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活躍する卒業生 − 神戸大学トピックス   −


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vol.39 2008年07月〜2008年09月(全55件)
vol.38 2008年04月〜2008年06月(全60件)
vol.37 2008年01月〜2008年03月(全53件)
vol.36 2007年10月〜2007年12月(全53件)
vol.35 2007年07月〜2007年09月(全55件)
vol.34 2007年04月〜2007年06月(全60件)
vol.33 2007年01月〜2007年03月(全57件)
vol.32 2006年10月〜2006年12月(全58件)
vol.31 2006年07月〜2006年09月(全64件)
vol.30 2006年04月〜2006年06月(全60件)
vol.29 2006年01月〜2006年03月(全61件)
vol.28 2005年10月〜2005年12月(全59件)
vol.27 2005年7月〜2005年9月(全61件)
vol.26 2005年4月〜2005年6月(全62件)
vol.25 2005年1月〜2005年3月(全60件)
vol.24 2004年10月〜2004年12月(全70件)
vol.23 2004年7月〜2004年9月(全55件)
vol.22 2004年4月〜2004年6月(全61件)
vol.21 2004年1月〜2004年3月(全76件)
vol.20 2003年10月〜2003年12月(全70件)
vol.19 2003年7月〜2003年9月(全67件)
vol.18 2003年4月〜2003年6月(全79件)
vol.17 2003年1月〜2003年3月(全69件)
vol.16 2002年10月〜2002年12月(全91件)
vol.15 2002年7月〜2002年9月(全96件)
vol.14 2002年4月〜2002年6月(全110件)
vol.13 2002年1月〜2002年3月(全107件)
vol.12 2001年10月〜2001年12月(全86件)
vol.11 2001年7月〜2001年9月(全75件)
vol.10 2001年4月〜2001年6月(全78件)
vol.9 2001年1月〜2001年3月(全56件)
vol.8 2000年10月〜2000年12月(全64件)
vol.7 2000年7月〜2000年9月(全37件)
vol.6 2000年4月〜2000年6月(全43件)
vol.5 2000年1月〜2000年3月(全56件)
vol.4 1999年10月〜1999年12月(全52件)
vol.3 1999年7月〜1999年9月(全38件)
vol.2 1999年4月〜1999年6月(全20記事)
vol.1 〜1999年3月(全23記事)

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坂本仁司日本人材派遣協会会長(1971年営卒)、「派遣労働に関する制度見直し」について語る

 6月10日付日刊工業新聞に、坂本仁司(さかもと・ひ とし)日本人材派遣協会会長(1971年営卒)が、「派遣労働 に関する制度見直し」について語っている。坂本さんは、 神戸大学卒業後、丸紅飯田(現丸紅)に入社。2004年に同 社常務執行役員に就任。2006年から人材派遣のアヴァン ティスタッフ(丸紅、みずほ銀行が共同出資)の社長をつ とめている。
 派遣労働に関する制度見直しが“視界不良”という状 況下にある。前国会から継続審議の労働者派遣法改正の 政府案は、国会会期延長も成立の見通しは薄く、規制強 化を求める野党の足並みもそろっていない。坂本さんは 、この5月末に日本人材派遣協会の新会長に就任した「 雇用悪化に直撃される今こそ、派遣という雇用形態につ いて“根本的な議論に立ち返るべきだ”と強調する。経 済界とも手を携え、拙速な規制強化に強く反対する姿勢 を示す。
 「(働きたい時だけ有期の雇用契約を結ぶ)登録派遣 という雇用形態は、企業にとっても、必要な時に迅速に 労働力を確保でき日本経済に果たした役割は大きい。こ うした面を評価することなく雇用の不安定さや常用雇用 労働者の代替的側面のみをとらえ、規制する動きは全く 現実的ではなく、(規制の結果)失業率の一層の悪化は 確実だ。これが、坂本会長の主張である。

 日本人材派遣協会のホームページへ
 http://www.jassa.jp/

(2009.07.03)

竹田元彦さん(1956年法卒)の新著『それでも ふらんすが好き』

      


ご参考

 南仏ニースに在住の竹田元彦さん(1956年法卒)が 、新著『それでも ふらんすが好き』(パレード発行、 星雲社発売)が刊行された。定価は1,380円+税。本書は 、1977年以来30年余のフランス在住の経験を踏まえた 作品で、辛口のエッセイ集である。以下は本書からの抜 粋。
 フランス女性は、金銭欲が旺盛な上、おいしいものを 食べ、贅沢なものを身に着けたい欲望が強い。だから、 自分の連れ合いが経済的に行き詰まると不満が生じ、リ ッチな男を探しはじめるようになったりする。彼女らは 男は求めても、必ずしも結婚はしたくない。結婚は自由 を奪うから。欲しいのは自由と金なのだ。
 フランスでは、車の交通違反の取締りがいい加減。こ れが重大問題である。2006年の新聞報道によると、 2005年には33,030人の無免許運転者が捕まっている(フ ランスでは逮捕ではない)。一方、2007年8月27日の日 刊紙『Parisien』(パリジャン)によると70〜250万人 の無免許運転者数を推定しているという(無効免許証数 を含む)。当然こういう人達は自動車保険をつけること ができない。人身事故を起こしても賠償ができないわけ であり、全く由々しい問題である。また、違反で捕まっ ても、仲介、調停などで、法の目を潜れるという悪しき 伝統もまかり通っている。
 竹田元彦さんは、1932年兵庫県の生まれ。1956年に 神戸大学法学部を卒業、1977年に渡仏した。翌年、 TAKEDA MODA sariをパリ1区に設立する。現在はニー スに在住で、著書に『可愛い悪の華ふらんすに魅せられ た私』(2008年、オーム社)がある。

(2009.07.02)

丸の内の小さな十勝キッチン「とかちの」、この6月27日で2周年

 東京・丸の内3丁目にある国際ビル。その地下1階 の飲食街にあるのが、キッチン「とかちの」(高橋司店 長、電話:03-3214-1007 )である。この6月27日で開店 2周年を迎えた。店長とともに店に立つのが奥様の温子 (あつこ)さん。埼玉大学から神戸大学大学院国際協力 科に進み、2004年3月に修了した。PR会社勤務を経 てご主人と共に「とかちの」をきりもりする。ちなみに 、北海道十勝は、ご主人の司さん(同じく埼玉大学卒) のふるさとだ。
 「とかちの」のある国際ビルは、東京凌霜クラブや神 戸大学東京オフィスのある帝国劇場ビルとは繋がってい る。傘が無くても、地下の商店街は行き来が自由。そん な訳で、「とかちの」へは神戸大学卒業生はじめ上京中 の神戸大教職員も訪れる。北海道・十勝から空輸される 新鮮な食材が「とかちの」の売り。今の季節は少々大ぶ りのグリーンアスパラが素晴らしい。ランチのハンバー グ(先着5食)、メンチカツにはファンが多い。ハンバー グ定食1,200円、メンチカツ定食1,000円と値段もリー ズナブル。ディナータイムにも行ってみたくなる。こち らは、予算約5,000円。夜の部も評判を呼ぶ。詳しくは 、下記URL参照。

 「とかちの」のホームページへ
 http://www.tocacino.com

(2009.07.01)

産業技術総合研究所比留川博久さん(1987年工卒)、女性型ロボットを語る

 6月18日付日経産業新聞のコラム「先端人」欄に、 産業技術総合研究所比留川博久(ひるかわ・ひろひさ、 1987年工卒)知能システム研究部門長が登場、女性型ロ ボットを語っている。
 産業技術総合研究所は今年の3月、女性型のニューマ ノイド(人型)ロボット「HRP-4C」を発表し話題を集め た。人の形というニューマノイドの特徴を徹底的に追求 すること。これが、この企画を言い出した狙いだったと 比留川部門長は語る。この「HRP-4C」はいかにもロボッ トという機械的な概観ではない。人に近い姿をしている 。若い日本人女性の平均値からサイズなどを決めた。身 長158センチ、体重43キログラムの中にバッテリーまで を収めている。音声認識して人とヤリトリし、顔の表情 も変え、人に近い動きで二足歩行する。このような動作 に、子供たちは喜ぶ。
 比留川部門長は、1959年、京都府生まれ。87年神戸大 学大学院自然科学研究科博士課程を修了、旧電子技術総 合研究所(現産業技術総合研究所)に入所。ヒューマノイ ド研究グループ長などを経て2009年から現職。

 産業技術総合研究所のホームページのHRP-4Cから
 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090316/pr20090316.html

(2009.06.30)

横浜で「あぶあぶあの奇跡」上映会、神戸大学教育学部卒業生がサポート

 7月12日、横浜市のアートフォーラムあざみ野 (最寄駅:東急田園都市線、横浜地下鉄線あざみの駅 )で、ドキュメンタリー映画「あぶあぶあの奇跡」の 上映会が開催される。開場は13時、開演は13時30分 、上映時間は2時間。この映画界の主催は、「あぶあ ぶあの奇跡」を観る会で、鈴木香代子さん(1976年 教卒)が発起人。また、神戸大学教育学部・発達科学 部同窓会東京支部紫陽会が後援している。入場料は 1,300円。
 1982年、神戸に小さな楽団が誕生した。練習に気 の遠くなるような時間をかけ、決して巧みとは言えな い演奏や踊りを繰り広げる知的ハンディをもつメンバ ーたち・・・・。しかし年々観客動員数は増え続け、 千人収容のホールを満杯にする。海外公演も大盛況の うちに成功させた。舞台を見終わったあと、深く暖か い感動が心を満たす。なぜ彼らは人々を根底からゆさ ぶるのか。そこにはがこの楽団ゆえの「物語」と「奇 跡」があった。映画は27年の膨大な映像から楽団の軌 跡をたどり、その真実を明らかにしていく。
 この楽団「あぶあぶあ」の代表は、ひがしのようこ さん(1997年教卒)。「たくさんの人々に大切に育て ていただきました。能力に遅れはあっても、心には遅 れはありません。あなたを愛し自分を愛する気持ちを 音楽にたくせるようになりました。この映画で世界を 変えるほどのしあわせをおつたえできると思います」 というメッセージを寄せている。

(2009.06.26)

梶山寿子さん(1987年文卒)の著書『鈴木敏夫のジブリマジック』が日経ビジネス人文庫に

      


ご参考

 梶山寿子(かじやま・すみこ)さんの著書『鈴木 敏夫のジブリマジック』が、日経ビジネス人文庫の 1冊として刊行された。定価は714円+税。
 いまや、公開される作品の総てがメガヒットする ジブリ。昨年7月に公開された宮崎駿監督の「崖の 上のポニョ」は、155億円という興行収入をあげ、 2008年ランキングのトップの座を占めた。鈴木敏夫 は、この「崖の上のポニョ」をはじめ「となりのト トロ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」等 で知られる宮崎駿監督を支える稀代の名プロデュー サーといわれる人物。本書は、その鈴木プロデュー サーの仕事術やビジネス手法を解明するドキュメン トである。
 梶山さんは、神戸大では社会心理学を専攻。卒業 後は関西テレビに勤務する。その後、ニューヨーク 大学大学院で修士号取得した。現在は、フリージャ ーナリスト。著書に『雑草魂ーアニメビジネスを変 えた男』(日経BP社)、『女を殴る男たち』(文藝春 秋社)等多数。

(2009.06.25)

加藤弘之教授(経)の共著『進化する中国の資本主義』刊行

      


ご参考

 岩波書店「叢書 中国的問題群」(全12冊)の 第5巻『進化する中国の資本主義』が、刊行された 。加藤弘之教授(経)と信州大学の久保亨教授の共 著となっている。本書は、叢書の第1回配本であり 、定価は、2,200円+税。
 加藤弘之教授は1955年生まれ。専門は中国経済 論、『中国の経済発展と市場化』、『シリーズ現代 の中国経済6地域の発展』等の著書がある。久保亨 教授は1953年生まれ。専門は中国近現代経済史、 『戦間期中国「自立への模索」--関税通貨政策と 経済発展』、『戦間期中国の綿業と企業経営』等 の著書がある。本書の目次の概要は、以下のとお り。

1 中国の資本主義を考える
2 工業化の20世紀
3 市場の形成
4 市場の秩序
5 どこへゆく中国の資本主義

 改革解放後、急成長を遂げた中国である。
 いま存在する資本主義は欧米や日本の資本主義と どこが同じでどこが異なるのか。中国の独自性はい ずれ消滅し欧米型資本主義と同じものになっていく のか、それとも中国型資本主義として独自の発展を 遂げるのか。本書は、中国における資本主義の発展 過程を、市場の秩序のあり方と政府の役割に焦点を 当てて、中華人民共和国成立以前の段階から連続し た流れの中で見直し、中国の資本主義のゆくえを考 察している。

(2009.06.24)

松本哉さん(1967年理卒)の旧著『女たちの荷風』、ちくま文庫に

      


ご参考

 2006年に死去した松本哉(まつもと・はじめ) さんの旧著『女たちの荷風』(2002年、白水社)が、 ちくま文庫の1冊として刊行された。定価は780円 +税。松本さんは1943年生まれ。ちょっと異色の作 家・風景画家として知られていた。1967年神戸大学 理学部物理学科を卒業。河出書房新社、東京図書で 、物理・天文の専門書の編集に従事した(1985年ま で)。その後、独立して文筆業に。著書に『永井荷風 という生き方』『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』 (集英社新書)、『荷風極楽』『永井荷風ひとり暮し』 (朝日文庫)、『大江戸散歩絵図』(新人物往来社)等が ある。
 「どんなに手痛い目にあっても色恋はやめられぬ」 。そんな永井荷風(1879-1959)と多数の女たちとの邂 逅を、当時の資料に丁寧に当たり生き生きと蘇るよう に描き出している。巻末には、松本さんが作成した「 荷風 女の年表」も収録。また、カバーや本文中のイ ラストも著者の手によるものというユニークな本作り がなされている。
 文庫本の解説には河出書房新社時代の先輩にあたる 清水哲男氏(1938年生まれ、詩人)が「マツモッちゃ んのこと」を寄稿、著者の異常といえるほどの探索癖 や、新宿あたりの酒場で文学を語り合った思い出を語 っている。

左は、『女たちの荷風』(表紙イラスト:松本哉さん)

(2009.06.23)

マンドリンコンサート、参加86人と盛大裏に終る(東京)

 東京凌霜クラブの恒例のとなったシーズナルコン サート。6月19日(金)に開催されたサマーコンサート には86人が参加、楽しいひとときを過ごすことができ た。
 今回は、神戸大学マンドリンクラブOBでプロのマン ドリニストの大西功造氏(1998年農卒)とギタリストの 加治川岳(たかし)氏をお招きした。曲目は、「第三の 男」、「チャールダッシュ」、「オ−ソレミオ」等映 画音楽、クラシック、イタリア民謡等おなじみの曲ば かり。今回のコンサートは、神戸大学マンドリンクラ ブOB会・弦友会と東京凌霜クラブの協力により開催の 運びとなった。このため、多数の参加者を集めること ができた。

          記
1.日 時: 6月19日(金) 18:30開演
  演奏会終了後立食パーティー、21:00終了
2.場 所: 神戸大学東京凌霜クラブ
3.参 加: 86人

 マンドリンクラブOB、家族、友人、一般の同窓生等 年齢、男女別、学部別を問わず多数の参加があった。 特に、日頃凌霜クラブに顔を見せることが少ない卒業 生が、マンドリン演奏会を機に参加したことは、今後 のクラブの発展の契機となるものと思われる。夫婦で 、婚約者連れで、学生時代の友人を誘ってと様々な交 流の花が咲いた。

 大西功造氏のホームページ(下記URL)から
 http://www006.upp.so-net.ne.jp/onishi/homepage/

(2009.06.22)

福田和代さん(1990年工卒)の著書『黒と赤の潮流』、神戸文学館が購入

 神戸大学東京オフィスからの情報によると、福田和 代さん(1990年工卒)の著書『黒と赤の潮流』を、神戸文 学館(神戸市灘区)が購入した。福田さんが神戸大学の卒 業生であること、『黒と赤の潮流』が阪神淡路大震災が テーマとなっていることによる。
 『黒と赤の潮流』は、2009年、早川書房刊。定価は 1,600円+税。福田さんは、大学卒業後はシステムエン ジニアとして銀行に勤務。最近、プロの作家になった。

【参考】神戸文学館ホームページ
 http://www.kobe-np.co.jp/info/bungakukan/index.html

企画・作成:株式会社神戸学術事業会

(2009.06.19)

有斐閣PR誌「書斎の窓」6月号から

 社会科学系の老舗出版社である有斐閣では永年にわ たりPR誌「書斎の窓」を発行している。この6月号は通算 585号。この4月からは、宮本又郎大阪大学名誉教授(現 関西学院大学教授)の連載エッセイ「経済史・経営史の周 辺」が始まっている。6月号は、その3回目。テーマは、 関西と関東という言葉の意味の歴史的変遷について(詳細 省略)。宮本又郎(みやもと・またお)名誉教授は、1967年 神戸大学経済学部卒。
 6月からは、新たな連載がスタートした。上智大学北村 喜宣(きたむら・よしのぶ)教授の「日常の実情」という タイトルの連載で、第1回目のテーマは「法の現場と意志 決定」。神戸大学に学んだ当時の思い出として、阿部泰隆 教授、宮澤節生教授、加護野忠男教授等の実名が出てくる 。北村教授は1986年法院修士修了。
 もう1本の新連載は、大内伸哉教授(法)による「アモー レと労働」。イタリア人の労働観、人生観がテーマである 。第1回目は少子化についてイタリア人と日本人の考え方 の比較が行われている。内容は、お堅い雑誌の割には、 軟らかい。

【参考】有斐閣ホームページの「書斎の窓」へ
 http://www.yuhikaku.co.jp/shosai

(2009.06.18)

神戸大都市安全研究センターの北後明彦教授が火災現場を視察

 今月始め、神戸市東灘区の食品製造会社「三輪」の 工場で火災が発生、消火活動中の同市消防局東灘消防署の 消防士長(31)が死亡するという事故があった。6月5日、 神戸大都市安全研究センターの北後明彦教授や消防大学校 消防研究センターの調査官ら計17人が火災現場を視察、 出火元とされる小麦を焙煎する機械の付近や内壁などの燃 焼状況を確認した(6月6日付産経新聞)。
 北後教授は「火災が急激に拡大したと聞いている。建物 内にあった可燃物や壁材などを調べ、原因を解明したい」 と語り、火が焙煎機の十数センチ上の天井を伝わって燃え 広がった可能性も指摘した。神戸市では、事故調査委員会 を立ち上げ、学識経験者のほか、市民などの参加を求め事 故原因の究明にあたることにしている。

【参考】神戸大都市安全研究センターホームページ
 http://www.rcuss.kobe-u.ac.jp/

(2009.06.16)

西島章次教授(経済経営研究所)他共著『図説ラテンアメリカ経済』刊行

      


ご参考

 西島章次教授(経済経営研究所)、浜口伸明教授(同)他 共著『図説ラテンアメリカ経済』が、日本評論社から刊行さ れた。定価は、2,400円+税。
 ラテンアメリカ経済の発展と構造を、簡潔な文章と、多く の図表によって、立体的に理解することを目的とした本書。 多面的なアプローチを行うため、6名の著者が動員された。 他の著者は、宇佐見耕一(日本貿易振興機構アジア経済研究 所主任研究員)、坂口安紀(同主任研究員)、清水達也(同副 主任研究員)、小池洋一(立命館大学教授)。次の13章で構 成されている。本書は、商社、メーカー等勤務の社会人で、 ラテンアメリカ経済に関わる人々にとっても有益な参考資料 となろう。

第1章 一次産品輸出経済から輸入代替工業化へ
第2章 マクロ経済の諸問題
第3章 ラテンアメリカの経済自由化
第4章 経済発展と政府
第5章 経済発展と企業
第6章 人的資本と技術開発
第7章 貧困と格差
第8章 農業と農村
第9章 経済のグローバル化
第10章 地域統合
第11章 新一次産品輸出経済
第12章 開発と環境
第13章 日本とラテンアメリカ

(2009.06.15)

神戸大学に赴任する前の小島輝正名誉教授(文)

      


ご参考

 今般、みずのわ出版から高橋輝次著『古書往来』が 出版された。定価は2,800円+税。著者の高橋輝次(たか はし・てるつぐ)氏は、1946年生まれ。大阪外国語大学を 卒業した後、大阪の出版社である創元社で永らく編集の仕 事に携わった後、現在はフリー編集者。『古本漁りの魅惑 』(東京書籍)、『古本屋の薀蓄』(燃焼社)等、古本や、 編集に関する著作を多数世に送り出している。
 『古書往来』には、夥しい数の古書、雑誌についての記 述があるが、その中に作家田宮虎彦(1911-1988)が興した 出版社である文明社についての記述がある。田宮は、敗戦 直後の1945年、35歳の項に雑誌「文明」の編集に当る。こ の時、井上友一郎、澁川驍等の助力を受けた。しかし、 1948年3月に「文明」を廃刊し、作家生活に入る。
 ここに小島輝正名誉教授(1920-1987)の名が出てくる。 すなわち、26歳の頃(1946年夏)に、「文明」の編集を手伝 う。太宰治に原稿を貰いに行ったこともあったようだ。若 き日の小島輝正は、文明社の後生活社に転職するが、この 会社も経営不振。1950年に神戸大学の講師に採用され、や っと生活が安定したとある(148ページ)。
 なお、高橋輝次著『古書往来』には、神戸高商の卒業生 で画家となった前田藤四郎(1927年)、神戸大学文学部卒の 詩人安水稔和(1954年)、同じく詩人以倉紘平(1963年)、 戦前から戦後の一時期神戸商業大学でフランス語教師をし ていた生島遼一(後京都大学教授)各氏の名が散見される。

(2009.06.12)

王柯教授(国際文化)教授が、「日本の地震資料を政府が翻訳して世界と共有する」ことに関して提言

      


ご参考

 6月7日付朝日新聞に王柯教授(国際文化)教授が登 場、「日本の地震資料を政府が翻訳して世界と共有する 」ことに関して提言している。以下は、王柯(おう・か) 教授の提言の概要。
 中国の四川省を中心に起きた大地震から1年がたった。 これに先立つ本年3月末に、阪神・淡路震災復興計画書、 神戸市復興計画書、阪神・淡路大震災教訓集、神戸市防災 対応マニュアルが「日本地震経験叢書」として中国で出版 され、国家減災センターを通じ中国全土の防災関係機関に 配布された。この文献は、日本の大学にいる中国人教員と 留学生が協力して翻訳したもの。「創造的復興」の考え、 コミュニティー再建でのコミュニケーションの「場」重視 など、阪神大震災の復興経験が体系的に紹介されていて、 震災復興にかかわる中国の政府関係者から高い評価を得た という。
 ただし、出版まで曲折があった。仕事以外の時間を利用 して翻訳に取り組み、出版社との連絡折衝を数十回も繰り 返し、複数の機関にお願いしてようやく北京の民間財団の 出版助成金を見つけた。これほど重要な公共財が、なぜ民 間の好意に頼ってしか出版できないのか、不思議に思うと 王教授は発言する。
 日本の地震経験は国際社会から注目されている。四川地 震で中国が最初に受け入れた国際災害救援隊は日本救援隊 だった。積み重ねてきた貴重な救援経験に期待が寄せられ た。中国の民衆は懸命な救援活動に強い感銘を受けて、感 謝一色で、数十年間の政府援助よりも効果的。

【参考】神戸大学ホームページ(神大人の本)http://www.kobe-u.ac.jp/info/book/0903_02.htm

(2009.06.11)

加護野忠男教授(営)、日刊工業新聞コラムで「ポスト株主資本主義」を語る

 6月1日付日刊工業新聞コラム「直球 曲球 2009 MONDAY INTERVIEW」に加護野忠男教授(営)が登場、 「ポスト株主資本主義」を語っている。昨年のリーマ ンショック以降、世界でコーポレートガバナンスのあ り方が再び問われている。米国流の株主資本主義が瓦 解した今、日本企業はどこに向かうべきか。この点に 関して、企業活力研究所(東京)が昨年、「『ポスト株 主資本主義』研究会」を設置、今般提言をまとめた。 この研究会の議長を務めたのが加護野忠男教授(営) である。
 インタビューに答えて加護野教授は、「日本企業の 目指すべき道」について、「『長期エンゲージメント (長期的視点の経営)』と『多元的ガバナンスの再生』 の推進が必要だ。日本企業はこの10年、株主志向型の ガバナンス改革を進めてきた。その結果、短期的な利 益創出が優先され、企業の競争力や現場力は総じて低 下している。短期的効率性達成と長期的な企業成長の バランスを取っていくことが重要となる」と語る。ま た、“会社は株主のもの”という前提も見直すべきと して「そもそも日本に根付いていた企業観とは、会社 は株主だけでなく、従業員や納入業者、債権者、地域 社会など多様な利害関係者の協働によって成り立つも の。米国のような株主一元化ではなく、企業を取り巻 く関係者全体という多元的なガバナンス構築が大切だ 」との意見も述べている。

【参考】企業活力研究所ホームページ
 http://www.bpfj.jp/

(2009.06.10)

都賀川事故調査団(団長:藤田一郎教授(工))が、最終報告

 2008年7月、神戸市灘区の都賀川(とががわ)が 急激に増水、5人が流されて死亡するという事故が発 生した。この事故に関して、当時の10分間雨量は神 戸では「最大50年に一度程度」の大雨に相当するこ とが、土木学会の事故調査団(団長=藤田一郎・神戸 大大学院教授)の最終報告で分かった。同調査団は、 昨年8月から、発生要因などを調べていたが、住宅地 から流れ込んだ雨水が最大で毎秒30-40立方bも川を 下り、高さ1bの波が秒速3bの速さで下流に押し 寄せていたことも明らかになった。
 なお、同調査団の団長、藤田一郎・神戸大大学院教 授の研究室では、昨年7月に死亡事故のあった都賀川 の百分の一規模の模型を作った。組み立て式で、水の 流れや再発防止の研究に役立てるほか、川の怖さを知 ってもらう啓発キットとして活用することになってい る。

【参考】土木学会ホームページ
 http://www.jsce.or.jp/report/51/news2.shtml

(2009.06.09)

岩田健太郎教授(医)が、新型インフルエンザ対応について語る

 新型インフルエンザが、国内で感染を確認され てから1週間が経った。その時点の5月23日付毎日新 聞に、岩田健太郎教授(医、感染症治療学)が登場、新 型インフルエンザに対する国や行政、医療機関の対応 について語っている。以下は、その概要。
 今回のような未経験の緊急事態において、すべての ことを完璧にはできない。また、目指すべきでもとす る医療・行政資源は限られており、優先順位や緊急度 が低いものは後回しにすることが大事だ。現場では、 重症者の治療を優先するのが基本である。新型インフ ルエンザの対応をすればするほど、日常診療は手薄に なる。(新型が)自然に治り、入院もほとんど必要ない と分かった時点で、発熱外来でなく一般の外来での診 察へ移行するべきだった。また、既に回復していた患 者を入院させる必要はなかった。入院によって看護師 や医師がウイルスにさらされる可能性が出て、むしろ 感染拡大を助長する結果になってしまう。

(2009.06.08)

マスターズ甲子園2009、6月14日(日)の9時00分にプレーボール!

 今年で第6回大会となるマスターズ甲子園2009は 、6月14日(日)の9時00分に「プレーボール!」となる 。今年の大会では、代表OB試合出場選手346名、甲子 園キャッチボール参加者778名の総勢1,124名、ボラ ンティア約630名が甲子園球場に集結する。

 詳しくは、マスターズ甲子園大会ホームページ(下記 )を参照。
 http://www.masterskoshien.com/

 なお、マスターズ甲子園大会事務局は、下記のと おり、神戸大学発達科学部内に置かれている。

■■■■■■■■■マスターズ甲子園大会事務局■■■■■■■
    (全国高校野球OBクラブ連合事務局内)
  〒657-8501 神戸市灘区鶴甲3-11 神戸大学発達科学部
  E-MAIL: info@masterskoshien.com
  HP: http://www.masterskoshien.com

(2009.06.05)

「就職ジャーナル」4・5月合併号に大塚真美さん(2008年文卒)登場、留学生のシューカツを語る

 リクルート発行の「就職ジャーナル」4・5月合併 号に、大塚真美さん(2008年文卒)登場、留学生のシュ ーカツについて体験を語っている。日本を遠く離れて様 々な経験をする留学生や海外大生。就職活動にその経験 をどう活かすべきか、先輩に体験談を聞くという趣旨の 記事である。
 大塚真美さんは、大学3年2月から2年間、中国に留学 した。留学先は、中山大学、南開大学。神戸大学卒業後 は、TISに入社する。今の仕事は、企業に業務全般を 一元化して管理できるソフトウエアを導入し、業務改善 を行う部署に所属。現在は大手企業を担当し、ソフトの 保守業務にあたっている。経験を積み、ソフトの提案、 導入などコンサルティング業務を行うのが目標だという 。
 留学中に書籍・雑誌で情報収集を続けた大塚真美さん 。2006年10月には、留学先でリクナビに登録を済ませた 。一時帰国したときに、既に就職活動を終えた友人から 雑誌等を貰いうけ、中国の留学先に贈っておいた。この 資料で就職活動のノウハウを押さえ、業界研究を進める 。2007年2月に帰国後すぐに活動を開始、説明会に出席 、エントリーシート作成に追われた。同年4月からは、 就職活動を通じて興味を持ったIT業界について情報を 収集。2007年7月にはTISに内定が決まり、就職活動 を終えた。
 なお、永年にわたり発行されてきた月刊就職情報誌「 就職ジャーナル」は、この4・5月号を最後に休刊する ことになった。就職活動の情報収集がインターネット中 心になったことが原因。6月からはホームページでの情 報提供に移行する。

(2009.06.04)

マイスター60柴田一郎社長(1970年経卒)、抱負を語る

 5月4日付読売新聞に、総合人材サービス会社マイ スター60柴田一郎社長(1970年経卒)が登場、抱負を語 っている。
 柴田さんは、1947年兵庫県の生まれ。神戸大学を卒 業後、伊藤忠商事に入社する。一貫して自動車ビジネ スに携わり、2006年に同社を退職後、07年1月マイス ターエンジニアリングの顧問に就任。同年4月から社 長に。
 マイスター60は、シニア派遣の先駆けとして、 1990年に設立された総合人材サービス会社。親会社 は設備メンテナンス・派遣を含むエンジニアリング事 業を中心とするマイスターエンジニアリング。子育て を終えた女性の再就職支援も行っている。
 この会社は、「年齢は、背番号、人生に定年なし」 をテーマに、定年後の就労支援など高齢者雇用の創出 を事業目的としている。柴田さんは、長年の総合商社 勤めを経て、「シニアの再就職事業にやりがいを感じ 」、異業種へ転身した。「団塊世代のホワイトカラー が大量に流出する今こそ、新たなビジネスチャンス」 と語っていた。

マイスター60のホームページ
http://www.mystar60.co.jp/

(2009.06.03)

石井洋二郎『科学から空想へ』を書評-市田良彦教授(国際文化)

      


ご参考

 市田良彦教授(国際文化)による石井洋二郎『科学 から空想へ』(藤原書店、4,200円+税)の書評が、5月 31日付日経紙に掲載されている。シャルル・フーリエ は、フランスの空想的社会科学者。本書は、本邦初の フーリエ論の書である。『科学から空想へ』の著者で ある石井洋二郎氏は、フランス文学者。東京大学総合 文化研究科教授で、駒場図書館長もつとめている。
 市田教授は、「今日、フーリエに「取り組む」とは 、社会主義を歴史的に再検討することと並んで、思想 一般の科学的正しさとはそもそも何なのか、どのよう にそれは働くのかを考えることにならざるをえない。 本書はまさにそれを引き受けようとする試みだ」と、 本書を高く評価する。
 サン・シモン、ロバート・オウエン、シャルル・フ ーリエ。この書評を読んで、遥か昔、空想的社会主義 者たちに関する社会思想史の講義を神戸大学の教養課 程で、陸井四郎(くがい・しろう)教授から聴いたこと を思い出す古い卒業生がいるかもしれない。

(2009.06.02)

福田和代さん(1990年工卒)の新著『黒と赤の潮流』

      


ご参考

 福田和代さん(1990年工卒)の新著『黒と赤の潮流 』(早川書房、1,600円+税)が刊行された。この作品は 、デビュー作『ヴィズ・ゼロ』(2007年、青心社)、第 二作『TOKYO BLACKOUT』(2008年、東京 創元社)に続く第三作目。福田さんは、大学卒業後は銀 行に勤務、仕事はシステムエンジニアである。
 『黒と赤の潮流』は、神戸が舞台の作品。阪神淡路大 震災発生の年の神戸で、20年前に海で起きた事件の真相 が明らかにされていく。謎が解明されていくとともに、 交通事故で選手生命を絶たれたスプリンターの青年が、 両親や、異国から来た友を失ったのち、再生への手がか りをつかむ。そんな成長物語の色彩をもった小説だ。
 4月26日付朝日新聞読書欄には、写真入りで著者イン タビューが掲載された。それによると、福田さんは『黒 と赤の潮流』を執筆するため、ボートの体験コースを受 講し、また海外で実際に拳銃を撃って感触を確かめたと いう。取材の過程が好きで、「知らない話を聞くと、こ ういう世界があるのかとわくわくするんです」という福 田さんのコトバも紹介されていた。

(2009.06.01)

目白大学 門田安弘教授の新著『不況に克つ経営変革』

      


ご参考

 目白大学 門田安弘(もんでん・やすひろ、1969年 営博修了)教授の新著『不況に克つ経営変革』が税務経 理協会から出版された。定価は1,500円+税。門田教授 は筑波大学名誉教授、多数の著書があり、英文の『トヨ タ生産システム』(1983年)で、日本経済新聞経済図書 文化賞を受賞している。1996年からストックホルム経済 大学客員教授。
 経営危機に際して、最も大事なこと。それは「自己の もつ強み」を見い出して、これを外部の市場環境にある ニーズやチャンスに結びつける。これが著者の持論であ る。この考え方にたって、本書は、小説風に架空の会社 三上電機と関係会社を舞台にストーリーを展開する。以 下は、目次から。

第1部の話 三上電機(石原社長)による電池事業の育成とM&A
第2部の話 パラダイス電機(鈴村社長)によるグループ再編と不採算事業からの撤退
第3部の話 三上電機(石原社長)における全社的コスト削減
第4部の話 三上電機の工場(石原部長)と菊池課長における現場改善の導入

(2009.05.29)

宮崎正弘、石平(1995年文博修了)共著『絶望の大国、中国の真実-日本人は、中国人のことを何も分かっていない! 』刊行

      


ご参考

 宮崎正弘、石平共の対談集『絶望の大国、中国 の真実―日本人は、中国人のことを何も分かっていな い! 』が刊行された。出版社はWAC、定価は933円 +税。
 中国通の評論家である宮崎正弘拓殖大学客員教授と 、2008年に中国から日本に帰化した石平(せき・へい 、1995年文化研究科博士課程修了)さんの対談集であ る。目次は、以下のとおり。

第1章 中国人はカネしか信じない
第2章 汚職まみれの共産党と暴走する人民解放軍
第3章 ネットは革命前夜の雰囲気
第4章 中国人のすさまじい原色の欲望
第5章 中国ではなぜノーベル賞受賞者が育たないのか
第6章 中国が反日をやめる日はくるのか?

 中国人民は、中国共産党を嫌悪している。理由は、 表ではいいことをいっているが、裏ではひどい汚職競 争を繰り返し、悪いことばかりしているから。中国は 、カネの論理が支配する社会。中国は腐りきっている としか言いようがない・・。マスコミ報道のきれいご ととは一味も二味もちがう中国像が見えてくる。

(2009.05.28)

自転車の安全について語る岡田修一教授(発)

 5月は「自転車月間」。5月3日付読売新聞 「くらし・家庭」欄に、自転車の安全についての 記事が掲載された。自転車が停止しないうちにサ ッと横に降りる。これは、せまい歩道だとぶつか りやすくて危ないという意見がある。足腰が弱く なった人が転倒を防ぐための降り方ではなかろう か。これは自転車文化センターの学芸員の意見。
 このテーマに関しては、高齢者の身体機能につ いての専門家である岡田修一教授が登場、高齢者 と自転車の横降りについて「高齢者はバランス機 能が弱くなっている。だから、低速時に不安定さ から危険を感じ、さっと横に降りてしまうのでは 」と推測する。

(2009.05.26)

阪神タイガース坂井信也オーナー(1970年経) 非常事態宣言

 5月22日付金曜日のデイリースポーツ一面 に、「坂井オーナー非常事態宣言」の赤色の活 字が目に付く。阪神タイガースの坂井信也オー ナー(1970年経)の次のような記事が掲載されて いる。
 打てない、勝てない、V争いどころか下位低 迷。宿敵巨人には10ゲーム近く引き離された。 このようなタイガースの現状に、仏の総師とい われる坂井オーナーも厳しい。「長い目で見て やりたいけど、ファンのいらいらする気持ちも 分かる。こういうチームなんで、勝ちながらや ってもらはなアカン」という坂井オーナーの発 言も紹介されている。真弓監督には、若手育成 以上に、今季の勝利を最優先するチーム運営を 求めたとのこと。
 新外国人の緊急補強にもGOサインを出した 。坂井オーナーは「よう打つ人を」、「リスク は高いけど、今は現状打開のプレーヤーという ことです」とも語っている。

阪神タイガース公式サイトから http://hanshintigers.jp/

(2009.05.25)

鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、インドネシアの豚に拡大、神戸大の調査

 5月4日付朝日新聞によると、鳥インフルエン ザウイルス(H5N1型)が、インドネシアの豚に拡大 していることが分かった。これは、神戸大感染症セ ンターの調査により判明したもの。人に感染するタ イプに変異したウイルスも見つかった。鳥インフル エンザの脅威も高まっていることを示す結果である 。
 神戸大チームは2005年〜07年、現地のアイルラ ンガ大熱帯病研究所と共同で4州の豚計402頭の感 染状況を調べた。その結果、全体の1割を超える52 頭からH5N1型ウイルスが見つかった。うち1頭から 分離されたウイルスは鳥にも人にも感染するタイプ とみられている。鳥のインフルエンザウイルスが豚 に感染を繰り返すうちに、人にも感染するタイプに 変化したとみられている。

(2009.05.22)

横尾能範名誉教授(国際文化)が、薪ストーブ普及を論じる

 5月11日付神戸新聞のコラム「論」欄に、横 尾能範(よこお・よしのり)名誉教授(国際文化)が 、薪ストーブ普及を論じている。タイトルは、「 緑税で薪ストーブ普及を」というもの。以下は、 その概要。
 地球温暖化が進んでいる。その主因は温室効果 ガス(二酸化炭素)の増加だ。今、国際的規模での 削減に向けた取り組みが急務となっている。大気中 の二酸化炭素の濃度は、排出と吸収のバランスで決 まるので、省エネによる排出抑制もさることながら 、ガスを吸収する側への対策も重要である。
 大きな森林火災によって排出される多量の二酸化 炭素も、焼け跡に緑が再生する際に、十分に吸収さ れる。これが、地球規模の生態系、エコシステムだ 。たとえ、化石燃料の燃焼に対して省エネ策を行っ たとしても、二酸化炭素の濃度が高まるスピードを 落とすだけでバランスの回復までには至らない。
 このように緑の役割が大きくクローズアップされ ている。その中で、兵庫県は、森林の荒廃や開発に 伴う緑の減少を防ごうという趣旨で、2006年度か ら県民に「県民緑税」を課し、県民総参加で緑の保 全・再生を目指している。都市の緑化まで含めた制 度は珍しく、全国に誇れるものだ。
 横尾家が、この冬もお世話になったのが「薪スト ーブ」。この「薪ストーブ」と出合ったのは、オー ストラリア。同国のパースの住居で斬新なストーブ を見つけた。一見、コンパクトな箱型テレビのよう な形状。排気が清潔そのもの。8-20万円と、値段 も比較的廉価だ。荒廃しつつある森林の間伐を行い 、出た間伐材を「薪ストーブ」の燃料として活用す る。緑税の一部を使い、「薪ストーブ」購入の補助 をすることによりこのアイデアは生きる。

(2009.05.21)

阪神・淡路大震災復興フォローアップ委員会監修・兵庫県編『伝える-阪神・淡路大震災の教訓-』刊行

 『伝える─阪神・淡路大震災の教訓─』が 、ぎょうせい社から刊行された。定価は、1,886円 +税。本書は、神戸大学工学部室崎益輝名誉教授 (現関西学院大学教授)が座長をつとめる阪神・淡 路大震災復興フォローアップ委員会が監修し、兵 庫県が編者となってできあがった。
 未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災。 被災者同士の助け合いに加え、ボランティアの献 身的な活動をはじめ、国内外からの応援により、 被災地の復旧・復興が進展した。兵庫県が中心と なり、震災の経験と教訓を後世に伝えようとする 取り組みが進められてきた。このプロジェクトは 、その後の日本列島で多発する自然災害の検証を も取り込み、着実に進化している。
 阪神・淡路大震災に関わる幾多の教訓は、未来 の安全な地域づくりや、世界の豊かな社会づくり に欠かすことのできないものである。これを世界 に発信し未来に伝承することは、被災地として避 けられない歴史的使命といえよう。このような観 点から本書は生まれた。
 本書は2005年(平成17年)に提言された「復興 10年総括検証報告書」に基づいて、震災の復旧 ・復興から100の教訓を抽出。被災者の関心事の 推移に着目して、「いのち」「暮らす」「創る」 「支える」の4つの切り口で整理し、震災での教 訓をどう生かすか、具体的な施策や背景などをま とめて出来上がった。自治体防災関係者や災害救 援NPO、自主防災組織関係者必携の書である。
 前述のように、阪神・淡路大震災復興フォロー アップ委員会の座長は、室崎益輝関西学院大学教 授(神戸大学名誉教授)。地主敏樹教授(経)も同委 員会メンバーの一人である。また、顧問として、 新野幸次郎元神戸大学学長(財団法人神戸都市問 題研究所理事長)、野尻武敏(経)名誉教授(財団 法人ひょうご震災記念21世紀研究機構顧問)も 名を連ねている。

(2009.05.20)

荷宮和子さん(法卒)の新著『宝塚バカ一代 おたくの花咲く頃』

      


ご参考

 荷宮和子さん(法卒)の新著『宝塚バカ一代 おたくの花咲く頃』が、青弓社から刊行された。 定価は1,600円+税。荷宮和子(にみや・かずこ) さんは、1963年、神戸市の生まれ、神戸大学法学 部を卒業した(卒年不明)。著書に『ホントの宝塚 が分かる本』、『宝塚・スターの花園』(ともに 廣済堂出版)、『若者はなぜ怒らなくなったのか』 、『声に出して読めないネット掲示版』(中央公論 新社)、『バリバリのハト派』(晶文社)等がある。
 荷宮さんは、本書の出版社である青弓社が出し ているシリーズ『宝塚イズム』に「宝塚バカ一代」 という連載中。連載開始にあたり、これまで各種媒 体で発表してきた文章を「まとめておきたい」とい う気持ちになり本書が出来上がった。
 「読み通していただければわかると思うが、1963 年生まれで現在45歳の私は、おたく第一世代のなか でも相当なおたくである。漫画・アニメは当然のこ ととして、その守備範囲は、ファッションやキャラ クターグッズにも及ぶ」と、荷宮さんは語っている (はじめに)。以下は目次から。

第1章 「宝塚おたく」の日々
第2章 お宅の花咲く頃
 ―宝塚×少女漫画×アニメ×ゲーム×ファッション ×ネット
 ヨン様と宝塚、「昭和レトロ」ブームって何?
 宮崎駿はなぜ手塚治虫に反発したのか
第3章 「宝塚×おたく」の現在

(2009.05.19)

神戸大学留学生とボランティアの交流、「Mitsui V-Net」最新号から

 三井ボランティアネットワーク事業団のニュース レター「Mitsui V-Net」Vol.41(5月刊)に、神戸大学 留学生センターで開催された交流会の模様が報じられて いる。この交流会は、留学生、ボランティア、大学教職 員によって構成される。会合は2月26日に開催、留学生 6名を含む37名が参加した。
 留学生センター長・中西泰洋教授から挨拶があり「最 近力を入れていることはグローバルキャリアセミナーと いう留学生の就職支援の取り組みを行っている」といっ た近況報告があった。
 なお、別なページには神戸大学モンゴル留学生アマル バータルシーレンさんが登場、三井ボランティアネット ワークのメンバー(ホストファミリー)との暖かい交流を 語っていた。

(2009.05.18)

跡見学園女子大学小川功教授(1968年営卒)の新著『虚構ビジネス・モデル 観光・鉱業・金融の大正バブル史』

      


ご参考

 前滋賀大学教授で、現在は跡見学園女子大学小川 功教授(1968年営卒)の新著『虚構ビジネス・モデル 観 光・鉱業・金融の大正バブル史 』が、日本経済評論社 から刊行された。定価は5,600円+税。小川教授は、日 本生命の出身。1992年、ニッセイ基礎研究所産業調査部 長、翌年に滋賀大学教授(経)に就任した。
 小川教授は、ここ数年間企業・金融の複合的破綻現象 を説明する人的要素として、ハイリスクを選好する「虚 業家」の存在に着目してきた。特に多種多様な「虚業家 」が共鳴・協働するネットワークが過去の我が国のバブ ル期のリスクを増幅させてきたのではないかという“仮 説”を提示し、若干の事例で実証しようと試みてきた。 小川教授は、2003年に公表した論文で、自己の事例研究 に関して、「今日のエンロン事件などで証券アナリスト 、格付機関等の専門家が加熱するブーム、難解な金融技 術、数々の虚構と架空の数値等に目を奪われるあまり、 病的な投機的行動や忌むべき虚業の実態を見逃さないた めには一体なにをすべきかという今日的で普遍的な命題 にも密接に関連するものではなかろうか」と指摘した。
小川教授の「虚業家」論にとって、大きな検証の機会が 訪れた。それがサブ・プライム・ローン問題に端を発す る米国金融危機とその世界的波及である。本書では、新 花屋敷温泉土地、大北炭鉱、佐賀貯蓄銀行、中央生命等 の「虚業家」が設立した怪しげな企業の数々の事例が紹 介されている。何れも、大正時代に破綻した会社。現在 では殆ど忘れられている。注目すべきは、「虚業家」の 周辺には政治家や華族たちがいる。しかも、多数の「虚 業家」たちはネットワークを組んでいる。

(2009.05.15)

神戸大学水圏光合成生物研究グループ編『水環境の今と未来−藻類と植物のできること−』刊行

      


ご参考

 自然科学系先端融合研究環 内海域環境教育研究セ ンター川井浩史教授、大学院理学研究科三村徹郎教授を 中心として、神戸大学水圏光合成生物研究グループ編『 水環境の今と未来−藻類と植物のできること−』が、生 物研究社から刊行された。定価は1,800円+税。目次をみ ると、「海藻草類から見た都市沿岸域の水環境とその改 善」、「陸水における水生植物の多様性と保全」、「マ リンバイオによる環境浄化と資源回収」といった多様な テーマが並ぶ。
 人口の集中と都市化、農水産業による過度の利用、高 度経済成長に伴う埋め立て・地形改変や水域の富栄養化 等々。これらが原因で日本の水辺・海辺の環境は大きく 傷つけられてきた。 この環境劣化は、化石燃料の大量 消費に伴う地球規模の環境変動による影響も受け、さら なる劣化が危惧されている。
 目を転じると、化石燃料に替わる新しいバイオマス資 源として、水圏に生育する光合成生物 (微細藻類や海藻 など) が注目を浴びてきた。また、これらの生物の持つ 機能を様々なレベルでの環境改善のために利用しようと する試み出てきた。太陽エネルギーの利用拡大を考える と、地球表面の2/3を占める海面利用拡大が不可欠だ。 また、人類が数千年にわたって利用してきた陸上の植物 と比べて、藻類はこれまで極めて限られた研究・開発し か行われてきていない。このため、今後の利用に大きな 可能性を秘めている。本書はこのようなテーマについて 、12名(半数が神戸大学関係者)の多面的専門家たち参 画して出来上がった。

(2009.05.14)

1926年(大正15年)神戸高商卒の岡本達三郎さん死去、104歳

 5月3日付日本経済新聞の報道によると、1926年(大正 15年)に神戸高商を卒業した岡本達三郎さんが4月27日に死 去した。享年104歳。岡本さんは神戸高商卒業後日本銀行 に入り、松本、仙台支店長を経て1952年に日本長期信用銀 行常務に就任する。副頭取、副会長を経て1970年に顧問に 就任した。
 岡本達三郎さんは、1904年(明治37年)和歌山市の生まれ 。亡くなった時点の年齢104歳から、神戸大学(前身校)卒 業生の最長老ランクの人物と思われる。

(2009.05.13)

眞方忠道名誉教授(文)の新著『プラトンと共に』

      


ご参考

 眞方忠道(まがた・ただみち)名誉教授(文)の新著 『プラトンと共に』が、南窓社から刊行された。定価は 2,500円。本書では、著者がプラトンの初期対話篇の思 想を『国家』篇に至るまで克明に辿る。眞方名誉教授と プラトンとの対話の記録といった著作である。したがっ て、すべて著者自身の原典読解に基づく文章から構成さ れていて、二次文献に基づく文章は一つもない。
 岩田靖夫東北大学名誉教授(哲学)は、週刊読書人(4月 24日付)紙上で本書を評して、「著者とプラトンとの哲 学的死闘の現場の報告であると同時に、現在の著者の立 っている哲学的位置の告白になっている」と述べていた。

(2009.05.12)

兵庫県立工業技術センター北村新三所長(工・名誉教授)、抱負を語る

 4月30日付神戸新聞の「この人に聞く」欄に、神戸 市須磨区所在の兵庫県立工業技術センター北村新三所長 (工・名誉教授)が登場、抱負を語っている。
 世界的大不況にあり、製品開発の効率性などから注目 されている産学官連携。この分野において、兵庫県内で 中心的役割を果たす組織の一つが、兵庫県立工業技術セ ンターである。中小企業や大学から数多くの相談が寄せ られる中、かつて神戸大学の副学長も務めた北村新三所 長が、「センター側から外部と交流する機会を増やして 、技術を高めたい」と抱負を語っている。

兵庫県立工業技術センター: http://www.hyogo-kg.go.jp/

(2009.05.11)

高橋千枝子さん(1993年経卒)の新著(共著)『「肥満解消」マーケティング』

      


ご参考

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングに勤務する高橋 千枝子さん(1993年経卒)が、同僚の有元裕美子さんとの共 著で『「肥満解消」マーケティング 成長市場を攻略する ”7つのS”と”6つのC”』(日本経済新聞社) を刊行 した。定価は1,900円+税。
 高橋さんは、既に『図解健康業界ハンドブック』(2004 年、東洋経済新報社)、『高くても売れる! 7つの法則』 (2006年、ダイヤモンド社)等の著書がある。今般の新著は 、前2著のキーワードである「健康」と 「マーケティング 」双方に関わるものである。
 2010年には10兆円市場になる。ダイエット・ビジネス への新規参入が目立っている。本書は、不況下でも伸び続 けるこの市場の攻略法を、6C(6つのマーケティングフ レーム)と7S(7つの肥満解消スタイル)で分析した画期 的な書であるといえよう。ダイエット消費が、月額 6,000円超の人1,000人の調査で判明したデータを踏まえ た実証的な内容となっている点がミソ。

(2009.05.08)

「麺の世界」編集長奥山忠政さん(1960年法卒)が、「麺とパスタ専門学校」校長に就任

 愛媛県松山市に、来年4月に、「麺とパスタ専門 学校」が新設される。今般、その校長に「麺の世界」 編集長奥山忠政さん(1960年法卒、福岡県筑紫野市在 住)が就任することが決まった。奥山さんは、元伊藤忠 商事に勤務した商社マン。リタイア後、うどん、蕎麦、 スパゲッティ等の麺類に関する研究に没頭、季刊「麺の 世界」(2009年春号で通算16号)の編集長をつとめながら 、各地で開かれる麺類に関するイベント、講演会等で活 躍中。

「麺の世界」のホームページ( http://www.sunglow.info/ )から

(2009.05.07)

海賊対処法案に関して坂元茂樹教授(法)がコメント

 アフリカ東部ソマリア沖で海賊行為が激増して いる。2008年だけで前年の発生件数の2.5倍にあた る111件の海賊事件が発生した。その対策を巡り、 海上自衛隊の護衛対象や武器使用の範囲を広げる海 賊対処法案が4月14日、衆院で審議入りした。新法 成立に先立ち、政府は先月末から現行法に基づいて 護衛艦2隻を派遣したが、護衛対象外の外国船から も救援を求められるケースが相次いでいる。この海 賊対処法案に関して、4月14日付日経紙にて、坂元 茂樹教授(法)がコメントしている。以下は、その内 容。
 日本が自国の関連船舶だけしか護衛しない状態を 続ければ、他国の海賊被害に無関心との印象を与え かねない。その意味で、海賊対処法案が外国船舶も 保護対象に含めていることは評価できる。海賊の中 には停船命令にも従わず、商船に近づくケースもあ る。こうした事態に対処するうえで、同法案が武器 使用基準を緩和している点は理解できる。ただ、現 場の混乱を防ぐためにも、海上自衛隊は別途、詳細 な武器使用の運用基準を定める必要がある。

(2009.05.01)

赤外線使い胆石粉砕技術、神戸大などのチームが開発

 人体を傷つけることなく胆石だけを簡単に粉 砕する。そんな技術を、神戸大、大阪大、新産業創 造研究機構などのチームが開発した。口から胆石の 近くまで管を入れ、胆石だけが反応する波長の赤外 線を照射するというもの。ただし、現在はブタの実 験の段階。実用化されれば、患者の負担が大幅に軽 くなりそうだ。
 胆石の原因はコレストロールなどの結晶化。チー ムは、胆石に特定の波長の赤外線を当て、約100分 の1ミリに分解して、便と一緒に体外に出す治療法を 考案した。ブタの胆管の中で、直径約1センチの胆石 に赤外線を照射すると、1分間で約3分の1を粉砕で きたという。以上は、4月21日付朝日新聞から。

(2009.04.30)

レイバンズ、対明治大学戦21-34で惜敗(4月26日、東京八幡山グランド)

 4月26日(日)、東京・世田谷区八幡山の明治大 学グランドで開催された「神戸大学体育会アメリカン フットボール部チームRavens 対 明治大学チーム  Griffins」の試合は、21-34で惜敗した。なお、 横浜国立大学との定期戦は、5月5日(火・祝)13時 キックオフで、神戸・王子スタジアムで開催され る。

【参考】レイバンズのホームページ(明治大学戦の結果掲載済)
    http://www.ravens-kobe.com/

(2009.04.28)

電子顕微鏡で原始宇宙の姿を見る、留岡和重教授(理)

 惑星物質科学という学問分野がある。これは、 宇宙から地球に降り注ぐ隕石(いんせき)と、その元 となる小惑星を研究対象に、宇宙の成り立ちに迫るこ とを目的としたもの。留岡和重(とめおか・かずしげ) 教授(理)は、惑星物質科学の国内第一人者、「小惑 星が分かれば、太陽系の成り立ち、そして46億年前 の原始宇宙の姿が見えてくる。純粋理論とは異なり、 実際に目で見える対象を使って、宇宙の謎解きという 面白さを追求している」と語る。
 隕石研究を始めた、大学院終了後のこと、「鉱物の 結晶構造をエックス線で解析する研究をしていたが、 鉱物結晶学としての勢いがなくなってきた。何か新し いものを探していたところ、隕石を電子顕微鏡で調べ る学問がある」ことを知った。「世界最大の隕石コレ クションを誇り、電子顕微鏡の研究が盛んであった米 ・アリゾナ州立大学へ就職。「人生の賭けだった」と 、留岡教授は当時を振り返る。
 留岡教授は、「太陽系の起源および惑星の形成・進 化に関する研究」で、2003年(平成15年)の日本鉱物学 会賞を受賞している。以上は、4月14日付産経新聞か ら。

(2009.04.28)

ソフトテニスで松蔭高を20年連続全国総体に導いた木村靖さん(1957年教卒)、神戸親和女子大の監督に就任

 ソフトテニス(軟式庭球)で、松蔭高校を20年連 続全国総体に導いた木村木村靖さん(1957年教卒)が、 この4月から神戸親和女子大の監督に就任する(3月27 日付神戸新聞)。60歳で松蔭高校の顧問を退いて以来、 本格的に指揮を執るのは15年ぶり。「7月で76歳にな る名伯楽が、衰えぬ情熱で無名校をけん引する」と同 紙は報じている。
 木村さんは、姫路市の出身。1957年に松蔭高校に 赴任、1959年から20年連続で教え子を全国高校総体 の学校対抗戦に送り続けた。わずか2面のコート。そ こで、中学生から大学生まで100人の部員がひしめく 練習環境で結果を残し続けた。厳しくも効率的な指導 法を学ぼうと、全国の指導者が「松蔭詣(もうで)」 に訪れたほどの名将だった。

(2009.04.27)

超長期の企業戦略論、三品和弘教授(営)の日経紙連載

      


ご参考

 4月9日からの日経紙「経済教室」下段のコラム「経 営学のフロンティア」で「超長期の企業戦略論」と題した 三品和弘教授(営)による論考が連載されている。
 三品教授は『戦略不全の論理』(2004年、東洋経済新報 社)いうタイトルにはじまる一連の著作で知られているが、 今回の寄稿はその内容をふまえたもの。教授は“立地”と いう言葉を使って、企業の最高位の戦略を位置づけている 。例えばトヨタは創業時の立地は織機であったが、自動車 に立地を変え、成功した。IBMは事務機からコンピュータ 、さらにコンサルテイングに立地を変え、成功した。とい う具合である。
 また、薄型テレビは日本の企業の技術で確立された製品 になったが、サプライチェーンに関する戦略に失敗し、い まや全く利益の出ないビジネスになってしまった。この商 品で利益を出しているのは流通業である。これは製品の質 にだけ特化し、サプライチェーンの戦略がないことが原因 。教授の解説はきわめて説得力があり、日本の企業の弱点 を鋭く解明している。
 三品教授の連載は、4月21日に第10回を持って終了する。 通常、一人につき8回の連載であったが、三品教授は、「 経営学のフロンティア」シリーズの最終ランナーをつとめ たことから4月20日(9回)、4月21日(10回)のテーマは、極 めて示唆に富む見解が示されている。簡単にいうと、目先 を追うな、視野を広く持てというkこと。これを読むと、 日本経済新聞そのものも、大いに反省すべき等ともおもい たくなる。
 昨年秋から始まった「経営学のフロンティアシリーズ」 、おそらく単行本として出版されることになるであろう。 その際は、もう一度読み直すと良いかもしれない。

※左は、『戦略不全の因果-1013社の明暗はどこで分かれた のか』(2007年、東洋経済新報社)

(2009.04.23)

菊正宗酒造記念館創設に貢献、神戸大学野地修左教授(工)

 酒造関係の業界誌「醸界春秋」3月号に、灘五郷の 酒造記念館の特集記事が掲載されている。執筆者は、建築 史家の川島智尾生。クローズアップされているのは、菊正 宗酒造記念館や白鶴酒造資料館、沢の鶴資料館、辰馬本家 「酒造館」などである。
 この記事の中で、蔵齢300年を越えていた菊正宗の酒蔵 が、国道43号線にかかるため取り壊しを余儀なくすること になった1958年当時のエピソードが紹介されている。この とき、建築史家で神戸大学野地修左教授(後に名誉教授、 故人)をはじめとする歴史学者たちが、以下のような見解 を出し、歴史的な価値がある菊正宗の酒蔵が移築されるこ とになった。現在は、魚崎駅の南側、住吉川の右岸にそっ た土手沿いにある。
 「酒造でかかる古い而も完全のものは珍しいから、兵庫 県文化財として永久に保存し、酒の主産地での酒の博物館 としたら」(『本嘉納商店々史』昭和34年夏)
 この提案は、九代・嘉納治郎右衛門により受け入れられ 、歴史的建造物は残されることになる。

菊正宗酒造記念館ホームページ
  http://www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/

(2009.04.22)

マンドリンクラブOB会「楽楽・神戸」が、5月3日に神戸でコンサート

 この5月3日(日)、神戸大学マンドリンクラブのOB で構成される「楽楽・神戸」が、第3回目のコンサートを 開催する。場所は神戸市東灘区民センター(うはらホール )。13時30分開場、14時からの開演を予定している。

第一部
チャップリン映画音楽メドレーほか
第二部
大西功造(1998年農学部卒、神戸大学マンドリン部OB、プロマンドリン 奏者)によるマンドリン独奏ほか

【参考】「楽楽・神戸」のホームページ
  http://www7b.biglobe.ne.jp/~gakuraku/

(2009.04.21)

有斐閣「新刊案内」(4月)から

 創業は1877年(明治10年)という130年余の歴史を 誇る有斐閣。毎月、広報誌「書斎の窓」と「新刊案内」 を刊行している。有斐閣「新刊案内」(4月)には、多数 の神戸大学関係に関わる著書が紹介されている。

○下井隆史名誉教授(法)著『労働法』第4版 定価2,520円
 労働契約法に完全対応、労働法の基本が理解できるよ う工夫をこらしたコンパクトなテキスト。労働契約法の みならず、最低賃金法・均等法・パート労働法などの改 正を織り込むとともに、最新の判例・学説をフォローし ている。なお、下井名誉教授は、阪神大震災当時、神戸 大学図書館長の職にあった。「震災文庫」の生みの親と いわれている。

○近藤光男教授(法)篇『現代商法入門』第8版 定価2,100円
 定評ある入門テキスト。商法総則、会社、商行為、保 険、海商、手形・小切手の基本を簡明に解説する。行澤 一人教授も分担執筆している。

○山本弘教授(法)他編『青山善充先生古希祝論文集 民事 手続法学の新たな地平』 定価18,900円

○上嶌一高教授(法)他著『刑法基本講義 総論・各論』 定価3,675円

○中西正他著『民事執行・民事保全法』 定価2,940円

【参考】有斐閣のホームページ
  http://www.yuhikaku.co.jp/

(2009.04.20)

今井昭夫教授(海)の編著書『国際海上コンテナ輸送概論』刊行

 今井昭夫教授(海)の編著書『国際海上コンテナ輸 送概論』が、東海大学出版会から刊行された。定価は 2,800円+税。執筆陣を構成する11人の中には石黒一彦 講師、西村悦子准教授がいる。また、東海大学金子仁 准教授(2006年院海博士後期修了)も執筆者の一人であ る。
 海上コンテナ輸送が、この世に出現してから50年。 海上コンテナ輸送は、国際輸送の分野における“産業革 命”に匹敵する大革命であった。原材料や機械部品から 最終消費財まで、多頻度小口輸送が求められるあらゆる 商品の輸送で、海上コンテナ輸送は利用されている。 海上コンテナ輸送は、いまや国際貿易において必要不可 欠の輸送手段となった。海上コンテナ輸送は、国際複合 一貫輸送とも呼ばれる。輸送される貨物をISO規格のコ ンテナに詰めることで、船、トラック、鉄道など複数の 輸送機関を用いたドアトゥドアの国際輸送をスムーズに 行うシステムである。
 このシステムはコンテナ、船、港湾(コンテナターミ ナル)、河川航行船(バージ)、鉄道、トラックなど、多 種多様の高度に機械化されたサブシステムから成り立つ 。さらにこれらサブシステムを効率的に運用し、また全 体システムを円滑に機能させるために、様々な設備計画 やオペレーション計画が必要である。
 本書では、このような各サブシステムの研究者が執筆 陣を構成している。そのうえで、それぞれのハード(技 術的課題)とソフト(計画的課題)の両側面、 さらには海 上コンテナ輸送の経済性を研究するために必要な貿易デ ータや経済分析手法までを広範かつ詳細に解説する。図 版、写真も多く理解を助けてくれる。

(2009.04.17)

レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、古紙回収・リサイクルを語る

 週刊ダイヤモンド3月28日号のコラム「単刀直入」欄 に、レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が登場、世界に誇る 日本の古紙回収・リサイクル体制が崩壊しかねないと警告 を発している。昨年秋口からの景気後退。そのため、印刷 用紙などの洋紙や、レンゴー社の主力商品である板紙・段 ボールの生産量が大きく前年を下回った。追い打ちをかけ たのが中国の古紙需要の低下。日本国内の古紙在庫の急増 により価格も急落しており、古紙回収業者らの経営を圧迫 している。
 なお、このコラムの最後に、大坪社長は「レンゴーと日 本製紙グループ本社、住友商事の業務提携は終了した」と 発言している。これは基本覚書の期限が到来したので、い ったん提携を解消するのがお互いに最善と判断した。これ が主な理由とのことである。
 なお、大坪社長は2月8日付朝日新聞コラム「耕論」欄に 登場、企業の雇用責任に関して「人員削減の流行に乗るな 」のタイトルで論陣を張っていた。レンゴー社では、全国 で約1,000人の人材派遣子会社の社員を、この4月から正社 員にすることを決めていた。

【参考】レンゴーのホームページ
  http://www.rengo.co.jp/

(2009.04.16)

シリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)、またもや快挙

 イランから神戸大学に留学したシリン・ネザマフィ さん(2006年自然科学研究科修了)が、第108回文学界新人 賞(文芸春秋主催)を受賞した。受賞したのは小説「白い紙 」。イラン・イラク戦争下での学生の恋を描いた青春小説 である。シリン・ネザマフィさんは、2006年に小説「サラ ム」で第4回留学生文学賞を受けている。
 日本語を母語としない書き手が文学界新人賞を受けるの は、中国籍の楊逸さんに続き2人目。ネザマフィさんはテ ヘラン出身で、来日して9年余り。神戸大大学院を経て、 現在は大手電機メーカーのシステムエンジニアをつとめて いる。大阪府在住。

【参考】留学生文学賞を受け、神戸大学広報誌第8号に登場 したシリン・ネザマフィさん(2007年)
  http://www.kobe-u.ac.jp/info/magazine/style/08/alumni.pdf

(2009.04.15)

佐用町昆虫館長をつとめる内藤親彦名誉教授(農)

 4月4日付神戸新聞夕刊に、昨年3月に閉館した佐 用町船越の兵庫県昆虫館が、町立の「佐用町昆虫館」と して開館した。昆虫館は、虫好きが高じて専門家になっ た研究者らによって再生された。
 「佐用町昆虫館」には、貴重な標本の展示もある。一 方、観察や採集を通じた驚きと発見のワクワク体験を重 視しているのも特徴だ。週末などに企画行事を催し、子 どもたちを自然へと誘う。
 兵庫県内でも貴重な自然が残る船越山のふもと。そこ に1971年、西日本初の昆虫館として兵庫県昆虫館が開館 した。約940平方メートルの敷地に木造平屋165平方メー トルの展示学習棟や金網舎などがある。しかし、最近は 老朽化が目立ち、県が行財政改革の中で閉館を決めた。
 ところが、住民や研究者らが強く存続を求め、佐用町 が県から引継ぐことを決定する。声を上げた専門家らが 特定非営利活動法人(NPO法人)「こどもとむしの会」を 立ち上げ、管理、運営を担う。館長をつとめる内藤親彦 神戸大学名誉教授(農)は「子どもたちが楽しく集える場 になるよう、根気よく活動を続けていきたい」と語って いた。

入 館 料:無料
開 館 時間:午前10時-午後4時
昆虫館電話:0790-77-0103 (開館は4月〜10月の土・日・祝日)
平日照会先:佐用町教委(電話 0790-82-2424)
佐用町昆虫館オフィシャルブログ:
http://konchukan1.exblog.jp/

(2009.04.14)

神戸大学ゆかりの歌-神戸大学広報誌最新号から

 以下は、神戸大学にゆかりがある歌。ちょっと、意 外に感じられるかもしれない。

 ○「月の沙漠」、「お山の杉の子」
 ○「新雪」
 ○「港がみえる丘」、「君待てども」
 ○「ハイハイ三人娘」

 これは、今般発行された神戸大学広報誌 「KOBE university Style」11号に、2ページにわたり 掲載された「神戸大学ゆかりの歌」に、やや詳しく説明さ れている。以下は、その概要。

 「月の沙漠」、「お山の杉の子」の作曲者佐々木すぐる は、旧制姫路師範学校(発達科学部の前身)の卒業生。「赤 ちゃんのお耳」(童謡)、「兵隊さんよありがとう」(戦時 歌)、「日教組組合歌」、「神戸市立西灘小学校校歌」など 多数の作品がある。
 「新雪」は、藤沢桓夫の同じタイトル小説が映画化(1942 年)された際の主題歌。神戸大学に至近の阪急六甲付近のあ ちこちがロケ地となった。六甲登山口にあった「エクラン」 (戦前から50年以上続いた神戸大学生の溜り場)が、ロケ隊 の食事の場所となった。
 「港がみえる丘」、「君待てども」を作詞作曲したのは、 神戸高商の卒業生で日本ビクターの音楽部長をつとめた東辰 三。東の本名は山上松蔵。1923年に神戸高商(現神戸大学経 済・経営・法学部等の前身)を卒業している。軍歌「荒鷲の歌 」、「泪の乾杯」、「恋も泪も夜の雨」等の作品がある。

「恋も泪も夜の雨」の楽譜(表紙)

 「ハイハイ三人娘」は、中尾ミエ、園マリ、伊東ゆかり主 演の宝塚映画(配給:東宝)。主題歌も同じタイトル。1963年 に封切られた映画であるが、今春DVDが発売された。この 映画のロケは神戸大学のキャンパスで行われている。正門や 階段、本館と前庭、図書館(社会科学系)のシーンがあった。 DVDには前庭の芝生でおしゃべりする中尾ミエ、園マリ、 伊東ゆかり写っている。

(2009.04.13)

筑摩書房の新刊書(4月)から

    


ご参考





ご参考

 大内伸哉教授(法)の新著『雇用はなぜ壊れたのか - 会 社の論理VS.労働者の論理』が、ちくま新書の1冊として4月 6日に刊行された。“「使えない社員」はクビだVS.生存権の 侵害だ”、“社会を安定させるためには、「労働」はどうあ るべきなのか?”といった労働に関する重要で基本的テーマ を扱う。そのほか、セクハラ、残業、再雇用、派遣労働、正 社員解雇等々。定価は740円+税。



 中井久夫名誉教授(医)の『精神科医がものを書くとき』も 筑摩書房の4月の新刊書。ちくま学芸文庫の1冊として刊行さ れたもので、定価は1,200円+税。精神科医でエッセイストと し広く知られる著者による研究とその周辺について関するエ ッセイ17編が収録されている。

(2009.04.10)

羽森茂之教授(経)の新著『ベーシック計量経済学』

      


ご参考

 羽森茂之教授(経)の新著『ベーシック計量経済学』が、 中央経済社から刊行された。定価は2,800円+税。単純回帰 モデル、推定量の性質と仮説検定、重回帰モデル、線形制約の 検定とダミー変数、不均一分散と系列相関、確率的説明変数と 操作変数法、パネルデータの分析、時系列分析への架け橋等多 彩な内容。実証分析を行う際に必要な内容を、回帰分析と時系 列分析を中心にできる限りベクトルや行列を使わないで、簡潔 にわかりやすく解説している。豊富な例題や練習問題(解答付) があり、自学自習できるテキストである。

(2009.04.09)

大阪城天守閣学芸員の北川央さん(1984年文卒)

 3月16日付産経新聞夕刊のコラム「新関西笑談」に大阪 城天守閣学芸員の北川央さん(1984年文卒)が登場、大阪城を 語っている。
 北川さんは、学芸員として豊臣秀吉や大神楽の研究に携わっ ている。その傍ら大阪の歴史をテーマにしたイベントを企画す るなどの活動も行っている。大阪城は1931年(昭和6年)に再建 されたが、学芸員を置き調査研究、情報発信をしてきた。北川 さんは、既に21年にわたり学芸員として在籍し2ヶ月に1回展 示替えをしてきた。最近の来場者は年に120万から130万人。 地元大阪府からの来場者も多い。大阪の地域研究に関するニー ズが高くなってきている。

(2009.04.08)

「心の病が身体の症状に」、増村道雄さん(院医学研究科修了)




ご参考

 3月16日付神戸新聞に医師の増村道雄さんが登場、地域 医療の最前線を語っている。増村さんは、1948年生れ。長野 県・佐久総合病院内科で研修。神戸大学医学部大学院医学研究 科を修了。米国国立衛生研究所に留学。著書に『ホームズ君の 賢い病院のかかり方』(2002年、神戸新聞総合出版センター) などがある。また、朝日新聞社発行の週刊誌「アエラ」で「日 本の町医者1,435人」に選ばれている。増村さんは、兵庫県加 東市(旧加東郡滝野町)に、脳神経外科・内科の診療所を開いて 15年になる。町のかかりつけ医として働いてきた。
 開業当初、「のんびりとした緑豊な郡部では、心の病で悩む 人は少ないだろう」と考えていたが、そんな先入観はすぐに覆 された。当時は、一般に心の病は、人間関係の希薄な都市部に のみ起こる現象と考えられる傾向だったようだが、地方都市で も、大都市と全く同じように、少なくない人たちが心の病を抱 えていることが分かる。
 治りにくい身体の不調には、心の不調に原因があるケースが 多い。増村さんは、「一般内科やかかりつけ医とともに、ぜひ 心療内科、精神科医のアドバイスを受ける」よう勧めている。

(2009.04.07)

魚住和晃教授(国際文化)の編著『マンガ 「日本」書の歴史』




ご参考

 魚住和晃教授(国際文化)の編著、角田恵理子執筆、櫻あ おい・栗田みよこ画による『マンガ 「日本」書の歴史』が、 講談社から刊行された。定価は1,900円+税。本書は、漢字伝 来に始まる日本の書の歴史をマンガと多数の写真により解説し たもの。
 本書は、『マンガ 書の歴史』シリーズの3冊目。1,2冊目 は、何れも中国の書がテーマだった。3冊目は「日本」の書が テーマ。登場人物は、聖徳太子、空海、藤原行成、平清盛、西 行、一休、良寛、本阿弥光悦、徳川家康、勝海舟、犬養木堂、 中村不折、尾上柴舟等多彩である。

(2009.04.06)

「人員削減数、圧縮も」、広瀬博住友化学新社長(1967年営卒)談

 3月20日付朝日新聞に、住友化学の広瀬博次期社長( 1967年営卒)が登場、同社が2月に発表した人員削減計画を 圧縮する方向で検討に入った旨表明している。これは、当初 予定していた2,500人削減数を数百人規模減らす可能性を示 唆したもの。中国で、デジタル家電の販売が上向き、関連素 材の需要が回復する兆しが出てきたからだ。
 広瀬博氏は、朝日新聞の取材があった時点では副社長。「 4月1日付で社長に昇格」が決まっていた。なお、広瀬氏に関 しては、2月28日付日経紙のコラム「けいざいじん」欄でプ ロフィールが出ていた。米倉弘昌氏(この時点で社長)の右腕 かつ黒子として「全身全霊で課題に取り組む」人物である、 「工場勤務と農薬営業の計7年を本社管理部門」を歩んだ、 「技術畑社長が多い業界にあって総務・経理担当からの(社 長)起用は珍しい」等と紹介されていた。

(2009.04.03)

ブレインワークス近藤昇社長(1985年工卒)の新著『だから若者は社会を迷走する』




ご参考

 就職活動中の学生や仕事に悩む若者らに向けて「会 社選びに四苦八苦するな」と叱咤激励(しったげきれい) するユニークな“就活本”が出版された。著者は経営コン サルティング会社社長の近藤昇さん(1985年工卒)。「会社 は社会の入り口に過ぎない。どの入り口を選んでも人生に 大差はない」と助言する。
 タイトルは『だから若者は社会を迷走する』、カナリア 書房からの刊行で、定価は1,200円+税。近藤社長は、神 戸大学卒業後大手建設会社を経て、1993年にブレインワー クス社(神戸市中央区)を設立した。その経験から、「中小 企業の活躍するフィールドが大好き」で、大企業で終身雇 用が崩壊している中でも、学生らの大手志向が崩れないこ とに疑問を投げかける。採用数が急減する今こそ、小さな 会社で社会の変化を見つめながら、スキルを磨き「自分の ブランド」を創造することが大切であると説く。
 就職説明会での講演が学生らに好評だっため、同社のブ ログに掲載した記事などをまとめ『だから若者は社会を迷 走する』というタイトルの本が生まれた。この本は書店の 店頭に置いていない場合は、注文による取り寄せが可能で ある。以上は3月4日付神戸新聞記事の抄録。

(2009.04.02)

上田雄さん(1954年文理卒)の新著『文科のための暦(こよみ)読本』




ご参考

 上田雄さん(1954年文理卒)の新著『文科のための 暦(こよみ)読本 古今東西の暦の「謎」を読む』(彩流 社)が刊行された。定価は1,600円+税。本書は、古今東 西の歴法を丁寧に辿り、暦のルールや、暦に関する様々 な「謎」、「不思議」を解説している。以下は、その例 。
「なぜ二月だけ日数が」少ないのか?」
「オクト(8)-バーはなぜ10月?」
「啓蟄は旧暦?太陽暦?」
「旧暦の命運は2033年まで!」・・・・
 著者の上田雄(うえだ・たけし)さんは、1931年神戸市 の生まれ。神戸大学文理学部文科を卒業(注)、兵庫県下 の中学校・高等学校の社会科教諭を勤める。定年退職後 、阪急電鉄の池田文庫学芸員、日本海事史学会理事、日 本暦学会理事を歴任する。著者に『日本渤海交渉史』( 孫栄健との共著、六興出版、彩流社より増補再販)、『 渤海国の謎』(講談社現代新書)、『渤海使の研究』(明 石書店)、『渤海国-東アジア古代王国の使者たち-』( 講談社学術文庫)、『遣唐使全航海』(草思社、住田正一 海事史奨励賞受賞)がある。
(注)神戸大学は、1949年5月に旧制神戸経済大学をはじめ とする兵庫県内の神戸高等工業学校、旧制姫路高校、兵 庫師範学校等を包括してスタートした。当初の学部は、 経済、経営、法、工、文理、教育の6学部であった。 1954年4月に文理学部を廃止、文学部と理学部が設置され た。上田さんは、文理学部時代の卒業生。

(2009.04.01)

海事科学部野球部の鎌田実監督(元阪神)

 海事科学部野球部の鎌田実監督(元阪神)
3月6日付日経紙夕刊に「元阪神名手が熱血指導」という タイトルのもと神戸大学海事科学部の野球部監督に、元 プロ野球の名手が乗り出したニュースが掲載された。鎌 田実さん(69)は、阪神、近鉄の二塁手、そしてコーチを 歴任した。この2月から阪神大学野球3部リーグ、神戸大 海事科学部(旧神戸商船大)の野球部監督に就任した。
 1957年に阪神入りした鎌田さんは、“牛若丸”吉田義 男さんと組んだ二遊間を守り、当時“史上最高の好守コ ンビ”と称される。また、バックハンドトスや大根切り のヒット・エンド・ランなど、プロの技も見せた。2002 年に故郷淡路島に「淡路KB(鎌田ベースボール)クラブ」 を立ち上げ、中学生の硬式野球を指導してきた。
 数ある大学スポーツの中で、硬式野球は学部別のチー ムを認めている。プロ選手も輩出した近大呉工学部や東 農大生産学部の野球部は、その例。2003年に神戸大と神 戸商船大が合併したとき、ほとんどの運動部は1チーム に統合した。しかし、60年の歴史を持つ神戸商船大学野 球部は、OBらの熱い思いもあって独自のチームとして存 続している。

(2009.03.31)

レイバンズ、東京で明治大学と対戦

 神戸大学体育会アメリカンフットボール部チーム  Ravensは、4月26日(日)東京・世田谷の八幡山(はち まんやま)グランドで、明治大学チーム Griffinsと 対戦する。なお、横浜国立大学との定期戦は、本年は神 戸・王子スタジアムで開催される。

■4月26日(日) 明治大学戦@八幡山グラウンド(最寄 り駅:京王線・八幡山駅)
 13:00キックオフ
■5月5日(火・祝) 横浜国立大学戦@王子スタジアム
 13:00キックオフ
【参考】レイバンズホームページ
http://www.ravens-kobe.com/

(2009.03.27)

松田晃演さん(1957年経卒)クラシックギターコンサート開かれる

 3月13日、プロのギタリスト松田晃演(まつだ・あ きのぶ、1957年経卒)さんによるクラシックギターコン サート(東京公演)が、東京オペラシティリサイタルホー ル(京王線初台駅下車)で開催された。スペイン国大使館 が後援している。今回の使用楽器は、アントニオ・デ・ トーレス。
 当日の主な演奏曲目は、次のとおり。2回の休憩を挟み 2時間半の演奏会を愉しむことができた。

★ Luis Milan Pavanas 1,4,2,6
★ Domenico Scarlatti 2 Sonatas in e + in G
★ Johan Sebastian Bach  Siciliana, Gavotte en Rond
★ Ferndo Sor Gran Solo Op.14
★ Mario Castelnuovo=Tedesco Angelus, Golondrinas


松田晃演ホームページから

(2009.03.26)

前川洋一郎さん(1967年営卒)の編著『カラオケ進化論--カラオケはなぜ流行り続けるのか』




ご参考

 元松下電器産業(パナソニック)取締役である前川 洋一郎さん(1967年営卒)の編著『カラオケ進化論--カ ラオケはなぜ流行り続けるのか』が刊行された。出版は 廣済堂、定価は1,700円+税。本書は、カラオケの歴史、 技術はもとより社会風俗、大衆心理等に及ぶカラオケ文 化の本。“多面的接近”が、本書の特色である。テーマ が多彩でありジャーナリストや学者が執筆に参加、前川 さんを含め5人が著者となっている。巻末付録として、 カラオケ年表、カラオケ関連文献一覧があり便利。
 前川さんは、1944年大阪府の生まれ。現在は関西外国 語大学国際言語学部教授・博士(学術)、高知工科大学大 学院客員教授、大阪商業大学大学院特別教授のポストに ある。組織学会、経営史学会、日本ポピュラー音楽学会 等に所属。共著書に『カラオケ文化産業論』(PHP研究所 )がある。

(2009.03.25)

河本一郎名誉教授(法)の共著『金融商品取引法読本』刊行




ご参考

 河本一郎(神戸大学名誉教授、日本学士院会員)、 大武泰南(金融証券リサーチ顧問)共著『金融商品取引 法読本』が、有斐閣から刊行された。 628ページとい う大部の書。定価は、4,200円+税。
 本書は、1993年に初版が出て、その後度々改定され た名著『証券取引法読本』を法律改正に伴い改定し、 タイトルも新たに出版したものである。金融商品取引 法に関わる学生、研究者、実務家必携書。

(2009.03.24)

須藤健一教授(国際文化)が、4月から国立民族学博物館館長に就任

 須藤健一教授(国際文化)が、この4月から国立 民族学博物館(民博)の館長に就任する。民博の創設 から35年の歳月が経過した。初代館長は梅棹忠夫氏 であった。須藤教授は、6年間館長をつとめた松園万 亀雄に続く5代目の館長である。
 須藤教授(1946年生まれ)は、国立民族学博物館第 1研究部助教授を経て、1993年に神戸大学国際文化 学部教授に就任した。専攻は文化人類学。『母系社 会の構造 サンゴ礁の島々の民族誌』(1989年、紀伊 国屋書店)、『オセアニアの人類学 海外移住・民主 化・伝統の政治』(2008年、風響社)等の著書がある 。
 3月18日付日本経済新聞(@関西のページ)には、 4月からの新館長に対して、「民博、もっと自由に面 白く」との注文が付けられている。執筆しているの は、同紙編集委員の中沢義則氏。同氏の民博に関する 印象派「まじめすぎて、何だか面白くない」というも のである。


国立民族学博物館ホームページから

(2009.03.23)

神戸大が兵庫県立柏原病院を支援する協定を結ぶ

 3月10日、神戸大学と兵庫県が、医師不足が深 刻な丹波市所在の県立柏原(かいばら)病院に対する 診療支援や、地域医療について研究を進める「地域 医療連携推進事業」に関する協定を結んだ。2009年 度から3年間、神戸大学大学院医学研究科の教授ら 3人が柏原病院で診察を始める。一方、県も職員を 同研究科の兼務教授として派遣し、医療行政の研究 に取り組む。井戸敏三兵庫県知事は「地域医療再生 のスタートにしたい」と期待している(3月11日付 読売)。
 柏原病院は丹波地域の中核病院である。6診療科 があり、常勤医師は19人。かつて最大14人いた内 科医は、04年度に研修医が研修先を自分で選べるよ うになってから減少し、現在4人になってしまった 。医師不足のため、303ある病床のうち、146床し か対応できないのが実情という。
 神戸大学医学部の前身は、兵庫県立神戸医科大学 。国立に移管され神戸大学医学部となったのが1964 年である。それから40年以上の歳月が経過した。今 回の協定は、神戸大学医学部の設置の原点(県立神 戸医科大学設置が1952年、その前身は1944年設置の 神戸医学専門学校)を想起させるものである。


柏原病院のホームページから

(2009.03.19)

グラミン銀行ムハマド・ユヌス総裁に名誉博士号

 3月9日、2006年にノーベル平和賞を受賞した グラミン(村落)銀行のムハマド・ユヌス総裁(68)が 神戸大学に来訪、名誉博士号を授与された。同総裁 のノーベル賞受賞は、農村女性の貧困解消を目指し てバングラデシュで無担保融資制度を確立した功績 が評価されもの(3月10日付毎日新聞他各紙)。
 ユヌス総裁への国内での博士号の授与は上智大、 立教大に次いで3校目。神戸大の学生がフィールド ワークとして、グラミン銀行の取り組みを同国で学 んだことなどが契機となった。
 学生ら約160人との対談で、ユヌス総裁は「学歴 に関係なく一人一人は無尽蔵の能力を持つが、貧困 などが原因で能力を発揮できる社会になっていない 」と語った。

【参考】神戸大学で開催されたイベント[「ESD シンポジウム イン KOBE」
  http://www.kobe-u.ac.jp/info/event/e2009_03_07_01.htm

(2009.03.18)

一海知義名誉教授(教養)が加藤周一さんを追想

 2月19日付朝日新聞に、中国文学者の一海知義(い っかい・ともよし)名誉教授(教養)による加藤周一さん (1919-2008)を追想する文章が掲載された。
 二人の出会いは、20年ほど前のこと。以来時々、中国 の詩文についての質問の手紙が加藤さんから一海名誉教 授宛来るようになった。数年前、ある座談会の席で、「 ぼくは一海通信教育の生徒ですよ」と加藤さんは語った ことがあるそうだ。
 ある時、加藤さんに「李白と杜甫と、どちらがお好き ですか」とたずねたことがあった。答えは予想通りきわ めて明快であった。
 「杜甫です。圧倒的に杜甫ですね」と加藤さん。加藤 さんは「饒舌」の人、「なぜですか」と聞くまでもなく 、その理由を説く言葉が、溢れ出て来きたそうだ。
 加藤さんは、私が編集した『一海知義の漢詩道場』( 岩波書店、2004年3月/宋代の詩人陸游の詩を読む研究 会の詳細な記録)を愛読され、昨年8月、その続編が出た 時には、すでに体調をくずされていたが、特別寄稿とし て一文を寄せて。その文は、「私たち中国古典詩研究者 に対する、はげましの言葉でもあった」と一海名誉教授 は故人を偲んでいた。

(2009.03.17)

3月4日付日経紙「交遊抄」欄にチップワンストップ高乗正行社長(1993年理卒)が登場

 3月4日付日経紙最終面に掲載の「交遊抄」欄に、 チップワンストップ社長高乗正行(こうじょう・まさゆき 、1993年理卒)さんが登場している。タイトルは、「育 て「網友会」」。高乗さんは1993年に日商岩井(現双日) 入社、情報産業本部に配属された。当時本部長で直接の上 司だったのが西村英俊さん。後に双日の社長をつとめた。 猫のような笑顔、しかし怖い上司というのが、西村さんの 最初の印象だった。
 最近、高乗さんは西村さんの著書『会社は毎日つぶれて いる』を読んだばかり。昔の上司の指導を受けている気に なった。高乗さんたち日商岩井の情報産業部門の仲間たち は、一昨年ゴルフ会「網友会」を発足させた。高乗さんの ように独立した人が多く、ゴルフ会のメンバー24人が所属 する会社は20社に達している。ちなみに、「網友会」の “網”は、ネットの意味。
 高乗正行さんが社長をつとめる株式会社チップワンスト ップ(英文表記:Chip One Stop, Inc.)は、神奈川県横浜市 港北区に本社を置く電子部品・半導体の通販サイト運営会 社。2001年に設立された。東証マザーズに上場されている 。なお、高乗さんは2004年に経営学研究科を修了した。

チップワンストップ社のホームページへ

(2009.03.16)

地主敏樹教授(経)が「経済セミナー」(2・3月合併号)に寄稿




ご参考

 地主敏樹教授(経)が、日本評論社が発行する「 経済セミナー」誌(2・3月合併号、通巻 646号)に「米 国の金融危機と政策対応」というタイトルの論文を寄 稿している。これは特集記事「世界同時不況の時代」 の、一環として寄せられたもの。特集の全体は、以下 のとおり。

●特集=世界同時不況の時代
 世界金融危機はなぜ起こったか 竹森俊平(慶応義塾大学)
 米国の金融危機と政策対応 地主敏樹(神戸大学)
 米国金融危機はEUにどう波及したか 小川英治(一橋大学)
 新興国を襲った金融危機の津波 門倉貴史(BRICs経済研究所)
 米国金融危機と日本経済の行方 嶋中雄二(三菱UFJ証券)

 地主教授は、昨年秋のリーマン破綻以後「アメリカ経 済は急速なペースで景況悪化を示している。いまや世界 同時不況となり、日本をも巻き込んだこの危機にどう対 処するか。オバマ新政権の巨額の景気対策パッケージが 効を奏するか、予断を許さない」との現状分析をする。
 また、今後のアメリカ経済展望については、「アメリ カ国内のエコノミストの予想は驚くほどに楽観的」と指 摘する。フィラデルフィア連銀が昨年11月半ばに発表し たエコノミスト向けのアンケート結果は、3ヵ月前と比 べると顕著に悪化している。にもかかわらず、「今年は マイナス成長になると予想されているものの、第4半期 から景気回復が順調になる」というのが大勢を占めてい る。地主教授は、「日本のバブル崩壊後においても1990 年代半ばまでは1年後に景気回復という予想が強く、毎 年はずれることを繰り返していたことを想起させられて しまうのは筆者だけではないだろう」とやや皮肉めいた 結論をくだしている。
 なお、地主教授は、2月23日付日経紙の「経済教室」 欄に登場、金融危機脱出後のアメリカがとるべき金融政 策について解説とコメントを寄せている。以下は要旨。
 アメリカはドル建てで借金し経常赤字を賄うと共に海 外資産を購入してきた。ドル価値が下落すれば、アメリ カは債務を実質的に減らすことができる。日本やドイツ は敗戦後ハイパーインフレで政府債務を圧縮したが、ア メリカもドル価値を下落させたいとの誘惑を持つように なるだろう。しかし、ドルとユーロを除けば、基軸通貨 となる通貨が見当たらず、新しい世界通貨を作ることも 現実には不可能。そのような現実認識に立てば、アメリ カとEUがインフレ目標政策を採用し、かつ協調的に行動 する(例えば2%未満のインフレ目標)ことが、望ましい と考えられる。これはある種の複本位制で、第1次と第 2次世界大戦の戦間期に英ポンドと米ドルが基軸通貨と して並存していた経験を生かすことでもある。

(2009.03.13)

元兵庫県職員の黒田達雄さん(1972年工卒)が、建築作品集を出版

 一級建築士黒田達雄さん(1972年工卒)は、兵 庫県職員を昨年3月に退職した。黒田さんは、36年 間にわたる在職中、県立総合リハビリテーションセ ンター(神戸市西区)、県立三田祥雲館高(三田市)な ど数多くの施設を手がけた。黒田さんの設計作品は 数々の賞を受けている。今般、黒田さんは在職中に 設計した県施設を写真集『黒田達雄建築作品集』に まとめて出版した。
 3月11日付神戸新聞によると「自分を育ててくれた 建物の記録を残したい」というのが出版の動機だ。 写真集『黒田達雄建築作品集』(定価3,000円、送料 500円)に関する問い合わせ先は黒田達雄建築研究所 (次のURL)まで。  http://www.tatsuo-kuroda.com/


兵庫県立三田祥雲高校


西播磨リハビリ病院、正面車寄

(2009.03.12)

NPO法人企業ミュージアムの協会が、「企業ミユージアム社会貢献コンテスト」の募集を開始

 亀田訓生(かめだ・みちお、1960年営卒)さんが 理事長をつとめるNPO法人企業ミュージアムの協会が 、「企業ミユージアム社会貢献コンテスト」の募集を 開始している。このコンテストは、昨年に続き2回目。 昨年同協会が創設10周年を迎えるにあたりスタートした もの。広く一般市民から社会貢献をしている企業ミュー ジアムの推薦をしてもらう方式をとる。
 応募要領の概要は以下のとおり。

 応募期間:2009年1月13日〜 2009年4月10日
 応募方法:用紙(所定のものはなく、便箋・レポート 用紙等なんでもよい)に以下の項目を記載
  @応募者の名前、住所、電話番号
  A推薦するミュージアムの社会貢献テーマ名
  B当該ミュージアム(博物館・美術館・記念館等)の名称、所在地
  C推薦理由(の秘密等)
  D出来るだけ推進テーマ関連資料・現品を添付( 返却希望はその旨明記)
 応募先:下記宛に郵送または宅配便にてご送付下さい
  〒565-0855 大阪府吹田市佐竹台3丁目8番3号
  NPO法人 企業ミュージアムの協会事務局
  TEL:06-6872-0969  FAX:06-6872-0969

 詳細は下記ホームページ参照
    http://ss4.inet-osaka.or.jp/~senri/


京都機械工具ものづくり技術館(第1回目の受賞対象先)にて
右端が亀田理事長

(2009.03.11)

沖幸子さん(1969年教)の新著『生活美人』




ご参考

 フラオグルッペの創業社長だる沖幸子さん(1969年 教)の新著『生活美人』(PHP文庫、495円+税)が、刊行 された。移り変わる四季折々の出来事を大切にする。そし て、日本女性が長い歴史の中ではぐくんできた伝統や習慣 。これらを毎日の暮らしに、あなたらしい工夫と知恵で取 り入れ、楽しむ。これが、本書の主題である“生活美人” である。
 「丁寧に生きるだけで、毎日のなんでもない暮らしが、 宝石以上に光り輝いて見えるはずです」と沖さんは読者に 語りかける。仕事を持つ女性にとって「仕事と家事をどの ようにバランスをとるか」は重要な課題。「掃除機の上手 な選び方とかけ方」「引越しのノウハウ」「料理のエコ習 慣」「簡単アイロンかけ」「自分でできる肌のケア」等々 、簡単に実践できる暮らしのヒントを紹介実体験に基づく 数々のスキルやノウハウが、ぎっしりと詰まっている。

(2009.03.10)

神戸大学で医工連携、手術訓練用脳モデルで硬さ・くも膜・血管などを再現

 「神戸大学で医工連携」のタイトルのニュースが、 2月23日付日刊工業新聞で報じられている。これは、神戸 大学大学院工学研究科の西野孝教授、小寺賢助教らが、医 工連携で高分子を用いて脳神経外科手術訓練用の脳モデル を作製したというもの。同紙によると、脳実質の硬さを医 師の感覚を元に作製したほか、くも膜、血管などを再現し ている。患者固有の形状情報を含めた脳モデル作製など、 安価で利用できる手術教育・訓練用脳モデルの開発につな げていく。
 なお、この脳モデルについては、神戸大大学院医学研究 科の甲村英二教授、西神戸医療センターの林成人医師らと 共同で開発を進めてきている。脳の体積の大部分を占める 脳実質モデルは、ポリウレタンで作製した。さらに、その 外部を厚さ50マイクロ〜300マイクロメートル(マイクロは 100万分の1)のラテックス皮膜で包み込んでいる。

(2009.03.09)

南輝子さん(1967年文卒)の個展が、ギャラリー島田で開催

 「南輝子展」が、3月28日(土)から4月2日(木)まで、 ギャラリー島田(神戸市中央区山本通2-4-24)で開催される 。これは、板橋文夫MIX DYNAMITE TRIO『DO SOMETHING !-神戸からの祈り』(CD)を南輝子さん(1967年文卒)が プロデュースした記念として開催されるもの。 「DO SOMETHING! から WE INSIST! へ」のキャッチフレ ーズが付されている。このイベントに関して、ギャラリー 島田の代表である島田誠(1966年営卒)さんは、次のような コメントを寄せている。
 太陽や水の恵みを受けて大地がはぐくんだ野菜は、艶や かに漲り歌い踊る。そして食されることによって私たちを 支える。南輝子はそれらを讃え抱きしめともに踊る。しか し現実はその命の連鎖は断ち切られてきた。南さんと私と ジャズピアニスト板橋文夫さんは「Do Something」のメ ッセージを発してきたが、南さんはそこからもう一歩前へ と主張する。「We insist」「われわれは主張 する」は1960年、黒人解放運動のときのマックス・ロー チのアルバムからきている・・・。
 画業ばかりではない。南輝子さんの短歌も、本格的であ る。1999年神戸新聞文芸「短歌」年間最優秀賞を受賞、 2002年に上田三四二賞第1席となった。多才な南さん。 ピアニスト板橋文夫さんのCDのプロデュースしたのも、 今回が初めてではない。CD「燦燦」は、スイングジャー ナル誌五つ星を獲得している。

【参考】ギャラリー島田ホームページ
    http://www.gallery-shimada.com/

(2009.03.06)

保田茂名誉教授(農)、日本の第一次産業の展望を語る

 保田茂(やすだ・しげる)名誉教授(農)が、2月27日 付神戸新聞コラム「インタビュー 私の観点」に登場、 日本の第一次産業の展望を語っている。
 衰退する一方だった日本の第一次産業。最近は、“新 たな局面”を迎えているといえよう。これには、世界的 な金融危機の影響で、トヨタやソニーなど日本を代表す るメーカーが相次いで赤字転落の見通し、派遣切りなど 雇用不安等の背景がある。農林水産業を志す人が増え、 食の安全への関心から無農薬栽培や国産農作物の需要も 伸びてきている。
 保田名誉教授は「十年前に、大量生産時代は終わって いた。融資先に困り、銀行が合併していったのがいい例 だ。今後は海外に売る商品もなくなり外貨が稼げない。 これまで日本は、輸出で外貨を稼ぎ食料を輸入していた が、今後、食料は輸入に頼れないだろう。価格も長期的 には上昇するのではないか。日本は自国で食料を生産す る必要がある。農業が中心となる時代がくる」と、日本 の農業の展望を語る。
 また、「進学や就職など、日本人は競争の訓練を受け てきたが、助け合う訓練はしてこなかった。命を支え合 う関係が大切だ。消費者が産地の農作物を購入し、産地 を支える“産消提携”を重視する価値観を持つことだ」 と日本人の心の持ち方の転換に関しても言及していた。

(2009.03.05)

長田貴仁准教授(営)の新著『増補新版 パナソニック ウェイ』




ご参考

 神戸大学大学院経営学研究科の長田貴仁(おさだ・た かひと)准教授による『増補新版 パナソニック ウェイ』 (プレジデント社、1,429円+税)が刊行された。
 昨年10月1日、松下電器産業は「パナソニック」 (Panasonic)に社名を変更し、ブランドと社名を統一した。 この日、マスコミは「国民的ニュース」として伝えた。創 業者・松下幸之助氏が考案した「松下電器産業」という社 名と“National”ブランドは消えた。
 本書は2006年2月に上梓された『The Panasonic Way』の 増補新版。松下電器産業からパナソニックへの社名変更が 、予想をはるかに上回る大きな社会的関心事になったため 、社名変更の翌月に当たる12月16日付で緊急出版されたも の。
 長田准教授が本書を執筆中の2008年11月1日「パナソニ ック の三洋電機買収(方針)のニュースが流れる。今般の 増補新版では、14章に三洋電機関連の項目が入っている。 海外戦略、ソニーやトヨタとの比較等多面的なアプローチ が興味深い。巻末には、事項、企業名、人名等の索引があ り便利。

(2009.03.04)

イラストレーター池田暁子さん(1992年教卒)の新著『「あと5キロ」をやっつけろ!! 池田のダイエット大作戦』

 イラストレーターとして活躍中の池田暁子さん(1992年 教卒)が、新著『「あと5キロ」をやっつけろ!! 池田のダイ エット大作戦』(文藝春秋社、定価(税込)1,000 円))を刊行 した。全国の書店で平積みで並んでいる話題の書である。「 池田はこうしてペッタンお腹とスリム下半身を手に入れた!? 」というキャッチフレーズの本書、池田さんの体重スリム化 の実践記録である。巻末には、池田さんが専門家の指導によ り実行に移したダイエット料理の作り方もでている。
 池田暁子(いけだ・きょうこ)さんは、愛媛県立松山東高校 卒業して神戸大学へ。1992年、教育学部(現発達科学部)を卒 業した。在学中は凌美会に属していた。その後、好きな美術 の道へ進みイラストレーターに。本書のほかにも多数の著書 がある。『片づけられない女のための こんどこそ!片づけ る技術』(文藝春秋社)は、韓国・台湾で翻訳書が刊行されて いる。また、昨年11月15日に東京凌霜クラブで開催された第 20回若手の会の「私がイラストレーターになるまで」の講演 者でもある。

(2009.03.03)

24件中神戸大学から3件、2008年度日本経済研究奨励財団からの奨励金

 日本経済研究奨励財団(館龍一郎理事長)が、2008年 度奨励金の交付対象24件(交付金額計1,000万円)を決めた 。同財団は有力企業と日本経済新聞社が設立、経済学とそ の関連分野の研究奨励などを行っている。52件の申請の中 から、大山道広東洋大学教授を委員長とする審査委員会が 選考した。神戸大学からは、以下の3件が対象となった(2 月22日、日経)。なお、昨年度は、岩壷健太郎経済学研究 科准教授、宮尾龍蔵経済経営研究所教授の研究が奨励金交 付の対象となっている。

・入谷純 神戸大学大学院経済学研究科教授
 社会的選択理論における代数的方法
・菊池徹 神戸大学大学院経済学研究科准教授
 貿易可能性の国際経済学
・宇南山卓 神戸大学大学院経済学研究科准教授
 高齢化社会における所得と消費--資産所得の把握とその合意

【参考】日本経済研究奨励財団
    http://www.j-erf.org/kofu.html

(2009.03.02)

井上欣三教授(海)の新著『海の安全管理学』




ご参考

 井上欣三教授(海)の著書『海の安全管理学』(成山堂) が刊行された。定価は2,400円+税。井上教授は、海の世界の 安全に関して「事故が起こってからの後追い対策」から「事 故を起こさないための予防安全」に導くことが大切であり、 本書はそのために必要な『管理(マネジメント)』の科学的手 順と技法を解説したものであることを強調する。以下は、目 次の概要。

 第一編 海事社会の変革と次世代海技者
 第一章 海運先進国への途
 第二章 次世代海技者に託される使命

 第二編 安全管理の方法
 第一章 「安全」「管理」
 第二章 管理の哲学
 第三章 安全管理の手順
 第四章 安全管理の実践例

 第三編 安全管理の技法
 第一章 操船リスクアナリシスの実践
 第二章 安全管理のテクノロジーT.
 第三章 安全管理のテクノロジーU.《危険の芽を摘み取る》
 第四章 安全管理のテクノロジーV.《危険度レベルを予測する》

 本書は、“海の安全”に関する専門書であるが、「便宜地籍 船」、「外国人船員の雇用と激減する日本人船員」といった日 本の海運業を取り巻く重要な問題点について簡明な解説があり 、商社、流通、金融、保険、証券等の業務に従事する社会人に とっても必要な最新情報を提供してくれる。
 井上教授は1946年、京都市の生まれ。現在、神戸大学大学院 海事科学研究科教授。2002年に日本航海学会会長に就任.現在 は同会の名誉会員。英国王立航海学会アソシエイトフェローも 兼任。大連海事大学、上海海事大学の客員教授も務めている。

(2009.02.27)

澤田隆治さん(1955年文卒)、PR誌「ちくま」に「平成コメディアン史」を連載中

 澤田隆治さん(1955年文卒)が、筑摩書房が発行する PR誌「ちくま」に、「平成コメディアン史」を連載中。 この2月号で18回目。この回は、「花登組と芦屋雁之助の 昭和三十四年」というタイトル。「やりくりアパート」、 「番頭はんと丁稚どん」等の懐かしい番組の裏話が寄稿さ れている。
 澤田隆治さんは、本日2月26日(木)、東京凌霜クラブ 木曜会の講師として「笑いと健康」の演題の講演を行う。 以下は、その概要。

日時:2009年2月26日(木) 18:00〜20:30
場所:神戸大学東京凌霜クラブ(千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル地下2階)
  TEL:03-3211-2916,FAX:03-3211-3147
  Eメール:tokyo@kobe-u.com
演題:「笑いと健康」
会費:5,000円
講師:澤田隆治(さわだ・たかはる)氏
詳細はhttp://home.kobe-u.com/tokyo/news/yokoku.html#2009.02.26

(2009.02.26)

安田真奈さん(1993年法卒、映画監督・脚本家)が、東京新聞コラム「言いたい放談」に登場

 2月19日付東京新聞のコラム「言いたい放談」欄に、 映画監督・脚本家の安田真奈さん(1993年法卒)が登場、 会社員時代に映画を製作した体験を語っている。
 会社員時代のこと。趣味を提案する番組の「映画を作ろ う」という回に出演することになった。番組スタッフが、 「安田さんは『働きながらでも映画は撮れる』という見本 なので、来週までに一本撮ってください」と依頼してきた 。安田さんは「残業もあるのに、むちゃくちゃ言うなぁ」 と思ったが、引き受けた。
 短いコーナーでの放映なので、長さは1分が限界と考え た。趣味を提案する番組なので、テーマを「好奇心」と設 定する。筋立ては、「公園で友達を待っていた女の子が、 置き去りの一輪車に好奇心を抱きチャレンジする」という もの。タイトル「something interesting」とした。興味 がわいた顔、真剣に挑戦する顔、成功して喜ぶ顔・・・。「 何か面白いこと」を見つけた時の、生き生きした表情をと らえようと思った。
 撮影可能なタイミングは、日曜の午後のみだった。キャ ストもスタッフも最小限、撮影も自分で担当した。雨に見 舞われ、撮影は2時間で終了。月曜と火曜の晩にパソコン で編集し、水曜の晩に音楽を作るというあわただしさ。
 幸いこの作品は数年後、インディーズの映画祭でグラン プリを受賞した。「製作を断らなくて本当に良かった」と 安田さん。この作品は、思い出深い一本。
 安田さんは、神戸大学在学中に映画サークルに所属。卒 業後、松下電器産業(現パナソニック)に勤務の傍ら映画製 作に関わる。各地映画祭で入賞多数。劇場映画『幸福のス イッチ』(2006年)の監督をつとめるなど活躍中。

【参考】『幸福のスイッチ』サイト
  http://ameblo.jp/shiawaseno-switch/

(2009.02.25)

草野豊己さん(1976年工卒)、日経マネー2月号で金融危機を語る




ご参考

 草野グローバルフロンティアの代表取締役の草野豊 己さん(1976年工卒)、日経マネー2月号に登場、「金融危 機は2009年は、より深刻な局面へ 株はリバウンド狙いが 鉄則」との見解を述べている。草野豊己さんは、神戸大学 卒業後、HSBC証券日本株式統括ディレクター、クレデ ィアグリコル・インドスエズ証券(現カリヨン証券)取締 役副支店長などを経て独立。現在は、クロスマーケット分 析を踏まえた国際金融コンサルタントとして活躍中。
 草野さんは「今世界が直面しているのは、クレジットバ ブルの崩壊が与える実体経済の新たな危機」であると指摘 する。この新たな危機というのは、「クレジット・デフォ ルトスワップ(CDS、債権の信用リスクを保証する金融 派生商品)取引の拡大等で傍聴しきったクレジット市場の崩 壊が生じる」という趣旨。
 なお、草野さんは東京凌霜クラブで開催された特別火曜 会の講師として「21世紀型金融危機と投資戦略」 の演題 での講演をおこなった(今月2月17日)。また、昨年は毎日新 聞社から著書『日本経済を襲うエキゾチック金融危機』が 出ている。

左は、最近の著書「エキゾチック金融危機」(毎日ビジネス・ブック)

(2009.02.24)

パナソニックe-WORK推進室永木浩子室長(1991年経卒)、AERA2月2日号に登場

 朝日新聞社が発行する週刊誌AERA2月2日号に、 パナソニックe-WORK推進室永木浩子室長(1991年経卒) が、クローズアップされている。これは、同誌の特集「 女性と企業 パナソニックで働く女たち」のなかで紹介 されたもの。永木室長は、他の4人のパナソニックの同 僚とともに登場している。
 パナソニック(旧松下電器産業)には、雇用機会均等 法前から続く女性活用の伝統がある。e-WORK推進室の 役割は、在宅勤務の推進。同社では、育児、介護、社外 での勉強やボランティア等多方面で活用されている。 2007年度、一日でも在宅勤務をした社員は7,000名に 達するという。永木さんは、2006年から現職。それま では海外部門で輸出入オペレーションに携わった。

(2009.02.23)

「ゴヤ作“巨人”、実は弟子が制作」、宮下規久朗准教授(文)がコメント

 プラド美術館(スペイン、マドリード市)がこのほ ど、ゴヤの名作とされた油彩画“巨人”について、真の 作者は弟子のアセンシオ.フリアであると発表した。こ れに関連して美術品の真贋について宮下規久朗准教授( 文)が、次のようにコメントしている(2月2日付日経夕 刊)。
 巨匠といわれる画家は工房を経営しており、そこでの 出来栄えの良い作品には親方がサインを入れることがあ る。広い意味ではこのような作品は本物と見ても良い。 レンブラントの作品といわれていたものもレンブラント 調査委員会が工房の手によるものと認定したものがある 。これらは贋作ではなく、“伝ゴヤ”、“伝レンブラン ト”の名作であり続ける。著作権が切れていない作品は 著作権所有者が真贋鑑定の決定権を持つ。その場合様々 な利害が絡み信用できないこともある。日本の茶道具な どは誰が使い、どこの家に伝わったかという由緒が重要 になってくる。箱書きや目録の精査が欠かせない。ひと つの真作のの周囲には様々な段階のグレーゾーンがあり 、正しく位置づけることが重要。
 宮下准教授の専攻は美術史。多数の著書、共著、翻訳 書がある。以下は、最近の著作から。

・『カラヴァッジョへの旅-天才画家の光と闇』2007年、角川選書
・『モディリアーニ モンパルナスの伝説』2008年、小学館
・『刺青とヌードの美術史』2008年、日本放送出版協会

(2009.02.20)

井上欣三教授(海)が、港を拠点とする災害医療を提唱

 神戸大学大学院海事科学研究科の井上欣三教授が 、港を拠点とする災害医療を提唱している。地震等の大 規模災害がはっせいした時に、被災地の港に船で医療機 器を運び込み、岸壁で傷病者の治療を行う。このような システムを構築する。これが井上教授の提唱の骨子。 2月13日に日本集団災害医学会総会(神戸)で発表するこ とになっている。
 こうした支援態勢は海外にも例がないといい、早期実 現に向けて自治体や企業に広く協力を呼び掛けていく考 えだ。以上は、2月13日付神戸新聞から。

【参考】日本財団のホームページ
  http://www.nippon-foundation.or.jp/ships/topics_dtl/071220.html

(2009.02.19)

第7回神戸建築物語「酒造りのまちと御影公会堂」、3月7日に開催 黒田龍二准教授(工)が講演

 第7回神戸建築物語「酒造りのまちと御影公会堂」 が、3月7日に開催される。このイベントは、神戸市都市 計画総局技術管理課が主催するもの。今回は、日本一の 酒どころであり、神戸の地場産業である酒造業が集まる 灘に焦点をあてられる。以下は、その概要。

日 時:3月7日(土) 10時00分〜16時30分頃(荒天の場合は講演会のみ実施)
場 所:御影公会堂ホール(東灘区御影石町4-4-1)
講演会@「灘の酒の歴史と風土」
講 師:湊本 雅和 氏((株)神戸酒心館 事業本部 副支配人)
講演会A「酒のふるさと 灘の酒蔵−震災の前と後−」
講 師:黒田 龍二 氏(神戸大学大学院 工学研究科建築学専攻 准教授)
 講演会では、なぜ灘酒が隆盛をきわめたのか、酒蔵の 造りと機能、酒蔵のまちなみなどについてが語られるこ とになっている。そして、見学会では、酒造家達の贈り 物「御影公会堂」や今も歴史を刻み続けている泉勇之助 商店等の酒蔵を訪ね、その重みを肌で感じることになっ ている。
参加費:無 料
定 員:150名(申込者が定員を超える場合は抽選を行う)

【申込方法】
A.電子メール及び、B.往復はがきにて。2月23日(月)必着
A.電子メールの場合
 必要事項:申込代表者の@郵便番号、A住所、B電話 番号、C参加者全員(4名まで)の氏名、年齢 を入力して、 monogatari@office.city.kobe.jp に申込む。
 メールの件名は「第7回神戸建築物語参加希望」とする。

B.往復はがきの場合
 ・往信ウラに、「神戸建築物語参加希望」、申込代表者 の@郵便番号、A住所、B電話番号、C参加者全員(4名ま で)の氏名、年齢を記入。
 ・返信オモテに、参加代表者の住所と氏名を記入し、裏 面は白紙として下記へ送る。
 ・宛先 〒650−8570(住所不要)
     神戸市都市計画総局技術管理課『神戸建築物語』係

(2009.02.18)

森元伸枝さん(1996年営修士)の新著『洋菓子の経営学』




ご参考

 神戸大学大学院経営学研究科で教授秘書を務め る森元伸枝さん(1996年営修士)が、『洋菓子の経営 学』(プレジデント社、1,429円+税)というユニー クな著書を刊行、話題を呼んでいる。2月5日付神戸 新聞にも大きくとりあげられた。巻末には加護野忠男 教授(営)の解説がある。
 『洋菓子の経営学』では、2002年から5年連続で右 肩上がりに成長を続ける神戸の洋菓子業界を分析する 。弟子を快く独立させる人材育成。これが神戸の洋菓 子業界の特徴である。神戸の洋菓子業界には、地場産 業活性化のヒントがあるのではないか。こういった視 点が興味深い。森元さんは「閉そく状態に陥っている 日本経済を立て直すヒントにしてほしい」とも話して いる。
 森元さんは、神戸海星女子学院大を卒業後、アパレ ル会社などを経て神戸大学大学院経営学研究科修士課 程を修了した。その後、育児に専念していたが、一段 落した2004年、知人の紹介を機に洋菓子業界の研究を 始めた。これが、今般の図書出版に結実した。

(2009.02.17)

浦部法穂名誉教授(法)の新著『世界史の中の憲法』




ご参考

 浦部法穂(うらべ・のりほ)名誉教授(法)の新著 『世界史の中の憲法』(共栄書房、定価1,500円+税) が出版された。
 本書は、憲法と憲法原理はどのような歴史と現実か ら生まれたかを説く啓蒙書。将来、法律家を目指して 勉強している受験生が憲法そのものを理解するために 役立つ。また、憲法を守り活かそうと考えている人た ちにとっては、憲法に対する新たな発見ができるかも しれない。
 憲法、そしてそこに盛り込まれた基本的な原理・原 則は、決して抽象的な理念や理論から出てきたもので はない。現実の生々しい歴史のなかから生まれてきた 考え方だ。歴史のどういう流れのなかで、どういう人 たちが主体となって、そうした考え方を定着させてき たのか、そのことを具体的な歴史に即して見直す。本 書は、そのようなスタンスの憲法についての本である 。以下は、その目次。

 第1章 憲法という考え方の歴史
 第2章 人権という考え方の歴史
 第3章 国民主権という考え方の歴史
 第4章 権力分立という考え方の歴史
 第5章 戦争と平和の歴史
 第6章 国家と国民の歴史
 第7章 考え方・理論をそれが生まれる背景から学ぶ

(2009.02.16)

向井正教授(理)、パトリック・ソフィア・リカフィカ研究員(理)の共著『太陽系に未知の「惑星]」が存在する!』




ご参考

 講談社+α(プラスアルファ)新書の1冊として、向井正 教授(理)、パトリック・ソフィア・リカフィカ研究員 (理)の共著『太陽系に未知の「惑星]」が存在する! 』が、刊行された。定価は、838円。以下は、本書の 目次から。

●太陽系の果てに未知の惑星が!?
●10年以内に惑星]は観測される
●新たな太陽系時代の幕開き
●惑星に惑わされた人々
●海王星より遠い天体を追い求めて
●太陽系の果てからやってくる彗星
●惑星でなくなった冥王星
●続々発見される太陽系外惑星
●パンスターズ計画が惑星]に迫る
●探査機・ニューホライズンズ計画

 向井正教授(理)は、1945年、大阪市の生まれ。京都 大学理学部物理学科卒業、同大学院修了。専攻は地球惑 星科学で、惑星間塵の起源と進化および不規則形状態に よる光散乱の研究から、小惑星や太陽系外縁天体などの 小天体の研究まで幅広い。21世紀COEプログラム「惑星 系の起源と進化」のリーダーを務めた。また、小惑星番 号10146番の小天体は、「mukaitadashi」と名づけられ ている。著書に『小惑星がやってくる』(岩波書店)、共 著書には『彗星─その本性と起源』(朝倉書店)、『人類 の住む宇宙』(日本評論社)などがある。
 パトリック・ソフィア・リカフィカ(Patryk Sofia  Lykawka)神戸大学大学院理学研究科日本学術振興会外 国人特別研究員は、ブラジルの出身。2001年10月に来日 、神戸大学大学院を修了した。専門は太陽系の起源と進 化。太陽系外縁天体、ケンタウルス族、トロヤ群、軌道 共鳴、惑星形成、巨大惑星の形成とmigration、N-body シミュレーション、小天体力学などの理論研究を行って いる。

(2009.02.13)

野口武彦名誉教授(文)の新著『幕末バトル・ロワイヤル 天誅と新撰組』




ご参考

 野口武彦名誉教授(文)の著書『幕末バトル・ロワ イヤル 天誅と新撰組』(新潮新書297)が刊行された。 定価は720円+税。野口名誉教授による新潮新著は、以 下のように本書で5冊目となる。

152 『大江戸曲者列伝 太平の巻』
156 『大江戸曲者列伝 幕末の巻』
206 『幕末バトル・ロワイヤル』
252 『幕末バトル・ロワイヤル 井伊直弼の首』

 幕末、尊王派と佐幕派の対立は、遂に流血の惨を招く に至る。殺される側は身分も立場も理由も色々。とにか く、元号が「文久」であった三年間は、政治都市京都を 中心に《天誅》の名による殺戮が荒れ狂う。過激派浪士 と新撰組が死力を振って斬り合う剣戟ロマン。それは《 銃砲》の時代を迎える直前、道場剣術から実戦に復活し た《刀》の最後の花道だった。江戸幕府はテロの恐怖に じわじわと消耗して行くことになる。
 野口武彦名誉教授は、文芸評論家。1937(昭和12)年、 東京に生まれ早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博 士課程中退、神戸大学へ。専攻は日本文学・日本思想史 。2002年、神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念。 著書に『谷崎潤一郎編』(亀井勝一郎賞受賞)、『江戸の 歴史家』(サントリー学芸賞受賞)など多数。

(2009.02.12)

2月28日9時30分NHK総合テレビ「食彩浪漫」に、落語家の桂吉弥さん(1995年教卒)登場

 NHK総合テレビの「食彩浪漫(しょくさいろまん) 」は、各界で活躍する人々が、思い出の味を訪ねてその 調理人とともになつかしい味を再現する番組。2月28日 放映の番組では、朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」 で一躍全国区の人気を得た落語家の桂吉弥さん(1995年 教卒)が登場する。
 番組では、阪急六甲駅北の「ピザハウスF」(※)店主 の藤田静江さんも登場。「ピザハウスF」は、1970年代 以降の神戸大学教職員・学生・OBたちにはおなじみとな っている店。桂吉弥さんは、学生時代に、この店でアル バイトをしていたという。既に2月4日にロケが行われた 。番組では、アルバイト時代の懐かしいメニューのピザ 作りに挑戦。生地やソースを一から教わりながら、桂吉 弥さんが青春時代を振り返る。
 番組のテキスト2月号(日本放送出版協会、690円)では レシピを掲載、また同店自慢のトルコライスも紹介され ている。
 「食彩浪 桂吉弥の我が青春のピザ」は、2月28日( 土)総合テレビ午前9時30分〜9時50分放送。
 再放送は、3月5日(木)午後3時10分から、総合テレビ。 6日(金)午後0時25分から、教育テレビ。4日(水)午後3時 35分から、BS2でも放映される予定(正確には直近に番組 表を確認下さい)。

※:「ピザハウスF」
  神戸市灘区宮山町2-4-4
  078-821-3994
  休み:なし。営業時間:17時30分から24時00分ラスト オーダー。

(2009.02.10)

山家悠紀夫さん(1964年経卒)が日本経済の行方を展望

 暮らしと経済研究室代表山家悠紀夫(やんべ・ゆきお、 1964年経卒)さんが、岩波書店発行の月刊誌「世界」2月 号誌上に「日本経済、どこへ向かうべきか」を寄稿している 。この論文は、同誌の特集「経済危機 どこに対案があるか 」の中の一部を形成している。
 2002年から始まった「戦後最長記録を更新し続けていた 日本経済の景気回復」は、2007年に終わったようだ。昨年 (2008年)の前経済の実質成長率は、1〜3月期こそプラスを 保ったが、4〜6月以降は、マイナスに陥っている。「内外 の情勢から見て、落ち込みはしばらく続く」というのが山家 さんの見解。以下、次のような見出しで最近の経済情勢を分 析する。
 ・アメリカ発大津波の襲来
 ・内需不振、輸出頼りの日本経済
 ・狭められた生活の安全ネット
 山家さんは、この生活の安全ネットの問題を重視する。元 々狭かった生活の安全ネット(雇用保険、生活保護、医療保 険等の種々の社会保障制度)がこの10年ほどの間にさらに狭 められ、貧弱なものとされていると指摘する。最後の部分で 山家さんは、「日本の採るべき政策が二つある」と主張して いる。
 第一は、先行きの厳しい景気の落ち込みは避けがたいと覚 悟を定めて、その下でも、その落ち込みをできるだけ小さく するための政策、あわせて、景気の落ち込みによる人々の暮 らしへの影響--を極力小さくするための政策である。「生活 必需品の消費税率引き下げ」、「雇用保険の拡充」、「ネッ トカフェ難民その他生活困窮世帯への対処」が急務であると いう。
 第二は、日本経済の構造を、輸出頼りではない政策、すな わち、国内需要が景気を支える経済へと変えていく政策であ るとして最低賃金の引き上げ、社会保障をヨーロッパ並みに 引き上げる等のの」提案がなされている。
 山家悠紀夫さんは、1940年生まれ。第一勧銀総合研究所専 務理事、神戸大学大学院経済学研究科教授等を経て、現在暮 らしと経済研究室を主宰している。

(2009.02.09)

第2回KUCアート展 2月17日(火)〜23日(月)、田中八重洲画廊で開催

 この2月17日(火)から23日(月)まで、田中八重洲画廊 (東京都中央区八重洲1-5-15、電話:03-3271-7026)で、第 2回KUCアート展が開催される。時間は午前10時30分から 19時まで(最終日は16時まで)。
 この展覧会は2007年2月東京凌霜クラブ創立40周年を記念 して、同じく田中八重洲画廊で開催されたを「神戸大学OB 作品展」契機に結成されたKUCアートサロンが開くもの。 この会は、首都圏在住の神戸大学OBおよび家族で形成され る。在学中に神戸大学凌美会に在籍していたか否かは問わ ない。
 KUCアートサロンでは、これまで東京凌霜クラブでの小 品展、クロッキー会等の活動をおこなってきた。

【参考】KUCアートサロンのホームページ
  http://www.geocities.jp/kuc_artclub_test/index.htm

(2009.02.06)

吉田一彦名誉教授(国際文化)が『CIA秘録』の書評を寄稿(2月1日付産経)




ご参考

 吉田一彦名誉教授(国際文化)が、『CIA秘録』(上/ 下2巻)の書評を産経新聞に寄稿している(2月1日付)。この 本はティム・ワイナー(1988年ピュリツアー賞受賞)の著書 を、藤田博司、山田侑平、佐藤信行の3人の訳者が翻訳した もの。文藝春秋社から刊行された。定価は上/下各1,850円 。ちなみに、吉田名誉教授には『知られざるインテリジェン スの世界』、『暗号事典』(共著)等の著書がある。
 情報帝国アメリカのCIA。この強力と思われていた組織 は、実は虚像に過ぎない。そのことを本書は白日の下にさら している。そのことが本書に書かれている。そのように、吉 田名誉教授は本書を紹介する。映画や小説に出てくるCIA は、実はCIA自身が作り上げたものに過ぎないそうだ。「 イラクに大量破壊核兵器がある」という情報をブッシュ大統 領にもたらしたのも、その例の一つ。

(2009.02.05)

朝日新聞ニッポン人脈記班編『私の体のまま抱いて』(朝日文庫)から




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 朝日文庫の1冊として、『私の体のまま抱いて』が出版 されている。定価は640円+税。本書は、朝日新聞(夕刊)に連 載の「ニッポン人脈記」をまとめ、1冊の本としたもの。本書 の第3章「震度7からの伝言」は、阪神淡路大震災がテーマで ある。
 本書の137ページ以下には「23歳の死、救助ロボ生む」とい うタイトルのもと、震災により23歳で亡くなった神戸大学大 学院生競基弘(きそい・もとひろ)さんが登場する。競さんは 、震災時には神戸大学大学院自然科学研究科で、宇宙で働く ロボットを研究していた。競さんの指導教官であった松野文 俊助教授(現電気通信大教授)と田所諭助教授(現東北大教授) は、震災後に「救助ロボット」の研究を始める。
 震災で競さんを失った。また、そこに救出を求める人がい ても倒れた物を動かせず救出できない。これらの体験が「救 助ロボット」研究の引き金となる。当初関西以外では「救助 ロボット」への関心は極めて低い。しかし、9.11の同時多発 テロが“例えは悪いが黒船となって”(松野教授)救助ロボ への関心が一気に高まる。崩壊したビルの中を無人探査車が 走り回る映像が放映されたからだ。
 2002年11月に「国際レスキューシステム研究機構」が結成 され、田所会長、松野副会長という体制ができた。2006年11 月末、神戸でシンポジウムが開催され、様々な「救助ロボッ ト」が公開された。「救助ロボット」の業績を挙げた若手研 究者を表彰する“競基弘賞”も生まれた。第1回の賞は東工 大助教授の塚越秀行さんと茨城大助教授の城間直司さんに贈 られた。塚越さんは「おい、研究をやめるなよって、競君に 背中を押されているように感じる」と語っている。
 この競基弘賞は今年(2009年)で第4回目を迎える。1月15日 に神戸国際会議場で授賞式と記念講演会が開催された。第4 回目の受賞者は、学術業績賞が山下淳氏(静岡大学工学部機 械工学科准教授)、技術業績賞:土井智晴氏(大阪府立工業高 等専門学校准教授)であった。

【参考】第4回競基弘賞関連ホームページ(神戸ロボットポー タルサイト)
  http://www.kobe-rt.jp/whatsnew/index.php?mode=dtl&typ=2&cd=14

(2009.02.04)

田村正紀名誉教授(営)の新著『立地創造』




ご参考

 田村正紀(たむら・まさのり)名誉教授(営)の新著『立 地創造 イノベータ行動と商業中心地の興亡』(白桃書房、 3,400円+税)が、刊行された。
 “立地創造”とは,商業適地でない場所に,店舗や商業集 積を計画的に起こし成功を収めること。本書は,地理情報デ ータベースを駆使して,大都市圏での流通イノベータの行動 とそれによる商業中心地の興亡を実証的に解明している。
 今年の1月3日、日本経済新聞1面の最下段(右端)に、白桃 書房の広告が掲載された。広告には5冊の本が出ていたが、 『立地創造』もその1冊。そのほか、坂下昭宣『経営学への 招待』、桜井久勝『テキスト国際会計基準』、金井壽宏(訳 )『キャリア・アンカー』と神戸大教授の著書がずらり。残 りの1冊は、中村忠一橋大学名誉教授の『新訂 現代簿記』 である。
 ビジネス書の出版物で有名な白桃書房。設立は終戦直後の 1945年9月であった。社名は歌人の斉藤茂吉により名づけら れた。当初は文学書の出版社だったようだ。

(2009.02.03)

話題を呼ぶ、桂吉弥さん(1995年教卒)のDVD「桂吉弥のお仕事です。そろそろ」(テイチク)

 落語家桂吉弥さん(1995年教卒)のDVDボックス「桂吉弥 のお仕事です。そろそろ」が、話題を呼んでいる。発売は、 テイチクエンタテイメント。価格は、9,450円。CDボックス もあり、こちらの価格は6,300円となっている。
 収録されているのは、天満天神繁昌亭とワッハ上方での公 演。Disk 1が「 ふぐ鍋、親子酒」、Disk 2が 「かぜうどん 、七段目」、Disk 3が「千早ふる、崇徳院」となっている。 「エンピツむすめ」が発行する「らくご☆まがじん」2009年 1月号には、桂歌丸さん、林家たい平さん等のDVD/CDととも に推薦されている。
 それぞれのDVD/CDには、大学生がコメントを寄せている。 桂吉弥さんには、東京女子大学3年の島谷知絵さんは、「か ぜうどん」について、「注目は、最後のお客さんがうどんを 食べる場面。本っ当にリアルで、うどんや湯気が見えるよう 」とコメントしていた。
 なお、東京凌霜クラブでは、2月17日18時30分から上方落 語で活躍中の林家竹丸さん(1989年経卒、元NHK記者)を招い て「『落語ブームがやってきた!』- 今、ナニワの落語が元 気デス」の演題で講演会が開かれる(主催:神戸大学ミドル 会、本ホームページのイベント欄参照)。

(2009.02.02)

NZ養殖ロブスター被害、原因は日韓由来のワカメ - 神戸大が調査

 ニュージーランドで養殖ロブスターにワカメによる被害 がでている。その原因が日本と韓国由来のワカメの子孫である ことを、神戸大学の研究グループがおこなったDNA鑑定の結果 判明した。これらのワカメは、漁船に付着したり、貨物船を安 定させるために積まれた海水に混じって運ばれた可能性が高い という。
 日本に外来種が侵入して生態系に影響する事例は多い。逆に 、日本に由来する生物が海外に被害をもたらしたのが、今回の ワカメのケース。ニュージーランドでは、ロブスターを養殖さ せるカゴにワカメが付着し、呼吸困難となったロブスターの大 量死が発生した。ワカメは欧州でも繁殖し、漁業被害が出して いる。以上は1月28日付の日経紙から。
 神戸大学理学部川井浩史教授(藻類学)等の研究グループは環 境省の委託を受け、日本産等のワカメの子孫が、世界各地で生 息していることをDNA鑑により究明してきた。、日本産と思え るワカメの子孫が米国などで「外来種」として繁殖しているこ とが解明された。ニュースは、既に1995年9月22日付の朝日、 読売等各紙で報じられている。また、本欄でもとりあげられた (2005年9月29日付)。今般の報道は、その続編である。

(2009.01.30)

市沢哲准教授(文)編の新著『太平記を読む』




ご参考

 市沢哲准教授(文)編の新著『太平記を読む』(吉川弘 文館、2,800円+税)が刊行された。執筆者は全国の大学等 の研究者14名。神戸大学からは、もう一人樋口大祐准教授 が執筆者として参画している。
 市原準教授は、本書をの編集を引き受けるにあたり「い かに特色ある構成にするか、という難問」に取り組んだ。 その結果、次の四つのテーマを掲げることにした。

1.『太平記』を東アジア世界のひろがりのなかでとらえる
2.『太平記』をこの時代の新しい思想状況のなかでとらえる
3.『太平記』が数ある軍記物の中で、どういう特殊な位置を占めるのか
4.史実と物語の関係、相互干渉をどう考えるか

 特にユニークなのが東アジアとの関係に関する部分。 1366年の高麗人使節の来訪と、その背後にある元(中国)と の関係を論述した「東アジア世界の中の太平記」の項(154 ページ以下)や関連コラム(213ページ)が、それにあたる。

(2009.01.29)

伊藤忠商事三輪裕範調査情報部長の新著『40歳からの本を書く技術』




ご参考

 現役商社マンである三輪裕範(みわ・やすのり)さん (1981年法卒)の著書『ビジネスマンのための 40歳から の本を書く技術』(ディスカバー、1,600円+税)が刊行さ れた。三輪さんは、1957年の生まれ。伊藤忠商事の調査 情報部長の職にある。神戸大学法学部を卒業、伊藤忠商事 に入社の後、ハーバード・ビジネススクールに留学、MB Aの資格を取得した。『ハーバード・ビジネススクール』 (丸善ライブラリー)、『ニューヨークタイムズ物語』(中 公新書)等多数の著書がある。
 三輪さんは、多忙なビジンネスマンの傍ら、これまでに 7冊の本を世に送り出した。何れの本も(自費出版ではなく )商業出版物であるというからすごい。本書は、その三輪 さんの体験を踏まえて、情報の整理法、発想法、文章の書 き方等を通じて本を出すためのノウハウを提供する。
 三輪さんには、本書のタイトルに良く似たタイトルの『 四〇歳からの勉強法』(2005年、ちくま新書)という著書が ある。この本は、当時話題を呼び重版を重ねた。

(2009.01.28)

安田丑作名誉教授(工)が、<デザイン都市・神戸の課題>を語る

 安田丑作(やすだ・ちゅうさく)名誉教授(工)が、 1月12日付神戸新聞に登場、<デザイン都市・神戸の課題 >を語っている。これは、神戸市が昨年ユネスコのデザ イン都市に認定されたことにちなんで行われたインタビ ュー。「現在(いま)を語る 兵庫へのメッセージ」とい うタイトルの連載記事の第1回目としてとりあげられた。
 「デザイン都市・神戸の課題」について、安田名誉教授 は、「創造都市を実現させるのは、たやすくないようにも 思える」という問いかけに対して、「神戸は、六甲の山と 海に恵まれている。南斜面で明るい。六甲に抱きかかえら れると、どんな建物でもそれなりに見えてしまう。それだ けに、環境に甘えていては創造都市は実現できない」と答 え、デザインは表面を装うだけのものではなく、中身が本 物でないと上滑りすると指摘する。
 また、歴史的な景観も重要性については、「大人になっ たとき、子ども時代の面影がないような都市はどうか。神 戸には、震災で倒壊した神戸栄光教会を復元した好例があ る」との見解を示した。

【参考】神戸栄光教会を復元に関する神戸新聞記事
 http://www.kobe-np.co.jp/rensai/cul/215.html

 安田名誉教授は、広島県の出身で、神戸大大学院修士課 程修了。同大大学院工学研究科教授を昨年退官し、名誉教 授に。現在は、こうべまちづくりセンター・まちづくり学 校長などを務める。専門は都市計画・都市設計。神戸市文 化賞受賞。

(2009.01.27)

ベンチャーフェアで好評、メルクリオの由田克己さん(1963年経卒、1999年営院修了)

 1月20日から3日間、東京国際フォーラムで「ベンチ ャーフェア」が、開催された。このフェアーは、独立行政 法人 中小企業基盤整備機構が主催、日本商工会議所等が 後援している。その目的は、「革新的な新事業・新規創業 等に果敢に取り組む中小・ベンチャー企業等の優れた製品 、技術、サービスを一堂に会し展示することにより、中小 ・ベンチャー企業等の販路・事業提携先の開拓の機会を支 援する」であり、毎年開催されている。

【参考】ベンチャーフェアのホームページ(右図あり)
 http://vfj2009.smrj.go.jp/

 このフェアーに久々に参加し張り切っていたのが、有限 会社メルクリオ代表取締役の由田克己さん(1963年経卒、 1999年営院修了)。この会社は、環境にやさしく、土のいら ない“Theウォーターどのう”の企画、開発、卸、販売元。 “Theウォーターどのう”は、都市型水害や、集中豪雨によ るビル(地下駐車場)、地下街、家屋、浸水への対応できる。
 当日の模様は、テレビ局からの取材があり由田さんも登場 している。神戸新聞(1月21日付)では、土のうを手にした由 田さんの写真入で報じられた。当日の取材は1997年発達科学 部卒業生の足立聡さん(神戸新聞東京支社)だった。

【参考】神戸新聞のホームページ
 http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0001665416.shtml

(2009.01.26)

神戸学生青年センターが「古本市」開催のため古本を集めている

 神戸学生青年センターでは、3月14日から5月14日迄「 第12回六甲奨学基金のための古本市」を開催する。そのため 古本やCDを集めている。収集期間は3月1日から3月31日ま で。収集する本の対象等の詳細は下記を参照。

 http://ksyc.jp/furuhonichi.html

 神戸学生青年センター(神戸市灘区山田町3-1-1)は、各種 セミナーの開催や宿泊施設の運営、平和、人権、環境などに かかわる活動を展開している。館長をつとめる飛田雄一さん は、1978年神戸大学農学部大学院修了。1991年に館長に就任 した。

(2009.01.23)

(財)神戸国際観光コンベンション協会の広報資料から

 「コンベンションKOBE」は、(財)神戸国際観光 コンベンション協会が発行する広報誌。209号(2009年1月 号)で、本年1月から3月に開催されるイベントやセミナー 等が紹介されている。
 神戸大学が主催または事務局となっている次の学会もリ ストアップされていた。

●第32回 日本眼科手術学会総会
 期日:1月23日(金)〜25日(日)
 場所:ポートピアホテル・神戸国際展示場
 会長;根木昭
    神戸大学大学院医学研究科 外科系講座眼科学分野教授
 参加:4,000人

●第14回 日本集団災害医学会総会
 期日:2月12日(木)〜14日(土)
 場所:神戸国際会議場・神戸国際展示場
 会長:石井昇
    神戸大学大学院医学研究科 災害・救急医学分野教授
 参加;1,000人

 (財)神戸国際観光コンベンション協会が運営するサイトへ

(2009.01.22)

白岩卓巳さん(1957年教卒)の新著『牧野富太郎と神戸』




ご参考

 前兵庫生物学会会長(2002-2007)の白岩卓巳(しらいわ ・たくみ、1957年教卒)さんの著書『牧野富太郎と神戸』が 、昨年11月に神戸新聞総合出版センターから「のじぎく文 庫」シリーズの1冊として刊行された。定価は1,500円+税。
 「世界的植物学者の困窮を救った若き資産家・池長孟(い けなが・たけし)。1915年(大正4年)に始まり約25年間続く 牧野博士と神戸の関わり。本書は、従来掘り下げられること がなかった牧野博士の足跡と神戸をテーマに編まれた労作で ある。以下は目次の概要。

第一章 神戸との出合い
第二章 植物研究一途な青年時代
第三章 牧野の援助者・池長孟
第四章 池長問題と触れる標本
第五章 神戸で牧野と深く関わった人々
第六章 標本は牧野のもとに
第七章 老いを知らない牧野の活動
第八章 牧野富太郎の業績と今日的意義

(2009.01.21)

季刊「ひょうご経済」が100号記念号発行、滝川好夫教授(経)等が寄稿

 財団法人ひょうご経済研究所が刊行する季刊「ひょうご 経済」が100号記念号を発行した。神戸大学大学院経済学研究 科滝川好夫教授が、「兵庫県のグローカル金融:地域社会連帯 意識と道徳金融」を寄稿している。また、この雑誌には岡田安 弘名誉教授(医)による「やさしい健康科学」の連載が掲載され ている。100号では、「遺伝子の働き」がテーマ。
 なお、ひょうご経済研究所の理事長は、みなと銀行薮本信裕 取締役頭取、加護野忠男教授(営)、滝川好夫教授(経)、新野幸 次郎元神戸大学学長(神戸都市問題研究所 理事長)が理事に名 を連ねている。

(2009.01.20)

松下直子さん(1994年文卒)が代表をつとめるベンチャー(株)オフィスあんが、新事業を開始

 株式会社オフィスあん(代表取締役松下直子さん(1994年 文卒))は、「場(組織)づくり」と「人づくり」をサポートす るベンチャー企業。オフィスは、JR新大阪駅から徒歩3分の交 通至便の地にある。そのオフィスあんが、士業家(社労士、行 政書士、税理士、司法書士等)の開業を応援するビジネスを開 始することになった。
 「人と人との出会い、交流の場としても、皆様に是非お気軽 にご利用いただきたいと願っています。どうぞ気楽にお立寄り ください」と松下さんは呼びかけている。2月17日には、同社 のレンタルオフィス、セミナールームの内覧会も開催される。

 詳細は、http://www.oan.co.jp/news/index.htm 参照。

 なお、月刊「金融ジャーナル」誌の昨年年11月号には、松下 さんの寄稿「女性活用、本音と建前」が掲載された。様々な視 点での女性活用がテーマ。

(2009.01.19)

日本災害復興学会(室崎益輝会長)が被災地支援の委員会を設置

 室崎益輝名誉教授(工)が会長をつとめる日本災害復興 学会が、被災地支援の委員会を設置する。この委員会は、被 災地で継続的に復興を支援することを目的とする。ニーズに 応じて助言ができるよう、学者、弁護士、公務員、市民団体 などから成る会員の人材バンクを構築する予定。被災者生活 再建支援法の内容などをわかりやすくまとめた被災者向けの パンフレットも作成する。
 岩手・宮城内陸地震(08年6月)の被災者の復興支援を続け ている木村拓郎理事が委員長に就き、阪神大震災(95年1月) などで被災したり、現地で支援したりした経験のある会員 5人が委員となる(1月9日付朝日)。
 日本災害復興学会の室崎益輝会長は、神戸大学名誉教授 (工)で、元総務省消防庁消防研究センター長。現在は、関 西学院大学総合政策学部教授、関西学院大学災害復興制度 研究所所長。

   日本災害復興学会のホームページへ

(2009.01.16)

季刊「麺の世界」の編集・発行者である奥山忠政さん(1960年法卒)

 福岡県筑紫野市で発行されている季刊「麺の世界」は、 ユニークな雑誌である。「麺の世界」の編集・発行者である 奥山忠政さん(1960年神戸大学法学部卒)は、元伊藤忠商事に 勤務していた商社マン。定年後は、麺に関する歴史、文化等 広範囲な関心と研究に励み、「麺の世界」の刊行を思い立つ 。昨年末に刊行された2008年冬号で、通算15号となる。
 この雑誌のテーマは、「文化麺類学」。奥山さんは、「文 化麺類学」について、以下のように語っている(「麺の世界」 ホームページ)。
 穀物の粉を細長く加工して食べるという「文化」は、ここ 半世紀の日本で著しい発達をとげました。その特異さは、中 国大陸・朝鮮(韓)半島・東南アジア・シルクロードからイベリ ア半島までのあらゆる麺文化がごく日常的に身近かにあり、 しかも現在進行形で融合し、変容し、新たな発信を続けてい るという事実に表われています。
 「文化麺類学」は石毛直道先生の創学になるものですが、 いまだ生成途上にあります。その上「麺」は、その「文化性 」をもって経済・社会や他の文化に多大の影響を及ぼしつつ あります。
 このような時代にありながら、麺文化を享受する側・研究 する側のそれぞれを報じるとともに両者を架橋する役割をに なう媒体がありません。ここに「麺にかかわる情報・リポー ト・論文の専門誌」として、季刊『麺の世界』を世に問うも のです。
 以上の、奥山編集長の極めて真面目な解説で、「文化麺類 学」のイメージの概略は掴むことができよう。この雑誌には 、これまで永田實(1969年教育学部卒、兵庫県立神戸高校教 諭)、植村達男(1964年経済学部卒、神戸大学東京オフィス)、 段野治雄(1965年経済学部卒、段野昆布社長)等の神戸大学卒 業生が寄稿している。

【参考】「麺の世界」ホームページ
  http://www.sunglow.info/

(2009.01.15)

「神戸大学都市安全研究センター」、インテックス大阪に出展と講演

 「神戸大学都市安全研究センター」は、1月20日(火)〜 22日(木)の3日間、インテックス大阪で開催される第33回日本 ショッピングセンター協会全国大会のビジネスフェアに出展 する。
 テーマは、“緊急時の用水確保”。会場では、環境ゾーンに 出展する。この研究は、昨年4月から3ヶ年計画で「神戸大学都 市安全研究センター」を中心にスタートしている「緊急時の用 水確保に対する研究会」の成果をふまえたもの。
 同時開催されているセッションの2日目(1月21日)の15:00〜 16:00に上記「緊急用水確保に対する研究会」のメンバー平山 修久氏(京都大学大学院工学研究科准教授)が、「災害時におけ るSCの役割―阪神淡路大震災の教訓 SCは何をなすべきか」の 演題で講演する。ビジネスフェア及びセッション講演会への参 加希望者は、叶_戸学術事業会(同研究会に参画、下記参照) へ。「招待券」が用意されている。

【参考】日本ショッピングセンター協会ビジネスフェアのHP
 http://www.jcsc.or.jp/event/bussiness/fair2009.html

叶_戸学術事業会
 〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
 神戸大学三木記念館内凌霜会気付
 Tel & Fax:078-882-5335
 e-mail:jigyokai@kobe-u.com
 URL:http://www.kobe-u.com

(2009.01.14)

弁護士の佐々木知子さん(1978年法卒)、コンサート「プリマヴィスタ弦楽四重奏団と杉谷昭子とその仲間たち」でピアノ演奏

 弁護士の佐々木知子さん(1978年法卒)は、日本を代表す るピアニストの杉谷昭子さんの門下。1月16日に、「かつしか シンフォニーヒルズ アイリスホール」(最寄:京成青砥駅) で開催される「プリマヴィスタ弦楽四重奏団と杉谷昭子とその 仲間たち」で、ピアノを演奏する。
 佐々木さんの演奏曲目は、「ベートーヴェン:ピアノ三重奏 曲 ハ短調Op.1-3」。コンサートでは、佐々木さんのほか、 跡部孝子さん、高橋典子さん、杉谷昭子さんが、モーツアルト 、ドヴォルザークの作品を演奏する。当日の開演は、18時30分 、入場料は3,500円(全自由席)。チケット連絡先は、杉谷昭子 音楽事務所、電話:03-3601-9513。

【参考】杉谷昭子ピアノアカデミーのホームページ
 http://www.sugitani-piano.com/spac/

(2009.01.13)

柳下和夫さん(1976年営卒)の新著『中国、インドに負けない中小企業の「モノづくり」』

 情報総合研究所代表の柳下和夫さん(やなぎした・かずお 、1976年営卒)の新著『中国、インドに負けない中小企業の「 モノづくり」』が、富士グローバルネットワークから刊行(発 売:教育評論社)された。定価は1,400円+税。
 中国、インドに仕事を奪われないようにするにはどうすれば よいか。不況の中で好調な中小企業17社を紹介し、そこで見え てくる九つの戦略キーワードに成功のヒントを見い出す。九つ の戦略キーワードは、以下のとおり。
 グローバル展開、コストダウン、技術力、製品開発、エコロ ジー、特許戦略、デザイン、アイデア、ニッチ。

 本書の目次は以下のとおり。
序 章 いまなぜ、中国、インドなのか
第1章 日本の中小企業とは
第2章 日本の中小企業の強みと弱み
第3章 好調企業の事例集
第4章 モノ作りに取り組む中小企業への支援策

 柳下さんは、1959年京都大学理学部物理学科を卒業、三菱電 機に入社。在職中に1976年神戸大学経営学部(U課程)卒。同社 研究主監を経て2001年金沢工業大学経営工学科教授,1999年日 本大学大学院グローバルビジネス研究科ベンチャービジネスコ ース教授等を歴任。現在,情報総合研究所代表、LEC東京リー ガルマインド大学客員教授。
 著書に『プロジェクト革命』(かんき出版)、『三菱電機「情 報交換会」』(日本能率協会マネジメントセンター)『調査の進 め方』(日経新書)等がある。

(2009.01.09)

小浜市在住の北川昭二さん(1966年教卒)が米国オバマ次期大統領の支援者と4年前から文通

 昨年11月18日付朝日新聞「声」欄に、福井県小浜市在住 の北川昭二さん(1966年教卒)が、米国オバマ次期大統領の支援 者と4年前から文通していた体験を投稿していた。タイトルは 「米女性通じて和平訴えたい」というもの。
 4年前、北川さんは、“日本びいき”という米国の中年女性 から突然、エスペラント語の手紙を受け取った。彼女はその頃 からオバマ上院議員の熱心な支持者の一人で、世界エスペラン ト協会の年鑑で「obama」という地名に住む北川さんを見つけ て手紙を書いた。オバマ議員が載った新聞の切り抜きなどが同 封されていて、彼がいかにすばらしい人物であるか書いてくる 。「オバマ氏が次期大統領に選出された背景には、こうした草 の根の支持者が源流にあった」と北川さんは改めて感じたよう だ。なお、マスコミで喧伝されている“小浜市の馬鹿騒ぎ“と 、北川さんの文通とは、特に関係はないそうだ。
 北川さんは神戸大学(教育学部)の学生時代からエスペラント 活動に従事、関西学生エスペラント連盟の会長をつとめた。ま た、故郷の福井県での高校教師を退職後は、日本エスペラント 学会理事を、つとめてるなど、若き日の情熱を今でも持続して いる。

(2009.01.08)

漆嶋稔さん(1979年経卒)の翻訳書『中国貧困絶望工場』




ご参考





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 元銀行マンの漆嶋稔さん(1979年経卒)の翻訳により昨年 末に刊行された『中国貧困絶望工場』(日経BP社・2,200円+ 税)が、話題を呼んでいる。出版間もない12月14日日経紙には 早速書評が掲載された。この本の原著者アレクサンドラ・ハー ニーは、香港在住のジャーナリスト(元フィナンシャルタイム ズ記者)。原文は英語で書かれている。訳者の漆嶋さんは、中 国語・英語双方を操る翻訳家。昨年2月には、中国語から翻訳 した鄭作時著『馬雲のアリババと中国の智恵』(日経BP社 ・2,200円+税)を刊行している。
 伸び続けてきた中国の輸出は、昨年11月に7年5ヶ月ぶりに 前年同月比でマイナスに転じた。世界景気の悪化に加え、コス ト増という新たな中国固有の問題が表面化しつつある。これま で中国の輸出を支えてきたのは、広東省など沿海部の様々な工 場であり、そこで働くのは、主として農村から出稼ぎにきた労 働者たち。本書は、このような工場と労働者、経営者に焦点を あてる。世界に広がった「チャイナ・プライス(中国の低価格) 」が生み出されるカラクリを提示してくれる。
 労働環境などに厳しい目を向ける納入先の米企業向けに、従 業員を厚遇した、みせかけの“五つ星工場”と長時間労働を強 いる隠れ工場を使い分ける経営者。悲惨な労働環境、賃金不払 い、環境汚染、過剰残業等々、本書は中国に於ける過酷な労働 実態を抉り出す。

(2009.01.07)

地元府中市のパソコンインストラクターとして活躍する松原悦枝さん(1979年文卒)

 松原悦枝(まつばら・よしえ)さんは、神戸大学文学部 史学科を1979に卒業後、銀行に勤務した。結婚により銀行を 退職、以後は家族とともに東京府中市に住む。お子さんが中 学生になった頃、松原さんは職業訓練の教室でパソコンスキ ルを身につけた。その後、地元の府中市からの以来を受け「 IT講習」のインストラクターを続けている。
 初めて講習を行ったのが2001年のこと。やさしく丁寧なイ ンストラクターぶりは好評を博している。インストラクター 活動が縁で新たなスポット的な仕事も舞い込むようになった 。「小学生から80歳代の方まで、様々な年代・職業の方々と 接し、私にとっても勉強になることが多いです」と松原さん は語る。新年は、1月22日から「再就職を」めざす女性のた めのエクセル入門講座が始まる。

【府中市のホームページから】
“府中市”は、東京都と広島県にある。松原さんが住んでいるのは、東京都府中市。

(2009.01.06)

神戸大学東京オフィスからのお知らせ(12月22日で年内業務終了)

 神戸大学東京オフィスからお知らせ致します。
 東京凌霜クラブは12月22日をもって年内の業務を終えま す。これに伴い、神戸大学東京オフィスの業務も12月22日 で年内の業務を修了いたします。

 新年は、1月6日(火)午前10時から業務を開始いたします。
 皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

(2008.12.22)

韓日合同セミナーで講演、温基云毎日経済新聞社論説委員(1992年営博修了)

 11月12日付の日経紙に韓国特集記事が掲載されていた。 9月26日にソウルで開催された日韓合同セミナーの模様が報じ られている。このセミナーで講演をしたのが毎日経済新聞社( 韓国)の論説委員をつとめる温基云(オンギウン)氏。講演は 韓国の消費構造がテーマであった。以下は、その抄録。
 韓国経済は通貨危機の後、乱高下の状況が続いている。金 融危機で少なくとも来年末までは非常に厳しい状況。韓国の 消費の特徴は、教育費の割合が高いこと、高齢者の消費性向 が急上昇していることである。GDPを高め、株式市場を活性 化して資産価値の安定を図ることが消費を伸ばす道だ。
 温氏は1985年ソウル大院修了。神戸大(営)院を経て産業 研究院産業分析室長を歴任する。2000年に論説委員として 毎日経済新聞社入社した。

(注)日本経済新聞では、温基云毎日経済新聞社論説委員を 神戸大学大学院経済学研究科修了と表記していたが、凌霜会 名簿、大学発行の卒業生名簿等を参照したところ、経営学研 究科修了が正しいことが判明した。

(2008.12.22)

大住敏之さん(1967年経卒)立命館アジア太平洋大学で経営学を英語で講義

 元川鉄エンジニアリング取締役の大住敏之さん(1967年 経卒)、定年後は青山学院大学、立命館アジア太平洋大学(大 分県別府市)で、経営学を講じている。今年の11月からは、 立命館アジア太平洋大学での英語による講義を開始した。川 崎製鉄(現JFE)在職中に米国に留学しMBA資格をとったこ とが役に立ったわけである。
 立命館アジア太平洋大学は、京都市に本部を置く学校法人 立命館が2000年に設置した新しい大学。日本を含む世界87カ 国から学生が集まり(ただしその大半は、韓国や中国といっ た近隣国から)、教員の約半数が外国籍。

(2008.12.19)

神戸まちづくり研究所野崎隆一事務局長(1967年工卒)、街づくり支援活動を語る

 11月30日付毎日新聞に、NPO神戸まちづくり研究所 の野崎隆一(のざき・りゅういち)事務局長が登場、街づくり 支援活動を語っている。
 震災直後、野崎さんは「何か支援できることはないだろう か」と、知り合いの建築家らと、魚崎地区(神戸市東灘区)の 避難所で無料相談を始めた。家屋の安全性の判定などに取り 組んだ結果、家屋や市場の共同建て替えや道路の拡幅など、 災害に強い街を主体的に作ろうという動きが、若い住民らを 中心に生れる。これが「まちづくり準備協議会」の組織につ ながった。
 野崎隆一さんは、西宮市の出身。1967年神戸大学工学部 建築学科卒、建築設計事務所「遊空間工房」代表をつとめる 。仮設住宅入居高齢者の「終(つい)の住まい」となるコレク ティブハウジング建設や、参加者が歩いた距離に応じて募金 する「KOBE i ウォ−ク」の企画・運営に携わる。著書 に『市民社会をつくる〜震後KOBE発アクションプラン』 等がある。

【参考】神戸まちづくり研究所のホームページ
 http://www.kobe-machiken.org

(2008.12.18)

中井久夫名誉教授(医)の新著『日時計の影』




ご参考

 中井久夫名誉教授(医)の第7エッセイ集『日時計の影』(み すず書房、定価3,000円+税)が、刊行された。「河合隼雄との出 会い」ほか33篇のエッセイが収録されている。
 統合失調症を中心に長年の臨床体験を語った「患者に告げるこ と患者に聞くこと」「老年期認知症への対応と生活支援」「トラ ウマについての断層」等専門的な文章がある。一方、著者の「風 景構成法」誕生の契機となった河合隼雄との出会い、その仕事と 人間を綴った「河合隼雄先生の対談集に寄せて」、そして「神戸 という町の隠れたデザイン」「敗戦直後の山岳部北アルプス行き 」「伝記の読み方、愉しみ方」、精神医学からみたブルースト論 、自伝的書下ろし「ヴァレリーと私」等々多彩な内容。

(2008.12.16)

伊藤忠テクノソリューションズ奥田陽一社長(1970年営卒)、SI業界を語る

 10月26日付産経新聞に伊藤忠テクノソリューションズ奥田 陽一社長(1970年営卒)が登場、最近のSI(システムインテグレー ター)業界を語っている。
 情報システムの構築を請け負うSI業界の人気にかげりが見えて いる分野ではないかという質問に対して、奥田社長は、次のよう に回答している。
 SI企業は全国で1万社以上ある。一見、最先端で華やかなイメ ージもあるが、下請け的な仕事も多く労働環境がかなり厳しいと ころもある。こうした状況の中で、競争激化によるプレッシャー と顧客からの価格引下げ要求などが業界の魅力低下を招いている 。日本には技術に立脚したソフトウエア産業も少なく、SI業界は 面白いということをもっとPRしていかないと優秀な人材は集まら ない。
 奥田社長は、SI業界の飛躍のポイントとして、業界の地位向上 が重用であるとし、そのためにはグローバル展開がカギであると 語っていた。伊藤忠テクノソリューションズでは、世界7ヵ所に ある海外拠点をベースに、海外進出する日本企業に対して現地で のシシテム構築やサポートサービスを提供している。4月にはイ ンドIT(情報技術)企業のウィプロ・リミテッドと国内外のSIビ ジネス分野で包括提携することで合意したという。
 奥田陽一(おくだ・よういち)さんは、大阪府の出身。1970年 に伊藤忠商事入社。常務、専務、副社長を経て、2005年から現 職にある。

伊藤忠テクノソリューションズのホームページ

(2008.12.15)

五百旗頭真名誉教授(法)の新著『歴史としての現代日本』刊行




ご参考

 五百旗頭真(いおきべ・まこと)神戸大学名誉教授の新著 『歴史としての現代日本』が、千倉書房から刊行された。全336 ページで、定価は2,400円+税。なお、五百旗頭名誉教授の現職 は防衛大学校校長(神奈川県横須賀市)。
 1996年、神戸大学大学院法学研究科五百旗頭教授(当時)は、 毎日新聞の日曜日に掲載される読書欄の書評委員に就任した。 以後多数の著作の書評を毎日新聞紙上に掲載してきた。本書は 、その成果を中心にして編集された書評集である。

 多数の書評は、以下のようなジャンル別に構成されている。
  第一章:日本の歴史
  第二章:自伝・回想・評伝
  第三章:戦後日本の政治
  第四章:日米関係
  第五章:アジア
  最終章:国際関係

(2008.12.12)

前衛書道先駆者関谷義道氏の書を母校神戸大学に寄贈、兵庫師範卒の田中美子さん

 神戸市長田区在住で、「民舞かおる会」を主宰する田中美 子さんが、前衛書道運動の先駆者である故・関谷義道氏の書作 品4点を母校の神戸大学に寄贈した。
 書家の関谷氏は、1920年岐阜県の生まれ。1952年、書の革新 を目指して森田子龍らと「墨人会」を結成した。ニューヨーク近 代美術館に作品が収蔵されるなど、国内外で高い評価を獲得して いる。後年は融通無碍な「心の書」を提唱し、一昨年他界した。
 田中さんは神戸大の前身の一つ、兵庫師範で関谷氏に書の手ほ どきを受けた。1948年に兵庫師範を卒業後も長く親交が続いた。 一年ほど前から生前に託された作品を生かしたいと考え、母校へ の寄贈を決めた。寄贈された作品は「心華」「燦燦」と書かれた 額作品二点と、扉を開くと「空無のこころ」などの文字が見られ る工芸的な作品二点。いずれも晩年の作で、ほのぼのした温かみ がある。作品は国際文化学部内に飾られる。
 以上は、12月2日付神戸新聞から。この記事を書いたのは、神 戸新聞記者の平松正子さん。1992年文学部の卒業生である。

【参考】神戸新聞
 http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0001595953.shtml

(2008.12.11)

福田次期学長が抱負、「企業のマネジメント感覚を大いに役立てたい」に卒業生が注目

 神戸大学の次期学長が決定した。2009年4月1日に福田秀 樹自然科学系先端融合研究環長が、神戸大学の学長に就任する。 11月28日には、記者会見が開かれた。各紙では「神戸大を次世 代の世界的教育研究機関にしたい」という次期学長の抱負が報 道されていた。
 福田次期学長は、鐘淵化学工業(現カネカ)に勤務し、研究企 画担当部長などを歴任。1994年に神戸大工学部教授に就任、バ イオマスの研究などに取り組んできた。初の企業出身の学長と なる福田次期学長は「大学に来て、会議や委員会など無駄な事 務が多く、カルチャーショックを受けた」と明かし、「企業の マネジメント感覚を大いに役立てたい」と述べ、本部組織のス リム化などの方針を示した。
 「本部組織のスリム化」といった言葉がスラスラ出てくる次 期学長。ビジネス現場の卒業生たちには非常に新鮮に響いたよ うである。「大いに期待したい!」という卒業生の声が出てい た。

(2008.12.10)

市立加西病院の北嶋直人診療部長(1973年医卒)が、世界で初めてE型肝炎が野生動物から人間に感染するルートを特定

 第48回近畿医学検査学会の公開講座ががこのほど、神戸 ・ポートアイランドで開催された。市立加西病院の北嶋直人診 療部長は、この公開講座で、世界で初めてE型肝炎が野生動物 から人間に感染するルートを特定した調査を報告した。以下は 11月5日付神戸新聞からの抜粋。
 2003年4月、加西病院に全身の倦怠感を訴えた男性が入院し 、さらにその9日後、その父親も似た症状で入院した。主治医 が二人の共通点を注意深く探っていくと、2ヵ月前にシカ肉を 生で食べていたことが判明した。シカ肉は火を通すと固くなる ので、生で食べる習慣があるそうだ。興味を持った主治医がさ らに調べていくと、二人を含め同じシカ肉を食べた4人が急性 E型肝炎になっていたことが判明する。幸いなことに、食べ残 しのシカ肉が冷凍保管されていた。しかも食べた日付入りで。
 感染ルートを特定する上でまたとないチャンスとなった。し かし、一病院では十分な検査もできない。同年5月の肝臓病学 会で、E型肝炎が専門の東芝病院の三代俊治先生に相談したと ころ「非常に興味深い。すぐに検体を送ってほしい」というこ ととなり、研究を進めるきっかけができる。検査の結果、シカ 肉のウイルスと患者のウイルスが同じものと分かる。E型肝炎 ウイルスが野生動物から感染した世界で初めての証拠となった 。
 北嶋部長は、1973年神戸大学医学部を卒業。三木市民病院 内科主任医長を経て、加西病院へ。日本内科学会認定専門医、 日本消化器病学会指導医、日本消化器内視鏡学会認定医。

(2008.12.09)

エコノミスト誌「2008年の経営者」欄に、佐世保重工業森島英一社長(1964年経卒)

 毎日新聞社発行の週刊経済雑誌エコノミストの「2008年 の経営者」欄に、佐世保重工業森島英一(もりしま・ひでかず) 社長が登場、「船バブル弾けた市況下落は一時的」のタイトル のもと造船業界についてのインタビューを受けている。森島社 長は、1964年に神戸大学経済学部を卒業、日商(現双日)に入社 。2000年、韓国日商岩井社長を経て、2002年佐世保重工業専務 取締役に、2005年6月に社長に就任している。
 造船業界の現状について、森島社長は「造船の世界は2年好 況が続くと、船が余り始め、その後7,8年、不況が続くという サイクルを繰り返してきました。しかし今回は、03年ころから 好況となり、4,5年続いたわけです。かつての「好況2年」を 大幅に伸ばしたという意味では、有史以来というか、新しいパ ラダイムに入ったといえるかもしれません。ただ、ここへきて 市況は一気にガタっと落ちました。(中略)市況の落ち込みは一 時的な現象だと見ているのですが-。それにしても、相当シビ アな下落であることは間違いありません」と語る。
 森島社長の30代は「商社マンとして、ノルウェーの首都オス ロに駐在。ノルウェーは世界有数の海運国のため、船主に船を 売ったり、荷物の世話をしたり、また、シップファイナンス( 船舶金融)を取りまとめる仕事などに奔走。お子様2人もオスロ 生まれ。冬はスキー三昧だった」そうだ。

 佐世保重工業のホームページ

(2008.12.08)

平成20年度地域文化功労者文部科学大臣表彰、版画家川西祐三郎さん

 版画「神戸大学十八景」の作者である川西祐三郎(かわ にし・ゆうざぶろう)さん が、平成20年度地域文化功労者文 部科学大臣表彰を受けた(11月28日毎日新聞等)。表彰式は、 11月28日東京都千代田区の如水会館で開かれた。
 川西祐三郎さん(1923年生まれ)は、父川西英さん(1894〜 1965)に続く親子2代の版画家(国画会会員)。『兵庫の四季』 (1981年、学習研究社)、『神戸百景』(1989年、神戸新聞社) 等の画集が出版されている。神戸大学とのご縁は古く、「経済 ・経営学部」、「医学部」(ともに1991年)に始まり、各学部 の学舎、記念館を次々と美しい版画作品として残されてきた。 2003年の「海事科学部」をもって神戸大学をテーマとした十八 作品が揃う。これを記念して、2004年11月には「版画家川西 祐三郎「神戸大学全十八景」展」が神戸大学百年記念館1階展 示ホールで開催された(下記URL)。

 http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2004_11_10_01.htm

 地域文化功労者表彰は、全国各地域において、芸術文化の振興 、文化財の保護に尽力する等地域文化の振興に功績のあった個人 及び団体に対して、その功績をたたえて文部科学大臣が表彰する もの。毎年、全国で個人及び団体合わせて100人(団体)程度が表 彰されている。兵庫県関係で受賞したのは、川西さんのほか、大 杉ざんざこ踊保存会の由井花子さん、淡路人形浄瑠璃伝承者の 竹本友喜美さん。

(2008.12.05)

嶋内秀之さん(2004年営院修了)の共著『ベンチャーキャピタルからの資金調達』第2版刊行




ご参考

 オリックス大阪支店の嶋内秀之さん(2004年営院修了) と営業創造(株)伊藤一彦代表が共著で出版した『ベンチャー キャピタルからの資金調達』(2006年、中央経済社)が好評を 博し、早くも今秋第2版が刊行された。定価は2,200円+税。
 嶋内さんは1996年に立命館大学を卒業、同年オリックス入 社した。現在は同社大阪支店にてベンチャーキャピタル業務 に従事している。本書は神戸大学で学んだMBAホルダーのキ ャピタリスト(嶋内さん)、中小企業診断士のベンチャー社長 (伊藤さん)の二人の視点から、ベンチャーキャピタルから資 金調達を受ける方法を解説している。図表が多く読みやすい 編集方針が採られている。

 第2版での主な改訂点は、以下のとおり。
 第一部においては、株価決定要因に対する記述を補強。
 第二部においては、会社法への対応・事業計画例の拡充。

(2008.12.04)

「シェル美術賞」準グランプリに、三宅由希子さん(1995年教卒)

 若手画家発掘を目的とした公募展「シェル美術賞」に 、1995年に神戸大学教育学部卒業した三宅由希子さんの作品 「すべてを受け入れる」が、準グランプリに輝いた。今回は 、過去最高の1.700点の応募があった「シェル美術賞2008」 であった。グランプリの該当作はなく、三宅さんの受賞した 準グランプリが最高位である。三宅さんは現在兵庫県立星陵 高校教諭。
 「シェル美術賞」は、昭和シェル石油が主催。新しい現代 絵画の時代・表現を担う若手作家を発掘することを目的とし て1956年に発足している。1981年に一旦応募停止したが、 昭和シェル現代美術賞(1996年-2001年)を経て、2004年に 再開した。

【参考】シェル美術賞2008のホームページ
 http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/ticket.html

(2008.12.03)

ひょうご環境創造協会、神戸大学等が稲ワラでエタノール製造実験に本格着手

 ひょうご環境創造協会(神戸市須磨区)、神戸大学等が 稲ワラでエタノール製造実験に本格着手する(11月18日付日 経)。ひょうご環境創造協会は、兵庫県の外郭団体。第一弾 として県立農林水産技術センター(加西市)の研究用水田で 集めたワラを使い、エタノールを生産する。2009年度には 県内の生産者から実際に稲ワラを集め、2010年度には実用 化が可能か研究結果を取りまとめる。
 ひょうご環境創造協会は今年、地元の農協や神戸大学、 三菱重工業、白鶴酒造(神戸市)などとともに「ソフトセル ロース利活用プロジェクト協議会」を結成。国の補助を受け 、ワラの資源化の研究を始めた。

ひょうご環境創造協会のホームページへ

(2008.12.02)

田中啓文さん(1986年経卒)の新刊書『チュウは忠臣蔵のチュウ』




ご参考

 田中啓文(たなか・ひろふみ)さんの新刊書『チュウは 忠臣蔵のチュウ』が、文藝春秋社から刊行された。定価は 1,619円+税。
 忠臣蔵を題材にした本書。でも内容はユニーク。もし四十 七士の討ち入りが、忠義ではなく単なる勘違いだったら?  日本人なら誰もが知っているストーリーを大胆に読み替えた 「傑作パロディ」というのが本書の性格である。
 浅野内匠頭は、切腹直前に謎の老人に命を救われる。そん なこととは知らない浪士たちはやる気のない大石内蔵助を担 ぎ、やっとのことで討ち入りに漕ぎつけるが、それは幕府転 覆を目論む謎の老人の壮大な計画の一部だった。といった具 合にストーリーは展開していく。この作品は、2007年7月か ら2008年7月まで「別冊文藝春秋」に連載、本年9月に単行本 として出版された。
 田中さんは1962年大阪の生まれ。1986年に神戸大学経済学 部を卒業したという異色の作家である。『邪馬台洞の研究』 (講談社ノベルス)、『ハナシがちがう!-笑酔亭梅寿謎解噺』 (集英社文庫)等著書多数。

(2008.12.01)

岸本吉弘准教授(発)、「第3回神戸長田文化賞」を受賞

 神戸大学大学院人間発達環境学研究科の岸本吉弘(きしも と・よしひろ)准教授が、「第3回神戸長田文化賞」を受賞した 。この賞は、「長田に文化の種を蒔き、花を咲かせて区内外に 発信している個人や団体の活動を顕彰し、『文化の香りするま ち長田』を推進する」ことを目的として2006年に創設されたも の。
 今般の受賞を記念し、10月21日から11月1日まで、新長田の アスタくにづか2番館特設会場で「受賞記念展覧会」が開催さ れた。最終日には、授賞式とパーティが開かれた。
 なお、神戸大学が企画した純米大吟醸酒「神戸の香」の瓶ラ ベルと化粧箱の絵は岸本准教授によるもの。書家の魚住和晃・ 国際文化学研究科教授(号:魚住卿山)の書とともに、「神戸の 香」(写真)を飾っている。

(2008.11.28)

大内伸哉教授(法)の新著『どこまでやったらクビになるか』




ご参考

 神戸大大学院法学研究科大内伸哉(おおうち・しんや)教授の 新著『どこまでやったらクビになるか』が、新潮新書の1冊として 刊行された。定価は680円+税。
 一般に、「法律は取っつきにくい」というイメージがある。でき れば関わり合いたくない。そう思われているかも知れない。確かに 法律には、国家が国民を取り締まる手段という面があることは否定 できない。人を殺したり物を盗んだりすれば、法律により処罰され てしまう。借金が返せなくなれば、法律が発動されて、財産を差し 押さえら、売り払われてしまうことにもなる。生活保護の申請に行 くと、行政の窓口は、法律を厳格に解釈・適用して、なかなか受理 してくれないこともあるようだ。法律は時に、庶民の味方ではなく 、むしろ敵のようにみえる。
 しかし、雇用社会のルールを定める労働法(労働基準法、労働契 約法、最低賃金法、労働安全衛生法等)を見ると、同じ法律でも少 し違った様相で見えるかもしれない。労働法は、会社と社員のうち の「会社のを取り締まる」ことを目的とするものだからである。社 員にとっては、自分たちの利益を守ってくれるのが労働法だ。もう 少し性格には、社員の利益と会社の利益のそれぞれがどこまで守ら れるのかを線引きをするルールを定めた法律といってよい。
 例えば、労働契約法16条は「解雇は、客観的に合理的な理由を欠 き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用 したものとして、無効とする」と定めている。会社が社員をクビに するには正当な理由が必要ということだ。このことには、実は二つ の意味がある。一つは、会社が正当な理由なしに社員をクビにして も、それは法的には無効ということ。もう一つは、会社が正当な理 由をもって社員をクビにすれば、それは法的には有効ということで ある。タイトルの『どこまでやったらクビになるか』には、まさに そのような意味が込められている。

(2008.11.27)

吉田一彦名誉教授(国際文化)が、『陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人』を書評




ご参考

 11月16日付産経新聞読書欄に、吉田一彦名誉教授(国際文化) が、藤井非三四著『陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人』(集 英社新書・720円)の書評を寄稿している。本書の著者は1950年生 まれ。専攻は日本陸軍史である。以下は、書評の概要。
 どのような組織にも病理が潜んでいる。軍隊もその例外ではない 。しかもその病理は軍隊の拠って立つ社会のあり方の中に遍在して いる。軍隊の存在自体が社会を映す鏡ともなり得る側面がある。軍 事は政治の道具ではあるが、この道具の使用法をつぶさに検証すれ ば、使用者の実体が垣間見えてくる。本書では、当時の日本陸軍の 中国に関する情報蓄積は他国の追随を許さなかったことを指摘。こ のことは、あまり知られていない。
 吉田名誉教授には、『暗号戦争』『騙し合いの戦争史―スパイか ら暗号解読まで』『知られざるインテリジェンスの世界』(左)等の 著書がある。

(2008.11.26)

大正期に始まった卒業生による東京での昼食会、4,000回を迎える

 本日(11月25日)、東京凌霜クラブで「火曜会」の4,000回 の記念会合が開かれる。「火曜会」は、大正期に始まった卒業 生による東京での昼食会。以下は、今回の会合にあたり作成さ れた4,000回88年の歴史の概要である。太平洋戦争をはさみ、学 制改革(神戸大学の設立)を越えて、今日迄続いてきた。文中 敬称略。
・第1回火曜会
 大正9年(1920年)6月22日、東京在勤者の昼食会として、丸の 内東京海上ビル内中央亭で開催。参加10人。鈴木祥枝(明治40 年神戸高商第1回卒、後の東京海上社長)、堀内泰吉(明治40年 神戸高商第1回卒、後の東京海上常務)、小野十郎(注)が常連。 毎週火曜日に例会を開催、100回毎に箱根や熱海に出かけて “大会”を開く。大正9年10月頃神戸、大阪で同様の会合が始 まる。翌年には門司でも。
(注)元神戸高商助教授、担当課目は、商業算術・代数。明治 36年刊『神戸高商一覧』には、氏名の下に「東京平民」と記 載されていた。
・水島銕也先生寿像作成
 大正12年水島銕也先生寿像の小型像(朝倉文夫作)100個を 造り単価30円で頒布した。
・第500回火曜会
 昭和5年7月15日、同じく中央亭で500回を祝う。
 同年10月16、17、18日に黒部に記念旅行。参加は、7人(富 山から参加1人)。
 約10年、500回を記念して『火曜会十年史』(昭和6年、凌 霜火曜会発行)を出版。表題は鈴木祥枝、題文は城崎祥造(明 治40年神戸高商第1回卒)が担当。
・戦後の再開
 戦争末期に中断。戦後3、4年を経て江波戸鉄太郎(明治43年 神戸高商卒)の肝煎りで、京橋明治製菓の地下室で再開。その 後、大林組の六車清次(昭和6年神戸高商卒)の世話で東京ステ ーションホテルの地下室で開く。更に、日本工業倶楽部に会 場を移した。
・鈴木祥枝氏追悼午餐火曜会
 昭和32年2月9日、火曜会の創始者の一人である鈴木祥枝が 死去。3月12日正午日本工業倶楽部で追悼午餐会が開かれた。 参加は丁度100人。
・日本工業倶楽部で2,120回目の火曜会
 佐渡卓(大正8年神戸高商卒)の「凌霜」193号への寄稿によ ると、昭和40年6月1日で2,120回。前年の総出席者356人、会 合数46回、1回平均8人弱。
・火曜会3,462回
 澤田修二(昭和11年神戸商業大卒)の「凌霜」324号への寄稿 によると、平成6年6月21日の会合をもって3,462回。「デビス カップ選手として勇名を馳せた鳥羽貞三氏(大正13年神戸高商 卒)が今もご健在で、92歳の高齢にもかかわらずほとんど毎週 この会に出席、後輩を励まされている」との記述がある。
・火曜会3,900回
 繁田惠弘(昭和36年経済学部卒)の「凌霜」369号への寄稿に よると、平成18年2月7日に火曜会3,900回目の会合が開かれた。 12人が参加、祝杯を挙げたとある。
・火曜会4,000回
 平成20年11月25日、火曜会4,000回目の会合が開かれる。

以上
企画作成:神戸大学東京オフィス

(2008.11.25)

梶山寿子さん(1987年文卒)の新著『スクール・アーティスト』




ご参考

 ジャーナリストの梶山寿子さんの新著『スクール・ アーティスト――井出良一先生 たったひとりの教育改革 』が、話題を呼んでいる。この本は、大阪府高槻市の公立 小学校で教員井出良一さんの「異色の教員」ぶりを描く。 体育の事業中に漢字を教える、蚕を飼って生糸をとる、畑 で育てた大根を調理して食べる、といった教科の壁を超え た縦横無尽の授業の連続だ。手作りのお菓子をたべながら のお茶会も楽しそう。それでいて学年末の漢字熟語テスト のクラス平均点が約99点。基礎学力もしっかりつく。「私 も生徒になりたい」という保護者の声もあるそうだ。
 梶山寿子(かじやま・すみこ)さんは、1987年神戸大学 文学部を卒業、テレビ局に勤務した。その後渡米し、1992 年ニューヨーク大学大学院でメディア論を学び修士号を取 得する。読売新聞現地版記者を経た後にフリーとなった。 1998年に帰国し、社会・家庭問題や人物ノンフィクション 、ビジネス・トレンドなど幅広い執筆活動を続けている。 「ニッポン早わかり」(TVK)等、テレビ番組のコメンテー ターも務め、講演活動も行う。主な著書に『子どもをいじ めるな』(文春新書)『女を殴る男たち』(文藝春秋)『家族 が壊れてゆく』(中央公論新社)『ジブリマジック』(講談 社)『トッププロデューサーの仕事術』(日経ビジネス人文 庫)など多数。
 梶山さんは、朝日新聞「読書欄」の書評ライターとして も活躍中。11月16日付「読書欄」では、林總(はやし・あ つむ)著『会計課長 団達也が行く!』(日経BP社、1,680 円)を紹介している。「小説仕立てで生きた会計を学ぶ、 という趣向の本。正義感あふれる主人公が中堅の電子部品 メーカーの再建に奔走する姿を通じて、「会計を実際のビ ジネスで使うとはどういうことか」をわかりやすく解説す る」と概要を説明する。紹介の最後の部分では「若い女性 社員が「女に学問は不要だ」と父親に大学進学を反対され た話や、部長が面と向かって「短大卒で一般職のお前に何 がわかる」と怒鳴る場面も、東京・丸の内の会社としては 、今日的リアリティーに欠ける」と鋭く斬りこんでいた。

(2008.11.21)

早川和男名誉教授(工)の旧著『住宅貧乏物語』、アンコール復刊

 早川和男名誉教授(工)の旧著『住宅貧乏物語』が、 アンコール復刊される。この本は、岩波新書(黄版)の1冊 として1979年に刊行され版を重ねたてきた名著。日本の 住宅政策の貧しさを鋭く追及した本である。発売は12月 19日。定価は700円+税。
 早川名誉教授は、1931年生まれ。専門は都市工学で、 現在は長崎総合科学大学教授の職にある。著書に『空間価 値論』(1973年、勁草書房)、『居住福祉』(1997年、岩波 書店)等多数。

(2008.11.20)

芹田健太郎名誉教授(国際協力)が代表理事をつとめる「CODE海外災害援助市民センター」が、第15回読売国際協力賞を受賞

 第15回読売国際協力賞の受賞者が決定した。神戸の 民間援助団体「CODE海外災害援助市民センター」に本賞 、アフガニスタンで死亡した農業専門指導員、伊藤和也さ ん(当時31歳、静岡県掛川市出身)に特別賞がそれぞれ贈 られた(10月12日付読売新聞)。
 阪神大震災時の被災体験を原点に、諸外国が寄せた支援の 恩恵を忘れず、「恩返しの海外被災地援助を」と設立され た団体が「CODE海外災害援助市民センター」。設立は、阪 神大震災から丸7年を経た2002年1月17日。目的は「海外の 災害地に恒常的な支援活動を行い、その人材を育成する」 こと。その母体になったのは、神戸大名誉教授芹田健太郎 さんが委員長を務め、被災地の問題を議論していた「市民 とNGOの『防災』国際フォーラム」であった。芹田健太郎 名誉教授(国際協力)は、引き続き「CODE海外災害援助市 民センター」の代表理事をつとめている。
 限られた事業予算の中で、「CODE海外災害援助市民セン ター」は、中国・四川大地震、インド洋大津波等、20以上 の国と地域で援助活動を展開してきた。

 (注)CODE:Citizens towards Overseas Disaster Emergency


CODE海外災害援助市民センターのホームページへ

(2008.11.19)

プロマンドリン奏者大西功造さん(1998年農卒、2000年院修了)が、前橋でコンサートを計画

 大西功造さん(1998年農卒、2000年大学院自然科学研 究科修了)は、神戸大学マンドリンクラブ出身で、現在はプ ロのマンドリン奏者。今年のホームカミングデーでは、短時 間であったが六甲台講堂で演奏を聴く事ができた。
 その大西さんが来年(2009年)6月17日から19日まで、群馬 県前橋市でコンサートを開催することが決まっている。前橋 での公演の前日(16日)および前橋での公演の翌日(20日)に は東京での公演が開催できないかと、名古屋地区、首都圏在 住のマンドリン部OBたちが計画をしている。名古屋、東京で のコンサートが実現すれば、マンドリン部OBはもとより、多 数の卒業生が大西さんの演奏を聴く事ができる。

【参考】 大西さんのホームページ
 http://www006.upp.so-net.ne.jp/onishi/homepage/index.htm

【参考】大西さんのYouTubeの動画・・・・・・現在、121の 動画が登録されていて、演奏を聴くことが出来ます
 http://jp.youtube.com/user/Onishikozo

(2008.11.18)

日経コラム「やさしい経済学」、“経営学のフロンテイア”シリーズで金井壽宏教授(営)、小川進教授(営)が計16回連載

 地主敏樹教授(経)に続いて、日経紙朝刊の連載コラム 「やさしい経済学」は、金井壽宏(営)教授が、“経営学の フロンテイア”のタイトルのもと「リーダー育成の連鎖」の テーマで9月15日から25日まで8回にわたって連載した。
 初回は「管理者と指導者」、続いて「「721」の法則」、 最終回は「ある種の共同幻想」というもの。多面的に“リー ダーの育成”を論じている。
 「やさしい経済学」の、“経営学のフロンテイア”シリー ズでは、金井教授に続いて小川進教授(営)が9月26日から登 場する。テーマは「イノベーションの民主化」というもの。 第1回「「蝉」化する製品開発」に始まり、続いて「ユーザ ーが主導権」そして、最終回の10月7日が「民主化から学ぶ 」というタイトルであった。

(2008.11.17)

東宝映画「ハイハイ3人娘」のDVDが、神戸大卒業生の間で話題に

 宝塚映画が製作、東宝が配給した映画「ハイハイ3 人娘」(1963年)のDVD(右写真)が、今春発売された。この 映画は、神戸大学のキャンパスでロケがおこなわれた。 映画を通じて40年以上前の母校の風景を見た卒業生から は「懐かしい」の声が多数寄せられた。神戸大学正門前 、今は登録有形文化財に指定された図書館(社会科学系) 、六甲台本館前の前庭。そして、旧六甲ハイツ跡地に新 築なった工学部の赤レンガ(塔屋)も写っている。
 「人気の“3人娘”が、明るく楽しく華やかに青春を謳 歌する、青春歌謡映画の傑作!」というのが、この映画 のキャッチフレーズ。まだ10代の中尾ミエ、園まり、伊 東ゆかりの3人娘が主役。高島忠夫、田辺靖雄、スリー ファンキーズ。そして、ハナ肇、植木等、谷啓が出演す る青春映画である。主題歌の「ハイハイ3人娘」、その他 「ハイそれまでヨ」「ナカナカ見つからない」「五万節」 等当時の流行歌が多数歌われる。封切りは1963年1月、ロ ケは前年の晩秋であったであろうか。
 映画「ハイハイ3人娘」のDVDは、今年3月の発売で、 現在購入可能だ。4,500円+税と、チョット値段がはるが、 昭和30年代後半から40年代はじめの卒業生たちにとっては 、「お金には換えられないお宝」となるかもしれない。

(2008.11.14)

プロギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)の演奏をYou-Tubeでどうぞ




ご参考

 神戸大学経済学部卒という異色のギタリスト松田晃 演(まつだ・あきのぶ)さん。卒業は、1957年。この年、 「ギターの友」新人音楽賞を受賞した。1959年には、来 日中のアンドレス・セゴビアに認められ渡欧、セゴビアの もとで学ぶ。以後、演奏会に、指導に、著作にと活躍を続 ける。2006年の神戸大学第1回ホームカミングデーで演奏 会が催された。
 その松田さんの演奏をYou-Tubeで聴く事ができる。以下 のURLをクリックしてください。
 http://jp.youtube.com/watch?v=6uf1A12bVLg

 (左は、松田晃演著『ギターは小さな星のオーケストラ』2001年、文芸社)

(2008.11.13)

橋本萬平名誉教授(教養)の新著『科学史の横道』

 2006年11月21日に享年93歳で死去した橋本萬平 名誉教授(教養)の著書『科学史の横道』が、日本古書 通信社から刊行された。定価は、2,500円+税。目次 は以下のとおり。

第1章 時の本・時の鐘
第2章 鳴り砂を求めて
第3章 大ざっしょ
第4章 科学史の横道
第5章 西洋度量衡の受容

 本書の「はしがき」で、橋本名誉教授は「学者に化け そこなった私の書く文章は、論文という程の堅苦しさは なく、さりとて随筆と割り切るまでの度胸もない。どこ の分類に入れてよいか分からない中途半端なものである 」と謙遜しながら、本書のできあがった経緯を述べてい る。実は、生前に出版の準備がされており、「はしがき 」も生前に出来上がっていたそうだ。
 橋本萬平(はしもと・まんぺい)名誉教授は、1913年 (大正2年)生れ。京都帝国大学理学部卒、1976年(昭和 51年)神戸大学教養部を定年退職した。『日本の時刻制 度』『計測の文化史』『狛犬をさがして』『地震学事始 』『素人学者の古書探求』等多数の著書がある。

【参考】旧制姫路高校(後の神戸大学姫路分校)の物理実 験機器コレクション(神戸大学ホームページ)
 http://www.kobe-u.ac.jp/info/history/virtual-museum/former-himeji-highschool/history/index.html

 旧制姫路高校物理教室で購入された物品のリストが、 故橋本萬平名誉教授所蔵であること。このリストには570 項目(約700点:机、椅子、戸棚、工具等を含む)が記録 されていると記されている。

(2008.11.12)

中牟田喜一郎元岩田屋会長(1940年旧制神戸商業大学卒、元日本テニス協会会長)死去

 元岩田屋会長で、神戸大学庭球倶楽部(硬式庭球 部OB会)名誉会長の中牟田喜一郎(なかむた・きいちろ う)氏が、10月18日死去した。93歳。10月27日、中牟 田家による「お別れ会」が福岡市博多区住吉のグラン ド・ハイアット・福岡であった。以下は10月20日付 西日本新聞等による。
 中牟田さんは、1940年(昭和15年)旧制神戸商業大学 (現神戸大)卒業に岩井産業(現双日)に入社する。その 後、1945年に岩田屋に入社した。創業者で父の喜兵衛 氏の後を継ぎ、1947年から38年間にわたり同社の社長 を務めた(1985年に会長就任)。流通業界競争激化の中 、2002年、岩田屋の私的整理に踏み切り、これを機に 経営責任を取り同年5月に会長を退任、特別顧問とな る。
 社長在任中に、福岡市・天神の旧岩田屋新館や、久 留米岩田屋(福岡県久留米市)など多店舗展開を図り、 九州最大手の百貨店としての地位を確立。スーパーの サニー(同)や高級インテリア販売のニック(同)を設立 するなど地元流通業の“顔”として知られた。財界活 動では、九州百貨店協会会長のほか、福岡経済同友会 代表幹事、福岡商工会議所副会頭などを歴任した。
 地域貢献や国際化、文化・スポーツ振興活動にも尽 力。学生時代からテニスの選手として鳴らし、1952年 にはデビスカップの日本選手団の監督を務めた。また 、日本テニス協会会長を務めた。


日本テニス協会のホームページへ

(2008.11.11)

「腎移植推進月間」に、藤澤正人教授(医)が、コメント

 10月は腎移植推進月間だった。10月26日付神戸 新聞に、その関連記事が掲載された。日本の腎臓移植に おける移植後の腎生着率は世界的にみても良好である。 にもかかわらず、臓器提供者が少ないため、いわゆる「 献腎移植」の比率が諸外国に比べ非常に低い。腎疾患を 抱え提供者を待つ人の中には、小さな子どもたちも含ま れる。小児の場合は大人と違い、なるべく早く移植する ことが生活の質にとってとても重要である。
 記事では、藤澤正人教授(医)が登場、インタビュー 方式で腎移植問題を分かりやすくコメントしていた。以 下は抄録。

■小児が腎移植を受けるのは、どのような病気からですか。
 「小児は、大人と違って腎炎によるもの以外に、腎臓 の形成不全など、先天性の腎尿路奇形による腎不全が意 外に多くみられます」

■透析が必要になるかと思いますが、大人とは方法が違 うのですか?
 「大人は機械で血液を浄化して体に戻す『血液透析』 が9割以上ですが、これを小児に行うのは困難が多いた め『腹膜透析』を使います。おなかの中に点滴液を入れ ておくと、血液中の老廃物が液の中にたまるので、それ を取り出すことを繰り返す方法です。ただこれも長期に なると問題が生じるので、いつまでも続けてはいられま せん」

(2008.11.10)

川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)、「行きすぎた金融資本主義」を批判

 10月27付の日経紙のコラム「人こと」に、川崎重 工業大橋忠晴社長(1969年工卒)が登場、「行きすぎた 金融資本主義は世界のもの作りを破壊する」と発言して いる。
 「金融は企業活動の“血液”となり事業を円滑化させ る役目がある」一方で、投機マネーや証券化商品の過剰 な流通が「商品市況や実態経済を混乱させ、製造業の力 を低下させる」と大橋社長はみる。
 しかし、金融危機に世界が揺れる今こそ、製造業にヒ トやカネを引き戻す「もの作り復権の好機」と大橋社長 。「技術革新こそ世界経済の原動力だ」と改めて強調。 製造業企業のトップとして「技術力を停滞させないよう 、どんなに苦しくても開発の手綱はゆるめない」と心に 誓う。


川崎重工業のホームページへ

(2008.11.07)

神戸大学海事科学部創立90周年を祝う式典 10月25日

 10月25日、神戸大学海事科学部創立90周年を祝う 式典が深江キャンパスで開かれた。卒業生や関係者約 300人が出席、日本の海運を支えてきた歩みを振り返り 、発展を誓い合った(10月26日付神戸新聞)。
 1917年(大正6年)、私立川崎商船学校として発足し、 1920年に官立の高等商船学校に。その後、神戸商船大 学と発展し、2003年に神戸大学と統合して海事科学部 となり、このたび90周年を祝うことになった。
 式典では、神戸大学野上智行学長が「海事分野の拠点 大学として責任を持ち、日本だけでなく世界に貢献した い」と式辞を述べた。海事科学研究科の石田廣史科長は 「海事教育に力を注いでこられた先輩に敬意を表したい 」と話した。
 記念講演では、商船三井の鈴木邦雄会長が「日本の海 運会社は強い。世界での活躍を目指して頑張ってほしい 」と激励。ゲストとして招かれた元プロ野球選手の村田 兆治さんは右ひじの手術を乗り越えた経験に触れ、「決 してあきらめず、悔いを残さないよう自分を貫いてほし い」と熱く語りかけた。


海事科学部ホームページから

(2008.11.05)

鹿島和夫さん(1958年教卒)の新著『ダックス先生の保育園物語』




ご参考

 鹿島和夫さんは、1958年神戸大学教育学部(現発達 科学部)卒業後、小学校教員となり1996年の定年退職ま で小学校教員をつとめた。その間、『一年一組 せんせ い あのね−詩とカメラの学級ドキュメント−』(1981 年、理論社)をはじめ多数の編著書を世に送り出している 。1979年には、児童詩の指導実践で北原白秋賞受賞した。 今般の著作は『ダックス先生の保育園物語』、ミネルヴァ 書房から刊行された。定価は1,800円+税。
 67の物語から子どもたちの実際の姿が鮮明に浮かんで くる。子育てのヒントになる1冊である。以下は、目次の 概要。

 1 子どもの世界・子どもの心(17話)
   お医者さんごっこ/ゆずってあげる/他
 2 ダックス先生と子どもと(13話)
   こわいー/歯科検診/他
 3 保育士と子どもと(10話)
   おやすみむにゃむにゃ/おしめですよ/他
 4 父親と子どもと(6話)
   かばとばか/結婚してくれてありがとう/他
 5 母親と子どもと(14話)
   おばちゃん、こわいね/スキスキ/他
 6 老人と障害児と子どもと(7話)
   左手ぶらぶら/野菜のカンパ/他

(2008.11.04)

日本総研岡田哲郎マクロ経済研究センター長(1988年経卒、1993年営院修了)インタビュー

 フジサンケイビジネスアイ(9月25日付)に、日本総研 岡田哲郎マクロ経済研究センター長のインタビュー記事が 掲載されている。以下はその概要。
 日本経済の成長力を向上させるには、海外に活躍の場を 求める企業や個人を呼び戻し、さらに成長性の高い産業競 争力の飛躍的強化を図る必要がある。成長力の底上げに成 果をあげた欧米の成功事例をみると、共通する政策方針と して、
  @グローバル化への積極対応
  A知識資本の蓄積
  B規制緩和による競争促進
の3つが挙げられる。
 新政権には、そうした成長戦略の大方針のもと、強力な 推進策を断行していくことが期待される。
 岡田センター長は、1965年愛媛県生まれ。神戸大学経済 学部卒。1988年住友銀行(現三井住友銀行)入行。1993年神 戸大学大学院修士課程(経営学)を修了している。1994年に 日本総合研究所出向、2007年から現職。著書に『金融を読 む辞典』(共著、東洋経済新報社)などがある。

(2008.10.31)

三井昌志さん(1998年工卒)の写真集『スマイルプラネット』刊行

 写真家三井昌志(みつい・まさし)さんの5冊目の写真 集『スマイルプラネット』(パロル舎)が刊行された。オー ルカラー、100ページで定価は1,800円+税。三井さんは、 1974年京都市の生まれ。
 神戸大学工学部機械科卒業後、機械メーカーに就職しエ ンジニアとして2年間働いた後退社した。2000年12月から 10ヶ月に渡ってユーラシア大陸一周の旅に出る。以降、旅 写真家としてアジアを中心に旅を続け、アジアの人々の飾 らない日常を撮り続けている。訪問国は36ヶ国にわたる。

【参考】三井昌志さんのホームページ「たびそら」
 http://www.tabisora.com/

(2008.10.30)

京都で旧三商大OB懇親会

 10月22日、京都駅隣接のセンチュリーホテルで旧三 商大OBの合同懇親会が開かれた。年1回の開催で、今回は 38回目。旧三商大というのは一橋大、神戸大、大阪市大が 、戦前に“商大”だったことに由来する。スポーツ、学門 ともに新制大学となってからも交流があるが、同窓会レベ ルでも交流がある。
 第一部は講演会。今年は一橋大が当番幹事。講師は一橋 大学卒業生の浜矩子同志社大学教授(1975年卒、元三菱総 研)、「初の同時多発危機に当面するグローバル経済;突 破口はいずこ?」の演題であった。過度の規制緩和をもた らし格差社会を現出させた竹中平蔵氏に対する厳しい批判 が印象に残る。
 第二部は乾杯の後、歓談に入る。会費1万円にふさわし い洋食をいただきながらテーブルを囲んで、または他のテ ーブルにチョット足を運んで、コミュニケーションをはか る。
 最後に各校の歌を歌って散会。神戸大は「商神」を歌う。 参加は約90名(神戸大卒20名)、女性、平成期の卒業生もチ ラホラという感じ。最長老は1940年卒(一橋大)、最年少は 2005年院修了(同)であった。

(2008.10.29)

坂本孝司さん(1978年営卒)の新著『会計で会社を強くする』




ご参考

 税理士・米国公認会計士の坂本孝司さん(1978年営卒) の新著『会計で会社を強くする』が、TKC出版から刊行され た。定価は1,800円+税。
 本書において、著者が力説するのは、「会計」が持つ大き な力。この「会計力」を身に付けることによって、企業の足 腰は確実に強くなる。「従来の技術力や営業力などに加え、 会計力という新たな武器を手にした会社は、「虎に翼」とも いうべき強大なパワーを発揮できるようになるでしょう」と 著者は面白い比喩を使って説明している。本書では、その理 由を細かく説明。過去を振り返り、会計力が企業経営にとっ ていかに重要かを洋の東西の事例を示す。
 今後、昔の高度経済成長期のようにどの企業も右肩上がり の成長を享受できる時代ではない。しかし、「会計という強 大なパワーを身につければ、あなたの会社は確実に強くなり 、困難な経営環境に打ち勝つことができるはず」と坂本さん は読者に語りかける。
 坂本孝司さんは、1956年生まれ。1978年に神戸大学経営学 部卒業、同年税理士合格した。1981年に浜松市で会計事務所 を開業し、TKCに入会。1992年東京大学大学院法学政治学研 究科修士課程修了。1997年同大学院法学政治学研究科後期 博士課程単位取得。静岡理工科大学大学院客員教授、信州大 学法科大学院非常勤講師などもつとめている。税理士法人坂 本&パートナー理事長(税理士・米国公認会計士)。

(2008.10.28)

稲場圭信准教授(発)の新著『思いやり格差が日本をダメにする』




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 神戸大学大学院人間発達環境学研究科の稲場圭信(い なば・けいしん)准教授による『思いやり格差が日本をダメ にするー支え合う社会をつくる8つのアプローチ』(NHK出 版・生活人新書)が、刊行された。定価は660円+税。
 最近、食の偽装、粉飾決算、違法派遣、教員採用試験をめ ぐる汚職、無差別殺人など、いやな事件が後を絶たない。稲 場准教授は、これらの事件の根底に人や社会に対する「思い やり」の欠如があるからだと見る。「いま、私たち日本人は 思いやりのない人とある人とに分断されています。いわば「 思いやり格差社会」が生まれつつあるのではないでしょうか 」と問いかける。これが本書のテーマである。
 自分の利益しか考えない人がいる。日本国内で収益を上げ ながら“税金逃れ”のために海外に拠点をうつす企業や資産 家がいる。消費者の安全をないがしろにして利潤を上げ、そ れを隠蔽する企業もマスコミ報道で明らかになった。その一 方、自分を犠牲にして他者のために行動する人々がいる。忙 しい日常の合間にボランティア活動にいそしむ人もい。自分 の生活だけでも大変なのに、日々小さな親切を実践している 人たちの存在も見逃せない。
 稲場准教授は、1969年東京の生まれ。東京大学文学部卒業 、ロンドン大学大学院博士課程卒博士号取得(宗教社会学博 士)。主な研究分野は利他主義、宗教の社会貢献活動、スピ リチュアリティ等。

(2008.10.27)

小谷允志さん(昭34法)の新著『今、なぜ記録管理なのか=記録管理のパラダイムシフト』




ご参考

 小谷允志さん(昭34法)の著書『今、なぜ記録管理なの か=記録管理のパラダイムシフト―コンプライアンスと説明 責任のために』が、日外アソシエーツから刊行された。定価 は3,500円+税。
 著者の小谷允志(こたに・まさし)さんは、(株)リコー勤務 を経て、現在は日本レコードマネジメント(株)レコードマネ ジメント研究所所長の職にある。かたわら記録管理学会会長 、ARMA(国際記録管理者協会)東京支部理事をつとめる。著書 に『情報公開制度の新たな展望』(共著)((財)行政管理研究 センター、2000年)、『文書管理と情報技術』(共著)(日本経 営協会、2007年)等がある。
 記録管理の後進国であった日本。しかし、その環境は大き く変わりつつある。この2月、「公文書管理の在り方等に関 する有識者会議」を設置、7月には同会議の中間報告が首相 に提出された。10月には最終報告書が出され、更にこれを 基にした公文書管理法(仮称)案の提出が予定されている。た だし、多くの課題も存在する。公文書管理担当機関の具体的 な体制・権限をどうするのか、レコードマネジャー・アーキ ビストといった専門職の育成、電子文書化の問題への取り組 み等々である。
 最大の問題は、予想される霞が関官僚の抵抗。この硬い壁を 打破し、公文書管理法(仮称)案で示された理念や方向性がど こまで法制化され、施行段階で実行に移されるか。これが課題 である。中間報告には、小谷さんが長年主張してきた「文書管 理の目的は説明責任にあること」、「現用と非現用文書の一元 的な管理」、「レコードマネジャーの専門職体制の確立」など の基本的な考え方が盛り込まれた。小谷さんは、このタイミン グを捉え、本書を世に送り出した。
 国の文書管理改革が進めば、自治体そして民間企業へと伝播 が期待できる。そうなれば日本の文書・記録管理が国際的なレ ベルに一歩近づくことになろう。これが小谷さん展望である。 終身雇用制の崩壊、非正規社員の増加等により、組織に対する 忠誠心が失われてきた。一方、団塊の世代の退職等により、組 織から高度な技術やノウハウが失われるという危機に直面して いる。
 今までは教育レベルが高い優秀な社員によって支えられ、何 とかなってきた企業内文書管理。近い将来、行き詰まるのは目 に見えている。国の公文書管理改革に倣い、民間においても真 剣な改革を行わなければならない。さもなくば、重要な文書・ 記録が全く残らないという事態になりかねない。ぜひ国の取り 組みを参考にして、本格的な文書・記録管理の仕組みを構築し て行かねばならない。これが小谷さんの強い思いである。

(2008.10.23)

新矢恭子准教授(医)、産経紙「大学発フロントランナー」欄に登場

 10月7日付産経新聞「大学発フロントランナー」欄に 新矢恭子(しんや・きょうこ)准教授(医)が登場している。 新矢准教授は、鳥を宿主とするインフルエンザウイルスが、 突然変異することなくヒトに感染する仕組みを初めて解明し た。「単純な構造ながら、宿主の細胞を強力にハイジャック するウイルスにひかれています」と新矢准教授は語る。
 獣医となるのが夢だった新矢准教授。1993年鳥取大学卒業 後、念願かなって獣医になってから悩み始めた。「獣医も含 め臨床医というのは、病気を治すこと症状を軽くすることが 目標なんですが、私は治療よりも『なぜこの病気になるのだ ろう』という点に関心が向いてしまった」という。
 探究心に突き動かされ、わずか半年で獣医を辞め、製薬会 社に就職、動物医薬の研究を進める。3年後の1997年には研 究の場を再び大学に求めた。大学・研究所を何度も移ってき た。神戸大学へは昨年10月から。夫と子供二人を鳥取に残し ての単身赴任生活も長期にわたっている。「寂しがる子供を みると悶々(もんもん)とします。でも、チャンスがあるなら 、少しでもいい環境で研究を続けたい。2週間に一度は自宅 に帰るようにしています」と新矢准教授は語る。

(2008.10.22)

水島一也名誉教授(営)の喜寿記念論文集刊行




ご参考

 田村祐一郎、高尾厚、岡田太志編『保険制度の新潮流』 が千倉書房から刊行された。定価は、3,200円+税。本書は、 水島一也神戸大学名誉教授(営)の喜寿記念論文集として出版 されたもの。編者の田村祐一郎(流通科学大)、高尾厚(神戸大 )、岡田太志(関西学院大)等の水島名誉教授門下生をはじめと して全国の大学の保険、リスクマネジメント研究者たちが論文 を寄稿している。巻末には「水島一也博士略歴・著作目録」を 掲載。
 本書は、水島名誉教授の主要著作である『近代保険論』 (1961年)、『現代保険経済』(初版は1979年、2006年に第8版) と同じく千倉書房から発行された。この千倉書房からは、水島 教授関係者による「保険学シリーズ」(1974年に、モートン・ ケラー著/田村祐一郎・塗明憲共訳『生命保険会社と企業権力 アメリカ生命保険企業史論』でスタート。2005年に、20巻目 の久保英也著『生命保険業の新潮流と将来像』)が継続的に刊行 されている。

(2008.10.21)

大阪商工信用金庫片桐陽理事長(1965年経卒)、フィランソロピーを語る

 日本フィランソロピー協会発行の機関誌「フィランソロ ピー」(10、11月号)に大阪商工信用金庫片桐陽理事長(1965年 経卒)が登場、「私のフィランソロピー」という題で小文を寄 稿している。
 片桐理事長は、1965年に神戸大学経済学部を卒業、住友銀 行に入行する。岐阜、飯田橋、備後町各支店長、本支店支配人 を経て、1995住友銀行退行、同年2月に大阪商工信用金庫へ。 1998年、同金庫の理事長に就任した。
 銀行への就職を決めた大学4年の夏、片桐さんは「カネと世 に仕えるより神に仕えるべきだ」と学生キリスト者仲間から諭 されたそうだ。片桐さんは「世が悪なればそれを正すべくその 真只中で生きてみたい」と反論した。それから既に44年が過ぎ た。「世を正す」という学生時代の思いを実現するのは「それ ほど簡単なことでない」。これは銀行に身を置いて「しみじみ と知らされた」と片桐さんは述懐する。
 14年前、メガバンクから信用金庫に転じた。片桐さんは、「 人は何のために生きるのか、仕事をする目的は何なのか、金融 機関はいかにあるべきか、信用金庫は何を為すべきがというテ ーマ」を学生時代に還った思いで考えたそうだ。今、同信用金 庫は、カネよりも人の幸せをという趣旨で「大阪商工信金社会 福祉賞」をCSRの一環として創設している。
 「人はカネだけでは豊な人生を送ることはできない、人に喜 ばれ感謝されてこそ心満たされるものだ。仕事を通して職員が 心豊な幸せな人生を送ることができるとすれば経営者の喜びこ れに勝るものはない」と片桐さんは結んでいた。

(2008.10.20)

「井植文化賞」に朴杓允教授(農)

 兵庫ゆかりの個人・団体を対象に、国際交流や文化芸術 、 社会福祉などへの功績をたたえる「井植文化賞」(第32回) の科学技術部門に、朴杓允教授(農)が選ばれた。井植文化賞 は、三洋電機の創設者である故井植歳男氏の遺志で設立された 財団法人井植記念会により設けられた賞。
 朴教授(細胞機能構造学研究室)は、電子顕微鏡形態学の権威 。2006年には、「日本植物病理学会学会賞」を受賞している。

(2008.10.17)

一海知義名誉教授著作集出版記念会、10月26日神戸大学百年記念館で




ご参考

 10月26日、一海知義神戸大名誉教授(中国文学)の著作集 の刊行を祝う出版記念会が神戸大学百年記念館で開催される。
 この催しは、一海知義名誉教授の長年にわたる著作活動をま とめた『一海知義著作集』全11巻・別巻1巻が、藤原書店から 刊行されたことをお祝いするもの。呼びかけ人は、井上ひさし 、筧久美子、興膳宏、鶴見俊輔、中野一新、半藤一利、藤原良 雄各氏。
 詳細は、下記(藤原書店ホームページ)参照。参加は、事前申 し込みが必要。

 http://www.fujiwara-shoten.co.jp/main/news/

(2008.10.17)

脳の活動だけで人型ロボットを操る実験に成功、羅志偉教授(工)等

 神戸大学大学院工学研究科・情報知能学工学科の羅志偉 (ラ・シイ)教授等は、脳の活動だけで人型ロボットを操る実 験に成功した。 体の不自由な人などがロボットを動かす技術 に応用できる。新技術は、手を動かすときに増える能の血液の 量か「前進」、「旋回」といった動作を高い確率で指示する。 10月6日付日本経済新聞は、この実験の成功を科学欄のコラム で報じていた(写真入)。

(2008.10.15)

木村幹教授の新著『韓国現代史-大統領たちの栄光と蹉跌』




ご参考

 中公新書の1冊として、木村幹教授(国際協力)の新著 『韓国現代史-大統領たちの栄光と蹉跌』が刊行された。 定価は800円。本書は、日本の植民地支配から解放された後 の韓国現代政治史。李承晩、朴正煕、金大中等個性豊かな大 統領たちにスポットライトを当てて韓国の独立や経済発展、 そして民主化という大きな時代的課題を描いている。
 10月5日付日本経済新聞の読書欄の中の「文庫・新書」の コーナーで、本書は紹介されている。そこでは「朝鮮戦争、 朴正煕らによる軍事クーデターなど激動の歴史の折々に後の 大統領たちがどういう境遇に置かれ、何を考えていたか」が 、各章にちりばめられている構成が”斬新”と指摘されてい た。後に大統領となる人物の少年期、青年期の姿が、同時期 に生じた政治的出来事とからめて描かれている。この点が本 書の特色。比較的なじみが薄い韓国現代史を、読者が興味を 持って読むように仕組まれている。

(2008.10.14)

斎藤勝彦教授(海)の新著(共著)『輸送包装の基礎と実務』




ご参考

 斎藤勝彦教授(海)が、長谷川淳英氏(技術士、包装学 会理事)と共著で『輸送包装の基礎と実務』を幸書房から 刊行した。定価は2,700円+税。
 本書は、輸送包装の実務を技術的な段階を踏んで学んで いくための入門書または教科書といった性格の本。しかし 、力学を中心においた専門書であり、一般のビジネスマン が“輸送包装”に関する知識を取得するためには難しすぎ るかも知れない。

(2008.10.10)

「一橋ビジネスレビュー」、2000年春号から一橋・神戸・東京各大学の特集を掲載

 2003年度から文部科学省21世紀COE(Center of Excellence) プログラムとして、一橋大学、神戸大学、東京大学が経営学分野 における研究重要拠点として選ばれ、5年間にわたる研究プログ ラムがスタートした。季刊「一橋ビジネスレビュー」では、2008 年春号から「日本経営学の最前線」のタイトルのもと一橋大学、 神戸大学、東京大学の成果を順次とりあげてきた。
 2008年春号(一橋大学特集)に続いて、「日本経営学の最前線 U」として夏号には神戸大学がとりあげられた。以下は、特集部 分の目次である。

 特集にあったって----------------- 加護野忠男・小川 進
 見えざる利益--------------------- 三品 和広
 伝統産業のビジネスシステム------- 西尾久美子
 私鉄経営とビジネスシステム------- 水谷 文俊
 家庭用テレビゲーム産業における--- 栗木 契
 ビジネスシステムの複合競争
 日本の小売企業の競争力----------- 黄 ?・李 東浩
 日本的キャリアシステムの--------- 平野 光俊・内田 恭彦・鈴木 竜太
 価値創造のメカニズム

 2008年秋号では、東京大学の成果が特集として取り上げられている。

(2008.10.10)

清水正徳名誉教授(文)の旧著『働ことの意味』、久々の復刊




ご参考

 清水正徳(しみず・まさのり)名誉教授(文)の旧著『 働ことの意味』(岩波新書黄版)が、“アンコール復刊”の 対象となり、今年9月に18刷が刊行された。定価は700円+ 税。この本は、1982年(昭和57年)に第1刷がでている。既 に四半世紀の年月を経ている。以下は、本書の概要。目次 を開くと、古代ギリシャの労働観、A・スミスの労働価値 説、ヘーゲルやマルクスの労働観等が盛り込まれているこ とがわかる。
 古来、人びとは労働をただ「生活のための労苦」とだけ 考えてきたわけではない。自然や超越者とのかかわりで、 さまざまに意味づけて働いてきた。本書は、主要な労働観 の系譜をたどり、その流れの中から、哲学的宗教的な見方 をこえた科学的労働理論がいかに形づくられてきたかを明 らかにし、その思想的遺産が今日にもつ意味を考える。
 清水正徳名誉教授(1921−2004)の専攻は哲学。死去の翌 年、神戸大学哲学懇話会(文学部気付)から追悼文集『回想 の清水正徳先生』が刊行された。冒頭には友人代表の梅原 猛さんの弔辞、受講生代表の山本道雄神戸大文学部教授の 弔辞。以下文芸評論家の野口武彦名誉教授等多数の学者が 寄稿している。一方、阪急六甲駅北側にある中華料理店六 甲苑の伴絹代さんも追悼文を寄せるなど、清水先生が幅広 い分野の人々に親しまれたことが分かる刊行物である。ま た、清水先生の著作リスト(今般復刊された『働くことの 意味』等)や年譜も収録されている。

(2008.10.07)

ご注意 「神戸大学学生新聞」購読の勧誘には気を付けて下さい!

 神戸大学卒業生の自宅又は勤務先に電話で「神戸大 学学生新聞」と名乗って購読勧誘をして1年間の購読料 10,000円の振込を要求してくる団体があります。
 正規の「神戸大学新聞会」が発行する新聞と紛らわしく 卒業生が困惑しているとの苦情が大学各方面や関係機関に 寄せられてきております。
 この団体は間違いやすい名称を使っていますが、大学の 公認団体では全くありませんので卒業生の賢明な判断を望 みます。

*参考
http://home.kobe-u.com/shimbun/genri.html
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/campus3/index.php?id=27&yu_m=3_15
http://www.a103.net/ori/2001/class/data/genri.html
http://www12.big.or.jp/~h-press/information/hokugaku/h0404hokugaku.html
http://www.nu-press.net/info/archives/02about/ruiji.html
http://www.ops.dti.ne.jp/~kup/genri.html

(2008.10.06)

「笑い療法士」を育成する高柳和江さん(1970年医卒)




ご参考

 9月21日付日本経済新聞の医療欄のコラム「最前線 ひ と」に「癒しの環境研究会」代表の高柳和江(たかやなぎ・ かずえ、1970年医卒)さんが登場している。日本の医療現場で は後回しになりがちな“患者の心のケア”がテーマだ。
 高柳さん1977年から10年間クウェートに小児外科医として 滞在した。そのときの治療体験が今日の活動の契機となって いる。同じ病気でも、クウェートの患者の方が直りが早い。 その原因は、クウェートの患者は“笑顔を絶やさない”から ということに気づく。
 笑いは、ナチュラルキラー細胞を活性化する。この細胞は リンパ球の一種。癌細胞やウィルスを攻撃する力をもつ。そ こことが分かっていても、日本では治療に応用している例は 少ない。
 高柳さんは、2005年に「笑い療法士」という資格を立ち上 げている。現在、認定資格者は約380人。医師や看護師だけ でなく、会社員や主婦なども資格を取っている。

 左上は2003年、春秋社刊より「砂漠とハイヒール―ドク ター・カズエが見たアラブ」(単行本、1,575円(税込)

(2008.10.03)

第3回ホームカミングデイ開かれる

 9月27日(土)、神戸大学の第3回ホームカミングデイが 開催された。秋晴れのもと、会場はキャンパス。同時に、留学 生ホームカミングデイも開かれた(昨年からホームカミングデ イと同時開催)。
 記念式典は六甲台キャンパスの講堂で挙行。 NHKアナウンサ ー住田功一さん(1983年営卒)の司会で始る。野上智行学長 は 、大学の現況を説明する式辞の中で、神戸大学がタイムズの世 界大学ランキングに今年もランク入りしたことを報告、「世界 で活躍される先輩のみなさんのおかげ」と感謝の言葉を述べた 。同窓生代表の新野幸次郎・学友会会長は「大学運営には卒業 生のサポートが欠かせない時代になった」と強調、神戸大学基 金への協力を呼びかけた。
 続いて、Jリーグ・浦和レッズで選手をつとめたあとイギリ ス留学でMBAを取得、現在は執筆、講演などで活躍する西野努 さん(1993年営卒)による「サッカーとビジネスリーダーシッ プ〜神戸大学が与えてくれたもの」と題して講演があった。最 後に神戸大学マンドリンクラブが、4曲をメモリアル演奏して 締めくくられた。
 ホームカミングデイでは、様々な分野の卒業生が参加、会場 を盛り上げた。神戸大学マンドリンクラブOBによる演奏、アナ ウンサー朝山くみさん(1999年経卒)のティーパーティー司会、 プロマンドリン演奏家大西功造さん(1998年農卒、2000年自然 科学研究科修了)の独奏等である。山口誓子記念館の見学、各 学部で開催された講演会や現役教授の講義を聴講した卒業生も あった。

【参考】神戸大学ホームページ

(2008.10.02)

元神戸製鋼所社長亀高素吉さん(1950年神戸経済大学卒)、薬学博士号取得

 亀高素吉(かめたか・そきち、1950年神戸経済大学卒)さ んが、薬学博士号取得した。このニュースは、7月19日付朝日 新聞のコラム「ひと」欄に「10年かけて薬学博士号を取得し た元神戸製鋼所社長」として紹介された。その後、そのユニ ークさが注目され、7月22日付の天声人語欄でも、「生涯学習 」といったテーマにからめて取り上げられている。
 82歳の亀高さんは、10年前、神戸製鋼所会長を退いたのち、 北里大学薬学部の聴講生となる。40年前、前妻を白血病で失 い、今の奥さんも病に倒れ、薬の副作用による免疫力低下に 悩んだ。もっと良薬はつくれないのか。「女房のかたきをと ってやる」というのが、薬学を学ぶ動機だった。
 当初、“ど素人の薬学”だったが、高校の化学の教科書を 自習するなどして、13科目の単位をほぼ満点の成績で取得す る。更に新しい知見を得るため、研究員として学生とともに 実験にいそしみ、4本の論文が学術誌に掲載される。これが 博士号取得につながった。亀高さんは「薬効のメカニズムが 分からない」と一層研究意欲を燃やしている。
 亀高さん博士号取得のニュースは、その後他の新聞でも取 り上げられた。
○産経新聞(8月4日付)「82歳で薬学博士学位取得 元神戸製 鋼所社長亀高素吉さん」
○毎日新聞(9月18日付)「亀高素吉さん=82歳で薬学博士号を 取得した元神戸製鋼所社長」
○日本経済新聞(9月18日付夕刊)「国内最高齢で博士号を取得 した元神戸製鋼所社長亀高素吉氏」

(2008.10.01)

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