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活躍するOB  神戸大学トピックス バックナンバー

vol.21 (2004.01〜2004.03)


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神戸大、「国際的な連携と交流」で高評価

 3月20日付の日経紙によると、大学評価学位授与機構による全国立大と一部公立大を対 象とした「国際的な連携と交流」の評価で、神戸大は5段階中最高ランクの「活動の実績や 効果が十分に上がっている」に評価された。97ある国立大学のうち、最高ランクは18大学。

(2004.3.31)

松下と神戸大、モノ作り技術開発で提携

 3月22日付の日経夕刊が、松下と神戸大がモノ作り技術開発で提携するとのニュースを 伝えている。本年4月からの国立大の法人化に絡んで産学連携が活発になる中、松下の研究 幹部と神戸大の教官それぞれ20人が参加する会合で、共同研究のテーマの選定を始めた。 携帯電話、DVDプレーヤーなどの部品を生産する技術などが開発の候補となっている。松下 は、東大、阪大などともITなどの分野で産学連携を進めている。

(2004.3.30)

「六甲ひろば」が最終号、新年度からは「KOBE university STYLE」が発行される予定

 神戸大学企画部広報課発行の月刊誌「六甲ひろば」が、3月15日に発行された。今回が 最終号。「六甲ひろば」の創刊は、1997年9月で、通巻79号となる。最終号では31人の定年 退官教授の思い出と挨拶の記事「定年退官にあたって」が巻頭を飾った。続いて「海外アド バイザー、ロバート・ゼムスキー氏招へい」、「21世紀COEプログラム国際シンポジウム “糖尿病をモデルとしたシグナル伝達病拠点”開催」、「歴史のひとこま神戸商船大学の歩 み」等の記事等が掲載されている。

 「国立大学法人神戸大学」がスタートする新年度からは、新しい広報誌「KOBE universit y STYLE」が発行される予定となっている。

(2004.3.29)

大久保前日銀神戸支店長が、(経)教授に

 大久保裕晴前日銀神戸支店長(51歳)が、3月8日付で日銀人事局に異動、この4月からは 出向のかたちでで神戸大(経)教授に就任する。担当は金融政策。「教科書のない時代。経済 学で現実を見る面白さを学生たちに伝えたい」と抱負を語る(3月9日付神戸新聞)。

(2004.3.26)

東証マザーズに上場を果たしたIDU池添社長(1989年営卒)

 3月3日、東証マザーズに上場を果たした不動産インターネット競売会社IDU(本社:大阪)。 IDU池添吉則社長は1989年に三沢ホームに入社、主として定期借地権業務に従事する。その後、 1999年に独立、IDUを設立した。同社の事業は、売れ残った新築マンションや土地ネットで競 売すること。設立4年半で上場を果たした。初値は公募価格の約2倍を付ける(3月4日付日経産 業新聞)。

(2004.3.25)

農学バイオフォーラム開催

 2月27日、神戸大農学部が「農学バイオフォーラム」をホテルオークラ神戸にて開催し た。「バイオを利用したニュービジネス」が、テーマで、企業関係者等230人の参加があっ た。今後も定期的に開く予定。「ダイズ油を活かす」、「経済成長と米経済」、「神戸ビ ーフの食べごろは?」等テーマは多種多様(3月9日付日刊工業新聞他)であった。

(2004.3.24)

工学部の就職状況

 (社)神戸大学工学部振興会の機関誌「KTC」最新号(No.58 2004年3月)が、2004年3月の 同学部卒業生・修了者(学部・大学院)の就職状況を取りまとめている。それによると、学部 卒業生483名、大学院修了者357名。就職者450名(うち学部卒115名)、進学者390名。
 就職者の殆どが企業へ。官公庁(3)、自治体(府県8、市11)への就職者は少ない。主な就職 先は、トヨタ自動車(12)、松下電器(10)、富士通(9)、日立製作所、三菱電機(各8)、キャノ ン、京セラ(各6)、シャープ、豊田自動織機、野村総研(各5)、ソニー、デンソー(各4)等。

(2004.3.23)

欧州経済を展望する久保教授(経)

 2004年5月に10か国の新加盟国を迎え、計25か国から構成されることになるEU。世界経済 評論の1月号で、久保広正(経)教授が、世界GDPの25%を占める巨大な経済圏となるEUが、いか なる取組を行おうとしているのか、その成果はどのようなものになるのかを見通すことにより 、2004年の欧州経済を展望している。
 そのポイントは、統合面で憲法草案および拡大という歴史に残る問題に直面していること、 経済面で構造改革の進展、安定成長協定違反問題などを抱えていること。2004年のEUは歴史的 局面を迎えると、久保教授は語る。

(2004.3.22)

神戸大の取引銀行

 3月13日付朝日新聞に、主要国立大学の取引銀行のリストが掲載されている。神戸大の 取引銀行は三井住友、東京三菱、UFJ、みずほ、みなとの5行。
 他の大学の場合、東京大・京都大は三井住友1行のみ、北海道大も北洋1行のみ。大阪大・名 古屋大はUFJ、三井住友の2行。一方、一橋大は三井住友、UFJ、みずほ、東京三菱の4行、九州 大は三井住友、東京三菱、福岡、西日本、福岡シティの5行。

(2004.3.19)

新著「蜀山残雨」を語る野口名誉教授(文)

 作家として活躍中の野口武彦名誉教授(文)が、新潮社刊の新著「蜀山残雨」について語 っている。蜀山人こと大田南畝は、江戸時代の中期に活躍した文人。「世の中に蚊ほどうるさ き物はなし ぶんぶぶんぶと夜も寝られず」の狂歌で知られる。
 「十八史略」にいわく、「笑いは図るべからず」。今でも蜀山人からは、笑いに関する不可 測性について学ぶ点が多い。人々がどう笑うかは文明の水準と連動するという。最近の政治家 にあまりにもユーモアがなくなったことは、現代の文化の衰亡に他ならないと、野口名誉教授 は語る(トーハン発行の新刊ニュース2004年2月号)。

(2004.3.18)

国立大法人化、基礎研究の充実を小川阪大教授(1978年経院)

 3月4日付日経紙「経済教室」欄で、小川一夫阪大教授(神戸大経営学部卒、同経済学部大 学院前期修了)が国立大法人化と研究開発について所論を述べている。以下は、その抄録。
 バブル崩壊後、企業の研究開発活動は抑制傾向が続いた。これを補完したのが大学である。 来月の法人化以降、企業経営のスピリットが反映され、画一的な国立大のイメージが払拭され 、創意工夫に富んだ教育研究が実現することが期待される。TLOによって、大学の研究成果が 特許となって企業に移転されることも期待される。この観点からは、大学は基礎研究を重視す べきで、研究者の評価も基礎研究の将来性をできるだけ客観的に評価するシステムを導入する 必要がある。

(2004.3.17)

「企業文化の伝承の重要性」を主張 加護野教授(営)

 日本経済団体連合会の機関紙「経営タイムス」2月26日付のコラム「木曜評論」に、加護 野忠男教授(営)が登場。「文化は企業の独自性競争力の源泉」と企業文化の伝承の重要性を主 張する。
 同じ業界でもソニーの企業文化と松下の企業文化は違う。企業の文化は創業以来の歴史を反 映している。イタリアのファッションが魅力的なのは、イタリアの文化をもとにした経営が行 われているからだ。一時期声高に言われた「グローバル・スタンダードにあわせた経営改革を しなければならない」という主張は誤りである。

(2004.3.16)

徳島県脇町図書館と重村教授(工)

 江戸時代、藍(あい)の集散地として発展した徳島県脇町にユニークな図書館がある。漆喰 の白壁が美しい脇町。2階から突き出した袖壁(うだつ)を備えた建物が軒を連ねる。この地域は 1988年に全国で28番目に指定された重要伝統的建造物群保存地区。
 脇町図書館は、明治時代初期に建てられた農業倉庫等の建物を再利用する形で1986年に建て られた。この図書館が建設されるに当たっては、脇町の調査を行っていた神戸大重村力(工)教 授、建築士等で作られた「阿波のまちなみ研究会」、地域市民のグループの協力により伝統的 町並み再生と活用が実現した(3月5日付朝日・香川版)。

(2004.3.16)

山本福井県副知事(1964年経卒)は語る

 2月17日付朝日新聞福井版に、外資系日本法人社長から昨年夏福井県副知事に転進した山本 雅俊(1964年経卒)さんのインタビュー記事が掲載されている。 以下は、山本副知事の発言の抄録。
・「何で副知事を引き受けた」と理由を聞かれるが、結婚と一緒だ。うまくやれるという自信、 情熱だね。冷静な目で考えたり、先のことを考えたりしたらこんな仕事なんかつけない。
・行政の人は、「お客さんが何を望んでいるか」よりも、国からとってきた予算をいかに執行 するかということに情熱をかけている。

(2004.3.15)

小野名誉教授「女帝のロシア」復刊

 小野理子(おの・みちこ)名誉教授(国際文化)の旧著「女帝のロシア」(1994年・岩波新書) が、10年ぶりに復刊された。18世紀後半、34年間にわたり帝位にあったロシアのエカテリーナ2 世。希代の淫婦、夫殺し等の毀誉褒貶が渦巻いた女帝を、「正当に、ありがままの姿で評価する 」こと。これが本書のは主題である。定価は740円+税。

(2004.3.12)

活躍するCFO、太平洋セメント常務取締役、藤川貞喜さん(1965年営卒)

 3月1日付の日経金融新聞の「CFO登場」欄に、藤川貞喜さん(1965年営卒)さんが登場し ている。寝るとき以外全てを仕事に費やす営業の鬼といわれる藤川さん。2002年、CFOに指名 されたときには「私のような素人でいいのですか」と社長に聞いたという。
 国内セメント需要が6千トンを下回るという32年ぶりの低水準の下、バランスシート圧縮の ため、有利子負債をいかに削減するか。これが藤川さんに課せられた使命だ。誠実な人との 評のある藤川さん、あと1年でなんとしても有利子負債を7千億円に圧縮するべく旗を振り 続けている。

(2004.3.12)

大阪府大堀江教授による「団鬼六論」

 大阪府大堀江珠喜教授(1982年文院博)による「団鬼六論」が平凡社新書の一冊として 刊行された。堀江さんは、三島由紀夫、オスカー・ワイルド等の研究者。マルキ・ド・サド との比較などを通じて団鬼六の研究に取り組んだ。従来「通俗小説」の作家として団鬼六は 学者の研究対象からは外されていた。
 2月17日付神戸新聞には、新著「団鬼六論」に関して堀江教授をインタビューした記事が 出ていた。なお、記事を書いたのは、平松正子記者(1992年文卒)。

(2004.3.11)

退職後、オーストラリアに移住した佐藤陽三さん(1955年法卒)の体験記

 佐藤陽三さん(1955年法卒)は、68歳でオーストラリアのゴールドコーストとに移住した。 気候、環境が良好で人口増が続くゴールドコースト。佐藤さんは、このたびゴールドコースト での生活体験を描いた「ゴールドコースト便り」を、文芸社から出版した。定価は、1700円+ 税。住んでみて、感じたままのゴールドコースト生活が語られている。海外ロングステイ等を 考えるための指南書ともなっている。
 この本は、一般の書店を通じても購入できるが、学友会大阪クラブでも入手できる。

(2004.3.10)

牛肉の遺伝子を6時間で判定、神戸大(農)

 2月29日付の日経紙によると、臨床検査大手のビーエムエル(BML)は神戸大(農)、農業生産 資源研究所と共同で、国産牛肉の品種を遺伝子技術を使って判定するサービスを始める。安い ホルスタイン種の肉を高価な黒毛和種の肉と偽って表示、販売する例が相次いでいる。この ような実情を背景に、自社で扱う商品の信頼性を高めたいと考える小売店等に売り込む。両者を 掛け合わせた交雑種牛の遺伝子も分析できるという。

(2004.3.09)

失敗経験のある起業家の方が雇用創出力高い、忽那助教授(営)の調査

 忽那憲治助教授(営)が、92年から94年に設立された大阪市内の株式会社1400社を対象に 調査したところ、次のようなことが分かった。すなわち、再起した起業家が率いるベンチャー 企業の従業員数は破綻を経験していない起業家が経営するベンチャー企業より創業時からの 従業員増加が大きいことが判明したというもの。また、事業計画を作った起業家の企業の方が、 計画のない起業家の企業より雇用増加が大きいことも判明している(3月1日付日経)。

(2004.3.09)

神木名誉教授が語る日露戦争の戦費調達

 PHP発行の月刊誌「歴史街道」3月号では、100年前勃発した日露戦争に関する特集を行っ ている。神戸大経済学部長、副学長をつとめた神木哲男奈良県立大学長(神戸大名誉教授)も 寄稿者の一人。タイトルは「1億円を調達せよ -高橋是清、ロンドンで奮闘す」。当時の日銀 副総裁高橋是清が、日露戦争の戦費調達のためロンドンに行き交渉した経緯をトレースして いる。高橋是清は主としてロンドンで現地の金融関係者たちと会い、一年近くの間外債募集の 交渉につとめた(1904年2月−1905年1月)。
 約一年の外債募集行脚の後、高橋是清は1905年2月末に再び外債募集のためアメリカ経由で ロンドンに向かい数次に渡る外債募集を行う。高橋是清がすべての業務を終え、横浜に戻って きたのは1906年1月23日のことであった。時に高橋是清は53歳。その前年の9月8日、日露講和 条約は既に調印されていた。
 日露戦争の戦費は「臨時軍事費」として支出された分が15億円強に達していた。この金額は 、日清戦争時の戦費2億円に比べると7.5倍に相当する。日露戦争戦費15億円の約47%が、外債 により調達されていた。日露戦争遂行のために外債へ依存した。その依存度は極めて高かった といえよう。

(2004.3.08)

藤田佳代さん(1966年文卒)の指導で生まれた「奇跡のダンサー」安田蓮実さん

 「奇跡のダンサー」安田蓮実さんのダンスが話題を呼んでいる。
 2月21日の神戸新聞夕刊では安田さんの踊りを「ダウン症を抱えながら、いやダウン症をかか えていればこそ、だれにも踊れない舞台をつくる」と表現している。安田さんの才能は、藤田 佳代さん(1966年文卒)が主宰する藤田佳代舞踏研究所が開発した独特の指導により花開いた。
 1996年、安田さんは研究所が障害者向けに開いているプログラムのリズムクラスに入所した。 やがて藤田さんに才能を見出され懸命にレッスンを受け舞台に立つようになる。8月22日には、 安田さんを陰で支えてきた“テン・シスターズ”(10人の姉さんたち)のメンバーとともに新 神戸オリエンタル劇場でのリサイタルが計画されている。

  問合せ先:藤田佳代舞踏研究所 電話078-822-2066 前売り券3,000円

(2004.3.05)

楠・荒田町遺跡保存へ

 昨年神戸大(医)附属病院敷地内で、平安時代末期(1180年前後)のものと見られる遺構が相 次いで発見された。この遺構(「楠・荒田町遺跡」)は、平清盛が遷都した福原京関連のものと 見られている。遺構が発見された場所は、病院用の立体駐車場新設用地。工事に先立ち県教育 委員会による事前調査があり、福原京跡と見られる二十壕(ぼり)や櫓(やぐら)跡とみられる柱 の基礎穴等が発見された。
 2月26日、神戸大学は遺跡を保存すると発表した。立体駐車場の建設は行うが、一部設計変更 することにより遺構をきずつけないよう配慮する。6月に着工、11月に完成の予定(2月27日付 神戸新聞)。

(2004.3.05)

織田正吉さん(1955年法卒)の学生時代

 放送台本作家、ユーモア研究家の織田正吉さん(1955年法卒)が、兵庫・神戸のタウン誌「 センター」3月号で、“学生時代”を語っている。
 織田さんが神戸大学に入学したのは1950年。在学中、アルバイトとして懸賞の賞金稼ぎに精を 出す。漫画、コント、詩、小説何でも書いた。漫画が認められ、上京して「漫画エポック」とい うグループに参加したこともあった。読売新聞に「サンワリ君」を連載中の鈴木義司さんは、当 時の仲間。1年後復学し、賞金稼ぎを続ける。在学中にNHKの台本の懸賞に入選、以来50年にわた りNHKとは縁がある。
 1955年に卒業して神戸市職員となった。しかし、37歳のとき退職し、以後放送台本の仕事を専 業とする。

(2004.3.04)

三野元クボタ社長の「お別れ会」

 三野重和元クボタ社長の「お別れ会」が、2月18日大阪市内のホテルで開かれた。昨年12月 19日に80歳で亡くなった三野さんをしのび1600名が献花を行った(2月19日付毎日大阪版)。
 三野さんは、1948年神戸経済大学経済学科(神戸大学の前身)を卒業、久保田鉄工所(現クボタ) に入社。1982年から1993年まで社長をつとめた。大阪工業会会長、日本産業機械工業会会長など を歴任。また、凌霜会副理事長、大阪凌霜クラブ会長等神戸大学同窓会の要職をつとめた。

(2004.3.03)

甲南チケット小林社長(1965年営卒)

 甲南チケット小林宏至社長(1965年営卒)は、中小企業庁等が開いた「創業・ベンチャー 国民フォーラム」の起業家表彰で奨励賞を受賞した。小林さんは、大阪府立大学工学部を卒業 後、川崎航空機(現川崎重工業)に入社、仕事の傍ら神戸大学(営)第2課程に学ぶ。1973年に会社 を辞め商売の道に転進、失敗を重ねながら、金券ショップ「甲南チケット」を立ち上げた。
 小林さんは、経験を踏まえた著書「失敗しない“起業”の鉄則」(商業界、定価1,143円+税) を刊行した。以上は、2月17日付神戸新聞及び凌霜360号(2004年2月)による。

(2004.3.02)

朝日新聞連載の「花おりおり」映像化

 現在朝日新聞夕刊に連載中のコラム「花おりおり」は、既に2冊の単行本にまとめられ 発売されているが、今般、映像化(DVD、ビデオ)も実現した。映像版「花おりおり」の監修 者はコラム「花おりおり」の執筆者である東京農大湯浅浩史教授。 湯浅教授は、1963年に 兵庫農大(現神戸大農学部)を卒業後東京農大・大学院を修了した(農学博士)。
 映像版「花おりおり」では、ツバキ、フジ等80種類の花が選ばれ、コラム本文を含め各花 について5分ずつの詳しい解説が付く。コラムの朗読は、山本学が受け持っている。DVD、 ビデオともセット価は31,500円(税込み)、2月27日の発売開始(2月21日付朝日)。

(2004.3.02)

中井名誉教授(医)の新著「徴候・記憶・外傷」

 この2月、中井久夫名誉教授(医)の「徴候・記憶・外傷」が、みすず書房から発行された。 定価は4,000円+税。人間の根源的な能力ともいえる「記憶」とは一体どのような意味を持つの だろうか。この深遠な問題に、精神科医である著者がアプローチする。
 出版に先立つ昨年12月11日発行された「出版ダイジェスト」紙が本書の出版を予告、「中井 久夫の学問的到達点」との見出しで紹介している。

(2004.3.01)

植松恵美子さん(1990年・教卒)、民主党から参院選出馬

 今夏の参院選香川選挙区に、植松恵美子さん(1990年・教卒、旧姓木村)が民主党から出馬 することが決定した。植松さんは高松市出身。両親が経営するクレーン会社勤務などを経て、 現在は高松市内で温泉などを経営する「きらら」の社長を務めている。「主婦や中小企業経営者 の声を国政に届けたい」と抱負を語る(2月13日付朝日・読売の香川版)。

(2004.2.27)

カンツォーネでステージに立つ安福さん(1960年経卒)

 三和銀行、興亜火災で役員をつとめた安福具弘さん。今はもっぱらカンツォーネに明け暮 れる。東京芸大出のプロの先生について練習に励み、昨年8月には荻窪の小さなホールでリサイ タルを開いた。
 この3月7日(日)には3人の歌手とともにヤマハエレクトーンシティ渋谷でコンサートを開く。 題して「歌のふるさとを訪ねて」(東京シティオペラ公演)。

 問合せ先:ケイ企画 電話042-363-9856
 ヤマハエレクトーンシティ渋谷:JR渋谷駅南改札西口から徒歩5分
 開場:13時30分、開演:14時00分
 入場料:3,000円

(2004.2.27)

以倉さん(1963年、文卒)の新著「夜学生」

 詩人の以倉紘平(いくら・こうへい)さん(1963年、文卒)の新著「夜学生」が編集工房ノア から刊行された。定価は、1900円+税。夜間学生との交流を体験を踏まえて書きつづったエッセ イ集。詩人としては、1993年にH氏賞、2001年に現代詩人賞を受賞している。
 この「夜学生」という本。2月15日(日)付の朝日新聞読書欄でも紹介されていた。

(2004.2.26)

江戸名所「花屋敷」の変転、小沢助教授(経)

 2月20日の日経文化欄に、小沢詠美子助教授(経)が東京・浅草にある「花屋敷」といわれる 遊園地の江戸時代からの変転について一文を寄せている。
 先頃この遊園地のオーナー会社が会社更生法の適用を申請したが、この遊園地は嘉永6年(1853 年)に開園した「花屋敷」がそのオリジン。当初は、花鳥を愛でながら飲食も出来る施設。小沢 助教授によると、「花屋敷」は、いわば「日本初のテーマパーク」だ。
 幾多の困難や変遷を経て現在の遊戯施設中心の遊園地に至っているが、東京生まれの東京育ち の小沢助教授にとって、花屋敷の研究は郷土史のようなものであり、「江戸、東京の名所がなく ならないでほしい」と小沢助教授は結ぶ。

(2004.2.25)

著書「政治学」を語る久米教授(法学研究科)

 12月に有斐閣から刊行された「政治学」。同書の5人の著者の一人が久米郁男大学院法学 研究科教授。その著者らを交えた座談会の様子が、有斐閣のPR誌「書斎の窓」1・2 月号に掲載 されている。
 久米教授の語る同書著作方針は二つ。一つは「一冊の本として体系的にまとめる」ために「本 人−代理人理論(=プリンシパル−エージェント理論)*」を使用すること。もう一つは「可能な 限り現在の日本を題材にして説明をしよう」ということ。
 政治学が大きく発展、分化している昨今、「いろいろな分野の先生方、大体同年代の先生方に 集まっていただいて」、今までに無い政治学の「全体をざあっと見るという本」を書くことに意 味を感じたという。

 *主権者である国民(本人)が政府(代理人)を雇って、自らの利益の実現(共通の目的)をはかる という観点。

(2004.2.24)

神戸大工学部の研究力、12位

 2月16日付の日経紙で、日経が有力108大学の工学部長を対象に実施した研究力アンケー トの結果が公開されている。これによると、神戸大工学部の研究力は12位。研究企画力、成 果発信力、産学連携力の3つの分野の総合点で評価されており、「教官一人当たり論文数」の 成果発信力の項目について神戸大(2.01)は、阪大(2.22)、東大(2.19)に次ぎ3位であった。

(2004.2.23)

チェンマイでロングステイ中西さん(1964年営卒)

 中西重利さん(1964年営卒)は、元住友ベークライト社員。一昨年からタイの古都チェン マイで夫妻でロングステイを始めている。
 中西さんの現地での生活ぶりは昨年8月テレビ東京の経済ドキュメンタリー「ガイアの夜明 け」で「定年退職後の人生」というテーマで放映された。この番組はテレビ大阪、テレビ愛 知等テレビ東京のネットで各地に流れた。
 一昨年末、中西さんは、チェンマイ・ロングステイライフの会(CLLクラブ)を友人達と立ち 上げた。ロングステイを目標にチェンマイへ来られる人達への正しい情報の提供、会員の親 睦、およびタイ社会へのボランティアを目的とした任意団体だ。新会員が毎月増え続けて、 現在では約100名。中西さんは総務担当幹事、奥様は婦人部幹事を務め、多忙な毎日を送って いる。
 CLLクラブは既にホームページ(下記)を開設済み。チェンマイに関する情報を提供している。 また、「CLLクラブ会報」も刊行した。
  http://www011.upp.so-net.ne.jp/nakanishi-chmai/cllclub.html
この2月、中西さんと神戸大同期の仲間7人がツアーを組んでチェンマイを訪れた。今のとこ ろ、7人の中にロングステイ希望者は出ていない。
 中西さんは、バンコクで神戸大卒の会が開かれれば出席したいと思っている。また、チェン マイ在住の神戸大卒業生やチェンマイ出身の神戸大留学生との交流も持ちたいと展望を語る。
 本HP読者に「チェンマイのことについて、何かお聞きになりたい方はメール(下記)でお問い 合わせください」とのメッセージを中西さんは寄せている。
  nakashmy@loxinfo.co.th

(2004.2.20)

「地域金融は、中小企業貸出し強化のために」、家森名古屋大教授(1988年、経院)

 2月10日付の日経“経済教室”で、家森信善名古屋大教授は次のように述べている。
 95年末に比べて、大企業への貸し出しは1割の減少にとどまっているのに対し、中小企業 向け貸し出し残は3割も減っている。
 この最大の原因は、地域金融機関が、地元の中小企業に関する、貴重な特定化された情報 を保有しているにも関わらず、自己資本不足のため、貸し出しのリスクを負えなくなってい るからだ。この状況を改善するためには、リスク負担能力の低下した金融機関は情報生産に 特化し、貸し出しの証券化や制度の欠陥を改善した形での公的信用保証制度の活用によって、 リスク負担を第三者が行っていく仕組みを展開していくべきである。

(2004.2.19)

韓国成均館大学との交流

 昨年10月神戸大学と学術交流協定を締結した韓国成均館大学との「国際学術シンポジ ウム及び教職員行政セミナー」が、昨年12月4日・5日に韓国成均館大学で開催された。
 国際学術シンポジウムは、「海洋を通して見た東アジアの文化交流ー伝統と革新ー」が 研究テーマ。成均館大徐正燉総長、神戸大石川齋副学長の挨拶に引き続き「哲学」「儒学 」「法・医学」「歴史」「文化交流」「文学」「民俗」「国際関係」の8つのセッションご とに両大学の研究者計18人から発表があった。
 教職員行政セミナーは、両大学の事務職員が出席、大学(部局)運営、改善方法について 活発な意見交換を行った(「六甲ひろば」2003年12月)。

(2004.2.18)

どこへ行く“日本型資本主義”

 7人の学際的著者の共著「日本型資本主義 どうなる どうする 戦略と組織と人材」 (2003年・有斐閣)が、話題を呼んでいる。
 様々な批判が渦巻く現代の日本経済を長期的視点で観察し、その行方を左右する根本問題 (アジア諸国との関係、企業システム、人材育成)を分析、提言する書。“生きた日本経済論 ”というのがセールスポイントだ。著者は次の7人。
 宮本又郎・大阪大(経)教授(神戸大経院)
 杉原薫・大阪大(経)教授
 服部民夫・東京大(人文社会)教授
 近藤光男・神戸大(法)教授
 加護野忠男・神戸大(営)教授
 猪木武徳・国際日本文化研究センター教授
 竹内洋・京都大教授(教)

(2004.2.17)

山口教授(経)、日本の少子高齢化を論ずる

 山口三十四教授(経)が、1月号の「ひょうご経済」誌(ひょうご経済研究所)に、「日本 の少子高齢化と人口減少問題」というタイトルの論文を寄稿、この問題に関する「悲観論」、 「楽観論」双方の意見を紹介し、それぞれについてコメントを付している。
 「悲観論」に関しては、これまで出た3人の学者、東京商工会議所
自民党から出された各種<少子化対策>を紹介する。これは、例えば保育施設等の充実、育 児休業期間の延長、事実婚や婚外子の社会的容認、公的年金制度に子育ての評価等多種多様 な提案がある。山口教授は<少子化対策>を打つべしとの立場にたちつつ社会の流れやグロ ーバルな動向(先進国の少子化、発展途上国での人口爆発)にも着目する。
 一方、「楽観論」に関しては、論議の進め方に問題点が多い。また、あまりにもジャーナ リスティックで参考文献の記載もない等を指摘、批判する。
 山口教授は「日本経済の成長会計分析ー人口・農業・経済発展」(1982年・有斐閣)、「人 口成長と経済発展ー少子高齢化と人口爆発の共存」(2001年・有斐閣)等永年にわたりこの分 野の業績をあげてきている。本稿は平易に書かれた啓蒙的なものであるが、その密度は濃い 。

(2004.2.17)

公認会計士玉置寿子さん(1987年営卒)が、後輩にメッセージ

 経済・経営・法学部の同窓会誌「凌霜」360号(2月発行)で、大手監査法人に勤務する 公認会計士の玉置寿子さん(1987年営卒)が、「今、自分をよく見つめてほしい」と、これ から社会に出る現役学生に語りかけている。
 「これからの人生で最も時間を費やすであろう職業は、適当に選んではいけません。・ ・大学時代に何をするべきか。いろいろ考えてください。今のうちに迷ってください。自 分をよく見つめてください。そして、社会人として成長したとき、自分が望むものを、他 人にも与えられる人になっていることを望みます」
 玉置さんは、10歳を頭に1男1女の母。「女性にとっては社会へ貢献することとともにパ ートナーを理解する上でも仕事をすることはマイナスになりません」と語る。また、女性 と男性がともに働く時代においては、かつての高度成長期のような仕事人間(会社人間)は 必要なくなるであろう。これが玉置さんの展望。

(2004.2.16)

石川教授(国際文化)の新著「プラハ歴史散策」

 石川達夫教授(国際文化)の著書「プラハ歴史散策−黄金の劇場都市−」が、講談社+ α新書の1冊として1月20日に発行された。定価は880円+税。
 ヨーロッパの中心部に位置するチェコの首都プラハ。古都プラハは、中世以来「黄金の プラハ」と讃えられてきた美しい町である。本書は、このプラハの波乱に満ちた歴史を新 書版というハンディーな形で読者に提供してくれる。また、写真や図版が多いのも本書の 特色。
 ページを開くと、第1章には、モーツアルト、スメタナ、ドボルジャーク、カフカ、チャ ペック等プラハゆかりの芸術家たちが次々と登場する。一挙にプラハに対して親しみを持 ってしまう。更に読み進んでいくと、ロボット、ピストル、ポルカはチェコ語から出た言 葉であることを知る。また、ドルの語源を遡ると「チェコで鋳造された銀貨」という言葉 ににたどり着く。京都とプラハは1996年以来姉妹都市になっている。本書を読み終わると 、プラハに行って見たくなってしまうから不思議だ。
 石川教授はスラブ文化論専攻。「黄金のプラハ」(平凡社)、「マサリクとチェコの精神 」(成文社)等多数のチェコ、チェコ語関連の著書がある。巻末に掲げられた欧文の主要参 考文献9冊のすべてがチェコ語のものだった。

(2004.2.13)

神戸に行けば元気になれる 新野元学長

 1月24日付神戸新聞に、神戸医療産業都市構想研究会主催の「『健康を楽しむ』まちづ くりシンポジウム」の概要が掲載されている。パネリストの一人である新野幸次郎元神戸大 学長は、「健康と神戸」について、次のような発言をしている。
 かつて結核が日本人の死因の第一位という時代があった。その頃結核の療養なら神戸に行 けば元気になれるというイメージが持たれていた。生活習慣病と癌が死因の最上位を占める 今日、その神戸が先端医療産業都市を目指し活動を始めている・・・。
 新野元学長は、現在神戸都市問題研究所理事長をつとめる。「健康と神戸」という命題に 関して、神戸の良好な自然環境を挙げるとともに、神戸ならではの早朝登山(毎朝2000人が 六甲山に登っている)についても言及する。

(2004.2.12)

「ひょうご・まち・くらし研究所」常務理事山口一史さん(1964年・文卒)

 神戸新聞で論説委員などを歴任し、ラジオ関西(AM神戸)社長をつとめた山口一史さん (1964年・文卒)。昨年6月にAM神戸を退職、現在は「ひょうご・まち・くらし研究所」の 常務理事・事務局長として活躍中だ。
 同研究所は、この1月20日にNPOの認証を得た。発足を記念して2月25日(水)、シンポジウム を開く。テーマは「助成団体とNPO」。以下は、その概要。参加者を募集中。
 希望者はメールかファックスで下記の同研究所まで。 先着50人に参加証を送る。
  ひょうご・まち・くらし研究所
  FAX:078−351−5511
  MAIL:machi-kurashi@rapid.ocn.ne.jp
 【参加助成団体】(50音順、予定)
  (1)アートサポートセンター神戸
  (2)木口ひょうご地域振興財団
  (3)近畿労金
  (4)しみん基金・KOBE
  (5)日本財団
  (6)はぁ〜とふるふぁんど委員会
  (7)ひょうごボランタリープラザ
  (8)松下電器(子どもサポーターズ☆マッチング基金・環境サポーターズ☆マッチング基金)

(2004.2.10)

兵庫県科学賞、神戸大から2人受賞

 2003年度兵庫県科学賞に、出来成人(工)教授、河野和男(農)附属食資源教育研究センター 教授が受賞し、10月30日に贈呈式が開かれた。
 出来教授は液体を中心とした凝縮系の化学とその応用分野の研究、河野教授は熱帯の大作物 キャサバの育種に関する国際的活躍が受賞の対象になった。
 以上は神戸大広報委員会編集の「六甲ひろば」No.76(2003年12月15日発行)から。同じ号に は、11月19日に国際文化学部創立10周年記念事業の一環として開催された緒方貞子前国連難民 高等弁務官の講演会の模様も報告されている。

(2004.2.10)

2004年の意味、五百旗頭教授(法)の論評

 1月19日朝日新聞夕刊「思潮21」の定期寄稿者の一人である五百旗頭真教授(法)は「2004年 の意味」と題して次のように論じている。
 先ず日本経済は、消費が伸びて内需型好況を呼び起こせば「失われたひと回り(12年)」の後、 ついに復活の春を迎えるかもしれないし、その兆候はある。日本政治は55年体制が93年に崩壊し 、めまぐるしい政党の離合集散を繰り返した後、2大政党状況が基本構造として見えてきた。他 方、対外関係は地雷原を行軍するような緊張が漂う。自衛隊イラク派遣の成否は微妙で、高い 評価を受ける可能性もあれば、ゲリラ攻撃がやまず、復興支援どころではなくなることも考えら れる。
 北朝鮮も危険がいっぱいであるが、六者協議の枠組みを堅持する限り、安全保障合意と拉致問 題の二重解決を望みうる年でもある。こうして見れば、2004年は冬から春を臨みうる政治経済状 況ではあるが、機会と危険が隣り合わせる運命的な一年になると展望される。

(2004.2.09)

キャリアデザインについての対談、金井教授(営)と白石東洋大学助教授

 1月23日付の日経紙上で金井寿宏教授(営)と白石真澄助教授がキャリアについて対談してい る。この中で、金井教授は、キャリアとは「長い目で見た仕事生活」のことで、節目ごとに自分 で設計することが重要と言っている。
 就職、部下を持つ管理職になる、メンターから助言を受ける、などが節目と言える。また、キ ャリアを考える場合、自分の市場価値をある程度気にするのはやむをえないが、人間は生き残る ためだけに生きているわけではない。自分のやりたいことに突き進んだ結果、自然にキャリアが ついたというように、肩書きや資格がなくても、いいキャリアを歩む人は多い。

(2004.2.06)

「ベンチャーフェアJAPAN2004」に出展 由田さん(1961年経卒、1999年9月営院修了)

 1月21・22日、東京・丸の内にある国際フォーラムで「ベンチャーフェア JAPAN 2004」が 開催された。由田克己さんが経営するオフィスメルクリオが、土のいらない水防グッズ「ウオー ターインどのう」を出展していた。
 「ウオーターインどのう」は軽量、コンンパクトで手間がかからない。天然麻使用のため使用 後の廃棄が簡単等の特徴も持つ。「ウオーターインどのう」は従来のどのう(土嚢)と異なり、通 常は軽量(450グラム)。それが集中豪雨などで水を含むと約20キログラムに膨張する。
 由田克己さんは、異色のベンチャー経営者。1961年に神戸大(経)を卒業、高島屋に入社した。 高島屋を定年退職後、母校の経営大学院に戻ってMBAの資格を得た(1999年9月)。今般の新商品が 世に出るにあたっては、経営大学院に学んだ理科系出身者の同期生たちからの知恵も借りた由。

 オフィスメルクリオ連絡先
 電話・FAX:078-360-0860
 E-mail:k-yoshida007@ak3.mopera.ne.jp

(2004.2.06)

地形に刻み込まれた歴史を語る野口名誉教授(文)

 「天下分け目の関ヶ原」という言葉がある。その言葉が示す歴史が地形に刻み込まれてい る。作家でもある野口武彦名誉教授(文)が、日経ビジネス12月1日号「作家の眼」欄で語ってい ることだ。
 実際に現地に立って見ないと分からない歴史的側面を、野口名誉教授は今や観光地化してしま った関ヶ原に立つことで見出す。石田三成の西軍が陣取ったのは、関ヶ原西方の小高い場所。明 治政府に陸軍教官として招かれたドイツ軍人メッケルは、戦史図を一目見て「西軍が勝つ」と判 定したという。実際には石田軍本陣と徳川軍本陣は、互いに相手の位置が見えない所に陣取って おり、双方から同時に見える松尾山に陣取ったのが、小早川秀秋軍。結局この小早川軍の裏切り により戦局は一変し、勝負は6時間で決する。山川草木が、天下分け目の戦場はこの場所しかな いと語っていると、野口名誉教授は結ぶ。

(2004.2.05)

今年は舞台にも出演 佐々木蔵之介さん(農卒)

 「元カレ」「白い巨塔」・・・。今やテレビドラマに次々出演する売れっ子俳優の佐々木 蔵之介さん。今年の幕開けは初めての商業演劇、新橋演舞場での「おはつ」の舞台だ。  知人の誰からも「いいヤツだ」といわれる佐々木さん。「職業欄には今も会社員と書きます」 「なんで役者なんやろうな」、といいながらも「課題があるから役者でいられる」と語っている (2003年12月22日付産経「ハツラツぴいぷる」欄)。

(2004.2.04)

10個の小惑星の名付け親 安部さん(1981年理卒)

 松江市立病院新病院建設室長の安部裕史(1981年理・地球惑星科学科卒)さんは、神戸大学 天文研究会OB。卒業後、松江市の職員になると、私設天文台を開設する。以後20個ほどの小惑星 を発見し、うち10個に命名した。
 国際天文学連合に登録された小惑星、「マツエ」「シジミ」「ラフカディオ」など、地元にち なんだものが多い。現在も松江市が市庁舎屋上の天文台で開催する「天文教室」では、親子連れ などに望遠鏡の見方を教え、星を通じた地域活動を広げている(12月14日付日経「サラリーマン プラザ」欄)。

(2004.2.03)

銀行への証券仲介業務の解禁についてコメント、黒沼教授(法)

 金融庁が年内にも銀行に証券仲介業を解禁し、銀行窓口で株式を販売できるようにすること を決めた。黒沼悦郎教授(法)は、今般の決定について、以下のようにコメントしている。
 銀行が証券仲介業に参入すると、優越的地位の濫用や利益相反の弊害があり、これまでは銀行 の証券子会社にしか認められなかった。銀行と証券子会社の間で問題になることが、今度は銀行 内部で起こると、弊害が発見されにくいのは確かだ。銀行内部のファイアウオールの必要性が一 層高まる。
 健全性の観点からすると、株の委託売買業務までは銀行本体に認めて良いが、自らがポジショ ンを持つ自己売買と引き受け業務は認めるべきではない(1月21日付日経金融新聞)。

(2004.2.03)

環境会計の情報開示を訴える須田教授

 エコノミスト12月16日号「学者が斬る」欄で、須田一幸経済経営研究所教授が、法的規制に よる環境会計の情報開示を訴えている。
 須田教授によると、日本の投資家の環境意識は高いにもかかわらず、環境会計情報の開示が企業 の自主性に委ねられ、あまり進んでいない。須田教授の分析によると、アメリカが制度会計として の環境会計基準を設定しているのに対し、日本では環境会計情報の開示が非制度会計の枠組みで行 われている。これがその一因であるという。
 また、環境会計情報の積極的開示と環境負債に関する内部情報の伝達が、プラスの株価効果を持 っていることも日本では十分認識されていないという。環境基準を上回る有害物質が土壌から見つ かる事例が急増している昨今、日本の投資家も証券投資意思決定のために、タイムリーで信頼でき る環境会計情報を必要としている。環境負債と環境資産および環境費用に関する測定と開示の基準 を定めるためにも、環境会計を制度会計として構築し、情報開示を進めるべきであると須田教授は 結ぶ。

(2004.2.02)

森本さん(兵庫師範卒)の遺著

 森本敏克さん(1948年、兵庫師範卒)の遺稿「歌とれこおど −世相と庶民の心を映す文化史−」 (2003年・アナログ・ルネッサンス・クラブ、定価2800円)が、出版された。森本さんは、神戸大学 発達科学部の前身校である兵庫師範学校を1948年卒業、小学校教諭、公共図書館、大学図書館等に 勤務した。歌謡曲やレコードの歴史について永年研究を続け、「音盤歌謡史」(1975年、白川書院) 等多数の著書がある。
 「歌とれこおど」は、昨年3月に74歳で亡くなった森本さんの遺稿。家族等の協力で森本さんの 死後一冊の本として完成された。明治末期から太平洋戦争終了時までの時代を中心に歌謡曲、レコ ード、歌手、作詞家、作曲家等の歴史を追う。サブタイトルにもあるように歌謡曲の文化史的側面 にアプローチする。そんなユニークな本だ。
〔本書に関する問い合わせ先〕
  森本敦子
  電 話 078-871-2449
  FAX 078-871-5836

(2004.1.30)

寝屋川あいの会代表三和さん(1961年経済卒)

 11月8日付日経流通新聞の「人・話題」欄に、寝屋川あいの会代表三和清明(みわ・きよあき、 1961年経済卒)さんが紹介されている。三和さんは、元松下電器産業の社員。1998年定年退職後、 2001年NPO寝屋川あいの会を立ち上げ、代表に就任した。寝屋川あいの会は、子育て支援や商店街 と連携した地域通貨など、既に実績を積んできている。
 昨年8月、寝屋川あいの会は大阪府から福祉関係のコミュニティービジネスに対する支援団体に 選ばれた。寝屋川あいの会では立ち上げ間もないコミュニティービジネスの事業相談を行っている。 その対象先はNPO中心に既に10団体に及ぶ。「商工会議所がするような一律の指導はしない。自分の 事業体験から得たことを助言するだけ」と三和さんは語る。

(2004.1.29)

震災乗り越え郷土史発掘

 1月16日の日経文化欄に、宝塚の旧家和田家の和田正宣氏による興味深い寄稿が掲載されている。
 和田家は先祖が代々庄屋をしていたため、土蔵には1633年以降の古文書が大量に保存されていた。 阪神大震災で土蔵が半壊したのを機に、専門家の力を借りて整理と読解を始めた。読み進むにつれ、 近世の役人や農民の息使いと世情が浮かんでくる。
 座敷北側の“上の便所”だけが新しく粗末な普請で、震災でつぶれてしまった。調査した黒田龍二 神戸大助教授(工)が“後から造ったもの”と指摘したが、その後古文書からそのことを裏付ける記述 が見つかる。即ち、和田家のある米谷村は大和小泉藩片桐領と上総飯野藩保科領が入り組んでいたた め、民情視察の巡検使が来る前に両藩の役人が下見に来た。飯野藩の役人は何も指摘しなかったが、 外様で幕府の機嫌に敏感な小泉藩の役人は「座敷前に是非是非雪隠貳つは入用」と言い置いたのだ った。
 このような古文書4200点は歴史研究者のボランテイア団体「歴史資料ネットワーク」(代表:奥村 弘神戸大助教授(文))が整理し目録も作成された。

(2004.1.28)

震災10年へのメッセージ、安全立国を求めて

 1月10日、防災についてのフォーラム「震災10年へのメッセージ、安全立国を求めて」が神戸で 開かれた。建築家の安藤忠雄氏の特別講演のあと、五百旗頭真教授(法)の司会で地震やテロなどが起 こったときに備え、危機管理、行政と市民、防災、コミュニテイーといった観点から、議論が展開さ れた(1月17日付朝日)。

(2004.1.27)

浦部教授(法)、「世界」誌上で地震被災者の安全保障を語る

 岩波書店発行の「世界」2003年12月号に「特集 巨大な地震に備えるとはどういうことか」が掲載 されていた。その中で、浦部法穂教授(法)・神戸大副学長が、インタビューの形式で憲法学者の立場か ら地震被災者の安全保障を語っている。
 これまで「安全保障」といえば憲法第9条の問題ばかりが議論されてきた。一人ひとりの個人を尊重す るという日本の憲法。この視点から「安全保障」の考え方を問い直そうというのが浦部教授の考え。 地震被災者に限らず、生活保護の問題にもテーマは広がる。
 なお、この特集では石橋克彦教授(都市安全センター)が、内橋克人氏(評論家)と対談、日本列島の 地震危険について語り合っている。

(2004.1.27)

大震災の日 NHKスペシャルのキャスターは住田アナ(1983年営卒)

 阪神淡路大震災(1995年)から10年目の1月17日。午後9時からNHK総合テレビでNHKスペシャル「 地域防災力が命を救う」(サブタイトル−阪神淡路大震災の教訓−)が放映された。同番組のキャスター を務めたのは住田功一アナウンサー(1983年営卒)。コメンテーターとして、神戸大都市安全研究センタ ー室崎益輝教授も登場する。
 大震災発生当時、家屋などの下敷きになった住民が、地域住民の相互協力により、11時間後に全員 救出された淡路島の北淡町を題材に、地域防災力、特に「人手」「道具」「情報」を柱とした住民主体 の自主防災組織の重要性が伝えられた。また、特に都市部では住民のつながりが希薄になっているだけ に、「企業」「学校」「病院」「自治体」が一体となった取組が、地域防災力の強化には不可欠である と、同番組は訴えている。

(2004.1.26)

「ウオルマートの時代」を書評、石井教授(営)

 1月11日付の日経紙読書欄に、石井淳蔵教授(営)によるロバート・スレーター著「ウオルマート の時代」(鬼澤忍訳)の書評が掲載されている。
 創業者サムウオルトンの時代は「変わることなく低価格(EDLP)」に代表される「顧客に尽くせば結果 はあとからついてくる」というシンプルな哲学のもとでの経営。次いで、サム以降の時期の「顧客に尽 くすことが全ての問題解決に繋がるわけではない」との認識のもとでの成功。このように、ウオルマー トは、その時々の問題を克服してきた。
 以上を紹介したあとで、石井教授は、「更なる国際化に当たって、ドイツや日本でも成功できるか。 興味あるポイントだ」と結んでいる。

(2004.1.23)

坂本神戸芸工大名誉教授(1949年神戸工専卒)が住吉を語る

 神戸のタウン誌「神戸っ子」2003年12月号巻頭で「阪神モダニズムの源流」を特集。4人の文化人 が、それぞれの立場から阪神モダニズムを語っている。1番バッターは坂本勝比古神戸芸工大名誉教授。 坂本さんは、工学部の前身旧制神戸工業専門学校を1949年卒業、異人館の研究者で、「明治の異人館」 (1965年・朝日新聞社)等多数の著書がある。
 坂本さんは、住吉(東灘区)界隈を紹介している。1874年(明治7年)、大阪神戸間に初めて蒸気機関車 が通る。これまで一日ががりだった大阪・神戸が70分で結ばれた。旧住吉村にいち早く鉄道の駅舎がで き、この馳の発展につながる。風光明媚、六甲のおいしい水、交通の便の良さ。これらが多数の実業家、 文化人を惹きつけ、住吉は高級住宅地として発展していった理由だ。この記事には、今も残る旧村山 竜平宅の堅固な石塀(弓弦羽神社東側)の前に立つ坂本名誉教授の写真が挿入されている。
 坂本名誉教授に次いで御影の世良臣絵・世良美術館長、中野亨・白鶴美術館長、岡本真穂さん(作家) が、それぞれ阪神間各地の魅力を語っている。

(2004.1.23)

第2の人生で実学を伝授する水野さん(1961年経卒)

 企業や官庁のマネジメント経験者の再就職を支援する組織「ディレクトフォース」。2002年に施行 された中間法人法に基づく中間法人として、2002年9月に発足した。会員数は160人に上り、既に十数人が 企業に再就職している。
 「ディレクトフォース」の代表理事を務めるのが、元丸紅副社長の水野勝さん(1961年経卒)。再就職 支援の他、企業向けコンサルティング事業も軌道に乗りつつある中、大学への人材派遣事業に水野さんは 手応えを感じている。
 多くの大学がカリキュラムに実学を取り入れようとしている昨今、ビジネスの実践を積んだ人材が重宝 がられているという。拓殖大学で行われた会員による模擬役員会など、実業経験に根ざしたカリキュラム を提供しようと、会員同士が集まって知恵を絞っている(日経ビジネス11月17日号)。

(2004.1.22)

震災、学生荘が燃えた

 1月5日の朝日新聞は“街は語る”とのテーマで95年1月17日の阪神大震災の際、震災と火災にあっ た六甲道駅北地区の“西尾荘”で犠牲者となった3人の神戸大生について、1ページ全部をさいて、特集 している。
 3人とも北棟1階の住人。坂本竜一さん(当時工3年)、中村公治さん(経営3年)、鈴木伸弘さん(工3年)の 3人である。坂本さんは柱にはさまれ、土壁がかぶさっていた。他の学生住人が必死に救出しようとした が、膝が抜けない。そのうち火が迫ってくる。
 坂本さんの最後の言葉は「もういいから、逃げてくれ」だったという。中村さんは「助かるんかなあ」 と最後につぶやいたと言う。このような言葉が当時彼らを助けようとしたが、迫り来る火のために、救出 を断念せざるを得なかった同僚学生だった人達の脳裏に今も焼きついて離れないという。
 なお、この記事は連載企画「街は語る」のうちのひとつ。1月9日付同シリーズでは、寺林素乃さん(2003 年・発達卒)が、クローズアップされていた。寺田さんは、神戸市灘区六甲道付近の「お地蔵さんの分布 状況」を調査し、卒業論文の都市論のテーマとした。

(2004.1.21)

榊原教授(営)他著「現代の財務管理」

 榊原茂樹教授(営)、菊池誠一教授(流通科学大)、新井富雄理事(野村マネジメント・スクール)共著 の「現代の財務管理」(有斐閣、定価2100円+税)が昨秋刊行された。
 資本調達、資本投資など発展著しい「現代企業の財務管理」の解説書。目次にはオプション、エクイ ティ・ファイナンス、M&A、キャッシュフロー等多種多様なキーワードが並ぶ。1月5日付「政府刊行物 新聞」にも紹介記事が掲載されていた。

(2004.1.20)

エルドリッヂ阪大助教授(法・院博修了)の労作「沖縄問題の起源」

 R.D.エルドリッヂ大阪大助教授(法・院博修了)の労作「沖縄問題の起源」(名古屋大学出版会)が、 話題を呼んでいる。
 エルドリッヂさんは、米国ニュージャージー州出身。1990年来日、1994年から神戸大法学研究科で学び 五百旗頭真教授のもとで博士号を取得した。“沖縄と日米関係”をテーマにして出来上がったのが 「沖 縄問題の起源」 。アジア・太平洋賞特別賞、サントリー学芸賞をダブル受賞した。
 以上は2003年12月13日付朝日新聞(夕刊)、2003年12月24日付神戸新聞からの抄録。

(2004.1.20)

南極上空で未知の天体探し、日米共同の実験に神戸大も参加

 普通の物質を構成する粒子とは全く違う粒子で出来た反銀河や銀河系を取り囲むミニブラックホール などの未知の天体の存在の証拠を突き止める。この目的のため、気球を南極上空に浮かべて飛来する粒子 を捕らえようという日米共同の実験がスタートすることになった。チームは神戸大の他、東大、宇宙航空 研究開発機構、NASAなど日米6機関(1月11付日経)。

(2004.1.19)

肝臓の糖合成反応調節の仕組みを解明、春日雅人教授(医)の研究チーム

 神戸大医学系研究科の春日雅人教授らの研究チームが、肝臓が糖を合成する反応を調整する仕組みを 動物実験で突き止めた。糖尿病薬の開発に繋がる可能性がある。米医学誌ネイチャーメデイシンのオンラ イン版に12日に掲載される(1月12日付日経)。

(2004.1.16)

三井・住友・三菱の幕末維新、神木名誉教授(経)の寄稿

 PHP発行の月刊誌「歴史街道」(2004年1月)に、神木哲男名誉教授(経)が、「損して得とる戦略・戦術 − 三井・住友・三菱の幕末維新−」というタイトルの評論を寄稿。難局を打開した3人の男たち、三野村利左 衛門、広瀬宰平、岩崎弥之助の行動を追う。
 神木名誉教授(日本経済史)は、神戸大では(経)部長、副学長を歴任、現在は奈良県立大学学長。「歴史 街道」の常連執筆者である。

(2004.1.16)

売れ行き好調の「謎とき本能寺の変」

 講談社現代新書の「謎とき本能寺の変」 が話題を呼んでいる。1月9日付週刊読書人では、「売れ行き 好調の1冊」というコラムで取り上げられていた。この本では、本能寺の変を武力政変としている。本能寺の 変は「守旧勢力が改革勢力に反発して起きた一大クーデター」と著者の三重大学(教)藤田達生教授は語る。 藤田教授によると、このクーデターの黒幕は足利将軍・義昭・・・。
 詳しくは、読んでからのお楽しみ。この本は昨年秋の出版。書店の店頭で容易に見つけることができる。 定価は700円+税。著者は、1987年神戸大学大学院博士課程修了、学術博士。

(2004.1.15)

松本哉著「幸田露伴と明治の東京」

 松本哉(まつもと・はじめ)さんの新著「幸田露伴と明治の東京」が、PHP新書の一冊として刊行された。 「五重の塔」等の作品で知られる明治の文豪幸田露伴の生涯と作品を描く。松本さん自身の手による細密な イラスト、古本へのこだわり、地域・風土への愛惜等これまでの著作のスタイルを踏襲。極めて個性溢れる 本である。
 松本哉さんは、1942年・理卒。大学では物理学を学び、河出書房新社などで編集者生活を送り、1985年に 独立、現在は作家・風景画家という異色の経歴。「荷風極楽」(朝日文庫)、「寺田寅彦は忘れた頃にやって 来る」(集英社新書)等多数の著書がある。

(2004.1.14)

石橋教授「大地動乱の時代」(岩波新書)

 昨年12月、石橋克彦教授(都市安全研究センター)の著書「大地動乱の時代」(岩波新書)が、アンコール 復刊された。この本の初版は、阪神・淡路大震災が発生する前年の1994年8月された。地震災害に対する備え の必要なことを訴えていた。

(2004.1.13)

宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)が、銀行の国債保有増に伴うリスク増を警告

 昨年12月26付日の日経紙「経済教室−金融政策の課題」に、宮尾龍蔵教授(経済経営研究所)が寄稿、銀行 の国債保有増に伴うリスクについて述べている。以下は要旨。
 日銀の量的緩和政策は国債の買いオペを通じて銀行に資金供給する。これに伴い、銀行の国債保有は増加し、 総資産にしめる国債の比率は1999年ごろから上昇し、直近では12%を超える水準になっている。このような状況 下で、実体経済の回復により長期金利が上昇した場合、国債が値下がりしても、他の資産運用からの収益増が 期待できれば、金融システムの安定性は損なわれない。しかし、たとえ良い意味で金利が上昇したとしても、 それが財政破綻の不安による悪い意味の金利上昇と混同され、市場が過剰反応を起こすことが懸念される。 これからの金融政策は、この点を十分考慮する必要がある。

(2004.1.13)

「蛍雪時代」1月号の表紙は神戸大

 戦前からの長い歴史をもつのが、旺文社発行の受験雑誌「蛍雪時代」。本年1月号の表紙を、神戸大学の キャンパスの写真が飾っている。表紙には、六甲台本館、図書館、百年記念館、学生食堂等7枚の写真が配置 されている。
 ノノヴァ・ヴェラ・アセノヴァさん、岡内陽子さん、川本智史さんと法学部の男女学生3人がモデルとして 登場している。写真が小さいのが、チョット残念。

(2004.1.09)

2004年のノーベル賞、西塚前学長か?

 週刊ダイヤモンド新春号は「2004年総予測」の特集をしている。その中で、科学技術ジャーナリスト中野 不二男氏が「2004年ノーベル賞を日本人が受賞するか」を寄稿している。この予測によると、2004年のノーベル 賞は、医学生理学賞と物理学賞で、日本人のダブル受賞もありうるとしている。
 医学生理学分野では、西塚泰美前神戸大学長の研究「細胞内情報伝達機構の解明」の評価は非常に高く、いつ 受賞しても不思議ではないと中野氏は予測。また、イスラエルのウルフ賞を獲得した自然科学分野の受賞者の 30%が後にノーベル賞を受賞しているが、西塚名誉教授もウルフ賞受賞者であるとも述べている。

(2004.1.08)

神戸大卒の人気証券アナリスト2人

 12月11日付日経金融新聞のコラム“人気アナリスト会社診断”に、神戸大出身のアナリスト2人が登場した。 一人は大和総研の石曽根毅さんで、住友商事の分析を披露している。石曽根さんは1988年(農)卒、大和證券を経 て、大和證券経済研究所出向。ロンドン駐在などを経て、商社、メデイアを担当。アナリストとしては、商社部 門の3位。もう一人は野村證券の岡崎茂樹さん、三菱重工を分析。岡崎さんは1991年(営)卒。野村総研で重機、 産業機械を担当。造船プラント部門の5位。

(2004.1.07)

教員任期制による大学研究活性化は疑問、阿部教授(法)

 2003年12月22日付朝日新聞コラム“私の視点”に阿部泰隆教授(法)が寄稿、以下はその要旨。
 制定されて6年になる大学教員任期法は選択制のためこれまであまり活用されてこなかった。しかし、2004年 4月の国立大学法人化を控え導入の動きが強まっている。満足な研究、教育もせずに定年までとどまる教員の対策 は必要であろう。しかし、任期制はふさわしくない。学問を発展させる大学教員の任務は、同僚の学問とも対決 することによって可能になる。にもかかわらず、教員に任期を付し、再任審査をするのは同僚により構成される 教授会である。
 任期制は、結局は、多数派に属さない教員を追い出すことに使われやすいだろう。現に京大再生医科学研究所 でそのようなことが起こっている。大学教授には身分保障を与えるのが世界の常識であり、少なくとも、再任を 拒否される教授には事前の聴聞と司法審査の機会が与えられるべきだ。人事流動化のためには、任期制よりも他 大学出身者の割合を高めるよう各大学に目標値を設定させる方が効果的。怠慢な教員に対しては学生による評価 や研究評価を行い、優秀な教員には欧米のようにスカウトマネー付きで誘致合戦が出来るようにするほうが、 教育研究の活性化に繋がるだろう。

(2004.1.06)

業績好調、JFE宮崎副社長(1965年、経卒)

 12月12日付の日経金融新聞に、日本鋼管と川崎製鉄が統合したJFEの宮崎徹夫副社長が登場、インタビュー に答えている。
 JFEの業績は絶好調。2004年の連結経常利益は2,100億円に拡大し、増配も検討中だ。

(2004.1.05)


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