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活躍するOB  神戸大学トピックス バックナンバー

vol.26 (2005.04〜2005.06)


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高嶋教授(営)の新著「営業改革のビジョン」




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 高嶋克義教授(営)の新著「営業改革のビジョン<失敗例から導く成功へのカギ>」 が、光文社新書の一冊として刊行された。定価は700円+税。
 多くの企業が、営業改革の必要性を認識し、熱心に取り組んでいる。にもかかわら ず、なかなかスムーズにいかずに困っているのをよく耳にする。"提案営業"への転化 が社内で提唱されていながら、従来からの"御用聞き営業"が、まかりとおっている。 営業のデータベースシステムを構築したのにかかわらず、利用されない。これら事象 はその典型である。
 本書では、さまざまな企業の事例を取り上げながら、営業改革の途上で、どんな問 題が発生するのかを示す。多数の社会人大学院生が、本書の成立にに関与した。それ だけにリアリティがある内容の本である。

(2005.6.30)

中川教授(国際コミュニケーションセンター)の新著




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 中川教授(国際コミュニケーションセンター)の新著「漢語からみえる世界と世 間」
 好評であった岩波書店の"もっと知りたい!日本語"シリーズの[第2期]全5冊の刊 行が始まった。その第1回目は、中川正之教授(国際コミュニケーションセンター)の 「漢語からみえる世界と世間」(定価は1680円)。
 「冷酒(れいしゅ)」と「冷酒(ひやざけ)」、「生誕」と「誕生」、「未来」と「将 来」はどう違うのか。日本語は、中国語が表し分けない二つの領域--世界と世間--を 区別している。このような趣旨で、中川教授が薀蓄を傾けた本。

(2005.6.29)

ブラジル経済の現況-浜口助教授(経済経営研究所)

 "ブラジルの「好調経済」対「高金利」"のタイトルで、浜口伸明助教授(経済経 営研究所)が、2005年6月14日付エコノミスト誌に寄稿している。以下は、その抄録。
 ブラジルは鉄鉱石をはじめとする地下資源や大豆・とうもろこし・食肉など多くの一 次産品の世界有数の輸出国。今年は輸出の12カ月間累計が初めて1000億j(10兆8000億 円)の大台を記録した。なかでも中国向け輸出は好調、昨年は55億jと過去4年間で5 倍に成長した。この両国は昨年首脳が相互訪問を行って、今後の関係強化を目指して いる。

(2005.6.28)

「批評理論入門」―廣野京都大学大学院助教授(1991年文院博修了)




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 「フランケンシュタイン」(メアリー・シェリー著)を題材に、小説の技法や 理論を解説した入門書が発刊された。廣野由美子京都大学大学院助教授(1991年文 院博修了)著の「批評理論入門−『フランケンシュタイン』解剖講義」(中央公論 新社・定価819円)である。
 本書は、中公新書の一冊として刊行されたもの。抽象的な議論を避け「フランケ ンシュタイン」という具体的な作品に即して技法と理論の実際とその適応例を示し ている。あくまで明快で平易、現代の英米の批評理論について、一般読者から専門 家まで参考になるよう配慮されている。読むと、「本書を投げ捨てて、『フランケ ンシュタイン』を再読しようと書店に走っても不思議ではない」というのが、紹介 者である山梨学院大学大神田丈二教授の弁(5月27日付週刊読書人)。

(2005.6.27)

労働時間規制の適用除外の拡大必要、小嶋阪大教授(1980年、法院後期修了)

 6月3日付の日経紙「経済教室」で、小嶋典明阪大教授(1980年、法院後期修了) が労働時間規制について次のように述べている。
 2001年4月6日に厚生労働省労働基準局長名で出されたいわゆる4.6通達は、「始業 、終業時刻を確認し、記録すること」により、労働時間を適正に管理する責務がある としている。在社時間を示すものでしかない始業.終業時刻の記録から労働時間を計 ることには無理があり、こうした記録さえ持たない行政が民間企業にだけ、その確認 .記録を求めることは問題である。「ホワイトカラーエグゼンプション」など労働時 間規制の対象範囲を見直し、時間にとらわれない働き方を可能にする必要がある。

(2005.6.24)

ジャック・ランシエール著「不和あるいは了解なき了解」-市田教授が紹介




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 6月3日付の週刊読書人紙上で、市田良彦教授(国際文化)が現代フランス政 治哲学を代表するランシエールの著書「不和あるいは了解なき了解」を紹介し ている。
 パリ第八大学ジャック・ランシエール教授による「不和あるいいは了解なき了 解」は、10年前に書かれた書物である。フランスでは長い間品切れ状態であっ たが、1998年の英語に翻訳されて以来、英語圏で確実に読者層を広げた。ラン シエールは、"フーコーの権力論あるいは<権力>を分析することそれ自体がまっ たく政治的ではない"と言い切り否定した。「左の側から政治を限定することで 、冷戦終結後のグローバルなコンセンサスに挑もうとするわけである」と市田 教授はコメントしている。

(2005.6.23)

地形を読む"兵庫の自然地理"-田中名誉教授(文)

 神戸新聞夕刊「地形を読む」のコーナーで田中眞吾名誉教授(文)が兵庫 の自然地理について解説している(毎月第4水曜に連載中)。
 5月25日付夕刊では但馬地方の地すべりについて分析している。但馬地方、 特に西但馬には地すべり地・崩壊地が多く、また地すべり地を利用した大棚田 地域が広がっていることも特徴である。但馬地方は新しい地層が山地となった もので、固結があまり進まず、風化して粘土化しやすい。その中でも西但馬地 方は新旧の火山が分布しており、その火山活動によって地すべりの起りやすい 地が形成されたと考えられる。

(2005.6.22)

鳥取銀行頭取に稲垣さん(1970年経卒)

 5月20日、鳥取銀行は頭取に稲垣滋さん(1970年経卒)(現副頭取)が昇格す る人事を発表した。6月23日の取締役会にて正式決定する予定。
 稲垣さんは旧三和銀行(現UFJ銀行)から1998年に鳥取銀行に入行、常務、専 務、取締役副頭取を経て今回の人事となった。「地域との共生」を理念とした 現頭取安藤氏の路線を継承し、行員とともに汗を流したいとする。「気さくで フランクに議論ができる」「スピード感あふれる行動派」との行内評の手腕が 期待される(5月27日付ニッキン)

(2005.6.21)

千倉書房創立75周年記念フェア開催中

 社会科学専門書出版の老舗・千倉書房が創立75周年記念フェアをジュンク 堂書店池袋本店5F社会科学フロアにて開催中。期間は6月1日から30日まで。
 神戸大経済・経営学部教授による下記のような古い本も購入が可能です。な お、神戸大学東京オフィスでのご注文もできます(電話03-3211-0032)。ただし 、現品を千倉書房(京橋)まで取りに行くので少し時間がかかります。送付を希 望の場合は送料(実費)をご負担ください。
 

 

書名

著者名

本体価格

1

国際経済学入門(増補改版)

藤井 茂 著

\2,718

2

現代配給理論

荒川 祐吉 著

\1,800

3

フィスカル・ポリシー

松野 賢吾 著

\1,200

4

貿易政策(改訂版)

藤井 茂 著

\2,600

5

証券資本主義

福田 敬太郎 著

\980

6

平井泰太郎経営学論集

神戸大学経営学研究室

\5,000

7

イギリス公企業論の系譜

佐々木 弘 著

\2,800

8

改訂 財政学原理

松野 賢吾 著

\2,800

9

小売市場構造と価格行動

田村 正紀 著

\2,800

10

近代保険の生成

水島 一也 著

\2,800

11

日本経営学史(第2巻)

古林 喜樂 編

\2,800

12

新しい国際経済学

池本 清 編著

\2,913

13

海運市場論

宮下 國生 著

\3,500

14

新しい社会主義

片岡 信之 著

\2,500

15

ドイツ経営経済学

古林 喜樂 編

\2,500

16

経営学の思い出

古林 喜樂 編

\2,800

17

日本流通研究の展望

田村正紀・石原武政編

\3,800

18

組織認識論

加護野 忠男 著

\3,200

19

伝統と革新

加護野忠男・石井淳蔵 編著

\2,524

 

(2005.6.20)

前教皇と新教皇、家本名院大教授(1980年、経・博士修了)の解説

 4月22日付中日新聞夕刊「文化欄」家本博一名古屋学院大教授がローマ法 王の選挙に関し、次のように解説する。
 ポーランド人教皇ヨハネパウロ2世は現代世界に生きる協会が直面する困難 な現実を反映して、在位中14の回勅を発した。取り上げた問題は、教義、信仰 、歴史、生命、人権、家庭、労働、環境、平和、発展など多様、広範であった 。その成果として、普遍的な道義の再強調、身近な聖座、社会主義批判と欧州 統合支持、諸宗派との和解と対話の推進、があげられる。社会主義批判がポー ランドの連帯運動を勇気付けたことはよく知られている。また、前教皇は2000 年にエルサレムを訪問、キリスト教徒によるユダヤ教徒迫害を謝罪し、ユダヤ 教との和解を進めた。他方、前教皇は生命及び生命倫理、家庭、女性の役割な どについては、"神が人間に課される倫理的要求"を繰り返し強調し、正統信仰 の立場を貫いた。新教皇にドイツ人ヨゼフラツインガー枢機卿が選出されたこ とは、教会最高首脳が、今しばらく前教皇の基本姿勢を受け継ぎ、協議の現代 化に一定の枠を想定していることを意味する。

(2005.6.17)

今井京都産業大学教授(1979年法院博後)の新著「保険契約における企業説の法理」




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 今井薫京都産業大学教授(1979年法院博後)の新著「保険契約における企 業説の法理」が千倉書房から刊行された。定価は4410円。サブタイトルは「イ タリア保険学説の研究-」。わが国では正しく論じられることの少なかったイ タリア保険学説・企業説のオリジナルな理論とその変遷に関して、傷害保険と 他人のためにする保険を素材に論じている。

(2005.6.16)

中井(医)名誉教授の随筆集「時のしずく」出版




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 精神科医である中井久夫名誉教授(医)の最新エッセイ集「時のしずく」( 2005年・定価2600円+税)がみすず書房から出版された。
 これまであまり語られたことのなかった自伝的事項や、震災の傷跡からの復 興とその問題点、癒し、ボランティア、家族などについての諸論考。また、思 い出深い人々との出会いと別れなどを綴ったもので、神戸や神戸大学に関する 記述も多い。1995年の阪神・淡路大震災以降2002年初めまでのあまり世に出回 らない雑誌などに載ったものを集めた。33編。珠玉のエッセイ集である。

(2005.6.15)

三菱愛知万博綜合委員長-森口さん(1967年経卒)

 三菱愛知万博綜合委員会委員長を務める森口隆宏さん(1967年経卒)。森 口さんは東京銀行に入行、ユニオン・バンク・オブカリフォルニアの頭取などを 経て、2003年東京三菱銀行副頭取に就任した。森口さんが、「THE MONTHLY  MITSUBISHI」(3月1日三菱広報委員会発行NO.472)の「特別快談」のコーナーで 、三菱グループのパビリオン『三菱未来館@earth』の魅力についてニュースキ ャスターの勝恵子さんと対談している。
 愛知万博のテーマでもある地球環境への取り組みは三菱グループ全社共通の 課題。三菱のパビリオンは、外壁の素材にはペットボトルなどの再利用、屋根 や壁を緑化し温暖化ガスの排出を抑えるなど、それ自体が環境に最大限の配慮 をしている。また、身の回りを包みこむような感覚のシュミレーション映像も 迫力満点で、楽しさと驚きの詰まった空間になっていると森口さん自らPRして いる。

(2005.6.14)

父としての三木谷名誉教授(経)

 日経ビジネス(5月23日号)の特集「世代飛ばしの破壊力」で三木谷良一神 戸大学名誉教授が楽天社長の三木谷浩史氏の父親として登場している。3月に 行われた浩史氏のバースデーパーティーの席で、父親として懇々と息子を諭す という内容が紹介されている。三木谷教授は浩史氏に一冊の本を贈った。書名 は「名経営者が、なぜ失敗するのか?」。
 同特集でオーバー40(40歳以上)の筆頭として紹介されている浩史氏は、"年 長者の話を神妙に聞き、礼儀を重んじる姿勢"が評価されており、この時もお となしく父親の話に耳を傾けていたという。

(2005.6.13)

村田同大教授の新著(1995年法院)「アメリカ外交・苦悩と希望」




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 村田晃嗣同志社大教授(1995年 法院後期修了)の著書「アメリカ外交‐ 苦悩と希望」が、刊行された。講談社現代新書の一冊として出たもので、定価 は777円。外交・安全保障問題の若手論客によるユニークな教科書と評判を呼ん でいる。
 3月27日付日経紙では、「各章に参考文献を示しているのは教科書としての 機能を意識したのだろう。が、その種の書物にありがちな無味乾燥な本では ない。事実の網羅にとどまらぬよう工夫がなされたせいである」と論評して いた。

(2005.6.10)

三品教授(営)ら第45回(2004年)エコノミスト賞決定

 エコミスト賞選考委員会(伊東光晴委員長)は第45回(2004年度)の受賞作 に、三品和広(みしな・かずひろ)著『戦略不全の論理-慢性的な低収益の病から どう抜け出すか』(東洋経済新報社)と玄田有史(げんだ・ゆうじ)『ジョブ・クリ エイション』(日本経済新聞社)の2作品を選んだ。授賞式は4月27日、如水会館 で行われた。
 三品教授(営)の『戦略不全の論理』は、「米国企業と比べ、日本企業の売上 高営業利益率が低いのは経営者の戦略がない点にあると指摘した。企業行動の 差は過去の寡占論研究でも説明できるが、多くの実証的研究を含む力作」と評 価された。
 エコノミスト賞(毎日新聞社)は、1960年に第1回がスタート。選考レベルが 高く、これまで「該当者なし」の回も多かった。神戸大学からは、第19回新保 博教授(経)、第28回小川一夫教授(経→現大阪大教授)に続き、三品教授は3人 目の受賞である。

(2005.6.09)

五百旗頭教授(法)の「日米戦争と戦後日本」が、講談社学術文庫に




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 五百旗頭真(いおきべ・まこと)教授(法)の「日米戦争と戦後日本」が、講 談社学術文庫の一冊として刊行された。定価は1,050円。この本は、1989年大 阪書籍から出版され、吉田茂賞を受賞したという定評あるもの。「戦後日本」 の針路を規定した米国の対日占領政策を軸に、日米開戦前夜から戦後日本の自 立までを追う。
 この本を書き上げた直後、ベルリンの壁が崩れた。そんな当時を回想しつつ 、五百旗頭教授は、講談社発行のPR誌「本」6月号に「戦後日本おいたち再論 」を寄稿している。

(2005.6.08)

独自路線でCSアップを図る、損保ジャパン・ホットライン中村社長(1972年経卒)

 事故時の対応こそが、商品価値の全てである。そのように言われる損害 保険業界。24時間365日、事故受付の窓口となっているコールセンターの中で も、独自路線で顧客満足度アップを目指しているのが、損保ジャパン・ホット ラインの中村一範社長(1972年経卒)。
 コールセンター業務を外部委託するとCS向上よりも生産性の向上に目が行 きがちになると、約50名の社員が自前でコールセンターを運営している。中 村社長のES(E=Employee)なくしてCSなしとの方針の下、約450名のオペレータ ーのやる気を引き出すべく、研修体制の強化やコミュニケーションづくりに 力を注いでいる(月刊ライト4月号)。

(2005.6.07)

南(1967年文卒)さん歌集「ジャワ・ジャカルタ百首」発行

 南輝子さん(1967年文卒)が歌集「ジャワ・ジャカルタ百首」(ながらみ書 房)を発行した。南さんは2002年にも「ROY CWRATONE」(ながらみ書房)とい うジャズ、詩、歌、絵が融合した歌集を発行している。今回は、戦争の犠牲 者となった父への想いをこめた自選の歌百首からなる歌集である。前回に引 き続き、表紙絵も南さんが担当。父とともに犠牲となった旧王子製紙ジャカ ルタ工場社員へ捧げる一冊として刊行された。
 なお、ながらみ書房の連絡先は(電話03-3234-2926)。

(2005.6.06)

「科学する店舗」(店舗システム協会監修、東洋経済新報社)




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 週刊エコノミスト(2005年5月3日10日合併号)のBook Review欄で、石井 淳蔵(営)教授が「科学する店舗」(店舗システム協会監修、東洋経済新報社、 2100円税込)を紹介している。
 一般に日本の小売店の店頭の作り方は非常に巧みである。日本の買い物客 にとって、店頭の調和や秩序は当たり前。そこからいかに発展的にそれを乱 して意識的に"隙"を見せるか。客は一部の隙もなく美しく陳列された店頭で は商品を手に取ることを躊躇する。何気なく商品を手に取らせる工夫が必要 なのだ。「この前と何も変わっていない店」は精気のない店と思われてしま う。そう思われないために季節感やトレンドの変化を巧みに取り入れたり演 出したりする。外資系のスーパーや専門店が日本市場に進出しては撤退して いくケースが目立っているが、一番の理由はこうした多様で複雑で変化に富 んだ店頭づくりを習得していないからだと石井教授は分析する。

(2005.6.03)

「竸基弘賞」支援募金スタート

 阪神・淡路大震災後10年を経た今年1月17日から、「竸基弘賞」表彰事業 が開始された。賞は、震災により倒壊したアパートの下敷きになり、23歳の 若さでなくなった竸基弘(きそい・もとひろ)さん(当時工学部大学院博士課程 1年生)にちなんで創設された。レスキューシステムの研究開発に顕著な貢献 のあった40歳未満の若手研究者に送られる予定。同事業は、趣旨に賛同する 関係各位からの寄付により運営される。
 4月15日より「竸基弘賞」支援募金の受付がスタートした。詳細は下記。
 ◆募金額
 個人1口千円(5口以上)
 法人1口1万円
 ◆振込先(郵便振替)
 口座番号 00290-0-61912
 口座名称 NPO法人国際レスキューシステム研究機構
 ◆お問合せ先(電話:044-329-1356)

(2005.6.02)

思い出シネマを語る-谷五郎さん(1976年農卒)

 5月9日付の神戸新聞で、ラジオパーソナリティーの谷五郎さん(1976年 農卒)が、大学生の頃に見た映画『パピヨン』の思い出を語っている。刑務所 からの脱走に執念を燃やし続ける主人公"パピヨン"の生き方にあこがれた。 横に座っている彼女の存在も忘れるほど引き付けられた一本だったという。
 谷さんは大学入学後、ブルーグラス・ミュージックに魅せられ、音楽活動に のめりこんでいた。卒業後、一旦は地元の農協に就職する道を選んだが、37 才の時、映画の主人公"パピヨン"のように脱出成功を信じて大海原へ身を投 じた。ラジオ関西のパーソナリティーへの転身だ。脱出をあきらめなかった パピヨンのように、音楽を捨てなかったからこそ開けた道だった。

(2005.6.01)

「官僚病と大企業病」-福井県副知事山本雅俊さん(1964年経卒)

 2003年福井県副知事に就任した山本雅俊さん(1964年経卒)が、4月15日 の(社)中央電気倶楽部(大阪北区)午さん会にて講演を行った。山本さんは大 学卒業後日本電装(現潟fンソー)に入社、デュポン椛纒\取締役社長を経 て、2003年に福井県副知事に大抜擢された。大水害や原発事故など、民間企 業に居た頃とは違う行政の仕事に奔走する毎日だ。
 講演では、官という立場から官民の違いや官僚病の実態を語りつつ、同様 の危険が企業の大小にかかわらず潜んでいると警鐘を鳴らした(中央電気倶楽 部月報2005年5月号)。

(2005.5.31)

患者さんと歳を重ねる-山口甲南大教授(1965年医卒)

 5月12日付神戸新聞随想欄で、山口直彦甲南大学教授が精神科医として 患者さんと共に重ねた歳を振り返っている。山口教授(1965年医卒)は神戸大 学医学部助教授、兵庫県立光風病院長を経て昨年から現職。40年以上にもわ たり、精神科医として神戸の地で患者さんと向き合ってきた。世間知らずの 自分が患者さんから教わることは、自分の患者さんへの寄与を大きく超える と山口教授は語る。

(2005.5.30)

「瀬戸際戦略に乗るな、北朝鮮核疑惑」-木村教授(国際協力)

 5月10日付朝日新聞コラム「私の視点」で、木村幹教授(国際協力)が北 朝鮮核疑惑についてコメントしている。要旨以下のとおり。
 北朝鮮が恐れていることは、自らの体制が外からの脅威にさらされること である。それ以上に、恐れているのは国際社会から忘れ去られること。従っ て考えるべきことは2つある。第一は、北朝鮮の行動に一喜一憂しないことで ある。北朝鮮の脅威を強調することは、結果として北朝鮮の体制のためのラ ウドスピーカーの役割を果たすことになる。第二は、瀬戸際戦略を断念させ る方法を考えることが重要である。相手に合わせて譲歩ばかりすることも問 題で、それでは相手は味を占めて同じことを繰り返す。

(2005.5.27)

特別展示「港の丘の学舎-神戸高商・商大・経大・大学予科展-」

 神戸大学百年史編集委員会が、特別展示「港の丘の学舎-神戸高商・商大 ・経大・大学予科展-」を百年記念館内で6月5日迄開催中。1902(明治35)年に創 立され、神戸大学開学の起点とされている神戸高等商業学校、同校の大学昇 格によって1929(昭和4)年に設置された神戸商業大学(1944{昭和19}年に神戸 経済大学と改称)、さらに1940(昭和15)年に設置された神戸商業大学予科の歴 史を、貴重な写真、史料、解説パネルなどで紹介している。
 詳細は⇒http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2005_05_24_02.htm

(2005.5.26)

各地で同窓生の会合―凌霜(経済・経営・法学部等の同窓会誌)365号(2005年5月)から

 「凌霜」誌(経済・経営・法学部等の同窓会誌)365号(2005年5月)に各地 支部総会等の様子が報告されている。1月23日に津・プラザ洞津で行われた 三重県での支部総会には、53名もの出席者があった。初めての試みとして 凌霜会だけでなく他学部卒業生にも広く呼びかけて神戸大学三重学友会と して総会を開催した。会合には文学部や工学部等の卒業生も数多く集まり、 若手では発達科学部の卒業生(2003年卒)の参加もあった。
 その他広島での支部総会には41名、下関では如水会(一橋大同窓会)との 合同例会で16名、熊本12名、浜松14名と各地での支部総会の様子が報告さ れている。

(2005.5.25)

歴史文化に基礎をおいた地域社会形成のための自治体等との連携事業

 神戸大学では阪神・淡路大震災直後から、文学部を中心に、兵庫県・ 神戸市等の自治体、NGO、市民と連携し、被災歴史資料の保全、地域歴史文 化の探求、歴史遺産を活かした街づくりプランの作成、大震災の記憶の継 承等の地域貢献事業を進めている。
 パイロット的事業の一つとして進めている歴史資料の保全については、 昨年度はとくに台風23号による被災水損史料の保全およびその修復につい て、NGO組織「歴史資料ネットワーク」への協力を進めた。水損史料の持続 的な保全とその修復についての研究は日本では例がないという。 関連トピ ックス→【被災地の「歴史」守る活動−「歴史資料ネットワーク」(2005.1.5)】
 各年度毎の事業に関する報告をまとめた冊子が神戸大学東京オフィス(丸の内・ 電話03-3211-0032)でも閲覧可能。

(2005.5.24)

南知惠子教授(営)著「リレーションシップ・マーケティング」




ご参考

 千倉書房から「リレーションシップ・マーケティング-企業間における関 係管理と資源移転-」が出版された。著者は南知惠子(営)教授。定価2100円+ 税。南教授は1984年文学部を卒業後、米国ミシガン州立大学大学院コミュニ ケーション研究科修士課程を経て、神戸大学大学院経営学研究科にて学び19 98年に商学の博士号を取得した。
 本書はシステム・インテグレーション業界で展開される顧客アプローチと需 要創造活動を通じて、関係性を志向するマーケティングの戦略性について明 らかにすることを狙いとしている。

(2005.5.23)

「ヒューマン・コミュニティ創成研究センター」開設記念シンポジウム

 この4月、神戸大学大学院総合人間科学研究科の「ヒューマン・コミュニ ティ創成研究センター」が開設された。5月25日、同センターの開設記念シン ポジウムが神戸新聞社などの後援により、発達科学部で開催される。午後1時 からの記念式典に続いて経済評論家の内橋克人さんの講演、午後3時からは「 子育て支援を契機とした共生のまちづくり」や「数理科学と音楽の融合」な ど、8つのテーマ別の分科会。いずれも参加は無料。申込み、問い合わせは同 センター(:078-803-7970)(5月12日付神戸新聞)。

(2005.5.20)

久保広正(経)教授著「貿易入門」第3版刊行




ご参考

 4月15日、日本経済新聞社発行の日経文庫ベーシックシリーズから、「 貿易文庫」の第3版(初版は1990年)が出版された。著者は久保広正(経)教授。 定価は1000円+税。
 かつては加工貿易型とされたわが国の貿易最前線では、どのような変化が 生じているのだろうか。貿易に関わる仕事をしているビジネスパーソン、貿 易について勉強したい学生のために、幅広い知識を噛み砕いて解説している 一冊。モノの流れや金の流れといった基本はもちろん、WTO交渉の見通し、FT Aの現状までホットな問題を理解するための生きた知識を提供している。学生 のみならず、貿易・外国為替・海運・保険等に関わる社会人にとっても便利な本 。

(2005.5.19)

あの子らとまた歌いたい−中村名誉教授(発達)

 中村茂隆神戸大学名誉教授(音楽理論)は、1970年ごろ神戸新聞に小学生 らが投稿した詩に注目し、独自で四十数点に曲をつけた。クラッシックやジ ャズ風にアレンジした9曲を選び、歌集「むしのたまご」を出版。作者の児童 の小学校を訪ねて一緒に合唱をした。活動を知った神戸市などの合唱団から 「歌ってみたい」と依頼があり、各地に広がっていったという。
 中村名誉教授は、1996年に大学を退官。その記念コンサートで作者の女性 2人と再会した。今年1月、出版社の依頼で歌集を再出版することになる。 これをきっかけに、残りの5人にも歌集を届けたいと作者を捜している (4月10日付神戸新聞)。

(2005.5.18)

「ジャーナリズム・ワークショップ」スタート!

 4月から、大学院法学研究科と朝日新聞社が提携して開く実践型授業 「ジャーナリズム・ワークショップ」がスタートした。日本が直面する内外 の問題について、院生が自分の主張を発表し、議論をした後「社説」に近い 形にまとめる。授業は大阪市北区の朝日新聞大阪本社内でも行われる。4月 26日の授業では、若宮啓文論説主幹が朝鮮半島と日本の問題について講演、 院生からの質問などに答えた(5月2日付朝日)。

(2005.5.17)

スマトラ沖地震、支援のあり方に課題

 4月10日、神戸市長田区の「神戸大COE神戸フィールドスタジオ」に 於いて、スマトラ沖地震被害の現地調査報告会が行われた。報告は、CODE 海外災害援助市民センターの斉藤容子さんと、神戸大学震災復興研究セン ター代表理事の塩崎賢明教授(工)が行った。被災者が食材のみの提供を受 け、自分たちで調理する様子や、海外NGOによる仮設住宅の建設により被 災者が何もしなくなり、それまで飲酒の機会が少なかった女性がアルコー ルに手を出して問題になっているという現実を伝えた。
 塩崎教授は「復興は5年、10年のレベルでは果たせない。生活再建のた めの復興計画には策定段階から注目し、本当に被災者が立ち直ることがで きる内容にしなければならない」と話した(4月11日付毎日他)。

(2005.5.16)

9.11メモリアル"ポストカード"曽野正行さん(1993工建築卒)

 工学部同窓会誌KTC(No.60・2005.3発行)の「ザ・技術」欄に、ニュー ヨーク在住の建築家曽野正行さん(1993年工・建築卒)からの寄稿文が掲載 されている。
 曽野さんは、米国同時多発テロによって267名もの犠牲者を出したスタ テン島の犠牲者追悼記念碑"ポストカード"をデザイン。テロ発生から2年 後の2004年9月11日にモニュメントの除幕式が行われている。除幕式には ニューヨーク市長のブルームバーグ氏から曽野さんへの感謝の言葉もあ り、全犠牲者の氏名やプロフィールを刻んだ光と曲線のモニュメントが 姿を現した。
 曽野さんからの寄稿には作品にこめた想いや制作の経緯などが綴られ ている。

(2005.5.13)

安田真奈さん(1993年法卒)監督脚本の映画がDVDに!


 OL出身の映像作家安田真奈さん(1993年法卒)が、会社員時代に監 督脚本した「オーライ」「ひとしずくの魔法」が5月27日からTUTAYAそ の他でDVD発売・レンタルされることになった。
 詳細は⇒http://homepage3.nifty.com/manafilm/index.htm
 安田さんは大学時代から映画を撮り始め、各地のインディーズ映画祭 でグランプリ6冠を達成している。また、神戸市の観光案内DVD「Feel  KOBE」の演出や、NHK中学生日記への脚本提供など、多方面で活躍中。
 安田さんのサイト⇒http://www.geocities.jp/manafilm2001/

(2005.5.12)

中国の反日デモについての論評、片山裕教授(国際協力研究科)

 中国の反日デモについての論評、片山裕教授(国際協力研究科)
 4月30日付朝日新聞コラム「私の視点」で、片山裕教授(国際協力研究 科)教授が、中国の反日デモについて次のように論評している。
 暴力的ともいえる反日運動は1972年のタイに始まり各地に広まった。 今回の中国の反日デモと比較すると、共通点がある。日本の急激な経済 進出があり日本製品のプレゼンスが高まっていること、反日運動が拡が る国の政治体制が権威主義的であること、外資導入によって首都圏を中 心に産業化が進展し都市中間層が出現し始めていること等である。
 現在の中国は当時の東南アジア諸国と比較にならないほど自信に満ち あふれているが、品質やブランド力で日本製品が優位なことは中国の都 市住民なら誰もが認めよう。このような事情が靖国問題や安保理再編問 題などと重なって中国の若者をいらだたせたのだろう。1977年8月、東 南アジア歴訪の締めくくりにマニラを訪問した当時の福田赳夫首相は、 後に福田ドクトリンと呼ばれるようになった東南アジア外交3原則を表 明した。平和に徹し軍事大国にならない、東南アジア諸国と政治、経済 、文化などで相互信頼関係を築く、東南アジアの平和と繁栄に寄与する と約束した。
 今回、小泉首相が村山談話に依拠して、戦争中の加害を謝罪したこと は評価できる。小泉首相はさらに首脳同士の対話を重ね、過去を見据え た未来志向型のメッセージを東アジア全体に向けて発信すべきである。

(2005.5.11)

「阪神・淡路大震災と図書館活動-神戸大学「震災文庫」の挑戦」刊行




ご参考

 阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた神戸大学「震災文庫」。そ の10年の歩みを詳しく解説した「阪神・淡路大震災と図書館活動-神戸大 学「震災文庫」の挑戦」(西日本出版社・定価1000円+税)が出版された。  著者は、震災当時神戸大学附属図書館に司書として勤務していた稲葉 洋子さん(現近畿大学通信教育学部非常勤講師)。手探りで始めた自身の 活動体験を元に、「震災文庫」立ち上げの手順や公開方法、広報や運営 の経緯など、図書・雑誌以外の資料取扱いのノウハウをわかりやすくまと めている。

(2005.5.10)

森脇教授(工)が産業振興財団理事長に就任

 神戸市産業振興財団理事長に、森脇俊道教授(工)が就任した。森脇 教授は産学官による神戸生産技術研究会を設立するなど、中小企業の技 術の高度化支援に取り組んでおり、同財団の設立にもかかわった。同財 団は産学連携の強化により市内の中小企業の活性化を薦める方針と見ら れる(4月15日付神戸新聞)。

(2005.5.09)

世界初!世界銀行とオンライン授業

 4月14日、国際協力研究科で米・ワシントンの世界銀行本部とのオン ライン授業が開講された。今回の提携は大学側からの申し出によるもの で、半期15回の講義による単位取得も可能。世界銀行としては大学との 講義提携は世界で初めて。開講を記念して、初回は世界銀行のヴィネイ ・バルガヴァ国際関係担当局長が大学を訪れて講義を行った。次回以降は 世界銀行本部と大学を総合デジタル回線でつなぎ、講義のほか質疑応答 の場も設ける予定(4月15日付朝日)。

(2005.5.06)

震災犠牲者の記録をパソコンで公開

 県や神戸市などでつくる「阪神・淡路大震災記念協会」は、震災被 害の現実を後世に伝えようと、犠牲者の氏名や顔写真、遺族のコメント などを公開している。公開は神戸市中央区にある「人と防災未来センタ ー」のパソコン上でのみ行う。インターネットによる発信やプリントア ウトはしない。平成10年から神戸大と連携して聞き取り調査した遺族に も呼びかけたところ、132人の遺族が公開に同意した。協会側は、遺族と しての葛藤を感じ取りつつも、震災を後世に伝えるため、今後も記録の 募集を続けていく予定だ(4月15日付産経)。

(2005.5.02)

議論避けてはならぬ日韓関係-木村幹(国際協力)教授

 領土や歴史をめぐって韓国、中国で反日感情がわきあがっている。 4月16日付毎日新聞の「論点」欄で木村幹(きむら・かん)教授(国際協力) が日韓関係について次のように述べている。
 韓流ブームに代表される文化交流は、一定の範囲内で相互理解の進展 を助けてきた。しかし、その他複雑な問題を抱える両国関係の解決には 、議論を避けず、相手が何故に異なる考え方を持っているのかを理解し 合うことが必要である。
 韓国の人々にとって日本は、数ある外国の一つになってしまっている 。竹島から教科書問題に至るまでの過程における、盧武鉉大統領の発言 -日本が「覇権主義を貫徹」しているという発言-に代表されるように、 韓国の人々にわが国が正しく理解されているとは思えない。まずは隣国 に自分たちのことを知ってもらうこと。遠回りのように見えても、また 、どんなに困難なことであっても、結局ここからはじめる他はない。

(2005.4.28)

ものづくりで生きる力を-坂口さん(1976年教院卒)

 神戸大付属明石中学校では、教科の学習以外に自分のやりたい課 題を自ら計画し、じっくり時間をかけて取り組む機会を設けている。 この機会を通じてロボットコンテストや好きなものづくりに挑戦でき るようになっており、2000年には「エネルギー利用」作品コンテスト で、最優秀賞にあたる文部大臣奨励賞を受賞した。
 坂口喜啓(さかぐち・よしひろ)神戸大付属明石中学校・技術家庭科教 諭(1976年教院卒)は、以上のような活動をふまえて、4月4日付神戸新 聞コラム「論」で次のように語っていた。「発達段階を踏まえて、子 どもたちが元来持っているものづくりの資質をうまくのばしてやるこ とが、健全な人間形成につながり、高いレベルの人材育成にもなる。 」

(2005.4.27)

天野教授(経)共編『日本の味 醤油の歴史』刊




ご参考

 林玲子・天野雅敏編『日本の味 醤油の歴史』が、吉川弘文館発 行の歴史文化ライブラリーシリーズの一冊として刊行された。定価は 1785円。「"しょうゆ"はどのように造られてきたか」のテーマに多面 的に接近、"日本の味"誕生の舞台裏を描いたユニークな書。
 日本の醤油とは、国際的商品となった日本醤油、関西地方の醤油醸 造(湯浅、龍野、小豆島)、関東地方の醤油醸造(銚子、野田)、北部九 州の醤油等扱うテーマの地域的広がりもある。統計、グラフ、写真も 挿入され親しみやすい内容。

(2005.4.26)

東京新聞赤沢信次郎さん(1969年法卒)の署名原稿から

 東京新聞編集委員の赤沢信次郎さん(1969年法卒)は、夕刊「レジ ャー」欄に旅を主題にした署名原稿を掲載中。以下は、最近のタイト ルと、その概要。
 ・3月16日付 「ひしひし義経ロマン」 琵琶湖の東にある滋賀県竜王 町を訪ねる。この辺りは「鏡の宿」と呼ばれていた宿場町。京から奥 州に向かった源義経が、元服した地として知られている。もっとも、 この伝説は、少々怪しいところもありそう。夕食は、創業130年の老舗 「毛利志満(もりしま)」の近江牛の石焼。これが逸品だったとか。
 ・4月6日付 「"人と自然"圧倒する映像迫力」 話題の「愛知万博」 を探訪する。接客ロボット嬢のお迎え。みそかつセットで腹ごしらえ 、トヨタグループ館、三井東芝館などの人気館では待ち時間が1時間半 から2時間。期待の「生マンモス」は、動く歩道でガラス越しに見るだ け。あっけないそうだ。

(2005.4.25)

発達科学部が子育て支援事業を展開

 発達科学部は2005年度、灘区神ノ木通にある灘区役所旧庁舎を 活用して「憩いの場」を展開する。同学部は昨春から、毎週火曜日に 六甲児童館を利用して、「親と子のくつろぎ空間-ふらっと」を展開 。子育て中の親子ら約80人ほどが集まりにぎわっているという。昨年 末、大学と灘区は地域福祉の向上などに協力して取り組む「協定」を 締結、今春より現在の事業をさらに拡大し、大学の資源を地域に還元 する予定だ。
 津田英二助教授(発)は、「乳幼児と保護者だけでなく障害者やお年 寄りなど、いろんな人が集えるようにしたい。子育てを通じ、"共生 のコミュニティーづくり"を推進したい」としている(4月7日付神戸) 。

(2005.4.22)

遺伝子増殖速度10倍に-神戸大学発ベンチャーが開発

 榎本平教授(発達)が社長を勤める神戸大学発ベンチャー企業「 ジーン・アンド・ジーンテクノロジー」は、必要な遺伝子を素早く増や す新型装置を開発したと発表した。
 様々な分野で遺伝子研究が進められているが、これまでは目的の遺 伝子を適量入手するには数週間から数ヶ月かけて増殖させる必要があ った。この装置を使用すれば、遺伝子がごく少量しか含まれない場合 でも、24時間で必要量の確保が可能となる。経費も作業時間も従来よ りも大幅に削減でき、同社は幅広い研究者に利用されることを期待し ている。
 榎本研究室の連絡先は078-803-7744。装置の販売価格は1セット 12万円、ホームページ(http://www.ggtech.co.jp)などを通じて販売 している(3月26日付神戸新聞)。

(2005.4.21)

58歳、博士論文書き上げた坂口さん(2005年国際協力科博士修了)

 坂口清さん(2005年国際協力科博士修了)は大手都市銀行の外国 為替部門に勤務していた。1995年、阪神大震災で海外から駆けつけた NGOの活動に刺激を受ける。
 業務の傍ら関心を持ち続けた「国際協力」を学ぶため、1996年国際 協力研究科修士課程に入学。勤務を終えた夜間に受講を続けた。博士 論文のテーマである豪州アボリジニー社会を調査研究するため銀行を 早期退職、20万字にも及ぶ博士論文を書き上げ、9年かけて同修士・博 士課程を修了した(3月31日付朝日)。

(2005.4.20)

山口一史さん(1964年文卒)の共著「阪神・淡路大震災10年」




ご参考

 岩波新書の一冊として柳田邦男編「阪神・淡路大震災10年-新し い市民社会のために」が、刊行された。
 壊滅的な打撃を受けた阪神淡路大震災から10年。被災地は表向き 見違えるように蘇った。復興10年の現実はどうか?本書は、復興住宅 、人々の暮らし、経済・産業の復興、孤独死の問題など被災地の変化 と到達点を市民の立場から検証し、震災の混乱の中から登場してき た「自律市民」の多様な活動を紹介する。
 山口一史(やまぐち・かずふみ)(1964年文卒)さんは、本書の分担執 筆者のひとり。コミュニティービジネス、福祉コミュニティーにつ いて執筆している。山口さんは、神戸新聞経済部長、論説委員情報 科学研究所所長、ラジオ関西社長などを経て、現在は特定非営利活 動法人ひょうご・まち・くらし研究所常務理事の職にある。

(2005.4.19)

前川洋一郎(1967年営卒)さんの共著「カラオケ文化産業論」




ご参考

 前川洋一郎(1967年営卒)さんの共著「カラオケ文化産業論-21 世紀の「生きがい社会」をつくる」がPHPから発行された。前川洋一 郎さんは、松下電器産業株式会社執行役員。編著者は野口恒さん、 送定価は1480円で発売されている。前川さんは、第2章(巨大なエン ターテイメント市場の発展史)を担当している。
 日本でカラオケが誕生して約40年。今では老若男女問わず5000万 人近い人々の娯楽、1兆円規模の産業として定着した。日本人の心を つかみ、海外にも広がったカラオケはいかに創造され、発展したの か。日本人の生活文化やライフスタイルをどう変えたのか。本書は 、歴史をふりかえりながら、21世紀の「好縁社会」をつくるコミュ ニケーション・ツールとしての可能性を探るユニークな本である。

(2005.4.18)

山崎怜香川大名誉教授(1956年、経院・修了)の新著「アダム・スミス」




ご参考

 研究社が刊行しているイギリス思想叢書の第6番目として「ア ダム・スミス」(2005年)が出版された。定価は2500円+税。本書の著 者である山崎怜(やまざき・さとし)香川大学名誉教授は、1930年高松 市の生まれ。1956年神戸大学大学院経済学研究科修士課程を修了し た。引き続き香川大学助手(経済学部)なり、講師、助教授を経て19 67年、教授に就任する。現在は香川大学名誉教授。主な著書として 『経済学と人間学-アダム・スミスとともに』(昭和堂)がある。
 イギリス思想叢書は、日本イギリス哲学会の協力のもとで刊行さ れた。全12巻で、トマス・モア、ベイコン、ホッブズ、ロック、ヒュ ーム等の思想家たちを、取り上げている。

(2005.4.15)

株主利益最大化の例外について、近藤教授(法)のコメント

 株主利益最大化の例外について、近藤教授(法)のコメント
 3月23日付日経紙の経済教室欄で、近藤光男教授(法)が「会社 支配を考える(2)」のタイトルで次のようなコメントをしている。
 即ち、経営者は株主の最善の利益のために行動しなければならな い、というのは当然の原則であるが、実際にはこの原則に一致しな い行為を行う場面がある。
 一つは従業員、取引先、社会といった他の利益を考慮しなくて良 いのかということ、もう一つは、企業買収において、経営者は株を 買い集める者のなすがままにしていればよいのか、ということであ る。
 前者は例えば、慈善事業への寄付や災害地支援などもありうる。 このような行為なら認めるという例外的な行為基準を正面から定め ることが適切である。後者については、企業防衛は現経営者の地位 を守るという面があり、利益相反が存在する問題となる。米国でも 議論されたテーマであるが、独立した社外取締役の機能が強く期待 される場面である。

(2005.4.14)

囲い込みからインフラへ、大田肇同志社大教授(1991年、営院)

 2月11日付日経紙の「経済教室」に、同志社大太田教授が「 囲い込みからインフラへ、21世紀日本企業の組織型」を寄稿して いる。要旨は、以下の通り。
 個人を組織内部に囲い込んで管理する日本企業のシステムは、 時代に合わなくなってきている。ポスト工業化社会では、ネット ワークで外部と結びついた個人が市場や社会に柔軟に適応できる システムが必要であり、組織は仕事の場、すなわちインフラとし ての性格を強めていく。中国ではこのような適応主義的な考え方 を取り入れている企業が多い。このような企業では、社員の採用 でも、3ヶ月程度の試用期間に実力と適正を示した者を正式採用す るのが普通になっている。
 太田教授には「選別主義を超えて-「個の時代」への組織革命」 (2003年、中公新書、税込819円)の著書がある。

(2005.4.13)

小出さん(1957年営卒)第15回個展開催[4月18日〜4月24日]


 洋画家小出晋一郎さん(1957年営卒)の第15回個展が4月18日 〜4月24日、中央区の聖路加病院画廊で開催される。10月に開催さ れた前回の個展も好評で、多くの来場者があったという。今回も 小出さんならではの鮮やかな色彩の油絵がずらりとならぶ予定。 二人の叔父らも洋画家である才能豊かな血筋に恵まれた小出さん 。現在は鎌倉の自宅アトリエを中心に創作活動を行っている。
 小出さんのHP⇒ http://www2.ocn.ne.jp/~mgk
 [小出晋一郎個展]
 2005年4月18日〜24日10時より17時まで 但し24日は15時まで
 聖路加病院 (画廊:1階食堂前)中央区明石町9-1 電話)03-3546-0327
 日比谷線 築地駅 徒歩5分/有楽町線 新富町 徒歩5分
 また、個展終了後の4月20日、同じく聖路加病院の食堂にて、映 画監督の槙坪夛鶴子さん(4月4日トピックス参照)との対談会を開 催。槙坪さんは早稲田大学卒業後スクリプター(記録係)として映 画の世界で活躍した後、監督の道へ。「子どもたちへ」「老親」 などの作品を経て4月9日より岩波ホールで上演の「母のいる場所 」を監督。

(2005.4.12)

小川教授(営)による書評、「バリュープロフィットチェーン]

 小川進教授(営)が、2月13日付日経紙の読書欄に、ハーバー ドビジネススクールの教授3人の共著「バリュープロフィットチェ ーン」(日本経済新聞社、定価2520円)の書評を寄稿している。小 川教授によれば、本書は「従業員満足を高めることが顧客満足を を高め、利益向上に結びつく」と主張する。だから、顧客関係管 理(CRM)だけでなく、従業員関係管理(ERM)も同様に重要。また、 利益を増加させるには、すでに満足している顧客をさらに満足さ せることが最も効果的だという。
 なお、訳者のひとり山本昭二関西学院大学教授は、1989年神戸 大(営)院博士課程後期中退後関西学院大学講師に。1999年から現 職。

(2005.4.12)

"竹島の日"条例制定、成熟する日韓へ試金石

 "竹島の日"条例制定、成熟する日韓へ試金石、木村助教授( 国際協力研究科)
 島根県議会による"竹島の日"条例制定の波紋が韓国で広がって いることに関し、木村幹助教授が3月30日の朝日新聞夕刊で論評し ている。要旨以下の通り。
 韓国にとって、竹島は唯一の領土紛争である。また、1905年、 韓国が保護国化されると同時に、竹島の領土編入が行われたこと もあり、竹島問題の蒸し返しは植民地支配の正当化、日本の再侵 略につながるに違いない、といった危機感をもって韓国民に受け 取られる。
 もう一つ重要なことがある。去る1月韓国政府は1960年代の日韓 正常化交渉に関わる外交文書を公開したが、その中に、「政府レ ベルに加えて人的請求権に至るまで、全ての植民地支配に伴う請 求権を放棄した」という内容があり、世論は驚きと衝撃をもって 受け止めたことだ。日韓関係を慮る韓国政府が十分な説明を国民 にしてこなかった、ということである。だからこそノムヒョン政 権は今、大規模な歴史清算の作業を続けている。解決の難しい問 題だからこそ、竹島問題は日韓関係が大人になったかどうかを示 す重要な試金石となるはずだ。

(2005.4.11)

「これだけは知っておきたい個人情報保護」-岡村久道(法院)他著

(2005.4.08)



ご参考

 4月1日より「個人情報保護法」が本格施行され、企業や学校 、病院などの個人情報取扱事業者とされる組織はその対策に追わ れた。私たちの周りには多種多様な個人情報があふれており、私 たち個人の側も、よほど注意しないとそれらのデータが漏れてし まうことがある。そもそもどこまでが個人情報で、守らなければ いけないデータの範囲とは何か?
 弁護士で岡村久道法科大学院講師他著による「これだけは知っ ておきたい個人情報保護」(日本経済新聞社・定価500円+税)では、 難しい法令を読んでもわからない内容が、ポケットサイズ版、全 75ページで解説されている。簡単に読めて必要十分な内容にまと まった一冊。

(2005.4.08)

神戸大学ビーフ(仮称)全国展開へ

 神戸大学は、農学部が飼育している黒毛和牛・但馬牛の肉を 「神戸大学ビーフ」(仮称)としてブランド化し、2005年度から売 り出すことを決めた。
 但馬牛の産地という利点を生かし、1981年から加西市の農場で 但馬牛を飼育、繁殖や肥育の研究を行ってきた。繁殖用の種牛を 選別する評価方法や牛の肉質を決める遺伝子の発見など、農学部 の研究成果は各地で有効利用されている。
 文部科学省によると、国立大が独自のブランドを作り、全国的 に市販する例は「聞いたことがない」とのこと。4月28日から東京 ・銀座の三越百貨店などで発売される予定(3月12日付神戸新聞)。

(2005.4.07)

Atlantic JAPANからデビュー-森大輔さん(2004年発達卒)

 レイ・チャールズらを輩出した「Atlanticレーベル」が日本 に設立した「Atlantic JAPAN」から、第1弾アーティストとして 昨年末にデビューしたのが森大輔さん(2004年発達卒)。大阪出身 の森さんは2歳のときに通い始めた音楽教室で、自然と作・編曲や 音楽理論などに親しんできたという。3年前から本格的に作曲活動 を始め、オーディションをきっかけにデビューした。2月末に発表 された新曲「Rain」は大学2年生の頃の作品で、現在全国のFMステ ーションでヘビーローテーション中。今夏にはアルバムもリリー ス予定だという(3月9日付神戸新聞他)。

(2005.4.06)

六甲台「兼松記念館」寄贈の影に前田卯之助あり

 国際貿易都市神戸を築いた人々として、天野雅敏大学院経済 学研究科教授が前田卯之助について述べている。「貿易商社兼松 商店の発展と前田卯之助」というタイトルで、神戸商工だより3月 号(神戸商工会議所発行)に掲載されたその内容は次のようなもの 。
 前田卯之助は、1878(明治11)年2月17日旧丹波篠山藩士前田猶衛 の次男として生まれ、鳳鳴義塾で学び、1896(明治29)年高等商業 学校(のちの東京高等商業学校・現一橋大)に入学し、1900(明治33 )年同校を卒業し、直ちに兼松商店に入った。
 兼松の創業者兼松房冶郎亡き後、1919(大正8)年の7回忌を期し て、神戸高等商業学校(現神戸大)に研究所に充つべき建物として 兼松記念館を建設寄付した。また、1925(大正14)年の13回忌にあ たっては、東京商科大学(現一橋大)に兼松記念講堂を建設寄付し た。創業者の公益に注いだ深い関心を継承し、その精神を不朽化 するため、「永久性ニ富メル公共事業ヲ興シ、以テ記念トスル事 」となったこの寄贈は、前田卯之助の発意にもとづくものとされ ている。

(2005.4.05)

映画「母のいる場所」に堤さん(1963年工卒)友情出演


 4月9日(土)〜22日(金)まで2週間特別上映される映画「母の いる場所」に、堤興亜さん(1963年工卒)が友情出演する。堤さん はこの映画の監督槙坪夛鶴子さんと高校時代の同級生。その活動 を応援し、交流を深めてきたことから出演の運びとなった。
 映画は、誰もが迎える「老い」をテーマに、子育てにお金のか かる40代、50代による老親介護の問題に真正面から取り組んだ作 品。主人公は母親の介護や子育て、そして仕事に追われるシング ルマザーの久野泉(紺野美沙子)。母の介護をめぐっては父賢一郎 (小林桂樹)との喧嘩が絶えず、息子も不登校に。物語はユニーク な老人ホームで母が笑顔を取り戻し、「居場所」を見つけるまで のさまざまな人間関係を描く。

(2005.4.04)

山家元教授(経)の新著「景気とは何だろうか」




ご参考

 山家悠紀夫(やんべ・ゆきお)さん(1964年経卒)の新著「景気 とは何だろうか」が岩波新書の一冊として出版された。定価は70 0円+税。
 景気が良くなっても暮らしは良くならない・・・・・日本経済 はそういう構造に陥りつつあるのではないか。景気、景気循環、 そして関連統計の見方等、基本的なポイントを解説し、戦後日本 の景気変動を、独自に分類。その上で、空回りする経済政策を批 判的に検証する。経済と暮らしの考え方の基礎に立ち戻って考え る、刺激的な一冊。
 山家さんは元第一勧銀総合研究所専務理事。神戸大学大学院経 済学研究科教授を経て、現在は「暮らしと経済研究室」を主宰。 著書に『偽りの危機 本物の危機』『日本経済 気がかりな未来 』(以上、東洋経済新報社)『「構造改革」という幻想』(岩波書店 )などがある。

(2005.4.01)


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