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活躍するOB 神戸大学トピックス バックナンバー
vol.27 (2005.07〜2005.09)
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“経営"を論理的に深く考える機会をもつ。その目的で一橋大学大学院 商学研究科の「シニアエグゼクティブ・プログラム」が、創設された。雑誌 プレジデント8月29日号で、ノンフィクションライターの梶山寿子さん(198 7年文卒)がルポを行っている。この研修がユニークなのは、すべてのカリキ ュラムが合宿でおこなわれる点。当初のNECに加え、伊藤忠商事、花王、富 士写真フイルムにも声がかかり、各社から派遣された社員が経営者教育を受 けている。
梶山寿子(かじやま・すみこ)さんは、神戸大卒業後テレビ局に勤務。その 後、ニューヨーク大学大学院で修士号取得した。現在は、フリージャーナリ スト。著書に『ジブリマジック』『女を殴る男たち』等多数。
参考:DV防止法制定から4年、梶山寿子さん(1987年文卒)の講演(2005.7.06)
(2005.9.30)
日本産とみられるワカメの子孫が、米国・メキシコ・ニュージーランド・ オーストラリア・フランスで見つかった。これは、環境省の委託を受け、神 戸大理学部の川井浩史教授(藻類学)、上井進也研究員らがDNA鑑定して判明 したもの。ニュージーランド、オーストラリアのワカメは、日本海または瀬 戸内海産。米国のワカメは、三浦半島産。フランス、メキシコのワカメは、 北日本産。このように、遺伝子が一致していることが判明した。なお、ニュ ージーランドでは"生態系を乱す恐れがある"として、増殖防止のため市民に 除去を呼びかけている(9月25日付朝日)。
(2005.9.29)
9月20日付の日経紙文化面に天野雅敏教授(経)が醤油の歴史について寄稿 している。天野教授は日本経済史が専門で、一時和歌山の県史づくりを手伝 うため、湯浅に醤油の調査に出かけた。それが契機で、日本の醤油醸造には 奥深い歴史があることを発見する。今般の寄稿で、その一端が紹介されてい る。以下は、その要約。
日本の食卓に醤油は欠かせない。関東の濃口、関西の淡口(うすくち)とい われ、醤油の味が地域による味覚の差を現す代名詞になってきた。しかし、 湯浅の旧家久保家に伝わる1878年(明治11年)の史料に“はじめて淡口醤油を 大阪に輸送し、大いに世人の称賛を得た。”とあるのを発見、江戸期の湯浅 の醤油は濃口だったことが判明した。江戸時代の江戸の醤油入荷の大部分は 大阪からの入荷で、江戸末期近くにやっと関東産が大部分となったという。 銚子で江戸初期に創業した今のヤマサ醤油の初代浜口儀兵衛も湯浅の隣の広 村出身だったことも納得できる。
参考トピック>>天野教授(経)共編『日本の味 醤油の歴史』刊(2005.4.26)
(2005.9.28)
9月14日付神戸新聞夕刊「随想」欄に、鈴木正幸副学長が「神戸発の地方 自治憲法案」を寄稿している。以下は、その概要。
自由民権運動が盛んだった明治10年代には、民間において多数の憲法私案 が作成された。その頃は、地方自治が盛んに叫ばれていた。ところが、地方 自治を明確にうたった憲法私案は意外と少ない。そんな中、神戸発の憲法案 「国憲私考」(明治14年)は、地方自治をうたっている。この憲法案は歴史的 意義は小さくない。今日の我々も、百年前の先人にならって、神戸発・兵庫 県発の斬新な地方自治を提案してはどうか。
鈴木副学長の主な著書として「皇室制度-明治から戦後まで」(岩波新書) 、「国民国家と天皇制」(校倉書房)などがある。
参考トピック>>鈴木副学長「皇室典範に関する有識者会議」で意見を述べる(2005.7.01)
(2005.9.27)
神戸大学の美術サークル「凌美会」のOBによる展覧会が、10月4日(火 )〜9日(日)に神戸三宮・北野坂通りのギャラリーミウラ1F・3Fで開かれる。こ の展覧会は、今回で12回目。同時に、日本を代表する版画家川西祐三郎氏の 版画展「神戸大学全十八景展」も開催される。
開館時間は、午前10時30分〜午後6時30分(9日は午後5時まで)、入場無料 。
問い合わ先:ギャラリーミウラ(Tel:078-391-2665)
(2005.9.26)
ご参考9月11日の総選挙は小さな政府をマニフェストに掲げた「自民圧勝」 の結果となった。これに関してする小塩隆士教授(経)のコメントが9月13日 付朝日新聞に掲載された。以下は、その概要。
高齢化と人口減少社会の到来で、将来に負担を先送りすることへの危機感 が強まっている。「小さな政府」を訴えた自民党の勝利から、「官業を民業 に任せ効率化すべき」という議論と重なり、幅広く共有されていることがわ かる。ただし、選挙結果では「『大きな政府』は維持できない」という漠然 とした合意以上の選択は示されていない。自民、民主ともに消費税の増税や 年金制度の将来について具体像は示さなかった。この10年は国債増発で変わ らなかった国民負担率。これからはどうなるのかといった議論が、今後の政 治に求められる。
小塩教授は、東京学芸大学教授を経て2004年から神戸大学(経)教授に着任 。「社会保障の経済学」(2005年第3版、日本評論社)、「コア・テキスト財政 学」(2003年、日本評論社)等の著書がある。
(2005.9.26)
東京・町田市に町田市民文学館(別名「ことばらんど」)が、来年秋に 開設される。場所はJR横浜線町田駅の近く。東京府南多摩郡(現町田市)に 生まれた詩人八木重吉と、町田市に在住した遠藤周作等の著書、原稿、写真 等が展示されることになっている。
詩人八木重吉は、1921年(大正10年)に神戸大学発達科学部の前身である御 影師範へ英語科教諭として赴任した。1925年、八木重吉は千葉県の東葛飾中 学に転任、御影(当時は神戸市外)の地を去る。この年、処女詩集『秋の瞳』 を新潮社から出版した。かつて御影師範があった場所は、かつての神戸大学 御影分校の西側隣接地。今は神戸市立御影中学校となっている。御影中学構 内には、1977年に八木重吉の詩碑が建った。 偶然ながら、遠藤周作は旧制 灘中学の卒業生。町田市民文学館の主要な文学者が二人とも神戸ゆかりの人 物ということになる。一方、神戸には(バーチャルでなく、リアルな)近代文 学館ができる気配は全くないようだ。皮肉なことである。
(2005.9.23)
8月28日の朝日新聞に長ケ原誠助教授(発達)が駒沢大附属苫小牧高校野球 部の暴力事件関連の問題について、以下のようなコメントを寄せている。
野球をはじめスポーツの指導者を育てる日本のシステムに何らかの問題 があると感じる。部長にも生徒指導で悩みがあったのではないか。だが、 指導者の指導内容を外部からチェックできる態勢がなく、指導者は誰にも 相談できずに、個人の直感に頼って対応している。他校の指導者や部OB、 外部の専門家らから学び、指導者も日々成長していける人材育成システム をつくるべきではなかろうか。
(2005.9.22)
滝沢力さん(工応用科学)は、日刊工業新聞社主催「第六回科学技術論文 コンクール」努力賞を受賞した。(社)神戸大学工学振興会発行「KTC」No. 61(2005年9月)に、滝沢さんが登場、「コンクールを通して考えたこと」 の題で次のように語っている。
この度、私は日刊工業新聞社主催「第六回科学技術論文コンクール」で 努力賞を受賞しました。論文のテーマは、「科学技術と日本の将来」です 。副題は、「日本の戦後復興を支えたもの」としました。私は、この論文 の中で二つの提案をしました。一つは、戦後復興を支えた技術者たちを敬 おうという提案。二つ目は、小学生の理科離れという問題を通して、理系 と文系が様々な分野において共存でき、より多様性のある社会の実現を提 案した内容です。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.rikokei.net/index.html
(2005.9.21)
ご参考青木書店のAOKI教育LIBRARYの一冊として、二宮厚美教授(発達),神戸大 学附属養護学校編「コミュニケーション的関係がひらく障害児教育-神大 附属養護学校の教育実践」が刊行された。定価は2880円+税。
神戸大学附属養護学校は明石市にある。小学校から高校まで60人の生徒 が、学んでいる。本書は、この学校での教育実践を広く社会に知らせてい くという目的で出版された。同校の養護教諭を中心に多数の養護教育実践 者たちが、経験を踏まえて多角的にアプローチしている。壁新聞づくり、 農作業等極めて具体的な教育活動が報告されており、全国の関係者にとっ て参考になる点が多いであろう。
(2005.9.20)
ご参考9月4日付の日経紙「読書欄」に設けられたコラム“あとがきのあと”で 定延利之教授(国際文化)が自著「ささやく恋人、りきむリポーター」につ いて語っている。この著書は、極めてユニーク。「ご、誤解だよ」とか「 いやー、すごい」などのつっかえや力みがもつ音声コミュニケーション的 な意味をさぐっている。
定延教授は、従来の由緒正しい言語学者は見向きもしなかった分野を探 求している訳だ。ロボットに生き生きしゃべらせるにはどうするか、外国 人向けの日本語教育等この分野が重要になってきている。また、日本人同 士のコミュニケーション改善にも役立つだろう。これが定延教授の考え。 「ささやく恋人、りきむリポーター」は、岩波書店刊、定価は1600円+税。
(2005.9.16)
1963年(昭和38年)のベストセラー第1位は、神戸大学経営学占部都美(うら べ・くによし)助教授が書いた『危ない会社』である。光文社カッパ・ビジ ネスシリーズの最初の一冊として、1963年4月に初版が発行された。この本 は、過激なタイトル、そして“危ない会社”として具体的な会社名を列挙 するというセンセーショナルなスタンスが世に受け、またたく間にベスト セラー本のトップを占め、年間トップの座を占めるに至った。その後占部 教授(1963年に助教授から教授に昇進)は、経営学分野の多数の専門書を刊 行する傍ら、光文社カッパ・ビジネスシリーズで『コストダウン』『不況 期の経営学』『人件費』『サラリーマンの哲学』等を刊行していく。
次に紹介するのは、土光敏夫東芝社長(当時。後の経済団体連合会会長) による占部教授と『危ない会社』に関するコメント。『コストダウン』 (1969年)のカバーから採録したものである。
『危ない会社』(カッパ・ビジネス)で日本じゅうの会社を震撼させて以 来、占部さんは経営学分野のハードボイルド派の最右翼と目されている。 事実、温情主義的経営や放漫経営に対する目は、冷酷そのものだ。
しかし、その反面なかなかの苦労人で、人を見る目はあたたかく、若い 人のめんどうをよくみることで有名だ。大学で、彼のゼミが圧倒的な学生 の人気を得ているのも、そのせいだろう。
また、井上ひさし著『ベストセラーの戦後史』(1995年・文藝春秋社)に は13ページにわたり『危ない会社』の紹介とコメントが収録されている。 占部教授は1983年に退官、神戸大学名誉教授となる。その後、日本文理大、 松山商科大学の教授となったが、1986年に死去した。
(2005.9.15)
ご参考沖幸子(おき・さちこ)さんの新著『ドイツ流掃除の賢人-世界一きれい好きな 国に学ぶ-』(光文社・知恵の森文庫)が、刊行された。定価は629円+税。
心地よい空間を大切にするドイツ人は、掃除が上手。部屋は整理整頓されて いる。沖さんは本書で、留学中に学んだ「時間も労力もかけずにシンプルな掃 除術」を披露する。目次をみると、「ながら掃除」という奇妙なキーワードが ある。料理をしながら、オーブンの掃除をする。朝、目が覚めたら、目覚まし 時計をちょっと磨く。そんな日常的な知恵の数々が紹介されている。コーヒー の"入れカス"を乾燥させておき、脱臭剤として使用する等誰でも簡単に実行で きる手法が出ている。本書には磨き上げた著者宅の写真が入っている。昔なが らのドイツの家庭生活を伝わってきた。
沖さんは、発達科学部の前身の教育学部(1969年)を卒業、ドイツ、イギリス 、オランダで生活マーケティングを学び、1987年にハウスクリーニング会社フ ラオグルッペを設立した。ベンチャー経営者として活躍する一方、「掃除界の カリスマ」として雑誌・テレビ・講演など多方面で活躍。時代にあったシンプル で合理的な家事を提案し、幅広い年齢層の女性に支持されている。生活評論家 、大学客員教授(起業論)でもあり、経済産業省、厚生労働省などの政府審議会 委員をつとめるなど多才振りを発揮。
(2005.9.14)
神戸大アメリカンフットボールチームRAVENS(レイバンズ)は、9月4日西京極 競技場で行われた緒戦対京大戦において残り2分で逆転22-21で勝利した。詳細 は下記。
http://home.kobe-u.com/top/newsnet/baknews/newsbak20059a.html#news_4293
そのRAVENSの「イヤーブック2005」が、このほど発刊された。2004年秋およ び2005年に入ってからの戦績、選手・マネージャー紹介、2005年4月16日開催 の30周年イベント等満載。ファン必携の一冊である。価格は、1,000円(送料 込み)。なお、バックナンバー(2000〜2004年)も発売中。価格は、700円(送料 込み)。
詳しくはRAVENSのホームページ(http://home.kobe-u.com/ravens)のGoods欄を参照して下さい。
(2005.9.13)
ご参考日経文庫の一冊として、金井寿宏教授(営)新著「リーダーシップ入門」が刊行 された。価格は1000円+税。
職場、家庭、地域社会等様々な場面で、"リーダーシップ"の問題に直面する。 本書のキャッチフレーズは、「どうすれば理論を身につけて実践にうつせるのか ?いままでのやり方を反省し、持論を構築したい人のための画期的入門書」という もの。発売後、たちまち増刷。AMAZON等でも高い評価を得ている。
以下は、目次の概要。
[I] いかなる意味での「入門」なのか
[II] リーダーシップの学び方を学ぶ
[III] リーダーシップの定義とリーダーシップを見る視点
[IV] 実践家のリーダーシップ持論
[V] 研究から生まれたリーダーシップ理論--貫く不動の二次元
終章 リーダーシップを身に付けるために
あとがきと文献案内
(2005.9.12)
東京の神田、御茶ノ水をバックにした文化情報誌「本の街」9月号に次のよ うな記事が出ていた。
阪神淡路大震災の後、多くの市民から「動物の異常現象」に関する情報が寄せ られた。例えば、籠の小鳥が鳴かなくなった。神社のハトが消えてしまったとい ったもの。神戸大学では、これらの報告を採集・分析している。
この記事のタイトルは「皇居を中心にでかい森の公園を 動物が地震を教える 」。皇居に広大な自然公園をつくり、生息する昆虫や動物を通じて“地震予知” をしようという提案である。筆者は、高田栄一高田爬虫類研究所長。高田所長は 、新潟地震の際、熊が異常行動をしたことに言及している。
本の街編集室連絡先
電 話 03-3292-8273
FAX 03-3292-1273
(2005.9.09)
ご参考ダイヤモンド社から、飯岡美紀さん(1987年文卒)の訳書「女性に選ばれるマーケテ ィングの法則」が出版された。定価は税込み1890円。本書の原著者はリサ・ジョンソ ンとアンドレア・ラーニド。「消費の80%は女性だ」というキャッチフレーズが目を 引く。
飯岡さんは、ダイヤモンド社のPR誌「経」8月号で、本書に関してコメントを寄せ ている。その最後は「気がつけば、消費の80%は女性が担い、電動工具もビジネス ホテルも実は女性が主要顧客であった−−−日本のマーケティング関係者がそんな 事実に直面したときに、慌てず女性に選ばれるマーケティングを行うためのバイブ ル」と結ばれていた。
(2005.9.08)
ご参考伊藤宗彦助教授(経済経営研究所)の新著「製品戦略マネジメントの構築 デジタル 機器企業の競争戦略」が、有斐閣から刊行された。定価は3500円+税。
デジタル機器分野の製品や流通に関する新聞・雑誌情報は膨大なものである。さま ざまな電子機器を日常的に使用してきた若い世代は、日本の電子技術は世界でもトッ プクラスであるという強いプライドを持つ。確かに、アナログ技術を駆使した時代に は、日本の持つ繊細かつ迅速な技術革新力は世界でも際立って優秀であり、世界中の 人々の生活に大きな貢献をしてきた。
一方、ブラウン管が液晶やプラズマに、ビデオはDVDに、銀塩カメラはデジカメに というデジタル技術への変換の波は、1990年代後半に瞬く間に世界中に広がった。こ のような技術転換は、東アジア諸国興隆の大きなきっかけとなり、もはや、日本企業 だけがデジタル機器産業での中心プレーヤーとはいえなくなってしまった。
本書では、世界経済に大きなインパクトを与えるデジタル機器の製品戦略とはどの ようなものであるかを、詳細に分析している。この分野は、携帯電話やパソコンでも 明らかなように、製品仕様や生産に関しては、完全にボーダーレスとなっている。例 えば、携帯電話産業などでは、アメリカでチップセットが生み出され、台湾でハード ウェアが設計され、韓国で開発されたソフトウェアを用い、日本製の超高密度なプリ ント基板上に世界中から集められた部品を、中国が実装・組み立て・検査を行い、ヨ ーロッパや南米で使用される。こんなことが日常的に起こっている。
以上のようなボーダーレス化、言い方を換えれば、世界的な文化を共有する製品を 開発・産業する戦略立案力は日本企業に十分に備わっているのか。この課題への“答 え”を探究する目的で本書は書かれている。本書の著者伊藤宗彦助教授は、1981年名 古屋大学工学部卒業、同年松下電工に入社。その後、神戸大学経営学研究科博士課程 前期及び後期を修了した。商学博士。
(2005.9.07)
地震などで倒れた家屋や家具の下敷きになり、救出後に腎不全などを起こすのが 「クラッシュ(挫滅)症候群」。阪神大震災で多くの死者が報告された。また、本年4月 のJR福知山線脱線事故でも閉じ込められた人の救急医療で注目された。8月16日付日経 紙で、神戸大学大学院医学系研究科石井昇教授(災害・救急医学)は、「クラッシュ(挫 滅)症候群」に関して「助け出されたという安堵感が落とし穴になることがあり、救出 後も油断しないで」と指摘する。
(2005.9.06)
ご参考神戸外国人居留地研究会編「神戸と居留地-多文化共生都市の原像-」が神戸新 聞総合出版センターから刊行された。定価は1500円+税。
神戸外国人居留地研究会は居留地返還100周年の前年にあたる1998年(平成10)年に発 足した。代表は神木哲男神戸大名誉教授(経)。会員は各分野の専門研究者から関心の 高い一般市民まで100人を超え、研究発表を主体とする年4回の例会をはじめ公開シン ポジウム、見学会、他の開港場都市との研究交流、書籍・年報刊行など多彩で活発な活 動を続けている。目次は以下のとおり。
第1章 居留地と外国貿易のはじまり 神木哲男
第2章 居留地の組織と運営 洲脇一郎
第3章 居留地の街並みと建築 坂本勝比古
第4章 居留地時代の外交と外交官 桑田優
第5章 神戸ゆかりの外国人群像 崎山昌廣
第6章 「食」の文明開化 梶原苗美、宮え艇育子
第7章 ノルマントン号事件条約改正 戸田清子
(2005.9.05)
千趣会ファッション開発部勤務の伊藤新さん(2002年、営卒)の就職活動体験が、 6月27日付日本経済新聞(夕刊)に掲載されている。
伊藤さんは、学生時代に町で洋服や雑貨を見て回るのが好きだった。そこで、洋服 やインテリアにかかわる仕事に就きたいと思っていた。第一志望はアパレル関連のメ ーカーや商社。就職活動を始めた当初、通販業界は全く考えていなかった。千趣会の 存在を知ったのは、洋服関連の仕事に就きたいと友人に話したら、「千趣会は受けて いるか」と尋ねられたのがきっかけ。説明会に参加したら、アットホームな雰囲気に 魅力を感じた。
今は二十代後半の女性を対象にした衣料品を開発している。学生時代と違い、生地 や縫製など細かい所に目が届くようになった。通販では一年後の販売を想定して商品 を開発する。目の前の流行を追うのとは違い、市場の分析力が求められるので、でき るだけ早く知識と経験を積むのが当面の課題。
(2005.9.02)
8月17日の朝日新聞「新社長」欄に大橋忠晴川崎重工業社長(1969年工卒)が紹介 されている。大橋さんは、阪神大震災は自宅で、ニューヨーク同時テロは世界貿易セ ンターの崩壊現場近くで体験した。その体験以来、「今を一生懸命生きる姿勢に変え た」という。現在、前社長からの課題“重工業から柔工業”といった事業の構造転換 を加速するのに懸命。休日は「スリッパ」、「新聞」など37種類の言葉を覚えこませ た愛犬と戯れるのが楽しみ。
(2005.9.01)
8月24日付の神戸新聞夕刊コラム「随想」欄に、石橋克彦教授(都市安全研究セン ター)が、地震に関して警鐘を鳴らすエッセイを寄稿している。タイトルは「地震と時 代」。
日本では、歴史の大きな転換期に大地震が重なった例が少なくない。地震国だから 偶然の一致もあるが、時代の変化を象徴したり、加速したりもしている。古くは1185 年、平家が壇ノ浦で滅亡した三カ月半後に京都大震災が起きた。人々は平家の怨霊を 恐れつつ、時代が変わるという実感を深めたようだ。日本列島は新たな大地震活動に 入りつつある。今世紀半ばまでには、首都圏大地震や東海・南海巨大地震などがほぼ 確実に起るだろう。それらは、どんな時代の変化を告げるのだろうか。
なお、石橋教授の旧著「大地動乱に時代」は、阪神大震災発生の前年(1994年)に刊 行されたロングセラー。版を重ね、既に14万部が発行されている(8月28日付朝日・読 書欄)。
(2005.8.31)
既報(7月19日)のとおり、あしなが育英会で活動する北田浩嗣さん(経・4年)が、ア フリカのウガンダでのボランティア活動で知り合った心臓病の少女ナニャンゲちゃんへ の支援を呼び掛けている。北田さんは、知人を通じて募金箱を置いたり、神戸大関係者 にメールで呼び掛けたりしてきた。しかし、8月27日現在で、目標額の200万円の1割に 満たない約15万円しか集まっていない。
あしなが育英会で活躍する北田さん。7月から8月は国際交流キャンプなどの世話人と して飛びまわっていたが、「9月は本腰を入れて募金活動をしますので、ご協力をお願 いします」と話している。
「支援する会」の発起人の一人、NHK大阪放送局のアナウンサー住田功一さん(1983年 営卒)は、「私の長女(3歳)も偶然全く同じ心臓疾患で先日手術をしたばかりです。ナ ニャンゲちゃんには時間があまりありません。ご協力よろしくお願いいたします」とメ ッセージを寄せている。
「ナニャンゲ・レジーナちゃんの心臓手術を支援する会」への募金は、郵便振替口座 00990-6-191072まで。金額はいくらでもかまわない。
詳細はブログhttp://nanyangeheartoperation.ameblo.jpを参照。
(2005.8.30)
8月16日付日経紙のコラム「交遊録」欄に、森栄さんが寄稿している。森さんは東 京水産大学(現東京海洋大学)漁業学科を卒業、その有志による懇親会"漁士会"のメンバ ー。森さんは大学卒業後も他の大学に興味を持ち、最初に合格した神戸大法学部に学士 入学した。その時、漁士会のリーダであるキッツ会長清水雄輔さんから"これもご縁だ ぞ"と助言された。森さんは三菱マテリアルを経て、現在は宇部三菱セメント社長。
(2005.8.30)
8月14日付の朝日新聞は9ページの全部を割いて、五百旗頭真教授(法)による戦後6 0年の解説を掲載した。この中で五百旗頭教授は日本の戦後の歴史のいくつかのエポッ クに焦点を当てている。まず、"本土決戦"を陸軍が主張する中、"平和を得て復興の光 明を求めるべきである"とする天皇の聖断に阿南惟幾陸相が従い、終戦が決定した。こ のことから、戦後の平和的発展路線への地平が開かれた。本土決戦があったならば、ド イツ、ポーランド並みの犠牲者をだし、戦後復興のための人材も失われていただろうと 五百旗頭教授は推定する。
次に、サンフランシスコ講和を前に、吉田首相がダレス特使との交渉で、即時再軍備 を拒否した事が指摘されている。朝鮮戦争のさなかのこの抵抗によって、軽軍備と経済 復興最優先の路線打ち出しえたのだと教授は述べている。このようにして非軍事分野で 格別な能力を身につけた日本は、欧米とは違った目線で困っている国の支援ができる。 安全保障上の役割も拡充すべきだが、両者のバランスを見失ってはならない、と教授は 結ぶ。
(2005.8.29)
マダガスカルに消防車を送る-留学生と市民の交流が縁-
神戸ナマナクラブの中山里栄さんら主婦を中心としたメンバーで構成されるマダガス カルに消防車を送ろうと呼びかけている。「ナマナ」とはマダガスカル語で友だちの意 味。市民の協力で中古消防車の手配ができ、9月5日の船便で送ることが決まった。しか し、資金が足りない。神戸ナマナクラブでは、更に支援を呼びかけている。
このプロジェクトは今春まで神戸大経済学研究科で学んでいたラザフィマヘファ・イ ヴハシナ・フィザーラさん(愛称イヴさん)と市民の交流がきっかけで始まった。マダガ スカルは、アフリカ大陸の東南沖に浮かぶ世界で4番目に大きい島。ワオキツネザルな ど、大陸から分離したあと独自に進化した動物が暮らす自然の宝庫。最近封切られたア ニメ映画「マダガスカル」でも知られる。1960年にフランスから独立した。しかし、ま だ発展途上で社会基盤の整備が遅れている。
きっかけは、イヴさんの親戚の白血病の少女を救おうという活動だった。中山さんら とイヴさんの交流が深まり、今年の4月にイヴさんの出身地、首都近郊のタンジュンバ トゥ市を訪れたところ、消防車や消火のための資材が不足していることを知る。7月に は、神戸大農学部の竹田真木生教授ら教官や大学院生、市民らが賛同して支援を募り始 めた。たまたま、東灘消防署で廃車になった消防ポンプ車があり、現地に送ることを決 定。船便で送る手配がついたが、まだ資金が不足している。輸送費、諸費用などで100 万円程度が必要で、募金を継続苦衷中。ポンプ車には現地の子どもたちのために文具、 楽器なども積み込むことになっていて、これらの寄付も募っている。
支援金は、郵便振替00930-5-263954神戸ナマナクラブまで。詳しくは、同クラブ世話 人の中山里栄さん、電話078-882-4777へ。
(2005.8.26)
ご参考「一年一組せんせいあのね」という本の名前を聞くと、子供時代を思い出し、懐 かしさでいっぱいになるかもしれない。この本の著者は鹿島和夫さん。1935年大阪・泉 佐野市の生まれで、1958年に神戸大学教育学部(現発達科学部)を卒業して神戸市内の小 学校の教員となった。43歳ごろから低学年教育に関心を持ち、以後主として一年生児童 を担任した。担任の子供たちが「あのねちょう」と称するノートに書いた詩をまとめ編 集した「一年一組せんせいあのね」(理論社)を1978年に刊行する。その後「あのねちょ う」、障害児教育、独自の教育論等に関する図書を多数刊行する。1998年から鹿島さん は、太陽の子保育園に勤務、独自の自由保育を開き、2002年3月に退職した。現在は「 あのね子ども相談所」を開設、悩める保護者からの相談を受け、教師たちと授業研究を 行っている。
鹿島さんの最初の本「一年一組せんせいあのね」は、子供たちに読みつがれているこ とはもちろん、教員志望の学生が教育の入門書として読んでいる。以下に引用する詩は 『一年一組せんせいあのね』から。
けっこんしき
おかあさんとおとうさんの
けっこんしきのしゃしんをみたら
ぜんぜんちがう人みたいでした
いもうとがしゃしんにのってないといって
ないておこりました
(2005.8.26)
朝日新聞論説委員清水建宇さん(1971年営卒)が、8月16日付朝日夕刊のコラム「 窓 論説委員室から」に「昭和天皇とリンカーン」を寄稿している。昭和天皇が戦時中 もリンカーンの胸像を身近に置いていたという内容。この胸像は1929年当時駐公使を務 めていた佐分利貞夫が、アメリカから帰国した際のからの土産だった。日本中が「鬼畜 英米」と叫んでいたときに、敵国の元大統領の胸像が、昭和天皇の身近にあった。その 理由は分からない。
(2005.8.25)
ご参考
ご参考
ご参考7月10日付毎日新聞読書欄の中の「この人・子の3冊」欄に、中井久夫名誉教授(医) の著作3冊が取り上げられている。
1「徴候・記憶・外傷」みすず書房
2「治療文化論」岩波現代文庫
3「アリアドネからの糸」みすず書房
以上の3冊を選んだのは東京大学助教授の田中純さん。中井名誉教授の精神医学の著 書は、「門外漢にも魅力的な小径が開かれ」ていると指摘する。この欄には、イラス トレーター和田誠さんによる中井名誉教授と田中助教授のイラストが添えられている 。
(2005.8.24)
ご参考毎日放送記者の大谷邦郎さん(1984年法卒)の著書、「関西唯(ただ)の人」が、話 題を呼んでいる。この本では、関西でユニークな仕事に就いている人たち24人のルポを 行っている。女性落語作家くまざわあかねさん、東本願寺の僧侶鈴木君代さん、吉本興 業マネージャー大谷重雄さん。青いバラを開発し、マスコミで大きく報道された勝本幸 久さん(サントリー先進技術応用研究所)登場する。
大谷さんは、ラジオ番組「ニュース&スポーツ番組「ナイトアングル」を担当してい た。その中に「週刊!お仕事時間」というコーナーがあり、これが基礎となり本書が出 来上がった。出版は星湖社(電話06-6245-5974)、定価は1200円+税。
(2005.8.23)
朝日新聞(大阪)の紙上特別講義欄で、木村幹教授(国際協力)の「日韓関係 」の講義がスタートした。韓流ブームや竹島問題、日本で活躍中の歌手BoAの例 を挙げて、現在の日韓関係をわかりやすく解いている。
木村教授は「多くの人が韓国に対して、隣国だから分かり合えそうと、安易な 期待を持っているが、それは甘えだ」と述べる。韓国人だから、隣国だからとい うレッテルにとらわれず、世界の国の一つとして、個々の人間を見られるような 関係を作ることから新しい日韓関係が始まる。これが第1回目の締めくくりだっ た(7月25日付)。
(2005.8.22)
7月1日付日経紙夕刊の連載コラム「現代を歴史に刻む:アーカイブズの 今」に神戸大学地域連携研究員の佐々木和子さんが登場、アーカイブズにつ いて語っている。
1996年12月、高校の非常勤講師として歴史を教えていた佐々木和子さん(52) に、財団法人二十一世紀ひようご創造協会から「震災の記録保存を手がけてみ ないか」という興味深い話が舞い込んだ。この仕事に就く前、佐々木さんには 一つの衝撃的体験があった。
1991年、佐々木さんは米国立公文書館を訪れた。個人的な関心から第二次大 戦中の米軍による爆撃の被害を長年にわたり調べてきた。米国を訪れた際、「 何かの足しになるかな」程度の軽い気持ちで公文書館を訪ねた。しかし、そこ で佐々木さんは「革命とも言うべき体験をする。人生観が変わった」と回想す る。外国人旅行者で、公文書館を訪ねるのも初めて。いわば全くの素人に、公 文書館の職員は親切に対応し、一年間有効のパスまで発行してくれたのだった 。
震災の記録保存の仕事を終えた今、佐々木さんは神戸大学地域連携研究員を つとめている。今でも米国立公文書館で交付されたパスを大切事に持っている とのこと。
(2005.8.19)
ご参考UFJ総研、海外経営相談室研究員の藤井恵さん(1996年経卒)の著書「これならわ かる!租税条約」が清文社から刊行された。約450ページの大著で、定価は3000円+税。
本書は租税条約(55ヶ国、45条約)の入門書。一般の企業の海外取引等に関係しそうな 項目を中心に、個々の条約ごとにその取扱いがどのように異なってくるのかを、租税条 約のひな型ともいえる「OECDモデル条約」に沿って解説している。平易な言葉を用い、 イラストや図表を多用して、国際税務の専門家でなくても簡単に理解できるよう工夫さ れている。
企業関係者、国際課税の専門家、金融機関、国際課税を学ぶ学生など租税条約や国際 税務従事者の必携書。
藤井恵さんは、1996年神戸大学経済学部(藤田誠一ゼミ)を卒業、社会人になってから 再び母校の大学院に学ぶ(2001年修了、岸本哲也ゼミ)という勉強家。税理士の資格も持 つ。
(2005.8.18)
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ご参考総田正巳さんは、神戸大学の前身の神戸経済大学を1953年に卒業した。この年は、 戦後の学制改革の結果、旧制大学と新制大学の卒業生が同時に卒業することになると いう巡り会わせとなる。
総田さんが昨年刊行した歌集「うづ潮」には、“苦学生”と題する短歌が収録され ている。この当時の大学生の苦労が偲ばれる。
苦学生の語彙すでにして死語といふ学資稼ぎて我は卒へしを
はつたい粉こねて食みをり淡路島去りて苦学生の動員の想ひ
昭和二十八年新旧大卒の就職難置く去りのわれを夢に嘆けり
敗戦後の苦難は語らず寮生活バイトに学びし時をなつかしむ
苦学して貧しかりし吾が青春が楽しきひと齣木瓜の花まぶし
総田さんは、淡路島の生まれ、戦時下の学徒動員のうちに終戦を迎え、苦学生とし て復学。更に、そして実業に入ってからり第一線を退くまで。その年月を総田さんは 「私には真にうず潮の流れに生き継いできた歳月という感慨があります」と振り返る (「うづ潮」あとがき)。「うづ潮」は2004年、青磁社(電話075-705-2838)刊。定価は 2500円+税。
(2005.8.09)
ご参考このたび麻雀小説「恋心はイーシャンテン」を出版した木村由佳さんは、加古川市の生ま れ、神戸市西区に転居後、長田高校、神戸大文学部を卒業する(1988年)。物書きの世界を目指 し、新聞社に勤務し、結婚後はフリーライターに。話し好き、人を楽しませるのが好きとあっ て、新聞社時代には漫才の台本を手掛けたこともあった。
マージャンとの出会いは小学生のころ。家族の間のゲームだった。雀荘通いの中で生まれた のが「恋心はイーシャンテン」。イーシャンテンは上がりの二つ手前の状況をいう。タイトル の意味は恋の成就ならぬ、もやもや状態とか。小学生の息子を送り出して雀荘に通う主婦を主 人公に、年若い対戦相手との駆け引きや自己主張、会話の裏の女性ならではの心理などを、三 つの短篇にまとめ、従来のギャンブル小説とは異なる趣を出している。「恋心はイーシャンテ ン」は、新風社(03-5775-5040)の発行、定価は税込みで1050円。
5月27日、東京凌霜クラブで「恋心はイーシャンテン」の出版記念パーティーが開催され、 30人が参加した。当日の写真とともに木村由佳さんの記事が7月1日付神戸新聞に掲載された。
(2005.8.08)
ご参考滝川好夫教授(経)の新著「ファイナンス理論入門」が、PHPから発行された。定価は1900円+ 税。本書は、ビジネスマン向けのファイナンス理論の入門書。「ファイナンス理論とは何か」「な ぜファイナンス理論を学ぶのか」を読者に理解させるために、ニッポン放送をめぐるライブドアと フジテレビジョンの株式取得合戦を教材に選んでいる。図版、表を多用して読者が理解しやすいよ う配慮されている。
(2005.8.05)
日本棋院会館で開かれていた第45回朝日アマ囲碁十傑戦全国大会(朝日新聞社主催)最終日の 7月18日に決勝戦が行われ、特別招待の多賀文吾選手(34)が滋賀県代表の会社員(東大囲碁部出身) 田中伸拓選手(27)に敗れ、惜しくも準優勝に。多賀選手は第42、43回大会の優勝者。
多賀さんは1971年生まれ。神戸大理学部物理学科、自然科学研究科で素粒子論を専攻。囲碁部 に在籍した。1994年全日本学生本因坊優勝のほか、在学中に全日本学生十傑戦、全日本学生名人 戦にそれぞれ準優勝している。
文学部の卒業生西村修さん(特別招待)は4位だった。以上は、7月19日、7月25日付朝日新聞等か らの抄録。
(2005.8.04)
藤田佳代舞踊研究所を主宰する藤田佳代さん(1966年、文卒)が、第45回久留島武彦(くる しま・たけひこ)文化賞を受賞した。受賞理由は以下の通り。
創作実験劇場の開催を通した若手の舞踊・振付家の育成に力を注ぎながら、ダンスによる知的 障害者への指導を続けてきた業績に対して。
贈呈式は、7月20日(水)午後5時から山の上ホテル(千代田区神田駿河台)にて行われた。久留島 武彦(1874-1960)は、わが国の近代児童文化の開拓者のひとり。また財団法人日本青少年文化セ ンターの初代会長であった。久留島武彦文化賞は、久留島武彦の業績を記念し青少年文化の向上 と普及に貢献した人および団体を顕彰して、わが国における青少年文化の発展に寄与することを 目的に1960年に制定されたもの。
(2005.8.03)
落語家桂枝雀さんの本名は前田達。植村達男さん(1964年経卒、日本エッセイストクラブ 会員)は、神戸大学御影分校(教養課程)で、その前田さんと同じクラスだった。入学は1960年 4月、第二外国語でフランス語取ったので、前田さん(文)と植村さん(経)が同クラスとなった。 フランス語を選択する学生は少数派。経済・経営・法・文・理・工各学部の学生を集めて、 ようやく一クラスが形成された。その中で文学部の学生が最も多かった。後に大阪府教育委員 となる高橋叡子(旧姓南部)さんも同じクラスにいた。
当時の前田達さんの風貌は、「髪は黒々、黒ブチの眼鏡」。後年、テレビや雑誌等で拝見す る桂枝雀さんとは似ても似つかぬイメージだった。口数は少なく、“人気者”で皆を笑わせる タイプでもない。そのように植村さんは回想する。
フランス語の授業は、駆け足でA、B、C(アー、ベー、セー・・・)と発音を学習する。次 に文法に進み、更に短い文を読む。前期の試験が終わり、秋の後期の授業が始まると、モーパ ッサンの短篇を読み始める。“Regret”というタイトルの短篇小説だ。丁度皆が“Regret”に 四苦八苦していた頃、前田さんは大学から殆ど姿を消していた。とうとう植村さんは落語家に なった前田達(桂枝雀)さんとは会わずじまいだった。
以上は7月4日付神戸新聞夕刊「随想」からの抄録。
(2005.8.02)
ご参考藤堂圭太さん(1963年営卒)が、アニタ・M・マクガーハン著の「産業進化4つの法則」の翻訳 書を刊行した。出版社は、ランダムハウス講談社、定価は2600円+税。原著者のアニタ・M・マク ガーハンは、ボストン大学経営大学院教授で、本書で紹介する理論は、10件の詳細な統計と、 25件以上の事例研究に基づいている。事例は、アメリカの広い範囲の産業をカバーし、そこで 活動する企業の各部門を対象にした業績のパターンを調べたものである。調査は、ハーバード ・ビジネススクール、スタンフォード大学、ボストン大学で10年以上にわたって行われた。
なお、訳者の藤堂圭太(とうどう・けいた)というのはペンネーム。本名は、土佐正毅さん。 土佐さんは、1963年年神戸大学経営学部卒業後、総合商社に永年勤務したビジネスマンである。 1999年から翻訳業を開業、ビジネスだけでなくエンターテイメント分野の翻訳を目指す。
(2005.8.01)
ご参考中西亨さん(1971年法卒)の新著「日本買い 外資は何を狙っているのか」がPHP研究所か ら刊行された。定価は1400円+税。中西さんは、ニューヨーク特派員等を歴任、現在は共同通 信社取締役情報サービス本部長。まさに「大買収時代」の到来した。「敵対的買収」というピ ストルを突きつけ、丸腰の日本勢は身ぐるみはがされてしまう恐れがある。株式市場の売買一 つとっても、外資の比率は半分近くに達し、プレゼンスは高まるばかりだ。数年前から外国人 の持ち株比率も上昇、各方面で「日本買い」が加速してきている。
この現象は1980年代後半に、円高に支えられて日本勢が不動産、映画会社を買いあさった「 米国買い」の裏返しである。その後、バブルが崩壊したことにより、日本企業の買い物は値下 がりし、大きな損失を出してしまう。だが、卓越した「買い物ノウハウ」を有している外資は 、うまく立ち回り、しっかりと利益を出している。
本書は、次のような疑問に答えてくれる。
・何故外国人持ち株比率が上昇しているのか
・何故外資は敵対的買収を仕掛けるのか
・外資の標的にされる企業に特徴はあるのか
・ゴールドマン・サックスとはどんな企業
(2005.7.29)
6月27日付神戸新聞紙上で長ヶ原誠助教授(発)が、マスターズ甲子園について熱っぽく語っ ている。タイトルは「スポーツ夢舞台への再挑戦」。長ヶ原助教授は、今秋甲子園球場で開催 される「マスターズ甲子園2005」の実行委員長の職にある。
マスターズ甲子園というのはかつての高校球児の夢をかなえようというイベント。出身校別 に同窓会チームを結成。共通の憧れであり、野球の原点であった甲子園球場で白球を追いかけ る夢の舞台の実現を目指そうという企画だ。
昨年は31都府県の132校から、最高齢は75歳、最年少は19歳の計379人が甲子園の土を踏んだ 。わが国の生涯スポーツ文化は健康増進を目的とする「ヘルススポーツ」、余暇を楽しむ「レ ジャースポーツ」の2分野では諸外国と同レベルまで発展してきた。しかし、目標や夢の達成 を重視する「マスターズスポーツ」(注)については実施人口、機会提供とも未熟である。マス ターズ甲子園は、この分野の啓発・普及のための新機軸の取り組みである。
(注)熟年者の個々人が自己のスポーツ意欲や技術、楽しみ方を向上・成熟させていこうとす るスポーツライフを意味する。
(2005.7.28)
神戸大学哲学懇話会(文学部気付)が、「回想の清水正徳先生」を刊行した。本書は昨年 3月6日に逝去された清水正徳名誉教授(文)の追悼文集として刊行されたもので非売品。
冒頭は友人代表の梅原猛さんの弔辞、受講生代表の山本道雄神戸大文学部教授の弔辞。以下 文芸評論家の野口武彦名誉教授等多数の学者が寄稿している。一方、阪急六甲駅北側にある 中華料理店六甲苑の伴絹代さんも追悼文を寄せるなど、清水先生が幅広い分野の人々に親し まれたことが分かる刊行物である。また、清水先生の著作リスト(岩波新書「働くことの意 味」等)や年譜も収録されている。
(2005.7.27)
7月16日、安田丑作(やすだ・ちゅうさく)教授(工)が、神戸栄光教会について講演を行っ た。安田教授は、建築・都市設計学専攻。講演のタイトルは「街の記憶と建築」で、昨年秋に 震災後10年を経て再建された神戸栄光教会を中心に、神戸の都市形成と建築の意味等に関して 語った。
この講演会は、神戸風月堂サロン講座の第141回目として開催されたもの。元町通3丁目にあ る神戸風月堂本店・地下ホールで開かれた。
*風月堂の表記について、WEB上では使用できない漢字が含まれているため 、「風」の字を使用させて頂いております。ご了承願います。
(2005.7.26)
阪急六甲からJR六甲道に向かうバス道りの東側に、半年前から小さな古書店、口笛文庫 が店を開いている。経営者は神戸大国際文化学部を1999年に卒業した尾内純さん。絵本、音楽 、映画、読書等のジャンルの本に特化している。小さなフランス語の本も何冊かある。そう、 おしゃれな店だ。
俗悪本や劇画本等「むさくるしい男」が好む本は置いていない。女性一人でも気楽にフラッ と入れる明るい雰囲気。ジャズのCDも置いてある。流れるBGMは、もちろんJAZZ。
住所:神戸市灘区八幡町1−3−6
電話:078−843−3814
(2005.7.25)
ご参考奥林康司(営)教授の新著「旧ソ連の労働」が、中央経済社から発行された。定価は4000円 +税。本書は、1973年から1986年の間、まだソ連邦の歴史的結果が判っていない段階において、 ロシア語の文献と奥林教授自身がソ連邦、ハンガリー、ポーランド、ドイツ民主共和国(東ドイ ツ)で見聞した事実を基にして,研究成果を発表した論文を再編成して出来上がったもの。全27 1ページ、各章末の膨大なロシア語文献には圧倒される。
(2005.7.22)
ご参考ひつじ書房から石川慎一郎教授(国際コミュニケーションセンター)の共著「広げる知の 世界」が出版された。CD付で、定価は1600円。ひつじ書房(本社、東京都文京区)は、言語学を 中心に地道な出版活動を続けているユニークな出版社である。
本書の副題は「大学での学びのレッスン」、大学における学生の知的活動を支援することを 目的に書かれた本。執筆者は10人で、石川教授は第10章書くことの重要性、第11章レポートや 論文を書くを担当。その他の章では、情報の収集、パソコンの利用法、クリティカルシンキン グなどの諸項目が懇切丁寧に解説されている。
(2005.7.21)
6月27日付日経紙「経済教室」で、太田肇同大教授(1991年、営博前修了)が、従業員の意 欲向上策として"承認欲求"の考慮が重要として次のように述べている。
日本のように豊かな社会では、金銭的報酬による動機付けには限界があり、周囲から認めら れたいという"承認欲求"による動機付けに注目すべきだ。積極的にほめたり、個人名を表に出 すことなどにより、組織の内外から活躍を承認されることが従業員の意欲を高める。
(2005.7.20)
あしなが育英会で活動する北田浩嗣さん(経・4年)が、アフリカのウガンダでのボランティ ア活動で知り合った心臓病の少女ナニャンゲちゃんへの支援を呼び掛けている。
募金は、郵便振替口座:00990-6-191072まで。皆様のご支援をお願いします。
詳細は、ニュースネットの記事参照。
http://home.kobe-u.com/top/newsnet/baknews/newsbak20056b.html#news_4204
(2005.7.19)
文芸評論家の野口武彦名誉教授(文)は、週刊新潮誌に「OH!EDO物語」連載中。6月30日号 で丁度100回目、7月に入ってからは100回を超えて継続中である。第100回目のタイトルは「長 崎の引きこもり本木庄左衛門」。文化元年(1804年)、長崎に来たロシア武装商船ナジェージダ 号と使節レザノフと通詞(通訳)本木庄左衛門とのヤリトリが描かれている。なお、野口名誉教 授は、この4月から朝日新聞の書評委員に就任、同紙「読書欄」に度々登場している。
(2005.7.15)
6月28日付日経紙「経済教室」で木村幹教授(国際協力研究科)が、韓国のノムヒョ ン政権の現状について、以下のように解説している。
今月、日韓および米韓首脳会談が行われた。韓国と日米の間の溝の深さを認識させる結果に 終わった。国際情勢の現実と乖離した理想主義を抱くノムヒョン政権は、現実の壁に直面して いる。米韓関係の見直しと日本の歴史認識批判はノムヒョン政権の意図していたものであった 。しかし、米韓同盟見直しを要求する議論は、北朝鮮への融和姿勢ともあいまって、米国政府 に「韓国は米韓同盟から離脱しつつあるのではないか」との危惧をもたらした。
日本については、当初「歴史問題を提議せず」との融和政策によって、日本が歴史問題で譲 歩してくれるに違いないとの期待があったが、日本が姿勢を変えることは無かった。日本は、 窮地の韓国を追い詰めないように、粘り強く働きかけていく必要がある。
(2005.7.14)
田中満智子さんは、佃煮・惣菜などの食品メーカー、ブンセン社の取締役開発部長 の職にある。田中さんは、フジサンケイ・ビジネスアイ紙の隔週火曜日に「くらし雑記帳 」としてエッセイを寄稿中。
6月28日付の「くらし雑記帳」は、ロボットがテーマ。タイトルは「50年前からいる家 庭ロボット」、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器と家庭のなかにも家事を助ける"ロボット"があ る。「もうすでに私たちはロボットの恩恵の中で生活をしている。これから、更にロボ ットの恩恵を受けるようになりそうだ。せめて、その分は心豊かに暮らしたい」。これ が田中さんの結語だ。
(2005.7.13)
ご参考絹巻康史拓大教授・神戸大講師の著書「国際取引法[新版]」が、同文館から出版さ れた。定価は3800円+税。371ページの大著であるが、章立ては細かく、図表も適宜挿入 されている。また、巻末には和文・欧文の索引があり、使い勝手がよい。貿易、プラント 輸出、国際物品運送、海上保険等内容は多岐にわたる。昨年10月に初版発行、今年の5月 には早くも3版が刊行されている。
絹巻教授(1959年法卒)は、神戸大卒業後総合商社丸紅に37年間勤務、その間一貫して 国際営業分野に携わった。1996年に同社を退職後、在職中の経験と研鑽を生かして大学 教授に転身した。本書は10年前の1995年に上梓した「国際取引法入門」(同文館)をルー ツとし、大幅な改定が加えられている。特筆すべきは、随所に設けられている【国際ビ ジネスの現場】という小さなコラム。
著者の実務経験から来た貴重な存在である。本書の読者である実務家、学生たちにと って、極めてリアリティのある情報提供になっている。以下は、そのタイトルの例であ る。
○ 中国向け輸出契約で代金の未回収に出会う
○ シベリヤ・パイプライン事件
○ 保険に関する用語はイタリア語起源のものが多い
○ 折角入手したL/Cが無駄になる
(2005.7.12)
国連安保理常任理事国入りへの決意表明や憲法第9条の見直しと、このところ「勇 ましい」日本である。しかし日本が目指すべきアイデンティティは「マッチョ」ではな い。土佐弘之大学院国際協力研究科教授が、国際関係をジェンダー論の構図で読み解い ている。
米国に代表されるように、軍事力が支配してきたという意味で、国際政治では「男の リアリズム」が優勢となっている。日本の姿勢も、「女々しい」戦後から脱却し、米国 の「グッドボーイ」へシフトした後、その米国のために「タフ」さを発揮しようと努め てきている。しかしながら、日本が再び「男らしさ」を追求すると、結局アイデンティ ティを見出せないまま、排外的愛国主義へと傾斜していきかねない。アメリカに過剰に 適応するのはやめ、紛争解決の仲介や多国間主義の強化に貢献するような「ミドルパワ ー」に徹することこそが、日本が目指すべきアイデンティティであると、土佐教授は語 っている(5月26日付朝日新聞朝刊)。
(2005.7.11)
アジア、とりわけ中国との関係において見失ってはならない大局について、五百旗 頭真教授(法)が毎日新聞紙上で語っている。
生死のかかる重大な事態になればなるほど、大局観に立った方向感覚を重視せねばな らない。しかしながら、そんな時ほど人々は小さな個別事象に夢中になり、判断の難し い大局に眼をつぶってしまうと語る五百旗頭教授。
戦後の日本は、経済摩擦が打ち続く中でも、それを安全保障関係にまで及ぼすことな く、対米関係についての大局を見失わずに来た。日本と中国は東アジアに隣り合う異質 な大国。両国は多くの対立要因を抱えながら、共存と協力によって共に自らの繁栄と安 全を図ることができる。また、そうしなければならないというのが、今日見失ってはな らない「大局」である。以上のように、五百旗頭教授は結んでいる(5月22日付毎日新聞 朝刊「時代の風」欄)。
(2005.7.08)
検事、推理作家、前国会議員など多彩な顔を持つ佐々木知子さんが6月1日付の東京 新聞夕刊のコラム「放射線」に寄稿している。佐々木さんは、87歳になる中曽根康弘元 首相の誕生会に出席し、氏のスピーチの内容と整然さに触発された。以下はその概要。
戦前は旧制高校で哲学、文学、歴史などの人文の素養を養い、真のエリートが育てら れた。現在は、平等主義が行き過ぎ、偏差値エリートしか生み出せない。政治家の質が 、法律家の質がとよく言うが、全体の質を上げなければ、その中から選びようが無い。 そんなことを、あらためて思った。
(2005.7.07)
ご参考DV防止法制定から4年、梶山寿子さん(1987年文卒)の講演
「東京ウィメンズプラザニュース PLAZA」の6月号に、梶山寿子さん(ジャーナリスト 、1987年文卒)のDV(家庭内暴力)に関する講演記録が掲載されている。以下は、その概 要。
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(いわゆるDV防止法)が制 定されて4年の歳月を経た。DVは多くの人の健康と安全を脅かす普遍的な問題である。 1994年、ニューヨークで新聞記者として取材活動をしているときに起きた「O,J.シンプ ソン事件」がきっかけで、この問題に関心を持った。アメリカではこの事件を契機とし て、DV問題の根深さ、深刻さに対する国民の意識が高まり、女性に対する暴力に関する 法(連邦法)が制定され、被害者保護に迅速に対応できる体制が整えられた。日本でもDV 防止法が制定され、支援活動に携わる人も増えてきた。
私(梶山)はDV問題の重要性を伝えたいと、早い時期から報道を続けてきたが、この問 題は複雑で根が深く出口の見えない闘いだ。
梶山さんはDV関係で「子どもをいじめるな」(ちくま新書)等多数の著書がある。また 、昨年秋に出た「ジブリマジック-鈴木敏夫の想像力-」は、アニメ映画をテーマとして いるが、ビジネス書としても話題を呼んだ。
(2005.7.06)
「研究者は「プレゼン力」にも力を入れるべき」と日本天文学会理事長を務めた 松田卓也教授(理)が語っている。研究発表などで自分の考えや意見を相手に理解させる 。そのための「プレゼンテーション技術」の重要性を松田教授は訴えていた。
大きな声、大きな字、前を向くが基本。簡単なようであるが、大多数の研究者は落第 だとのこと。松田教授は、月刊誌「化学」に「プレゼント道を極める」を連載中(6月21 日付朝日夕刊)。
(2005.7.05)
警察署の運営に住民らの声を反映させる警察協議会。そのメンバーとして、神戸 大(経)4年の中山卓也さん(21)が委嘱を受けた。中山さんは、兵庫県内委員の中では、 男性では最年少のメンバーとなる。女性では津名西署協議会の女性公務員が19歳で最 年少となっている。
中山さんは神戸大生等の街づくりグループ「ドリームプランター」の代表、地域の パトロールや美化運動を続けている(6月14日神戸新聞)。
(2005.7.04)
6月8日、安定的な皇位継承のあり方などを議論する政府の「皇室典範に関する有 識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)、第7回目の会合を開いた。前回に続き日本近 代史などの学識経験者から、意見聴取が行われた。鈴木正幸・神戸大副学長も学識経験 者として意見を述べた一人。以下は鈴木副学長の意見の海洋である(6月9日付各紙)。
天皇、皇室は社会秩序を理想的に体現し(変わり行く)社会に適応しながら、国民に あるべき姿を示してきた。現在、皇室の伝統ということがいわれているが、伝統は、 後の時代に選択されて取り入れられるものだ。今日、(皇位継承に関して)新しい伝統 を作ろうということになれば、次世代と価値観を共有できるものであらねばならない 。
(2005.7.01)
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