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活躍するOB 神戸大学トピックス バックナンバー
vol.30 (2006.04〜2006.06)
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6月9日からサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会が 始まった。会期中の6月17日には第一次大戦中、徳島県の鳴門市 にあった坂東俘虜収容所に抑留されたドイツ軍捕虜兵と地元との 交流を描いた映画「バルトの楽園」が公開された。「このような 戦時下の日独交流は、兵庫県の播磨内陸部でもあった」ことを、 岸本肇教授(発)が6月5日付の神戸新聞に「日独交流が伝えるもの 」のタイトルで寄稿している。以下は、その概要。
日本は第一次世界大戦が始まると、中国・青島でドイツに勝利 し、約5000人のドイツ兵を捕虜とし、5年以上にわたり日本各地 の俘虜収容所に分散留置していた。現在の兵庫県加西市青野原町 に設けられた青野原俘虜収容所もその一つ。約450人のドイツ兵 とオーストリア・ハンガリー兵が半々で収容されていた。
1920年(大正9年)に発行された兵庫県立小野中学校(現小野高校 )校友会報によると、前年の1919年5月22日、捕虜の一団150人が 遠足の途中に同校生徒とサッカーをしたと記している。サッカー 以外にも捕虜たちは器械体操を演じ、中学校側は柔道と剣道の試 合を披露した。これが機縁で中学校側が青野原を訪れ、数回にわ たりサッカーの試合をしたという。
(2006.06.30)
6月21日に93歳で死去した歌人の近藤芳美さんは、戦後派 を代表する歌人といわれている。近藤さんは1913年(大正2年) 占領下にあった朝鮮の港町馬山で生まれた。父の近藤得三さん が、1910年(明治43年)に神戸大学の前身である神戸高商を卒業 後、朝鮮に本店がある銀行に就職した。子供時代の近藤芳美さ んは、両親とともに朝鮮各地を転々とする。中学からは、父の 故郷である広島に行き、広島二中(現広島観音高校)、旧制広島 高校(現広島大学)を経て東京工業大学で建築を学んだ。1938年 に大学を卒業、清水組(後の清水建設)に入社し、1973年まで勤 務した。
近藤芳美さんの伝記、エッセイには神戸高商を卒業し朝鮮の 銀行に勤務した父のことが時々出てくる。
1928年(昭和3年)版の凌霜会(同窓会)名簿によると、近藤得 三さんは朝鮮殖産銀行羅南支店長の職にあったことが確認でき る。
(2006.06.29)
ご参考入谷純(いりたに・じゅん)教授(経)の新著『基礎からの 経済数学』が、有斐閣から刊行された。定価は2400円+税。本 書の特色は以下のとおり。
@初学者向けに高校数学レベルから分かりやすく解説
A経済数学の考え方のエッセンスが身につくよう、解説を工夫
B豊富な問題と丁寧な解答で、理解をより確実なものに
経済学を学ぼうとする学生が、最初にぶつかる障碍が「数学 」といわれている。 このことが経済学を敬遠させる遠因となっ ているようだ。本書はこの障碍を、できるだけ低くするように プランされ編集されている。本社は、学生に対するアンケート 調査、実際の講義体験等の裏付けを基にできあがった。
(2006.06.28)
ご参考6月10日(土)、東京凌霜クラブで長谷川智紀さん(2003年 営卒)の出版記念パーティが開催された。「若者から日本を元 気に」を企業理念とする(株)パソナアイ社長の長谷川さんが 上梓した『一番星みつけた』(幻冬社、1400円+税)の出版を記 念して、凌霜会東京支部の若手増強プロジェクトの第一弾イ ベントとして開催したもの。
当日は28名が参加、昭和40年代以前の会員は僅少。一方、 今春社会人になった3名をはじめ平成期の卒業生が半数を占め た。工学部、文学部、発達科学部(教育学部)等社会科学系以 外の学部の卒業生も多数参加した。茂木孟(昭和34年経営卒) 凌霜会東京支部副支部長の激励と乾杯で会はスタートする。 長谷川さんによるパソナアイ創業、自著の出版の経緯等のス ピーチがあった。一方、長谷川さんの即興のピアノ演奏(高校 時代、長谷川さんは音大受験を考えたこともあった)の場面も ある。加えて、長谷川さんの高校時代の同級生の母である隈 本圭子さん(1978年教卒)からの激励・・・・・・。このよう に、様々な“サプライズ”もあった。
若者の熱心なサポーターである鈴木登先輩(1954年経卒)に よる中締めがあり、お開きとなった。東京凌霜クラブでは、 今後も2ヶ月に一度のペースでこのような会を開催が予定さ れている。
(2006.06.27)
ご参考有斐閣ブックスシリーズの一冊として1995年に初版が 発行された。
阿部泰隆名誉教授(法)・淡路剛久(立教大)共編『環境法』 の第3版補訂版が刊行された。環境法全般にに関する基本的 な体系書・教科書として刊行された本書は、国内外の制度 等の変転を反映して何度も改定版が出ている。今般は、2004 年に刊行された第3版の補訂版として刊行された。第3版刊行 後の法律の制定・改正、新判例、最新データ等が反映されて いる。定価は2600円+税。
(2006.06.26)
神戸大学文学部から、『歴史文化に基礎をおいた地域 社会形成のための自治体等との連携事業(4)』の別冊として 『災害資料・震災資料の保存・活用に関する研究会』が刊 行された。この出版物は、阪神、淡路大震災を機にクロー ズアップされてきた、「災害と歴史資料の救出」にはじま る。さらに、その後発展してきた「災害資料の保存・活用 」という命題に関する研究会の報告書である。
この研究会には神戸大学をはじめとする 大学関係者、 行政関係者、市民活動グループが参加、意見交換を行って いる。また、北但馬震災(1925年、死者400人以上)の際の 震災記録に関する報告等貴重な研究成果も公表された。 そのほか、「震災資料はだれのものか」、「震災資料の共 有化にむけて」等のテーマが論じられていた。
(2006.06.23)
ご参考東京大学出版会から、王柯教授(国際文化)の新著『20 世紀中国の国家建設と「民族」』が刊行された。定価は500 0円+税。
思想の中に存在する「民族」と、現実の版図に生きる「民 族」。これらの折り合いをつけることこそが、近代国家とし ての中国の大きな課題であった。本書は、歴史、思想、現実 との狭間で格闘する思想家、政治家、そして少数民族の軌跡 を辿るとともに、多民族国家中国のゆくえを考える。
王柯教授には、同じく中国の民族問題を論じた著書『民族 国家 中国』(2005年、岩波新書)の著書がある。
(2006.06.22)
ご参考嶋内秀之さんが、営業創造活ノ藤一彦代表と共著で『 ベンチャーキャピタルからの資金調達』を中央経済社から刊 行した。定価は2200円+税。2004年営院修了。嶋内之さんは 、1996年立命館大学卒、同年オリックス入社。現在は同社大 阪支店にてベンチャーキャピタル業務に従事している。
本書はMBAホルダーのキャピタリスト(嶋内さん)、中小企 業診断士のベンチャー社長(伊藤さん)の二人の視点から、ベ ンチャーキャピタルから資金調達を受ける方法を解説してい る。図表が多く読みやすい編集方針が採られている。
(2006.06.21)
5月31日付の朝日新聞が、東京地裁の藤山雅行裁判長の 一連の判決(注)のいくつかが高裁で逆転され、最高裁で再逆 転(藤山判決を支持)されている状況を取り上げ、“最高裁に 変化の兆し”というタイトルをつけて報道している。
(注)都立公園の拡張計画で敷地内の官舎を温存する一方、 同じ敷地に住む住民に立ち退きを求める措置を違法とした判 決で、高裁で逆転した後、最高裁は棄却する際は必要のない 弁論を7月に開くことを決定。また、藤山裁判長は2000年〜 2004年の間、民事3部に在籍、30件の税務訴訟のうち、約7割 の判決で納税者側の主張を認めた。この中にも、高裁で逆転 され、最高裁で再逆転された判決がある。
以上の記事を受けて、中川丈久教授(法)がコメントを寄せ ている。そのポイントは次の通り。
日本では個別法の原案のほとんどは行政自身が作るので自 らを縛るルールを書き込むことは期待できない。国会は、ほ ぼフリーパス。その結果、行政が何をするのかの基準が不明 確な法律になってしまう。藤山判決は「では、その不明確さ を補うために裁判所が解釈しよう」と考えているようだ。こ れは司法の責務を強く出す点で世界標準かもしれない。法的 な整合性を気にするあまり、救済すべき人を救済しないのは 本末転倒だ。最高裁は人々が納得する広さや深さで救済しよ うとする方向を推し進めているようだ。藤山判決も同じ意識 の現われだろう。
(2006.06.20)
6月9日付産経新聞「こうして生まれた ヒット商品の 舞台裏」欄に、ハウス食品の新商品「プライムカレー」を 開発したチームのリーダーである難波克章さん(1984年農 卒)が登場、3月に発売以来注文が殺到している新商品「プ ライムカレー」開発の苦心談を語っている。この商品は、 従来の板チョコがたのカレールーとは違い、三角形のルー を組み合わせた6個入りチーズのようなパッケージ。一人 暮らしや4人家族向けなどを想定し、使い残りのルーの保 存上の悩みを解決しようという意図で開発した。当初計画 の1.5倍の注文が来る。急遽、テレビCMを延期するなど好 評だ。ただし、現在のところ発売は東日本のみ。難波さん は「年度内には全国に広げたい」と語る。
(2006.06.19)
ご参考1931年2月6日、シュンペーター教授が、神戸商業大学 (現・神戸大学)を訪れ、“The Present state of Internati onal Commercial Policy”(国際通商政策の現状)と題する 講演を行なった。その記録は、現在でも神戸大学から刊行さ れている「国民経済雑誌」1931年4月号に掲載されている。 経済学史上、歴史上の人物となったシュンペーター教授。当 時は、ボン大学教授でハーバード大学の客員教授でもあった 。
神戸商業大学では、2月9日に“The Present State of Eco nomics or on Systems, Schools, and Methods”(経済学の 現状、あるいは体系・学派・方法について)と題する講演を おこなった。続いて、2月10日には“The Theory of Intere st”(利子論)と題する講演も行っている。前者の記録は、 「国民経済雑誌」1931年5月号に掲載され、後者は、その要 旨が「神戸商大新聞」に掲載されたという。
シュンペーター教授は、神戸商業大学が正式の受け入れ先 であったが、来神以前に、東京商科大学(現一橋大学)、日本 工業倶楽部、東京帝国大学でも講演を行っている。
以上は根井雅弘(京都大学教授)『シュンペーター』(2006 年、講談社学術文庫、880円+税)からの抄録。
(2006.06.16)
去る3月25日(土)、神戸大学交響楽団90周年記念式典が、 百年記念館六甲ホールで開催された。吉田正巳さん(1935年神 戸商業大卒)による「戦前の満州遠征の回顧談」、千葉修二さ ん(1953年神戸経済大卒)の「戦後の復活の際の苦労話」など 神戸大学交響楽団のにかかわる講演があった。その後、66名 の現役学生の演奏があり、続いてOB52名が加わり合同演奏等 が続いた。
この合同演奏の指揮をとったのが中島良能さん(1963年営卒 )。中島さんは、ビジネスマン生活の後、桐朋音楽大学で指揮 を学ぶ。ルーマニアの国立管弦楽団主席客員指揮者をつとめた プロの音楽家だ。神戸大学交響楽団在籍者で、プロの音楽家と なった人数は10人近いという。
なお、神戸大学交響楽団OB会(田中清三郎会長、1958年法卒) には東京支部(藤原興支部長、1961年営卒)があり、東京凌霜ク ラブにて会合をもっている。昨年10月22日開催の支部総会とコ ンサートの様子が、谷口人士さん(1976年工卒、Trp)が、報告 していた。
以上は、神戸大学交響楽団OB会誌「あ・てんぽ」No15(2006年 5月)から。
(2006.06.15)
ご参考石平(せき・へい)さん(文化学研究科博士課程修了) の新著『中国人だから見える 日中の宿命』が、扶桑社か ら刊行された。定価は1500円+税。悪循環を断つにはどう すればよいか。これが本書のテーマ。中国からの高圧、 日本の服従……。これでは日中関係はますます悪化するば かりだ。「日本在住十八年の俊英が、今明らかにする。中 国首脳は心から「靖国」を恐れている!」というのが、本 書のキャッチフレーズである。以下は、本書の目次から。
第一章 戦後最大規模の反日感情の意味するもの
第二章 中国政府の火遊びと日中関係の転機到来
第三章 「経熱政冷」の根源はどこにあるのだろうか
第四章 小泉マジックの効用と「靖国問題」の深層
第五章 「日中友好」の怪しい正体とその死亡証明書
第六章 動き出した「大陸・台湾反日同盟」の大謀略
第七章 「日中冷戦時代」幕開けの兆し
第八章 前原発言の衝撃と中国「靖国外交」の破綻
最終章 日中はいかに「最終局面」の到来を回避できるのか
石平さんは、1962年中国四川省で生まれる。北京大学哲学 部を卒業した。1988年に来日、神戸大学大学院文化学研究 科博士課程修了、民間研究機関に勤務する。2002年に『な ぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を著して中国 における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して 以来評論活動に入った。他の著書として『「日中友好」は 日本を滅ぼす』(講談社)、『中国「愛国攘夷」の病理』(小 学館)、『数字が証す中国の知られざる正体』(日本文芸社) などがある。
(2006.06.14)
ご参考高橋千枝子さん(1993年経卒)の著書『高くても売れ る! 7つの法則』(ダイヤモンド社、定価1575円)が6月10 日付東商新聞で紹介された。東商新聞は東京商工会議所 が発行する機関紙で、発行部数は9万部。1ヶ月に2回、 同会議所の会員に向に発行されている。今回の紹介は、 神戸大学東京オフィスが、広報活動の一環として東京商 工会議所と折衝して実現にこぎつけたもの。
『高くても売れる! 7つの法則』の副題は「平成ニュ ーリッチ」とラグジュアリーマーケティングというもの 。経済の変化によって出現した「新富裕層たちが求める 商品・サービスは何か」というテーマのもとLEXAS、プ ラチナカード等富裕層向けの商品やサービスを紹介し、 マーケティングの見地から分析する。売れ行きは好調、 大きな書店のマーケティング関連図書のコーナーでは、 平積みとなっていることが多い。
高橋さんは、1993年に神戸大学(経)卒業後、三和総合 研究所に入社。現在は合併により三菱UFJリサーチ&コン サルティング(株)・経営戦略部シニアコンサルタントを つとめている。経営学修士(MBA)、中小企業診断士で、 『図解 健康業界ハンドブック』(2004年、東洋経済新 報社)の著書がある。
(2006.06.13)
佐々木蔵之介さん(1992年農卒)と塚地武雄さん(ド ランクドラゴン)が兄弟を演ずる映画「間宮兄弟」が、 話題を呼んでいる。脚本・監督は森田芳光さん、原作は 江國香織著『間宮兄弟』(小学館)。
どこにでもいる華やかでもない兄弟の日常をほのぼの と描く。5月13日の東京を皮切りに、全国で順次ロード ショウが始まる。映画「間宮兄弟」については下記参照。
http://www.mamiya-kyoudai.com
(2006.06.09)
1927年(昭和2年)11月26日午後6時30分から、宝塚大 劇場で「第1回ミュージック・オリンピック・ゲーム」が 始まった。大劇場は超満員、緊張感が漂っている。神戸 大学の前身校の神戸高商グリークラブをはじめ、近隣の 合唱グループが参加した。関西学院、大阪外語、大阪高 工(現大阪大学)等学生団体の参加が多かった。審査委員 長は、宝塚歌劇団の高木和夫氏。審査の結果、一位は神 戸セレスティーナ合唱団。残念ながら、神戸高商グリー クラブは三位までには入っていない。
以上は、津金澤聡廣・近藤久美編著『近代日本の音楽 文化とタカラヅカ』(2006年、世界思想社、2500円+税) から拾った神戸高商グリークラブに関するエピソードで ある。
(2006.06.09)
ご参考藤堂圭太さん訳『ナレッジワーカー』(ランダムハウ ス講談社、定価2400円)が、刊行された。原著者はトーマ ス・H・ダベンポート。知識労働者はどんな職場を望んで いるのか。クリエーター・研究者・医者・コンサルタント 等頭脳をエンジンにビジネスをするナレッジワーカーの実 態を描いている。このようなテーマを追求した本。目次は 以下のとおり。
第1章 ナレッジワーカーとは?
第2章 ナレッジワーカーの相違点
第3章 知識労働の管理・成果測定・実験
第4章 知識労働のプロセス
第5章 ナレッジワーカーとテクノロジー
第6章 ナレッジワーカーの能力強化
第7章 ナレッジワーカーのネットワークと学習への投資
第8章 職場環境とナレッジワーカーのパフォーマンス
第9章 ナレッジワーカーのマネジメント
訳者の藤堂圭太さんは、1963年(営)を卒業、総合商社等に 勤務の後、翻訳業を開業した。なお、本書は日本図書館協会 選定図書に選ばれた(5月31日付)。
(2006.06.08)
小学館発行の雑誌「DIME」6月6日号に、神戸大学ビ ーフに関する取材記事が4ページにわたり掲載されている 。ライターの佐々木ゆりさんが、神戸市内から電車を乗り 継いで2時間かかる神戸大学農学部附属食資源教育研究セ ンターを訪問、大山憲二助教授(農)、吉田重喜生物生産技 術班長にインタビューし、神戸大学ビーフが市販されるに 至る経緯や、飼育の秘訣等を明らかにしている。
この農場で飼育されているのは、他の種類の牛と交雑さ れていない但馬牛。ストレスが生じないよう余裕をもった スペースで育てられている。牛をリラックスして育てるの も、「おいしさの秘密」のひとつだ。新鮮な神戸大学ビー フや、農場の写真がグラビアページで取り上げられている のが印象に残る。
(2006.06.07)
百年の伝統を誇る神戸大硬式庭球部。旧制神戸高商 時代からデビスカップ選手輩出してきた。そして、その伝 統は新制神戸大学になっても引き継がれている。本年5月 に刊行された『神戸大学硬式庭球部百年史』の「卒業生の 活躍」欄の最初には、5人のデビスカップ選手の氏名(下記 )、経歴が写真入で紹介されている。
鳥羽貞三 1924年(大正13年)神戸高商卒
桑原孝夫 1931年(昭和 6年)神戸高商卒
布井良助 1934年(昭和 9年)神戸商大卒
伊藤英吉 1934年(昭和 9年)神戸商大卒
市山 哲 1960年(昭和35年)神戸大卒
『神戸大学硬式庭球部百年史』の「卒業生の活躍」欄には 、全日本レベルで活躍した中牟田喜一郎元日本テニス協会 会長(1940年神戸商大卒)をはじめ、輝かしい歴史につなが る選手達が登場している。これらリストの中で、最も若い のが河内美宙さん(2002年卒)。2000年に関西学生・単ベス ト8の戦績を上げている。
(2006.06.06)
ご参考足立正樹教授(経)の新著『高齢社会と福祉国家』(高 菅出版、定価2400円+税)が刊行された。人口の高齢化と 少子化はますます加速している。このことが福祉国家体 制や社会保障の維持をいよいよ困難にしている。依頼の 路線を維持することは、もはや不可能となっており、根 本的に新たな道が求められている。
本書は以上のような状況下において、高齢社会と福祉 社会について著者が普段考えていることを取りまとめた もの。これまで発表してきた論文や講義の原稿が、本書 の基礎になっており、これらを元にあらためて書き起こ された。
第三章の「労働時間の短縮と自由時間の活用」の中の 5節「自由時間と無償労働」(107ページ)が興味をひく。 ボランティア活動も、もちろん無償労働の要素であるが 、家事や孫の世話等ボランティアとは異質な労働を含め て無償労働というカテゴリーでまとめて論じている点が ユニーク。
(2006.06.05)
昨年11月、『神戸大学ハンドボール部50周年記念誌 』が刊行された。旧制神戸経済大学当時からハンドボール 部は存在していたが、神戸大学になってから正式な運動部 として承認された1953年から1959年当時を基点として“50 周年”としている。
神戸大5回生(1953年入学1957年卒)以降の歴代卒業生が 、それぞれの時代を語る形式をとり、50年の歴史を辿る形 式をとっている。第1回ユニバーシアード大会(スウェーデ ン)に参加した11回生荘林康次さんの体験記も収録されて いる。
巻末には、“詰襟金ボタンの学生服”を着用したメンバ ーが集う第三部優勝祝賀会の記念写真(1954年)、第1回「 五帝大ハンドボール選手権大会」(1956年)のプログラムの 写真等歴史を伝える資料が多数収録されている。ちなみに 、「五帝大ハンドボール選手権大会」に参加したのは東北 、東京、名古屋、大阪、京都の旧帝大。神戸大は招待校と して参加している。この大会は、現在の「国立八大学戦」 に引き継がれている。この「国立八大学戦」をはじめ、男 女リーグ戦、三商大戦その他の50年にわたる戦績も収録さ れている。
(2006.06.02)
パソナアイは20歳代の若者を対象とする就職支援会 社。長谷川智紀社長(2003年営卒)の年齢は26歳と、極め て若い。長谷川社長は、今般幻冬舎から『一番星みつけ た』を刊行した。定価は1400円+税。ソニーに入社2年目 にスカウトされ就職支援会社の社長に就任するまでの自 分史、若者に対するメッセージ等が盛り込まれている。 巻末には、学生時代のゼミの恩師金井壽宏教授(営)との 対談「日本を変える20代のリーダーシップ」も収録され ている。
長谷川社長は、新著に関して、「いわゆる一般的な起 業家本とはトーンが違って、20代で自分らしくいきいき と働くためのヒントなどがたくさん散りばめられている 本になっています」とコメントを寄せている。
なお、6月10日(土)13時から15時まで、東京凌霜クラ ブで出版記念パーティーが、開催される。会費2000円。 その他の照会先は、電話03-3211-2916. 6月7日までに、 連絡してください。
(2006.06.01)
グローバルフロンティア草野豊己代表取締役(1976年 工・システム工学科卒、グリークラブ)が、CTA(コモディ ティー・トレーディング・アドバイサーズ)を語っている (5月22日付フジサンケイ ビジネスアイ)。草野代表は、 大阪屋証券/コスモ証券、HSBC証券、クレディアグリコル ・インドスエズ証券等を経て現職。クロスマーケットから 外国人投資家動向を分析するオーソリティー。
本稿のタイトルは「ロボットが暴走する先物市場」とい うもの。三月初めから騰勢を強めていた日本株相場は連休 明けから急反落し、為替相場も円高・ドル安が急ピッチで進 んだ。この一連の動きを主導したのが、ヘッジファンドの 運用戦略の一つ、CTAだ。
CTAは現物市場には一切投資せず、先物・オプション市場 だけに限定するというヘッジファンドの中でも特異な存在 である。
(2006.05.31)
5月30日付各紙に掲載された阪神電気鉄道の人事異動 によると、吉原英樹神戸大学名誉教授(現南山大学教授)は 、同社監査役に就任する(6月29日付)。吉原教授の専門は 国際経営。神戸大学経済経営研究所長をつとめた。また、 神戸大学応援団顧問(1994年から退官の2005年3月迄)であ り、熱烈な阪神タイガースファンとしても知られている。
(2006.05.30)
ご参考元松下電器役員で、現在は高知工科大学教授をつとめ る前川洋一郎さんの新著『予兆発見ー百の小話』(コンピュ ータ・エイジ社、定価1200円+税)が刊行された。サブタイ トルは「デジタル・ネット家電身の回りはこう変わる」。 携帯電話、DVD、カラオケ、カーナビ等様々な話題が100項 目並ぶ。
本書第7話にカラオケに関する“歴史的叙述”があり目を ひく。松下電器のラジオ事業部社内報では、1956年(昭和31 年)に既に「カラオケ」という用語が使用されていたという (29ページ)。そういえば、その頃松下電器提供の「歌のない 歌謡曲」と言う番組があった。そんなことを思い出す。
(2006.05.29)
ご参考高橋千枝子さん(卒)の新著『高くても売れる! 7つ の法則』(ダイヤモンド社、定価1575円)が話題を呼んでい る。この本の副題は「平成ミューリッチ」とラグジュアリ ーマーケティングというもの。経済の変化によって出現し た「新富裕層たちが求める商品・サービスは何か」という テーマのもとLEXAS、プラチナカード等極めて今日的アイ テムを分析する。
高橋さんは、1993年に神戸大学(経)卒業後、三和総合研 究所に入社。現在は合併により三菱UFJリサーチ&コンサル ティング(株)・経営戦略部シニアコンサルタントをつとめ ている。経営学修士(MBA)、中小企業診断士で、『図解 健康業界ハンドブック』(2004年、東洋経済新報社)の著書 がある。
(2006.05.26)
少々旧聞のことであるが、昨年10月28日から12月11 日まで、姫路文学館で「はりま・シネマの夢 銀幕を彩る 映画人たち」展が開催された。播州地区ゆかりの映画監督 、脚本家等以下の6人に関する資料が展示された。以下は 、その6人。
浦山桐郎(1930-1985)映画監督
前田陽一(1934-1998)映画監督
橋本 忍(1918- )脚本家
瀬尾光世(1911- )アニメーション作家
鄭 義信(1957- )脚本家
和田夏十(1920-1983)脚本家
このなかで、浦山桐郎(うらやま・きりお)監督は神戸大 学ゆかりの人物。浦山さんは、相生市の生まれ。旧制姫路 中学(現姫路西高校)を経て、戦後間もない頃に神戸大学の 前身校のひとつ旧制姫路高校に学んだ。姫路高校を卒業の 後、浦山さんは名古屋大学文学部を卒業、日活に入社した 。浦山さんの映画監督としてのデビュー作は吉永小百合さ ん主演の「キューポラのある街」(1962年)。同じく吉永小 百合さん主演の「夢千代日記」(1985年)も浦山監督の作品 である。
浦山桐郎監督については、映画評論家田山力哉さんによ る『小説 浦山桐郎 夏草の道』(1996年、講談社文庫、 定価602円+税)がある。本書により、鬼才といわれた浦山 桐郎監の54年の生涯を辿ることができる。
(2006.05.25)
“酒文化”に関する月刊誌「醸界春秋」5月号に、甲 南大学・国際言語文化センターの胡金定教授(神戸大学・院 文化学・博士課程修了)が、3ページにわたり「歴史とお酒 の中国旅行」というタイトルのエッセイを寄稿している。 このエッセイは5月号で連載第2回。次号にも続くことに なっている。5月号は南京のグルメ旅行記。南京産の金陵 ビールはアルコール度2%と極めて低い。かつては、生ぬ るいビールを飲んでいた中国人が、最近は冷やしたビール を飲むようになった。こんなお酒の話題が登場する。
一方、料理の話題もある。南京料理はアヒルを食材にす ることが多い。既に1400年の歴史をもつのがアヒル料理。 南京には、板鴨(塩漬けにしたアヒルを板状にして乾かし た加工食品。南京の名産)をはじめ数十種類のアヒル料理 がある。種類の多さでは北京(北京ダックは有名)を上回 るという。
(2006.05.24)
ご参考元創元社編集者で、現在はフリーの編集者である高 橋輝次さんは、古本や出版に関する多数の著書、編書があ る。最新の著書は『関西古本探検』(2006年、右文書院、 定価2300円+税)。高橋さんは神戸育ち。大阪外国語大を 卒業後、大阪の出版社である創元社に勤務した。今般の著 書は、高橋さんにとって地元関西の古本に関するエッセイ 集である。
『関西古本探検』のページをめくっていくと神戸大学ゆ かりの出版社や人物が出てきて興味を惹く。ユニークな出 版物を刊行した出版社「ぐろりあ・そさえて」については 、2度(26ページ、234ページ)にわたって記述がある。この 「ぐろりあ・そさえて」の創業者である伊藤長蔵社長は、 神戸大学の前身の神戸高商の卒業生(1910年)。
阪急六甲からJR六甲道に行く途中に最近開店した古書 店口笛文庫(本書では口笛書房と誤記)の名がチラリと出て くる。この店の経営者尾内純さんは、国際文化学部の卒業 生(1999年)だ。190ページ以下には、60年安保闘争に参加 したといわれる国語教師浅田修一さん(1963年文卒)の著作 『神戸わたしの映画館』(1985年、冬鵲房)を今年になって 古書店出見つけた、元神戸大教授の橘忠衛、御影師範教諭 だった詩人の八木重吉の話等々。
そのほか三宮センター街の後藤書店、JR六甲道に近い宇 仁菅書店。また、かつての学生街で神戸高商や関西学院が あった上筒井の近辺にあった博行堂やエスペロ書店(店主 がエスペラントを勧めた)等戦前の神戸の古本屋の話題も 出てくる。なお、高橋さんが永年勤務した創元社の第2代 社長の矢部良策さんは神戸大学の前身神戸経済大学の卒業 生(1949年)である
(2006.05.23)
4月17日、日経紙と関西経済人エコノミスト会議が堺 市の政令指定都市への移行を記念して、討論会「中小企業 とものづくり」を開催、その討論の模様が22日付の日経紙 に掲載された。出席者の一人、大槻真一阪南大学学長は、 中小企業が産業で果たす役割は大きく、そのことが、世界 的に評価され始めていること、起業家教育、異業種連携、 ユニークな商品開発、産業集積などが重要と発言している 。
大槻阪南大学学長は、1959年神戸大学理学部卒。滋賀県 工業技術センター所長などを経て、1997年阪南大学経営情 報学部教授(技術史)となり、2003年から現職。
(2006.05.22)
神戸大学経済経営研究所附属政策研究リエゾンセン ター他共編の『企業名変遷要覧』が、日外アソシエーツ社 から刊行された。B5版、1040ページ。定価は38,000円+税。
この本は、日本の主要企業4317社の社名の変遷を一覧に したもの。経営史、経済史、社史等の研究上の参考資料と して、極めて重要な資料である。
この本は、かつて神戸大学経済経営研究所の矢倉伸太郎 教授・生島芳郎教授の共編により刊行された『主要企業の 系譜図』(雄松堂出版、1986年)の増補版。今般は、結城智 里氏(機械振興協会経済研究所)、日外アソシエーツが、そ の後の社名変更、合併等を反映させ最新版が出来上がった 。このため、結城智里氏、日外アソシエーツが共編者に加 わっている。
なお、本書は「日本図書館協会選定図書」に選ばれた( 5月19日付「週刊読書人」による)。
(2006.05.19)
天野雅敏教授(経)が、NHKラジオ深夜便「歴史に親し む」のコーナーに登場した。テーマは、「醤油の歴史」。 5月18日(木)の1時頃から約40分にわたり放送された。内容 は以前『日本経済新聞』に掲載されたインタビュー記事の 内容がベースとなっている。
なお、天野教授(経済史)には流通経済大学林玲子名誉教 授との共著『日本の味 醤油の歴史 』(吉川弘文館、定価 1,785 円(税込み)がある。
(2006.05.18)
平凡社新書の新刊書、樽見博著『古本通』(2006年、 定価700円+税)に、10ページ以上にわたり上野省策元神戸 大教授(教)の画業と出版に関する業績が照会されている。
作家・評論家として花田清輝の戦後初の評論集『復興期 の精神』は、初版が1946年。第4版(1948年)になり出版社名 が我観社から真善美社に変わり、装丁も変わる。この第4版 の装画を書いたのが上野省策。『古本通』の著者樽見博は、 「この重要な本の装丁をを担当した上野省策と花田はどんな 関係があったのだろうか」と強い探究心を見せている(106 ページ)。
読み進んでいくと、上野省策は1933年、東京美術学校を 卒業した。永年、美術教師として教職にあったことが述べ られている。1975年神戸大学教育学部(現発達科学部)教授 を退官したことをつきとめた(121ページ)。
『古本通』の著者樽見博は、“未知の画家・上野省策” をキーワードとして、花田清輝、近藤芳美(歌人)、斉藤喜 博(歌人)等との交流(本の装丁、出版)を探索していく。古 本を通じて“本と人との情報連鎖”を紐解いていく楽しみ 。そんなことを『古本通』は読者に教えてくれる。 (文中敬称略)
(2006.05.17)
5月3日付朝日新聞の「ひと」欄で紹介された中村圭子 さん。米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターで、探 査機スターダストが持ち帰った彗星の“地理”を薄く削っ て分析できるようにする仕事を一手に担う。“地理”には 46億年前の太陽系誕生当時の物質が含まれている。「それ を私が最初に扱える。幸せです」と中村さん。分析装置で 厚さを1万分の1にするのは、ものすごくストレスがかかる という。
小学生の時から、“宇宙とは”、“生命とは”という謎 にはまった。神戸大で隕石や宇宙塵に含まれる有機物の研 究を志す。大学4年でジョンソン宇宙センターに留学。ド イツの大学院を経て日本に帰国したが、“やはり世界一の 研究現場で”と2002年にもどった。米隕石探査隊の一員と して南極点に立ったこともある。これは、日本人女性とし て南極点に立った第1号。「いつか教える仕事もしてみた い。子供たちに宇宙の不思議さを伝えたい」と中村さんは 語る。
(2006.05.16)
3月12日、東京目黒区にあるパーシモンホールで演奏 家のユニット「SCHWESTER」の演奏会が開催された。イタ リア、ドイツ、日本の歌曲を約15名の歌手が歌った。出場 者の約3分の1は、音楽大学で正規の音楽教育を受けている。
三和銀行、興亜火災で役員を務めた安福具弘さん(1960 年経卒)は、「SCHWESTER」のメンバーのひとり。最年長で ある。トスティの「理想の人」等3曲をイタリア語で、シ ューベルトの「音楽に寄す」等2曲をドイツ語で歌った。 神戸大学に在学中は音楽関係サークルに入っていた訳では なく、本格的に歌の勉強をするのはここ10年。既にリサイ タルも2回。ビジネスの世界に別れを告げてからは声楽一 本だ。
(2006.05.15)
プレジデント誌4月17日号(注)に、ノンフィクショ ンライター梶山寿子(かじやま・すみこ)さん(1987年文 卒)が寄稿している。タイトルは、「リーダーシップ研修 に「演劇」を採り入れる理由」(「職場の心理学」第144回) というもの。
演劇には、リーダーシップ育成に必要な要素が凝縮され ている。そこに着目して、真のリーダーたりうる「器の大 きさ」を養う研修が始まっている。産業構造の変化に合わ せて、今までとは異なるリーダーの育成が必要になってい るからだ。ちなみに、梶山さんの新著『雑草魂 〜石川光久 アニメビジネスを変えた男〜』が、日経BP社から刊行さ れている(定価は1500円+税)。
【参考】
http://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/main/148222206480.html
http://nikkeibp.jp/style/biz/person/ig/
(注)プレジデント誌4月17日号には、加護野忠男教授(営) が、「無意味な組織改革がなぜ横行するのか」を寄稿して いる。民間企業では、安易な組織改革には反省が見られる が、政府機関では依然としてムダが行われていることを指 摘。
(2006.05.12)
1943年神戸大学の前身校である神戸商業大を卒業、 横浜正金銀行(後の東京銀行、現三菱東京UFJ銀行)に勤 務、永らく香港で勤務していた邵友保さんが、この3月 12日に85歳で亡くなった。香港で発行されている「世界 新聞網」(中国語)3月15日付が、邵さんの追悼文を掲載 していた。
邦銀に勤務する中国人の邵さん。香港では公的要職に も就き、また現地の人的ネットワーク網が豊富。邵さん は、東京銀行では貴重な存在で、定年後も永らく銀行の 顧問をつとめていた。30年以上前、香港でともに働いて いた元東京銀行女性職員(在東京)は、邵さんの訃に際し て「本当に商売人。そしてエネルギッシュな方でした」 と邵さんの思い出を語っていた。
(2006.05.11)
神戸大柳川隆教授(経、産業組織論)・京都大川濱昇 教授(法、独占禁止法)編の新刊『競争の戦略と政策』が 、有斐閣から刊行された。定価は2520円。
競争政策転換(独占禁止法改正)のバックボーンとなっ ている“新しい産業組織論”の内容を、多数の判例を使 って、経済学者と法学者が解説しようという試みの本で ある。企業間の戦略的関係に焦点を当て、企業戦略の社 会的評価と競争政策の必要性につき考察している。
(2006.05.10)
有斐閣のPR誌「書斎の窓」3月号に掲載の「有斐閣 の名著再見」欄(連載)で、石田喜久夫名誉教授(法)の著 書『物件変動論』(1979年、有斐閣)が取り上げられてい る。執筆者は松岡久和京都大学(法)教授。当時大学院生 だった松岡教授は、本書を発売直後に入手、「書き込み をしながら夢中で読んだ」と回想する。また、「石田節 」と言われる個性豊かで独特な表現は、法学者の文章と しては極めて稀な読ませる力を持つとの感想を漏らす。
『物件変動論』は、現在オンデマンドで製作中。本年 5月には出来上がる予定。定価は税込みで5670円。石田 喜久夫名誉教授(1928−2001)は、民法全般で多数の著書 ・論文があるが、本書は代表作のひとつであるとの指摘 もあった。
なお、同じく「書斎の窓」3月号には、南山大学吉原英 樹教授(神戸大学名誉教授)による『東アジアの国際分業 と日本企業』(2005年、有斐閣)の書評が掲載されていた。 全く偶然であるが、神戸大学在籍当時、石田教授、吉原 教授はともに応援団の顧問をつとめられていた。
(2006.05.09)
3月31日付日経紙で、石井淳蔵教授(営)が、今後の 消費の流れを語っている。以下は、その抄録。
家族やコミュニティーが消失していく中、生活者は自 らの価値観を共有し合えるつながりを求めている。ネッ ト上のコミュニティーやボランティア活動に熱心な生活 者が増えている。このような生活者の情緒的価値を理解 して新しい市場を作り出す可能性がある。
なお、石井教授は5月9日東京丸の内で開催の「夕学五 十講」(慶応学術事業会)で講師をつとめた。演題は「組 織営業のすすめ〜顧客関係マネジメントによる営業革新 〜」。
【参考】「夕学五十講」 https://www.sekigaku.net
(2006.05.09)
バレーボール、バスケットボール、ハンドボール などの屋内球技だけでなく、サッカー、ラグビー、スキ ー、格闘技などでも起こる前十字靱帯(じんたい)断裂。 この症状について、4月11日付日経紙(夕刊)の「病を知る 」欄で黒坂昌弘教授(医、整形外科)が解説している。前 十字靱帯断裂は、体をひねってジャンプする、ひざの角 度が浅いまま着地する、急に方向転換するなどの動作が 原因で起こる。復帰には9ヶ月ほどかかり、無理をすると 再発する例も多い。
再建手術した上、リハビリをする方法が最近注目され ている。
出血した血液中に幹細胞の働きをもつ細胞が見つかり、 これを分離精製して患部に注入すると靱帯を再生できる可 能性がある。黒坂教授のチームは世界に先駆け研究を進め 手いる。
(2006.05.09)
ご参考凌志軍(人民日報高級編集者)著の中国ビジネス書 『聯想 中国最強企業集団の内幕』(上・下)の書評が、 4月2日付日経紙読書欄に掲載された。この大著を翻訳し たのは、神戸大経済学部卒業生で、元銀行マンの漆嶋稔 (うるしま・みのる)さん。漆嶋さんは1979年に神戸大学 卒業後三井銀行(現三井住友銀行)に勤務。銀行に20年間 勤務の後、心機一転翻訳家となった。在学中はESSメン バーで、銀行在職中は通算10年間の中国勤務の経験を持 つ漆嶋さんは、英語・中国語双方の翻訳家。既に『GENT LEMAN』(共訳)、『市場烈々』等の訳書がある。
『聯想』(日経BP社、上下各2200円+税)は、IBMのパ ソコン部門を買収した聯想の創業から今日までを描く ノンフィクション。1984年、中国科学院に勤める平凡 な中年コンピューター技術者だった柳伝志氏が仲間を 集めて小さなIT(情報技術)企業を興した。この中国の ベンチャー企業がレノボ(聯想)グループの名前で、世界 市場に乗り出すまでの失敗と成功を描いた企業家物語で ある。
(2006.04.26)
神戸大学が企画した純米大吟醸酒「神戸の香」が 評判を呼んでいる。醸造元の富久錦によると、売れ行き は好調で、在庫は少なくなっている。在庫払底の場合は 年末か来年初めまで待たなければならない。
「神戸の香」で、使用したお米は、兵庫県農林水産技 術総合センターが神戸大学農学部と共同で行った「スー パー酒米プロジェクト」の研究成果として育種した最新 の酒造専用品種「杜氏の夢」。その「杜氏の夢」を、神 戸大学農学部附属食資源教育研究センターで厳しい安全 管理のもとに栽培し、地元産米と水にこだわった酒造り で知られる富久錦(兵庫県加西市)が丹精込めて醸造した。 ラベルも一工夫されている。神戸大学発達科学部の画家 岸本吉弘助教授と同国際文化学部の書家魚住卿山(和晃) 教授が担当した。定価は、720ML詰3,000円(税込、送料 別)。
希望者は、FAXにて申し込むことができる。
あて先:ふく蔵
FAX:0790-48-2395
送 料:関西、中国、北陸、中部 525円
関東、信越、四国、九州 630円
南東北 735円
北東北 840円
北海道 1,260円
沖縄 1,155円
【参考】神戸大学ホームページ
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_03_03_01.htm
(2006.04.25)
宮下規久朗助教授(文)共著 の新刊『西洋美術史』 が武蔵野美術大学出版局から刊行された。定価は2310円 (税込)。
西洋美術史の概説書は多い。本書は、最新の研究成果 に基づき、簡潔でありながら必要な事項を網羅した通史 の体裁をとる。あまりに詳しい概説書は辞書の使われ方 はしても通読されない。一方、教科書のように簡潔すぎ るのも味気ない。本書は両者の中間を行く。ちょうどよ い分量で、短時間で通読できる。
比較的若い研究者がそれぞれ得意とする分野を分担執 筆。どの章も高水準の内容で充実している。 宮下助教 授は盛期ルネサンスの16世紀から18世紀半ばにいたる長 い箇所を担当する。「10年ほど前、 別の本に19・20世紀 美術の通史を執筆したことがあるので、いずれの日か古 代と中世の部分も書いて、 私なりの通史をまとめたい と思っている」と宮下助教授は語る。
(2006.04.24)
ご参考3月26日付日経紙読書欄に、小川進教授(営)がジェー ムズフープス著『経営理論偽りの系譜』(東洋経済新報社、 3990円)の書評を寄稿している。以下は、その概要。
本書は賛否両論が巻き起こっている経営書。著名な学者 が自分の理論の啓蒙活動に熱心な場合、その発言に実証に 裏付けられたものと、そうでないものが混在してくる。そ うした発言は権威化しかねない。「あの先生のおっしゃる ことだから正しいに違いない」という訳だ。そのような危 うさに警鐘を鳴らしているのが本書である。もっとも、論 争も起こっている。「著者の発見物には同意しかねる」と の反論がある。しかし、マネジメントと民主主義、マネジ メントと倫理、トップ(本社)とボトム(現場)の関係などに ついて整理して考えたい読者にはうってつけの本である。
(2006.04.21)
4月15日(土)、東京六甲男声合唱団第1回定期演奏会 が浜離宮朝日ホールで開催された。前評判を上回る大成功 の声が多数聞かれた。同合唱団は、神戸大学グリークラブ OBで構成されている。以下は当日参加者の肉声から。
「チケット代が1000円と格安だったので、お付き合い程 度の気持ちで聴きに行った。ところが、期待を大きくうわ まわる好演奏。ソロがすばらしかった」
「なかなかの熱演。東京凌霜クラブ設立40周年記念事業 ということで、広江勲先輩(1945年卒)や芳村昌一先輩(1955 年卒、凌霜会東京支部長)をはじめ多数が顔を見せてくださ った。会場定員は600名弱なのですが、入場券が早くに売れ すぎて(?)、マネージャーが配布済みの入場券の回収に苦労 するという一幕もあった〜消防法の関係で、立見は許され ない。グリークラブOBの真摯な努力はさることながら、先 輩諸氏の母校愛の発露ではないかと思う」
「御影分校の混声コーラス部OGが誘い合って駆けつけて くれた。感激!」
【参考】2006年2月3日付topics
http://home.kobe-u.com/tokyo/topics/topics029.html#2006.02.03
(2006.04.20)
ご参考昨年75周年を迎えた千倉書房は、社会科学系の極めて 手堅い出版社として知られている。古い卒業生は、田中金司 、福田敬太郎、平井泰太郎、古林喜楽、山下勝治、藤井茂先 生の著書を思い出すに違いない。
昨年から、千倉書房は旧来の出版物に加えて、イラストを 多用した異色の出版物の刊行を開始している。第一弾は、小 川進教授(営)の『ドクター・オガワに会いに行こう』。上田 バロンさんのイラストを多用、絵本の体裁で、マーケティン グを学ぶという趣旨の本で、各方面で話題を呼んだ。
続いて今春発行されたのが金井壽宏教授(営)の新著『あっ たかい仕事力相談室』だ。同じくイラストは上田バロンさん。 こちらは、『ドクター・オガワに会いに行こう』に比べると 活字が多い。「人は仕事で成長するって、どういうこと」等 “仕事と人生”を考え直すための一冊。早くもエコノミスト (3月21日付)や東京商工会議所発行の「東商」(4月10日付)で 取り上げられている。
(2006.04.19)
関西で活躍している神戸大学交響楽団OGの新暁子(甲南 女大H7卒)が、東京・すみだトリフォニー小ホールにて演奏会を 開く。
響友会(神戸大学交響楽団OB会)が後援する。チケットは 「チケットぴあ」で発売中、東京凌霜会クラブでも予約受付 中です。
□ 場所:東京・すみだトリフォニー「小ホール」
□ 日時:2006年5月25日(木) 開演19:00 (開場18:30)
□ チケット:全席自由、当日3,000円 前売り2,500円
□ 出演者:新 曉子(クラリネット)
□ 特別出演:鈴木豊人(クラリネット)
□ ピアノ:山本賀世子
□ プログラム:ライシガー/華麗なる二重奏曲 変ロ長調 作品130
ブラームス/クラリネットソナタ 変ホ長調 作品120-2
ブラームス/クラリネットソナタ ヘ短調 作品120-1
ベールマン/2本のクラリネットとピアノのための協奏的二重奏曲 変ロ短調 作品33
□ 主催:東京国際芸術協会
□ 後援:神戸大学響友会
★新 暁子(あたらし あきこ) (クラリネット)
甲南女子大学卒業。村瀬司、鈴木豊人の各氏に師事。草津アカ デミーフェスティバルにてカール・ライスタークラスを受講。 東京国際芸術協会新人オーディションに合格。宝塚市交響楽団 に在籍。(神戸大学交響楽団OG)
★鈴木豊人(すずき とよひと) (クラリネット)
桐朋学園、そしてケルン音楽大学に学ぶ。その間、喜田賦、北 爪利世、F・クラインの各氏に師事。76年から86年までキ ール市立フィルハーモニーオーケストラにて首席クラリネット 奏者として活動。現在、サイトウ・キネン・オーケストラ、紀 尾井シンフォニエッタ、奈良チェンバーオーケストラ各メンバ ー。
★山本賀世子(やまもと かよこ) (ピアノ)
神戸女学院大学音楽学部卒業。山上明美、横田新子の各氏に師 事。
【最近の演奏会】
◆2005.11.26(土)
「新 曉子 クラリネット・リサイタル」
東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
◆2006.2.12(日)
「新 曉子 クラリネットリサイタル」
神戸・世良美術館
◆2006.3.31(金)
ジョイント・コンサートシリーズ「ブラームスはお好き?」に出演
大阪・いずみホール(大阪)
(2006.04.18)
アイ・エム・ジェイ(本社・東京都品川区、資本金24億 2646万円、従業員331名)は、ウェブインテグレーション、モ バイルインテグレーション、映画・ゲーム・出版の企画・製 作・プロデュース、広告・マーケティング事業を行う企業。 2001年にヘラクレスに上場、昨年ツタヤを全国展開するCCC と資本提携を行い、CCCの連結対象企業となっている。
アイ・エム・ジェイの樫野孝人(かしの・たかひと)社長は 、1986年に神戸大学(経)を卒業、リクルートに入社した。人 事を経て福岡ドームの立ち上げコンサルティングにかかわる 。1997年10月、メディアファクトリーに出向、映画事業を立 ち上げ、深作欣二監督「バトル・ロワイアル」等のプロデュ ースを手がけた。アイ・エム・ジェイは、デジタルハリウッ ドから、分社・独立した形で1996年に設立された。創業社長 からバトンタッチされ、樫野さんは2000年から社長をつとめ る。
「当社のインタラクティブ・エージェンシー(双方向性の あるメディアを扱う企業)としての展開シナリオは描けてい ます。あとは役者次第。社員、グループ企業と夢を共有しな がら2010年に売上高で1000億円を目標にします」と抱負を語 る(3月20日付フジサンケイ・ビジネスアイ)。
(2006.04.18)
早川和男名誉教授(工)の著書『居住福祉資源発見の旅 新しい福祉空間、懐かしい癒しの場』(東信社)が刊行された 。定価は700円+税。本書は日本居住福祉学会が発行する「居 住福祉ブックレット」シリーズの第1号として発行された。 早川和男名誉教授は、現在長崎総合科学大学教授。日本居住 福祉学会会長をつとめる。岩波新書のロングセラー『住宅貧 乏物語』(1979年)をはじめ居住福祉に関する多数の著書があ る。「安全で安心できる住居は、人間生存の基盤であり、健 康や福祉や社会の基礎であり、基本的人権である」というの が、“居住福祉”の意味するところ。
地域社会の中には、一見すると“福祉とは無関係”と思わ れる場所や施設がある。例えば、東京・巣鴨のとげ抜き地蔵( 高台寺)と参道の商店街。ここは「おばあちゃんの原宿」と よばれ、高齢者の憩いの場、交流の場である。本書では、こ のような場所や施設を“居住福祉資源”と定義する。全国各 地の“居住福祉資源”の概説書、案内書というのが本書の使 命だ。写真や図版を多用した親しみやすく、読みやすい本で ある。
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(2006.04.17)
4月4日付日経紙神奈川版に損保ジャパン神奈川静岡業務 部課児島正課長(1971年営卒)が登場した。児島さんは、社内 ボランテイア組織の一員として津波災害の教訓を伝える物語 「稲むらの火」の人形劇による普及に取り組んでいる。
児島さんは、阪神大震災の時は、西宮の社宅にいた。家族 を避難させ、社員の安否確認、物資の確保,応援部隊の受け 入れに奔走した。被災した子供を励まそうと訪れてくれた名 古屋の人形劇団の受け入れにも携わる。人形劇を見て、暗か った子供たちの表情が戻ったことが印象に残った。
2000年に静岡に赴任、「稲むらの火」を読み“人形劇化” を思いつく。県内の劇団に協力を要請した。17劇団から約20 人がボランテイアが集まる。2004年1月が初演。神戸や和歌山 を含め、これまでに7千人の親子らの前で公演した。2004年 12月にはインド洋大津波が発生。児島さんは、国際会議など の場でアジア各国の研究者らに防災教育の重要性を説く。一 方、地域の小学校での講演も引き受けている。「一人でも多 くの人が生き残る可能性を高めたい」と児島さんは力をこめ て語る。
(2006.04.14)
兵庫医師会西村亮一会長が、3月31日付神戸新聞夕刊の コラム「随想」欄で、“「かかりつけ医」を持とう”との提 言を行っている。
近所の診療所や医院に、どんなことでも気軽に話せるお医 者さんはいないだろうか。そのようなお医者さんを「かかり つけ医」にしておき、大きな病院にいくとき紹介状を貰って から行く。これが上手な医者のかかり方。西村会長は、この ように呼びかける。「かかりつけ医」を持つことの必要性は、 頭の中では分かっていても、なかなか実行できていない。 「なによりも自分の好みに合うことが大事」とのこと。まさ に、そのとおりだ。
西村亮一兵庫県医師会会長は、1963年・神戸医科大学の卒 業生。この翌年の1964年に、県立神戸医科大学は神戸大学に 移管された。
(2006.04.13)
工学部同窓会誌「KTC」No.62(3月発行)に、ポーランド から神戸大学に留学していたマルツェリナ・レシニチャクさ ん(女性)が寄稿、谷崎潤一郎研究について語っている。 マ ルツェリナ・レシニチャクさんは、ポズナン国立大学で日本 文学史の授業をとり、その後ポーランド語訳、英訳で谷崎潤 一郎の作品を多数読んだ。これが日本文学を専攻し、神戸大 学に留学する契機となる。
留学先に関西を選んだのは、東京生まれの谷崎潤一郎が、 関東大震災後関西に移住し多くの感化を受け『細雪』、『蓼 食う虫』等関西を舞台にした多くの作品を残したからだ。「 関西の雰囲気に囲まれながら、研究するのはなんて素晴らし い」とマルツェリナ・レシニチャクさんは語る。芦屋の谷崎 潤一郎記念館の存在も大きかったようだ。
(2006.04.12)
3月27日の日経紙に川嶋太津夫教授(大学教育推進機構。 旧大学教育研究センター)が寄稿、学位水準ばらつき問題に ついて、提言している。以下は、その概要。
いかに多様化しようと、大学であるからには、何らかの共 通性が存在しなければ、同一の教育機関としての地位は与え られない。“学士”、“修士”、“博士”などの“学位”の 同等性を保つ必要がある。ヨーロッパでは、一つの学習活動 の終わりに“何を知っているべきか、何を理解すべきか、何 が出来るか”を明示したラーニングアウトカムを基準にした 学位の共通化が進んでいる。
日本でもこのような学位の共通化が必要である。共通化の 効果として、高等教育の透明性と質の保証に役立つだけでな く、学生がどれだけ学んだかに注目することによって、教員 中心の高等教育を学生本位のそれに変革できる契機となる。
(2006.04.11)
300年以上続いた“老舗”を分析し秘訣を探る「老舗300 年研究会」が発足した。研究会代表は高知工科大学の前川洋一 郎教授(1967年営卒)。日本商業学会石井淳蔵神戸大教授(営)が 研究顧問をつとめる。
同研究会では、全国の旅館、和菓子屋、建設業者等300年 以上続く約400社にアンケート調査を始めている。前川代表 は「老舗のDNAを探り、研究成果を若いベンチャー経営者へ のガイドや、地域づくり役立てたい」と話す(3月4日付読売 )。
(2006.04.10)
3月24日付朝日の「三者三論」欄で、受精卵診断につい ての論争が行われている。大谷徹郎医師(1979年医卒)は、こ れまで流産を避けるための受精卵診断を進めてきたことで知 られ、また、その活動がきっかけで、「受精卵診断の是非」 が議論されるようになってきた。
大谷医師は、“流産は避けてあげるのが医師として当然の 良心”と述べている。一方で、“命の選別”につながる、な どとする反対意見もあり、日本産婦人科学会の倫理委員会で は、習慣流産の一部について受精卵診断を認める方針を決め ている。大谷医師は神戸大学医学部助教授を経て、現在は大 谷産婦人科院長。
(2006.04.07)
元総合商社マンだった奥山忠政さん(1960年法卒)さん、 現在は 福岡県筑紫野市で発行のる季刊誌「麺の世界」編集長 をつとめている。「麺の世界」の最新号は、2月15日に発行さ れた第4号。新しい雑誌だ。奥山さんは、法学部出身であるが 、経済学修士の肩書きをもつ。青島求実学院(大学)講師をつ とめ、『文化麺類学・ラーメン編』(2003年、明石書店)等の 著書がある。
「麺の世界」では、蕎麦、うどん、ラーメンばかりでなく、 たこ焼きやお好み焼きのような小麦粉を材料にしたたべものも 扱う。「コナモン」という言葉が誌上で使用されている。 「コナ」は、もちろん「粉」のことだ。麺類に関して、歴史、 文化等を踏まえた学際的な雑誌であり、一方では庶民的な雰 囲気も持つ雑誌である。「麺の世界」第4号には永田實さん( 1969年教)が「六甲山地北側の水車」を寄稿している。水車は かつては重要な動力源だった。江戸時代か大正時代にかけて、 油絞、酒造、製麺等に使用されてきた。ちなみに、永田さん は神戸高校教諭で、担当科目は人文地理である。
【参考】「麺の世界」のホームページ
http://www.sunglow.info
(2006.04.06)
ギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)のクラシックギターコ ンサートが、神戸と東京で開催される。以下は、その概要。
・神戸公演(ただし、残念ながら既に満員御礼!)
2006年4月14日(金)
ホテルオークラ神戸3階「チャペル・リバージュ」
開場:18時20分 開演:19時 入場料:¥5,000(全席自由)
・東京公演
2006年4月24日(月)
東京オペラシティリサイタルホール
開場:18時20分 開演:19時 入場料:¥5,000(全席自由)
問い合わせ先:松田晃演クラシックギターソサエティ
〒670-0084 姫路市東辻井3丁目9-1
Tel.0792-96-0464 Fax.0792-92-2877
松田晃演さんのプロフィールその他詳しくは、下記ホームページを参照してください。
http://www.matsudaguitar.join-us.jp
(2006.04.05)
ご参考神戸大生2人がヒッチハイクで四国・九州・中国地方をヒッチ ハイクする。その記録を小説記風に綴った『親指のキセキ…from our Thumbs』が、碧天舎から出版された。定価は1000円+税。 神戸大学の地元のブックファースト六甲店では週間ランキング1位 を獲得したこともあった。
井奥さん(総合人間科学研究科・1年)と裙本さん(発達科学部2005 年卒)は、それぞれ神戸大陸上部と剣道部の元主将。部活を引退し た直後の2004年11月30日、仲間うちで作った揃いの白いジャージ で舞子からヒッチハイクの旅を開始した。その後、松山、別府、 小倉、広島、福山、岡山等を経て神戸に帰った。都合4日間、お 世話になったドライバーは20名。旅の見聞とドライバーとの対話 などが小説風の語り口で構成されている。
(2006.04.04)
現在は消防研究所理事長の職にある、室崎益輝神戸大学名誉 教授(工)が、昨年8月米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」 の被災地における住宅再建に関して発言している(3月22日付朝日) 。以下は、その概要。
米国は日本よりはるかに自己責任を問う。しかし、本人に責任 がないのに被害を受けたときは、国もしっかりカネを出す。1994 年のカリフォルニア州ノースリッジ大地震に際しては、被災者に 1万ドルの小切手が渡された。家の修理に使ってもいいし、避難先 のホテル代としても良かった。日本では「個人の資産形成に税金 は使えない」として住宅の自力再生に公的支援をしない。本人が 自助努力をしているなら、公的支援をしてもよいのではないか。
ところで、室崎益輝名誉教授が理事長をつとめる消防研究所(東 京・三鷹)で全国の火災事例を研究している鈴木惠子さんが、1月17 日付朝日新聞夕刊に登場した。鈴木惠子さんは、神戸大学の大学 院を出て阪神大震災の前年の1994年に消防研究所に入る。在学中 の指導教官は室崎益輝教授。室崎教授の勧めで消防研究所を就職 先に選んだ。10年後、神戸大学退官後の室崎教授が消防研究所理 事長に就任した。
(2006.04.03)
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