これは、 11月の運賃11,000円より1,000円引き下げとなっている 。なお、スカイマーク便はkobe-u.comのホームペー ジ(左下バナー。以下と同様のもの)から空席照会や 航空券の購入が可能。
 なお、スカイマークの社長は1978年工学部卒の西久 保慎一さん。9月30日開催のホームカミングデーにお ける工学部の企画で講演を行っている(左写真)。

【参考】スカイマークのホームページ
http://www.skymark.co.jp/index.html

(2006.11.02)

へき地医療への取り組み、神戸大医学部

 10月15日付の日経紙が、最近問題となっている へき地での医療に関する各地の取り組みを特集してい た。その中で神戸大の動きも取り上げられている。
 神戸大は今年1月、兵庫県豊岡市の公立豊岡病院内 に「へき地医療学講座」を開設。自治医大からきた石 田岳史特命助教授らが地域の病院で診察しながら、医 学部生らを対象にへき地医療の担い手育成に取り組ん でいる。石田助教授は「来年度はへき地での実習を必 修科目にして、学生の関心を高めたい」と語っている。<br>  この講座は兵庫県からの寄附講座となっている(神 戸大ホームページによる)。

【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_05_29_01.htm

(2006.11.01)

来年1月に「神戸大学東京フェア」を開催

 神戸大学は2007年(平成19年)1月12日(金)に、 東京・青山で「神戸大学東京フェア」を開催する。
 法人化2年目を迎えた昨年は地元神戸で「神戸大学 産学官民連携フォーラム」を実施した。産学官民連携 シーズ情報の発信という全学を挙げた取り組みを、今 年度は首都圏を中心に全国へ向けて展開するもの。

開催日: 平成19年1月12日(金)
場 所: ホテル フロラシオン青山(東京都港区南青山4-17-58)

東京フェアでは、「安全・安心」「環境」「健康」「食」 にかかわる新規産業へと繋がる大学からの未来づくりを、 総合大学ならではの多岐にわたる研究分野よりご提案して いく計画。詳細は「神戸大学東京フェア」のホームページ (下記)で紹介している。

http://www.innov.kobe-u.ac.jp/tokyofair/

(2006.10.31)

フラオグルッペ沖幸子社長(1969年教卒)が、母校で講演




ご参考

 神戸大学を卒業後、全日空客室乗務員等を経てハウス クリーニングのベンチャー企業フラオグルッペを起業した 沖幸子さんの講演会が母校で開催される。沖社長は生活評 論家でもある。『ドイツ流 居心地のいい家事整理術』、 『ドイツ流シンプル料理学』等多数の著書があるほかテレ ビをはじめ各種メディアで多面的に活躍中。

【日  時】 2006年11月5日(日) 13:00〜14:30
【場  所】 神戸大学百年記念館 六甲ホール
【入場料】  学生無料、一般1,000円
【主  催】 神戸大学ベンチャービジネス研究会
【協  力】 社団法人凌霜会・株式会社神戸学術事業会
【講演者】  フラオグルッペ梶@沖幸子社長

(お申し込み・お問い合わせ)
 研究会事務局
 URL: http://home.kobe-u.com/vb-oki
 mail : vb-oki@kobe-u.com

【参考】 フラオグルッペ鰍フホームページ
   http://www.frau-grupe.com/

左は、著書『ドイツ流 居心地のいい家事整理術』(写真は沖さん)

(2006.10.30)

山口誓子さんの句碑は、高さ日本一




ご参考

 10月14日付静岡新聞に、俳人山口誓子さんの句碑は、 高さ日本一であることが報じられていた。これは“静岡県 の日本一”に関する記事の中に出ていたもの。富士山の山 頂にある句碑「下界まで断崖富士の壁に立つ」は、日本一 の高地に立っている。
 神戸大学六甲台キャンパスには、山口誓子さんの居宅が 復元され「山口誓子記念館」として保存されている。山口 誓子さんと、その妻で俳人の山口波津女さんの俳句や生涯 に関する記念物が展示されている。山口誓子さんご自身は 東京帝国大学法学部のご卒業であるが、神戸大学関係者に ご親戚が多く、神戸大学に旧居が保存され、また旧蔵書と ともに巨額のご寄付をいただいている。
 「山口誓子記念館」は、数奇屋造の日本家屋。句会、茶会 、邦楽の会等が開かれる。留学生達に日本文化に触れてもら う絶好の教材にもなっている。1963年6月16日、神戸大学は 山口誓子(本名:誓比古)さんに名誉文学博士の称号をお贈り した。

左は、『季題別山口誓子全句集 』

(2006.10.27)

漆嶋稔さん(1979年経卒)の訳書『中国思想に学ぶ成功にこだわらない生き方』




ご参考

 漆嶋稔(うるしま・みのる)さんは、神戸大学在学中は ESS部員だった。1979年に経済学部を卒業して三井銀行(現 三井住友銀行)に約20年勤務した後に退職した。退職後、故 郷の宮崎県都城市に帰り、そこで翻訳(中国語・英語)の仕事 をしている。漆嶋さんは、既に『聯想』『市場烈々』(とも に日経BP社)等多数の翻訳書を世に送っている。
 今般、漆嶋さんは『中国思想に学ぶ成功にこだわらない生 き方』を日本能率協会マネジメントセンターから出版した( 定価1400円+税)。本書の原著者は成君憶、中国企業のコン サルティング等を仕事としている。成君憶は既に『水煮三国 志』、『水煮西遊記』等中国古典を題材としたビジネス書を 出版している。

左の『中国思想に学ぶ成功にこだわらない生き方』は、タイ トルが示すように中国人ビジネスマンに語りかける“処世術 ”といった内容の本。全体は8章に分かれ、最初の第1章は「 成功者の行く末」、最終の第8章は「自我を捨てる」という 表題となっている。これだけでも本書の雰囲気を感じていた だけよう。なお、巻末の「訳者あとがき」で翻訳家に転進し た漆嶋さんの心境が語られているが、この部分はなかなか興 味深い。

(2006.10.26)

一海知義名誉教授(教養)が語る漢詩の魅力




ご参考

 10月15日付の日経紙読書欄で、漢詩の魅力が取り上げられ ている。明治以前には日本人が持っていた漢詩に関する豊かな素 養。これが現代では失われている。ところが、ここ数年漢詩が静 かなブームになっている。
 以上のような前置きのあと、漢詩に関する書物をが数冊紹介さ れている。その中に一冊に一海知義名誉教授(教養)によるエッセ ー『漢詩逍遥』があげられていた。この本の中に、天安門事件を 批判して米国人留学生が人民日報海外版に投稿した暗号めいた漢 詩を取り上げられている。このことに関して一海名誉教授は「社 会批判、政治風刺をこうしたかたちで突きつけるのも、中国古典 詩3千年の伝統の一つ」と指摘していることが記されていた。

左は『漢詩逍遥』(2006年、藤原書店、3780円)。

(2006.10.25)

松本哉さん(1967年理卒)の遺著『永井荷風という生き方』




ご参考

 『女たちの荷風』、『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』、 『幸田露伴と明治の東京』等多数の著作がある松本哉さんの本名 は松本重彰。神戸大学理学部の卒業生(1967年)。卒業後河出書房 で自然科学分野の編集に携わった後独立。作家でありながらイラ ストも描く。そんな異色の文化人である。
 松本哉さんの新刊本『永井荷風という生き方』(2006年、集英 社新書)が、10月17日に全国の書店の店頭に並んだ。同じ日の朝、 各紙が松本哉さんの訃報を掲載していた。訃報を見ると、喪主で ある松本さんの息子さんのお名前が「哉さん」とある。松本重彰 さんは、息子さんの本名をペンネームにしたということになる。
 これからもっともっと活躍していただきたかった。松本哉(重 彰)さんのご冥福を祈りたい。

(2006.10.24)

中井久夫名誉教授(医)の新著『樹をみつめて』




ご参考

 中井久夫神戸大学名誉教授(医)のエッセイ集『樹を みつめて』(みすず書房、2940円)が刊行された。100枚を 越える長編エッセイ「戦争と平和についての観察」、「神 谷美恵子さんの<人と読書>」を軸に書下ろしを含め22編 の作品が収められている。また、震災後の神戸をテーマと した作品もある。本書は昨年刊行された『時のしずく』(み すず書房、2730円)に続く第五エッセイ集。

(2006.10.23)

「マスターズ甲子園」、今年は11月4日、5日開催


 全国の高校野球OB/OGが、性別、世代、甲子園出場・非 出場、元プロ・アマチュア等のキャリアの壁を超えて出身校 別に同窓会チームを結成し、全員共通の憧れであり野球の原 点でもあった『甲子園球場』で白球を追いかける夢の舞台を 目指そうとする。そんな夢のような企画が「マスターズ甲子 園」。今年は、11月4日、5日に甲子園球場で開催される。
 「マスターズ甲子園」の開催は今年で3回目。神戸大学発達 科学部の長ヶ原誠研究室の発案から生まれた。「マスターズ甲 子園」の大会名誉会長は星野仙一氏。ホームページ上で「おっ さんよ、夢を持て」と語りかけている。

【参考】「マスターズ甲子園」のホームページ
http://www.masterskoshien.com/index2.html

左はマスターズ甲子園のポスター

(2006.10.20)

凌影会会長竹内淳一郎さん(1963年営卒)、カメラ産業史の研究も




ご参考

 第1回ホームカミングデイは、盛況のうちに、お開きとなっ た。このホームカミングデイに合わせて特別展示として「旧三商 大写真展」が9月30日から10月6日迄、百年記念館で開催された。 この展示会を企画当初から大学と折衝するなど多大の努力を払っ たのが凌影会(神戸大学写真部OB会)の会長をつとめる竹内淳一郎 さん(1963年営卒)である。

 竹内さんは、永らくカメラメーカーのミノルタ(現コニカミノ ルタ)に勤務。一方、大阪市立大学経済学部博士課程を修了、カ メラ産業史の研究を進めている。本年9月に日本経済評論社から 出版された『日本カメラ産業の変貌とダイナミズム』(定価3500 円+税)の分担執筆者(第6章輸出検査と品質向上を担当)である。

(2006.10.19)

書道の習慣は小学校低学年から 魚住和晃教授(国際文化)




ご参考

 パソコンの普及の影響か、書道人口が減っている。学校で きちんと書道を教えられる教師も少なくなった。一方、昨年11 月に全国で初めて静岡県伊東市が「書道教育特区」に指定される 等新しい試みもある。
 10月6日付読売新聞では「書道の習慣 低学年から」「礼儀作 法にも有益」等の見出しで、書道教室の減少(1995年の15,000 強から2005年の13,000強へ)のデータを紹介したうえで問題提 起を行っている。この問題に関して、魚住和晃教授(国際文化) のコメントも紹介されている。魚住教授は「教師に書道に親し んだ経験がない人が多く、十分な手本さえ示せない」と指摘。 また、「欧米人は漢字を美しいものととらえている」ことも紹 介していた。

左は、魚住教授の旧著『書を楽しもう』(2002年、岩波ジュニア 新書)

(2006.10.18)

10月17日シャンソン歌手石井 好子さんをお迎えして、東京凌霜クラブで創立40周年記念の「音楽と語らいの夕べ」

 10月17日、東京凌霜クラブで「音楽と語らいの夕べ」が 開かれる。同クラブので創立40周年記念行事の一環として開 催されるもので、シャンソン歌手石井好子さんをおむかえし ている。石井好子さんの父上は、元衆議院議長の石井光次郎 氏。石井光次郎氏は、神戸大学の前身校である神戸高商を1912 年(明治45年)の、卒業生で、神戸大学正門の門標「神戸大学」 の揮毫者でもある。また、石井光次郎氏は設立間もない東京 凌霜クラブの常連メンバーで、出光佐三氏(1909年神戸高商卒、 出光興産創業者)等とともに同クラブの基礎を築いた一人でも ある。
 石井好子さんは、5年前の東京凌霜クラブ35周年記念の会に もご出席いただいている。今般の40周年記念の会では石井好子 さんとの懇親パーティーも計画されている。父上の石井光次郎 先輩との交流体験を持つ会員も多数出席されることから、想い 出話の華がさくことであろう。東京六甲男声合唱団(神戸大学 グリークラブOB会)の参加もあり、会を盛り上げる。

日 時:2006年10月17日(火)午後6時(受付開始)〜8時30分
場 所:東京凌霜クラブ 千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル地下2階
会 費:4,000円

<スケジュールの概要>
1.受付開始            午後6時
2.東京六甲男声合唱団     午後6時30分
3.石井好子リサイタル      午後7時
4. 懇親パーティー        午後7時30分

司会:長谷川智紀氏(2003年営卒)パソナユース代表取締役

参加ご希望の方は、e-mail、FAXまたは電話で、事務局までお申し込み下さい。
東京凌霜クラブ宛
  tokyo@kobe-u.com FAX 03-3211-3147 電話03-3211-2916

(2006.10.16)

游仲勲東邦学園大学教授(1960年経博修了)、中国の「社会官僚資本主義市場経済」を語る




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 東邦学園大学の游仲勲教授(ゆう・ちゅうくん、1960年 経博修了)が、中国は「社会官僚資本主義市場経済」であると 指摘する。游教授によると、「今日の中国経済は社会主義市 場経済ではなく、社会官僚資本主義市場経済」であるという のだ。党や政府の官僚による介入・支配が強く、強固なコネ 社会のもとでは市場は十分に機能しない。しかも、官僚は堕 落・腐敗している。その官僚は、おおむね共産党員である。
 しかし、これらの状況に手をこまねいているばかりではな い。腐敗防止のシステムを2010年までに構築する計画がある。 以上は、世界経済評論誌9月号の巻頭言から。なお、この号に は神戸大学経済経営研究所の井川一宏教授の論文「グローバ ル化とネットワーク」も掲載されている。こちらは、日本・ 中国を中心とした東アジアの地域集積の拡大等がテーマ。

 左は、游仲勲著『21世紀の華人・華僑 その経済力が世界 を動かす』(2001年、ジャパンタイムズ刊)

(2006.10.16)

在日韓国奨学会理事長 徐龍達さん(1963年営博士修了)




ご参考

 2006年8月30日付毎日新聞に、在日韓国奨学会理事長  徐龍達(ソ・ヨンダル、1963年営博士修了)さんのインタ ビュー記事が掲載されている。徐さは現在73歳。1933年、 韓国・釜山市に生まれた。1971年、桃山学院大学教授に就 任。フランクフルト大、ウィーン大、バッキンガム大の客 員教授を経験した国際派である。現在は桃山学院大名誉教 授。
 敗戦後間もない1950年代初め、在日の韓朝鮮人(※)には 、貧しくても祖国再建の希望を抱いて向学心に燃える子弟 が多かった。しかし、日本育英会(当時)などの奨学金制度 は、国籍条項で定住外国人を締め出していました。当時は 、就職も含めて公的な制度や施設、機関のあらゆるところ に国籍の壁があった。

(※)「韓朝鮮人」は、東西ドイツの統一に刺激を受けた徐 さんが、南北統一を早めようと「韓国・朝鮮人」を縮めた 造語。

 韓流ブームなどで、日本と韓国の文化の相互理解が進ん だ感がある。一方、その陰で民族差別を受けながら生活上 の権利を着実に勝ち取ってきた在日コリアンの存在を忘れ てはならない。運動の一端を担ってきた在日韓国奨学会が 今般、創設50周年を迎えた。奨学金支給は今年限りとし、 来春からは日韓文化交流を主眼にした財団に生まれ変わる 。

【参考】民団ホームページ
http://mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=1939&corner=2

左は、徐龍達編『21世紀韓朝鮮人の共生ビジョン』(日本評論社、2003年刊)

(2006.10.13)

建築家毛綱毅曠さん(1965年工卒)の故郷釧路市


 10月4日付日本経済新聞「旅」欄に、建築家毛綱毅曠さ ん(1965年工卒)の故郷釧路市が取り上げられている。毛綱毅曠 (もづな・きこう)さんは、5年前に59歳で急逝した建築家。東 京に事務所を構え、故郷の釧路や石川県七尾市(能登島ガラス 博物館)等各地に作品を残した。
 毛綱さんの作品群は釧路市にとって重要な観光資源。日本 建築学会賞を受賞した市立釧路博物館(写真)、幣舞(ぬさまい) 中学校、釧路キャッスルホテル等をめぐる「毛綱毅曠建造物 コース」という名称の観光コースも設けられている。

(2006.10.12)

文学部同窓会東海支部のホームページ


 神戸大学文学の同窓会である文窓会。その東海支部の ホームページをご紹介しよう。中身は極めて充実している。 文学部卒業生により作成されたホームページだけあって、 読み応えは充分だ。
 5回にわたる長期連載「文学部の誕生」は、今井林太郎神戸 大学名誉教授(初代文学部長)による労作。今井名誉教授は、 2003年になくなっており、文学部の歴史を知る上での貴重な 文献。若き世代の卒業生にも是非読んで貰いたい。
 最近話題を呼んだのが創成期の文学部国文科を支えた猪野 謙二名誉教授(故人)の初期作品集。冒頭に置かれた萩紀男さ ん(文窓会東海支部長)による「『猪野謙二初期作品集』の作 品掲載にあたって」を読むと、多数の関係者の努力により、 ホームページ上で、猪野名誉教授の作品群を読むことが可能 となった。萩紀男さんは、この初期作品集にからめて「先生 はもともと作家を志されたが、諸般の事情がそれを許さず、 研究者の道を選ばれたと聞いたことがある。この作品集には 、そうした先生の並々ならぬ才能のきらめきがある」と書き 示している。

 以上のほか、先日のホーム化ミングデーの記録や11月に予 定されている東京支部総会(11月30日(木)15時−17時、東京 凌霜クラブ)の予告など盛りだくさん。詳しくは下記参照。
http://www.hpmix.com/home/bunnmado/

左は文窓会東海支部ホームページから
9月30日開催のホームカニングデーの文学部の行事。「藤田 佳代舞踊研究所のモダンダンス」(藤田佳代さんは1966年文 学部卒)

(2006.10.11)

昭和34年卒有志が古希を祝って美術展を開催第5回「古希祝」記念

 神戸大学三四会(昭和34年経済・経営・法学部卒業生) が、下記要領で「グループ&ファミリー美術展」を開催する 。会員たちの古希にちなんで、今回で5回目となる美術展を “【古希祝】記念”と銘打ったもの。

会期 10月17日(火)〜22日(日)
   AM 10:30〜PM 6:30[最終日PM 4:00迄]
会場 神戸三宮北野坂通り ギャラリーミウラ
   078-391-2665 (1階会場直通)
出展者 38名
事務局 〒569-0001 高槻市淀の原町57-2 (本間)
          п@072-669-2554

(2006.10.10)

三品和広教授(営)の新著『経営戦略を問いなおす』




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 三品和広教授(営)の新著『経営戦略を問いなおす』が、 ちくま新書の一冊として刊行された。定価は735円(税込)。 「世の大半の企業は、戦略と戦術を混同している。成長第一 で事業を拡大したのに何の利益も出なかった。という企業が 少なくない」等手厳しい指摘が全体の通奏低音のごとく流れ ている。
 抽象論でなく具体的企業名をあげ、その「トップの在任期 間」と「売上高営業利益率」をグラフ化したエポックグラフ を示して、企業の栄枯盛衰を説明する。このような新機軸に 満ちた内容となっている(128ページにソニーの例が出ている) 。また、優良会社の例として、キャノンの社名が頻出するが、 現在の経営者の名前は出てこず、もっぱら賀来龍三郎が偉業 を残した経営者とされている点などは興味深い。

(2006.10.06)

日本の海藻、「アオサ」が米仏などで繁茂していることを確認、川井浩史教授(理)


 今年7月までの2年間、環境省の委託により川井浩史教授 (理)、羽生田岳昭助手等のチームが11カ国で集めた海藻のDNA を調査した。その結果、本来日本や韓国、中国などの沿岸に分 布するアナアオサがカナダ、米国、オーストラリア、ニュージ ーランド、フランス、オランダの6カ国に入り込み、繁殖して いいたことが分かった。
 外国航路の貨物船などに付着して運ばれた可能性が高く、一 部は養殖用のカキの稚貝と一緒に持ち込まれたとみられる。川 井教授は「人間活動によって、いま世界の海で進行しつつある 海洋生態系の撹乱の一端が明らかになった」と語っている。以 上は9月22日付朝日新聞夕刊から。

左記は、下記の資料による。
http://www.kobe-u.ac.jp/kurcis/KURCIS/SetoAlgae/anaaosa.html

(2006.10.05)

市橋正光名誉教授(医)による「50歳からのアンチエイジング暮らし」




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 8月5日付日経紙に、市橋正光名誉教授(医)による「50歳 からのアンチエイジング暮らし」と題する記事が掲載されてい る。紫外線は皮膚の“大敵”である。これが市橋名誉教授の論 考の核心である。以下は、その概要。
 40歳、50歳の年相応の顔というものがある。これは子どもの 頃からずっと浴びてきた太陽紫外線が大きな原因だ。換言する と、太陽が我々の顔を造っていることになる。このことを50歳 のとき気付けば、それからでも太陽系紫外線を浴び過ぎないよ う努力をすることになろう。このような習慣がアンチエイジン グにつながる。

 左は、市橋正光名誉教授の著書『紫外線Q&A』(2002年、シー エムシー出版)

(2006.10.04)

北坂真一同志社大教授(1992年、神戸大経院博修了)の新著『経済政策を担う人々』




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 同志社大北坂真一教授(1992年、神戸大経院博修了)の新著 『経済政策を担う人々 官の構造改革』(日本評論社、定価1890 円)が刊行された。「民」に比べ「官」の「構造改革」は進んで いるのか。これが本書のテーマ。意外に知られていない政策の 形成過程にスポットライトを当て、経済学者の視点で分析する ユニークな書。

本書の構成は次のようになっている。
第一部 経済政策のしくみ
第二部 政策を担う人々
第三部 これからの経済政策

 「第二部 政策を担う人々」は、出版元である日本評論社が 発行する「経済セミナー」誌に2003年4月から2年間にわたり連 載されていたもの。日本銀行、内閣府、財務省、金融長、経済 産業省にはじまり各省庁毎に経済政策の視点から分析する。省 庁だけではない。自民党、野党、地方自治体、経済学者といっ た分野も分析の対象となる。
 以下は文部科学省についての項目(同書180ページ)の抄録。 神戸大学助教授から私立大学に“転職”した著者ならではの舌 鋒鋭い指摘がなされている。この傾向は、文部科学省の項目の みならず、本書の全体を貫いているといえよう。
 今回の国立大学の法人化は、教育・研究の改革ではなく、国 家公務員の定数削減に端を発している。・・問題は、文科省が こうした流れに乗りつつ自らの権限を拡大し自由化の流れに反 する懸念がぬぐいきれないところにある。・・多くの国立大学 法人で文部官僚が理事に就任しており・・・。

(2006.10.03)

小島英記著『男の晩節』に森信三元教授(教)が登場




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 この7月、土光敏夫、鈴木大拙、松永安佐衛門、各務鎌吉等 の経済人・文化人の“晩節”を描いた『男の晩節』が、日本経済 新聞社から出版された。定価は1785円。「強く生き、爽やかに去 る」そんな“男”たちの生涯を簡潔に語られている。
 この本の著者は元日本経済新聞社勤務の小島英記氏。『男の晩 節』に登場する20人の中に、森信三元神戸大学教育学部教授の名 がある。出版社によると『男の晩節』の初版は9月現在版元品切 れの状況。再販の計画はまだ公表されていない。

【参考】
本年8月31日付トピックス「没後ますます名声が上がる森信三元 教授(教)の著作」

(2006.10.02)


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