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ご参考中公新書の1冊として、木村幹教授(国際協力)の新著 『韓国現代史-大統領たちの栄光と蹉跌』が刊行された。 定価は800円。本書は、日本の植民地支配から解放された後 の韓国現代政治史。李承晩、朴正煕、金大中等個性豊かな大 統領たちにスポットライトを当てて韓国の独立や経済発展、 そして民主化という大きな時代的課題を描いている。
10月5日付日本経済新聞の読書欄の中の「文庫・新書」の コーナーで、本書は紹介されている。そこでは「朝鮮戦争、 朴正煕らによる軍事クーデターなど激動の歴史の折々に後の 大統領たちがどういう境遇に置かれ、何を考えていたか」が 、各章にちりばめられている構成が”斬新”と指摘されてい た。後に大統領となる人物の少年期、青年期の姿が、同時期 に生じた政治的出来事とからめて描かれている。この点が本 書の特色。比較的なじみが薄い韓国現代史を、読者が興味を 持って読むように仕組まれている。
(2008.10.14)
ご参考斎藤勝彦教授(海)が、長谷川淳英氏(技術士、包装学 会理事)と共著で『輸送包装の基礎と実務』を幸書房から 刊行した。定価は2,700円+税。
本書は、輸送包装の実務を技術的な段階を踏んで学んで いくための入門書または教科書といった性格の本。しかし 、力学を中心においた専門書であり、一般のビジネスマン が“輸送包装”に関する知識を取得するためには難しすぎ るかも知れない。
(2008.10.10)
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2003年度から文部科学省21世紀COE(Center of Excellence) プログラムとして、一橋大学、神戸大学、東京大学が経営学分野 における研究重要拠点として選ばれ、5年間にわたる研究プログ ラムがスタートした。季刊「一橋ビジネスレビュー」では、2008 年春号から「日本経営学の最前線」のタイトルのもと一橋大学、 神戸大学、東京大学の成果を順次とりあげてきた。
2008年春号(一橋大学特集)に続いて、「日本経営学の最前線 U」として夏号には神戸大学がとりあげられた。以下は、特集部 分の目次である。
特集にあったって----------------- 加護野忠男・小川 進
見えざる利益--------------------- 三品 和広
伝統産業のビジネスシステム------- 西尾久美子
私鉄経営とビジネスシステム------- 水谷 文俊
家庭用テレビゲーム産業における--- 栗木 契
ビジネスシステムの複合競争
日本の小売企業の競争力----------- 黄 ?・李 東浩
日本的キャリアシステムの--------- 平野 光俊・内田 恭彦・鈴木 竜太
価値創造のメカニズム
2008年秋号では、東京大学の成果が特集として取り上げられている。
(2008.10.10)
ご参考清水正徳(しみず・まさのり)名誉教授(文)の旧著『 働ことの意味』(岩波新書黄版)が、“アンコール復刊”の 対象となり、今年9月に18刷が刊行された。定価は700円+ 税。この本は、1982年(昭和57年)に第1刷がでている。既 に四半世紀の年月を経ている。以下は、本書の概要。目次 を開くと、古代ギリシャの労働観、A・スミスの労働価値 説、ヘーゲルやマルクスの労働観等が盛り込まれているこ とがわかる。
古来、人びとは労働をただ「生活のための労苦」とだけ 考えてきたわけではない。自然や超越者とのかかわりで、 さまざまに意味づけて働いてきた。本書は、主要な労働観 の系譜をたどり、その流れの中から、哲学的宗教的な見方 をこえた科学的労働理論がいかに形づくられてきたかを明 らかにし、その思想的遺産が今日にもつ意味を考える。
清水正徳名誉教授(1921−2004)の専攻は哲学。死去の翌 年、神戸大学哲学懇話会(文学部気付)から追悼文集『回想 の清水正徳先生』が刊行された。冒頭には友人代表の梅原 猛さんの弔辞、受講生代表の山本道雄神戸大文学部教授の 弔辞。以下文芸評論家の野口武彦名誉教授等多数の学者が 寄稿している。一方、阪急六甲駅北側にある中華料理店六 甲苑の伴絹代さんも追悼文を寄せるなど、清水先生が幅広 い分野の人々に親しまれたことが分かる刊行物である。ま た、清水先生の著作リスト(今般復刊された『働くことの 意味』等)や年譜も収録されている。
(2008.10.07)
神戸大学卒業生の自宅又は勤務先に電話で「神戸大 学学生新聞」と名乗って購読勧誘をして1年間の購読料 10,000円の振込を要求してくる団体があります。
正規の「神戸大学新聞会」が発行する新聞と紛らわしく 卒業生が困惑しているとの苦情が大学各方面や関係機関に 寄せられてきております。
この団体は間違いやすい名称を使っていますが、大学の 公認団体では全くありませんので卒業生の賢明な判断を望 みます。
*参考
http://home.kobe-u.com/shimbun/genri.html
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/campus3/index.php?id=27&yu_m=3_15
http://www.a103.net/ori/2001/class/data/genri.html
http://www12.big.or.jp/~h-press/information/hokugaku/h0404hokugaku.html
http://www.nu-press.net/info/archives/02about/ruiji.html
http://www.ops.dti.ne.jp/~kup/genri.html
(2008.10.06)
ご参考9月21日付日本経済新聞の医療欄のコラム「最前線 ひ と」に「癒しの環境研究会」代表の高柳和江(たかやなぎ・ かずえ、1970年医卒)さんが登場している。日本の医療現場で は後回しになりがちな“患者の心のケア”がテーマだ。
高柳さん1977年から10年間クウェートに小児外科医として 滞在した。そのときの治療体験が今日の活動の契機となって いる。同じ病気でも、クウェートの患者の方が直りが早い。 その原因は、クウェートの患者は“笑顔を絶やさない”から ということに気づく。
笑いは、ナチュラルキラー細胞を活性化する。この細胞は リンパ球の一種。癌細胞やウィルスを攻撃する力をもつ。そ こことが分かっていても、日本では治療に応用している例は 少ない。
高柳さんは、2005年に「笑い療法士」という資格を立ち上 げている。現在、認定資格者は約380人。医師や看護師だけ でなく、会社員や主婦なども資格を取っている。
左上は2003年、春秋社刊より「砂漠とハイヒール―ドク ター・カズエが見たアラブ」(単行本、1,575円(税込)
(2008.10.03)
9月27日(土)、神戸大学の第3回ホームカミングデイが 開催された。秋晴れのもと、会場はキャンパス。同時に、留学 生ホームカミングデイも開かれた(昨年からホームカミングデ イと同時開催)。
記念式典は六甲台キャンパスの講堂で挙行。 NHKアナウンサ ー住田功一さん(1983年営卒)の司会で始る。野上智行学長 は 、大学の現況を説明する式辞の中で、神戸大学がタイムズの世 界大学ランキングに今年もランク入りしたことを報告、「世界 で活躍される先輩のみなさんのおかげ」と感謝の言葉を述べた 。同窓生代表の新野幸次郎・学友会会長は「大学運営には卒業 生のサポートが欠かせない時代になった」と強調、神戸大学基 金への協力を呼びかけた。
続いて、Jリーグ・浦和レッズで選手をつとめたあとイギリ ス留学でMBAを取得、現在は執筆、講演などで活躍する西野努 さん(1993年営卒)による「サッカーとビジネスリーダーシッ プ〜神戸大学が与えてくれたもの」と題して講演があった。最 後に神戸大学マンドリンクラブが、4曲をメモリアル演奏して 締めくくられた。
ホームカミングデイでは、様々な分野の卒業生が参加、会場 を盛り上げた。神戸大学マンドリンクラブOBによる演奏、アナ ウンサー朝山くみさん(1999年経卒)のティーパーティー司会、 プロマンドリン演奏家大西功造さん(1998年農卒、2000年自然 科学研究科修了)の独奏等である。山口誓子記念館の見学、各 学部で開催された講演会や現役教授の講義を聴講した卒業生も あった。
【参考】神戸大学ホームページ
(2008.10.02)
亀高素吉(かめたか・そきち、1950年神戸経済大学卒)さ んが、薬学博士号取得した。このニュースは、7月19日付朝日 新聞のコラム「ひと」欄に「10年かけて薬学博士号を取得し た元神戸製鋼所社長」として紹介された。その後、そのユニ ークさが注目され、7月22日付の天声人語欄でも、「生涯学習 」といったテーマにからめて取り上げられている。
82歳の亀高さんは、10年前、神戸製鋼所会長を退いたのち、 北里大学薬学部の聴講生となる。40年前、前妻を白血病で失 い、今の奥さんも病に倒れ、薬の副作用による免疫力低下に 悩んだ。もっと良薬はつくれないのか。「女房のかたきをと ってやる」というのが、薬学を学ぶ動機だった。
当初、“ど素人の薬学”だったが、高校の化学の教科書を 自習するなどして、13科目の単位をほぼ満点の成績で取得す る。更に新しい知見を得るため、研究員として学生とともに 実験にいそしみ、4本の論文が学術誌に掲載される。これが 博士号取得につながった。亀高さんは「薬効のメカニズムが 分からない」と一層研究意欲を燃やしている。
亀高さん博士号取得のニュースは、その後他の新聞でも取 り上げられた。
○産経新聞(8月4日付)「82歳で薬学博士学位取得 元神戸製 鋼所社長亀高素吉さん」
○毎日新聞(9月18日付)「亀高素吉さん=82歳で薬学博士号を 取得した元神戸製鋼所社長」
○日本経済新聞(9月18日付夕刊)「国内最高齢で博士号を取得 した元神戸製鋼所社長亀高素吉氏」
(2008.10.01)
今年に入って、東京医科歯科大学大学院河原和夫教授 (1980年法卒)の共編著2冊が、財団法人放送大学教育振興会 (日本放送出版協会)から刊行された。何れも放送大学のラジ オまたはテレビの教材として刊行されたもの。
○『新訂 感染症と生体防御 』 定価:2,800円+税。
編著者は、河原和夫(東京医科歯科大学大学院教授)、岸本 忠三(大阪大学大学院教授)、岩本愛吉(東京大学大学院教授) の3人。河原教授は第2章(現代社会と感染症)、第14章(感染 症と健康危機管理)を担当。
○『国際共生に向けた健康への挑戦』定価:2,500円+税。
編著者は、多田羅浩三(放送大学教授)、河原和夫(同上)、 篠崎英夫(国立保健医療科学院長)。河原教授は、第6章(フィ リピンの医療制度改革とプライマリケア)を担当。
河原教授は、1980年神戸大学法学部を卒業後、1986年に長 崎大学医学部卒業、厚生省に入省した。現在は東京医科歯科 大学大学院教授、医学博士。放送大学客員教授、一橋大学経 済学部大学院非常勤講師をつとめている。
放送大学兵庫学習センター(神戸大学正門西側)-放送大学ホームページから
(2008.09.30)
9月24日付日本経済新聞(夕刊)に、戦国末期から江戸 時代にかけて「城づくりの名手」として活躍した武将、藤 堂高虎(とうどう・たかとら)に関する記事が掲載された。 今年は、藤堂高虎が藤堂藩を開いて丁度四百年にあたる。 地元の三重県津市などでは初代藩主をしのぶ「入府四百年 」記念行事が目白押しの状態だ。
市民や自治体は、これを機に観光地としての認知度向上 に取り組んでいる。三重大学教育学部の藤田達生教授(1987 年文博修了、日本中世史・近世史専攻、学術博士)は、藤堂 高虎研究の第一人者。『江戸時代の設計者 異能の武将・ 藤堂高虎』(講談社現代新書)の著書もある。藤田教授は、 この記事の中で「(高虎は)日本の近世の幕開けに決定的な 役割を果たした人物としてもっと注目されていい」とコメ ントしていた。
津市観光協会ホームページから
(2008.09.29)
ご参考みすず書房から、中井久夫名誉教授(医)の新著『臨床 瑣談』が出版された。定価は1,890円。本書はみすず書房の PR誌「みすず」に不定期連載された「臨床瑣談」の6回分を まとめて単行本化したもの。本のタイトルに使用された「 『臨床瑣談』とは、臨床実験で味わったちょっとした物語と いうほどの意味である。今のところ、主に精神科以外のこと を書こうとしている」と中井名誉教授は語っている。
本書は、精神科医としての長年の経験をとおして、専門非 専門にかかわりなく、日本の医学や病院やその周辺について 「これだけは伝えておきたい」という姿勢で書かれている。 多方向からの視線ではあるが、病名を告知された患者側がで きる有効なことは何かに主眼がある。「SSM、通称丸山ワク チンについての私見」等がテーマとなっている。なお、本書 に関しては「出版ダイジェスト」紙(9月15日付)に紹介文が 掲載されていた。
(2008.09.26)
ご参考9月5日から12日迄8回にわたり、日経紙朝刊のコラム「 やさしい経済学」のコラムを地主敏樹教授(経)が担当、テー マは「米国の経済と金融政策」である。
サブプライムローン問題を端緒に低迷する米国経済を1990 年代から今日に至る金融政策の観点からレビューし、解説し ている。経済状態と中央銀行(FRB)の政策の関係が分かりや すく説かれている。なお、地主教授には著書『アメリカの金 融政策』(2006年、東洋経済新報社)がある。
(2008.09.25)
できた!解けた!その快感がさらに脳を活性化させる という。書店には数多くの脳トレの本が並ぶ。だが神戸大学 卒業生(1955年営卒佐藤清さん)が書いた『脳トレ 抜け文字 パズル』(文芸社、1,000円+税)は、一味違う。素材は百人 一首。ご存知鎌倉時代の歌人の藤原定家が厳選した百種の名 歌である。
どんなパズルかといえば、三十一文字のうち「一字を抜き 取られ、バラバラにされた三十字を元の短歌に復元する」も の。単なる穴埋めではない思索パズルである。文字で説明す ると何やら分かり難いが、一問やってみると “がってん! ”なるほど、わかった。そこで次の問題にチャレンジとなる 。
百人一首が得意な方はどんどん解き進んでいく喜びを味わ え、自然と顔もほころぶだろう。また、昔覚えた方、少しは 知っているという方は思い出すことでさらに頭を使うことに なる。当時の懐かしい思い出もよぎるかもしれない。また小 ・中・高校では学校行事として百人一首大会が催されること もある。しっかり覚えるにもこの本が役に立つ。戦国時代か ら「かるた」遊びとなり、江戸時代には庶民にも広く親しま れた「百人一首」。日本の伝統文化を愛でながら、生き生き はつらつ脳トレに励めることができる本だ。
(2008.09.24)
神戸大学は、甲南大学及び独立行政法人科学技術振興 機構との共同主催で「甲南大学・神戸大学 新技術説明会」 を10月10日にJSTホール(東京・市ヶ谷)で開催する。
神戸大学側のテーマは「環境保全技術としての磁気力によ る工瀬物質の選択分離」(農学研究科井原一高助教)、「π共 役系を拡張したチアゾール誘導体」(工学研究科森敦紀教授) 、「ボールペンが不要な耐水耐光性ノンカーボン用紙」(都市 安全研究センター中尾博之准教授)等。詳細は下記URL参照。
開催紹介ホームページから
(2008.09.19)
ご参考多方面で活躍中の堀江珠喜さん(1983年文博修了)の新著 『名言に学ぶ恋愛の扉36章-恋愛上手はビジネス上手-名言に 学ぶ』が、9月下旬に図書刊行会から刊行される。定価は1,200 円+税。
実行あるのみ!
恋も仕事も、すべてを成功させたい
そんなアナタの必読書完成!
扉をさあ開けて!
以上は、キャッチフレーズ。堀江さんによると、「優秀なビジ ネスマン、ビジネスウーマンには、モテ男、モテ女の素質がある 」とのこと。その理由は「彼(女)らのトークは、コミュニケーシ ョン能力に裏付けされたもの」だからだそうだ。
恋愛もビジネスも、多くの場合に戦わねばならず、戦うための 「戦略」が必要。これが本書の主題である。そこで本書はあ恋愛 をある種の「戦い」ととらえ、これまで戦争や経営論で伝えられ た歴史上の人物の名言、ことわざ、エピソード、失敗談等を取り 上げ、著者独自の恋愛極意論を展開する。
堀江珠喜さんは、兵庫県の生まれ。現職は大阪府立大学教授。 中学から大学院修士課程まで神戸女学院に学び、神戸大学大学院 文化学研究科博士課程を修了した(学術博士)。専攻は、英文学、 比較文学者という学者である。
主要著書に『男はなぜ悪女にひかれるのか 悪女学入門』(平凡 社新書)、『団鬼六論』(平凡社新書)、『「人妻」の研究』(ちく ま新書)、『おんなの浮気』(ちくま新書)、『悪女の老後論』(平 凡社新書)、『失敗しない男性選び』(燃焼社)【左上の本】他がある。
(2008.09.18)
ご参考フリージャーナリストの赤澤信次郎さん(1969年法卒)が 『新下町伝説』に寄稿している。この本は、2011年にの墨田区 押上・業平橋地区に、誕生する世界トップ級の超天空タワーに 関するもの。高さは610m、タワーの名称は「東京スカイツリー 」、着工開始は2008年7月となっている。
本書の編者は東京新聞編集局。東京新聞出版局(中日新聞東 京本社)から刊行された。定価は1,333円+税。本書は、タワ ー完成を前に地元の文化・歴史・風俗を見直そうという意図で 制作された。最新の航空写真とともに、浮世絵やレトロな写真 が多数収録されビジュアルで楽しい内容となっている。
元東京新聞編集委員だった赤澤信次郎(あかざわ・しんじろ う)さんも、執筆者の一人。定年後はフリージャーナリストと して活躍中。本書では、向島花街、隅田川の花火、キラキラ世 界橘商店街、江戸小紋伝統工芸士等のテーマで取材を行い寄稿 している。
(2008.09.17)
阪神大震災の記憶と教訓を伝え、防災教育に役立てる 目的で、「ビジュアル版 幸せ運ぼう」が、完成した。この 教材は、神戸市教育委員会、神戸大学都市安全研究センター 、読売テレビ、読売新聞が共同で制作したもの。
ニュース映像を収録したDVDと、新聞記事や写真を収めた CD-ROM、市教委の中学校用副読本を大幅に改訂したテキス トから構成される。「巨大災害の時代」と言われる今日、国 内外で大災害が相次いているなか、防災教育の重要性は増す ばかり。全国の学校だけではなく、地域での社会教育など、 幅広い活用が期待されている。
この教材完成に関するニュースは9月10日付読売新聞で、 「見て学ぶ震災の教訓」の見出しで、五段、カラー写真入で 大きく報道された。
読売新聞ホームページから
(2008.09.16)
生命保険協会は2008年12月に設立100周年を迎える。 この7月18日開催の第100回通常社員総会で、第46代会長に 明治安田生命の松尾憲治社長(1973年経卒)が就任した。 松尾新会長は同日開いた記者会見で、会長就任に当たっての 所信を表明する。その冒頭で「保険金等の支払いに関し、お 客様、関係者の信頼を損なう事態を生じさせた」ことについ てわびるとともに、顧客の信頼回復に向け、全社一致して「 保険金等支払管理態勢等の確立に向けた一層の取組みに関す る申し合わせ」を確認したことを明らかにした。
松尾新会長は、今般の記者会見の最後の部分で「社会的役 割の発揮」に言及する。生命保険協会は、これまで社会貢献 活動として、介護福祉養成等の介護分野への支援活動や子育 て家庭支援団体への助成活動等を行ってきた。今年度は、そ の中で特に“子育て支援”に力を入れて取り組む。具体的に は、創立100周年記念事業として「読み聞かせによる“家族 のきずな”推進活動」を展開していく。親子の読み聞かせの 普及に向けた活動が、「生命保険事業の存立基盤である「家 族」のきずなの大切さを再確認いただく一助となればと考え ている」と松尾新会長は所信を述べた(「月刊ライト」9月号 から)。
生命保険協会ホームページから
(2008.09.12)
9月14日、「日本音楽即興学会」設立集会が神戸大学 で開かれる。以下は、このニュースを報じた9月2日付日本 経済新聞の最終面コラム「文化往来」からの抄録。
「日本音楽即興学会」の対象は、音楽即興の効用や意義 を探ること。音楽療法や民族音楽などを研究する大学教員 や作曲家、音楽評論家、器楽奏者ら約50人が、神戸大学に 集まり設立集会を開く。年1回の学会開催や学会誌の定期 刊行のほか、研究者と実践者(音楽家)の交流を目指す。
「対話の苦手な自閉症児が楽器を勝手に鳴らし、それに 呼応して波長を合わせると、一体感を共有し、コミュニケ ーションへの興味をはぐくみやすい。そんな実証研究も進 んでおり、即興を音楽療法に役立てる効用は大きい」と設 立準備会代表の若尾裕神戸大学教授(発)は語る。
(2008.09.11)
戦前の1935年(昭和10年)に始まった伝統の「旧三商大 写真展」東京展が、以下の通り開催される。一橋大、大阪市 立大、神戸大の写真部の現役・OBの作品が展示される。
日 程: 9月11日(木)〜15日(月)
時 間: 10:00〜18:00
11日(木) 14:00〜18:00
15日(月) 10:00〜16:00
場 所: エコギャラリー
新宿区立環境学習センター 新宿区立ギャラリー
徒 歩: JR新宿西口から約15分
地下鉄大江戸線「都庁前」駅A5番出口から徒歩5分
地下鉄丸の内線「西新宿」駅2番出口から徒歩10分
入場料: 無料
神戸大学写真部OB竹内淳一郎さん(1963年営卒)のブラジル移民をテーマにした組写真
(2008.09.10)
神戸大学教養部、国際文化学部教授をつとめた安井三吉 (やすい・さんきち)名誉教授は、孫文記念館館長をつとめて いる。1987年に神戸華僑研究会(現神戸華僑華人研究会)を設 立、2004年から神戸華僑歴史博物館研究室長を、2007年から は孫文記念館館長の職にある。
9月18日、安井名誉教授は神戸新聞情報文化懇話会の例会 で「世紀を越え、国境を超える孫文」のタイトルで講演を行 う。この会はクラウンプラザ神戸で12時15分から始まる。 例会への出席は会員に限るが、当日の入会も受付可。事務局 の連絡先は以下のとおり(9月2日付神戸新聞)。
神戸新聞情報文化懇話会
事務局連絡先:078-362-7057
安井名誉教授の著書は、共編著『落地生根-神戸華僑と神阪 中華会館の百年』(研文出版、2000年)、『盧溝橋事件』(科華 出版有限公司、1999年)、共編著『阪神大震災と神戸華僑』(研 究報告書、1997年)、共編著『中国近代化の歴史と展望』(法律 文化社、1996年)、『盧溝橋事件』(研文出版、1993年)等多数。
孫文記念館ホームページから
(2008.09.09)
プレジデント誌(9月1日)の連載企画「経営時論」の第 62回に、加護野忠男教授(営)が登場、「検証 日本とユダ ヤの「長寿企業のかたち」」のタイトルで論じている。
加護野教授は、最近二つの老舗企業について話を聞く機会 があった。一つは、京都の老舗企業、福田金属(正式社名は 、福田金属箔粉工業)。もう一つは、ユダヤの金融財閥、ロ スチャイルド銀行である。
両社とも、同族中心の経営であるが、事業継承の方法には 、明確な違いがある。ロスチャイルドの事業は、家憲にした がって男系の兄弟に分割相続される。一方、福田金属では、 子供の中の誰か一人が事業を受け継ぐという形をとってきた 。ただし、福田金属で事業継承に関して明確なルールがある か否かきかなかったという。
続いて加護野教授は、日本の農業における「田分け」(田 んぼの分割相続はおろかなこと)という概念、商業では分割 相続はリスク分散となるということ、洋の東西を問わず兄弟 の対立は存在すること、日本では「男系の継承に対するこだ わりが低い」こと等のポイントを指摘している。最後の方で 、加護野教授は「日本で一子相続が慣習化している」のは、 兄弟の不和による事業の麻痺・分裂を恐れたからと指摘して いた。
(2008.09.08)
元神戸大学教育学部教授であった森信三氏(1896-1992) の旧著『一つ一つの小石をつんで』の新装版が、35年ぶりに 刊行された。発行所は社団法人実践人の家、定価は600円で ある。
『一つ一つの小石をつんで』は、1971年に信州大学附属長野 小学校で、保護者・生徒たちへ話したものの筆録。1973年に 修養団から刊行された。作家阿川弘之氏や『男の晩節』(2006年 、日本経済新聞社)の著者小島英記氏が推薦している。
この本では、しつけの秘訣は、結局
(1)朝のあいさつ
(2)ハイという返事
(3)ハキモノをそろえ、イスを入れる
・・・という三大原則を徹底するほかないという確信に立って、 実際的に、しかも徹底的に、その方法および理論的根拠を明らか にしようとしている。
森元教授は「この書は、外見的にはまことに微々、いうに足り ないものではあるが、哲学者としての著者の人生観が、しつけと いう角度において結晶したもの」とはしがきで述べている。
本書の書名が『一つ一つの小石をつんで』となっている。これ については、「しつけというものは、お説教などによってできる ものでは断じてなく、文字通り一つ一つの小石を積むような心が けで、丹念に積み上げてゆくほかない」という考えに基づいてい る。
森元教授は、1926年(大正15年)京都大学哲学科を卒業。1939年 (昭和14年)建国大学教授を経て、1952年(昭和27年)、神戸大学教 授に。著書に、「森信三全集」全25巻、「森信三選集」全8巻、 「森信三著作集」全10巻、「森信三続全集」8巻などがある。また 、社団法人実践人の家の“創開者”でもある。
社団法人実践人の家のホームページに掲げられた森信三元教授の肖像写真
(2008.09.05)
8月20日付日経紙夕刊の「新進企業 トップの横顔 」に、TAIYO社長の河渕健司(こうぶち・けんじ、1975年 工卒)さんが登場、経営を語っている。タイトルは、「 倒産乗り越え成長に意欲」。
TAIYOは、シリンダーなど油圧・空圧機器の大手。自 動車組み立てラインや半導体搬送装置などメカトロ装置 も手掛ける企業。1933年設立の老舗だが、93年にバブル 期の過剰投資が原因で会社更生法の適用を申請した。し かし、負債総額900億円超の大型倒産からはい上がり、 今年、東証二部に上場を果たした。
河渕社長が、神戸大学工学部を卒業して入社したのが 1975年。18年後の「どん底」は夢にも思わなかった。そ の頃は、装置事業の営業課長をしていたが、懇意の取引 先から注文が取れなくなった。「独立するしかない」。 事業計画を書き上げ、スポンサーも決まるほど話はまと まった。ところが退職希望者を引き留める役が回ってき たのが運の尽き。「『一緒に頑張ろう』と説得する本人 が辞めるわけにいかないでしょう」ということになる。
TAIYOのホームページから
(2008.09.04)
ご参考勁草テキストセレクションの1冊として、高橋基樹 ・福井清一教授(国際協力)編の新刊『経済開発論 研究 と実践のフロンティア』が、勁草書房から刊行された。 定価は、2,800円+税。
開発途上国の開発や貧困といった問題。このテーマに関 しては、“途上国”という言葉では、ひとくくりにできな い多様な要素をがある。本書は、複雑多岐にわたる経済開 発論について、経済・社会・政治・法といった多面的な次 元からアプローチする学部学生向けのテキスト。以下は、 目次の概要である。
序章 経済開発の概観:成長・貧困・構造変化
第T部 開発研究の基礎
第U部 開発と産業・貿易
第V部 開発の新しい政策課題
上記の中で、第V部では貧困、環境、教育、医療等がテ ーマとなっている。
(2008.09.03)
神戸大学農学部の金沢和樹教授(食品栄養学)の研 究グループが、昆布に豊富に含まれ、がん予防に効果が あるとされるフコキサンチンだけを抽出した粉末状の「 スーパー昆布」の開発に成功した(8月20日付読売新聞)。 塩分の高さや黒い色素による見た目の悪さなどから、「 健康食」としては敬遠される点もあったため、これらの 成分を取り除いたうえで、加工して食べやすくした。食 品加工メーカーと協力して、近く商品化を目指す。
「スーパー昆布」は、きな粉のような黄土色の粉末。 メリケン粉の10分の1のきめ細かさに相当する。試食会 では、ふりかけやつくだ煮などの調理に使ったところ、 関係者に好評だったそうだ。金沢教授は「色合いや塩辛 さを取り除くことで健康食品としての昆布のイメージを さらにアップさせていきたい」と話している。
(2008.09.02)
ご参考岩村昇元神戸大学医学部教授(1927-2005)の旧著『ネ パールの「赤ひげ」は語る』が、このたび再刊された(第 2刷)。この本の第1刷が出たのは1986年。20余年ぶりの再 刊である。岩波ブックレットシリーズ(No.71)の1冊で、 定価は480円+税。
岩村元教授は、1962年に日本キリスト教会派遣のクリス チャンドクターとして、史子夫人とともにネパールにわた る。以後18年間にわたり結核対策を中心に医療活動に献身 した。“ネパールの「赤ひげ」”という異名は、この時代 の活動に由来する。
1980年から86年まで神戸大学医学部教授をつとめ、1993 年にアジアのノーベル賞といわれる「マグサイサイ賞」を 受賞している。なお、岩村元教授の伝記は、小学校の国語 教科書に取り上げられている(注)。
(注)小学生用の国語教科書は5社の出版社から刊行されて いる。三鷹市社会教育指導員である室谷幸吉氏の調査によ ると、伝記が取り上げられた人物は全部で20人。うち11人 が日本人である。その氏名は以下のとおり(2007年4月26日 付の本欄参照)。
牧野富太郎
山田耕筰
豊田佐吉
野口英世
福沢諭吉
ジョン万次郎
宮沢賢治
布田保之助(灌漑用水路の橋を工夫した庄屋)
小林虎三(藩の人材養成につくした武士)
志鷹光次郎(立山ガイド)
岩村昇
左上の本は、大西伝一郎『友情の切手は、ヒマラヤの もとへ ネパールの岩村昇博士』(1996年、文渓堂)
(2008.09.01)
ご参考藤田誠一教授(神戸大・経)と小川英治教授(一橋大 ・商)の共編著『国際金融理論』が、有斐閣から刊行され た。定価は3,000円+税。本書は、「新・国際金融テキス ト 全3巻」の第1巻目。編者を含む10人の執筆者の分担 執筆により出来上がっている。松林洋一教授(神戸大・ 経)も執筆者の1人。本シリーズでは、最新の理論的アプ ローチと実証分析までが解説されている。
本書の「目次」は以下のとおり。藤田教授は第1章、 松林教授は第3章を担当している。
第1章 国際通貨と国際通貨制度
第2章 為替相場の決定理論
第3章 経常収支の理論
第4章 対外債務問題
第5章 国際金融市場
第6章 国際資本移動
第7章 通貨危機
第8章 為替相場制度の選択
第9章 通貨統合の理論
第10章 経済政策の国際協調
(2008.08.29)
國部克彦(こくぶ・かつひこ)教授(営)の編著『 実践マテリアルフローコスト会計』が、社団法人産業 環境管理協会(JEMAI)から刊行された。定価は、2,800 円+税。本書は、國部教授を編者として、学会、実務会 の著者20余名が分担執筆してできあがっている。
企業にとって、「環境と経済の両立」を実現すること は、一般的には難しい。その理由は、環境保全目的の追 求が経済目的の追求と合致しないことに尽きるといえよ う。この点を克服するには、両者を合致させるしくみの 開発が不可欠である。環境保全のための経済政策は、有 力な手段であるが、それだけでは十分ではない。企業が 創意工夫を凝らしながら、環境と経済を両立させる手法 も同時に必要である。
環境と経済の両立にはすべての経営者が賛成するであ ろう。しかし、それでは「御社はどのような手段を講じ て環境と経済を両立されていますか」と問われて、即答 できる経営者は少ないにちがいない。環境と経済の両立 は日本企業のみならず、経済活動を営む地球上のすべて の組織の責務である。しかし、経済活動そのものが環境 を枠外において成立しているという構造上、両者を結び つけることは、そう簡単なことではない。むしろ、人間 の叡智を結集して、検討すべき難題である。
本書のテーマである「マテリアルフローコスト会計」 (MFCA)は、企業活動現場において、環境保全と経済効率 の向上の同時達成を目指す手法である。MFCAは環境管理 会計の主要手法としてドイツでそのオリジナルとなる考 え方が開発された。2000年に日本に導入されてからは、 経済産業省の全面的な支援もあって、わが国で独自の発 展を遂げ、インプロセス型の環境管理手法として大きな 成功を収めている。インプロセス型の環境管理というの は、製造プロセスそのものを改善することで、環境負荷 を低減させることを意味する。エンドオブパイプ型の環 境対応よりも抜本的である。また、環境と経済の両立を 強く結びつけるものである。
なお、本書は月刊誌「産業環境管理協会」に掲載され た「実践マテリアルフローコスト会計」シリーズを基礎 としている。この連載の企画編集にあたったのが、神戸 大学の卒業生である浜野昌弘さん(1965年営卒、産業環 境管理協会出版広報センター所長)。そのことが、國部 教授が執筆した本書の「はしがき」の最後の部分“感謝 の言葉”として明記されていた。
社団法人産業環境管理協会(JEMAI)のホームページから
(2008.08.28)
死者6000人以上がでたという神戸大空襲。その 記録を後世に伝え目的で、歴史研究家が神戸市立兵庫 図書館に保管、展示されている戦時資料約3000点の データベース化を目指している。日記や公文書は劣化 が止まらない。また、記憶の風化も進んでいるので整 理は早く完成させるひつようがある。以下は、8月6日 付神戸新聞からの抄録。
この仕事に取り組んでいるのは、神戸大学地域連携 研究員 佐々木和子さん(芦屋市在住)と、近現代史が 専門の神戸外語大准教授長志珠絵(おさ・しずえ)さん (京都市)の二人。昨春から「神戸大空襲の記録」を整 理している。この資料は、市民グループ「神戸空襲を 記録する会」が約30年前に収集し、神戸市に寄託した もの。2人は「63年前、焦土と化した神戸で懸命に生 きた人の息吹を後世に残したい」と、今年中の完成を 目指している。
軍需工場が集中していた神戸は、米軍の攻撃目標と なり、大規模空襲は5回に及んだ。1945年3月17日未明 と、最大規模の6月5日の空襲で、市街地全域が焼け野 原となった。
(2008.08.27)
8月16日付朝日新聞「ひと」欄に、松原明さん( 1986年文卒)が、「NPOの財政基盤作りに奔走する」と いうタイトルのもと紹介された。国内のNPO法人の数は 3万5千を超えている。NPO法人が社会に与える影響力が 増している一方、財政基盤が弱い団体もまだまだ多い。
松原明さんは、シーズ(「市民活動を支える制度を作 る会」)の事務局長をつとめ、NPOが活動しやすい環境 の整備に力を入れてきた。松原さんには、順調に見える NPOの発展も「踊り場にある」と映っている。“資金難” は、行政の下請け化などの問題を招きがち。したがって 、支援税制や寄付の拡大は急務だ。松原さんは、「ここ が正念場」とばかり、国会や市民活動の現場を軽いフッ トワークで動き回っている。
松原さんは、コピーライターの傍ら東ティモールの独 立支援運動に取り組み、国際会議で海外の非政府組織 (NGO)が主体的に問題を解決する姿に目を開かれた。 「日本でも」とNPO法を作るため1994年にシーズを設立 、「5年間で目標が達成できなければ解散する」と宣言 した由。各地の市民団体をネットワーク化して意見をま とめてきた。
自民・社会・さきがけ政権の誕生、阪神大震災でのボ ランティアの活動等が追い風になり、1998年に当時とし ては画期的な議員立法でNPO法が成立した。これに先立 ち、自民党幹事長時代に何度も話し合った加藤紘一・ NPO議員連盟会長は「従来の市民活動には何やら野党的 政治活動のにおいがあったのを、彼が変えた」と松原さ んを評している。
(2008.08.26)
神戸大学医学部付属病院の小児科病棟が、動物 や草花など子供向けの内装を施した「こどもセンター 」として改修され、7月23日、報道関係者に公開され た。開設記念式典も開催、関係者がオープンを祝った 。内装に『森』をデザインするなど、新しい試みがほ どこされている(7月24日付各紙)。
「こどもセンター」は、2億2千万円の費用をかけて 全面改修されたもの。国立大付属病院としては九州大 学に次いで全国2番目。
続いて8月10日付神戸新聞では、「こどもセンター 」に関連して、神戸大学附属病院松尾雅文小児科長の 「小児医療を守るには、まず人材の育成。若手医師が 働く職場の魅力を高めることも足掛かりとなる」との 談話が紹介されていた。松尾小児科長は、日本小児科 学界の理事。学生時代に未熟児室の中で育つ赤ん坊の 姿に、命のもつ果てしない力を感じ、小児科医を志し たそうだ。
受付では、テントウムシがお出迎え(神戸大学附属病院看護部ホームページから)
(2008.08.25)
ご参考
ご参考故人では、桂枝雀(かつら・しじゃく、1939- 1999)がいる。1960年に神戸大学文学部へ入学したが 、約1年で中退した。順調に卒業していれば、1964年 卒ということになる。本名は前田達。御影分校ではフ ランス語のクラスにいたが、黒縁眼鏡をかけ黒髪がふ さふさした目立たない学生で、後年の落語家が前田達 と同一人物とわかる卒業生は殆どいない。
3代目桂米朝に弟子入りし、桂小米を経て2代目桂枝 雀を襲名、以後頭角をあらわしたといわれている。古 典落語を踏襲しながらも、得異なセンスや身振りで聴 衆を大爆笑にもっていく天才肌の落語家として人気を 博した。精神的スランプから自殺をはかり、意識が回 復しないまま死去した。その後も、CD『枝雀の落語大 全』(全10巻)をはじめ、DVD、著書が出版されるなど 人気は衰えない。死後出版された上田文世著『笑わせ て笑わせて 桂枝雀』(2003年、淡交社)は評伝(左上 写真)。巻末には、年譜がある。
現役のプロの落語家として、次の4人がいる。
○露の団六(つゆの・だんろく、1980年教育学部卒)、 神戸市出身の落語家。神戸大学在学中は、落語研究会 に所属。その間に露の五郎の落語を聞いて感動、弟子 入りした。ラジオ関西「露の団六のニュースの大通り 」でパーソナリティをつとめるなど時事問題も語るイ ンテリ噺家といわれている。著書に重症のダウン症を もつ兄との半生を描いた『あほやけど、ノリオ ―ダ ウン症のアニキをもって―』(2004年、中央法規出版) がある(左下写真)。
○林家竹丸(はやしや・たけまる、1989年経済学部卒、 本名:前田仁)、宝塚市出身の落語家。神戸大学在学中 は落語研究会に所属。6年間にわたりNHK(徳島、大阪) で記者をつとめるが、退職して4代目林家染丸の弟子と なる。神戸大学広報誌「KOBE university STYLE」2005 年(Vol.3)の「先輩登場」欄で、(落語家に転進する) 「背中を押したのは阪神・淡路大震災でした」と語って いる。「震災で崩れた街を見たりして、・・命助かった 自分は好きなことに挑戦せにゃあかんと踏ん切りをつけ ました」というのがきっかけだったそうだ。
○桂吉弥(かつら・きちや、1995年教育学部卒、本名: 富谷竜作)大阪府茨木市出身の落語家。在学中の1994年 に桂吉朝(2005年死去)に入門する。2005年、なにわ芸術 祭新人賞、咲くやこの花賞を受賞。2007年NHKドラマ「 ちりとてちん」に徒然亭草原役で出演した。両親ともに 教師で、父の母校の神戸大学に進んだ。大阪府立春日丘 高校卒。
○桂そうば(かつら・そうば、2003年経営学部卒、本名 :熊沢誠)、福岡県出身の数少ない上方落語家。2005年 に桂ざこばに入門した。
お笑い研究、お笑い番組のプロデューサーの分野で活 躍している卒業生もいる。
○織田正吉(おだ・しょうきち、1954年法学部卒、本名: 構恒一)、神戸市出身。神戸市役所に勤務。傍ら漫才の台 本を書く。後に独立して漫才台本作家、ユーモア研究家、 随筆家として健筆を振るう。著書に『笑いとユーモア』 (1980年、筑摩書房)、『絢爛たる暗号』(集英社文庫)等 多数。兵庫県立長田高校卒。
○沢田隆治(さわだ・たかはる、1955年文学部卒)、大阪 府吹田市出身のメディア・プロデューサー。神戸大学卒 業後朝日放送に勤務、「てなもんや三度笠」、「スチャ ラカ社員」、「新婚さん、いらっしゃい」等のプロデュ ーサーをつとめ大ヒットさせた。1975年、日本テレビの 井原高忠の勧め上京、朝日放送に在職のまま東阪企画を 設立社長(現会長)に就任した。その後、「花王名人劇場 」の演出・プロデューサーを担当した。著書に『決定版 私説コメディアン史 』(ちくま文庫)等多数。日本喜劇 人協会副会長。
○阪田真巳子(さかた・まきこ、2003年、総合人間科学 研究科博士修了)、同志社大学文化情報学部講師。関西の お笑いを身体表現の角度から学問的に研究、注目を浴びて いる。神戸大学在学中は、バスケットボール部に所属。(企画・制作:神戸学術事業会、文中敬称略)
(2008.08.22)
ご参考大内伸哉教授(法)が、労働法に関する次の 2冊の著書を相次いで刊行した。何れも、社会人 向けに書かれた啓蒙書。若いサラリーマン向け。
○『君たちが働き始める前に知っておいてほしい こと』(日本労務研究会、800円+税)
労働法に関するルールは、初歩的なことであっ ても、高校生までの間に教わることは少ない。大 学に入っても、法学部に入らなければ、労働法を 学ぶ機会は極めて少ない。本書は、初めて労働法 を学ぶ人に、できるだけわかりやすく労働法のル ールを伝えることを意図している。
○『どこまでやったらクビになるか 』(2008年、 新潮新書、680円+税、左図)
本書のサブタイトルは、「サラリーマンのため の労働法入門」。超実践的労働法入門の書である 。副業、社内不倫、経費流用、ブログ、転勤拒否 、内部告発、セクハラ……。身近な実例で学ぶ、 我が身の守り方等が分かりやすく説明されている 。男性が育児休暇をとらない理由、経歴詐称(大 学卒業生が「高校卒」と詐称)等に関する“補講 ”というコラム的読物を収録。これがなかなか面 白い。
(2008.08.21)
元関経連会長をつとめるなど“関西の顔”と して活躍する川上哲郎さんは、東京の出身。大学卒 業までは東京に育った。その川上さんが、大阪に本 社がある住友電工に就職したのは、テニスの試合で 訪れた神戸の地とのふれあいという縁がある。以下 は7月26日付産経新聞に掲載された連載コラム「こ の人あり、元関経連会長川上哲郎さん」Fからの抄 録。
1949年(昭和24年)の夏、大学生だった川上さんは 夜行列車で10数時間かけて東京から神戸に行った。 まだ、新幹線などない時代のことだ。神戸では、東 京商科大学(現一橋大学)、神戸商業大学(現神戸大 学)、大阪商科大学(現大阪市立大学)の伝統の三商 大戦のテニスの試合があったのだ。六甲山はきれい な山、関東とちがう白っぽい土の色。会場のテニス コートには女子大生が応援に来ていて華やか。
試合が終わって、誘われて行った阪急六甲に近い 「コリーヌ」という喫茶店。ここは美しい姉妹が切 り盛りしていた。国木田独歩の姪だという。不意に 扉が開き、映画に出てきそうな40歳ぐらいの紳士が 入ってくる。指揮者の朝比奈隆さんだった。美人姉 妹は、朝比奈さんの方にいってしまい、学生達の相 手をしてくれなくなった。
美男美女の似合う街。それが神戸。川上さんは神 戸の街にあこがれ、「終の棲家にしたい」と思った 。念願がかない、川上さんは、神戸市内に自宅を構 えている。住友電工に入社後、迷うことなく、「コ リーヌ」を再訪する。しかし、扉は閉まり、中に人 気はなかった。「もう一度、あの美人姉妹に会いた いね」と、川上さん。
阪急電鉄のホームページから (これは、今の阪急電車)
(2008.08.20)
楠木正成の顕彰歌として広くうたわれてきた 「湊川」。「青葉繁れる桜井の・・」の歌い出しの この曲の作曲者は、神戸大学発達科学部の前身校の 兵庫尋常師範学校教官奥山朝恭(おくやま・ともや す、1858−1943)である。
奥山朝恭は、海軍軍楽隊(1874)を経て、音楽取調 掛の職員となり、そこから、兵庫尋常師範学校の教 官として赴任した(1887年)。この音楽取調掛という 組織は、東京音楽学校(1887年設立)の前身であり、 現在の東京芸術大学のルーツということになる。
楠木正成ゆかりの湊川神社がある神戸。兵庫尋常 師範学校の職員・生徒は、毎月25日(楠木正成は5月 25日に戦死)に団体参拝することになっていた。奥 山は、楠木正成顕彰歌を作ることを思い立ち、音楽 取調掛時代の同僚である歌人で国文学者の落合直文 (おちあい・なおぶみ、1861-1903)に作詞を頼んだ。 これが楠木正成顕彰歌「湊川」が誕生する経緯であ る。
奥山朝恭は、江戸時代末期に武家の子息として生 まれたが、1874年(明治7年)に兄の勧めで海軍軍楽 隊に入隊する。奥山が指導を受けたのはイギリス大 使館付音楽隊長フェントン。フェントンは、日本に 於ける西洋音楽導入の草分け時代の主要人物の1人 である。
【参考】八木真平『兵庫の音楽史』1988年、神戸新聞出版センター
湊川神社のホームぺージから
(2008.08.19)
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有斐閣が発行するPR誌「書斎の窓」(7・8月合併 号)に、多数の神戸大学教授または名誉教授が執筆してい る。何れも有斐閣から刊行した自著に関連する寄稿。以下 は、目次から。
ミクロ経済学の教育を目指して・・・柳川隆(経)
『ミクロ経済学・入門』を刊行して
マーケティングをいかに教えるか・・・高嶋克義(営)
『現代マーケティング論』を刊行して
大学生のコミュニケーション・スキル教育・・・天野明弘(営)
『スタディ・スキル入門』の刊行によせて
(注)柳川隆・高嶋克義両氏は現教授。天野明弘氏は名誉教授
なお、「書斎の窓」6月号には、前川洋一郎氏(1967年 営卒、元松下電器役員)が、伊丹敬之・田中一弘・加藤俊彦 ・中野誠(編)『松下電器の経営改革』の書評を寄稿してい た。
(2008.08.18)
日本総合研究所の調査部研究員である小西功二さん (1995年文卒)が、7月24日付フジサンケイビジネスアイ紙 で、中小企業の活性化を語っている。タイトルは、「中小 企業活性化へ支援を」。
わが国経済の先行き不透明感が強まっている。その中で 、中小企業の景況感は急速な悪化をみている。日銀短観に よると、大企業との業況格差はここ数年、既往最大の水準 で推移していて、問題が構造化しつつある。
中小企業がこのような現状を打破するためには、経営戦 略の重点を「財務スリム化」から「付加価値創造力強化」 へシフトすることが求められるとして、小西さんは以下の 3点が重要と指摘する。
@グローバルな視点に基づいて販売市場を拡大すること。
A販売価格の維持・引き上げに向けて差別化路線を明確化すること。
B人材育成に注力すること。
小西さんは、1972年大阪府生まれ。1995年日本自動車連 盟入職。調査企画、マネジメント職などを経て、2007年か ら日本総合研究所に出向。地域経済活性化の課題などビジ ネス環境全般にかかわる問題の調査研究に従事している。 中小企業診断士。
(2008.08.08)
NPO法人「企業ミユージアムの協会」(理事長亀田訓生氏) が、発足10周年を記念して社会貢献賞を創設。この度優秀賞6館 と奨励賞4館を決定した。
6月3日付読売新聞(大阪版)では、「くらし・家庭」欄で、地 元大阪の「豆玩舎ZUNZO」(グリコのおまけの作者宮本順三 さんの制作したおまけ約500点等のコレクションを展示)、大阪 糖菓が設けた「コンペイトウミュージアム」(大阪府八尾市)を 取り上げていた。
また、北日本新聞、富山新聞(何れも7月4日付)では、地元の YKKの吉田忠雄記念室を、毎日新聞(7月8日付大阪本社版)には UCCコ-ヒー博物館が、中日新聞、静岡新聞(何れも7月17日付) には、ヤマハ来客会館がというように、各地で話題を呼んでい る。その他の受賞館は、次のとおり。
久慈琥珀博物館(久慈琥珀、岩手県久慈市)
印刷博物館(凸版印刷、東京・文京区)
夢工房「技術 文化館」(山岡金属工業、大阪府守口市)
KTCものづくり技術館(京都機械工具、京都府久御山町)
UCCコーヒー博物館(上島珈琲、神戸市中央区)
大塚国際美術館(大塚美術財団、徳島県鳴門市)
NPO法人・企業ミユージアムの協会の理事長亀田訓生(かめだ ・みちお)さんは、大阪府豊中市の出身。1960年神戸大学経営 学部(平井泰太郎ゼミ)を卒業した。学生時代、まだ無名に近か った経営学者ドラッカーが神戸大学を来訪し、平井ゼミ生たち と一緒に本館前で記念写真をとった。そんな思い出があるとい う。
卒業後は松下電器に入社する。広報畑を歩み、東京広報部長 、本社広報センター所長を歴任した。定年退職直前の2年間は 同社の技術館館長をつとめる。松下幸之助が「社会に貢献する ことを信条とする人」であったことから、亀田さんの第二の人 生は、自ら設立したNPO法人・企業ミユージアムの協会と共に ある。
印刷博物館での表彰式(右から二人目が亀田さん)
(2008.08.07)
ご参考7月24日付の日本経済新聞朝刊「文化欄」(最終ページ)に、 馬淵 勇さん(1957年工卒)が、「手作りカメラ遊び心写す」という タイトルで長文の寄稿を行っている。馬淵さんは、クラッシクカメ ラや手作りカメラの分野では、広く知られており、『クラシックカ メラ便利帖』(平凡新書)等の著書も多数ある。
馬渕さんらが1971年に発足させた「日本手作りカメラの会」は 、40年近くにわたりオリジナルのカメラを作り続けてきた。同会 の会員数は、現在約40名。表具師、ラーメン店経営、彫刻家、弁 理士等職業は様々である。ちなみに、馬淵さんは元商社マン。
会員が作り上げるカメラは極めてユニーク。コーヒーミルにカメ ラを仕込んだり、蒸気機関車の模型にカメラを組み込んだという作 品もある。会員達の力作は、8月末まで日本カメラ博物館(東京・千 代田区 http://www.jcii-cameramuseum.jp/ )で 展示されている。
(2008.08.06)
神戸大学本館(六甲台)の正面左側にある田崎慎治神戸商業大 学初代学長(注)の銅像横にある竜舌蘭(リュウゼツラン、センチ ュリープラント)の花が咲いている。
1929年に神戸高商が昇格して設置された神戸商業大学。その初 代学長である田崎慎治は、神戸高等商業学校の2代目の校長でもあ った。中南米(特にブラジル)に造詣が深くその関係であるのか、 本館の左右に南米ゆかりの植物・竜舌蘭が植えられていた。
この7月はじめ、そのうちの1本の真ん中からすくすくと5〜6 メートルの茎が伸び、その先に蕾がたくさん逆房状に生えて来た。 7月28日の雷と豪雨を受けて、房状の蕾の一部の先に黄色の花が 咲き創めた。
7月31日朝日新聞多摩版では、東京・武蔵野市の井の頭自然文化 園でも竜舌蘭の花が咲いたことがカラー写真付で報道されていた。
(注)田崎慎治(1872〜1954)長崎県出身
東京高等商業学校(現一橋大学)卒業後、同校の講師を経て文部省 留学生として英国バーミンガム大学で学び、帰国後郷里で長崎高等 商業校教授に就任。
1908年4月、第1回ブラジル移民を輸送する「笠戸丸」の出航を 目にして、南米移民に強くひかれる。神戸高等商業学校教授となり 、愛弟子にはブラジルで活躍した宮坂国人、上塚司、辻小太郎、栗 津金六、九十九利雄などがいた。
竜舌蘭は、その名のとおり「100年に1回花が咲く」といわれ るように、滅多に花が咲くのにめぐり合わない植物なので、咲いた 年は縁起が良いといわれている。折りしも、今年はブラジル移民 100年の年に当たる。
また、この植物は、原産地では『テキーラ』と呼ばれてその根の 部分からメキシコの有名な『テキーラ酒』が造られる。
写真提供:株式会社神戸学術事業会
(2008.08.06)
この7月、フラオグルッペ社長の沖幸子さん(写真)が、家事 の専門学校ハウスホールド・ホッホシューレを開校した。校長は 沖さんが自ら務める。
この学校は、日本で初めての本格的な家事のプロを育てるスク ール。1987年のフラオグルッペ創業以来、顧客の信頼を得てきた フラオグルッペがもつ豊富なノウハウを伝授するのが目的。
「習得した高い家事力を活かし、社会に家庭に役立てていただ ければ幸いです」と、同校は呼びかけている。
2008年度実施概要は、以下のとおり。
■開講日■ 7月26日(土)・9月27日(土)・11月15日(土)
※各回とも同じ内容。いずれか1日を選ぶ。
■時 間■ 10:00〜15:40
※昼食付。
■コース■ 初級コース
※中級・上級コースは別途開催予定です。
■会 場■ フラオ グルッペ株式会社 研修室
〒108-0074 東京都港区高輪2-17-13 テイケンビル8階
(都営浅草線泉岳寺駅 A2A3出口より徒歩2分)
■受講料■ 35,000円 (税込)
■講 師■ 沖 幸子
■定 員■ 各回10名
◆お申し込み・お問い合わせは◆
フラオグルッペ株式会社
〒108-0074
東京都港区高輪2−17−13テイケンビル8
TEL 03-3449-2783(代) FAX 03-3449-2693
Email info@frau-grupe.com
担当:教育事業部 尾崎・宍戸
フラオグルッペのホームページから
(2008.08.05)
ご参考前田裕子講師(経)の新著『水洗トイレの産業史』(名古屋大 学出版会)が、刊行された。定価は4,600円+税。本書はトイレメ ーカー最大手TOTO(旧社名東洋陶器→東陶機器)をメインに据え ながら他社の動向をも織り成して仕上げた“水洗トイレ”に関 する歴史書である。
高度成長期に東陶機器(現・TOTO)社長を務めた杉原周一氏、 戦前に日本陶器(現・ノリタケカンパニーリミテド)を率い、東洋 陶器設立に尽力した大倉孫兵衛氏・和親氏父子ら過去の経営者の 人物に焦点を当てている。文献のみならずインタビューも重ね、 厚みがある内容となっている。産業史、経営史分野の極めて真面 目な研究書であるが、テーマがポピュラーなだけあって、ボリュ ームのある専門書であるが面白く読める。
(2008.08.04)
優れた研究成果をあげた理工系学生や企業・研究機関など の若手研究者を表彰する「第22回独創制を拓く 先端技術大賞」 (主催・フジサンケイビジネスアイ)の授賞式が、7月17日、高 円宮妃殿下をお迎えし、東京都千代田区のパレスホテルで開かれ た。
式典では、最先端のヒトゲノムの研究で文部科学大臣賞に輝い た神戸大学医学部の京極千恵子さん、がん治療の基盤となる次世 代断層撮影技術の開発に挑み、経済産業大臣賞に選ばれた東北大 学多元物質科学研究所と古河機械金属の共同研究チーム(代表・ 吉川彰氏)をはじめ、各章受賞者に賞状と賞金が贈られた(7月18日 付フジサンケイビジネスアイ)。
文部科学大臣賞に輝く神戸大学医学部の京極千恵子さん(左)-ホームページから
(2008.08.01)
神戸大海事博物館による海と船の企画展「近代日本商船隊 の全容」が7月18日から開催されている。海の日記念事業の一環 として、商船隊の歴史や海運の重要性を紹介しているもの。
今回の企画展は、同館所蔵の山田早苗コレクション、仲島忠次 郎コレクション並びにこれまでに寄贈を受けた模型船等をベース に、主として明治から第二次世界大戦までの「商船隊」盛衰の様 子、海運の重要性と海国「日本」の歴史の一端を紹介している。
期間は9月19日迄で、開館は月、水、金曜日の午後1時半から 午後4時(祝日、8月13、15日を除く。7月19〜21日は開館。)入場 は無料。詳細は海事博物館(電話078-431-3564)へ。
「近代日本商船隊の全容」のチラシ
(2008.07.31)
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日本図書館協会発行の月刊誌「図書館雑誌」7月号に、神戸 大学附属図書館奥田正義(おくだ・まさよし)さんが登場、「兵庫 県大学図書館協議会」の歩みを語っている。これは、今年の9月 18日(木)19日(金)の両日、神戸のポートアイランドで開催され る「全国図書館大会」にちなんで掲載されたもの。
「兵庫県大学図書館協議会」は、1947年(昭和22年)に「阪神 間図書館協議會学校部會」として発足した。1950年(昭和25年) に現在の名称となり、今に至っている。この団体は、今年で61 年目となる長い歴史と伝統を持つ国公私立の枠を超えた図書館間 連携協力組織である。現在は、兵庫県内の47の大学・短期大学図 書館が加盟している(http://www.lib.kobe-u.ac.jp/AULH/)。
2006年(平成18年)度から、会長館が神戸大学、副会長館が関西 学院大学、監事館が武庫川女子大学。また、企画委員館として兵 庫県立大学、聖和大学、頌栄短期大学の各図書館計6館がその任 に当っているという
(2008.07.30)
ご参考国際コミュニケーションセンター/国際文化学研究科石川 慎一郎准教授が『英語コーパスと言語教育:データとしてのテク スト』(大修館書店、定価2,600円+税)を刊行した。
本書は、コーパス言語学(corpus linguistics)の入門書。コ ーパスとは、 大量の言語データを集めた電子データベースのこ とで、コーパスを解析することで、自然言語において、 個々の 語の頻度はどうなっているのか、個々の語は他の語とどのように 結びつくのか、といった問題に対して、客観的で科学的な解を得 ることが可能となる。
コーパスは、狭義の言語学研究だけでなく、近年、言語教育に も、大きな影響を及ぼすようになってきた。本書は、こうしたコ ーパスの可能性をふまえつつ、コーパス言語学の概要と、その教 育的応用の方法について具体的に解説している。
全体は2部構成になっている。
第1部では、英語コーパスの系譜、 コーパスの構築・分析技術 、データの計量技法など、コーパスの基礎を詳しく解説。
第2部では、 言語教育を構成する3つの観点として、<言語・ 教材・学習者>に注目し、これらの研究にコーパスをいかに活用 すべきかを論じる。
英語学や英語教育学に関心のある学部生・院生・研究者、およ び、 現職の小中高大の英語の教員にお勧めの書。
(2008.07.29)
身近に科学館があったらどんなにいいだろう。これが長年 の森裕美子さん(1977年理卒、元数学教師)の夢だった。「身近 に」という意味はふたつある。「ひとつは家の近くにあるという こと。散歩ついでに立ち寄れる科学館。もうひとつの意味は、科 学館のレベルが自分に合っているということ」と森さんはコメン トする。展示の説明が難しすぎたり、不親切だと、科学がどんど ん遠いものになってしまう。けれども、こんな条件を満たす科学 館はどこにもない。それなら、「自分で作るしかない!」という ことに気づいて私財を投じた「理科ハウス」が神奈川県逗子市に 出来上がった。
「理科ハウス」を建てた理由は他にもある。科学読みものをた くさん読んでもらいたいということだ。科学読みものには謎解き の楽しさがいっぱい。科学あそびを紹介する本もたくさん集めた 。「やりたい科学あそびがあったら、理科ハウスで私といっしょ にやってみましょう」と森さんは呼びかけている。
相対性理論で有名なアインシュタインを日本に紹介した石原純 (いしわらじゅん)という物理学者のことが「理科ハウス」では紹 介されている。石原純は森裕美子さんの祖父。物理学者でありな がら歌人でもあった。恋愛騒動のために大学の研究者から科学ジ ャーナリストの道を選び、雑誌や新聞などにエッセイ、子どもの ための科学の本などをたくさん書いた。「理科ハウス」ではその 一部を紹介されている。
森さんの「理科ハウス」については、7月17日付朝日(夕刊)の 「街 ひと メガロポリス」欄で紹介されていた。
「理科ハウス」のポスター(ホームページhttp://licahouse.com/から)
(2008.07.28)
ご参考三輪裕範(みわ・やすのり、1981年法卒)さんが、週刊東洋 経済誌(6月21日)の特集「読書術」に登場、自身の体験を踏まえ て“読書”を語っている。三輪さんは、伊藤忠商事調査情報部長 。丹羽宇一郎同社会長のブレーンの一人と紹介されている。4ペ ージにわたり書かれた三輪さんの読書術のごく一部を紹介してみ よう。
【選書眼を養う! 本選びの6カ条】
@わかりにくい文章の本は買うな
パッと開いたページを読んで、分りにくいと思ったら買わない。
Aジャーナリストが書いた本は読むな
視点が短絡的で内幕暴露的なものが多く、議論に深みがないことが多い。
B有名すぎる学者や評論家の本は要注意
同じような内容を使い回しているだけ。逆に、インプットを続けている人の本は買い。
C対談本や口述筆記本は読むな
書いたことと話したことでは、厳密性や緻密度がまるで違う。お手軽本は読むな。
D新聞・雑誌の書評は信用するな
日本には真の書評家が少ない。あくまで新刊情報として利用する。
E本はその場で思い切って買え
買わなくて損した、と後悔することは山ほどある。
三輪さんは、忙しい商社マンの仕事の傍ら『40歳からの勉強法 』(2005年、ちくま新書)『人間力を高める読書案内』(2007年、 ディスカヴァー携書)等多数の著書をものしている。神戸大学に おいて「キャリア」をテーマの講義の講師としても活躍された。
(2008.07.25)
第3回朝日アマ囲碁名人戦が、7月20日から日本棋院会館(東京 ・千代田区)で始まった。地方大会を勝ち抜いた49選手(北海道、東 京は2名。その他府県は1名)と招待9選手の58人によるトーナメント 戦である。この9人の招待選手中に2人の神戸大学卒業生がいる。多 賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒)だ。
多賀文吾さんは、2002年の朝日アマ囲碁十傑戦全国大会(朝日ア マ囲碁名人戦の前身)で優勝している。一時はプロ棋士を目指した が、神戸大学理学部で素粒子論を学び大学院に進むが、学者への道 を軌道修正し2001年近畿管区警察局に就職した。
今回は、前身の朝日アマ十傑戦(45回で終了)から続く「朝日アマ 」の歴史の中でも、格別に若い顔ぶれとなった。10代は史上最多の 9人、20代14人、30代10人、40代6人、50代11人、60歳以上8人。10 代の躍進によって平均年齢はを一気に38.9歳(昨年43.9歳)にまで 下がった。
「優勝争いは、招待枠では前名人・尹春浩選手と中園清三選手が 有力。尹選手が名人位奪還へ意欲をみせるか、2年連続準優勝の中 園選手が挑戦権を手にするか。新棋戦移行後の入賞のない多賀文吾 、西村修の2選手が巻き返す予感」といった予測であったが、1位は 尹春浩(ユン・チュンホ)選手(招待)。多賀選手はベスト8まで残ら ず。西村選手は4位に終わった(22日朝日)。
(2008.07.24)
大規模災害時発生の際、被災地での救助活動を行うロボット の競技大会「第8回レスキューロボットコンテスト」(読売新聞大 阪本社など主催)の予選が7月6日、神戸市中央区の神戸サンボー ホールで開かれた(7月7日付読売新聞)。
このイベントは、阪神大震災をきっかけに2001年から毎年開催 されているもの。当日は、全国の高校や高専、大学の計20チーム が出場。地震で倒壊した市街地を想定した8.3メートル四方のフィ ールドで、2チームずつが自作のロボットを遠隔操作し、瓦礫を除 去しながら人形を救出した。
8月9,10日に同ホールで行われる本選に出場を決めた12チームの 中に「六甲おろし」(神戸大)も入った。その他のチームは次の通 り。
▽太助隊(産業技術短大)
▽なだよりあいをこめて(神戸市立科学技術高科学技術研究会)
▽MS-R(金沢工大夢考房)
▽O.U.S.桃太郎(岡山理科大知能機械工学科)
▽おかQ(岡山大ロボット研究会)
▽救命ゴリラ!(大阪電気通信大自由工房)
▽桜菜(日本大羽多野研究室)
▽TRRL(津山高専電子制御工学科)
▽ミノーズ(岐阜高専)
▽レスキューHOT君(近畿大産業理工学部)
▽レスキューやらまいか(静岡大ロボットファクトリー)
レスキューロボットコンテストのホームページ( http://www.rescue-robot-contest.org/ )から
(2008.07.17)
6月28日付朝日新聞(第2兵庫版)で、落語家の桂吉弥(かつら ・きちや)さんが、大きくクローズアップされている。桂吉弥さん の本名は富谷竜作(とみや・りゅうさく)。1971年、大阪府茨木市 の生まれ。両親とも教師だった。父の母校神戸大学に進学する。 人前で喋るのが好き。小学校で児童会長、中学で生徒会長、遠足 ではバスガイド代わり。でも、落語は年寄りのやるものと思って いたそうだ。
神戸大学在学中の1994年、桂吉朝(05年死去)に入門する。2005 年に、なにわ芸術祭新人賞、咲くやこの花賞を受賞した。今年5月 には第2回繁昌亭大賞奨励賞を受賞する。2004年、NHKの大河ドラ マ「新撰組!」に山崎蒸役で出演、2007年には朝の連続ドラマ「 ちりとてちん」に徒然亭草原役で出演した。NHK「バラエティー生 活笑百科」、ABCラジオなどにレギュラー出演している。
桂さんは、「NHKの「新撰組!」が初めてのドラマでした。最初 の撮影の時、萎縮してたんです。照明やカメラの人に気を使って、 「すみません」を連発してたら、脚本の三谷幸喜さんが「香取(慎 吾)君や山本(耕史)君がいるけど、あなたにカメラが向いてる時は あなたが主役。面白いと思うようにセリフを言って下さい」と言っ てくれた。大きい言葉やった」とドラマ初出演の頃を回想していた。
桂吉弥のだいたい毎日日記( http://www.kichiya.net/blog/index.html )から
(2008.07.17)
鈴木竜太准教授(英)が7月6日付の日経紙読書欄の中 のコラム「今を読み解く」に寄稿している。タイトルは「両極から侵 食される職場」。最近出版された現代の職場を題材にした複数 の本に言及しながら論評している。 バブル崩壊後、かつての終身雇用制が「成果主義的な人事 制度」に移行している。このことが職場に少なからず影響を与え ている。成果を挙げていることを背景に、仲間を侮辱したり、わが ままに振舞う従業員がいる。他方では、旧来の年功的労働観 が残っており、それに苦しんでいる従業員もいる。 鈴木准教授は、この問題は成果主義の考えに沿って「自分の 仕事だけをやっていれば良いと考える」過剰に個人主義的な従 業員と「旧来の集団主義的な考え方に懐古主義的に固執する 」旧来思考の従業員の“両極”が起こしている問題であると指摘 する。成果主義の時代であっても、他のメンバーと協調して働くこ とは重視しなければならない。各人が価値観を理解し合い、お互 いを知ろうとする試みが今日では重要であると結ぶ。
(2008.07.16)
朝日・大学パートナーズシンポジウム「シルクロードの女性 たち-飛鳥から敦煌・ペルシャへ」(京都橘大学、朝日新聞社共 催)が、6月22日に大阪市北区の大阪国際会議場で開かれた。 ユーラシアから日本に至る、文化や民族交流の道に、女性たち はどのような足跡を残したのか。考古学、美術史など様々な角 度から迫るパネリストの討論に400人が聴き入った。6月30日付 朝日新聞(大阪)に、特集記事が掲載され、その中に神戸大学 大学院人文学研究科百橋明穂(どのはし・あきお)教授による基 調講演の概要が報じられている。
百橋教授の講演のタイトルは「冒険と悲劇に満ちた人生」。冒 険と悲劇に生きたシルクロードを旅する女性たちを語った。シルク (絹)は元々中国の特産品。古代の中国は繭の持ち出しを禁じ ていた。コータン(現・新彊ウイグル自治区)の国王は中国の皇帝 に縁談を持ちかけ、嫁いでくる王女に桑や蚕の繭を持ち出させた 。王女は髷の中に繭を隠して伝えたといわれている。後漢の詩人 蔡文姫は、故郷の陳留(現河南省)から燕山(現河北省)へ、遊 牧民族の南匈奴に連れ去られ左賢王と婚姻させられた。12年 後に帰国するが、2人の子は残していかねばならなかった。
(2008.07.15)
日本の童謡の古典ともいうべき『月の沙漠』『お山の杉の 子』を作曲したのは、神戸大学発達科学部の前身校のちとつ である姫路師範の卒業生佐々木すぐるさんである。姫路師範 学校を卒業。しばらく郷里の小学校で教師を勤めたあと、援助 を得て東京音楽学校(現東京藝術大学)甲種師範科に入学、 大正5(1916年)に卒業した。 佐々木さんは、浜松師範に在職中に「青い鳥」を作曲。6年 間勤務の後、上京、主として童謡の作曲に専念する。コロムビ ア専属として多くの童謡を発表する。著名な作曲作品に『月の 沙漠』『お山の杉の子』の他『赤ちゃんのお耳』などがある。戦 時中の作曲のほか、青い鳥合唱団なども主宰する。昭和41 (1966)年死去した。以下敬称略。 『月の沙漠』は、大正から昭和初期に叙情的な挿絵画家と して人気を博した加藤まさをが、講談社発行『少女倶楽部』 大正12(1923)年3月号に発表した「詩と挿画」から構成された 作品。これに、当時まだ若手の作曲家であった佐々木すぐるが 曲を付けた。童謡としての「月の沙漠」が生まれた訳である。童 謡の普及活動もしていた佐々木は、自ら主催する普及のため の講習会で同曲を用いた。また佐々木は教育現場での音楽 指導用の教本として「青い鳥楽譜」と呼ばれる楽譜集を出版し ており、童謡としての「月の沙漠」もその中に収められている。 このような経緯から、当初は児童の音楽教育の中で使われ ていたが、1927年にラジオ放送されたことから評判となり、1932 年に柳井はるみの歌唱で録音、レコード化され、より一般に知 られるようになる。その後も童謡として長く歌い継がれ、世代を 超えて支持される歌の一つとなっている。初めて「月の沙漠」の レコードを吹き込んだ柳井はるみは、後に松島詩子として歌謡 界で活躍した。千葉県夷隅郡御宿町には、主として作詞者加 藤まさをを顕彰する『月の沙漠記念館』がある。
『月の沙漠記念館』のホームページから
(2008.07.14)
ご参考兵庫・神戸CSの会が発行する雑誌「神戸佳族」(7 ・8月号)に、財団法人 日本いけばな芸術協会の肥原碩 甫(ひはら・せきほ)さんが登場、いけばな業界を語って いる。以下は、その抄録。
肥原さんは1939年(昭和14年)に未生流家元八世肥原康 甫の長男として芦屋に生まれた(本名:良樹)。1962年神 戸大学経済学部を卒業、化学繊維メーカーに就職した。 在学中は「柔道部に熱中し、家元の父から手ほどきを受け ることもなかった」と、学生時代を回顧する。本格的にい けばなの修行に入ったのは30歳をすぎてからのこと。いけ ばな関連の書籍を熟読する等修行に励んだ。
1981年に9世家元未生斎を継承した。以後、伝統の継承 と、自身の芸術感覚で新しい造形美の創作・追求に力を注 ぐ。海外普及にも積極的。国際展のフェスティバルに親善 大使として参加するほか、ブラジル、インドネシア等で花 展を開催する等いけばなの国際化に貢献している。
肥原さんは、2004年からいけばなの全国組織である財団 法人 日本いけばな芸術協会の理事長(名誉総裁 - 常陸宮妃 華子)をつとめている。著書に『新編 未生流いけばな教本』 (2005年、講談社)等多数。
(2008.07.11)
原油高で「海のエコ発電」が脚光を浴びている。 4月4日付日経ビジネス誌が、佐賀大学、ゼネシス、神戸 大学、科学技術振興機構の樹齢を紹介していた。
この記事では、海の上層水と深層水の温度差を利用し た発電施設を共同開発した佐賀大学とゼネシス。ジャイ ロ式波力発電の共同実験を科学技術振興機構とともに行 う神戸大学(神吉博工学部教授)の2つの例が紹介されて いた。神戸大学が実験を行う場所は、鳥取海岸の沖合。
海洋発電設備は、台風などの自然災害の被害を受けや すい等、克服すべき課題はあるが、「島国である日本は 海のエコ発電の開発と普及に戦略的に取り組む必要があ る」と、記事は結ばれていた。
(2008.07.10)
不振が続く百貨店業界。そのなかで、大丸は数少 ない勝ち組の一つだ。大丸を支えるのは考える社員たち 。大丸労使は、2004年に“キャリア自立宣言”を打ち出 した。自主的に高い課題にチャレンジする、自分のキャ リアを自分で作る、経営と組合は従業員の自立的キャリ ア形成の支援をする、というのがその骨子である。
その「考える社員」の典型が、経営企画室戦略企画担 当の新井田剛さん。2002年神戸大経営学研究科修士課程 に入学、今春“百貨店のビジネスシステム改革”と題す る博士論文をまとめた。新井田さんは昨春まで社内で最 も忙しい梅田店の販促担当。帰宅は午後10−11時になる 。それから論文を書き始め、休日も大学に通う。夫婦関 係が危うくなった時期もあったという。今秋から非常勤 講師として立命館大学の教壇にも立つ。以上は、6月16日 付日経紙から。
(2008.07.09)
ご参考イラストレーターの池田暁子さん(1992年教卒)が、 新著『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』をメ ディアファクトリーから刊行した。定価は998円(税込)。
池田さんの前著『片づけられない女のための こんどこ そ!片づける技術』の「汚部屋」をやっとの思いで片づけ 床が出て普通の部屋(のよう)になったことにすっかり満足 していた。ところが、来訪した編集から「マダマダな点」 を多々指摘された。そこで、押し入れの中、PC周りその他 頑張って整理した・・。以上のような顛末を記したコミッ クエッセイである。
<もくじ>
プロローグ 「汚部屋」は脱出したものの!
第1章 整理で、時間が3割増える!?
第2章 文房具は動作別で整理!
第3章 ブラックホール押し入れに着手!
第4章 でこぼこ家具をすっきり直線に!
第5章 こうして解決!PC周りと仕事棚の整理
第6章 あふれかえる紙モノのやっつけかた
第7章 憧れの…インテリアコーナーが!
もう一度おさらい 整理術ポイントはたった2つ!
エピローグ 欲しい物がスグに!とり出せる感動
(2008.07.08)
6月15日付毎日新聞に、「神戸大学法律相談部」の歴史 と現状に関する記事が掲載された。「神戸大学法律相談部」 は、1956年ごろの創部。以来50年以上にわたって、神戸大学 法学部の学生らが市民向けの無料の法律相談を続けている。
将来法曹関係の職業を志望している部員も多い。現在2回 〜4回生計45人が所属している。法律相談は毎週土曜、神戸 市立総合福祉センター(中央区橘通3)で行う。受付時間は午 後2時〜3時半。相談者一人に学生2〜3人で対応する。「困っ ている人を助けたいという思いは当初から今も変わりません 」と、部長の中村茂織(しげお)さんは語っている。
昨年1年間に応じた件数は138件。内容は相続関連が一番 多く、不法行為、訴訟手続きが続く。各相談には、さまざま な要素が複雑に絡んでおり、大学のテキストのように単純に はいかない。部員にとってはまさに生きた法律を実感できる 場だ。無料であること。更に、時間をかけて親身になって話 を聞き対応してくれることから、相談者からは感謝の言葉が 寄せられているという。
(2008.07.04)
神戸大学海事博物館(深江キャンパス)のガラスケース には、102隻の商船ミニチュア模型が並んでいる。これらの 模型は、広島大名誉教授で歯科医の故山田早苗さんが知人に 作ってもらったもの。2004年に寄贈された。実物の600分の 1で、マストや甲板のロープなど細部も丁寧に再現されてい る。山田さんは趣味が高じて商船に関する多くの資料を残し た。同館の陳列棚に収納された20冊のファイルもその一つ。 戦前・戦中に日本で活躍した500総トン以上の全商船約4600 隻の記録が収められている。
博物館長の石田憲治教授は「当時の商船の船長や機関長の 多くが海事科学研究科の前身の神戸商船大や東京商船大の卒 業生。学生に先輩たちの活躍ぶりを感じ取ってもらいたい」 と話している。以上は、6月16日付朝日新聞から。
(2008.07.03)
ご参考滝川好夫(たきがわ・よしお)教授(経)の新著『たのしく 学ぶ金融論』(ミネルヴァ書房)が、刊行された。定価は2,800 円+税。
本書は金融論の学部学生向け教科書・参考書として書かれた 。一方、社会人向け啓蒙書でもある。「教科書・参考書には、 何を、なぜ、どのようにして学ぶのかがはっきり記述されてい なければなりません。しかし、どの教科書・参考書にも、何を どのように学ぶのかは記述されていますが、『なぜ、それを学 ぶのか』がはっきりと書かれていません」と著者の滝川教授は 、本書の冒頭で強調している。
以下が本書の特色である。
(1)1項目ずつを原則見開き2ページで簡潔に説明している。
(2)現実の生きた経済から学習材料をとり、「何を、なぜ学ぶ のか」を明らかにしている。
(3)日本経済の実態をビジュアル化している。
(4)金融の制度・理論・政策・歴史に目配りしている。
なお、滝川教授は、ほぼ同じ時期に『ケインズ経済学を読む』 (ミネルヴァ書房、2,800円+税)、『たのしく学ぶマクロ経済学』 (ミネルヴァ書房、2,800円+税)、を刊行している。
(2008.07.02)
ご参考和泉書院から、池上洵一(いけがみ・じゅんいち)名誉教 授(文)の『池上洵一著作集』(全4巻)の第4巻(「説話とその周 辺」)が、このほど刊行された。定価は15,000円+税。この著 作集の第1巻(「今昔物語集の研究」)は、2001年に刊行されて いる。第3巻、第4巻が相次いで出版され、ようやく全4巻の刊 行が完結した。
池上名誉教授は、1937年岡山県津山市の生まれ。1960年神戸 大学文学部卒業。1966年東京大学大学院博士課程単位取得中退 。博士(文学)。専攻は国文学、「今昔物語集」をはじめとする 説話文学の研究家として著名。岩波文庫版『今昔物語集』全4 巻など多数の著書がある。
(2008.07.01)
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