|
活躍するOB 神戸大学トピックス バックナンバー
vol.8 (2000.10〜2000.12)
|
国画会会員でサントリー取締役宣伝部長等をつとめた山崎隆夫さん(1905ー1991)の作品展が、2001年1月20日から2月25日まで、神奈川県の茅ヶ崎美術館で開催される(月曜と2月13・14休館)。
山崎隆夫さんは1930年に神戸大学の前身神戸高商を卒業。在学中から小出楢重のもとで洋画を勉強、三和銀行就職後も絵を描き続け、同銀行芦屋支店長等を経てサントリーに移る。佐治敬三氏の著書「へんこつ、なんこつ」(2000日本経済新聞社)には、三和銀行から山崎隆夫さんをスカウトした時のエピソードがでている。画家にして宣伝部長の山崎さんのもとで、開高健、山口瞳、柳原良平等は大活躍。「サントリー文化人」というコトバも生まれた。晩年の山崎さんは少年の頃から夢であった画業に専念、富士山を好んで描いた。
経済と文化、この2分野で活躍した「異能の人」であった。
(2000.12.31)
神戸大、神戸商船大(原潔学長)の両大学は、 統合に向けての検討を進める。
神戸大は、十二月二十一日の評議会で満場一致で了承、 神戸商船大も同日行われた教授会で、賛成多数で了承された。 ただ具体的な統合の時期などについては 「まだ決まっていない」としている。
詳細は、神戸大ニュースネット委員会ホームページhttp://www.std.kobe-u.ac.jp/newsnet/参照。
(2000.12.30)
2000年12月21日の産経新聞のコラム「アピール」欄に名古屋大学経済学部 家森信善助教授が「地域預金者にも金融ビッグバンの成果を」と題する一文を寄せている。(農協・信金しか預金先がない)地域の小口預金者にも金融ビッグバンの成果を享受できるようになっているのかという問題提起。全国のATMの提携を完全実現することを期待している。
家森信善さん(37歳)は、神戸大学経済学部大学院(1988年前期)の出身。
(2000.12.29)
2000・秋、京都・かもがわ出版発行の「河上肇−21世紀に生きる思想−」の紹介記事が「出版ニュース」2001.1(上・中)に掲載されている。1999年は、マルクス主義の日本への紹介者である河上肇生誕120年に当たった。当時、開催された記念行事の講演を集めたのが本書。
一海知義神戸大学名誉教授以外の共著者は、加藤周一、井上ひさし、杉原四郎の各氏。定価は1800円。
(2000.12.28)
国際関係論を専門とする神戸大学の吉川元(きっかわげん)教授が日朝国交について述べている。欧州では、国際平和とは国家間の平和のみならず、民主主義の実現、人権の尊重、マイノリテイの安全まで含む市民の平和でなければならないとの見方が有力になってきている。一方北朝鮮との国交をめぐるわが国の世論は二分されている。後手に回った日中国交正常化の二の舞を懸念してバスに乗り遅れてはならないという世論と拉致疑惑やミサイル脅威を盾に国交樹立に反対する世論がある。本当に必要なことは、平和観を転換すること、そして日朝国交樹立を皮切りに北東アジアの平和と国際政治の変革に向けて日本独自のイニシアテイブを発揮することだと述べている。(12月23日朝日新聞朝刊)
(2000.12.27)
2001年のアメリカンフットボールの日本一を決める第18回日本選手権ライスボウルが1月3日、東京ドームで開かれる.今回は初出場のアサヒ飲料と3年ぶり2回目の出場となる法政大学の顔合わせになる。アサヒ飲料のテイームにはRB中島友哉、K橋本紀郎の二人の神戸大出身者がメンバーに入っている。
(2000.12.25)
労働組合や市民らでつくる「阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議」等が、阪神大震災から丸6年の来年1月17日、神戸市中央区の市勤労会館で「被災地『サミット』in神戸」を開く。阪神大震災、北海道・有珠山噴火、三宅島噴火、東海豪雨、鳥取県西部地震の被災者が集まり、各被災地の現状や課題を報告。さらに、防災や公的支援のあり方などについて、専門家らと考える。
サミットは午後1時から開始、同会議代表委員の菊本義治・神戸商大教授(理論経済)、室崎益輝・神戸大教授(都市防災)、石崎克彦・神戸大教授(地震学)が専門家の立場で討議する。
参加は資料代として500円が必要。問合せ先は同会議(078-371-4560)。以上は2000年12月13日付毎日新聞(大阪)から。尚、菊本神戸商大教授は神戸大学経済学部及び大学院の出身。
(2000.12.24)
株式会社トーハン発行のPR誌「新刊ニュース」2001.1にアンケート特集「2000年印象に残った本」が、掲載されている。作家井上祐美子さんが選んだのは、金庸著岡崎由美訳「神鵬剣侠」(徳間書店)、永積洋子「平戸オランダ商館日記」(講談社)、矢沢俊彦「イエズス会士中国書簡集」(平凡社)の3冊。
井上祐美子さんは、神戸大学教育学部卒、2001年1月25日に中公文庫の1冊として「桃花源奇譚」が発行されることになっている。
(2000.12.21)
12月18日付産経新聞「正論」欄に神戸大学法学部の五百旗頭真教授が登場。アメリカ大統領選挙、新大統領ブッシュ政権下の日米関係を論ずる。
(2000.12.20)
元NHKアナウンサーで、多くのアナウンサーを関西で育てた生田博巳さん(本名・登=1953年・文卒)が、癌のため12月16日午後2時22分、大阪市内の病院で死去。71歳。神戸大卒で最初のNHKアナ。アナウンサー養成教室の草分けでもあった。
57年(昭和32年)からは、アナウンサー養成の「生田教室」を主宰。これまでに、朝日放送の乾浩明、毎日放送の角淳一、NHKの佐藤誠、関西テレビの山本浩之、読売テレビの小城敏アナら600人を超えるアナウンサーを育てた。フリーアナの坂上みきさん、タレントの久本雅美さんも在籍した。
生田さんは経済学部に入学後、学部を移り、1953年(昭和28年)に神戸大文学部(社会学)卒業。NHKにアナウンサーとして入局。大阪放送局でスポーツ放送などを担当。58年(昭和33年)、読売テレビの開局と同時に移籍。64年(39年)からフリーに。
新制神戸大の文理学部で社会学を学んだ生田さんは、「そうそうたる学者をそろえてスタートした文理学部にどうしても移りたくて転部願いを出した」といい、食糧難の時代で「学食で教授に学生達がお弁当を少しずつわけてあげたこともあった」と学生時代の思い出を語っていた。
(2000.12.20)
神戸市機械金属工業会の医療用機器開発研究会は、神戸大学と連携して鋼製小物と呼ばれる非磁性(磁気を帯びない)のメスや鉗子(かんし)などの研究開発に乗り出す。
患部の映像を確認しながら手術ができるオーゾン型磁気共鳴画像装置(MRI)と併用する器具で、現在は欧州からの輸入品が主流。今後は、低価格の国産品が実現すれば顧客ニーズへの素早い対応が期待できる。
オープン型MRIは映像を見ながら治療行為をするため、磁気映像の邪魔にならない非磁性の器具が必要となる。国内利用は数台のみだが、2001年2月に開業する先端医療センターが導入を決めるなど、医療の高度化に伴い需要の拡大が見込めると判断した。 以上は12月8日付日経紙から。
(2000.12.19)
神戸大学名誉教授西川知一さんが12月12日亡くなった。77歳だった。西川名誉教授は、神戸大学法学部退官後姫路獨協大学教授となり、1991年から4年間同大学の学長をつとめた。専攻は政治学。
(2000.12.19)
11月11日亡くなった山口一郎神戸大学名誉教授(文学部)の追悼文が、読売新聞に続き12月11日の朝日新聞夕刊にも掲載された。「孫文選集」全三巻を監修・翻訳、自身が呼びかけ人となった孫文研究会には、人柄を慕って多くの研究者が集まった・・・。この追悼文を書いたのは、朝日新聞企画報道室 五孝隆実さん。五孝さんは、神戸大学応援団の第五代目の団長。文学部1966年の卒業生で、在学中山口教授の謦咳に接している。
(2000.12.18)
東京経済大学教授、学長をつとめた渡邉輝雄さん(1913−1998)の著作集が日本経済評論社から発行された。全3巻、定価各6000円。この著作集はフランスの経済学者ケネー等の研究の集大成の書である。渡邉輝雄さんは、神戸大学の前身神戸商業大学の1937年の卒業。著書に「創設者の経済学」などがある。
(2000.12.17)
経営再建中のダイエー副社長に、元同社取締役で熊本の地場スーパー、ニコニコ堂社長平山敞さんが就任することになった(12月12日各紙)。平山敞さんは1965年神戸大学農学部卒、ダイエーに入社した。今年の6月、ニコニコ堂の社長になったばかりだった。
(2000.12.16)
今年6月、南後浩さん(なんごひろし・1962・昭和37年経営学部卒)が、テニスの関東選手権60歳以上ダブルスで優勝した。選抜16組が争う大会で、出場者には元デビス杯選手が3人、元デ杯候補が3人というなかで大健闘。9月の全日本選手権では2回戦で第1シードに敗れたものの、「現役時代は単なる新人戦プレイヤーだったので、(テニス部時代の)先輩・後輩が一番驚いています」と南後さん。
南後さんはKUC37会(東京)に参加している。同会は姫路寮の同期生が「白凌十日会」として発足させて以来、自然発生的に首都圏在住の1962年卒業の全学部生が参加している。名簿も比較的整っていて、東京での集いには教育学部、文学部の女性会員の姿も。参加希望者は南後浩さん電話03-3300-0967またはnango@po.mmm.ne.jpまで。
(2000.12.15)
国の特別天然記念物である阿寒湖のマリモ保護のため、1961年に建設された「マリモ打ち上げ防止堤」をめぐり、老朽化した防止堤を撤去して湖岸を自然の状態に戻すのか、改修して大型マリモが生息する現状を維持するのかで、地元の釧路管内阿寒町で論議が起きている。選択を迫られた町は、専門家によるマリモ打ち上げ防止堤改修検討委員会(委員長・角野康郎・神戸大大学院自然科学研究科教授)を12月7日に発足させ、住民懇談会を開催する。 防止堤はチューブ状の鉄板製。マリモが波や渇水で岸に打ち上げられるのを防ぐため、阿寒湖に残る二つの生息地の一つ、チュウルイ湾岸に長さ約三百メートルにわたって建設した。長年の波の影響などで破損が進み、現在は百メートルほどしか残っていない。(12月2日付北海道新聞から)
(2000.12.15)
郵政省の「郵便のユニバーサルサービスの在り方に関する調査研究会」は11月4日、郵便局が独占している手紙やはがきといった信書の配達について、部分的ながら初めて民間参入を認めることなどを柱とした報告書を発表した。
ただ報告書は、全国どこでも同じサービスを維持するためには、郵政事業に「一定の独占を採用」し、財政的な安定を確保することが適切だと指摘。民間参入の条件は「公社財政の健全性を考慮した水準」と、あくまで限定的な開放にとどめるべきだとした。
信書配達をめぐっては、公正取引委員会の研究会が2006年にも完全自由化すべきだとの報告書を発表。民間宅配業者の間にも全面開放を求める声が根強く、部分開放にとどめようとする今回の郵政省の報告書に対して反発が出てきそうだ。この報告書を発表した研究会の座長は、佐々木弘・神戸大学大学院教授(経営)。
(2000.12.14)
俵正一法律事務所長で弁護士の俵正一さんが、古希記念に歌集を発行した。書名は「時は斯く」(2000年11月・法友社)、旅や日常生活を詠じた短歌が収録されている。巻頭のグラビアページの写真も俵さんが写したもの。「トランプのクイン一枚落ちいたり潰えし家の土くれの上」といった阪神大震災を詠んだ歌もある。なお、法友社の電話番号は、06−6323−6717。
俵さんは、神戸大学経済学部を卒業後、法学部大学院を修了(1957年)、文部省勤務を経て1963年に弁護士に(大阪弁護士会)。「私学経営の法律知識」等著書が多数ある。この間、京都大学大学院(教育学)講師、京都大学博士(教育学)の学位を取得。また、矢立(やたて)のコレクターで矢立を常設展示する俵美術館の理事長でもある。
(2000.12.14)
神戸大学理学部物理学科卒(1967)年の松本哉(まつもと・はじめ)さんは「風景作家」「絵本作家」の肩書きを持つ。既に三省堂から「永井荷風ひとり暮らし」を刊行する等永井荷風関連の著書を何冊も出版している。イラストも得意で、永井荷風が生きた時代の東京の鳥瞰図等が本の中に挿入されている。細密なイラストも見事なもの。読書の楽しみを更にふくらましてくれる。 雑誌「出版ニュース」2000.12中旬号の「書きたいテーマ、出したい本」のコラムに松本哉さんは画文集「東京図鑑」を作りたいと、夢を語っている。10月末まで、日本経済新聞の土曜夕刊に連載したコラムの「ぶらり東京探し」新著のがベースになるようだ。
(2000.12.13)
神戸大学経済経営研究所米花稔(べいか・みのる)名誉教授は、現在87歳。12月9日付産経新聞の「いまが盛り」欄に登場、映画・歌舞伎・ミュージカル等の芸能鑑賞の趣味を語る。
姫路市出身の米花さん、1936年に神戸商業大学(現神戸大学)を卒業後丸紅商店に勤務する。現丸紅の前身会社だ。ところが、恩師平井泰太郎教授に母校に呼び戻される。これが戦時中の1944年のこと。戦後神戸大学経済経営研究所教授となり、退官後は福山大学の教授に。1979年には兵庫県文化賞を受賞した。
専門は経営立地論、経営機械化論。企業立地を中心とする経営環境論のパイオニアだ。最近は隋想集を刊行。タイトルは、「歩いて視て想う」。
(2000.12.12)
11月に東洋経済新報社主催で行われた環境報告書セミナーにおいて神戸大学経営学研究科 国部克彦助教授が基調報告と総合司会を行っている。環境報告書は日本では3−4年前から、世界的には90年代初頭から作られるようになってきた。環境報告書はエコファンドや環境格付けなどの外部者及びCEO、事業部、従業員などの内部者の両者の評価に耐えるものとならなければならない。また、ただ単に環境対策を報告するだけでなく、財務経済性、環境有効性、環境効率性といった指標をベースとして見られるものでなければならない。また最近は環境報告書は企業が環境、経済、社会との調和のとれた発展を目指すと言う意味でサステイナビリテイ報告書という形に発展する動きが見られる。(12月9日週刊東洋経済)
(2000.12.11)
商工中金系のシンクタンク商工総合研究所発行の商工金融(2000.11)の第1ページ(巻頭言)に荒川祐吉名誉教授(経営)が登場している。以下はその抄録。経営の目的は「消費」であるという有名なアダム・スミスの命題がある。「消費者の行動は、究極に於て、経済の運行を最終的に規定する」というのはいうまでもないこと。しかし、20世紀の産業社会に於ては、この命題や又マーケティングにおける「消費者は王様」というスローガンにもかかわらず、実際は企業側からする一方的且強力な消費者操作志向が優越してきたことは否定できないであろう…。荒川名誉教授は1946年神戸大学の前身の神戸経済大学の卒業。神戸大学長もつとめた福田敬太郎教授のゼミの出身である。
(2000.12.11)
2000年10月24日付日本経済新聞(夕刊)に比嘉清松・松山大学長のインタビュー記事が掲載されていた。「中国の名門、上海復旦大学と、経済学部同士の交流協定を結んだ。学生、教員の相互派遣や交流のほか、アジア経済に関する共同研究を進める。外国人留学生を支援する国際センターも来年4月に設置する」
「地域の産業界は学生に対してこれまで以上に国際感覚を求めている。語学だけではなく、異文化体験も期待する。地方の私立大学は個性を打ち出さないと生き残れない。地域の国際化を追求すると共に、日本での教育を求める海外大学の要望にも配慮したのが今回の交流協定だ」
比嘉学長は神戸大学経済学部大学院の出身。2000年12月いっぱいで任期満了となる。21世紀に入ってからは青野勝広次期学長にバトンタッチする。青野経済学部教授も同じ神戸大学(大学院経済学研究科博士課程修了)の出身だ。
(2000.12.10)
神戸市機械金属工業会は、年内に神戸大学と先端医療器具の共同開発に着手する。会員に下請けが多い同工業会は神戸市の「神戸医療産業都市構想」をビジネスチャンスととらえ、医療機器開発を目指しており、具体的な初作業となる。 2001年2月にも特殊な手術器具を完成し、同構想の中核施設「先端医療センター」での実用化を目指している。開発するのは画像診断と同時に手術ができるオープン型磁気共鳴断層撮影装置用のメスやはさみなどの手術用具で、開発にはワーキンググループを編成する。メンバーは工業会会員で機械加工や鍛造などの関連企業2、3社と、神戸大工学部の森田善保教授、中井善一教授と神戸大大学院の柴坂敏郎助教授ら。
「早期に実績をつくり、今後の医療機器開発を促進させたい」(澤田佳昭事務局長)との狙いで、短期間での開発が可能な同器具に着目した。(11月28日付日刊工業新聞近畿圏版から)
(2000.12.9)
神戸大学農学部の青木健次教授ら研究グループは、合成化合物である2−アミノフェノールを分解し無機化する微生物のシュードモナスの遺伝子と酵素の特定に成功した。同時に新しい遺伝子と酵素を発見した。この特定によりシュードモナスによる分解機能が解明されたことになる。またシュードモナスで新しく発見した酵素は農薬の原料などへの応用が期待される。(日刊工業新聞12月5日)
(2000.12.8)
ソウル大やワシントン大で客員研究員を努め、国際人権法に詳しい神戸大学大学院国際協力研究科の戸塚悦朗助教授の提案をもとに、阪神大震災被災地から国際的レベルでの人権確立を訴えていこうと、県内の弁護士や学識経験者、労働・市民団体のメンバーなど70人が2日、”兵庫国際人権研究会”を結成した。代表には北山六郎元日弁連会長ら4人が就任。北山代表は”21世紀を前に、外国人も多い神戸で人権問題に熱心な人が集まったのは意義深い。”と挨拶。(12月3日毎日新聞地方版)
(2000.12.8)
神戸大の福田秀樹教授(生物化学工学)らの研究グループが廃食用油を使った燃料で、復興住宅と商店街を結ぶ”買いもん楽ちんバス”を走らせる試みが11月30日行われ成功した。飲食点などからの廃油とメタノールを酵素を触媒として反応させて製造する。燃費のガソリンなみで、再利用でき環境にもやさしいということで好評をえている。福田教授は”自動車メーカーとの研究なども進め本格的な実用化を目指したい”と語っている。(12月1日大阪読売新聞朝刊)
(2000.12.7)
10月1日、田井久恵さんは帝人の初代女性活躍推進室長に就任した。同社が女性活用を進めるために新設したポストで外部から公募、12人の候補者から選ばれた。関西の大学を卒業し、就職、1年で退職して米国に語学留学、その後は一貫して国内の外資系企業ではたらいてきた。92年から2年間、神戸大学の社会人大学院で人事・労務を学んだ。”20数年振りに、日本の伝統的な企業で働く事にはためらいもあったが、大学院で学んだ知識を生かせるのは魅力”と語っている。(日経12月4日夕刊)
(2000.12.6)
「一橋ビジネスレビュー」誌が2000年夏・秋合併号から新創刊、内容を一新した。発売元も千倉書房から東洋経済新報社に代わった。編集委員長は米倉誠一郎一橋大学教授。編集委員には17名の一橋大学教授のほか、10名の学外委員を置いている。国内では、神戸大学の金井壽宏、延岡健太郎両教授、や藤本隆宏東京大学教授等5名、海外では英米中韓国の教授5名が名を連ねている。
2000年夏・秋合併号には執筆者として加護野忠男教授(経営)が登場、論文は、「企業統治と競争力」。
(2000.12.5)
阪神大震災で被災した子供たちの心の傷をいやそうと、神戸大学馬術部は11月23日、神戸市灘区六甲台町の馬場を解放し、子供らと動物が触れ合うイベント「がんばれ神戸っ子」を開いた。
「アニマルテラピー」と呼ばれる動物介在療法で、震災遺児約30人と公募で集まった同市内の小学生30人が、乗馬体験などを楽しんだ。このイベントは1998年から毎年開催、今年で3回目になる。部員20人がサラブレッドやアラブ馬3頭を使い、鐙(あぶみ)への足のかけ方、手綱さばきなどを子供たちに丁寧に指導。最初は馬を怖がっていた子供たちも、馬の体をなでたり、えさを与えたりするうちに少しずつ慣れ、上手に乗れるようになった。ウサギやヤギ、子ブタなどに直接触れることができる移動動物園も設けられ、子供たちは動物の体をなでながら「毛触りが柔らかくて気持ちいい」など大喜びだった。
(11月24日付読売大阪版から)
(2000.12.3)
新世紀こそ「暴力」のない社会をーー。「第21回神戸市長杯 英語と日本語によるスピーチコンテスト」(神戸YMCAクロスカルチュラルセンター主催)が11月23日、神戸市中央区の神戸海洋博物館で開かれ、「21世紀に平和を築くためにー暴力とどう向き合うか」をテーマに、カナダ、インドなど9ヶ国の留学生ら計12人が弁論。家庭内暴力、人種差別、民族紛争、テロリズム。様々な「暴力」の現状と暴力排除へ向けた努力、命の尊さなどを訴えた。
国際交流が目的のコンテストで日本を含む19ヶ国と地域から86人が応募。テープ審査の予選を通過した16ー55歳の12人がこの日の決勝スピーチに臨んだ。スペインからの留学生で、神戸大学大学院で法学を専攻しているデビッド・ブランコさん(25)は「バスク祖国と自由」と題し、母国のテロリスト組織とそれに抗議する無言のデモ行進を街頭で続けている市民の様子を説明。「暴力に対して暴力で対抗するのではなく、”復しゅうの気持ち”を殺す平和的な抗議で立ち向かうべきだ。新世紀へ向けて国内だけでなく世界中で起きている問題を自分のこととして考えていきたい」と強調した。
(11月24日付読売新聞大阪版から)
(2000.12.2)
- 藤井茂名誉教授(経済)・・・2000.6.30死去 92歳
世界経済評論2000.10で、村上敦神戸大学名誉教授が4ページにわたり国際経済学、国際貿易論等の分野における藤井茂名誉教授の業績を回顧。神戸大学在職中のゼミ生は合計600名に近いという。村上敦神戸大学名誉教授は、そのゼミ生の一人。経済学部で藤井教授の講座を受け継いだ。「穏やかなお人柄」の恩師のプロフィールも語られている。
なお、世界経済評論2000.9には、小島清一橋大学名誉教授の手による藤井名誉教授の追悼文分が掲載されていた。- 山口一郎名誉教授(文)・・・2000.11.10死去 84歳
200.11.26付読売新聞に、孫文研究をはじめ中国研究の分野で足跡を残した山口名誉教授を偲んで、神戸学院大学中村哲夫教授の追悼インタビューが掲載されている。
中村哲夫教授にとって、山口名誉教授は神戸大学文学部の学生時代からの恩師。教え子や留学生と気さくに語り合い、教え子が異論を唱えると「ほう、そうかね」と耳を傾けたという。これを受けて竹内実 京都大学名誉教授の「若い後輩を大事にするのが山口名誉教授の業績」という言葉も紹介されていた。
(2000.12.1)
11月14日の糖尿病デーにWHO他主催で神戸で行われた健康日本21セミナーで馬場さんが講演している。糖尿病は典型的な生活習慣病で、予防には生活習慣の改善が一番だが、まだその認識が不充分でもっと普及させる必要があるとの趣旨。
馬場さんは神戸大名誉教授、WHO健康科学技術政策諮問委員、国際糖尿病連合名誉会長、兵庫県阪神シニアカレッジ学長。朝日新聞11月30日朝刊より。
(2000.11.30)
沖 幸子さんが”生活の中の紙たち”と題して紙ほどリサイクル可能で多機能の資源はないという趣旨のエッセイを寄稿している。21世紀には更に紙の高機能性が見直され有効活用されるだろうとの主張。
沖さんは神戸大卒業後、全日空、ライオンに勤務、83年から2年間西ドイツで生活マーケテイングを学び、87年ハウスクリーニングのサービス会社”フラオグルッペ”を設立し代表取締役に就任。中小企業政策審議会や生活環境審議会の委員を歴任。著書に”そうじのヒント”、”あなたもきっと人生出直せる”、”ドイツ流シンプル家事学”など。朝日新聞11月29日夕刊より。
(2000.11.29)
神戸大学の前身の神戸経済大学を1950年に卒業した豊原治郎さん。在学中は経済史の宮下孝吉教授のゼミ、県立神戸商科大学教授や同大学の学長をつとめ、現在は神戸商科大学名誉教授で流通科学大学教授の職にある。
専門は経済史、経営史、流通史。「アメリカ商品流通史論」(1991未来社)等の著書がある。最近は文学者会津八一に関する著書を次々と出版するなど経済学・文学双方の分野で活躍中。2000年11月、晃洋書房から「文学者会津八一」を出版、これが5冊目の会津八一関連の著書だ。
(2000.11.28)
筋肉が次第に萎縮する筋ジストロフィーの患者に、人工的に合成した遺伝子を送り 込んで症状を軽くする新たな治療法が、11月に神戸大学で実施することになった。
この治療法は、神戸大学医学部附属医学研究国際交流センターの松尾雅文教授の研究チームが開発、今年3月に学内の倫理委員会で承認された。
以上は10月18日朝7時NHKニュースの抄録。
(2000.11.25)
日本公認会計士協会(中地宏会長)が2000年度の公認会計士第2次試験の出身大学別合格者数をまとめた。合格者総数は838人と前年に比べ52人増えた。1位は慶応大学の132名。神戸大学は27名で9位だった。以上は10月19日付日本経済新聞の抄録。
◆公認会計士第2次試験出身大学別合格者◆ 順位 大学 合格者数 1位 慶應義塾大学 132名 2位 早稲田大学 90名 3位 中央大学 60名 4位 東京大学 50名 5位 同志社大学 37名 6位 一橋大学
明治大学35名 8位 京都大学 28名 9位 神戸大学 27名 10位 法政大学
関西学院大学23名
(2000.11.24)
以下は野口武彦(神戸大学文学部教授・評論家)と田中美代子(作家)の対談・「三島由紀夫の毒と純粋心情」からの抄録三島文学の読まれ方
田中:野口さんは大学で教えていらっしゃるのでお訊ねしますが、最近の若い人は三島由紀夫をどのように読んでいるでしょうか。没後30年が経ちますが。
野口:いま学生に三島を読ませるゼミをやっていますが、かなり熱心に読みます。共感もします。三島由紀夫という作家を同時代人として知っている人間に分かる独特のおもしろさ、よさ、共感というのがありますよね。そういうものは30年経てば当然無くなるわけです。だけど、今の学生達は結構おもしろがっている。どうしてだろうと考えると、要するに青春の問題を提起して読まれるのが、小説だったら太宰治であり、詩だったら中原中也だと思うんだけれど、三島もだんだんそういう作家になっていくんではないか、そんな気がします。
(2000.11.24)
医療を軸とした新しい産業を起こす「医療産業都市構想」を進めている神戸市は、産業化を目指す科学研究に与えられる国の事業費を得て、人間の細胞の修復能力を利用する再生医学の実用化に向けた研究に本格的に乗り出す。
神戸市は、「医療産業都市構想」に沿って、医療機器の開発などを行う「先端医療センター」と、人間の細胞の修復能力を利用する再生医学の基礎研究に携わる科学技術庁の「発生・分化・再生科学応用センター」の建設を、人工島のポートアイランドで現在進めている。
今回の研究事業は、再生医学の実用化を目指すもの。科学技術庁から「地域結集型共同研究事業」に選ばれ、5年間で18億円の研究委託費を受けることになった。
事業を進める神戸市の外郭団体「先端医療振興財団」は、京都大学や神戸大学、それに医療機関の研究者でつくる推進委員会を発足させ、具体的なテーマを決めて、研究を始めることにしている。
以上は10月2日付NHKニュースの抄録。
(2000.11.23)
21世紀の新しい医療の可能性と課題を探る「大阪大学未来医療公開シンポジウム」(大阪大学医学部、読売新聞大阪本社主催)が9月26日、大阪府豊中市のよみうり文化ホールで開かれた。
岸本忠三・同大学長が「日本から新しい医療の発信を」と題して講演。続いて「遺伝子解析、再生医学、ロボット手術で医療はどう変わるか」をテーマにパネル討論。中村祐輔・東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長、西川伸一・京都大学医学研究科教授、越智隆弘・大阪大学医学部長、丸山英二・神戸大学法学研究科教授が意見を交わした。参加者は約650人。
以上は9月27日付読売新聞(大阪版)から。
(2000.11.23)
「日経ビジネス」2000.11.20にウィスキー、ウーロン茶、缶チューハイ、ミネラルウォーター等の商品でシェアートップのサントリーについてのケーススタディーが掲載されている。その中に、鳥井信一郎社長のインタビューが3ページにわたり掲載されている。 サントリーというと、特色は美術・音楽など多岐にわたる文化事業。鳥井信一郎さんは、サントリーの文化事業について、次のように語る。「初代の鳥井信治郎の頃から「利益三分主義」といってきました。利益は社会と社員と会社の発展のために使う。・・・文化事業をすることによって社会に貢献するんだとね。」鳥井信一郎さんは、初代社長鳥井信治郎の孫にあたる。1963年神戸大学法学部卒。住友銀行を経て1967年にサントリー入社。父の鳥居吉太郎さん(故人)も神戸大学の前身の神戸高商の卒業生(1931年)。
(2000.11.22)
神戸大学文学部教授をつとめた山口一郎名誉教授が、11月11日中国福建省福州市のホテルで死去しているのが発見された(各紙)。84歳だった。病死と見られている。 山口一郎名誉教授の専門は中国近代思想史。神戸市垂水区にある孫中山記念館長をつとめていた。この記念館の別名は「移情閣」、中国革命の父・孫文(孫中山)ゆかりの建物として、広く知られている。今年の10月17日、来日した中国の朱首相が明石海峡大橋とともに孫中山記念館を視察している。
(2000.11.21)
神戸大学経済・経営・法学部の同窓会誌「凌霜」347号が発行された。以下はそのごく1部の抄録。
11月発行の「凌霜」347号およびバックナンバーは、東京凌霜クラブにあり、閲覧が可能。
- 硬式野球関東地区OB会
7月13日、東京凌霜クラブで。- 軟式野球OB会東京総会
7月28日、東京凌霜クラブで。- 留学生日本語作文コンクール最優秀作品に金貞子さん(医学系・博士課程)
金貞子さんの作品は、アルバイト体験を語った「ものは試し」。このコンクールは大阪凌霜クラブが募集したもの。全応募者を招待して8月3日に大阪凌霜クラブでビア・パーティーが開かれた。- 神戸KUC「ビールパーティーとハワイアンの夕べ」
9月7日、ハーバーランドで。演奏は医学部OBのバンド。- 第7回児童文化研究会OB会
9月10日、神戸大学・滝川記念学術交流会館で。児童文化研究会は80年以上の歴史が有るという。
(2000.11.20)
「週刊ダイヤモンド」誌に交互に連載されている「経済の法則」「経営の原理」のうち「経営の原理」の筆者が加護野忠男(神戸大学・経営)教授から、小川進(同)助教授に交代した。小川進助教授の第1回目は、2000.11.18号で、テーマは「情報の粘着性」。
小川進助教授は、1964年の生まれ。1989年神戸大学経営学部大学院前期修了、1998年米MITから経営学博士。本年8月に千倉書房から刊行の「イノベーションの発生原理」が話題を呼んだ。同書は巻末には付録として膨大なインタビュー・リストが付いている。セブンイレブンジャパン、NEC、ロッテ、グリコ、デンソー等の多数の役職員へのインタビューを重ね、その成果をもとに本書は出来あがったことが分かる。
「経済の法則」、「経営の原理」は、「週刊ダイヤモンド」誌の毎号、交互に掲載されている。「経済の法則」の方は西村和雄(京都大学・経済)教授が執筆。
(2000.11.16)
昨年9月、横浜市の「港の見える丘公園」にひとつの石碑が建てられた。これは、「が」と「は」の1字違いではあるが、歌謡曲「港が見える丘」にちなんで建てられたもの。「港が見える丘」の作詞・作曲者東辰三の長男である山上路夫さんも発起人の一人。ちなみに、山上路夫さんは「瀬戸の花嫁」「悲しみの終わるとき」等の作品で知られている作詞家である。
ところで「港が見える丘」の作詞・作曲の東辰三さんの本名は山上松蔵。日本ビクターの音楽部長をつとめた。東京の出身であるが、1923年神戸高商(現神戸大学)の卒業生で、卒業後は一時神戸の商社に勤務した。歌謡曲「港が見える丘」は、山上松蔵が青春期を送った神戸時代を歌った歌として、「歌の舞台は神戸である」という説もある。この問題については、現在のところ、山上路夫さんの言葉「父が亡くなったのは私が少年のときで、詳しく知らないが、おそらく神戸を土台にいろん港のイメージをだぶらせて作ったと思います」というのが結論のようである。したがって、横浜に石碑はできたが、「神戸説」も健在ということになる。
以上は昨年9月24日朝日新聞(神奈川版)を中心に、とりまとめたもの。
(2000.11.15)
小林朴さん(78歳)は、元警察庁刑事局長。その後、1988年から約10年長谷工コーポレーションに勤務。当時、社内で「有事対策会議」という私的な勉強会を開いていた・・。また、危機管理についての勉強会の講師も勤めていた。テーマは、旧ソ連崩壊、建設業界の談合摘発等様々。
以上は、「日経ビジネス」2000.11.13に掲載された「天下り警察OB・・」から拾った話題。小林朴さんは、警察から民間企業に移ってからも活躍している警察OBとして紹介されている。現在の小林朴さんはクボタ社外監査役。神戸経済大学(神戸大学の前身)1946年の卒業生の小林さん、東京凌霜クラブでときどきお見かけする。
(2000.11.14)
工作機械部品メーカーの豊精工(大阪府大東市)は、神戸大学と共同開発した新型ツーリングをインターネットで販売を始めた。新製品の動向に敏感な機械メーカーの若手エンジニアなどを対象にする。豊精工は、従業員30人の町工場。営業力の不足をインターネットで補う。ツーリングとは切削工具の工作機械への装着に使用する部品。(10月25日付日経産業新聞からの抄録)
(2000.11.12)
11月9日の神戸大学学長選挙で、決戦再投票の結果、野上智行(発達)419票、片岡邦夫(工)361票で野上教授が選ばれた。
野上智行教授は、1946年生まれ。広島大学教育学部大学院博士課程単位取得、教育学博士。1998年神戸大学発達科学部学部長に就任。専攻は、科学教育論。
(2000.11.10)
日本経済研究センター発行の「日本経済研究センター」2000.10.1に、「EU産業の国際競争力と産業政策」が掲載されている。その中で、「情報化を勧めるEUは日本の脅威に」と指摘。
日本貿易振興会発行の「ジェトロセンサー」2000.11に、「欧州産業の競争力と欧州経済の行方」が掲載されている。「通貨統合と規制緩和で、EUの競争力は向上している」と指摘。
久保教授は、1973年神戸大学経済学部卒、丸紅入社。欧州委員会出向等を経て、昨年4月から母校の教授に就任。
(2000.11.9)
阪神大震災などの反省をもとに、都市型の震災について都市構造の改善、住民への防災意識の啓発など様々な視点から議論する横浜都市震災シンポジウムが開催される。
▽11月28日(火)午後1時から、
新都市ホール(横浜新都市ビル 横浜そごう9階)
▽第1部
基調講演「都市震災への備えーー地震に強い都市・横浜をつくる」
高秀秀信(横浜市長)
▽第2部 パネルディスカッション「震災と都市防災を考える」
室崎益輝(神戸大学教授)、小川和久(危機管理総合研究所所長)、岸田比呂志(横浜市都市計画部長)の各氏、コーディネーター草野満代氏(フリーアナウンサー)
▽問い合せ先 03・5550・0747
主催=朝日新聞社 後援=横浜市
以上は10月31日付朝日新聞・社告の抄録。
(2000.11.8)
「徹底予測2001ー90分で読む日本経済ー」が東洋経済新報社から刊行された。本書は毎年シリーズとして出されているもの。景気、雇用、株価など基本指標から海外経済、企業経営、産業・社会動向まで、ビジネスマン必須の情報を漏れなく収録している。「各種予測本の中でも最もコンパクトで便利な一冊」というのがキャッチフレーズ。
監修の山家悠紀夫(やんべ・ゆきお)さんは1964年経済学部卒。9月の東京凌霜クラブ・特別火曜会の講師をつとめた。現在第一勧銀総研専務理事。
(2000.11.2)
歴史資料ネット(代表 奥村弘神戸大文学部助教授)が古文書の被害調査阪神大震災の被災地で歴史資料の保全活動を続けてきた歴史資料ネットワーク(代表、奥村弘・神戸大助教授)が10月22日、県西部地震で震度6強を記録した日野町などを訪れ、旧家に眠る古文書や建造物の被害調査をした。震災では、発生から約1か月後に活動を始めたため、住民が処分したり、古道具店に売ったりしたケースがあった。今回は8日から調査の準備に入っている。同ネットワークは現地で入念に調査し、保全を進める方針である。
ネットワークには関西を中心に大学や博物館、図書館などに勤める約300人が加盟している。震災を機に、歴史資料の損失防止や修復、被災地の住民による資料保存の支援などを進めてきた。今回はメンバー20人が参加。3グループに分かれて日野町や境港市、島根県伯太町などを調べる。
その中で、奥村助教授ら4人のグループは、18世紀末から、たたら製鉄で繁栄した日野町根雨の旧家「近藤家」を訪れた。地震で外壁がはがれ、シートがかけられた内倉には7ー8000点の古文書が保存されており、奥村助教授は資料を手にとりながら管理する近藤登志夫さん(40)に「今のところ被害はないが、湿気で古文書が傷む可能性がある。修理するのにわからない点があれば連絡を」と指摘した。
ネットワークは今後、さらに被災地を訪れて調査。歴史資料の保全に向けた具体的な活動を考えていくほか、個人や地域社会による保存を呼びかけていく。以上は10月23日読売新聞(大阪)の抄録。
(2000.11.1)
1981年から98年までに発表された世界の科学論文7万本の中から引用回数の多い論文の著者を調べた結果が、ISIトムソン・サイエンティフィック社(米)により公表された。日本人で最も論文数が多かったのは、既報のとおり大阪大学の岸本忠三学長(免疫学)であった。一方、最も引用回数の多かったのは西塚泰美神戸大学長(生化学)の32358回。次いで、岸本学長の24335回、真崎和生 筑波大学名誉教授(薬学)の15549回となっている。
以上は2000年10月24日付東京新聞(夕刊)からの抄録。
(2000.10.25)
「KUC大阪凌霜クラブ」(大阪・北区)でも、ホームページを十一月一日に開設する。アドレスはhttp://www.kuc-ryoso.com/の予定。
運営にあたるのは、大阪凌霜クラブWEB運営委員会。メンバーは昭和三十年代の卒業生から、現役の学部生、院生も加わり、工学部、経営学部、国際文化学部、法学部、経済学部など幅広い。同運営委員会は一九九八年十二月に発足。一年十か月の準備をへて正式にサイトをスタートさせた。「KUC大阪凌霜クラブ」は、神戸大の卒業生が利用できるスペースで、大阪市北区梅田一丁目の大阪駅第一ビル十一階という便利な位置にある。同様のKUC(コウベ・ユニバーシィティー・クラブ)は、神戸と東京にある。
東京KUCは九八年二月にサイト(本部=神戸 http://plaza28.mbn.or.jp/~kuc/tokyokuc/)をオープンさせており、医学部医学科の同窓会の社団法人「神緑会」(本部=神戸 http://www.shinryokukai.com/)は今年六月下旬にサイトを開設。経済・経営・法学部の同窓会である社団法人「凌霜会」(本部=神戸)も、十一月にサイトを立ち上げる予定。
(2000.10.20)
一流企業145社への詳細な調査を通して見えた、情報化成功の「道行き」を、神戸大学大学院経営学研究科の田村正紀教授が探る。LANの整備に関し「ほぼ整備は終わった」、「すでに完全に動いている」と答えた企業が49%。だが、営業マンのモバイル化はわずか9.8%……。これは業界シェア上位を占め、情報化でも先攻している一流企業を中心に調査した結果である。日本企業の平均値、推して知るべし。経営者はつぶやく。「情報化投資は砂漠に水をまくようなもの。いつまで経っても効果がでない。」その徒労感を解消する決定策は。(「プレジデント」2000年10月30日号の記事から)
(2000.10.19)
10月16日から21日まで、東京・築地の聖路加国際病院一階の聖路加画廊で、小出晋一郎さん(1957年・経営卒)の油彩の個展が開かれている。アメリカ・グランドキャニオンの風景など、北米を描いた作品がが10点、奈良をモチーフにした作品が5点のいずれも油絵で計15点が展示されている。問合わせは、聖路加画廊 電話03−3546−0327、FAX 03−3543−7307(画廊担当 加藤裕三さん)。
(2000.10.18)
「55年ぶりに懐かしい声を、電話で聞くことができました。あの記事のおかげなので、お礼がいいたくて」男性(77)が大阪・中之島にある大阪本社一階のアサコムホールにやってきたのは9月下旬。(中略)
<いのち短し 恋せよ乙女ーー。74歳の佐々木ときさんが初のリサイタルを開いた。ギターをつま弾きながら歌うのびやかな声。満員の会場からため息がもれた>(3月31日付)
佐々木さんについて、「もしかして縁のある人かもしれない」と、その男性から連絡先を問い合わせる電話が広報室に入ったのは夏のこと。(中略)男性は「やはりあの方でした」と語りはじめました。
大阪が焦土と化した1945年の大空襲。住んでいた西淀川区に危険が迫ったため交野市への疎開を前に、近くの佐々木さん方を訪ね「お元気で」と、別れの声をかけたそうです。神戸高等工業学校(現神戸大工学部)の学生だった男性が交際していた女性は、42年に結核性腹膜炎で亡くなりました。19歳だったとのことです。その女性が、佐々木さんの三つ上の姉だったのです。
(中略)男性は戦後、所帯を持ち、鉄工所を経営しながら老境に至ったといいます。佐々木さんと半世紀ぶりに電話で互いの健在を喜び合い、再会を約束したそうです。(10月5日付朝日新聞大阪本社版より抄録)
(2000.10.14)
自民党森派の高市早苗衆議院議員等4人が、森内閣テコ入れのために「勝手補佐官」を名乗り出た。9月6日の国連ミレニアムサミットに際しては、前日の5日にニューヨークを訪れる等活躍中。神戸大学経営学部(1984年)出身の高市さんは、「経済」。NTT出身の世耕弘成参院議員は「IT政策」、前外務政務次官山本一太参院議員は「外交」下村弘文衆院議員は「都市」・「教育」を担当する。高市さんは10月23日東京凌霜クラブで開催の経営実務研究会で講師をつとめる。
(2000.10.12)
世界の学術誌に発表される日本人研究者の論文は増えている。しかし、影響力の大きい論文の増え方はいま一つ……。世界最大の科学情報会社ISI(本社・米ペンシルベニア州)日本事務所は10月2日、過去20年間の日本人の学術論文の引用度調査の結果を発表した。論文の引用度は、論文の影響力を測る一つの目安とされ、引用度の多い論文が多い上位30人が発表された。上位10人は表の通り。西塚神戸大学長は第8位。(10月3日付朝日新聞等の抄録)
◆影響力の大きい論文が多い日本人研究者(1981ー98年、ISI調べ)◆ 氏名 現職 分野 本数 岸本忠三 阪大学長 免疫学 62 井上明久 東北大金属材料研究所長 材料科学 36 中村修二 米カリフォルニア大教授 材料科学 32 平野俊夫 阪大教授 免疫学 31 中西重忠 京大教授 生化学 29 増本健 電気磁気材料研究所長 材料科学 28 長田重一 阪大教授 免疫学 26 西塚泰美 神戸大学長 生化学 24 田賀哲也 熊本大教授 免疫学 24 谷口維紹 東大教授 免疫学 22
(2000.10.10)
10月11日神戸大学工学部で、インターネットプロバイダのゼロ株式会社 代表取締役 西久保愼一氏の講演が開催される。演題は『リスクマネージメント』。
日時:10/11(水) 15:30〜17:00西久保氏は化学工学科卒。パソコン通信事業のマスターネット株式会社から、NTTドコモとの提携サービス「10円メール」によって、会員数を急増させ、日本のモバイル・インターネット事業の先駆者となる。2000年6月にはナスダック上場を果たす。7月には社名を「ゼロ株式会社」に変更し、無料プロバイダのトップシェアを目指す。
場所:神戸大学工学部501号教室
講師:ゼロ株式会社代表取締役 西久保 愼一氏
演題:『リスクマネージメント』参加費:無料
参加自由で制限はありません。
その後懇親会がございます。
(2000.10.4)
朝日新聞の「惜別」欄に、今年8月12日に肺がんのため81歳で亡くなった日本テレビ最高顧問・元社長の高木盛久さん(昭和17年・神戸商業大卒)の記事が掲載された。
「生涯現役、生涯青春、生涯勉強」が口癖だった。(中略)1982年からまる7年、日テレの社長を務めたあと、はた目には降格人事とも映る副社長となった。が、幅広い人脈をバックに5年前から最高顧問に。(中略)1969年、日テレの粉飾決算が明るみに出た。幹部総退陣の中、系列ネット作りのかなめとしてとどまった。読売新聞とは“等距離外交”を保ち、「その世渡りは老かいささえ感じさせた」と、ある幹部社員はいう。出身は神戸。戦後、大阪の夕刊紙記者時代に進駐軍の招きで米国を視察、放送が始まったばかりのテレビを見た。その後、創立間もない日テレに入社。(中略)各局とも系列の新聞社の支配が強い中、「テレビ生え抜きの放送人として理想を掲げ、後輩も育てた人だった」と資生堂の福原義春会長(69)は振り返る。(9月19日付・東京本社版夕刊、筆者は学芸部の羽毛田弘志記者)
高木さんは、陸軍少尉で終戦。昭和21年新大阪新聞入社。28年、社会部長から日テレに。昭和57年に社長。平成元年副社長。平成4年副会長。平成7年最高顧問。
なお、高木さんは、1988年10月18日、東京KUCの特別火曜会に招かれ、「ニューメディアに取りかこまれたテレビの将来像」という演題で講演している。
(2000.10.3)
▽織田正吉著「古今和歌集の謎を解く」(選書メチェ 講談社・1600円+税)
言葉遊びに隠された紀貫之の仕掛け。間違いだらけの人麻呂の記述の謎。一首しか存在しない六歌仙・喜撰法師の正体とは。織田正吉さんの本名は構恒一(かまえ・こういち)。1955年法学部卒。神戸市職員を経て、現在は放送作家。▽沖幸子著「あなたもきっと人生出直せる」(講談社・1300円)
ハウスクリーニング業のベンチャー企業、フラオグルッペ社長の沖さんの一代記(?)。沖幸子さんは1969年教育学部卒。最近は福井、鹿児島など各地で講演活動も。▽中村美幸「フランス中世の衣生活とひとびと」(山川出版社・4200円)
神戸女子大教授(西洋経済史)の中村美幸さんは、神戸大学文学部を卒業後、経済学部修士過程修了。女性の手による本らしく、ビジュアルで美しい本。
(2000.10.2)
中井久夫名誉教授(医学)
文化欄「君たちに伝たいこと」で「権力の道具にならないこと」として権力欲が知識欲を犯すことの危険性に警鐘を鳴らす。―8月15日付朝日・夕刊―北坂真一助教授(経済)
経済教室欄で日銀法は「独立確保」へ再改正すべきと主張 ―8月18日付日経・夕刊―阿部泰隆教授(法)
有珠山・三宅島の噴火、阪神大震災をふまえ、住宅再建のためには、「地震保険の改善を」と主張。 ―8月29日付朝日―根岸哲教授(法)
コラム「論点」で「『官民談合』の摘発を厳格に」と提案 ―8月30日付読売―
(2000.10.1)
|
Copyright (C)
1998-2000神戸大学東京凌霜クラブ・東京K・U・C.. All Rights Reserved.
本ページに掲載の記事・写真を転載される場合は、神戸大学東京凌霜クラブ・東京K・U・Cまでご連絡下さい。