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活躍する卒業生 − 神戸大学トピックス   −


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vol.39 2008年07月〜2008年09月(全55件)
vol.38 2008年04月〜2008年06月(全60件)
vol.37 2008年01月〜2008年03月(全53件)
vol.36 2007年10月〜2007年12月(全53件)
vol.35 2007年07月〜2007年09月(全55件)
vol.34 2007年04月〜2007年06月(全60件)
vol.33 2007年01月〜2007年03月(全57件)
vol.32 2006年10月〜2006年12月(全58件)
vol.31 2006年07月〜2006年09月(全64件)
vol.30 2006年04月〜2006年06月(全60件)
vol.29 2006年01月〜2006年03月(全61件)
vol.28 2005年10月〜2005年12月(全59件)
vol.27 2005年7月〜2005年9月(全61件)
vol.26 2005年4月〜2005年6月(全62件)
vol.25 2005年1月〜2005年3月(全60件)
vol.24 2004年10月〜2004年12月(全70件)
vol.23 2004年7月〜2004年9月(全55件)
vol.22 2004年4月〜2004年6月(全61件)
vol.21 2004年1月〜2004年3月(全76件)
vol.20 2003年10月〜2003年12月(全70件)
vol.19 2003年7月〜2003年9月(全67件)
vol.18 2003年4月〜2003年6月(全79件)
vol.17 2003年1月〜2003年3月(全69件)
vol.16 2002年10月〜2002年12月(全91件)
vol.15 2002年7月〜2002年9月(全96件)
vol.14 2002年4月〜2002年6月(全110件)
vol.13 2002年1月〜2002年3月(全107件)
vol.12 2001年10月〜2001年12月(全86件)
vol.11 2001年7月〜2001年9月(全75件)
vol.10 2001年4月〜2001年6月(全78件)
vol.9 2001年1月〜2001年3月(全56件)
vol.8 2000年10月〜2000年12月(全64件)
vol.7 2000年7月〜2000年9月(全37件)
vol.6 2000年4月〜2000年6月(全43件)
vol.5 2000年1月〜2000年3月(全56件)
vol.4 1999年10月〜1999年12月(全52件)
vol.3 1999年7月〜1999年9月(全38件)
vol.2 1999年4月〜1999年6月(全20記事)
vol.1 〜1999年3月(全23記事)

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「大型車の車輪脱落事故の撲滅」に関するセミナー開催--3月8日海事科学部で

 近年、大型車の車輪脱落事故は市民生活の安全を脅か す大きな社会問題となって来ている。そんな中、神戸大学 海事科学部、センサ・システム(株)の研究グループでは、 独立法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の「運輸分野に おける基礎的研究推進制度」により、大型車の車輪脱落事 故の撲滅を目的として、2007年度から研究を実施して きた。
 去る3月8日、その成果を踏まえたセミナーが神戸大学 海事科学部で開催された。同時に、多軸同時締め付け装置 と軸力検査装置のデモンストレーションも行われた。この セミナーでは、研究開発にあたった海事科学研究科マリン エンジニアリング福岡俊道教授等が講師ををつとめた。

(2010.03.15)

創草記の凌美会を本間健一凌美会OB会長(1959年経卒)が語る

 神戸大学工学部の同窓会誌「KTC」第70号(3月刊) に、本間健一凌美会OB会長(1959年経卒)が、「美術部凌美 会及び凌美会OB会の軌跡(その1)」を寄稿、創世記の凌美会 を語っている。
 1954年1月、神戸・元町6丁目にあった今はなき神戸三 越で、第1回綜合美術展が開催される運びとなり、約40名 の神戸大学学生の美術愛好家たちが出品した。学生だけでな く、田中薫(経済学部)・梶一郎・兼行武四郎・安藤勲・梅 宮馨四郎(以上教育学部)の各教官も賛助出品している。団 体名も「凌美会」と命名された。
 翌年1月、2回凌美会展が神戸大丸で開催される。このと きは学生約40名の出品のほか、第1回に出品した教官に加 え、工学部の久本弘一・角野判次郎凌教官の出品があった。 同年6月には、開学記念祭協賛の第3回凌美会展が神戸朝日 会館で開催され学生26名に加え4教官の出品がある。更に 、卒業生のプロの画家である前田藤四郎(1927年神戸高商 卒、日本版画協会)、山崎隆夫(1930年神戸高商卒、国画 会)両氏の出品もあった。

【参考】凌美会ホームページ
 http://home.kobe-u.com/ryoubi

(2010.03.12)

谷井昭雄(1943年神戸工専卒、元松下電器社長)さん、松下幸之助さんの言葉を回想

 月刊誌文藝春秋の3月号の特集「ひとを動かす言葉の 力」に、谷井昭雄(たにい・あきお、1943年神戸工専卒、 元松下電器社長)さんが登場、松下電器の創業者松下幸之助 さんの言葉を回想している。以下は、その概要。なお、神戸 工専は、神戸大学工学部の前身。
 「経営の神様」と言われた松下幸之助さんは、町工場から 世界的電機メーカーを一代で築き上げた。谷井昭雄さんは、 1986年から1993年まで松下電器産業(現パナソニック)の 4代目社長を務めた。谷井昭雄さんは、若い頃、創業者から かけられた言葉を今でも忘れない。経営に携わるようになっ てからも、それは常に指針となり続けているという。
 谷井さんは28歳(1956年)のとき、旧知の先輩から熱心に 勧められ、技術職として定期外の採用で松下電器に転職。幸 之助社長の姿は時折はるか遠くに仰ぎ見る程度で、谷井さん にとってはまさに雲上人であった。直接言葉を交わす機会は 、思いのほか早く訪れる。録音機事業部に配属されていた谷 井さんは入社5年目の秋、開発中のテープレコーダーを持っ て、経営報告にいく事業部長に同行することになったのだ。 創業者はこの年、66歳で社長を退き、会長として経営は後方 から支え、もっぱら京都の別邸「真真庵」においてPHP活動 に従事していた。
 テープレコーダーを一目見るなり、「きみ、いいものがで きたね」と創業者は目を輝かせる。大卒初任給が1万5千円 程度の当時、テープレコーダーは3〜4万円もする高額な代 物。なかなか手が出せるものではない。開発者たちの課題は 普及価格で品質のいい商品をつくることであり、谷井さんが 携えていたのはようやくできた試作品であった。創業者は実 にうれしそうにテープレコーダーを眺め、そして触ってみる 。谷井さんもうれしくなって操作を教える。このテープレコ ーダー翌々年商品化し、大ヒットした。
 谷井さんが技術屋だとわかると、創業者は穏やかな関西弁 で諭すように言った。「内の工場で一所懸命“品質管理”を やっているやろ。それはとても大事なことやけど、それより 大事なんは“人質(じんしつ)管理”やで」と。「人質管理」 なる創業者の造語は、言うまでもなく「人を育て、人を活か す」という意味。いい商品ができたと大喜びしながら、それ よりも大事なのは“人”だと釘を刺す。「電化製品を作る前 に人を作る」会社なのだ。そのことを谷井さんは教えられた のだった。

(2010.03.11)

メディアプロデューサーの澤田隆治さん(1955年文卒)、藤田まことさんを追悼

 2月20日付日本経済新聞最終面コラム「喪友記」で、 メディアプロデューサーの澤田隆治さん(1955年文卒) が、俳優の藤田まことさん(1933-2010)を追悼している 。タイトルは、「男の魅力 存分に」というもの。以下は 、その概要。
 澤田さんが、藤田まことさんと初めて会ったのは、 1957年の頃のこと。「顔が長くてチョンマゲのカツラが 似合う明るい青年」だったと往時を回顧する。森光子さん も出ていたテレビのコメディー番組「びっくり捕物帳」で 一緒に仕事をしたときのことである。ハンサムだが、ちょ っと抜けたところもある「二枚目半」の印象だったと澤田 さんは語っている。
 文中には、藤田まことさんの「オレがこんなに強いのも 、あたり前田のクラッカー」という有名な台詞も引用され ていた。コラムは、「男の魅力を存分に出せる役者がまた 1人、逝ってしまった」という言葉で結ばれていた。

 右は、藤田まことさんの自伝『最期』(日本評論社)

(2010.03.10)

石井淳蔵名誉教授(営)の新著『マーケティングを学ぶ』

      


ご参考

 神戸大学名誉教授(営)で、流通科学大学学長の石井淳 蔵(いしい・じゅんぞう)さんの新著『マーケティングを学ぶ 』が、ちくま新書の1冊として刊行された。定価は900円+税 。2月3日には、日本図書館協会の選定図書となっている。
 『マーケティングを学ぶ』は、3月3日付日本経済新聞夕 刊に連載の「目利きが選ぶ今週の3冊」に登場した。選んだ のは、中沢孝夫福井県立大学特任教授。星4つという高ポイ ントである。中沢教授は、本書を「マーケティングに関する 言葉と概念がスッと頭にはいって来ると、わがゼミ生に好評 な本」とコメントしていた。

(2010.03.09)

神戸大留学生と市立葺合高校生が交流、ハイチからの留学生からは地震の話題も

 2月24日付神戸新聞と朝日新聞に、神戸市立葺合高校の 「葺合高・インターナショナルデー」に関する記事が掲載され ている。このイベントは、外国人との異文化交流を深めること を目的としたもの。2月24日に同校(中央区)で開催された。
 当日は、17カ国31人が訪問し、1年生約280人と英語での クイズや会話などを楽しんだ。訪れたのは、市内などの中学、 高校の英語講師21人と、神戸大大学院の留学生10人。留学生 のなかには、ハイチ国籍の留学生エルフ・オノラさん(26)も いた。オノラさんからは、1月に起きた大地震について講演が ある。オノラさんは「誰も予想しておらず、対策を立てていな かったために被害が大きくなった」と震災の恐ろしさを振り返 った。また、「地震で多くの友達を失ったが、生き残った者に とって命の大切さを学ぶ教訓になった」と語った。オノラさん は被災した首都ポルトープランスの近くの出身。家族は無事だ ったが、大学時代の友人が少なくとも6人亡くなった。

(2010.03.08)

「旧武藤山治邸」見学会で足立裕司教授(工)が建物の歴史等を説明

 2月25日付毎日新聞に、「旧武藤山治邸」3月14日に開催 される見学会と公開講座に関する記事がでている。「旧武藤山 治邸」(旧鐘紡舞子倶楽部)は、明治時代の洋館。神戸市垂水 区の県立舞子公園に移築復元されている。洋館の内部構造を見 ることができる貴重な機会であるが、残念ながら申し込みは既 に締め切られている。
 「旧武藤山治邸」は、「鐘紡」を立て直し社長でもあったの 武藤山治(1867〜1934年)が1907年に舞子海岸に建築した住宅。 「移情閣」(孫文記念館)とともに地域のランドマークとして親 しまれてきた。1937年には鐘紡に寄贈され、社員の保養施設 として使用。2007年にカネボウから寄贈を受けたことから、 県が舞子公園への移築を進めている。なお、武藤山治は、日本 で最初の社内報「兵庫の汽笛」を同社神戸工場で発行した。ま た、神戸大学の前身校のひとつである神戸高商にきて講演を行 ったという記録もある。
 公開講座は午後1時から、足立裕司教授(工)が近くの「シー サイドホテル舞子ビラ神戸」で建物の歴史などを説明。同2時 から現場見学会が催される。

(2010.03.05)

関西電力初の女性部長、槙山実果さん(1987年経卒)

 2月26日付毎日新聞コラム「私のスタイル」欄に、関西電 力初の女性部長、槙山実果(まきやま・みか、1987年経卒) さんが登場、インタビューに答えている。槙山さんのポストは 、関西電力で広報宣伝グループ チーフマネージャー。槙山さ んは、大阪府の出身、1995年、関西電力が女性の広報担当者 を求めているのを知って応募した。同社ではコミュニケーショ ン推進室マネージャー、ケーブルテレビ会社「ケイ・キャット 」番組編成部長などを経て2009年12月から現職に就く。
 「外部からの視点と内側からの視点のちょうど真ん中に立ち 、会社のことをうまく外へ伝えたい」と槙山さんは語る。神戸 大学卒業後に就職した生命保険会社では広報に配属された。4 年後に退社し民放の広報なども経験していることから、今の仕 事はまさにぴったりというところである。「電力事業者は公共 のために尽くさなければいけない。その使命感が自分を支えて いるし、やりがいを感じる」と槙山さんの発言は力強い。

(2010.03.04)

湯田拓史助教(百年史編集室)の新著『都市の学校設置課程の研究』

      


ご参考


      


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 神戸大学百年史編集室湯田拓史(ゆだ・ひろふみ) 助教の新著『都市の学校設置課程の研究 阪神間文教地 区の成立』(左上)が、同時代社から刊行された。定価は 3,200円+税。
 本書は、都市社会における「教育の公共性」の変容を、 学校設置過程を通して検証し、教育の社会管理の方途を導 き出すもの。現在、中等教育段階で猛烈な受験激戦区とな っている阪神間文教地区は、如何に成立したのか。そのこ とを1920年代の公立尋常小学校の設置過程と私立の中等 教育機関の設置過程を検証することで解明した研究である 。本書では、阪神間地区の中等教育段階の公立学校や私立 学校の類型化も行っている。そのため、研究者だけでなく 、高等学校や中学校の関係者、受験を控えた子弟をもつ保 護者にも関心をもって読まれるにちがいない。
 索引には、雲中尋常小学校(現神戸市立雲中小学校)、 県立神戸第一中学校(現県立神戸高校)、精道尋常小学校 (芦屋市立精道小学校)等の固有名詞が散見される。また 、本文には官立神戸高等商業学校(神戸大学、経済・経営 法学部等の前身)の移転後に、市立神戸中学校(現神戸市 立葺合高校)が設置されたことが言及されている(157ペ ージ)。ついでながら、葺合高校には旧官立神戸高等商業 学校時代の門柱が、100年以上の歴史を刻みつついまだ に保存されている。

 湯田助教は、1975年神戸市の生まれ。高知大学教育学 部を経て2004年3月神戸大学大学院総合人間科学研究科 博士後期課程修了。神戸女子大学非常勤講師を経て、 2006年10月から現職。博士(学術)。専攻は教育行政学。 著書に『地域教育の構想』(同時代社、2010年3月、三 上和夫との共編著)、『神戸大学百年史 通史編U』(神 戸大学、2010年3月、共著)、『ビジュアル版 神戸大学 物語』(神戸学術事業会、2008年3月、共著(左下))など がある。

(2010.03.03)

帆船模型作り半世紀、神戸商船大学(現海事)卒業生の鎌田龍夫さん

 2月13日付神戸新聞に、半世紀にわたって木材で 帆船模型作りをしている鎌田龍夫さんがクローズアップ されている。鎌田さん(80)=三田市武庫が丘=は、こ のたび大作「咸臨丸」を完成させた。「人生最後の作品 」との意気込みで創作に約3年をかけたという。ロープ 1本まで忠実に復元した労作。「帆船に魅せられ、娘を 美しい花嫁にするような気持ちで作ってきたが、もうこ れで卒業」と話す。
 鎌田さんは、大阪市内にあった高等商船学校を卒業後 、海軍へ。戦後は船長になるため、旧神戸商船大学(現 神戸大学海事科学部)で学ぶ。帆船模型の制作は、商船 会社の貨物船に乗っていた24歳のころに始めたという から、半世紀を超えている。

(2010.03.02)

石田憲司教授(海事)が会長をつとめる「海上交通システム研究会」が、フェリー業界の生き残り策を論議

 2月6日、高速道路の大幅割引や無料化などで乗 客減に悩むフェリー業界。その生き残り策を考えよう と、大学教授や海運会社などでつくる「海上交通シス テム研究会」が、神戸大海事科学研究科で会合を開き 、意見を交換した。
 パネルディスカッションでは、同研究会会長の石田 憲司教授(海事)が、「陸上輸送より海上輸送のほうが 二酸化炭素排出量を抑えられる」と環境面のメリット を強調した。一方、レストラン業や小売業が収益の柱 になっている欧州のフェリー会社の例が報告され、「 船上でお金を使ってもらえるようなビジネスモデルが 必要」との意見も出た。以上は、2月7日付読売新聞か ら。

(2010.02.26)

田中康二准教授(文)他共編の『雨月物語』刊行

      


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 神戸大学人文学研究科田中康二准教授(文)他 共著の『雨月物語」が、三弥井古典文庫シリーズの 1冊として、三弥井書店から刊行された。定価は 1,800円+税。このシリーズは、古典文学をわかり やすい本文と読解のポイントを記すという企画で刊 行を続けている。
 著者は田中康二(たなか・こうじ)准教授のほか、 木越俊介(きごし・しゅんすけ)山口県立大学准教授 、神戸大学大学院博士後期課程在籍の天野聡一(あ まの・そういち)氏。なお、木越准教授も神戸大学 (1996年文学部・1998年大学院)の出身。
 本書には、『雨月物語』の作者上田秋成(1734-1809)の 小伝、文学史上の『雨月物語』位置、主要参考文献 リスト(巻末)があり、初学者にとって便利な本と なっている。日本近世文学の中で怪談の随一と目さ れる『雨月物語』。表紙に描かれた白い蛇の絵が印 象的。

(2010.02.24)

内閣官房副長官付参事官補佐福嶋慶三さん(2002年法前)、地球温暖化を語る(地球温暖化問題担当)

 日本フィランソロピー協会の機関誌「月間フ ィランソロピー」2月号に、内閣官房副長官付(地 球温暖化問題担当)参事官補佐福嶋慶三さん(平14法 前)が登場、地球温暖化を語っている。これは、昨 年12月24日に同協会の定例セミナーでの講演記録 である。
 まず地球温暖化問題の概要について簡単に触れた 後、福嶋さんは、今回のCOP15(気候変動枠組 条約締結国会合)での議論の内容や決定事項、そし て決まらなかった事項について話す。最後に鳩山政 権が発足してから政府が検討している温暖化対策や 予算の状況について情報提供をおこなった。
 福嶋さんは1975年生まれ、立命館大学法学部卒業 、神戸大学大学院法学研究科修了(修士)。環境省入 省後、温暖化問題に国内対策・国際交渉の両面から 取り組む。その後、内閣官房構造改革特区・地域再 生推進室、英国サセックス大学大学院留学(修士)、 環境省環境保全部企画課などを経て、現在に至る。

(2010.02.23)

島田誠さん(1966年営)が東京・小平市でギャラリー・トーク

      


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 1月11日(祝)、東京・小平市にある松明堂書店 の地下にあるギャラリーで、島田誠さん(1966年営 、ギャラリー島田代表)のトーク「石井一男を語る」 -石井一男さんと友に-が開かれた。このギャラリー では、神戸出身の異色の画家である石井一男さんの 個展が開かれていて、それにちなんだイベント。画 廊一杯の聴衆が集まった。49歳まで全く無名の画家 であった石井一男さんを発掘したのが、当時(1992 年)神戸元町の海文堂書店の社長で書店の2階で画廊 を経営していた島田誠さんだった。
 松明堂書店で石井さんの個展が開かれるのは2度目 。今回の個展は、昨年12月に講談社から刊行された 後藤正治著『奇蹟の画家』(定価1,700円+税)にから めて開かれた。この本は、画家石井一男さんにスポッ トライトを当て、同時に石井さんと島田さんの出会い を中心にして、石井さんの絵に惹かれた人々との交流 を描いたノンフィクション。本来は、石井さんの“ト ーク”が切望されるところであるが、極めて無口な石 井一男さんには無理。そこで、島田さんがトークをし て、同席した石井さんが、ほんの少しだけ発言すると いう形式がとられた。
 ところで、このイベントがあってから間もない1月 17日付日本経済新聞の読書欄にあるコラム「あとがき のあと」に、『奇蹟の画家』の著者後藤正治さんが登 場、自著を語っている。石井さんは、神戸の古い棟割 住宅に一人で住み、6畳間で淡々と絵を描き続ける清 貧の画家だった。その作品とそして石井さんや島田さ んとの出会いから後藤さんは筆を起こし、石井さんの 画の購入者や石井さんの作品に惹かれる人たちの姿が 濃密に描かれている。
 石井一男さんは、1992年に49歳で初個展を開くま では、全くの無名だった。生活費はアルバイトで稼ぎ つつましく暮らす(独身)。あとはひたすら絵を描く 日々。純粋さや優しさを感じさせる石井さんの作品は 、愛好者の輪を静かに広げていく。神戸だけでなく、 東京や名古屋で個展が開かれ、絵も売れるようになる 。しかし、石井さんの本人の清貧の暮らしぶりは変わ らない。「絵そのものの力と、今の世にこんな人がい るのかという驚き」が後藤さんの取材の原動力となっ た。

(2010.02.22)

「情報」というコトバ、もとは軍事用語・・小野厚夫名誉教授(国際文化)の研究

      


ご参考

 税理士新聞2月15日号に、(有)インフォナビ 代表の上野佳恵代表が、「情報調査力で差をつける 」のタイトルの小文を寄稿している。その中に、以 下のような記述があった。
 そもそも「情報」というコトバは、軍事用語であ った。情報の語源に詳しい小野厚夫氏(神戸大学名 誉教授)の研究によると、明治時代の1876年に翻訳 された『佛國歩兵陣中要務実地演習軌典』の中に最初 の用例がある。当時、陸軍はフランス式の編成を採用 しており、フランス語のrenseignement(「人や物を 知るうえで助けに資料や調べ」の意)に、「情報」と いう訳語が付けられ、“敵の状情の知らせ、ないしは 様子”の意味で使われたという。
 何気なく使っている「情報」というコトバには、こ のようないわれがあったのだ。この文章を書いた上野 佳恵さんは、津田塾大学の卒業生。マーケティング・ データ・バンク、マッキンゼー等で情報調査部門の業 務に携わったのち独立して現職。昨年7月11日東京凌 霜クラブで開催の第23回若手の会で「調べる力は鍛 えられる」の演題で講師をつとめた。著書に『情報調 査力のプロフェッショナル』(2009年、ダイヤモンド 社)がある。
 若手の会での講演が縁で、税理士新聞に寄稿の際、 神戸大学東京オフィスに小野厚夫名誉教授に関する照 会があり、小野教授は現在は名誉教授であることを確 認した。

(2010.02.19)

芦谷政浩准教授(経)の新著『ミクロ経済学』

      


ご参考

 有斐閣から芦谷政浩(あしや・まさひろ)准教 授(経)の新著『ミクロ経済学』が刊行された。定価 は3,100円+税。本書のキャッチフレーズは「初歩 から公務員試験対策まで やさしくナビゲート」とい うもの。章立ては、以下の通り。

序 章 ミクロ経済学とは
第1章 需要と供給
第2章 消費者行動の基礎
第3章 消費者行動の応用
第4章 消費者行動の発展
第5章 企業行動の基礎
第6章 企業行動の応用
第7章 競争均衡の基礎
第8章 競争均衡の応用
第9章 独  占
第10章 寡  占
第11章 外部性と公共財
第12章 情報の経済学
第13章 ゲーム理論の基礎
第14章 ゲーム理論の応用
第15章 国際貿易
第16章 顕示選好

 数式に終始することなく、言葉による直感的な説明 や、図表をふんだんに盛り込み、多面的に解説するこ とを心がけているのも本書の特徴。また、標準的な基 礎理論に十分に紙幅を割くとともに、情報の経済学や ゲーム理論などの応用トピックを、数式に頼らずにし っかりと説明している。過去25年分の公務員採用試験 と過去5年分の裁判所事務官採用試験を分析して、傾 向にそった例題・練習問題を91問を収録、受験用とし ての便宜が図られた。
 なお、本書を執筆するにあたっての苦心談等が、経 済・経営・法学部等の同窓会の機関誌「凌霜」(2月 刊)に、芦谷准教授が自らエッセイ風に語っている。

(2010.02.17)

創業50周年を迎えたフジッコ、創業社長の山岸八郎さん(1951年兵庫師範卒)

 フジッコは、昆布の佃煮等でおなじみの会社。 神戸市中央区港島に本社がある。フジッコでは、とろ ろ昆布、加工煮豆「おまめさん」、カスピ海ヨーグル ト等々のロングセラー商品を多数持っている。今年で 創業50周年を迎えるフジッコ。最初のロングセラーと なったのは、昆布の佃煮をパック詰めした「ふじっ子 煮」だった。
 「ふじっ子煮」が発売された1971(昭和46)年当時、 昆布は量り売りの高級品だった。フジッコの開発担当 者は約1年半かけて長期の保存方法を研究する。新商 品として発売後は、一般家庭に急速に普及、フジッコ を全国ブランドに押し上げる。当初は大鍋やしゃもじ を使い、ほとんど手作業で作っていたが、拡大ととも に製法も進化した。塩分は発売当初の半分以下になり 、80年には合成保存料を撤廃している。
 当初はシイタケやゴマなど定番の4種だったが、現 在は冷え性の女性に人気のショウガなど11種に増え、 減塩シリーズもある。容器も進化を重ねた。1986年に は、中の酸素を抜いてできたての味をより長く保てる カップ型を開発。2005年には隅に残った昆布を取り出 しやすいよう、丸底などを採用している。以上は 2月9日付神戸新聞から。



 ところで、神戸大学に留学生に対して授与される「 山岸八郎(フジッコ)奨学基金」をご存じであろうか。 今年の1月20日、ポートアイランドのフジッコ本社で 認定証書授与式が開かれた。これは2010年度奨学生 3人が決定し、開かれたものである。この奨学金は、フ ジッコの創業者である山岸八郎会長(1951年兵庫師範卒 )の神戸大学基金への寄付により、2008年度にスター トしたもの。初年度は3人、2009年度は2人の私費留学 生が奨学生として採用された。

【参考】「山岸八郎(フジッコ)奨学基金」授賞式(神戸大HP)
 http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2010_01_26_01.htm

(2010.02.16)

大久保政芳教授(工)研究室が開発の“カプセル化技術”を活用した「特殊日焼け止め」開発される

 神戸大学発ベンチャーのスマート粒子創造工房 (神戸市)は、ロート製薬と共同で、マイクロカプセ ル化技術を活用した日焼け止め化粧品を開発した。外 径1〜2マイクロ(100万分の1)メートルの微粒子に紫 外線吸収剤を封入することで、べたつきがなく、にお わない乳液状の製品に仕上げている。この製品は、近 々ロート製薬から発売される。
 この新製品は、大久保政芳教授(工)の研究室が開 発したカプセル化技術を活用したもの。ジビルニモノ マー、ポリスチレン、紫外線吸収剤などの溶液から、 紫外線吸収剤を内部に包み込んだカプセル状の粒子を 作り出した。以上は、2月3日付日本経済新聞から。

(2010.02.15)

中尾光宏さん(2001年営前)の新著『お金を借りる秘訣は、お金を借りない努力を10倍すること』

      


ご参考

 中尾光宏さん(2001年営前)の『お金を借りる 秘訣は、お金を借りない努力を10倍すること』が、 クロスメディアパブリッシングから刊行された。定 価は1,480円+税。本書の帯には「元銀行マンの経 営コンサルタントが教える、お金の上手な借り方、 返し方、生かし方」とのキャッチフレーズが記され ている。
 著者は大学卒業後都市銀行に勤務し、ベンチャー 企業の発掘に携わっていた。神戸大学でMBA取得後 はベンチャー企業の創業に参画、株式公開を完遂し ている。著者は、お金を貸す側から借りる側に移っ た訳で、相反する両者の立場を体験している。その ため、著者は複眼的思考をもとに本書を練り上げる ことができた。本書は、「銀行との付き合い方」と いうことに関して、多くの中小企業経営者、ベンチ ャー企業経営者にとって大いに参考になるに違いな い。以下は、本書の目次。

第1章 借りたお金は、返さなければいけない
第2章 そもそも銀行付き合いは必要なのか?
第3章 自分の会社が、興味を持たれないことには始まらない
第4章 財務諸表が読めれば、会社のピンチを未然に防げる
第5章 お金を借りないようにすればするほど、お金が集まる
第6章 銀行をうまく使えば御社はもっと伸びる

 本書については、AMAZONでは既に23件のカスタ マーレビューが登録されている。そのうちの14が 「星5つ」となっていることを付け加えておこう。

(2010.02.12)

漆嶋稔(1979年経)さん訳『FRB議長 バーンズからバーナンキまで』の書評

      


ご参考

 漆嶋稔(1979年経)さんの翻訳書『FRB議長  バーンズからバーナンキまで』(レナード・サン トウ著/緒方四十郎監訳、日本経済新聞出版社刊、 定価2,500円+税)の書評が、1月18日付「金融財 政事情」に掲載された。評者は、小谷野俊夫静岡県 立大学国際関係学部教授。
 本書の原題は、『彼等は水の上を歩くか』という もの。FRB議長というと神格化されがちな存在であ る。本書では、直近の5人のFRB議長(バーンズ、 ミラー、ボルカー、グリーンスパン、バーナンキ) の金融政策運営を実証的に分析、批判している。そ の点が類書と大きく異なっている。これが評者の見 解だ。ちなみに、本書ではボルカーを最上位、バー ンズが最下位、ミラーを最下位から2番目と評価し ている。
 原著者のレナード・サントウ氏は、ダラス連銀の エコノミスト等を経験し経済コンサルティング会社 を設立。各国の政府、中央銀行、金融機関に金融情 勢批評を提供している。監訳者の緒方四十郎氏は日 本銀行国際関係統括理事、日本開発銀行副総裁を歴 任、著書に『円と日銀』(中公新書)、『遙かなる 昭和--父・緒方竹虎と私』(朝日新聞社)がある。
 訳者の漆嶋稔(うるしま・みのる)さんは、神戸 大学(経)卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)に入 行。北京、香港、広東、国際業務部、上海支店を経 て中国語と英語のビジネス書の翻訳家として独立。 主な訳書に『中国貧困絶望工場』『馬雲のアリババ と中国の知恵』『市場烈々』(以上日経BP社)、『 菜根譚--心を磨く100の智恵』(日本能率協会マネ ジメントセンター)等がある。大学在学中はESSメ ンバーとして活躍していた。

(2010.02.10)

元神戸大留学生マルツェリナ・レシニチャクさんが、「谷崎作品と私」の演題で講演(2月12日)

 特別学内講演会ご案内

 2月12日、元神戸大留学生マルツェリナ・レシニ チャクさんによる「関西の谷崎潤一郎文学」の演題の 講演会が、社団法人神戸大学工学振興会(工学部同窓 会)の主催で開催される。
 マルツェリナ・レシニチャクさん(ポーランド)は、 2009年10月から2010年3月まで、神戸大学人文学研 究科朴鐘祐先生の研究室に谷崎潤一郎の戯曲研究のた め在籍していた。現在は、ポーランドのアダム・ミツ キエヴィチ大学で谷崎潤一郎の文学作品を研究してい る。神戸大学工学振興会の機関誌「KTC」弟62号に、 「谷崎作品と私」というテーマで寄稿している。
 谷崎潤一郎の作品は、生前から多数の言語に翻訳さ れ、民族や言語を超えて愛読されてきた。今回の講演 会では、ポーランドの若い女性研究者の視点からの「 谷崎潤一郎の文学」を生で聞くことができよう。

日 時 平成22年2月12日(金) 15:00〜17:00
場 所 神戸大学大学院工学研究科内「創造工学スタジオ1」
    神戸市灘区六甲台町1−1
講 師 マルツェリナ・レシニチャク氏
    (ポーランド国立アダム・ミツキェヴィチ大学博士課程専攻)
演 題 『関西の谷崎潤一郎文学』

【参考】http://homepage2.nifty.com/KTC/gakunaimarusan/gakunaimaru.html

(2010.02.08)

「歌劇」1月号に大津留厚教授(文)が登場

 宝塚歌劇団監修、阪急コミュニケーションズ 発行の月刊誌「歌劇」1月号に大津留厚教授(文)が 登場、ハプスブルグ帝国を語っている。これは、同 劇団の星組公演『ハプスブルクの宝剣─魂に宿る光 ─』にちなんでの記事。18世紀前半の中央ヨーロ ッパが舞台であり、その頃の覇者である、ハプスブ ルク帝国のなりたちについての紹介である。
 多くの民族がハプスブルク家の統治のもとで一つ にまとまっていた。なぜそれが可能だったのか。ど んな必然性があったのについて大津留教授は「ひと つには安全保障上の必要があった。ヨーロッパの国 々は18世紀半ばまでオスマン・トルコ帝国の脅威 にさらされていた。こうした異教徒に対する守りの 観点から広域的な安全保障の枠組みが必要だった」 と解説する。
 興味深いのは軍隊での用語。軍隊では、指揮・命 令をするときはドイツ語を、ふだんの会話や教練で は兵士の母語を使うと定められていた。一般の兵士 は指揮・命令に使われるドイツ語(約80語)を覚え れば、自分の母語で軍隊生活を送ることができたと いう。
 大津留厚(おおつる・あつし)教授の専攻は、ハ プスブルク帝国史。神戸大学人文学研究科教授、著 書・訳書に『ハプスブルクの実験』(春風社)、『 エリザベート 栄光と悲劇』(刀水書房)、『青野 原俘虜収容所の世界』(山川出版社)等がある。

(2010.02.04)

伊藤忠エネクス小寺明社長(1970年営卒)、神戸大学在学中は南米研究会に所属

 住友生命広報誌「Best Book」1月号に、伊 藤忠エネクス小寺明社長(1970年営卒)が登場、少 年時代や学生時代の“読書”を語っている。神戸 大学在学中は南米研究会に所属していた。入部の 動機が、ほほえましい。小寺さんは、「ある日、 学食で友人と食事していて、素敵な女性を目撃し ました。食事を終え、学内を歩いていると、その 女性が南米研究会の部屋に入っていきました。そ れが、友人と一緒に入会したきっかけです(笑)」 と語っている。20代のときにブラジルに6年、 30代で香港に7年、40代でイタリアに5年と18年 間の海外駐在生活でした。ブラジル駐在決定にあ たっては、南米研究会在籍が大きくものをいった という。
 伊藤忠商事に入社のきっかけは、小学生のころ 。故郷の岡山の街を母親と一緒に歩いていて、伊 藤忠商事と書かれた建物(営業所)を目にした。 「へんな名前じゃね」小寺さんは母親に告げると 、母親は「立派な会社で、大きくなったらこの会 社で仕事ができたらいいね」と答えたという。
 小寺明(こでら・あきら)さんは、1947(昭和22) 年、岡山県の生まれ。1970年神戸大学経営学部卒 業後、伊藤忠商事に入社。2000年執行役員、2002 年常務執行役員繊維カンパニーエグゼクティブバイ スプレジデント、2004年金融・不動産・保険・物 流カンパニープレジデント、代表取締役常務取締役 に就任。2006年伊藤忠エネクス顧問、代表取締役 社長に就任、現在に至る。

(2010.02.03)

チベット未踏峰を制覇した神戸大登山隊長の井上達男さん(1971年工卒)

 昨年12月30日付の神戸新聞「人」欄に、チ ベット未踏峰を制覇した神戸大登山隊長の井上達男 さん(1971年工卒)が登場、感懐を語っている。
 11月7日、井上さんが隊長をつとめた神戸大学登 山隊は中国・チベット自治区東南部カンリガルボ山 群未踏峰「KG−2」(6805メートル)の登頂を果 たす。若い2人の隊員が頂上に立った。井上さんキ ャンプで指揮をしながら、瀬戸際のアタックを見守 った。そんな体験を踏まえ「若い隊員を無事につれ てかえるという責任感。喜びより安堵が大きい」と 、井上さんは語る。
 井上さんは兵庫県香美町の生まれ。県立芦屋高校 から神戸大学に進む。山岳部のリーダーをつとめた 。28歳のとき、カラコルム山脈の未踏峰「シェルピ カンリ」(7380メートル)に登頂したという経験を持 つ。小学校6年生のとき、西宮市の甲山に登った。 これを手始めに、これまで665山に登った。一生 1000山登山が目標という。

(2010.02.02)

神戸大の震災研究論文が、中国語に翻訳され刊行

 神戸大学の研究者らが震災後、7年かけてまと めた論文集『阪神大震災研究』(全5巻)が中国語に 翻訳され、北京大学出版社から出版された。全317 ページ。2008年5月に起きた四川大震災の被災地で 役立ててもうらう目的で、神戸大学と北京外国語大 ・北京日本学研究センターが共同出版したもの。住 宅被害や被災者の心のケア、産業復興などの課題に ついて、データ研究手法を詳しく紹介している(1月 16日付神戸新聞)。
 『阪神大震災研究』は、社会科学や自然科学の専 門家ら約30人で組織された神戸大学震災研究会が 1995〜2002年に出版したもの。学外執筆者も含め 約100人が関わった。今般出版された中国語版では、 『阪神大震災研究』に08年出版の関連本の内容を加 え、ダイジェスト版としたもの。『日本阪神大震災 研究』の題名で、論文29本を紹介。仮説住宅の建設 と生活上の問題点、孤独死・自殺・労災死などの震 災関連死、困難に直面する被災マンションの復興等 幅広いテーマを扱っている。『日本阪神大震災研究 』入手についての照会先は、(電話)03-3211-0032  神戸大学東京オフィス(植村)。

(2010.02.01)

2月16日から「アート展」(首都圏在住の神戸大学OB美術同好会作品展)開催

 2月16日(火)から22日(月)まで、第3回「アー ト展」(首都圏在住の神戸大学OB美術同好会作品展) が開催される。1954年から1975年までの各学部の 卒業生24名による、絵画、写真、造形作品等約50点 が出品される。前回と同様、関西から4名の参加が あった。以下は、その概要。

期間:平成22年(2010年)2月16日(火)〜2月22日(月)
   10:30〜19:00 (但し、最終日22日は16:00迄)
会場:田中八重洲画廊
   〒103-0028 東京都中央区八重洲1-5-15
   田中八重洲ビル1階  電話:03-3271-7026
交通:東京駅八重洲北口徒歩3分、地下鉄日本橋駅B1出口徒歩3分

(2010.01.29)

峠田信和さん(1944年神戸商業大学卒)が米寿記念句集『復活祭』を刊行

 本年1月早々、峠田信和(たおだ・のぶかず、 1944年神戸商業大学卒)さんが、米寿記念句集『 復活祭』を刊行した。峠田さんの俳号は斗星、大正 海上火災保険(現三井住友海上火災保険)を定年退 職後、凌霜会東京支部に属する東霜俳句会に入会し て俳句を始めた。
 『復活祭』の序によると、峠田さんが東霜俳句会 に最初に出席したのが1982年の鎌倉での吟行。以来 27年間の作品が『復活祭』に収められている。“序 ”によると、峠田さんが特に影響を受けたのが、平 井洋城氏(故人、1941年神戸商業大学卒)、と堀古蝶 (故人、1944年同)のお二人。ともに俳壇でも高名な 先輩だったと回想する。以下は、『復活祭』から。

犬吠崎帽子吹き飛ぶ青嵐

神戸大学
海へ向け飛ぶ花誓子記念館

桜散る学び舎にある昔かな

火事を見るバケツリレーを語りつつ

ヒヤシンス女歯科医の胸固き

(2010.01.28)

世古一穂さん(1975年文卒)の新著(共著)、『マスメディア再生への戦略』

      


ご参考

 金沢大学教授世古一穂さん(1975年文卒)と中 日新聞東京本社首都圏編集部次長の土田修共著の『マ スメディア再生への戦略』が、明石書店から出版され た。定価は2,200円+税。
 本書は、「客観報道」を標榜しながらも、国家や政 府に寄り添いつづける日本のマスメディアに対して鋭 く批判する。そのうえで、市民セクターと協働する「 公共ジャーナリズム」への転換を求め、市民に開かれ た新たなるメディア検証組織の創設を訴えている。目 次は以下のとおり。

 第T章 マスメディアに必要な「市民の視点」
 第U章 公共するジャーナリズムとは何か
 第V章 参加協働型市民社会へのパラダイムシフト
 第W章 マスメディア改革に必要な「公共(する)哲学」
     −−哲学者・金泰昌氏との対話

 なお、世古一穂さんは、NPO法人「NPO研修・情報 センター」の代表理事をつとめていて、1月9日付東京 新聞に別な著書『参加と協働のデザイン〜NPO・行政 ・企業の役割を再考する』(学芸出版社、2,500円+税) とともに大きく取り上げられた。こちらの本は、市民参 加と協働の理論と実践例を多数取り上げており、市民参 加と協働の指南書として注目を集めている。

(2010.01.27)

いのちの「水」シンポジウム開催される(1月15日)

 神戸大学が主催する「いのちの「水」シンポジ ウム-緊急時用水確保に関する検証-」が、阪神・淡 路大震災の15周年とほぼ時を同じ1月15日(金)に神 戸国際会議場大ホールで開催された。
 冒頭の主催者挨拶で神戸大学福田秀樹学長から、「 20世紀は石油の時代」だったが、「21世紀は水の 時代」。水の供給は世界的に重要な課題であり、現在 神戸大学が研究を進めてきている「水」と「膜」の研 究の延長線上で行われるこのシンポジウムの意義の重 要性を指摘する発言があった。
 次に、神戸大学都市安全研究センター有木康雄セン ター長が、「この研究会を進めて行くことによって被 災大都市である神戸発信として、いのちの「水」の認 識が地球上に拡がっていくこと期待してている」との 考えが示された。
 続いて、次の研究発表があった。

・京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻平山修 久准教授「市民生活状況からみた地震時用水確保に対 するリスク軽減」
・神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻鍬田泰子准 教授「地震後安定した水供給のための研究と技術」
・旭化成ケミカルズ水フロンティア推進部鈴木茂行部 長「分散型応急給水拠点の考え方」

 後半は、パネルディスカッション。パネラーは次の 5氏。

・前兵庫県副知事の齋藤富雄さん(兵庫県国際交流協 会理事長)
・中村順子さん(NPO法人コミュニティサポートセン ター理事長)
・小林英一さん(神戸大学大学院海事科学研究科教授)
・小宮強介(旭化成ケミカルズ取締役常務執行役員、 膜・水処理事業部長)
・加護野忠男さん(神戸大学大学院経営学研究科教授)

 福島敦子さん(キャスター・エッセイスト)が、コー ディネータ役をつとめた。パネルディスカッションでは 、「震災直後の用水確保について何が起こったのか」・ 「震災後の用水確保のための取り組みとその課題は何か 」・「課題解決のためにわれわれがなすべきことは何か 」について活発な議論が交わされた。
 なお、本シンポジウムの抄録は、2月下旬の日本経済 新聞紙上に掲載される予定。

(2010.01.26)

「ネパールの小学校に校舎を」、田中俊甫さん(1962年教卒)

 1月8日付神戸新聞に、NPO法人「ヘルプ・ネ パール・アソシエーション・ジャパン」(宝塚市)の 活動が紹介されている。同法人は、「ネパールの小学 校に校舎を」と呼びかけていて、昨年12校目となる 教室を建設した。近年、寄附を続けている加東市立社 (やしろ)小学校の児童から寄せられた約5万3000円 も資金の一部となっている。
 「ヘルプ・ネパール・アソシエーション・ジャパン」 の専務理事をつとめているのが田中俊甫さん(1962年 教卒)。同法人は広く協力を呼び掛けており、田中さん は「これらの学校で勉強した子どもから、国を担う人材 が育ってくれれば」と期待を込める。神戸大学山岳部の OB会に所属する田中さんは、登山を通じてネパールに 縁があったという。

(2010.01.22)

佐々木和子地域連携研究員の神戸新聞コラム「随想」から

 神戸新聞掲載のコラム「随想」欄に、神戸大学 地域連携研究員佐々木和子さんが登場、震災や空襲を テーマとしたエッセイを寄稿してきた。12月25日付 は、佐々木さん寄稿の最終回。「未来につなぐ記憶 12月」のタイトルで、震災の記録の保存について、 体験を踏まえながら私見を述べている。以下は、その 概要。
 佐々木さんは、阪神淡路大震災に関する記録・資料 (震災資料)の保存にかかわってきた。その原点にある のは、太平洋戦争中の阪神地域の空襲を研究していた 際に利用したアメリカ側の資料。中でも、米国戦略爆 撃調査団の資料が強く印象付けられた。爆撃調査団は 、戦後すぐ、米軍による日本本土への空襲の効果や影 響を調べるためにアメリカから送られてきた。日本中 を調査し、関係者への尋問をおこない、資料提出を要 求した。
 一方、阪神淡路大震災の被災地では、地震直後から 、この出来事は未来の歴史に位置づけられる特別のも のとしてとらえる意識が広く存在したようだ。市民、 専門家がそれぞれの場で、「後世」にむけて震災の記 録を書き残そうとした。震災記録そのものを保存しよ うという動きもおこった。それらは現在、震災資料と して、「人と防災未来センター」、「神戸大学震災文 庫」、「震災・まちのアーカイブ」などに保存されて いる。
 震災から15年たった今日、「これら震災資料をど う未来につないでいくのか。阪神・淡路大震災の場か ら何を伝えるのか。議論しながら、被災地全体で知恵 をだしあう必要があるのではないだろうか」と佐々木 さんはエッセイを締めくくる。

(2010.01.21)

阪神タイガース坂井信也オーナー(1970年経卒)、新年の抱負を語る

 1月4日付毎日新聞に阪神タイガース坂井信也 (1970年経卒)オーナーが登場、新年の抱負を語っ ている。2005年のセ・リーグ優勝以降、タイトル から遠ざかっている阪神。だが、本拠地・甲子園球 場には毎試合のように満員の観衆が詰めかけるとい う状況。「今年こそは」というファンの期待も、日 増しに高まっている。以下に紹介するのは、記者と の一問一答の抄録。

(記者) 新しく真弓明信監督を迎えた昨年は4位に終 わった。
(坂井) シーズン当初は投打がかみ合わなかった。け が人も多く、十分に力を発揮できなかった。ただ、 後半になって3連戦で勝ち越すようになった。 2010年は初めから力を発揮できれば、十分に他チ ームと渡り合える。
(記者) 城島健司捕手の加入で盛り上がる一方、リー ドオフマンの赤星憲広が去った。
(坂井) 捕手というポジションは重要。城島君には日 本代表やメジャーでの数々の経験を生かしてほしい。 今まで矢野君らも頑張ってくれたが、違った経験を 入れてもらうことで飛躍できるところがあるのでは ・・・・・。
(記者) 阪神が目指すべき野球は。
(坂井) 守備力を中心とした機動力のある、躍動感、 スピード感のある、甲子園球場に映える野球を目指 したい。

 なお、東京凌霜クラブでは、シーズン開始に先立つ 2月20日(土)に、デイリースポーツ山田真澄取締役 、東京代表を講師とする講演会を開催することになっ ている。詳細は下記。
 http://www.kobe-u.com/のイベント欄(2月20日)

(2010.01.20)

神戸大学公開シンポジウム「出光佐三の経営理念と日本型資本主義」、2月3日(水)出光佐三記念六甲台講堂で開催

 神戸大学公開シンポジウム「出光佐三の経営 理念と日本型資本主義」が、2月3日(水)出光佐三 記念六甲台講堂で開催される。このシンポジウムは 、出光興産創業者の出光佐三氏(1885〜1981年)が 明治42年(1909年)に神戸高等商業学校を卒業して 昨年が100周年(2009年)に当たること機に開かれ るもの。氏の創業の理念に影響を与えた神戸高商の 教育理念とその後の企業経営実践に注目し、日本型 資本主義の原点と現在の経営潮流を論じ、今後の日 本企業の経営に提言を行おうという企画である。詳細 は、下記参照。

 http://www.kobe-u.ac.jp/info/event/e2010_02_03_01.htm

日 時: 2月3日 (水) 13:30〜17:30(受付:13:00〜)
会 場: 神戸大学 出光佐三記念六甲台講堂
参加費: 無料
主 催: 神戸大学 (大学院経営学研究科)
共 催: (財) 神戸大学六甲台後援会
後 援: (社) 関西経済連合会、神戸商工会議所、 (社) 神戸経済同友会、(財) 関西生産性本部、 日本経済新聞社、神戸新聞社、NPO法人現代経営学 研究所、神戸大学学友会、(社) 凌霜会、MBA Cafe

参加申し込み及び連絡先
氏名・住所・所属・電話番号を記入の上、 下記のいずれかにお申し込み下さい。

◆神戸大学大学院経営学研究科「出光佐三の経営理 念と日本型資本主義」シンポジウム 担当
 E-mail:bsomu@b.kobe-u. ac.jp
 FAX:078-803-6969

◆神戸大学企画部社会連携課「出光佐三の経営理念 と日本型資本主義」シンポジウム 担当
 E-mail:kikin@office.kobe-u. ac.jp
 TEL:078-803-5414
 FAX:078-803-5024

※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、 メールアドレス収集ロボット対策として半角スペー スが挿入されています。

(2010.01.19)

神吉博・神戸大名誉教授(工)らが、新しい波力発電システムを開発、実用化に向けて最終試験中

 1月4日付産経新聞に、神吉博・神戸大名誉 教授(工)らが、新しい波力発電システムを開発、 実用化に向けて最終試験中との記事が掲載されてい る。このシステムは、従来弱点となっていた効率性 を高め、低コストで高い耐久性を保持している。
 このシステムでは、ジャイロ(コマ)を使って波 による揺れを直接回転運動に変換する技術を採用。 製品化を目指す神戸大学発のベンチャー企業「ジャ イロダイナミクス」(神戸市中央区)が、今年から 国内外で販売を開始する計画を立てている。
 現在は和歌山県すさみ町沖の太平洋で最大出力 45`h(縦9b、横15b)の発電機を浮かべ、今 年2月までの予定で実験を行っている。一方、ジャ イロダイナミクス社は、1月中にも自治体関係者ら を実験場に招き、お披露目する予定である。神吉名 誉教授は、「太陽光発電より安く、風力発電より安 定した発電量を目指している。ディーゼル発電に頼 らざるを得ない離島での補助電源として有効性を発 揮できるはず」と話す。

(2010.01.14)

五十嵐順子さん(1998年国際文化卒)の新著『いちばんやさしいネットワークの本』

      


ご参考

 技術評論社のシリーズ技評SE選書の第10冊 目として『いちばんやさしいネットワークの本』が 刊行された。この本は、ライフ・リバランス研究所 代表五十嵐順子さん(1998年国際文化卒)の最初の 著作である。定価は1,380円。
 本書はネットワークの教科書ではなく「攻略本」 という性格の本である。単なる技術解説ではなく、 実際の現場でどう役に立つのか、なぜその知識が必 要なのか、具体的な観点から「実務で使うためのネ ットワークの捉え方」を伝授している。実務で活か すための知識を学びたい人、手っ取り早くネットワ ークを攻略するための視点を養いたい人、既存の教 科書では内容が頭に入ってこなかった人にお勧めす る。
 誰しもが、ちゃんと理解したいという思いをもっ て一生懸命勉強しているにも関わらず、ネットワー クが得意という人に出会ったことは滅多にない。む しろ、苦手意識を持っている人、途中で挫折してし まった人が多いようだ。「ネットワークは難しい」 という先入観が、それこそIT業界全体で、都市伝 説のように語り継がれている。だから、本書の存在 意義が出てくる。
 五十嵐順子(いがらし・じゅんこ)さんは、1975 年兵庫県の生まれ。1998年に神戸大学国際文化学 部卒業後、NTTコムウェアに入社する。自称“落 ちこぼれの新人時代”を経て、女性では珍しいIT インフラ系技術者として活躍した。UNIXサーバ ーやネットワークに強く、多数のプロジェクト経験 後、ギャレリアコレクションへ転職する。システム 部門トップを務め、全国10拠点を統括する仕組みを ITを活用し構築した。現在は独立し「文系出身エン ジニアの駆け込み寺」として若手の人材育成に携わ る。ライフ・リバランス研究所代表。ブザン公認マ インドマップインストラクターである。なお、五十 嵐さんは本書に続いて、あと2冊の出版計画がある という。

(2010.01.13)

阪神・淡路大震災で犠牲になった神戸大関係者の追悼コンサート。明日、出光佐三記念六甲台講堂で

 神戸大学ニュースネット委員会が、1月13日(水)に、 阪神・淡路大震災で犠牲になった神戸大関係者を追悼する コンサートを出光佐三記念六甲台講堂にて行う。
 演奏曲目は、被災した加藤貴光さん(当時法学部・2年) が生前、母りつこさんへあてた手紙をもとに、2007年に 作曲された「親愛なる母上様」。作曲者で音楽家の奥野勝 利さんが犠牲者への思いを込めて歌う。
 午後0時(正午)開場、午後0時20分開演予定。終了は午後 1時10分を予定している。奥野さんのほか、関西で活動する ゴスペルクワイヤ「human note」の有志が出演する。入場 無料。問い合わせ先は、ニュースネット委員会 (newsnet@kobe-u.com)。

(2010.01.12)

野口武彦名誉教授(文)の今年の著書刊行計画

 出版ニュース(2010年1月/上旬・中旬合併号)が、 2010年の出版計画の特集記事を掲載している。これは、 多数の作家・文化人たちが、この1年の著作の出版予定 を、アンケートに答えているもの。その中に、野口武彦 名誉教授(文)からの回答があった。野口名誉教授(日本 近世・近代文学)の今年の著作計画は以下のとおり。

・講談社から最初の長編歴史小説『巨人伝説』を刊行。
・中央公論新社から中公新書『鳥羽伏見の戦い』を刊行。
・新潮社から『週刊新潮』に連載中の「幕末バトルロワ イヤル」の「慶應狂瀾録」「慶應瓦解録」が新潮新書の 1冊にまとまる。タイトル未定。

(2010.01.08)

廣瀬博住友化学社長(1967年営卒)、渡部賢一野村ホールディングス社長兼CEO(1975年経卒)による2010年の景気予測

 1月3日付日本経済新聞では、恒例の景気に関す る経営者の予測の特集を行っている。景気予測してい るのは、岩沙弘道三井不動産社長以下20名の経営者た ち。この中で、廣瀬博住友化学社長(1967年営卒)、 渡部賢一野村ホールディングス社長兼CEO(1975年 経卒)が、それぞれ景気予測を行っているので、その概 要を紹介してみよう。

○廣瀬博住友化学社長(1967年営卒)
・2010年度実質成長率予測 1.2%
景気対策の効果と、外需の回復を背景に、生産、消費が 緩やかに増加する。
・2010年度重点政策課題
グローバル化の進展を踏まえた明確な成長戦略の策定。 成長戦略に基づく技術開発促進、新規産業創出など。

○渡部賢一野村ホールディングス社長兼CEO(1975年経卒)
・2010年度実質成長率予測 1.2%
前半の踊り場は7.2兆円の追加経済対策で下支え。後半 は輸出増が設備投資増につながる。
・2010年度重点政策課題
デフレ対策、成長戦略、社会保障制度改革、税制改革、 人口増対策。

 なお、渡部賢一野村ホールディングス社長は、1月5日 付の本経済新聞の連載コラム「2010年課題を問う」の 第1回目に登場、同社の海外戦略に関して質疑を行って いる。タイトルは「米強化 失敗繰り返さず」というもの 。その中で「野村の 米国事業は失敗の歴史だった」という 記者の質問に対して、渡部社長は「米国では注意深く事業 を展開していく。過去は証券化などニッチな分野に傾斜し て失敗を重ねてきたが、これからは普通のビジネスを普通 に手掛けていく」と答えていた。

(2010.01.07)

佐々木蔵之助さん(1992年農卒)、父を語る

 2009年12月27日付朝日新聞に俳優の佐々木蔵 之助さん(1992年農卒)が登場、父を語っている。 取り上げられたのは「おやじのせなか」欄。以下は、 その概要。
 佐々木さんの実家は、明治創業の京都市の造り酒屋 。佐々木さんの父は、幼い頃に跡取りとして養子にと られ、大学で発酵学を学んだが、卒業の目前に創業者 が死去する。若造が年上の杜氏(とうじ)を動かし、 従業員の生活も背負うことになる。
 父自身がレールを敷かれた人生だったためか、3人 兄弟の誰に対しても「家業を継げ」とは言わなかった 。次男である佐々木蔵之助さんが高校時代に「蔵元に なるのも悪くない」と言ったとき、父は、相当喜んで くれた。
 酒造りを学ぶために神戸大学農学部に入学。商売に はコミュニケーション力も必要だと、在学中に軽い気 持ちで演劇を始めた。学生時代弁論部にいた父からは 「腹から声を出すんだ」なんて教えてくれもした。父 が「家に酒蔵があるから『蔵之介』でどうや」と芸名 を付けてくれた。
 卒業後、広告会社に入る。酒造り以外の世界も見た かったからだ。大阪勤務だったので演劇も続けました が、そのときは家業を継ぐつもりだった。転機となる のは、東京の劇団から2ヵ月半の客演依頼があり、会 社を辞めたとき。自宅で父の前に正座して「役者に専 念したい」と切り出すと、普段は冷静な父の顔色が変 わった・・・。

(2010.01.06)

神戸大学東京オフィスの年末年始スケジュール

 神戸大学東京オフィスは、12月23日(水祝)で年内の業務を終了しました。
新年は、1月6日(水)から業務を開始いたします。
皆様、良いお年をお迎え下さい。

(2009.12.24)

大隅徳保さん(1957年営卒)の俳句が、読売新聞のコラム「四季」に

      


ご参考

 俳人協会会員の大隅徳保さん(おおすみ・とくほ、 1957年営卒)の俳句が、読売新聞のコラム「四季」 (12月7日付)で紹介された。紹介されたのは、次の句 。セーヌ川の写真も添えられている。

花売りの影凍ててをりセーヌ川

 俳句には、長谷川櫂氏のコメント(「・・・・セー ヌ川のほとりに並ぶ花屋。人影も花の影も黒い氷のよ うに石畳に貼りついている」)が付く。
 大隅さんは俳誌「門」同人、「門」賞受賞。句集『 抜錨』、『季語の楽しみ』(左の本)の著作がある。

(2009.12.22)

森本政之教授(工)、次世代スーパーコンピューターを語る

 12月11日付神戸新聞に、森本政之教授(工)が登 場、次世代スーパーコンピューターを語っている。これ は、「揺れる次世代スパコン 県内関係者インタビュー 」として、3回連載されたコラムの2回目。
 次世代スーパーコンピューター(スパコン)施設が神戸 に建設される。これを機に、神戸大学は来年4月、大学院 に「システム情報学研究科」を新設する。
 「何を研究するのか」という問いに対して、森本教授は 「これまで工学研究科の専攻の一つとして情報知能学があ り、工学分野と情報技術分野の融合を研究してきた。この 機会に研究科として独立し、強化することにした」と答え る。
 「学外との連携」について、森本教授は「海洋研や三菱 電機、理化学研究所などから客員教授、准教授を招く。国 内の大学とも人材養成で協力関係を築く」と回答。
 マスコミで大きく取り上げられていた「政府の事業仕分 け」に対する見方について、森本教授は「シミュレーショ ンを駆使した研究が世界的に重要になっている流れは止め られない。だからこそ神戸大も新研究科を設ける。最先端 のツール(道具)は必要で、次世代スパコンの整備が足踏 みすれば人材育成面も含め負けてしまう。事業仕分けの議 論が雨降って地固まるという結果になるよう願っている」 と語る。
 この記事が掲載されてから間もない12月17日付各紙 には、「スパコンに228億円 40億円減計上へ 神戸経 済界など安堵」(日経)、「凍結スパコン復活」(朝日)、 「スパコン予算復活」(産経)等の見出しの報道があり、 当初の大きな懸念はひとまず遠のいた。

(2009.12.21)

拓殖大学絹巻康史客員教授(1959年法)の著書『国際取引法』の改訂版刊行

      


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 元商社マンで拓殖大学絹巻康史客員教授の著 書『国際取引法--契約のルールを求めて--』 (初版2004年)の改訂版が、同文館出版から刊行 された。定価は、3,800円+税。本書は、臨場感 ある事例と図表を豊富に掲載しているのが類書と異 なる。この特色をそのままに、今般5年ぶりの改訂 が行われた。本書が扱う主題は、以下のとおり。

国際取引とルール
国際取引法の形成と周辺状況
国家制定法と国際商慣習法
国際取引契約の現代化と調整事項
取引の開始
契約の成立
商慣習法の意義
国際売買契約
プラント輸出契約
ウイーン売買条約とユニドロワ国際商事契約原則
国際物品運送契約
国際貨物保険契約
国際決済と直接投資
知的財産の保障と技術の責任
紛争

今年は、日本の貿易取引に関わる人々にとって、企 業であれ研究者であれ、記念すべき年。日本がウィ ーン売買条約(国連物品売買条約:CISG)に加入 し、8月から日本の国内法として施行された。この 機会に次の三点を中心に改訂されている。

@「ウイーン売買条約」及びそれと補完関係にある 「ユニドロワ国際商事契約原則」(11章)の全面書き 直しを行い、詳細な説明を加筆した。
A「法の適用に関する通則法」が2007年に施行さ れ、旧法「法例」が廃止されたので、「国際私法の 法源」(16章8節)を書き改めた。
B「荷為替信用状統一規則」が2007年にUCP600に 改訂されたので、「荷為替信用状による決済」(14章 4節)を書き改めました。

本書の著者である絹巻康史(きぬまき・やすし)氏は、 1959年神戸大学法学部卒業、丸紅に入社した。丸紅 米国会社副社長、イラン会社社長を歴任し1996年退 社する。同年日本福祉大学経済学部・大学院教授と なる。神戸大学法学部講師、拓殖大学商学部講師を 兼務する。2000年から2007年、拓殖大学商学部・大 学院教授、2001から2005年経営経理研究所所長をつ とめ、2007年から拓殖大学客員教授。著書に『貿易 取引の契約と実務』(1992年、中央経済社)、『現 代の貿易と国際経営』(1995年、同)、『国際商取 引事典』(監修編著、2007年、中央経済社)等多数 がある。

(2009.12.18)

田畑暁生准教授(発)の訳書『ネット検索革命』刊行

      


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 神戸大学大学院人間発達環境学研究科田畑暁生 (たばた・あけお)准教授による翻訳書『ネット検索 革命』が、青土社から刊行された。定価は2,200円 +税。原書は、Alexander Halavais"Serach  Engine Society"(2009)である。
 本書の主役は「検索エンジン」である。日本でも特 にグーグルへの関心は高く、関連書籍も少なくない。 しかしその多くは、企業としてのグーグルに焦点を当 てるサクセスストーリーか、上手に活用するための実 用書。でなければグーグル八分などの検索結果の操作 や、ブックサーチと出版の問題、グーグルアースやス トリートヴューとプライバシー問題などを批判的に述 べたものが大半であろう。その中で本書が傑出してい るのは、検索エンジンと社会とのかかわりに焦点を当 てている点である。
 原著者のハラヴェ氏は、1971年生まれ。カリフォ ルニア大学アーヴィン校で政治学の学士号を得たあと 、ワシントン大学でコミュニケーション学の博士号を 取得した。現在はコネティカット州にあるキニピアッ ク大学で准教授を務めている。

(2009.12.17)

中井久夫名誉教授(医)のエッセイが、みすず書房から一斉増刷

      


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 12月15日付「出版ダイジェスト」は、みすず書 房の特集。中井久夫名誉教授(医)のエッセイが、一斉 増刷されると報じられている。中井名誉教授のエッセ イは、昨今は入手困難になっていることから、来春 1月に増刷することが決まった。『記憶の肖像』『家 族の深淵』『アリアドネからの糸』(以上3,150円) 『清陰星雨』(2,625円)『西欧精神医学背景史』(2,310円) が増刷される。

(2009.12.16)

三重大学藤田達生教授(1987年文博修了)が、新潮社「波」12月号で藤堂高虎を語る

      


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 新潮社のPR誌「波」12月に、三重大学藤田達生 教授(1987年文博修了)が、安部龍太郎『下天を謀る(上 ・下)』(新潮社)発刊を記念して「今よみがえる「家康 の参謀」」という小文を寄稿している。
 藤堂高虎(とうどう・たかとら、1556-1630)は、 実は徳川家康の参謀だったというのが、その要旨。この 10年で進んだ藤堂高虎関係資料の分析をもとに、藤田 教授は論議を進める(詳しくは、藤田教授の著書『江戸 時代の設計者・藤堂高虎』参照)。
 藤田教授によると、『下天を謀る』の連載小説の執筆 にあたり、著者の安部氏から相談を受けた際、「一も二 もなく高虎を勧めた」という。この小説の時代考証を行 うことを交換条件として約束、二人三脚で1年間の連載 を乗り切ったそうだ。連載中に、中日新聞主催のシンポ ジウムが開かれた。そこでは安部氏、松田津市長、藤田 教授の3人が、それぞれの立場から、藤堂高虎を活かし た町おこしを提案があった。津城の復元の方向性も示さ れたようだ。

(2009.12.14)

賀川豊彦の英文著作『友愛の政治経済学』、約70年後に初めて翻訳・・野尻武敏名誉教授(経)が監修

      


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 賀川豊彦(かがわ・とよひこ、1888-1960)は、 神戸市生まれのキリスト教社会運動家。その賀川豊彦の 英文著作“Brotherhood Economics”(London1937) が、約70年後に初めて翻訳された。タイトルは『友愛 の政治経済学』、野尻武敏名誉教授(経)が監修、翻訳 者は加山久夫(賀川豊彦記念松沢資料館館長・明治学院 大学名誉教授)・石部公男(聖学院大学教授)の両氏であ る。日本生活協同組合連合会出版部が発行、コープ出版 が発売元となっている。定価は1,800円+税。
 1936年、賀川豊彦は米国のコールゲイト・ロチェス ター神学校のラウシェンブッシュ基金に招かれ、「キリ スト教的友愛と経済再建」(Christian Brotherhood and Economic Reconstruction)の表題で4回にわたっ て講演を行った。本書は、その内容を収録したものであ る。最初は同年、同基金の助成でニューヨークのHarper & Brothers社から出版された。翻訳するに当たっては 、翌年ロンドンで出版された1937年版を底本としている 。ロンドン版で、若干の手直しが加えられているためで ある。なお、本書(原著)は、発売当時世界各国で話題 を呼び25カ国、17言語に訳されたという。オーストリ アでは、ドイツ語だけでなくエスペラント訳までが出た そうだ(訳者あとがき)。
 賀川は、幼年期に両親と死別。徳島中学4年のとき洗礼 を受ける。明治学院高等部神学予科2年修了後、神戸神学 校に転校、1911年(明治44)に卒業した。在学中から伝 道に従事、1909年21歳のときから神戸市葺合の貧民窟 に住み込み、妻はる(1913年結婚)とともに貧民救済に あたった。今年は、「賀川豊彦献身100年」にあたり様 々な記念事業が執り行われてきたが、本書の刊行もその 一環である。
 本書にはキリスト教に基づく友愛精神と、その展開とし ての協同組合(保険、生産者、販売、信用等)を説き、更 に協同組合国家や友愛に基づく世界平和を論じている。監 修者の野尻名誉教授(コープこうべ共同学苑学苑長)は、 本書の今日的意味として、次の2点を指摘している(監修者 まえがき)。

・第1に、昨秋来の米国発の金融危機のなかで大恐慌の再 来が危惧されている今日の世界状況には、本書が世に出た 賀川の時代となにか似たものが存在する。人々が「欠乏の ゆえにではなく、過剰のゆえに苦しんでいる」資本主義社 会の矛盾の指摘(本書19頁)をはじめ、賀川の資本主義批 判には、今日なおも再考に値するものも少なくない。
・第2に、賀川の時代と今日の大きな違いの一つは、第 2次世界大戦と戦後の米ソ二極対立を通して、賀川の予言 通りにファシズムも共産主義も崩れ去り、先進社会は「あ れかこれか」ではなく、「あれもこれも」の時代、つまり 市場基調の混合体制の時代に入ってきたことにある。

(2009.12.11)

神戸大学が加西市と組んで「バイオ燃料を、灯油代わり」にする実験に着手

 12月4日付日経紙に、神戸大学が兵庫県加西市と 組んで「バイオ燃料を、灯油代わりに活用する実験」を 開始したという記事が掲載された。これは、家庭用スト ーブなどにバイオディーゼル燃料(BDF)を活用する実 験。加西市では、2007年から市内の家庭やレストラン から集めた廃食油を使い、月7千gのBDFを製造してい る。しかし、その「用途拡大」が課題だった。同市は実 験がうまくいけば、小中学校など公共施設の暖房にBDF を導入する方針だ。
 これまで同市では、BDFを軽油の代替燃料として使っ ていたが、灯油の代わりとしても機器が作動し、十分な 熱量が得られるかなどを実験的に調査する。期間は来年 2月末まで。神戸大学と加西市役所にある石油ストーブ 、ファンヒーターを利用する。
 神戸大学は廃食油に酵素を入れてバイオ燃料を生成す る技術を持つ。市は従来、アルカリ性の化学物質を入れ てバイオ燃料を生成していた。酵素を使った新手法では 、アルカリ手法よりバイオ燃料の純度が高まるという。

(2009.12.10)

石井淳蔵名誉教授(営)が、一橋大学沼上幹教授の著書を書評

      


ご参考

 石井淳蔵名誉教授(営)が、一橋大学沼上幹教授 (商)の著書『経営戦略の思考法─時間展開・相互作用 ・ダイナミクス』(日本経済新聞出版社)をエコノミス ト誌(12月15日付)で、書評しいている。以下はその 概要。

 社会科学が社会にとって値打ちがあるかどうか。ある とすれば、その1つは社会のパラドックスに焦点を当て て、その機制(メカニズム)を明らかにする点にある。 本書の著者である沼上教授は、経営学者であるが、経営 における一筋縄ではいかない様々な現実の有り様、そし てその機制を解明してきた。本書では以下のような経営 戦略のパラドックスに挑んでいる。
・市場を明確に把握し、消費者のニーズに適合したマー ケティングを行っても、失敗するのはどうしてか(10章)
・顧客の声に耳を傾けても、うまくいくとは限らない(11章)
・「差別化せよ」は、果たして金科玉条の命題か(12章)
・競争を避けるより、うまく競争を利用することを考える(13章)

 以上の例示は、本書後半の各章のテーマ。読者は、こ のテーマを聞いただけでワクワクする。予想外のこと、 不可思議なことが、現代の経営世界にも起こる。それが なぜ起こるのか、アドホック(その場限り)ではない理 論的な説明を著者は試みる。
 本書の前半の章では、経営学の理論や思考法を分かり やすく読み解いている。本書を読むと、「経営のには、 良き社会科学者が必要だ」ということが分かるだろう。 最後の方で石井名誉教授は、そのような感懐を述べてい たのが印象に残る。

(2009.12.09)

先端医療振興財団クラスター推進センター仲西孝弘(1990年農修士修了)調査役が業務内容を語る

 11月25日付日経産業新聞のコラム「VB仕掛け人 」欄に、先端医療振興財団クラスター推進センター仲西 孝弘(なかにし・たかひろ、1990年農修士修了)調査役 が登場、同センターの業務内容等を語っている。
 神戸市が「医療産業都市構想」を掲げ、企業や研究所 の集積が進む人工島「ポートアイランド」。すでに医療 関連企業160社・団体が進出、日本最大級のメディカル クラスターとなっている。その中核施設である先端医療 振興財団で、ベンチャーを中心とする進出企業の事業化 支援に奔走しているのが仲西孝弘調査役である。支援内 容や課題は以下のとおりである。
 クラスター推進センターの業務内容のメインは進出企 業の相談に乗ること。一昨年から開始、相談件数は一昨 年が90件、去年が200件、今年は既に160件に上った。 地元中小企業の支援は課題の一つ。医療機器開発などの 新規事業につなげるため、地元中小企業とポーアイ進出 企業との交流会も実施している。内視鏡手術用機器など が開発されたが、こうした動きを加速し、地域経済を活 性化していきたい。
 仲西調査役は、1965年(昭和40年)生まれ。90年神戸 大学大学院農学専攻修士課程修了、住友金属工業入社。 アマシャムファルマシアバイオテク、日立メディコなど で医療機器の輸入販売や営業技術などに携わり、2007年 4月から現職。

「先端医療振興財団クラスター推進センター」ホームページから
 http://www.ibri-kobe.org/

(2009.12.08)

萩原守教授(国際文化)の新著『体感するモンゴル現代史』

      


ご参考

 南船北馬舎は、アジアの文化、風土をテーマにした 本を出版しているユニークな出版社、本社は、兵庫県明 石市にある。この南船北馬舎から、萩原守教授(国際文 化)の著書『体感するモンゴル現代史』が出版された。 定価は3,200円+税、400ページを超えるボリュームの 本である。
 萩原教授は、本書について冒頭で「私は本来、清代モ ンゴルの法制史が専門なので、ふだんは“自分自身では 全く体感したことのない歴史”ばかりを講義・叙述して いる。タイムマシンでもない限りそれは仕方のないこと ではあるが、“歴史家は、見てきたような嘘を言い”と 揶揄されることも多い。そこで、ふだんの罪滅ぼしとい うわけでもないが、せめて自分で体感することの可能な 現代のことぐらいは、自分の目で見、耳で聞いたことだ けを書こうということにしたのである」と述べている。 これが、本書のタイトルに“体感”というキーワードが 付された由縁である。
 本書は、モンゴル民族の現代史を、“著者の体感”を 通じて記述したもの。扱う時代は、1980年代のソ連型 社会主義時代から、1990年代の資本主義への変革・混 乱期。そして21世紀に起こりつつある政治的動きや環境 問題(草原の砂漠化)等を扱う。巻末にある各種地図が、 読者の理解を助ける。本書は、日本図書館協会選定図書 となっている。

(2009.12.07)

2009年度上期黒字転換で注目を浴びるスカイマーク

 11月25日から、日本経済新聞に「点検 急回復企 業」というタイトルのコラムの連載が始まった。その第 1回目は、不振が目立つ航空業界で気を吐くスカイマー クが取り上げられている。スカイマークは、2009年4月 から9月期の最終損益は19億円の黒字(前年同期は20億 円の赤字)。格安航空各社が導入する“世界標準機”へ の機材統一で採算が大きく改善した。この10月から、 ボーイング737 10機体制が確立したのだ。
 スカイマーク は、ネットベンチャーで財を成した西久 保慎一社長(1978年工卒)が2005年に28億5,000万円の 第3者割当増資を引き受けたという異例の資金調達があ った。加えて三菱UFJ証券に対する新株予約権の発行 (3億円調達)等でハンディを乗り越えてきた。この12月 末、スカイマーク は神戸ー那覇便を就航するなど事業拡 大の方向にある。なお、kobe-u.comホームページ (http://www.kobe-u.com/ )の左端の黄色のバナー(下記)をクリックすると、スカ イマークの空席状況の情報を確認でき、搭乗券の購入も 可能である。



 「点検 急回復企業」の第3回目では自動車部品メーカ ーのニフコが取り上げられている。ニフコは、自動車の軽 量化が追風となり、合成樹脂部品の需要が増えたことが売 上増につながっている。このコラムでは桜井健一専務 (1967年経卒)の「損益分岐点売上高が約100億円下がっ たところに売上高が戻ってきた」との談話が引用されて いた。

(2009.12.03)

神戸大学が東京で「ビジネスリーダーとの懇談会」を開催

 11月27日付神戸新聞に、神戸大学が東京で開催し た「ビジネスリーダーとの懇談会」に関する記事が掲載 された。この記事は、神戸新聞東京支社が、神戸大学(本 部・東京オフィス)および神戸大学学友会東京支部を取材 して書かれたもの。「ビジネスリーダーとの懇談会」は、 今回が初めての開催。11月25日夜、東京丸の内帝劇ビル 地下2階にある東京凌霜クラブで開かれた。神戸大学から は福田秀樹学長以下の役職員が参加、首都圏や関西の会社 役員約50人が集まった。
 まず、福田秀樹学長が大学の現状を説明。国立大学の法 人化から5年を経て、運営費交付金の削減や人口減少、国 際競争の激化などにさらされている経営環境を伝えた。そ の上で世界最高水準の研究機関を目指すとし、重点分野と して生命科学や環境技術、次世代スーパーコンピューター 研究などを挙げた。
 参加者からは、「大学の特色が見えない」「留学生教育 を海外企業などとの関係強化に結びつける工夫が必要」な どの意見が出た。続いて東京凌霜クラブで開かれた懇親会 では、互いに親交を深め「横のつながりを持つ機会が今ま では少なかった」と開催を歓迎する声が聞かれた。初めて の試みであり、また多忙な企業経営者が集まるのは難しい との危惧もあったが、まずまずの成功。かと神戸大では今 後も毎年開いていく予定。次回はより多数の参加者がある ことが期待されている。

(2009.12.01)

詩人安水稔和さん(1954年文卒)が著書『未来の記憶』を語る

 11月15日付神戸新聞のコラム「著者に聞く」欄に、 安水稔和さんが登場、著書『未来の記憶』を語っている。 安水稔和(やすみず・としかず)さんは、1931年神戸市 の生まれ。1954年神戸大学文学部英米文学科を卒業、 松陰女子大学教授などをつとめた詩人。「詩集『蟹場まで 』に至る菅江真澄に関する営為」により、2005年に藤 村記念歴程賞を受賞した。また、1992年年に制定され た「神戸大学学歌」(萌える山並み・・)の作詞者でもあ る(作曲は中村茂隆名誉教授)。
 安水さんの新著『未来の記憶』(編集工房ノア、2,940円) は、民俗学者、旅行家、随筆家、博物学者と様々な顔を持ち、 近年注目が高まっている菅江真澄(すがえ・ますみ、1754〜 1829年)に関する書。安水さんの「真澄の本」と題したシリ ーズも本書で4冊目となる。40数年前から菅江真澄の足跡を 追い続けてきた安永稔和さんは、「民俗学なんて言葉すらな かった時代の人だし、その目線や興味のありようは、学者の それと明らかに違う。なんてことのない普通の人、当たり前 の事柄ばかり一生懸命書き留めている。これは一体どういう 人だろうか」と語る。
 このような「真澄の方法」は、図らずも阪神・淡路大震災 を題材とする安水さんの詩作に生きた。「自分だけでなく隣 の人、さらにその向こうにいる人々の記憶をすくい取り、や さしい言葉で書く。言葉は記憶。詩人はみんなの記憶を使わ せてもらっているだけ」と安水さん。「真澄と出会っていな ければ、あんな形で震災を書けなかった。私の言葉はあなた の言葉であり、彼らの言葉。だから読む人が自分の痛みとし て受け止められる。ずっと先まで届く『未来の記憶』になる 」。
 このコラムで安水さんをインタビューしたのは平松正子記 者(1992年文卒)。神戸新聞文化生活部に所属している。なお 、安永稔和さんは神戸新聞に定期的に掲載されている「神戸 新聞文芸 詩」(新聞読者からの投稿)の選者でもある。

(2009.11.30)

大正時代の「神戸高商学友会報」が古書市場に登場、14冊で15,750円

 大正7年から14年の「神戸高商学友会報」が、古書市 場に登場、14冊で15,750円の値が付いている。古書目録 (カラーページに掲載)上で売りに出しているのは、ロード ス書房。「水島校長、谷本富の教授連資料、卒業記念号にお ける全卒業者の卒論題と出身中学掲載が面白い」と、コメン トしている。
 ロードス書房の住所は、〒651-0096 神戸市中央区雲井 通5-3-1 サンパル2F。電話・FAX(兼用)は、078-261-0250で ある。掲載しているのは、同社発行の「ロードス通信」第25号 (12月刊)である。なお、「神戸高商学友会報」は、神戸大学 経済・経営・法学部等の前身校。1929年に大学に昇格、戦後 の1944年に兵庫県下の他の高等教育機関と合併、神戸大学と なった。

(2009.11.27)

神戸大院生(工)らが、ルミナリエ存続のために「思わず募金したくなる募金箱」のアイデアを募集

 「神戸ルミナリエ」は、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮 魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を 託し、震災発生の年である1995年の12月に初めて開催した。 以来、神戸ルミナリエは震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民 の「希望」を象徴する行事として、毎年開催されている。今 年、2009年で15回目を迎える「神戸ルミナリエ」は、12月3日 から14日まで開催されることになった。
 「神戸ルミナリエ」について、神戸大大学院生らが「思わ ず募金したくなる募金箱」のアイデアを募っている(11月8日 付読売)。学生らは2007年に始まった「一人100円募金」に協 力し、2年連続でオリジナルの電飾付き募金箱を作製した。 これが好評で、今年も市民に提案を求めることになった。「 神戸ルミナリエ」は厳しい収支が続いている。企業協賛金も 景気低迷から減少傾向にあり、募金で継続できている状況。 学生らは「存続のために知恵を貸してほしい」と訴えている 。
 以上は、神戸大大学院工学研究科の塚本昌彦教授の研究室 で学ぶ学生らが企画しているもの。コンピューターを衣服の ように身に着けて使う「ウエアラブルコンピューター」を研 究しており、その成果を生かした募金箱を作ってきた。 2007年の作品は、募金しようと人が近づくとセンサーが反応 し、発光ダイオード(LED)の光の色が変化するという仕掛け 。昨年は、箱を持つ人の動きに対応し、ディスプレーの犬の 画像がお辞儀するタイプなど3種類を用意して会場で寄附を 呼びかけた。このような募金箱が来場者を楽しませ、2008年 は5日間で約78万円が集まった。

(2009.11.26)

日本大学川合康教授(1987年文博修了)の新著『源平の内乱と公武政権』

      


ご参考

 吉川弘文館から、日本大学川合康教授(1987年文博修了) の新著『源平の内乱と公武政権』が刊行された。本書は、「日 本中世の歴史」シリーズ(全7巻)の第3巻として刊行されたも ので、定価は2,600円。
 本シリーズは、院政期から鎖国の完成まで、政治の動きを中 心に新たな枠組と視点で歴史の“流れ”を描いた本格的通史で ある。気鋭の中世史研究者が、世代を超えて理解できるよう平 易に記述しているのが特色。豊富な図版や付録などで、中世の 姿が立体的に甦るよう配慮されている。
 平氏権力や鎌倉幕府は朝廷に代わる政権を樹立したのか。こ のテーマに沿って、本書は後白河院政期から執権政治の展開ま で、朝廷・武門の両者の視点で協調と対立を描き出す。武家の 自立を変革の時代のなかに位置づけ、新しい歴史像を提示する 。
 著者の川合康(かわい・やすし)教授は、1958年三重県の生 まれ。東京都立大学教授を経て、現在日本大学経済学部教授の 職にある。東京都による「東京都立大学の強権的な改組に反対 した」という硬骨漢である(「あとがき」)。著書に『源平合 戦の虚像を剥ぐ』(1996年、講談社)、『鎌倉幕府成立史の研 究』(2004年、校倉書房)がある。

(2009.11.25)

東京のマスコミがこぞって報道した「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」成功裏に終了

 東京のマスコミがこぞって報道した「青野原俘虜収容 所展 in Tokyo 2009」成功裏に終了
 神戸大学、兵庫県小野市、オーストリア大使館が主催する 「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の講演会・再現演 奏会(11月7日)と、資料展示会(11月12日から21日)は、 11月21日に全日程を終了した。

【参考】神戸大学ホームページ
 http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_11_16_02.htm

 今回のイベントで特筆すべきは、マスコミでの露出度。以 下のように、全国紙が全国版または地方版で大きくとりあげ た。神戸大学の広報活動としては、大きな成果をあげた。

●日本経済新聞(10月9日)
 大津留厚教授(文)が、文化欄に「捕虜に見る欧州史の断片」を寄稿(8段、写真入)。
●毎日新聞(10月17日)東京版
 「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の予告記事(4段、写真入)。 凌霜クラブで記者会見した袴田貴行記者の署名記事。
●朝日新聞(11月5日)東京版
 「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の予告記事(2段)。
●読売新聞(11月7日)都民版
 「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」の予告記事(5段、写真入)。

 以上は、東京でのマスコミへの露出であるが、神戸新聞本 社および東京支社の取材により、神戸新聞に3回にわたり関 連記事が掲載された。

●神戸新聞(11月5日)
 東京での演奏会に備えて練習する神戸大学交響楽団有志(7段、 写真2枚入)。
●神戸新聞(11月10日)地域ニュース(小野)
 青野原俘虜収容所関連資料の撮影地確定。東京での展示と 大津留教授のコメント(7段、写真2枚入)。
●神戸新聞(11月13日)
 東京で「青野原俘虜収容所」資料展始まる(2段、写真入)。 国際文化学部永見将人記者の署名記事。

(2009.11.24)

「老舗学」を語る関西外国語大学前川洋一郎教授(1967年営卒)

 「帝国データバンク史料館だより Muse」第10号 (2009年11月発行)に、関西外国語大学前川洋一郎教授(1967年 営卒、老舗学研究会代表)が登場、「老舗学」を語っている。 前川教授は、1944年生まれ。神戸大学卒業後、松下電器産業( 現・パナソニック)に入社。取締役、渉外担当役員を経て、 現在は終身客員。流通科学大学、大阪商業大学大学院でも教鞭 を取っている。博士(学術)。
 老舗学研究会代表でもある前川教授は、「老舗学」を提唱し ている。ここでいう“老舗”は、創業後100年以上経過の中小 企業をいう。老舗が色々な場面で取り上げられているが、「そ れはそれなりの存在理由と価値がある。その老舗の経営のダイ ナミズムとサステナビリティの秘訣を学び、21世紀の経済社 会に役立つことを目指す」のが「老舗学」である。
 最近、「老舗学」からみて、気になる話題があると前川教授 は指摘する。老舗の研究で全国を巡回、地方の老舗を訪ねると 、気になることがある。『中小企業白書』でも指摘されている ベンチャー企業の開業率低下である。これは、少子化現象と軌 を一にする。
 今は老舗といっても、スタート時点では必死でお金をためて 独立、爪に火をともす質素倹約で創業してきた。永年の奉公、 修業の見返りとしての暖簾分け、秘伝の引継ぎはあっても簡単 に資金の援助を受けることはできない。また、老舗となっても お上から格別の恩恵は受けてはいない。かえって世間の眼が厳 しくなるだけである。また、ベンチャーの自主独立を妨げるこ とになるし、長寿企業の自主自立を損なう。企業社会は健全競 争と自己責任が基本だ。前川教授は、このほか「老舗学」に関 連して、「隠居制度という世代交代」、「OJTで二世三世教 育」等のテーマを語っている。

(2009.11.19)

俳人山口誓子の新資料、神戸大学で初公開

 戦後の俳句会をリードした俳人山口誓子(1901〜1994) に関する新資料が、10月10日から16日まで神戸大百年記念館 (神戸市灘区)で初公開された。新資料というのは、山口誓子 が1948年に句誌「天狼」(てんろう)を創刊するにあたり、 その理念を記した直筆メモや、俳人の水原秋桜子や西東三鬼 (さいとう・さんき)らが誓子にあてた書簡(5通)。これらの 資料は、誓子の回顧録で語られていた内容を裏付ける貴重な ものである。
 神戸大学では、「天狼」をテーマに展示を企画を準備中に 、メモや手紙を確認した。メモには、「同人限定」「作品選 抜」などと、誓子が目指した句誌のあり方が記されている。 また、「用紙 田舎臭くないこと」と体裁に気を配っていた こともうかがえる。
 書簡では、秋桜子が「こころから御賛同仕ります(つかま つります)」と句誌の創刊に理解。一方で、別の書簡では自 身の主宰誌「馬酔木(あしび)」と天狼の両方に投稿したい 人がいる場合に言及し「いかに大兄と小生との間でも困ると 思ふ」と投稿者が重複しないように要望していた。また、天 狼の編集長を務めた三鬼の手紙には、馬酔木との関係調整に 苦慮した様子なども書かれている。
 宇野田尚哉准教授(国際文化)は、「戦後、俳句は二流の 芸術という批評を、実作で反論しようと天狼が創刊された。 メモや書簡から当時の思いや人間関係がよくわかる」と指摘 している。以上は、10月10日付読売新聞から。


山口誓子記念館(神戸大学構内)・・同ホームページから
 http://www.office.kobe-u.ac.jp/ksui-yamaguchiseishi/

(2009.11.18)

神戸大・中国地質大の合同隊がチベットの未踏峰登頂に成功

 11月5日、現地時間午後1時20分(日本時間午後2時20分) 、中国のチベット自治区にある崗日布(カンリガルポ)山群の 未踏峰、 KG-2 (推定標高6,708m、下の写真)の初登頂を目指 していた神戸大学・中国地質大学(武漢) 合同学術登山隊が 登頂に成功した。チベット人隊員2名(欧珠(デーチンオーチ ュン)と次仁旦塔(ツェリンダンター)、共に中国地質大学 4年生)が初登頂に成功した。更に、同7日午後3時36分(日本 時間午後4時36分)に、矢崎雅則さん(神戸大OB、県職員、 35歳)、近藤昴一郎さん(神戸大大学院(理)、23歳)の二人も 登頂に成功した。


【参考】神戸大学ホームページから(11月10日付産経新聞より)
 http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_11_09_01.htm

(2009.11.17)

京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)ラスカー賞受賞を祝う同期の神戸薬大江本憲昭教授

 神戸大学医学部同窓会が発行する「神緑会会報誌」 第1巻第3号(2009年10月15日)が「山中伸弥教授ラスカ ー賞受賞」の特集を組んでいる。その中に、神戸大学医学 部時代の同期生江本憲昭神戸薬科大学教授のお祝いの言葉 やエピソード等が語られている。以下は、その抄録。

●山中伸弥先生が「アメリカのノーベル賞」とも称される ラスカー賞の基礎医学研究賞を受賞されました。これは文 字通り「不可能を可能にした」ips細胞の開発に対して与 えられた賞であり、難病の病態解明や再生医療への新たな 道をひらくものとして文句なしの受賞であります。先ずは 心よりお喜び申し上げます。私たち昭和62年卒業生の多く が、山中君と同級生であることを、ことあるごとに自慢し ていますが、これでまた自慢のネタがひとつ増えました。

●1997年に京都で分子生物学会が開催されたとき、会場で 「江本、久しぶりやなあ」と声をかけてきたのが山中君で した。私は留学で約7年あまり神戸から離れておりました ので、これが卒業して初めての山中君との再会でした。山 中君はスポーツ医学を専門にする整形外科医として活躍し ていると信じきっていただけに、基礎研究の学会で再開す るのは大変意外でした。そのときの会話で鮮明に覚えてい るのが、「俺なあ、これから先、研究で生きていこうと思 うねん。江本も将来研究でやっていくんやろうから、これ から一緒にがんばろうな」という言葉です。卒業10年、 これからの仕事の方向性を決める時期に「研究で生きてい く」という腹をくくったこの発言こそが、現在の山中君の 活躍を予言していたように私には思えます。

 以上のように、関西弁での山中教授の肉声を伝える、貴 重な同期生の証言となっている。なお、江本憲昭教授が所 属する神戸薬科大学は、元の神戸女子薬科大学。1994年 に改称し、男女共学となった。2007年に神戸大学と学術 交流協定を締結している。

(2009.11.16)

立命館大松尾匡教授(1992年経博修了)の新著『対話でわかる 痛快明快経済学史』

      


ご参考(中身不可)

 日経BP社から、立命館大松尾匡教授(1992年経博修了) 『対話でわかる 痛快明快経済学史』が刊行された。定価は 1,600円+税。本書の目次は以下のとおり。

第1章・・・・・・アダム・スミス
第2章・・・・・・リカード
第3章・・・・・・マルクス
第4章・・・・・・ジェボンズ、メンガー、ワルラス
第5章・・・・・・マーシャル
第6章・・・・・・ケインズ
第7章・・・・・・ヒックスからサミュエルソンへ
第8章・・・・・・フリードマンと反ケインズ革命
終 章・・・・・・そして経済学の現代へ

 目次を見ると、経済学史の入門書のように見えるが、本書は ノンフィクションの形式で、分かりやすく経済学史に登場する 学者たちの理論、歴史的背景、人物像を描いている。冒頭に以 下のように、本書に登場する人物の紹介(抄録)がある。

●江古野ミク(えこの・みく)
 物語の主人公で、某私立大学経済学部の女子学生(19歳)。 近所の「占い師」のじいさんに受験前に勧められて、経済学史 の勉強に興味をもつ。入学後、ゼミの根上先生から毎回出され る課題のために、この「占い師」のじいさんから、「降霊」と 称して語る大物経済学者達の「霊」の話を聞く。
●根上のぞみ(ねあがり・のぞみ)
 江古野ミクのゼミの担当教授。専攻は経済学史、独身。
●謎の「占い師」じいさん
 江古野ミクが子供の頃から近所で怪しい占い屋を開業してい るじいさん。ミクからゼミの課題の相談を受けて、アダム・ス ミスの「降霊」をしたことをきっかけに、次々に歴代大物経済 学者の「降霊」をしてみせる。

 以上のように、経済学の書としては極めてユニークなもの。 あとは読んでのお楽しみ。20年、30年前に経済学を学んだまま しばらくお休み。そんな元経済学徒が再び勉強してみようと思 った時に、この本を手にとって見たくなるかもしれない。
 本書の著者である松尾匡(まつお・ただす)さんは、1964年 生まれ。金沢大学経済学部卒業、神戸大学大学院経済学研究科 博士課程修了。故置塩信雄教授の晩年の弟子として知られてい る。現在は、立命館大学経済学部教授の職にある。専門は理論 経済学。論文「商人道!」で第3回河上肇賞奨励賞受賞(『商 人道ノスヽメ』として発刊)。著書に『はだかの王様」の経済 学』(東洋経済新報社)、『セイ法則体系』(九州大学出版会) などがある。

(2009.11.12)

安井三吉名誉教授(文)、孫文を語る

 神戸市垂水区に「孫文記念館」はある。その館長をつと めているのが安井三吉名誉教授(文)。10月7日付産経新聞に 、安井三吉館長が登場、孫文(1866〜1925年)を語っている。 世界的革命家と称される孫文は、今秋、全国で封切られた映画 「孫文 100年先を見た男」で脚光を浴びている。
 孫文は、世界史の授業等にでてくる人物だが、日本や神戸と の結び付きは意外と知られていない。安井館長は、映画により 孫文が再認識されたことを喜んでいる。「映画が、孫文やこの 施設、さらに日本と中国について考えを深めるきっかけになれ ば・・・・」と期待する。孫文は、神戸にいた中国人実業家呉 錦堂(1855年〜1926年)と交流があり、移情閣の前身にあたる 別荘を1913年(大正2年)に訪れたという記録が残っている。
 「孫文記念館」は1984年、神戸市内にあった中国人呉錦堂の 別荘「移情閣」内に開設、2000年に現在地(神戸市垂水区東舞 子町、県立舞子公園内)に移築された(月曜休館。大人300円。 TEL:078-783-7172)。「孫文記念館」のすぐ近くには明石海峡 大橋があり、また有栖川宮別邸跡地に建つホテル「舞子ビラ」 がある。


「孫文記念館」のホームページ(http://sonbun.or.jp/jp/)から

(2009.11.11)

第25回若手の会、講師は元Jリーガーの弁護士八十祐治さん(1993年営卒)

 東京における神戸大学同窓生の集い「若手の会」は、 2006年6月10にスタートした。この「若手の会」が、第25回 目を迎える。11月21日開催の第25回若手の会は、Jリーガー から司法試験に合格し、弁護士として活躍中の八十祐治(やそ ・ゆうじ)さんが講師。演題は「「プロサッカー選手の第二の 人生」である。
 スポーツ選手の引退後に訪れる第二の人生には難しい問題が あるといわれている。八十さんは、司法試験への挑戦を決意す るまでは出口のない迷路に迷い込んだような気持ちで過ごした そうだ。なぜ迷路から抜け出せたのか。それは単に、弁護士に なるという「思い込み」にすぎなかったとのこと。司法試験へ の挑戦が始まると「思い込み」が「目標」に変わり、自然に力 も沸いてきて、サッカーを通じて身につけた思考力、忍耐力等 を「合格」という目標に向けるだけで良かった。そのように八 十さんは回想する。講演と質疑応答の後、講師を囲んでの立食 パーティーが開催される。詳細は、以下を参照。

          記
日時:2009年11月21日(土) 16時30分〜19時30分
場所:神戸大学東京凌霜クラブ 東京都千代田区丸ノ内3-1-1帝劇ビルB2
講師:弁護士 八十 祐治(やそ・ゆうじ)氏
演題:「プロサッカー選手の第二の人生」
略歴:1993年 神戸大学経営学部卒業後、ガンバ大阪に入団し、 ヴィッセル神戸、アルビレックス新潟等で計8年プレーした後31歳 で引退。サラリーマンとして3年間過ごした後、司法試験受験のた め退社。2年間の勉強で、2005年司法試験に合格。2007年9月から 弁護士(大阪弁護士会所属)となる。
会費:2,000円(ただし、昭和期の卒業生は3,000円)
※参加希望者は、11月16日(月)までに、神戸大学東京凌霜ク ラブ事務局宛、FAX、電話、E-Mailのいずれかにより申し込む。
FAX:03-3211-3147、TEL:03-3211-2916
E-mail:tokyo@kobe-u.com

(2009.11.10)

日本癌学会の市民公開講座で南博信教授(医)が講演

 10月23日付朝日新聞に、日本癌学会の市民公開講座で行わ れた講演の要旨が掲載された。以下は、南博信教授(医)の講演 「“拡大しなければいい”考えで」の要旨。
 抗がん剤は髪の毛が抜ける、気持ちが悪くなる。抗がん剤には 、あまりよくないイメージがあるかもしれない。しかし、最近は 「分子標的薬」という新しい薬物が登場、がんの化学療法は変化 してきた。
 従来の抗がん剤は天然界の植物やカビといったものから、がん 細胞を殺す働きをする物質を探して薬にしていた。抗がん剤は分 裂の速い細胞を攻撃する。そのため、白血球や髪の毛といった、 分裂が早い正常な細胞にも障害を与えるという副作用がある。
 分子標的薬はがん細胞が生きていくのに必要な分子、いわば増 殖の「信号」をブロックしようという考えでつくられたもの。白 血球減少や脱毛などの症状は軽い。しかし、ニキビのような発疹 、あかぎれのような皮疹といった、抗がん薬とは違う副作用が見 られる。
 従来の抗がん剤はがん細胞を殺して、がんが縮小することを目 標にしてきた。一方、分子標的薬は基本的に、「たとえ縮まなく ても大きくならなければいい」という考え方で開発されている。

(2009.11.09)

島並良教授(法)の共著書『著作権法入門』

      


ご参考

 有斐閣から『著作権法入門』が刊行された。定価は2,500円 +税。本書は著作権法に関して基本的な情報を提供する目的で企画 された。3人の著者による共著で、著者は以下のとおり。

島並良(しまなみ・りょう)、神戸大学大学院法学研究科教授
上野達弘(うえの・たつひろ)、立教大学法学部准教授
横山久芳(よこやま・ひさよし)、学習院大学法学部教授

 著作権の対象は、幅が広い。ましてその隣接権までを含むと、その 対象は複雑多岐にわたる。文芸、学術、美術、音楽が著作権の対象。 しかし、細かく見ていくと、建築、演劇、録音、テレビ、ラジオ、レ コード、有線放送、インターネット、図書館等々様々なキーワードが 著作権法に絡んでくる。本書では、最新の生きた議論を随所に盛り込 んでいる。「森が、みえてくる」、「かつてないダイナミックな入門 書」というのが本書のキャッチフレーズである。巻末には事項索引、 判例索引を完備。使い勝手が良い。

第1章 著作権法への招待
第2章 著作物
第3章 著作者
第4章 著作者人格権
第5章 著作権
第6章 著作隣接権
第7章 権利の活用
第8章 権利侵害

(2009.11.06)

東京凌霜クラブでKUCアートサロンメンバー等による小品展開催中

 11月2日(月)から20日(金)までの間、東京凌霜クラブ でKUCアートサロンのメンバー等による小品展が開催されて いる。展示作品は全部で21点と小規模なもの。ロビーと会 議室の壁を利用して展示されている。会議室の方は、会合等 に使用されることもある。このため午後2時から5時までの 間が鑑賞するのに適した時間帯のようだ。
 出品者は、最年長の佐々木廣行さん、佐藤道生さん(とも に1954年経営学部卒)から田村節子さん(1973年工学部卒) までの幅広い世代にわたる。卒業学部も法学部、文学部、理 学部、経済学部、教育学部と多様。作品も木版画、パステル 、水彩画、油彩画、七宝、素描(鉛筆)、写真、オイルパス テル、木炭と実に多彩である。ただ一点の写真は、神戸大学 旧姫路分校講堂を撮影したもの(1960年法学部卒高井浩一 さんの作品)で、「懐かしさに胸いっぱい」の感想を漏らす 会員もいた。

(2009.11.05)

第4回神戸大学ホームカミングデイ開催される(10月31日)

 卒業生・名誉教授、そして現役学生・教職員が交流 を深める目的で、2006年からホームカミングデイが開催 されている。昨年からは、留学生ホームカミングデイとの 合同開催となり、ますます賑いを増してきた。これに合わ せて、卒業年ごとの同窓会も同時開催されるようになって いる。今年は10月31日(土)、神戸大学基金によせられた 寄附により再生された出光佐三記念六甲台講堂の“お披露 目”を兼ねて開催された。
 以下は、全体企画の記念式典、ティー・パーティーの概 要。そのほか、留学生ホームカミングデー、各学部毎の企 画が催された。

◎記念式典
 総合司会 NHKアナウンサー 住田 功一氏(昭和58年 経営学部卒)
【時 間】 10:30〜12:00
【会 場】 出光佐三記念六甲台講堂(登録有形文化財)
【式次第】 学長挨拶
      同窓会代表 挨拶 高ア正弘 学友会会長
      講演「神戸から始まった挑戦」
       フーチャーアーキテクト(株)金丸恭文代表取締役(昭和53年 工学部卒)
      軽音楽部のジャズ演奏
      「朝 (ペール・ギュント組曲より)」他


神戸大学ホームページ(下記)から
  http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_11_04_01.htm

◎ティー・パーティー
 進行 アナウンサー 朝山 くみ氏(平成11年 経済学部卒)
【時 間】 記念式典終了後(12:00頃) 〜 13:00
【会 場】 六甲台本館前

 なお、今回は多数の参加申込みがあり、記念式典会 場(出光佐三記念六甲台講堂)は満席となる。このため 講堂内での立ち見、または別会場での映像で、式典の 様子を見る参加者も出た。

(2009.11.04)

神戸大生らのNPO法人「ごみじゃぱん」が、簡易包装の商品購入を促す社会実験をスタートさせる

 10月14日付神戸新聞に「購入するなら簡易包装商 品を 神大生らのNPO法人 神戸のスーパーで社会実験 」というタイトルの記事が掲載された。この記事は、神 戸大生らでつくる特定非営利活動法人(NPO法人)「ご みじゃぱん」が、11月から1年間、神戸市内のスーパー 3店で簡易包装の商品購入を促す社会実験に取り組むこ とをほうじているもの。「減装(へらそう)ショッピング 」と称し、ごみの量を減らし二酸化炭素の排出削減につ なげるのが狙いだ。全国展開を見据え、10月13日に東 京・神田の学士会館で都内で発表会あった。
 11月13日から、コープこうべ「シーア」(神戸市東灘 区)、ダイエー甲南店(同)、ジャスコつくしが丘店(神 戸市北区)でスタートさせる。これは、消費者が商品を 選ぶ際の基準に、「ごみとなる包装の量」を加えてもら おうとの試み。食品や文具など商品約1万点の「内容量 1c当たりの容器包装の重量」を算出し、軽い商品約 2千点に「減装商品」との目印を付けて売り場に出す。 また、店頭でもポスターなどでPRする。この社会実験 では、売り上げ動向や消費者の意識変化を調べ、流通業 者や小売店との連携を強めて全国展開につなげる。
 「ごみじゃぱん」代表の石川雅紀神戸大教授(経)は、 東京での会見で「簡易包装のデータベースをつくりたい 。海外では限定的に実施されたことはあったがNPO主 導ではこれまで例のない実験になるだろう」と話してい る。


NPO「ごみじゃぱん」は、2007年度グッドデザイン賞を 受賞している。

(2009.10.30)

「あすの農学を考える座談会」で、内田一徳教授(農)が発言

 10月4日付朝日新聞に、朝日地球環境フォーラム 2009「あすの農学を考える座談会」が掲載された。こ の座談会に、内田一徳教授(農)が出席している。以下 は、内田教授の発言から。
 「低炭素化社会の実現に向けて大きな戦略を立てない といけません。ハイブリッド車や太陽電池が売れている から、必要な技術は日本にすべてあると思うのは間違い 。街路樹を剪定したものからバイオ燃料を作るような技 術が大事です。防災も含めた農学で、今後の被害をどう 最小限に食いとめるか。世界と協力しながら進めていき たい」
 「昔は春の小川にはメダカがいてゲンゴロウもいるの がふつうでした。コウノトリも同じですが、農業や水の 汚濁で姿を消した。農業が負の負荷をかけたというのを 、しっかり認識したい」
 内田一徳(うちだ・かずのり)教授は、神戸大学大学 院農学研究科長。専門は土地環境学、土質動力学(アー スダム・ため池の耐震設計)。2009年度の全国農学系学 部長会議副会長。なお、他の座談会出席者は以下のとお り。
 生源寺眞一氏(しょうげんじ・しんいち):東京大学大 学院農学生命科学研究科長。専門は農業経済学。
 あん・まくどなるど氏:国連大学高等研究所いしかわ ・かなざわオペレーティングユニット所長。
 丸山清明氏(まるやま・きよあき):農業・食品産業技 術総合研究機構理事・中央農業総合研究センター所長。

(2009.10.28)

中矢一虎さん(1981年法卒)、国際ビジネスを語る

      


ご参考

 三井住友銀行グループのSMBCコンサルティングの 広報誌「MiT」9月号に、国際法務株式会社中矢事務所 代表の中矢一虎(なかや・かずとら)さんが、登場、国際 ビジネスを語っている。中矢さんは、1958年大阪の生 まれ。1981年に神戸大学法学部を卒業、住友商事に入 社した。人事部勤務の後、語学研修、海外留学を経てア ルジェリアに赴任する。その後、パリに駐在し欧州・ア フリカ市場のビジネスに従事した。帰国したのちロンド ンに駐在、39歳のとき独立して中矢事務所を設立する。 以後中矢さんは、多くの企業の海外ビジネスをコンサル タントとして支える傍ら、貿易関連講座や国際取引に関 する講演も多く行うなど多方面で活躍中。著書に『最新 貿易実務入門と英文契約書の読み方』(2009年、創元社) などがある。
 この“独立”について、中矢さんは「国際取引をはじ めとした企業のグローバル経営が徐々に求められていく なか、自身の培ってきた経験や知識を通し、コンサルタ ントとして多くの企業の役に立てるのではないかと思い 、独立を決めました」と語る。海外との取引に関して「 取引の対象となる国をよく調べること」が基本と述べて いる。また、輸出の場合、代金の後払いを認めてしまう 企業があるが「これは絶対ダメ」と注意する。この記事 は中小企業の経営者が対象。平易な語り口で、国際取引 上の注意事項を語っている。

(2009.10.27)

日本経済新聞社等が「ビジネススクール調査」、西日本では神戸大学大学院が1位

 日本経済新聞社と日経HRが「ビジネススクール調 査」を、実施。その結果が10月22日付日本経済新聞に 概要が掲載され、詳細が同日の日経産業新聞に掲載され た。
 この調査はNTTレゾナント(gooリサーチ)の協力のも と、8月24日から26日に全国の20〜40代のビジネスパ ーソンにインターネットで実施したもの。512人(東日 本333人、西日本179人)からの回答があった。「通っ てみたい国内のビジネススクール」の回答結果で、神戸 大学大学院(25人)は西日本のトップを占めた。以下九州 大学大学院(23人)、京都大学大学院(19人)、関西学院 大学大学院(16人)、同志社大学大学院(14人)が続く。 東日本は慶応義塾大学大学院(21人)がトップ。青山学院 大学大学院・産業能率大学大学院・早稲田大学大学院商 学研究科(各17人)、早稲田大学大学院ファイナンス研究 科(13人)が5位以内に入った。

(2009.10.26)

高橋昌明名誉教授(文)の新著『平家の群像 物語から史実へ』

      


ご参考

 岩波新書の1冊として高橋昌明名誉教授(文)の新著 『平家の群像 物語から史実へ』(定価:740円+税)が 刊行された。平安時代末期に権勢を誇った平家。その歴史 を語る時、一般的には平清盛に焦点が当てられる。これに たいし本書は、清盛の孫である維盛と清盛の五男の重衡を 中心に、広く平家一門の群像を描く。
 清盛独りの平家でなかったのはもちろんである。平家も 全体が一枚岩ではなく、あたかも「足並みが乱れた多頭立 ての馬車」のように、一門を構成するいくつもの家が、各 自の思惑で行動し、大小の不協和音を奏でていた。このよ うな諸相を描くために、本書は独自のスタイルをとってい る。
 「賢人」重盛、暗愚な宗盛、「運命の語り部」知盛、こ ころ弱き人維盛・・・。それぞれ『平家物語』に描き出され たイメージ。しかし、「実像」はどうだったのか。当時の 貴族社会や合戦の現実に目配りしつつ、人物それぞれの動 きを丹念に追うことで、新たな「史実」が浮かびあがてく る。最新の研究や著者独自の切り口が冴えた歴史読物。巻 末の年表や人名索引が魅力である。

(2009.10.23)

震災の語り部野崎隆一さん(1967年工卒)

 9月20日付朝日新聞掲載の連載コラム「震災 それから いま 語り部たち」第37回に、1級建築士の野崎隆一さんが 登場。阪神淡路大震災を語っている。尼崎市で生まれ育った 野崎さん、神戸大学卒業後は東京の不動産会社へ勤める。 30歳のとき、父親から呼び戻され、震災当時は神戸市東灘区 で暮らしていた。
 地震から約2週間後、関西にある約60の設計事務所が協力 して、住宅に関する被災者の相談を受け付けるボランティア グループを立ち上げる。「家屋に被害を受けた。余震が心配 だが住み続けても大丈夫か」という相談がほとんど。メンバ ーで案件を割り振り、現場を訪れてアドバイスした。避難所 を訪れると「余震が心配で家に戻れない」という人が多い。 避難者の自宅まで行き、「この部分を補強すれば住める」「 壁に亀裂があるが構造的に重要な部分は残っているので住ん でも大丈夫」などど具体的にアドバイスをする。
 一人暮らしの若者、単身赴任者、外国人など、地域で暮ら す人たちは多様化している。旧来型の自治会では参加しても らうことが難しい。しかし、防犯、防災、高齢者への支援な ど地域の課題は山積みだったと野崎さんは回想していた。

(2009.10.22)

青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009に関するマスコミ報道

 既報のとおり、「日本オーストリア交流年2009」認定 事業として、神戸大学、兵庫県小野市、オーストリア大使館 主催の「青野原俘虜収容所史料展、講演会・再現演奏会 in Tokyo 2009」が開催される(http//www.kobe-u.comの 同窓生ニュース10月16日付)。
 これらイベントに関するマスコミ報道が出始めている。
・10月9日付日本経済新聞「文化」欄(最終ページ)
大津留厚教授(文)が、「捕虜に見る欧州史の断片 兵庫県 の1次大戦収容所にハプスブルグ帝国の縮図」を寄稿、その 中に11月から東京で始まる展示会、講演会・演奏会の予告が 含まれている。
・10月17日付毎日新聞「東京版」
 神戸大提供の写真(捕虜と日本人の集合写真)とともに「ド イツ兵等捕虜生活紹介」のタイトルのもと、兵庫県小野市等 にあった収容所の実情を述べるとともに、11月7日(ドイツ文 化会館での講演会)、11月13日から21日までオーストリア大 使館で開催される史料展の予告が掲載された(袴田貴行記者 の署名入)。
 なお、これに先立ち8月24日、東京凌霜クラブで大津留教 授が今般のイベントに関する記者会見を行っている。神戸大 学卒業生はもとより、草の根の協力者として、帝劇ビル歯科 (千代田区)、レストランとかちの(同)、日本フィランソロ ピー協会(同)、神戸市東京事務所(同)、青木孝法律事務所 (中央区)、喫茶ウィンザー(同)、舞子ビラ東京営業所(同) 、都立青山高校(港区、大津留教授の母校)、たばこと塩の 博物館(渋谷区)、久野マインズタワークリニック(新宿区) 、武蔵野美術学院(美大志望者の予備校、国分寺市)等を神 戸大学東京オフィスが開拓している。

(2009.10.21)

滋賀大学教授久保英也教授(1977年経卒、前営助教授)の新著『保険の独立性と資本市場との融合』

 久保英也滋賀大学教授(1977年経卒)の新著『保険の独立 性と資本市場との融合』が、千倉書房から刊行された。定価は 、3,800円。久保教授は、前神戸大学助教授(営)、2005年商学 博士(神戸大学)の学位をとっている。本書は、水島一也神戸大 学名誉教授が責任編集する「保険学シリーズ」の第21巻目とし て発刊された。
 久保教授は、1977年神戸大学経済学部を卒業、日本生命保険 相互会社入社した。その後、ニッセイ基礎研究所上席主席研究 員(チーフエコノミスト)等を経て、2003年に神戸大学大学院経 営学研究科助教授。2007年に滋賀大学大学院経済学研究科教授 に就任、現在に至る。専門分野は、保険論、リスクマネジメン ト論、金融政策。『新・保険学』(近見正彦、高尾厚等、共著 、2006年・有斐閣アルマ)、『生命保険の新潮流と将来像』 (2005年、千倉書房)等の著書がある。
 世界の保険市場は、各国の個別性が強く、異なる経済、社会 、保険規則・監督の中で、多様な発展をとげているように見え る。しかし、注意深く観察すると国の枠組みを超え、3つの連 動性が見いだせる。これが、本書の主題となるテーマである。
 第1番目は、ミクロの連動性。1990年代の世界的な規制緩和 の流れを背景に国際的保険のコングロマリットが登場し、資本 力を生かしたM&Aを繰り返している。その中で、橋頭堡のない 国の保険市場に正面から参入している会社が目につく。このよ うな会社は、欧、米、アジアの各地域で、かつ生命保険、損害 保険、アセットマネジメントの多様な業務を展開している。
 2番目は、マクロの連動性。国により異質と考えられていた 保険市場は時間的なラグを有する。しかし、その中にも共通の 構造を見出すことができる。各国の経済発展段階や金融環境の 変化に伴う生命保険市場の基礎構造で起こる変化には共通性が あるという。したがって、この時間差を用いれば、先発国の市 場構造を参考に後発国の将来の保険市場を予測できる。また、 先発国の保険会社破綻時の市場構造を自国の市場構造と比較す ることで保険会社の健全性監督にも資することができる。
 第3番目は、保険と資本市場との連動性。信用リスクが資本 市場と保険市場(信用保険)双方で引き受けられているように、 これを伝統的な保険の対象リスクまで広げ、資本市場が引き受 けることに違和感は少ない。リスク移転の多様化が生じている 。AST(Alternative Risk Transfer)や生命保険の買取制度等、 比較的新しいテーマが、保険と資本市場との連動性という枠組 みで紹介され論じられている。

(2009.10.20)

エコノミスト誌に久々に「娘、息子の悲惨な職場」特集、小林美希さん(2000年法卒)が寄稿

 先週月曜日(10月12日)発売の週刊エコノミスト(10月20日 号)に、約1年4カ月ぶりに「娘、息子の悲惨な職場」が掲載た。
 今回(Part8)のテーマは「子どもを産めない日本」。現在は 、フリーの労働経済ジャーナリストの小林美希さん(2000年法 卒)が、エコノミスト誌に在職中に第1回の企画を立てたのがこ の企画。フリーとなってもエコノミスト誌への寄稿は続いてい る。
 今回は、小林さんがこの1年、ずっと問題視して追いかけて いた「職場流産」について提起している。タイトルは、「妊娠 しているからといって、仕事を休めず、流産した」。夜勤のシ フトに組み込まれ、残業が恒常的に続いて流産した看護師の例 等、各地の様々な現場をルポし、「職場流産」の実態を取材し てきた小林さん。「働き方が見直されない限り流産は防げず、 仕事か出産の二者択一を迫られる状況は変わらない」と語る。

(2009.10.19)

第一次大戦期 青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009 講演会・再現演奏会、展示会

 日本オーストリア交流年2009認定事業として、神戸大 学、兵庫県小野市、オーストリア大使館主催の「青野原俘虜 収容所展示会、講演会・再現演奏会 in Tokyo 2009」が 開催される。以下は、その概要。イベントは、「講演会・再 現演奏会」、「展示会」の2種類があるので、ご注意下さい。 なお、青野原俘虜収容所については、最下段の(注)参照。

講演会・再現演奏会
●日  時:11月7日(土) 開場16:30 開演17:00
●場  所:ドイツ文化会館1階OAG(オーアーゲー)ホール
(東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線『青山一丁目駅』 4番出口より徒歩10分)
●入場無料。観覧希望者は神戸大学研究推進課宛にファック スにてお申し込み下さい。
●締  切:10月30日。
●申込方法:FAX宛先(神戸大学研究推進課:078-803-5049)。 氏名、返信先(住所、FAX、e-mailアドレスのいずれか。携帯 電話は不可)、電話番号を記入の上、申し込む。
申し込みは、先着順。ご観覧いただけない場合は、その旨ご 連絡いたします。


展示会
●開催期間:11月12日(木)〜11月21日(土)(日曜日は休館)
●開館時間:11:00〜18:00 (11.21(土)は13:00まで)
●場  所:オーストリア文化フォーラム(オーストリア大使館内)
(東京メトロ南北線、都営大江戸線『麻布十番駅』徒歩10分)
●入場無料(事前申し込み不要)

【参考】神戸大学ホームページ(研究推進課 研究・地域交流企画係)
  http://www.office.kobe-u.ac.jp/crsu-chiiki/aono2009.html

(注)青野原俘虜収容所(あおのがはらふりょしゅうようじょ)
 第一次世界大戦当時、現在の兵庫県小野市、加西市(かさ いし)にまたがる青野原には捕虜(俘虜)収容所があり、 500名近くのオーストリア・ハンガリー兵、ドイツ兵が 4年4ヶ月にわたり生活していた。中国の青島を含む膠州 湾地方は1898年以来ドイツの租借地。第一次世界大戦が 始まると日本軍が、この地を攻撃、占領した。その時捕虜に なったオーストリア・ハンガリー兵、ドイツ兵は日本各地に 設置された捕虜収容所に収容された。青野原に収容されたの はその一部。

(2009.10.16)

日本経済新聞社「技術トレンド調査」(09年度第3回)で神戸大学(医)の成果が第一位

 日本経済新聞社が、2009年6〜8月に公表された主 要な研究開発成果を評価する「技術トレンド調査」(09年 度第3回)をまとめた。これによると、糖尿病の治療効果 を左右するたんぱく質を発見した神戸大学による成果が最 も高い評価(第1位 評点:10.4)を受けた。続いて、日立 製作所が開発した厚さ3ミリメートルの指静脈認証装置が 第2位(評点:10.16)。「健康」や「セキュリティー」へ の社会の関心が高く、その要請に的確に応えた成果がラン キングの上位を占めた。
 評価点で最高点を得た神戸大学の成果は、血糖値調節ホ ルモン、インスリンの分泌を促すうえで重要な働記をして いるたんぱく質「Epac2」の発見。清野進教授(医) 等は、このたんぱく質を作れない改造マウスを作り、血糖 値の降下作用が弱まることを確かめた。広く使われている 糖尿病治療薬「スルホニル尿素薬」が作用するたんぱく質 は、これまで1種類しか見つかっていない。新しいたんぱ く質の発見で、別のインスリン分泌を刺激する経路の存在 が明らかになり、糖尿病治療薬を開発する際の新たな標的 分子となる可能性があるという。以上は、10月8日付日経 産業新聞からの抄録。
 同じく10月1日付日経産業新聞には、「ウイルスの殻で 薬剤伝達」のタイトルで、神戸大学の近藤明彦教授(医)等 の成果が紹介されている。ワクチン用に開発が進む肝炎ウ イルスの殻を使って患部にだけ効率よく薬を届けられる超 微小カプセルを開発したというもの。これにより、細胞実 験でがん細胞にだけに取り込まれることが確認された。今 後は動物実験で有効性や安全性を調べ、製薬会社と組んで 実用化を目指すという。

(2009.10.15)

11月2日から神戸大学学友会クラブで、第3回KUCアートサロン小品展開催

 11月2日(月)から、帝劇ビル地下2階にある神戸大学学友 会クラブ(東京凌霜クラブ)で、第3回KUCアートサロン (Le Salon D'Art KUC)小品展が開催される。期日は、 11月20日(金)まで。ただし、土曜日・日曜日は閉館され ている。時間は、10:00〜11:30および14:00〜17:00(最 終日は14:00迄)。この時間帯以外は各種催のために一部 の作品を見ることができない。

 この小品展は、首都圏在住の神戸大学OB美術同好会 メンバー(全学部の卒業生)の作品を展示するもの。ジャ ンルは、絵画、書道、写真、工芸等多岐にわたる。

神戸大学学友会クラブ(東京凌霜クラブ)
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3の1の1帝劇ビルB2
電話:03-3211-2916
FAX :03-3211-3147
交通:JR「有楽町駅」、地下鉄三田線・日比谷

(2009.10.14)

「神戸大学工学サミット」、10月21日に学友会東京クラブで開催

 10月21日、「神戸大学工学サミット」が、学友会東京 クラブ(東京凌霜クラブ)で開かれる。この「サミット」は、 同クラブで開催される工学部同窓会東京支部総会に先立って 開催されるもの。
 下記の2つの講演がある。講演は、卒業学部を問わず誰で も参加できる。また、参加費は無料。希望者は、「学部・ 卒年・氏名」をメールにてtokyo@kobe-u.com宛申し込む。 なお、電話は、03-3211-2916

              記

日 時:10月21日(水)15:30受付開始、講演16:00から18:15
場 所:学友会東京クラブ(東京凌霜クラブ)
講 師、講演内容は、以下のとおり。

[T]神戸大学大学院工学研究科 応用化学専攻・教授 松山秀人
   「水不足問題の解決に貢献する膜技術」
<概要>
 中近東はもとより、アメリカ、中国、オーストラリア、ヨー ロッパ等の広範な地域での水不足(高い水ストレス)が予測さ れている。20世紀は「石油の時代」であったのに対し、21世 紀は「水の時代」と言われる所以。水不足を解決する手段とし ては、膜技術がその根幹をなすものといえ、膜を用いた水処理 は現在多くの関心を集めている。本講演のテーマは、松山教授 の研究室で行っている水処理のための様々なタイプの膜の作製 と特性評価。また、2007年4月、神戸大学大学院工学研究科 に日本初となる「先端膜工学センター」が設置されたが、この センターの紹介もある。

[U]神戸大学工学研究科 情報知能学専攻・教授 賀谷信幸
   「走り始めた将来のエネルギー源・宇宙太陽発電衛星」
<概要>
 本年5月成立の「宇宙法」に基づき、宇宙基本計画が取りま とめられた。この宇宙基本計画に、宇宙太陽発電衛星を開発す るための宇宙太陽光発電研究開発プログラムが設定され、5年 間の開発利用計画が明記されている。いよいよ宇宙太陽発電衛 星の実現に向け、本格的な開発が始動する事となった。本講演 のテーマは、この宇宙太陽発電衛星構想の解説、世界での開発 現況、賀谷教授等が行ってきたマイクロ波無線送電実験である 。

【参考】工学部同窓会(KTC)のホームページ
  http://homepage2.nifty.com/KTC/kobekonwa2/konwa2.html

(2009.10.13)

塩沢俊一教授(医)が「井植文化賞」を受賞

      


ご参考

 関節リウマチの病理解明で多大な貢献をしたとして、 塩沢俊一教授(医)が、第33回「井植文化賞」を受賞した 。「井植文化賞」は、文化、科学、福祉などの分野でめざ ましい活躍をした兵庫県内の個人・団体を表彰するという もの。三洋電機の創業者、故井植歳男氏(淡路島の出身) が設立した井植記念会により1973年度に制定された。塩 沢教授以外では、次の個人、団体が受賞した。

・詩人の伊勢田史郎さん(80)=神戸市兵庫区。
・兵庫県子ども会連合会=神戸市中央区。
・山頭火顕彰キンダーの会理事長、北野喜久雄さん(87)=高砂市。
・播磨学研究所事務局長、藤原龍雄さん(60)=姫路市。
・ブラジル移民100周年の記念事業に尽くした日伯協会=神 戸市中央区と関西ブラジル人コミュニティCBK=神戸市中 央区の共同受賞。

 左は、塩沢教授の著書『わかりやすい膠原病学』(2004年、 丸善出版事業部、4,700円+税)

(2009.10.09)

レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が、本日のワールドビジネスサテライト(テレビ東京系)に出演

 レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が、本日のワー ルドビジネスサテライト(テレビ東京系23時)の「FOR CASTS〜景気を語る」のコーナーに出演する。これは 、大坪社長が小谷真生子キャスターと対談する形式。
 なお、ワールドビジネスサテライトでの放映は、以下の 番組の短縮版。詳しくは、10月11日、18日放映の番組(合 計1時間)で。

媒体名 BS JAPAN
番組名 「小谷真生子のKANDAN」
放送日 2009年10月11日(日)午後11:00〜11:30【前編】予定
       10月18日(日)午後11:00〜11:30【後編】予定
番組概要 大坪社長と小谷キャスターの対談を中心として、
     レンゴー社および段ボール産業の百年の歴史、同社の
     企業戦略や大坪の経営理念等、幅広い内容がとりあげ
     られる予定。

【参考】8月26日付神戸大学学友会 同窓生ニュース「レン ゴー大坪清社長(1962年経卒)、派遣社員約1千人を正社員に して注目を集める」
  http://www.kobe-u.com/topics/2009/08.html#090826

(2009.10.08)

田中康准教授(文)の新著『本居宣長の大東亜戦争』

      


ご参考

 ぺりかん社から、田中康准教授(文)の新著『本居宣 長の大東亜戦争』(定価4,800円+税)が刊行された。本書 は、同じくぺりかん社から出版された『本居宣長の思考法』 (2005年)に続く著作である。本居宣長(1731〜1801)が近代 日本思想史に残した足跡は極めて大きい。しかし、中には負 の遺産もあるとも言われている。アジア太平洋戦争の当時に は特にひどかった。宣長の自讃歌「敷島の大和心を人問はば 朝日に匂ふ山桜花」は「愛国百人一首」の一首に撰ばれ、武 士道精神を象徴する歌として解された。神風特別攻撃隊の名 称(敷島隊・大和隊・朝日隊・山桜隊)もこの歌からとられ た。戦死を美化する具として使用されたのだ。宣長は「日本 精神」の権化とされ、大東亜共栄圏統一の理論的根拠とされ てしまった。
 著者は、以上のような考え方は近代日本が構築した宣長の 「虚像」であるという立場に立つ。 宣長は誤読・曲解され、 拡大解釈されて、戦争讃美の具として機能してしまったとい うのである。本書は言説が時局に利用され曲解されるシステ ム、宣長の実像が歪められて受容されるメカニズムを検証し 、近代日本思想史において果たした宣長の役割を解明するこ とを目標としている。本書は、10月2日付週刊読書人紙で、 東京外国語大学非常勤講師友常勉紙が丁重な書評を寄稿する 等話題を呼んでいる。

(2009.10.08)

神戸大・中国地質大学合同学術登山隊、カンリガルボ山群の未踏峰登頂に挑戦

 ヒマラヤ山脈の東、中国とインドの国境付近に位置す るカンリガルボ山群の未踏峰(推定標高6,708メートル)登頂に 神戸大学と中国地質大学(武漢)との合同学術登山隊が挑む。 実行委員長は、山形裕士・神戸大大学院教授(農)。神戸大 は、2003年に同山群への登山隊派遣に踏み切り、最高峰の ルオニイ峰(6,884メートル)の世界初登頂を目指した。し かしながら、登山ルートを開くことができず断念したという 経緯がある。今般は新メンバーで別の峰に狙いを定めて約 2年がかりで準備を整え、未知の世界を目指す。隊員7人の 壮行会が、9月26日に神戸大学で開かれた。以上は、9月22日 、27日の朝日新聞、神戸新聞から。
 神戸大学では、1986年チベット学術登山隊を組織して、 当時未踏峰では世界第2位の高さを誇ったクーラカンリ峰 (7,554メートル)の初登頂に成功したという実績がある。 同時に多くの学術成果をあげた。これを機に神戸大学と中国 の登山・学術交流を発展させてきた1988年には、中国地質 大学との合同で四川省のチェルー山(6,168メートル)の登 頂に成功している。

(2009.10.06)

神戸大フットサル部、順天堂大学を2−1で破り全国優勝

 全国から12チームが出場したフットサルの第5回全 日本大学大会(8月27〜29日、大阪・舞洲アリーナ)で、 神戸大フットサル部(関西第2代表・兵庫)が、決勝で順 天堂大学(関東第1代表・千葉)を2−1で破り、“2連覇” を遂げた。単独チーム「神戸フォルサ」として挑んだ昨年 に続く連覇。今春、学内二つの体育会フットサル部が合併 した神戸大はしぶとく勝ちあがった(9月19日付神戸新聞)。

(注)フットサルとは(Wikipediaによる)
 フットサル(Futsal)は、基本的には室内で行われるサッ カーに似て非なる競技。長らく非公式に行われ統一ルール が存在しなかったが、1989年に国際サッカー連盟(FIFA)が フットサルも管轄することになり、1994年には世界共通の 統一ルールができた。
 サッカーを表す「f?tbol(スペイン語)」、「futebol(ポ ルトガル語)」と、室内を表す「sal?n(スペイン語)」、 「sal?o(ポルトガル語)」の合成語。

(2009.10.02)

東京海上日動火災保険木村岩雄人事企画部長(1981年経卒)、就活を語る

 9月20日に刊行された森健編『就活って何だ 人事 部長から学生へ』(文春新書、740円+税)に、東京海上 日動火災保険木村岩雄人事企画部長(1981年経卒)が登 場、就職活動についてのアドバイスをしている。以下は、 その抄録。
 全国型採用(総合職)においては一万人近い学生から応 募を受けているが、極力エントリーシートだけで判断する のは避けている。エントリーシートのみでは、学生の真の 姿が分からないから。
 いまの学生は、昔と違って情報量が膨大。そのため、「 机の前にいればほぼ何でもわかる」といった錯覚に陥って しまう。しかし、汗を流し自分自身の力で情報を取りにい く方がよほど“気づき”を得られるチャンスがある。また 、他の学生とは違う発見があるものだ。
 木村部長は、神戸大学学生時代は少林寺拳法部に所属。 初任地は和歌山支社だった。5年後長野支店に異動、本店営 業企画部等を経て2008年から現職。大企業への就職希望者 は、本書を購入(立読)するなどして各社の人事部長の考え 方を知っておくと良いだろう。

(2009.10.01)

海事博物館(深江キャンパス)で戦時徴用船公開講座、「戦前・戦後のポスターに見る日本商船」テーマの展示会も開催中

 10月3日から海事科学研究科が主催、海事博物館 共催の公開講座が開かれる。本講座は、海事博物館所蔵 の貴重な資料を活用し、博物館のもつネットワークを活 かして多彩な講師陣がそろっているのが特色。

講義日程・題目・講師
1. 10月3日 (土) 13:30 〜 15:00
 「戦時徴傭船の展開と被害の実態解明」
  宮本三夫氏-(財)日本殉職船員顕彰会推薦海運研究者
2. 10月10日 (土) 13:30 〜 15:00
 「沖縄の学童疎開船「対馬丸」」
  ゆたか・はじめ氏-エッセイスト
3. 10月17日 (土) 13:30 〜 15:00
 「日本商船隊の壊滅と経緯について」
  宮田幸彦氏-拿捕船研究委員会
4. 10月24日 (土) 13:30 〜 15:00
 「海底に見た戦場の現場」(遭難当時そのままの商船隊の姿)
  吉村朝之氏-(有)アアクエイトテレビ 代表取締役
5. 11月 7日 (土) 13:30 〜 15:00
 「高砂丸の奇跡とその時代背景」
  菊池寧氏-(株)商船三井 広報室社史担当

詳細は下記参照。
 http://www.kobe-u.ac.jp/info/exlecture/list/maritime-H21_02.htm

 神戸大学海事博物館は定例の「海の日」記念事業とし て、7月17日から10月31日まで、海と船の企画展「戦前 ・戦後のポスターに見る日本商船」を開催している。今 回の展示は、館所蔵の山田早苗コレクションから「船舶 行動記録」、仲島忠次郎コレクションからポスター、こ れまでに寄贈を受けた模型船、上田毅八郎画伯の徴用船 絵画等をベースに、第二次世界大戦前後の「商船」盛衰 の歴史をポスター等で紹介するもの。入場は無料、開館 は、月・水・金の13:30〜16:00、ただし、10月12日(祝 日)は休み。詳細は下記参照。
 http://www.kobe-u.ac.jp/info/event/e2009_07_17_01.htm

(2009.09.30)

10月11日に神戸市長選挙告示、3人の神戸大学卒業生が立候補

 神戸市長選挙は、10月11日に告示、10月25日 が投票日となっている。現職で、三選を目指す矢田達 郎市長(69)に対して、ウェブ制作会社アイ・エム・ ジェイ樫野孝人顧問(元社長)が立候補を決めている 。また、共産党からは松田隆彦兵庫県委員会書記長(50) が40年ぶりの立候補を表明している。
 この三人の候補者は、以下のように何れも神戸大学 卒業生である。

 矢田達郎氏(69) 1963年営卒
 樫野孝人氏(46) 1986年経卒
 松田隆彦氏(50) 1981年理卒

(2009.09.29)

大阪府立大学堀江珠喜教授(1982年文博修了)、次々と著書を出版

      


ご参考
      


ご参考
      


ご参考

 大阪府立大学堀江珠喜教授(1982年文博修了)が、 この7月から10月にかけて、硬軟合わせて3冊の著書を 出版した。

 10月5日に出版が予定されているのが、『いい加減 な人ほど英語ができる』(祥伝社新書、定価760円+ 税)。日本人は真面目すぎる。だから、英語を学ぶと している。しょせん、英語なんて道具のひとつ。もっ ときらく気楽に、不真面目に遊びながらやればいい。 これが本書が勧める英語学習法である。著者の英語教 育の体験を踏まえたユニークな本。目次を見ると、「 和文英訳はするな」、「英会話本はナンセンス」、「 発音より大声」等、ちょっと惹かれる見出しが並ぶ。



 9月30日付で出版が予定されているのがフランス語 からの翻訳書『オスカー・ワイルドのコント集 白鳥の 歌』(アートダイジェスト、1,900円+税)。原著者は Guillot de Saix(ギヨ・ド・セ)、オスカー・ワイルド が、サロンなどで語ったコントをフランス人のワイルド 研究家でワイルド関係資料の収集家である原著者が 1942年にフランス語で刊行した。堀江教授の手により、 本邦初訳が出版されることになった。本書の奥付には、 著者の軟らかい分野の著作は一切出てこない。『ワイル ドの時代 ー世紀末風俗雑和』(TCA出版)ほか3冊のワ イルド関係の著作がリストアップされている。極めて硬 く、そして真面目で、専門的な本である。




 7月20日付で出版されたのが『寝取られた男たち』( 新潮新書、定価720円+税)。『源氏物語』、『アンナ・ カレーニナ』等古今東西の文学作品や身近な話題を材料 に“妻に浮気された夫”を題材に薀蓄を傾ける。硬軟両 刀使いの著者の“軟”の分野の著作である。なお、新設 間もない神戸文学館では、最近堀江珠喜教授の業績に着 目、オスカー・ワイルド関連の著作を纏めて5冊を、同 館のコレクションに加えた。

(2009.09.28)

柳広司さん(法卒)の新著『ダブル・ジョーカー』

      


ご参考

 戦前の陸軍に設けられたスパイ組織「D機関」が活躍する 『ダブル・ジョーカー』(角川書店、定価1,500円+税)が話題を 呼んでいる。9月15日付読売新聞のエンターテイメント欄に、 他の3冊(薬丸岳『悪党』等)とともに紹介されている。『ダブ ル・ジョーカー』の著者である柳広司(やなぎ・こうじ)さん は、1967年三重県の生まれ。神戸大学法学部の卒業生(但し、 卒年は不明)。本書は、5篇で構成される。最初の4編は、月刊 誌「野生時代」に分割連載されたもの。これに書き下ろし1篇を 加え単行本化されたもの。
 柳さんのデビュー作は『黄金の灰』(2001年)。2008年に刊行 した『ジョーカーゲーム』は、吉川英治文学新人賞、日本推理 作家協会賞をダブル受賞した。

(2009.09.25)

主婦4年、再就職し社長に。中川順子野村ヘルスケアサポート&アドバイザリー社長(1988年文卒)

 9月14日付日経紙夕刊コラム「キャリアの軌跡」に、野村 ヘルスケアサポート&アドバイザリー中川順子社長(1988年文 卒)が紹介されている。中川さんは夫の海外転勤をきっかけに退 職。帰国を機に野村証券時代の上司に誘われ医療法人の経営や事 業継承を支援する今の会社に2008年1月に入社、3ヵ月後に社長 に就任した。
 中川さんは、神戸大学卒業後野村証券に入社する。社会学専攻 だったので金融は素人同然。1992年に投資銀行本部に移ってか らは「何を言っているのか分からない」と知識不足を実感する。 そんな時、課長から「知識は覚えるものではない。使うものだよ」 とアドバイスを受けた。これがきっかけで「仕事を通じて学んでい けばいいんだ」と頭を切り替え、攻めの姿勢へ転換する。後方支援 に徹して、数千億の資金調達から数億円の案件まで幅広く成功につ なげた。新しい職場は、以前とは分野は変わっている。しかし、仕 事の姿勢は変わらない。「謙虚な姿勢に自信が見え隠れする」と、 コラムは結ばれていた。

(2009.09.24)

京都大学山中伸弥教授(1987年医卒)、ラスカー賞受賞

 iPS細胞研究の京都大学山中伸弥教授が、ラスカー賞を受 賞する(9月15日付各紙)。これは、米ラスカー財団が9月14日 に発表したもの。今年のラスカー賞の基礎医学部門に、さまざま な組織に変化するiPS細胞(人工多能性幹細胞)をつくった京都 大再生医科学研究所の山中伸弥教授、英ケンブリッジ大のジョン ・ガードン氏が選ばれた。ラスカー賞は米国で最も権威がある医 学賞で、受賞者の2割以上がノーベル賞を受けている。授賞式は 10月2日にニューヨークで開かれる。
 山中教授は06年、マウスの細胞の核に特定の遺伝子を導入する 方法で、ふつうの細胞に多能性をもたせることに成功した。07年 には人間でも同様のiPS細胞づくりに成功している。この成果に より、患者の皮膚などの細胞から治療に必要な組織をつくって、 移植する「再生医療」実現への道が開けた。西塚泰美(にしづか やすとみ、1932-2004)元神戸大学学長も、1989年にラスカー 賞を受賞している。なお、ラスカー賞受賞の日本人は山中教授が 6人目。

【参考】神戸大学ホームページ(2008年4月8日、神戸大学入学 式で講演する山中伸弥教授、講演内容)
  http://www.kobe-u.ac.jp/info/messages/m2008_04_08_yamanaka.htm

(2009.09.18)

姫路競馬場に洪水調節池、船場川河川整備計画検討委(委員長:藤田一郎・神戸大(工)教授)が検討

 2004年・台風23号による豪雨で、姫路市中心部を流れる船 場川があふれ、179戸の浸水被害が出た。これを受け兵庫県が、 姫路競馬場に貯水量12万トンの洪水調節池を造ることを決定した 。レーストラック内側の芝生広場2.5ヘクタールを深さ8メート ル(最大水深7メートル)まで掘り下げる。本年度から概略の設計 に入り、都市型のゲリラ豪雨に威力を発揮することになろう。完 成は2015年を目指す。
 この計画は、河川工学や生物の専門家、流域住民ら18人でつ くる船場川河川整備計画検討委員会(委員長:藤田一郎・神戸大( 工)教授)により当時の雨量をもとに策定された(9月9日付神戸新 聞)。

(2009.09.17)

中島良能さん(1963年営卒)、「魔笛」を指揮 9月26日・27日 大和市生涯学習センターホールで

 9月26日(土)・27日(日)両日、「大和シティオペラ・ 白鳥会 第10回記念オペラ公演」が、神奈川県大和市の生涯 学習センターホールで行われる。演目は、モーツアルトの歌劇 「魔笛」。湘南エールアンサンブルを指揮するのは、中島良能 さん(1963年営卒)、プロの指揮者だ。
 以下は、公演の概要。

 9月26日(土) 14時30分開演
 9月27日(日) 14時30分開演
 入場料:前売 3,500円(当日:4,000円)
 問い合わせ:090-4624-7094
         090-6194-0208

 中島さんは、神戸大学在学中は、オーケストラ(神戸大学交響 楽団)の指揮者をつとめ、卒業後は日本IBMに勤務する。53歳 の時に日本IBMを退職、桐朋学園大に学び指揮者に転身したと いう異色。日本とヨーロッパで指揮者として活躍を続けている( この項2008年12月16日付読売新聞より)。

(2009.09.16)

市田良彦教授(国際文化)が、ベネズエラのチャべス大統領と対面

 9月15日付東京新聞のコラム「こちら特報部」による と、市田良彦教授(国際文化)等5人が、8月下旬にベネズエ ラのチャべス大統領と対面した。チャべス大統領は、「反米の 旗手」、「独裁者」と評されていて、国連総会の演説等で物議 をかもしていることで知られている。
 チャベス大統領は、今年の4月に訪日。その際に、「日本の リベラルな知識人と話したい」と発言、これが今回の会見とな った。チャべス大統領の印象として、「実像は『田中角栄』の ような古い型の政治家では。ただ、人事面では独裁的な一面も あるようだ」と語っていた。

(2009.09.15)

「Mitsui V-Net」(三井ボランティアネットワーク事業団ニュースレター)最新号から

 三井ボランティアネットワーク事業団のニュースレター 「Mitsui V-Net」VOL.42(9月1日発行)の第1面に、神戸大学 留学センター長の中西泰洋教授の講演録が掲載されている。 演題は「留学生との交流を通して」というもの。以下は、その 抄録。
 神戸大学には70以上の国々から1,000名を超える留学生が 学部・研究科に在籍している。約3割が国費留学生(文部科学 省の奨学金受給者)で、残りの約7割が私費留学生である。そ の私費留学生の内、約5割が何らかの奨学金を受けている。宿 舎については全体の約4割の留学生が大学寮等の公的な宿舎に 入居している。私費留学生の大半は母国では、経験したことの ないアルバイトをしながら、生活を営んでいるのが実情。
 留学生センターは、留学生を対象とした日本語日本文化教育 ならびに修学・生活上の相談指導、学内外における国際交流の 推進、日本人学生に対する留学相談指導を業務としている。現 在、中西教授は、日本語日本文化教育を担当し、中上級レベル (日本語能力試験2級程度)以上の日本語能力を持つ留学生を対 象とした授業科目(「読解」「作文」「漢字・語彙」等)を受 け持つ。また、国際文化学研究科の博士前期・後期課程の専門 教育である日本語教育学に関する授業と院生の研究指導を行っ ている。
 留学生にとって、日本の会社事情を知り、また日本企業で働 く体験を持つことを望んでいる。その意味で、三井ボランティ アネットワーク事業団の会員による留学生との交流は心強い限 りと思っている。
 なお、「Mitsui V-Net」VOL.42の別のページには、内田春 樹さん(1955年経卒、三越OB)が登場、フランスの物理学者や 、中国女性のOさんとの1対1の交流体験を語っている。内田 さんは、完全に仕事を離れた2007年から、三井ボランティア ネットワーク事業団の活動に参加したという。

(2009.09.14)

蓑原俊洋教授(法)が、新政権に関して発言(9月4日付毎日)

 9月4日付毎日新聞に、蓑原俊洋教授(法、日米政治外 交専攻)が登場、衆院選挙後に発足する新政権に関して発言 している。タイトルは「新政権にまずはお手並み拝見の米政 権 個別問題に固執しすぎて大局見失うな」というやや辛口 。以下は、その抄録。
 まず認識しなければならないのは、米国は新政権に対しさ して期待していない。米国から見た民主党とは、反自民の一 点を除けば一体感を欠いた集団であり、そのもろさは選挙戦 のなかで政策のぶれによって露呈された。まして、外交・安 保に対する見解が異なる社民党と連立を組むのでは、新政権 の政策実行力にすぐ疑問符が付く。そこで米国はまずはお手 並み拝見という姿勢を取るであろう。
 蓑原俊洋(みのはら・としひろ)教授は、19米カリフォル ニア州出身の日系人で、71年の生まれ。神戸大学大学院博士 課程修了。著書に『排日移民法と日米関係』、『日米関係史 』(共著)がある。

(2009.09.11)

野口武彦名誉教授(文)が衆院選挙に関して江戸時代との比較で論評

 衆院選挙の結果が出て間もない9月3日付読売新聞に、 文芸評論家の野口武彦名誉教授(文)が登場、「歴史が教え る政権交代」という連載コラムの2番バッターとして「民主 党は改革者になれるか、“世直し”空約束は命取り」のタイ トルで、政権交代を語っている。政治に対する国民の不満を 吸い上げた民主党。しかし、マニフェストで掲げた政策を実 行する能力があるのかに不安が残る。「真の改革を実現する には、何が必要か」。この点に関して、幕末の歴史に詳しい 文芸評論家、野口武彦名誉教授が登場したもの。以下は、そ の抄録。
 今般の政権交代劇を、1867年(慶応3年)に江戸幕府15代 将軍の徳川慶喜が統治権を天皇に返した「大政奉還」になぞ らえる向きがある。選挙前の6月に行われた自民党代議士会 で、麻生首相に「自民党はこの際、『大政奉還』を決断すべ きだ」と要求した議員もいたという。しかし、明治維新は、 徳川幕府から新政府に政体が移ったいわば「革命」だ。今回 の選挙結果は、国の統治形態が変わるわけでない。あえて、 江戸時代の歴史に例えるなら、11代将軍、家斉の死後に老中 の水野忠邦が行った「天保の改革」(注)に当たるのではな いか。
 現代社会は、天保期と同じく内憂外患を抱えている。国は 巨額の財政赤字を抱えている。一方、都市と地方の格差は拡 大し、北朝鮮の核開発や中国の台頭に対応を迫られている。 今回の選挙で、国民はとにかく変化を求めた。世直しを求め たのに近い。民主党は何か一つ腹をくくり、本当に国民の得 になることをやり遂げてほしい。

(注)天保の改革
 老中の水野忠邦(1794〜1851年)が1841年、幕府財政難と 異国船の出没など海外情勢の緊迫化を受けて始めた。商業の 発達で華美になった江戸を倹約令で引き締め、一方、人口が 中央に流出し荒れた地方の農村を立て直すため帰郷を促す「 人返しの法」を出した。物価を下げるため都市の商業を独占 する大商人らが作る株仲間を解散させ、国防強化を狙って江 戸や大阪周辺を直轄領にする「上地令(あげちれい)」なども 発表したが、急進的な内容に反発は強く、忠邦は失脚、2年 余りで終える。

(2009.09.10)

衆院選挙に関する五百旗頭真名誉教授(法)の発言から

 衆院選挙の直前の8月26日、五百旗頭名誉教授(法)、 東京凌霜クラブ久しぶりに来訪。同クラブで開かれた「神 戸大学大学院修了、防衛省幹部三氏、昇格祝い会」への出 席が目的だった。三氏はいずれも防衛大学卒業生で、神戸 大学大学院工学研究科に学んだ方々。五百旗頭名誉教授は 、選挙直後にマスコミに登場、所見を述べる機会が多かっ た。
・衆議院議員選挙直後の9月1日付日本経済新聞に「衆院選  有識者座談会」の記事が掲載された。今回の選挙で「民 意は何を示したのか」「」政権交代を実現した民主党の仮 題は何か」が、主要なテーマ。出席したのは五百旗頭真防 衛大学校長(神戸大学名誉教授)、茂木友三郎キッコーマン 会長、田中秀征元経済企画庁長官。以下は、五百旗頭名誉 教授の発言の抄録。
(今回の選挙を)何十年後に振り返ると、日本政党史上、 画期的な選挙だったと見られるようになる。(非自民連立 の)細川内閣は自民党が第1党だった。安定基盤を持たない 脆弱さが国民を幻滅させた。308議席を獲得している民主 党はやり方次第でいい仕事ができる。今回の選挙から本当 の意味での二大政党制が始まると思う。・・細川政権の時 に、自民党はスキャンダルを追及した。この手は慎んだほ うがいい。
・9月5日付朝日新聞に五百旗頭真名誉教授の、「政権交代 」に関する論考が掲載された。以下は、その抄録。ここで は、1920年(大正9年)の原敬内閣の礼などをひいて、今回 ようやく実現した政権交代であるとして、民主党は「論功 行賞人事やお友達内閣を避けるべき」「マニフェストの実 行については優先順位をつけよ」と忠告する。また、自民 、民主両党とも「スキャンダルの暴きあい等品格に欠けた 行いをするな」という趣旨の指摘もしていた。一方、野に 下った自民党は、政策の勉強や人材の準備が必要とも説く。

(2009.09.09)

和田進教授(発)、総選挙を語る

 神戸新聞が、衆議院選挙を直前に控えた8月25日 から「総選挙インタビュー 選択の意義」のタイトルで 連載を開始した。その8月29日付第5回(最終回)に和田 進教授(発、憲法学)が登場、「国民が平和の問題につい て無関心なようで、心配している」と、最近の心境を述 べ、主として憲法9条問題を中心に所管を述べている。 以下は、その概要。
 日本は今後、憲法9条の改正を通じて軍事力を増強し、 米国との同盟関係を深めるべきか。それとも、憲法9条を 守り、世界唯一の被爆国として、オバマ米大統領の登場 で動き始めた核兵器廃絶への動きをリードすべきか。憲 法改正の手続きを定める国民投票法の施行を来年5月に 控え、総選挙は、今後数十年間のわが国の方向性を定め る分岐点となるだろう。
 2007年の参院選では、当時の安倍晋三首相が10年に 憲法改正することをマニフェスト(政権公約)に掲げた が、自民大敗で頓挫した。今回の総選挙は国民生活の安 定が最大のテーマ。選挙後すぐに改憲に向けた流れが動 き出すとは考えにくい。しかし、今回選ばれる衆議院議 員が、具体的な憲法改正発議にかかわる可能性はある。

(2009.09.08)

山家悠紀夫さん(1964年経卒、暮らしと経済研究室主宰)、総選挙を語る

 神戸新聞が、衆議院選挙を直前に控えた8月25日 から「総選挙インタビュー 選択の意義」のタイトルで 連載を開始した。その第1回目に暮らしと経済研究室を 主宰する山家悠紀夫(やんべ・ゆきお)さんが登場、「 構造改革路線と決別を」と主張している。山家さんは、 神戸大学経済学部卒業後第一銀行入行した。第一銀行は 日本勧業銀行と合併。その後第一勧銀総合研究所に移り 、1994年に専務理事に就任した。2001年から2004年に は、神戸大大学院経済学研究科教授をつとめる。著書に 『“構造改革”という幻想」(岩波書店)、『“痛み” はもうたくさんだ!』(かもがわ出版)。以下は、その概 要。
 格差や貧困が浮上したのは1998年。2万人台だった自 殺者が突然3万人を超え、以後は横ばい。右上がりだっ たサラリーマンの給与も、減少に転じた。橋本内閣が始 め、小泉内閣が進めた構造改革の結果だ。バブル崩壊後 の不景気は、株価や地価の下落、消費低迷など「需要」 の側に問題があった。だが、多くのエコノミストや経済 界は「供給」側の企業に問題があるとの見立てをした。 「企業が活力を失っているから、もうからない。この構 造を改革すべし」という主張だ。そこで政府は、企業に 自由に活動させるため規制緩和を進める。大企業が安価 で使いやすい労働力を確保できるように、製造業に労働 者派遣を認めた。また、経済活動に干渉しない「小さな 政府」を目指し、郵政などを民営化した。医療費の本人 負担を上げるなど社会保障をスリム化した。財政再建を 旗印に、地方交付税も削減した。
 “構造改革”の結果はどうか。企業の経常利益は27兆 8000億円(1997年)から53兆5000億円(2007年)に倍増 した。半面、民間サラリーマンの平均給与は年収467万 円(1997年)から437万円(2007年)に減少してしまった。

(2009.09.07)

神戸高工廣田精一初代校長が、1914年に創刊した電気雑誌「OHM」が、6月で1200号。11月で95周年。

 1914年(大正3年)、廣田精一神戸高工初代校長 が前任の東京電機学校時代に、電気雑誌「OHM」を 創刊した。2009年6月号に雑誌「OHM」は、丁度 1200号記念号を発行した。更に11月1日には創刊 95周年を迎える。ちなみに、発行元のオーム社は、 東京電機学校(東京電機大学の前身)の出版部から生 れたもの。設立と同時に「OHM」を発行した。この 時期は、丁度電力技術の勃興期にあったという。
 神戸大学工学部の前身校である神戸高等工業学校(神 戸高工)。その初代校長(1921年就任)の廣田精一氏は 、扇本眞吉氏とともに電機学校の創立者の一人であった 。オーム社の社名は、電気抵抗の単位「オーム」に由来 する。また、広田(H)、扇本(O)とともに創業に携わ った教頭丸山(M)莠三の三氏の頭文字がたまたまO、H 、Mとなる“奇遇”も重なったともいわている。

【参考】オーム社の沿革については、下記参照。
   http://www.ohmsha.co.jp/ohmgrp/history.htm

 なお、神戸高工廣田精一初代校長やオーム社のエピソー ドについては、昨年3月に神戸学術事業会から発行(六甲出 版販売発売)された『ビジュアル版 神戸大学物語』に所 収の「廣田精一神戸高工校長エジソンと会見」(54ページ )を参照。


 本書の詳細、またはご購入については、神戸大学学友会 ホームページhttp://www.kobe-u.comのPLAZAを参照 してください。なお、全国の一般書店からの取り寄せも 可能です。

(2009.09.04)

元南海放送アナウンサー永江孝子(1983年法卒)さんが衆議院選挙四国比例区で当選

 南海放送(本社:愛媛県松山市)の人気アナウン サーだった永江孝子(1983年法卒)さんが、8月30日 投票の衆議院選挙に立候補、四国比例区で当選した 。
 永江孝子(ながえ・たかこ)さんは、松山市の出 身。愛媛県立松山東高校を経て神戸大学法学部に進 む。大学では落語研究会に所属していた。卒業後南 海放送に入社する。報道技術本部局次長兼放送部長 を歴任の後、今般の選挙で愛媛1区で民主党から立 候補した。安倍内閣の元官房長官塩崎恭久氏に僅差 で破れ次点となり、比例四国ブロックで当選した。

【参考】永江孝子さんのホームページ
   http://www.nagae-takako.jp

(2009.09.03)

三品和広教授(営)がコーディネーター、組織学会50周年記念事業で

 組織学会の50周年記念事業として、「ミニ・ コンファレンスシリーズ」が開かれる。その第一回 「実践的戦略論」は、9月14日の開催。このイベン トは、三菱地所が協力体制を組んでおり、丸の内の ビジネス街には、三品教授の写真入りの多数チラシ が配備されていた。以下は、その概要。

●コーディネーター  三品 和広 (神戸大学)
●パネリスト       浅羽 茂  (学習院大学)
             岡田 正大 (慶應義塾大学)
             楠木 建  (一橋大学)

日 時:2009年9月14日(月)19:00〜20:30
    開場:18:30、閉会:20:30
参加費:組織学会会員 1,000円・一般 2,000円
   (事前申込不要、当日会場にて支払。先着100名)
会 場:コンファレンス・スクエア・エムプラス1階 サクセス
   東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル1階
   (JR「東京駅」丸の内南口から徒歩3分)
   TEL:03-3282-7777 (地図:http://www.marunouchi-hc.jp/emplus/access/index.html参照)

概要(「実践的戦略論」の広報用チラシから。原文のまま)
 経営学者は、一般に何処に就職するか未定の学生を 対象に講義をすることに慣れています。MBAのように 既に企業で働く人たちを相手にする場合でも、多種多 様な業界から学生は集まってきます。それゆえ、いつ 、どこでも役に立つ戦略論、または抽象度の高い戦略 論を学者は語るわけです。こうした戦略論は汎用性が 高いという利点を持つ一方で、特定の状況に応用する となると難しさが残ります。実践的戦略論とは、この ギャップを埋めようとする戦略論の側からのアプロー チの総称とお考え下さい。当日は、現在戦略的決断が 迫られている具体的2社を例に取り上げ、各パネリス トにいかに戦略を考えたらよいか、どのような戦略案 を提案するのかを議論していただきます。応用は戦略 論のユーザーが自らの責任において行うものと割り切 る立場とは一線を画す論者たちが、どのようなアプロ ーチをとるのか見ていただいて、実務家の皆さんに参 考にしていただければ幸いです。

問合せ先:特定非営利活動法人 組織学会 事務局
TEL:03-5220-2896(平日11時〜16時) FAX:03-5220-2968

(2009.09.02)

神戸大学病院櫨木暢子医師が、成功率高い禁煙補助薬について語る

 8月15日付神戸新聞に、成功率高い禁煙補助薬 についての話題が掲載された。この7月から、JR西日 本の多くの駅ホームが禁煙となった。路上、タクシー 、特急列車など、たばこが吸えない空間は増える一方 。肩身が狭くなり、健康への影響も考えて、たばこを やめる愛煙家は多いに違いない。そんな中、禁煙をサ ポートする新しい飲み薬の使用が広がっている。
 「不思議と吸いたい気持ちが起こらなかった。想像 以上にスムーズにやめられた」といった感想が寄せら れているのが、「バレニクリン」(商品名チャンピッ クス)。昨年5月に発売された新しい禁煙補助薬だ。 従来型のパッチやガムは、たばこの成分のニコチンを 補充し、吸えないイライラを抑える。これに対しバレ ニクリンは、まったく別の働きでニコチンを含まず、 内服すると成分が脳神経に働きかけ、喫煙した気分に させる。たばこをまずく感じさせる作用もあり、「禁 断症状」を抑えて禁煙へと導く。
 標準で5回の通院が必要で、3ヵ月での完全禁煙を 目指す。臨床試験では禁煙成功率は6割以上。神戸大学 病院でも今年3月までに14人がこの薬での治療を受け、 約3分の2が成功したという。費用は保険が適用される と約18,000円。たばこ約60箱分でニコチンパッチでの 治療より6,000円ほど高額。しかし、成功率もやや高 いとされている。また、ニコチンは血管を収縮させる 作用があるため、心筋梗塞や脳梗塞など血管の病気の 患者は、従来のパッチなどが使えなかった。しかし、 バレニクリンなら使用でき、「画期的な薬」と神戸大 学病院の禁煙外来担当の櫨木(はぜき)暢子医師は語っ ている。

(2009.09.01)

旧三商大OB男声合唱団交歓演奏会、東京・大田区民ホール・アプリコで開催

 旧三商大OB男声合唱団交歓演奏会が、11月 29日に東京・大田区民ホール・アプリコで開催され る。本演奏会は今回で4回目。前売りチケットは、 東京凌霜クラブで販売している。詳細は、下記のと おり。

            記

開催日:2009年11月29日(日) 13時15分開場 14時開演
会 場:東京都 大田区民ホール・アプリコ:大ホール
   JR、東急線 蒲田駅東口より徒歩3分
入場料:東京凌霜クラブで前売り券を1,000円にて発売中
    電 話:03-3211-2916,FAX:03-3211-3147
    E-mail: :tokyo@kobe-u.com
演 奏:神戸大学OB合唱団(六甲男声合唱団)
    大阪市立大学OB合唱団(南澪会合唱団)
    一橋大学OB合唱団(マーキュリー・グリー・クラブ)
演奏曲目:・神戸大学OB合唱団
      ドヴォルザーク作曲 福永 陽一郎編曲
      「男声合唱とピアノのためのジプシーの歌」
      指揮 井上 和雄  ピアノ 島崎 央子
     ・大阪市立大学OB合唱団
      佐藤 真作曲
      「男声合唱のための組曲 旅 」
      指揮 三栖 隆  ピアノ 石幸 千照
     ・一橋大学OB合唱団
      「ウィーンの歌」
      指揮 永井 宏  ピアノ 中野 マリ
     ・合同演奏
      清水 脩作曲
      「男声合唱組曲 月光とピエロ」
      指揮 永井 宏

 「神戸大学OB合唱団」は、東西の六甲男声合唱 団が主体となり、関西より約40名、東京から30名( 六甲男声合唱団)の総勢約70名のメンバーで構成さ れている。

以 上

(2009.08.28)

シリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)の新著『白い紙』刊行

      


ご参考

 第108回文学界新人賞(文藝春秋社主催)を受 賞したシリン・ネザマフィさん(2006年自然科学 研究科修了)の新著『白い紙』が、文藝春秋社から 刊行された。定価は、1,238円+税。この本には、 戦争下の学生の恋を描いた青春小説「白い紙」(文 学界新人賞受賞、芥川賞候補作品)及び2006年に第 4回留学生文学賞を受賞した小説「サラム」が収録 されている。
 シリン・ネザマフィさんは、テヘラン(イラン) 出身で、来日して9年余り。神戸大学情報知能工学 科卒後、神戸大大学院自然科学研究科修了。現在は 大手電機メーカーにシステムエンジニアとして勤め ている。

(2009.08.27)

レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、派遣社員約1千人を正社員にして注目を集める

 7月26日付神戸新聞の「関西企業トップスト ーリー」欄に、レンゴー大坪清社長(1962年経卒) が登場。テーマは、派遣社員約1千人を正社員にし て注目を集めたことなどである。
 創業100周年を迎えた今年4月、レンゴーの大坪 清社長は、工場の派遣社員約1千人を正社員にして 注目を集めた。「派遣切り」が進行する中、美談の ように報じられた。しかし、「なぜ騒ぐのか」と大 坪社長は首をかしげる。
 「マスコミも経済界も過剰反応ですよ」と大坪社 長。そもそも、派遣労働者が一斉に契約満了となる 「2009年問題」に対応する必要があった。尼崎や 青森など各地の工場で、派遣社員は正社員と同等に 働いている。「差をつけるべきではない」大坪社長 は考えた。持論だった均等待遇を実現しようと、転 勤可能な「ナショナルスタッフ」と転勤しない「ロ ーカルスタッフ」の賃金体系をつくり正社員化をは かった。「現場の士気が上がり、工場の機械の音ま で違って聞こえた」という。「正社員化で4〜5億 の出費ですが、6月までの3ヵ月で製品のロス率が 10%も改善し、お釣りがくるほど」とその成果は大 きい。
 大坪清社長は1939年大阪府豊中市の生まれ。神 戸大学(経)卒業後、1962年に住友商事入社。紙パ ルプ部門を歩み、海外勤務が長い。同社常務、副社 長を経て、2000年6月にレンゴー社長に就任した。 全国段ボール工業組合連合会理事長、関西生産性本 部会長などをつとめる。経済界の論客としても知ら れる。

(2009.08.26)

神戸大学が第二位 法科大学院修了者の新司法試験合格率

 週刊ダイヤモンド誌(8月29日号)に、法科 大学院修了者の新司法試験合格率ランキングが掲 載されている。これによると、神戸大学の合格率 は75.0%で、一橋大学(76.7%)に続いて第二位の 座を占めた。以下は、第10位までの概要。

           入学定員(2008年)   合格率
一橋大学            100     76.7%
神戸大学            100     75.0%
東北大学            100     72.2%
慶応義塾大学         260     71.8%
東京大学            300     70.2%
千葉大学             50     69.1%
京都大学            200     68.3%
中央大学            300     64.1%
名古屋大学            80     58.5%
早稲田大学           300     57.3%

(2009.08.25)

江弘毅さん(1981年農卒)「街の面白さ」を語る

 元「ミーツ・リージョナル」誌編集長の江弘 毅さん(1981年農卒)の江弘毅(こう・ひろき、 1981年農卒)さんが、8月2日付朝日新聞コラム 「くらし考」欄に登場、「街の面白さ」について 語っている。
 お店の情報を発信するのに、ただ単にデータを 並べるだけではダメ。「お金を出して買う、 食べる」という行動が大事だという。江さんに とって居心地のいい場所。それは生まれた町岸 和田、事務所がある大阪中之島、そして住んで いる神戸。
 江さんは、大阪府岸和田市の生まれ、だんじり 祭で育つ。大阪府立岸和田高校を経て、1981年 神戸大学農学部園芸農学科科卒業。神戸新聞マー ケティングセンター入社し、1988年同新聞社系 列の出版社、京阪神エルマガジン社に移籍する。 1989年「ミーツ・リージョナル」誌を立ち上げ る。1993年〜2005年編集長。「西の旅」編集長 、取締役編集本部長を歴任した。
 その後「ミーツ・リージョナル」(「ミーツ」 )誌を創刊し、関西ばかりか全国でも特筆すべき 雑誌に育て上げた。「ミーツ」は、単なる情報誌 やタウン誌としてのみならず、文芸誌的なニュア ンスを持つ雑誌としてとらえられていた。史上初 の「酒場ライター」バッキー井上はじめ、関西な らではのユニークな書き手たちを登場させ、「街 的」「街場」という用語をつくった。2006年春 、京阪神エルマガジン社退社。同社で販売部長だ った中島淳、編集プロダクション「クエストルー ム」の石原卓らと編集集団140Bを大阪・中之島 に設立する。取締役編集責任者。著書に『「街的 」ということ?お好み焼き屋は街の学校だ(講談 社現代新書,2006年)』等多数。

(2009.08.24)

日経紙「交遊抄」(8月19日付)に神戸大学卓球部OB実盛祥隆さんが寄稿

 日経紙最終面のコラム「交遊抄」欄(8月19日 付)に、神戸大学卓球部OB実盛祥隆(じつもり・よ したか)さん(1968年法卒、ナナオ社長)が寄稿、 昭和40年代初め頃に在籍したOB達との永年の交流 を語っている。
 公認会計士の川本幹雄さん(1970年営卒)が会の 幹事役。毎年1月3日に三宮の喫茶店に約10人が集 まることになっている。会合は40年以上続く。こ の会に集う加藤攻さん(1968年経卒、主将、塩野 義製薬を退職。故郷の愛知県で卓球三昧)、大森 喬さん(1970年営卒、当時のエース。練習をサボ り皆をてこずらせた。日本電気硝子執行役員)、 池田康之さん(1968年経卒、ニッケ取締役から関 連会社社長)の紹介がある。1月3日の会合の次は 、5月に1泊で行うゴルフの“合宿”が楽しみと か。

(2009.08.21)

週刊文春連載、池田暁子さん(1992年教卒)の「人生モグラたたき」に神戸が登場

      


ご参考

 イラストレーターの池田暁子さん(1992年教 卒)が、週刊文春連載のマンガ「人生モグラたたき 」の最近の号に、神戸が登場している。
 お盆休みの最中に出た「8月13日・20日号」に 掲載された第8回の「人生モグラたたき」は、“方 向音痴”がテーマ。東京は、東西南北の方向感覚が 掴みにくい。特に銀座や渋谷等は迷いやすい。池田 さんも、よく道に迷う。それにひきかえ、学生時代 を過ごした神戸の町は単純明快である。山と海の方 向が歴然としているので「あてずっぽうに(バイク) で走っていても寮にたどり着く」と、池田さんは語 る。この部分には、ヘルメットを着用した学生時代 の池田さんの姿のイラストが添えられている。
 池田さんの故郷は、愛媛県松山市。この町は、ど こにいても城山(松山城)が見える。したがって、道 に迷うことはない。この部分には松山市内を走る坊 ちゃん列車のイラストが出ている。なお、現在発売 中の「8月27日号」の「人生モグラたたき」のテー マは、“潮干狩り”である。

左は、池田さんの最新作“「あと5キロ」をやっつけ ろ!!池田のダイエット大作戦”
(単行本、文藝春秋社刊、1,000円)

(2009.08.20)

神戸大学震災文庫に関する講演会

 10月23日、阪神淡路大震災に関する広範な 資料を収集している「神戸大学震災文庫」に関す る講演会が、大阪商工会議所にて開催される。主 催は専門図書館協議会関西地区協議会。9月から スタートする「平成21年度イブニングセミナー」 のプログラムの一コマとして震災文庫がとりあげ られたもの。各回共通のテーマは、「チェンジ! 図書館運営と広報の工夫」である。セミナーの対 象は図書館関係者となっているが、一般に開放さ れている。ただし、定員の関係で事前の申し込み が必要。

<第1回> 9月11日(金) 18:30〜20:30
「専門図書館の運営と広報の工夫 1 議会図書館の場合
 〜日野市立図書館市政図書室の地域・行政資料サービス〜」
 清水ゆかり氏(日野市立図書館 市政図書室分館長)

<第2回> 10月23日(金) 18:30〜20:30
「広報に役立つデジタル・アーカイブ事業の実際
 〜神戸大学震災文庫、10年の経過と課題〜」
 稲葉洋子氏*(大阪大学附属図書館利用支援課長)
 中山貴弘氏(神戸大学附属図書館電子図書館係長)
 *稲葉洋子氏は、元神戸大学図書館勤務。震災文 庫立ち上げの功労者である。

<第3回> 11月20日(金) 18:30〜20:30
「専門図書館の運営と広報の工夫 2 企業図書館の場合
 〜図書室が変わった!日常業務に工夫を詰め込む〜」
 櫻井由佳氏(東京海上日動火災保険 経営企画部図書室)

会 場:大阪商工会議所 地下1階2号会議室
参加費:3,000円(1回毎)
    ただし専門図書館協議会会員は無料
定 員:各回30名(先着順)

※上記セミナーについての問合先
 専門図書館関西地区協議会 事務局
 (大阪商工会議所 中小企業振興部経営相談室内)
 TEL:06-6944-6451 FAX:06-4791-0444
 E-mail:sentokyo@osaka.cci.or.jp

【参考】平成21年度イブニングセミナーのご案内
  http://www.sentokyo-kansai.com/seminar/seminar.html

(2009.08.19)

同志社大学太田肇教授(1991年営前修了)の新著『認め上手―人を動かす53の知恵』

      


ご参考

 同志社大学太田肇教授(1991年営前修了)の新著 『認め上手―人を動かす53の知恵』が、東洋経済新 報社から刊行された。定価は、1,400円+税。著者の 太田教授は、組織のモチベーションを永らく研究して きた。その結果、ヒトは、動物と違って「誉めるより も“認める”ことが大事」とういう結論に達した。ま た、金銭(給与)による動機づけよりも、持続的で効果 バツグンとの指摘もある。以下は、目次の概要。

第1章 ほめ上手より、認め上手になれ
第2章 失敗しないほめかた、しかりかた
第3章 「表彰」はこれだけ使える

 本書の刊行は今年の6月。8月9日付日本経済新聞の読 書欄で紹介されていた。太田教授は1954年生まれ。神 戸大学大学院博士課程前期修了。国家公務員、地方公務 員等経験した後、三重大学助教授、滋賀大学経済学部教 授等を経て、2004年から同志社大学政策学部教授。 2005年には、日本経済新聞社から、本書に似たタイトル の『認められたい!』の著書があるほか、個人と組織に 係る著書がある。

(2009.08.18)

タテホ化学工業湊哲則社長(1973年工卒)が、日刊工業新聞(8月11日付)「さあ!出番」欄に登場

 兵庫県赤穂市に本社があるタテホ化学工業社長の 湊哲則(みなと・てつのり、1973年工卒)さんが、日刊 工業新聞(8月11日付)「さあ!出番」欄に登場、インタ ビューに応じている。タテホ化学工業は、海水中のマグ ネシウムを原料にしたマグネシウム化合物製造の専門メ ーカー。設立は1966年であるが、そのルーツは1948年 に発足した穂西浜塩業組合化成部にさかのぼれる。 2006年からエア・ウォーター社(旧社名大同酸素)の完 全子会社となった。
 湊さんが社長に就任したのは本年6月23日。21年ぶり の生え抜き社長だ。「経済危機下での社長交代。好況時 よりやりがいがある」と新社長は自信を見せる。ただ、 会社の現状は「事業の対象が鉄鋼や家電業界に限られて いる。いかにフィールドを拡大するかが問われている」 と分析。今後は新エネルギー、環境分野がターゲットと なるという。

【参考】タテホ化学工業のホームページ
  http://www.tateho.co.jp/

(2009.08.17)

夏期休暇のお知らせ

 神戸大学学友会ホームページの「同窓生ニュース 」は、作成・企画場所である神戸大学東京オフィス(東 京凌霜クラブ)が夏季休暇に入るため、8月10日(月)か ら8月14日(金)迄、配信を休みます。8月17日(月)以降 、従来と同様ほぼ1日1本の割で、ニュースの配信を再 開いたします。

(2009.08.10)

大阪HIV訴訟の弁護団長をつとめた松本剛弁護士さん(1970年法院退学)死去

 大阪弁護士会所属の松本剛(まつもと・ごう)弁護 士が、7月21日胃がんのため死去した(7月28日付朝日・ 毎日等各紙)。享年70歳。松本弁護士は、非加熱血液製 剤を投与されHIV(エイズウイルス)に感染した血友病 患者らが国と製薬会社を訴えた大阪HIV訴訟の弁護団長 や薬害肝炎訴訟大阪弁護団長を務めたことで、広く知ら れている。

(2009.08.07)

アイ・エム・ジェイ樫野孝人顧問(1986年経卒)が、神戸市長選立候補に意欲

 7月30日付の神戸新聞等によると、株式会社アイ ・エム・ジェイ(注)の樫野孝人顧問(1986年経卒)が、 神戸市長選立候補に意欲を示している。
 樫野孝人(かしの・たかひと)顧問は、1986年に神戸 大学を卒業、リクルートに入社した。人事を経て福岡 ドームの立ち上げコンサルティングにかかわる。 1997年10月、メディアファクトリーに出向、映画事業 を立ち上げ、深作欣二監督「バトル・ロワイアル」等 のプロデュースを手がける。アイ・エム・ジェイ社は 、デジタルハリウッドから、分社・独立した形で 1996年に設立。創業社長からバトンタッチされ、樫野 さんが2000年から社長をつとめ、2009年4月から会長、 6月の株主総会で顧問に就任した。
 樫野孝人顧問が、神戸市長選挙立候補に向け、最終 調整を進めていることが判明したのは7月29日のこと。 8月中に態度を表明すると報じられている。なお、神戸 市長選挙は、10月11日告示、25日投開票というのが スケジュール。

(注)株式会社アイ・エム・ジェイ
 本社:東京都品川区、資本金:43億614万円、従業員 :326名。ウェブインテグレーション、モ バイルイン テグレーション、映画・ゲーム・出版の企画・製作・ プロデュース、広告・マーケティング事業を行う企業。 2001年にヘラクレスに上場、ツタヤを全国展開する CCCと資本提携を行い、CCCの連結対象企業となっている。

【参考】株式会社アイ・エム・ジェイのホームページ
  http://www.imjp.co.jp/company/

(2009.08.06)

平原春好名誉教授(発)の編著『概説 教育行政学』

      


ご参考

 平原春好名誉教授(発)の編著『概説 教育行政学』 が、東京大学出版会から刊行された。定価は3,400円+ 税。日本の教育にとり「この10年」は,どんな時代だっ たのだろうか。文部省は.文部科学省となり,教育基本 法も変わった。今年、教員免許制度も変更となった。政 治、行政の制度と“教育”との関わりは、かつてないほ ど重要さを増している。本書は、この混迷の時代を見と おすための「新しいスタンダード・テキスト」というの が本書キャッチフレーズだ。以下は、本書の目次の概要 。

 第1部 教育改革と行政改革
 第2部 教育行政の組織
 第3部 教育行政における平等、就学、学校選択
 第4部 教育行政の諸局面
 付録1 文部科学省の組織
 付録2 各国の教育改革の概要

(2009.08.05)

大阪ガスの癒し風呂マイスター竹森利和さん(1981年工院修士)

 大阪ガスの癒し風呂マイスターとよばれているのが、 竹森利和さん(1981年工院修士)。現在は、大阪ガスのエ ネルギー技術研究所エグゼクティブリサーチャーの職にあ る。7月23日付毎日新聞は、そんな竹森さんの軌跡を追っ ている。
 浴室でいかに一日の疲れを癒せるか。竹森さんは、この ささやかな夢をかなえるための研究を続けて20年余。蒸気 を使っての霧の粒の大きさを自在に調節できる「ミストサ ウナ」と呼ばれる商品を生み出した。現在は次世代モデル の開発に汗を流す。浴室関連業界で「お風呂マイスター」 として知られている。
 1987年から1年間の米国に留学。そこで脳の働きを学ぶ 。帰国後、人体を約1万個の部位に分け、発汗や呼吸で皮 膚や体温がどう変化するか、数値化する研究を行う。膨大 なデータを基に2000年に試作したのが、浴槽に肩もみ機 などを満載した「マッサージ風呂」。ところが、相手にさ れなかった。量産に数千万円かかり、利益を出せない代物 だった。そんな経験もした。
 そんな時、着目したのが「保水力」。美容、健康の分野 で注目されていた。霧状の温水を噴射して皮膚の感想を防 ぎ、体を温めるという方向に活路を得た。2004年に「ミス トサウナ」を商品化した。今は、その新たな効用を模索し ている。

【参考】大阪ガス「ミストサウナの新効用」紹介ホームページ
  http://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2009/1175040_1256.html

(2009.08.04)

三品和弘教授(営)が、関西経済人・エコノミスト会議にパネリストとして登場

      


ご参考

 7月13日、大阪市内で関西経済人・エコノミスト会議 が開催された。この会議は、日本経済新聞社と日本経済研究 センターにより運営されたもの。テーマは「不況を生き抜く 」4人のパネリスト(注)が、それぞれの意見を述べた。 7月27日付日本経済新聞に、当日の模様が掲載されている。 以下は、三品教授の発言から。

・企業は交通費や交際費、広告費などを減らすのに躍起にな っている。キャッシュの出を抑えるのは大事だが、ほかにも やるべきことはあるはずだ。世の中を見渡すと困っている人 だらけではないか。それだけ事業のチャンスはある。
・(事業の新陳代謝について)日本ではいったん立派な会社に なると、事業を続けることが会社の目的になりがちだ。だが トヨタ自動車も元々は自動織機の会社だった。歴史ある企業 は何度も主力事業を入れ替えていることを再認識すべき。

(注)4人のパネリストの氏名
 大和ハウス工業会長  樋口 武男氏
 カプコン会長     辻本 憲三氏
 オプテックス社長   小林  徹氏
 神戸大学大学院教授  三品 和弘氏

左は、三品教授の著書『戦略不全の因果』(2007年、東洋経済 新報社、3,200円+税)

(2009.08.03)

松下正和研究員(文)共編著『水損史料を救う−風水害からの歴史資料保全』刊行

      


ご参考

 神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター松下正 和研究員と、尼崎市地域研究史料館嘱託職員河野未央共編『 水損史料を救う−風水害からの歴史資料保全』が、岩田書院 から刊行された。1,600円 +税。
 2004年10月に発生した台風23号は、多くの人的被害と住宅 被害をもたらした。見過ごせないのは、多数の歴史資料・文 化財が水損被害を受けたこと。本書は、 歴史資料ネットワ ーク(事務局: 神戸大学大学院人文学研究科、代表: 奥村弘 ・同研究科教授)が被災地の文化財担当部局や地域史研究団 体・住民と協力しておこなった、水損史料の保全・救出活動 記録だ。
 歴史資料ネットワークという組織は、1995年1月の阪神淡 路大震災後の被災歴史資料保全活動を契機として設立され、 地震史料の救出を主におこなってきた。2004年の風水害へ の対応は、歴史資料ネットワークにとって、全く新しい体験 をすることになる。
 大規模な風水害の場合、汚水に浸った紙史料は、高温の中 ですぐにカビが繁殖し、腐敗も始まる。浸水被害にあった家 屋では、ゴミ出しや蔵の解体時に、保全不可能と判断された 紙史料は、地震による被災史料よりも早く廃棄されてしまう 可能性が高い。「早期の被災地入りは住民感情を刺激する。 しかし被災地入りが遅れると史料の腐敗や廃棄が進行する…」 といったジレンマの中、歴史資料ネットワークのメンバー達 は、 兵庫県・京都府内の被災自治体8市10町を訪問し、地 震とは異なる水害被災地での活動に取り組んだ。

(2009.07.31)

塩崎賢明教授(工)の新著『住宅復興とコミュニティ』

      


ご参考

 塩崎賢明(しおざき・よしみつ)教授(工)の新著『住宅 復興とコミュニティ』が、日本経済評論社から刊行された。 定価は3,200円+税。日本列島は、いまや災害多発時代に入 ったといわれている。減災とは何か。「復興災害」とは何か 。阪神・淡路大震災発生後14年の復興過程と、能登半島地震 、ジャワ島中部地震等国内外の事例をも加えて紹介しつつ、 住宅復興のあるべき姿を提案する。目次の概要は、以下のと おり。

第1章 復興災害
第2章 復興まちづくりと住宅
第3章 復興公営住宅とコミュニティ
第4章 自力仮設住宅という方法
第5章 ジャワ島中部地震の住宅復興
第6章 住宅復興に備えを

 本書は7月31日付週刊読書人の特集「2009年上半期の収穫 から」で、東京経済大学森反章夫教授(もりたん・あきお、 社会学)から、社会学分野の“収穫”の一冊として紹介され ている。森反教授は、第3章、第4章のコミュニティ論は、「 極めて重要な問題提起であり、社会学の既存のコミュニティ 概念を砕く」と高い評価を下していた。本書は、本年7月 15日付で、日本図書館協会から選定図書として認証されてい る。

(2009.07.30)

田中啓文(1986年経卒)さんの新著『天岩屋戸の研究』

      


ご参考

 田中啓文(たなか・ひろふみ)さんの新著『天岩屋戸の 研究』が、講談社文庫の新刊書として刊行された。定価は、 762円+税。本書は、2005年に講談社ノベルとして刊行され たものが、文庫本となった。解説を大矢博子が書いている。
 田中さんは、1962年大阪府の生まれ。1986年に神戸大学経 済学部を卒業した。上方落語を愛好し、駄洒落を作品構成の 主要部分とした特異な文体の文学作品を次々と世に送り出し ている。講談社文庫では『蓬莱洞の研究』、『邪馬台洞の研 究』が、既に出版されている。この2冊は、ともに私立伝奇 学園高等学校民俗学研究会」シリーズの1冊。本書は、この シリーズの最終巻となる。読書の楽しみを阻害しない目的の ため、本書の梗概を述べることは、差し控えておこう。

(2009.07.29)

神戸大学応援団総部が、創立50周年記念に「ニュー・カレッジソング」の歌詞を募集

 「21世紀にふさわしい神戸大学のニュー・カレッジソン グを!」と神戸大学応援団総部が、創立50周年記念歌詞の募 集を開始した。募集要項は、下記のとおり。応援団では「多数 の応募を」と呼びかけている。

             記

応募資格  神戸大学学生、同卒業生、神戸大学教職員、同OB(国籍を問わない)
内容など  気軽に口ずさめる愛唱歌・応援歌
      言語は日本語(一部に英語を含むことも可)長さは3番まで
締切    2009年11月20日
発表    2010年4月
採用歌   30万円
佳作2点  各5万円
応募先(原稿送付 問合せ)
      神戸市灘区六甲台町2−1
      神戸大学三木記念館 (社)凌霜会気付
      応援団50周年実行委員会 担当 藤井良隆
       Tel&Fax :078-882-5335
       e-mail : ouenka@kobe-u.com

神戸大学応援団総部 創立五十周年記念事業実行委員会
・翔鷹会(応援団OB会)会長 藤原 規洋(1978法)
・吹奏楽部OB会会長     蔭山 慎吾(1977教)
・実行委員会 委員長     藤井 良隆(1963経)
・同事務局長          荒木 茂幸(1966法)

【参考】神戸大学応援団創部ホームページ
  http://home.kobe-u.com/ouendan

(2009.07.28)

こぐま社の絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』が“点字絵本”に

      


ご参考

 こぐま社は、1966年に佐藤英和さん(1953年神戸経 済大学卒、同年河出書房入社)が設立した絵本出版社。わか やまけん作『しろくまちゃんのほっとけーき』は、1972年 に同社が出版、既に200万部を超えたベストセラー絵本で ある。
 この度、その『しろくまちゃんのほっとけーき』が点字 絵本(左の本)になった。目が見えないお母さんたちの、 「我が子に周りのお母さんと同じように、読みつがれてき た絵本を読んでやりたい」という熱い思いに応えての出版 だ。文字部分だけでなく、絵にも樹脂加工で凹凸を付ける 等、手触りの工夫がされている。
 これまでも点字絵本は何冊か出ていた。しかし、書店で は販売できなかったり、販売できても値段が高かったりと いう問題があった。今般発行された『しろくまちゃんのほ っとけーき』は、定価が1,200円+税と市販本と変わらな い。このニュースは、6月24日付朝日新聞、7月14日付読売 新聞で大きくとりあげられた。また、神戸元町の海文堂書 店のホームページでは「書店で普通の絵本と同じように点 字絵本が並ぶようになれば、と他の出版社からも、ロング セラーがこのような形で出版されることを願っています」 と、極めて好意的にこぐま社の快挙をコメントしていた。

(2009.07.27)

松岡夏子さん(2005年国際文化卒)、神奈川県葉山町でごみ半減に取り組む

 朝日新聞「ひと」欄に、松岡夏子さん(2005年国際 文化卒)が登場、神奈川県葉山町でごみ半減に取り組むこ とになったと紹介されている。松岡さんは、徳島県上勝 (かみかつ)町でごみリサイクルを実践するNPO法人事務 局長をつとめていたが、今般神奈川県葉山町のごみ減量担 当の臨時職員に転じた。
 前任の上勝町は、人口約2,000人の小さな町だった。 町外へのごみ排出ゼロを目標とし、生ゴミはすべて堆肥に しその他の6〜8割をリサイクルに回している。葉山町の 人口は3万3,000人、5年間で“ごみ半減”を目指すとい う。
 徳島県上勝町で「ごみゼロ」に取り組んでいた松岡夏子 さん。その活躍は多方面で評判となり、様々な形でマスコ ミで取り上げられてきた。例えば、大江正章(おおえ・た だあき)著『地域の力−食・農・まちづくり』(2008年、 岩波新書)。この本は、食生活、農業、まちづくりについ て先進的な取り組みをしている全国の事例を訪ね歩いたル ポルタージュの書である。この本で、松岡さんは「もとも とごみ問題に関心を持っていて、デンマーク留学中にこの 町がNPO立ち上げのための職員を募集していると知って、 就職のために来ました。ゴールはごみゼロだけではないと 考えてます」と語っていた。

 葉山町のホームページ
  http://www.town.hayama.lg.jp/

(2009.07.24)

神戸学生青年センターの三代目理事長に保田茂名誉教授(農)が就任

 神戸大学の学生におなじみの財団法人神戸学生青年セ ンター(神戸市灘区山田町3-1-1)の三代目理事長に、保田 茂名誉教授(農)が就任した(同センター・メールニュース 89号、7月21日付)。保田名誉教授は、1939年の生まれ。 現在は、兵庫農漁村社会研究所代表をつとめている。常務 理事・館長は引き続き飛田雄一さん(1978年農院修士修了) がつとめる。なお、同センターの初代理事長は河上民雄氏 (元衆議院議員)、二代目が辻建牧師であった。

【参考】神戸学生青年センターのホームページ
  http://www.ksyc.jp/

(2009.07.23)

大阪で卒業留学生同窓会開催

 7月17日、神戸大学学友会大阪支部(大阪凌霜クラブ) で、卒業留学生同窓会が開かれた。2006年発足した神戸大学 留学生同窓会が、大阪で開かれるのは初めて。ちなみに、東 京では、昨年、今年(ともに2月)と続いて神戸大学留学生同 窓会が開かれている。
 今般の大阪での会合は、神戸大学学友会大阪支部からの呼 びかけによって実現したもの。「卒業留学生との交流会」の 形で、 留学生OB・OGと神戸大学学友会大阪支部の先輩たち との交歓を行った。台湾から来訪のご夫婦や大学関係者を含 め、 47名が参加するという盛況。大阪支部では、永年にわ たり同支部主催の留学生激励ビアパーティーが開催されてき た。在学中に、このビアパーティーに参加した留学卒業生の 参加もあった。

 詳細は下記の神戸大学ホームページを参照。
  http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2009_07_21_01.htm

(2009.07.22)

抜山映子弁護士(1959年法修士修了)の新著『スピーチの仕方―最大効果をあげる60のコツ』

      


ご参考

 弁護士の抜山映子(ぬきやま・えいこ、1959年法修士 修了)さんの著書『スピーチの仕方―最大効果をあげる60の コツ』が、刊行された。発行元は、ぎょうせい社、定価は税 込1,699円。本書は、首長・議員・候補者・管理職等、責任 ある立場の人を対象とした実践スピーチ術の書である。目次 の概要は、以下のとおり。

 スピーチは人格の発露
 スピーチの分類
 スピーチと聴衆
 スピーチと用語上の注意
 スピーチの依頼を受ける際の注意
 スピーチと原稿
 アガラないための秘訣
 スピーチと外観
 スピーチは真心の披瀝

 本書の著者である抜山映子さんは、現職は東京港区で開業 している弁護士。かつては、参議院議員(1983年から1989年) をつとめ、1989年には、民社党結党以来初の女性副委員長に 就任した。本書は、これら体験を踏まえた著作であり、目次 の建て方にも、そのことが表われている。

(2009.07.21)

東京六甲男声合唱団が、TOKYO CHORUS FESTIVALに出場

 神戸大学の首都圏在住者により結成された東京六甲男声 合唱団がTOKYO CHORUS FESTIVALに出場する。 TOKYO CHORUS FESTIVALは、東京都合唱連盟と朝日新聞社の 主催により、7月11日、12日(以上開催済)、18日(土)、19日 (日)、20日(月・祝)に、五反田ゆうぽうとで開催される。 多数の合唱サークルが出演するが、東京六甲男声合唱団は、 7月20日(月・祝)のWブロック(18時30分から20時30分) の13団体の出演のうち7番目に出演することになっている。 入場は無料。

(注)東京六甲男声合唱団
グリークラブを中心とした神戸大学OBにより東京で結成さ れた合唱団。2006年4月15日に浜離宮ホールで第1回定期演 奏会を開催した(東京凌霜クラブ40周年記念事業)。続いて 2008年4月12日には同ホールで第2回定期演奏会を開催して いる。

(2009.07.17)

P&G下村祐貴子さん(2002年発卒)、「『キレイの力』プロジェクト」を語る

 7月13日付朝日新聞の朝日求人欄(広告)に、 P&G社 の下村祐貴子さん(2002年発卒)が登場、「髪の美しさは女 性を輝かせると信じています。私自身もそうだから」と「『 キレイの力』プロジェクト」を語っている。下村祐貴子(しも むら・ゆきこ)さんは神戸大学を卒業後、P&G(株)に入社。 生産統括本部にて化粧品の生産・販売を統括する基幹システム の立ち上げなどに従事、入社4年目からエクスターナルリレー ションズ(広報・渉外)担当となる。
 P&Gでは、昨年秋から、米パンテーンで推進している社会 貢献活動をNPO法人キャンサーリボンズと共同で立ち上げた 。名称は「『キレイの力』プロジェクト」。今年7月からパン テーン1製品につき2円が寄付されるキャンペーンも実施して いる。集まった寄付金は、医療用ウイッグ(かつら)製作の費 用にする。
 抗がん剤治療による脱毛は、精神的、経済的な痛みを伴う。 ある女性のがん患者の言葉に、下村さんの目から思わず涙があ ふれた。その言葉は「69年間生きてきて、人生で一番嬉しい贈 り物です」というもの。女性はどんな状況でもキレイでいたい ものだ。「特に女性にとってその悲しみ、つらさは計り知れな い。女性の美しさを支えるパンテーンとして何かしたかった」 と下村さん。その思いを胸に、下村さんは「『キレイの力』プ リジェクト」を立ち上げる。自社のヘアケア製品パンテーンを 看護学生に提供し、髪を大切にケアしながら伸ばしてもらう。 5ヵ月後、彼女達の髪で良質な医療用ウイッグを作り、女性の がん患者へ無償で提供する。これは日本初の試み。1回目は 53人の学生の協力を得て、9人の女性がん患者に医療用ウイ ッグが寄付された。

 詳細はHP(http://www.pantene.jp/kireinochikara )を参照。

(2009.07.17)

大丸で「神大タマネギ」発売

 神戸大学農学部の学生たちが育てた「神大のタマネギ」 約3トンの販売が、神戸市中央区の大丸神戸店など県内の大丸 4店舗で7月1日から始まった。「神大のタマネギ」は、3年前 から毎年販売している。淡路島で多く生産されている「ター ザン」と呼ばれる品種で、甘みが強く煮物に合う品種。
 このタマネギは、加西市鶉野町にある農学部の農場で、学生 や教職員ら約40人が昨年9月頃から育て、5月下旬に収穫した もの。大丸神戸店では、こぶし大の2Lサイズを一個100円(税 込み)で販売した。以上は、7月2日付読売新聞神戸版から。

(2009.07.16)

第36回硬式野球神京戦 8−7で勝利、対戦成績は19勝16敗1分に

 第36回硬式野球神京戦が、7月12日に京都大学吉田グ ラウンドで行われた。神戸大は2点を追う3回に敵失などで 4点を連取し逆転。その後は2番手の大岡(発達・2年)がリ ードを守りきり、8−7で京都大学に勝利した。これで対 戦成績は19勝16敗1分けとなる(詳細は下記のニュースネ ット記事・写真参照)。

 http://home.kobe-u.com/top/newsnet/baknews/newsbak200907a.html#news_6171

 ここで、硬式野球神京戦の歴史を見てみよう。神戸大学硬 式野球部が、関西六大学野球リーグに属していた当時(1931年 から1962年春まで)、「神京戦」は「同立戦」「関関戦」と並 ぶ関西六大学野球リーグの好カードであった。共に国立大学の 両校は、対抗意識も強い。一般学生のための応援バスをチャー ターし学生を動員するなど試合はもとより応援にも熱が入って いた時期もあった。しかし、1962年(昭和37年)秋の入れ替え 制度実施で、神戸大学と京都大学は相次いで下部リーグに落ち てしまう。それ以来リーグ戦での「神京戦」はなくなっていた 。しかし、両校の野球部・応援団との間で「神京戦の復活を! 」の声が高まり、両校協議の結果、1971年(昭和46年)6月30日 の第1回以来、定期戦が開催されることになる。この復帰第一戦 において、神戸大学の西谷仁孝投手が京都大学を見事ノーヒット ノーランに押さえて8対0で快勝した。以後、数々の名勝負を生 み、我々学生に感動を与え続けてくれている。以上は、『神戸大 学応援団総部の35年』(1997年)からの抄録。

(2009.07.15)

第4回朝日アマ囲碁名人戦、8人の招待選手中2人が神戸大卒-多賀文吾選手(1996年理院修了)と西村修選手(1964年文卒)

 第4回朝日アマ囲碁名人戦が、7月19日から日本棋院会 館(東京・千代田区)で始まる。地方大会を勝ち抜いた49選 手(北海道、東京は2名。その他府県は1名)と招待8選手の 57人によるトーナメント戦である。この8人の招待選手中 に2人の神戸大学卒業生がいる。多賀文吾選手(1996年理 院修了)と西村修選手(1964年文卒)だ(7月12日付朝日)。
 西村修さんは、神戸市須磨区在住、招待選手として4年連 続出場している。前回は4位だった。1972年のアマチュア 囲碁名人。豪快で奔放な棋風で知られている。
 多賀文吾さんは、2002年、2003年の朝日アマ囲碁十傑 戦全国大会(朝日アマ囲碁名人戦の前身)で優勝している。 一時はプロ棋士を目指したが、神戸大学理学部で素粒子論 を学び大学院に進むが、学者への道を軌道修正し現職は公 務員。

(2009.07.15)

池田暁子さん(1992年教卒)、週刊文春に「人生モグラたたき!」連載

 1992年教育学部卒業の池田暁子(いけだ・きょうこ) さんは、『「あと5キロ」をやっつけろ!!池田のダイエッ ト大作戦』(2009年、文藝春秋社)、『貯められない女の ためのこんどこそ!貯める技術』(2007年、文藝春秋社) 等イラストを駆使したユニークな本を次々と出版、各地の書 店で平積みで販売されるなど話題を呼んでいる。その池田さ んが、6月25日号の「週刊文春」から2ページ立てのマンガ の連載をスタートさせた。
 タイトルは、「人生モグラたたき!」。最新の7月16日号(第 4回)では、“一万円札を持ち歩くと、ついつい無駄なもの を買うおそれがある”ということがテーマである。池田さん は、「万札を持ち歩くことを固く禁じている」そうだ。聖徳 太子、福沢諭吉の万札、野口英世の千円札も登場、面白いス トーリー展開をしている。立ち読みしないで、「週刊文春」 を買ってください。

 週刊文春のホームページへ
 http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/

(2009.07.13)

神戸のシルバーカレッジのメンバーが『神戸にあった総合商社 鈴木商店』を作成

 神戸のシルバーカレッジ(右写真)の国際交流・協 力コースの17人が『神戸にあった総合商社 鈴木商店』 を作成した。この冊子は、昭和の金融恐慌で瓦解した商社 、鈴木商店の歩みをたどっている。その辿り方は半端なも のではない。鈴木商店の大番頭金子直吉の郷里である高知 、鈴木商店ロンドン支店長をつとめた高畑誠一の生誕地愛 媛県内子町、高畑誠一が学んだ西条中学の後身である西条 高校を訪問している。1959年に設定された高畑奨学金の 制度は、今日まで続いているという。更に、シルバーカレ ッジのメンバーの有志はロンドンに行き、調査を行った。 ロンドンでは、大正時代にロンドンタイムスに掲載された 鈴木商店の記事を探索し、鈴木商店関連の記事が15件あっ たことをつきとめている。
 鈴木商店は、女主人の鈴木よねのもと、大番頭、金子直 吉(現高知県仁淀川町の出身)の手腕で短時日のうちに成長 。砂糖やショウノウに始まって経営を多角化し、三井や三 菱と肩を並べていく。最盛期には関連会社65社を傘下に収 め、従業員2万5千人、年商15億円に達したという。しか し、金融恐慌のあおりを受けて1927(昭和2)年に倒産する。 その顛末を扱った城山三郎の経済小説『鼠』は、あまりに も有名であるが、『神戸にあった総合商社 鈴木商店』は 、地元ならではのきめ細かい調査がなされたユニークな作 品である。
 6月30日付高知新聞は、「神戸のグループ 鈴木商店の 興亡研究 大番頭出身の本県取材」の見出しで『神戸にあ った総合商社 鈴木商店』の完成を写真入記事でとりあげ た。なお、神戸市シルバー・カレッジの国際交流・協力コ ースの17人のメンバーには、二人の神戸大学卒業生、大槻 重生(1955年文卒)、片岡邦夫(1964年営卒)がいたことも付 け加えておきたい。

(2009.07.10)

島根県商工労働部長に就任した小林淳一さん(1974年法卒)

 6月9日付日刊工業新聞に島根県商工労働部長に就任 した小林淳一さんが紹介されている。小林さんは、1974 年神戸大学法学部を卒業、出身地の島根県庁に入庁する。 1998年商工労働部企業振興課長、2000年総務部地方課長 、2004年地域振興部次長、2005年政策企画局統括政策企 画監、2006年中央病院事務局長、2007年農林水産部長を 歴任した。
 島根県は産業振興策の柱に、県内ものづくり産業のクラ スター形成を掲げている。2004年からは、新たな産業を 創出するプロジェクトを設置した。小林さんは「今年度は これらのプロジェクトを点検する年になる」と強調してい る。小林さんは「県庁一」を自負する大のジャイアンツフ ァンの由。

 島根県のホームページへ
 http://www.pref.shimane.lg.jp/

(2009.07.09)

松本吉晴伊藤忠商事名古屋支社長(1975年経卒)、中部経済を語る

 6月5日付日本経済新聞地方経済面に、松本吉晴(ま つもと・よしはる)伊藤忠商事名古屋支社長(1975年経卒 )、中部経済を語っている。以下は、その概要。
 中部地域は技術力を持つ輸出意識の高い製造業の集合 体。我々はこの観点でビジネスを進めている。仕入れや 販売、新規ビジネス創出といった分野でこれら企業との 連携が不可欠だ。伊藤忠商事の名古屋支社は、東京・大 阪の本社を除く国内12支社の総利益の半分近くを稼ぐ重 要拠点である。当社が手掛ける全事業領域の担当者を支 社内に持ち、“ミニ伊藤忠”として事業創出の先兵を担 う。
 繊維事業に強みを持つ当社にとって、中部はこれまで も戦略的な地域だった。現在は地場の有力企業との共同 事業を積極化している。新事業が着実に利益を稼げるよ うになってきた。名古屋大学と日本ガイシ、オリンパス 、富士通といった産学連携で病院横断的な医療情報シス テムの共同研究を開始している。
 松本支社長は大阪府出身。1975年伊藤忠商事入社。 2006年執行役員。2008年12月から名古屋支社長。2009年 4月常務執行役員に就任した。

(2009.07.08)

金丸恭文フューチャーアーキテクト会長(1979年工卒)が、産休・育休について発言

 金丸恭文(かねまる・やすふみ)フューチャーアー キテクト会長(1979年工卒)が、産休・育休について、 6月3日付フジサンケイビジネスアイ紙で発言している 。タイトルは、「産休・育休は“経営の与件”」という もの。以下は、その概要。
 フューチャーアーキテクト社は、競争の激しいIT業界 に属している。そのなかで、実力主義・成果主義を超え て、2006年1月に「新家族主義」を経営方針に掲げた。 社員をひとつの大きな家族としてとらえ、数々のライフ イベントを会社や周囲がサポートしながら一緒に取り組 んでいこうという考え方である。子育てと仕事の両立に ついても、子供が生まれる予定の社員といろいろ意見を 取り交わしながら制度を作り、実際に運用しながら更な る改善を進めている。
 「そもそも人が誕生し、成人になり、結婚をして子供 が生まれるというのは、社会の自然であり、子孫繁栄は すべての生物の使命である。経営者やリーダーには、厳 しい競争にも多くの与件がある。何らかの市場や資本、 人材の制約、規律を前提に経営戦略を組み立てる。女性 が(近頃は男性も)結婚し、産休や育休を取るのも「経営 の与件」として考えるのが、よりレベルの高い経営者で あろう」というのが、金丸会長の基本的な考え方である 。
 不況による雇用情勢悪化の中、「産休切り」、「育休 切り」といった忌まわしいコトバが跋扈する昨今、金丸 会長の発言は、当たり前のこととは言いながら、清々し さを感じる。

 フューチャーアーキテクト社のホームページへ
 http://www.future.co.jp/

(2009.07.07)

俳優の佐々木蔵之介さん(1992年農卒)、サンデー毎日の表紙に登場

 俳優の佐々木蔵之介さん(1992年農卒)が、サンデ ー毎日(7月12日号)の表紙に登場した。同じ号の巻末の グラビアの「SUNDAY CAFE」では、インタビューに応じ て、TBSドラマ「ハンチョウ〜神南署安積班〜」で、警 察官に扮していることにちなんで、小学生のとき、文集 に「警察官になりたい」と書いたことを回想している。 なお、「ハンチョウ〜神南署安積班〜」は、毎週月曜日 20時から放送中。
 映画「守護天使」(6月20日公開)、「群青 愛が沈ん だ海の色」(6月27日公開)に出演するなど。また、8月 17日から9月6日までPARCO劇場で公開の舞台「狭き門 より入れ」に出演が予定されている。なお、佐々木蔵之 介さんは、5月28日付読売新聞の「読者の夢インタビュ ー」欄に登場、合計3回にわたり、生い立ちや「演ずる ことの魅力」等を語っていた。家業の作り酒屋は、弟さ んが継いだそうだ。
 佐々木さんは、1968年京都市の造り酒屋・佐々木酒 造の次男として生まれた佐々木さん。神戸大学在学中の 1990年、神戸の劇団「惑星ピスタチオ」に入団し、旗 揚げ公演「ファントム OF W」に出演した。以後、1998 年「大切なバカンス」を最後に退団まで、全作品に出演 する。2000年、NHK連続テレビ小説『オードリー』に出 演し脚光を浴びる。大学卒業後、販売戦略を学ぼうと広 告代理店大広に勤務した。この時点では、家業を継ぐつ もりだったようだ。東京の劇団から客演依頼があり、こ れが役者になるきっかけとなる。

(2009.07.06)

坂本仁司日本人材派遣協会会長(1971年営卒)、「派遣労働に関する制度見直し」について語る

 6月10日付日刊工業新聞に、坂本仁司(さかもと・ひ とし)日本人材派遣協会会長(1971年営卒)が、「派遣労働 に関する制度見直し」について語っている。坂本さんは、 神戸大学卒業後、丸紅飯田(現丸紅)に入社。2004年に同 社常務執行役員に就任。2006年から人材派遣のアヴァン ティスタッフ(丸紅、みずほ銀行が共同出資)の社長をつ とめている。
 派遣労働に関する制度見直しが“視界不良”という状 況下にある。前国会から継続審議の労働者派遣法改正の 政府案は、国会会期延長も成立の見通しは薄く、規制強 化を求める野党の足並みもそろっていない。坂本さんは 、この5月末に日本人材派遣協会の新会長に就任した「 雇用悪化に直撃される今こそ、派遣という雇用形態につ いて“根本的な議論に立ち返るべきだ”と強調する。経 済界とも手を携え、拙速な規制強化に強く反対する姿勢 を示す。
 「(働きたい時だけ有期の雇用契約を結ぶ)登録派遣 という雇用形態は、企業にとっても、必要な時に迅速に 労働力を確保でき日本経済に果たした役割は大きい。こ うした面を評価することなく雇用の不安定さや常用雇用 労働者の代替的側面のみをとらえ、規制する動きは全く 現実的ではなく、(規制の結果)失業率の一層の悪化は 確実だ。これが、坂本会長の主張である。

 日本人材派遣協会のホームページへ
 http://www.jassa.jp/

(2009.07.03)

竹田元彦さん(1956年法卒)の新著『それでも ふらんすが好き』

      


ご参考

 南仏ニースに在住の竹田元彦さん(1956年法卒)が 、新著『それでも ふらんすが好き』(パレード発行、 星雲社発売)が刊行された。定価は1,380円+税。本書は 、1977年以来30年余のフランス在住の経験を踏まえた 作品で、辛口のエッセイ集である。以下は本書からの抜 粋。
 フランス女性は、金銭欲が旺盛な上、おいしいものを 食べ、贅沢なものを身に着けたい欲望が強い。だから、 自分の連れ合いが経済的に行き詰まると不満が生じ、リ ッチな男を探しはじめるようになったりする。彼女らは 男は求めても、必ずしも結婚はしたくない。結婚は自由 を奪うから。欲しいのは自由と金なのだ。
 フランスでは、車の交通違反の取締りがいい加減。こ れが重大問題である。2006年の新聞報道によると、 2005年には33,030人の無免許運転者が捕まっている(フ ランスでは逮捕ではない)。一方、2007年8月27日の日 刊紙『Parisien』(パリジャン)によると70〜250万人 の無免許運転者数を推定しているという(無効免許証数 を含む)。当然こういう人達は自動車保険をつけること ができない。人身事故を起こしても賠償ができないわけ であり、全く由々しい問題である。また、違反で捕まっ ても、仲介、調停などで、法の目を潜れるという悪しき 伝統もまかり通っている。
 竹田元彦さんは、1932年兵庫県の生まれ。1956年に 神戸大学法学部を卒業、1977年に渡仏した。翌年、 TAKEDA MODA sariをパリ1区に設立する。現在はニー スに在住で、著書に『可愛い悪の華ふらんすに魅せられ た私』(2008年、オーム社)がある。

(2009.07.02)

丸の内の小さな十勝キッチン「とかちの」、この6月27日で2周年

 東京・丸の内3丁目にある国際ビル。その地下1階 の飲食街にあるのが、キッチン「とかちの」(高橋司店 長、電話:03-3214-1007 )である。この6月27日で開店 2周年を迎えた。店長とともに店に立つのが奥様の温子 (あつこ)さん。埼玉大学から神戸大学大学院国際協力 科に進み、2004年3月に修了した。PR会社勤務を経 てご主人と共に「とかちの」をきりもりする。ちなみに 、北海道十勝は、ご主人の司さん(同じく埼玉大学卒) のふるさとだ。
 「とかちの」のある国際ビルは、東京凌霜クラブや神 戸大学東京オフィスのある帝国劇場ビルとは繋がってい る。傘が無くても、地下の商店街は行き来が自由。そん な訳で、「とかちの」へは神戸大学卒業生はじめ上京中 の神戸大教職員も訪れる。北海道・十勝から空輸される 新鮮な食材が「とかちの」の売り。今の季節は少々大ぶ りのグリーンアスパラが素晴らしい。ランチのハンバー グ(先着5食)、メンチカツにはファンが多い。ハンバー グ定食1,200円、メンチカツ定食1,000円と値段もリー ズナブル。ディナータイムにも行ってみたくなる。こち らは、予算約5,000円。夜の部も評判を呼ぶ。詳しくは 、下記URL参照。

 「とかちの」のホームページへ
 http://www.tocacino.com

(2009.07.01)

産業技術総合研究所比留川博久さん(1987年工卒)、女性型ロボットを語る

 6月18日付日経産業新聞のコラム「先端人」欄に、 産業技術総合研究所比留川博久(ひるかわ・ひろひさ、 1987年工卒)知能システム研究部門長が登場、女性型ロ ボットを語っている。
 産業技術総合研究所は今年の3月、女性型のニューマ ノイド(人型)ロボット「HRP-4C」を発表し話題を集め た。人の形というニューマノイドの特徴を徹底的に追求 すること。これが、この企画を言い出した狙いだったと 比留川部門長は語る。この「HRP-4C」はいかにもロボッ トという機械的な概観ではない。人に近い姿をしている 。若い日本人女性の平均値からサイズなどを決めた。身 長158センチ、体重43キログラムの中にバッテリーまで を収めている。音声認識して人とヤリトリし、顔の表情 も変え、人に近い動きで二足歩行する。このような動作 に、子供たちは喜ぶ。
 比留川部門長は、1959年、京都府生まれ。87年神戸大 学大学院自然科学研究科博士課程を修了、旧電子技術総 合研究所(現産業技術総合研究所)に入所。ヒューマノイ ド研究グループ長などを経て2009年から現職。

 産業技術総合研究所のホームページのHRP-4Cから
 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090316/pr20090316.html

(2009.06.30)

横浜で「あぶあぶあの奇跡」上映会、神戸大学教育学部卒業生がサポート

 7月12日、横浜市のアートフォーラムあざみ野 (最寄駅:東急田園都市線、横浜地下鉄線あざみの駅 )で、ドキュメンタリー映画「あぶあぶあの奇跡」の 上映会が開催される。開場は13時、開演は13時30分 、上映時間は2時間。この映画界の主催は、「あぶあ ぶあの奇跡」を観る会で、鈴木香代子さん(1976年 教卒)が発起人。また、神戸大学教育学部・発達科学 部同窓会東京支部紫陽会が後援している。入場料は 1,300円。
 1982年、神戸に小さな楽団が誕生した。練習に気 の遠くなるような時間をかけ、決して巧みとは言えな い演奏や踊りを繰り広げる知的ハンディをもつメンバ ーたち・・・・。しかし年々観客動員数は増え続け、 千人収容のホールを満杯にする。海外公演も大盛況の うちに成功させた。舞台を見終わったあと、深く暖か い感動が心を満たす。なぜ彼らは人々を根底からゆさ ぶるのか。そこにはがこの楽団ゆえの「物語」と「奇 跡」があった。映画は27年の膨大な映像から楽団の軌 跡をたどり、その真実を明らかにしていく。
 この楽団「あぶあぶあ」の代表は、ひがしのようこ さん(1997年教卒)。「たくさんの人々に大切に育て ていただきました。能力に遅れはあっても、心には遅 れはありません。あなたを愛し自分を愛する気持ちを 音楽にたくせるようになりました。この映画で世界を 変えるほどのしあわせをおつたえできると思います」 というメッセージを寄せている。

(2009.06.26)

梶山寿子さん(1987年文卒)の著書『鈴木敏夫のジブリマジック』が日経ビジネス人文庫に

      


ご参考

 梶山寿子(かじやま・すみこ)さんの著書『鈴木 敏夫のジブリマジック』が、日経ビジネス人文庫の 1冊として刊行された。定価は714円+税。
 いまや、公開される作品の総てがメガヒットする ジブリ。昨年7月に公開された宮崎駿監督の「崖の 上のポニョ」は、155億円という興行収入をあげ、 2008年ランキングのトップの座を占めた。鈴木敏夫 は、この「崖の上のポニョ」をはじめ「となりのト トロ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」等 で知られる宮崎駿監督を支える稀代の名プロデュー サーといわれる人物。本書は、その鈴木プロデュー サーの仕事術やビジネス手法を解明するドキュメン トである。
 梶山さんは、神戸大では社会心理学を専攻。卒業 後は関西テレビに勤務する。その後、ニューヨーク 大学大学院で修士号取得した。現在は、フリージャ ーナリスト。著書に『雑草魂ーアニメビジネスを変 えた男』(日経BP社)、『女を殴る男たち』(文藝春 秋社)等多数。

(2009.06.25)

加藤弘之教授(経)の共著『進化する中国の資本主義』刊行

      


ご参考

 岩波書店「叢書 中国的問題群」(全12冊)の 第5巻『進化する中国の資本主義』が、刊行された 。加藤弘之教授(経)と信州大学の久保亨教授の共 著となっている。本書は、叢書の第1回配本であり 、定価は、2,200円+税。
 加藤弘之教授は1955年生まれ。専門は中国経済 論、『中国の経済発展と市場化』、『シリーズ現代 の中国経済6地域の発展』等の著書がある。久保亨 教授は1953年生まれ。専門は中国近現代経済史、 『戦間期中国「自立への模索」--関税通貨政策と 経済発展』、『戦間期中国の綿業と企業経営』等 の著書がある。本書の目次の概要は、以下のとお り。

1 中国の資本主義を考える
2 工業化の20世紀
3 市場の形成
4 市場の秩序
5 どこへゆく中国の資本主義

 改革解放後、急成長を遂げた中国である。
 いま存在する資本主義は欧米や日本の資本主義と どこが同じでどこが異なるのか。中国の独自性はい ずれ消滅し欧米型資本主義と同じものになっていく のか、それとも中国型資本主義として独自の発展を 遂げるのか。本書は、中国における資本主義の発展 過程を、市場の秩序のあり方と政府の役割に焦点を 当てて、中華人民共和国成立以前の段階から連続し た流れの中で見直し、中国の資本主義のゆくえを考 察している。

(2009.06.24)

松本哉さん(1967年理卒)の旧著『女たちの荷風』、ちくま文庫に

      


ご参考

 2006年に死去した松本哉(まつもと・はじめ) さんの旧著『女たちの荷風』(2002年、白水社)が、 ちくま文庫の1冊として刊行された。定価は780円 +税。松本さんは1943年生まれ。ちょっと異色の作 家・風景画家として知られていた。1967年神戸大学 理学部物理学科を卒業。河出書房新社、東京図書で 、物理・天文の専門書の編集に従事した(1985年ま で)。その後、独立して文筆業に。著書に『永井荷風 という生き方』『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』 (集英社新書)、『荷風極楽』『永井荷風ひとり暮し』 (朝日文庫)、『大江戸散歩絵図』(新人物往来社)等が ある。
 「どんなに手痛い目にあっても色恋はやめられぬ」 。そんな永井荷風(1879-1959)と多数の女たちとの邂 逅を、当時の資料に丁寧に当たり生き生きと蘇るよう に描き出している。巻末には、松本さんが作成した「 荷風 女の年表」も収録。また、カバーや本文中のイ ラストも著者の手によるものというユニークな本作り がなされている。
 文庫本の解説には河出書房新社時代の先輩にあたる 清水哲男氏(1938年生まれ、詩人)が「マツモッちゃ んのこと」を寄稿、著者の異常といえるほどの探索癖 や、新宿あたりの酒場で文学を語り合った思い出を語 っている。

左は、『女たちの荷風』(表紙イラスト:松本哉さん)

(2009.06.23)

マンドリンコンサート、参加86人と盛大裏に終る(東京)

 東京凌霜クラブの恒例のとなったシーズナルコン サート。6月19日(金)に開催されたサマーコンサート には86人が参加、楽しいひとときを過ごすことができ た。
 今回は、神戸大学マンドリンクラブOBでプロのマン ドリニストの大西功造氏(1998年農卒)とギタリストの 加治川岳(たかし)氏をお招きした。曲目は、「第三の 男」、「チャールダッシュ」、「オ−ソレミオ」等映 画音楽、クラシック、イタリア民謡等おなじみの曲ば かり。今回のコンサートは、神戸大学マンドリンクラ ブOB会・弦友会と東京凌霜クラブの協力により開催の 運びとなった。このため、多数の参加者を集めること ができた。

          記
1.日 時: 6月19日(金) 18:30開演
  演奏会終了後立食パーティー、21:00終了
2.場 所: 神戸大学東京凌霜クラブ
3.参 加: 86人

 マンドリンクラブOB、家族、友人、一般の同窓生等 年齢、男女別、学部別を問わず多数の参加があった。 特に、日頃凌霜クラブに顔を見せることが少ない卒業 生が、マンドリン演奏会を機に参加したことは、今後 のクラブの発展の契機となるものと思われる。夫婦で 、婚約者連れで、学生時代の友人を誘ってと様々な交 流の花が咲いた。

 大西功造氏のホームページ(下記URL)から
 http://www006.upp.so-net.ne.jp/onishi/homepage/

(2009.06.22)

福田和代さん(1990年工卒)の著書『黒と赤の潮流』、神戸文学館が購入

 神戸大学東京オフィスからの情報によると、福田和 代さん(1990年工卒)の著書『黒と赤の潮流』を、神戸文 学館(神戸市灘区)が購入した。福田さんが神戸大学の卒 業生であること、『黒と赤の潮流』が阪神淡路大震災が テーマとなっていることによる。
 『黒と赤の潮流』は、2009年、早川書房刊。定価は 1,600円+税。福田さんは、大学卒業後はシステムエン ジニアとして銀行に勤務。最近、プロの作家になった。

【参考】神戸文学館ホームページ
 http://www.kobe-np.co.jp/info/bungakukan/index.html

企画・作成:株式会社神戸学術事業会

(2009.06.19)

有斐閣PR誌「書斎の窓」6月号から

 社会科学系の老舗出版社である有斐閣では永年にわ たりPR誌「書斎の窓」を発行している。この6月号は通算 585号。この4月からは、宮本又郎大阪大学名誉教授(現 関西学院大学教授)の連載エッセイ「経済史・経営史の周 辺」が始まっている。6月号は、その3回目。テーマは、 関西と関東という言葉の意味の歴史的変遷について(詳細 省略)。宮本又郎(みやもと・またお)名誉教授は、1967年 神戸大学経済学部卒。
 6月からは、新たな連載がスタートした。上智大学北村 喜宣(きたむら・よしのぶ)教授の「日常の実情」という タイトルの連載で、第1回目のテーマは「法の現場と意志 決定」。神戸大学に学んだ当時の思い出として、阿部泰隆 教授、宮澤節生教授、加護野忠男教授等の実名が出てくる 。北村教授は1986年法院修士修了。
 もう1本の新連載は、大内伸哉教授(法)による「アモー レと労働」。イタリア人の労働観、人生観がテーマである 。第1回目は少子化についてイタリア人と日本人の考え方 の比較が行われている。内容は、お堅い雑誌の割には、 軟らかい。

【参考】有斐閣ホームページの「書斎の窓」へ
 http://www.yuhikaku.co.jp/shosai

(2009.06.18)

神戸大都市安全研究センターの北後明彦教授が火災現場を視察

 今月始め、神戸市東灘区の食品製造会社「三輪」の 工場で火災が発生、消火活動中の同市消防局東灘消防署の 消防士長(31)が死亡するという事故があった。6月5日、 神戸大都市安全研究センターの北後明彦教授や消防大学校 消防研究センターの調査官ら計17人が火災現場を視察、 出火元とされる小麦を焙煎する機械の付近や内壁などの燃 焼状況を確認した(6月6日付産経新聞)。
 北後教授は「火災が急激に拡大したと聞いている。建物 内にあった可燃物や壁材などを調べ、原因を解明したい」 と語り、火が焙煎機の十数センチ上の天井を伝わって燃え 広がった可能性も指摘した。神戸市では、事故調査委員会 を立ち上げ、学識経験者のほか、市民などの参加を求め事 故原因の究明にあたることにしている。

【参考】神戸大都市安全研究センターホームページ
 http://www.rcuss.kobe-u.ac.jp/

(2009.06.16)

西島章次教授(経済経営研究所)他共著『図説ラテンアメリカ経済』刊行

      


ご参考

 西島章次教授(経済経営研究所)、浜口伸明教授(同)他 共著『図説ラテンアメリカ経済』が、日本評論社から刊行さ れた。定価は、2,400円+税。
 ラテンアメリカ経済の発展と構造を、簡潔な文章と、多く の図表によって、立体的に理解することを目的とした本書。 多面的なアプローチを行うため、6名の著者が動員された。 他の著者は、宇佐見耕一(日本貿易振興機構アジア経済研究 所主任研究員)、坂口安紀(同主任研究員)、清水達也(同副 主任研究員)、小池洋一(立命館大学教授)。次の13章で構 成されている。本書は、商社、メーカー等勤務の社会人で、 ラテンアメリカ経済に関わる人々にとっても有益な参考資料 となろう。

第1章 一次産品輸出経済から輸入代替工業化へ
第2章 マクロ経済の諸問題
第3章 ラテンアメリカの経済自由化
第4章 経済発展と政府
第5章 経済発展と企業
第6章 人的資本と技術開発
第7章 貧困と格差
第8章 農業と農村
第9章 経済のグローバル化
第10章 地域統合
第11章 新一次産品輸出経済
第12章 開発と環境
第13章 日本とラテンアメリカ

(2009.06.15)

神戸大学に赴任する前の小島輝正名誉教授(文)

      


ご参考

 今般、みずのわ出版から高橋輝次著『古書往来』が 出版された。定価は2,800円+税。著者の高橋輝次(たか はし・てるつぐ)氏は、1946年生まれ。大阪外国語大学を 卒業した後、大阪の出版社である創元社で永らく編集の仕 事に携わった後、現在はフリー編集者。『古本漁りの魅惑 』(東京書籍)、『古本屋の薀蓄』(燃焼社)等、古本や、 編集に関する著作を多数世に送り出している。
 『古書往来』には、夥しい数の古書、雑誌についての記 述があるが、その中に作家田宮虎彦(1911-1988)が興した 出版社である文明社についての記述がある。田宮は、敗戦 直後の1945年、35歳の項に雑誌「文明」の編集に当る。こ の時、井上友一郎、澁川驍等の助力を受けた。しかし、 1948年3月に「文明」を廃刊し、作家生活に入る。
 ここに小島輝正名誉教授(1920-1987)の名が出てくる。 すなわち、26歳の頃(1946年夏)に、「文明」の編集を手伝 う。太宰治に原稿を貰いに行ったこともあったようだ。若 き日の小島輝正は、文明社の後生活社に転職するが、この 会社も経営不振。1950年に神戸大学の講師に採用され、や っと生活が安定したとある(148ページ)。
 なお、高橋輝次著『古書往来』には、神戸高商の卒業生 で画家となった前田藤四郎(1927年)、神戸大学文学部卒の 詩人安水稔和(1954年)、同じく詩人以倉紘平(1963年)、 戦前から戦後の一時期神戸商業大学でフランス語教師をし ていた生島遼一(後京都大学教授)各氏の名が散見される。

(2009.06.12)

王柯教授(国際文化)教授が、「日本の地震資料を政府が翻訳して世界と共有する」ことに関して提言

      


ご参考

 6月7日付朝日新聞に王柯教授(国際文化)教授が登 場、「日本の地震資料を政府が翻訳して世界と共有する 」ことに関して提言している。以下は、王柯(おう・か) 教授の提言の概要。
 中国の四川省を中心に起きた大地震から1年がたった。 これに先立つ本年3月末に、阪神・淡路震災復興計画書、 神戸市復興計画書、阪神・淡路大震災教訓集、神戸市防災 対応マニュアルが「日本地震経験叢書」として中国で出版 され、国家減災センターを通じ中国全土の防災関係機関に 配布された。この文献は、日本の大学にいる中国人教員と 留学生が協力して翻訳したもの。「創造的復興」の考え、 コミュニティー再建でのコミュニケーションの「場」重視 など、阪神大震災の復興経験が体系的に紹介されていて、 震災復興にかかわる中国の政府関係者から高い評価を得た という。
 ただし、出版まで曲折があった。仕事以外の時間を利用 して翻訳に取り組み、出版社との連絡折衝を数十回も繰り 返し、複数の機関にお願いしてようやく北京の民間財団の 出版助成金を見つけた。これほど重要な公共財が、なぜ民 間の好意に頼ってしか出版できないのか、不思議に思うと 王教授は発言する。
 日本の地震経験は国際社会から注目されている。四川地 震で中国が最初に受け入れた国際災害救援隊は日本救援隊 だった。積み重ねてきた貴重な救援経験に期待が寄せられ た。中国の民衆は懸命な救援活動に強い感銘を受けて、感 謝一色で、数十年間の政府援助よりも効果的。

【参考】神戸大学ホームページ(神大人の本)http://www.kobe-u.ac.jp/info/book/0903_02.htm

(2009.06.11)

加護野忠男教授(営)、日刊工業新聞コラムで「ポスト株主資本主義」を語る

 6月1日付日刊工業新聞コラム「直球 曲球 2009 MONDAY INTERVIEW」に加護野忠男教授(営)が登場、 「ポスト株主資本主義」を語っている。昨年のリーマ ンショック以降、世界でコーポレートガバナンスのあ り方が再び問われている。米国流の株主資本主義が瓦 解した今、日本企業はどこに向かうべきか。この点に 関して、企業活力研究所(東京)が昨年、「『ポスト株 主資本主義』研究会」を設置、今般提言をまとめた。 この研究会の議長を務めたのが加護野忠男教授(営) である。
 インタビューに答えて加護野教授は、「日本企業の 目指すべき道」について、「『長期エンゲージメント (長期的視点の経営)』と『多元的ガバナンスの再生』 の推進が必要だ。日本企業はこの10年、株主志向型の ガバナンス改革を進めてきた。その結果、短期的な利 益創出が優先され、企業の競争力や現場力は総じて低 下している。短期的効率性達成と長期的な企業成長の バランスを取っていくことが重要となる」と語る。ま た、“会社は株主のもの”という前提も見直すべきと して「そもそも日本に根付いていた企業観とは、会社 は株主だけでなく、従業員や納入業者、債権者、地域 社会など多様な利害関係者の協働によって成り立つも の。米国のような株主一元化ではなく、企業を取り巻 く関係者全体という多元的なガバナンス構築が大切だ 」との意見も述べている。

【参考】企業活力研究所ホームページ
 http://www.bpfj.jp/

(2009.06.10)

都賀川事故調査団(団長:藤田一郎教授(工))が、最終報告

 2008年7月、神戸市灘区の都賀川(とががわ)が 急激に増水、5人が流されて死亡するという事故が発 生した。この事故に関して、当時の10分間雨量は神 戸では「最大50年に一度程度」の大雨に相当するこ とが、土木学会の事故調査団(団長=藤田一郎・神戸 大大学院教授)の最終報告で分かった。同調査団は、 昨年8月から、発生要因などを調べていたが、住宅地 から流れ込んだ雨水が最大で毎秒30-40立方bも川を 下り、高さ1bの波が秒速3bの速さで下流に押し 寄せていたことも明らかになった。
 なお、同調査団の団長、藤田一郎・神戸大大学院教 授の研究室では、昨年7月に死亡事故のあった都賀川 の百分の一規模の模型を作った。組み立て式で、水の 流れや再発防止の研究に役立てるほか、川の怖さを知 ってもらう啓発キットとして活用することになってい る。

【参考】土木学会ホームページ
 http://www.jsce.or.jp/report/51/news2.shtml

(2009.06.09)

岩田健太郎教授(医)が、新型インフルエンザ対応について語る

 新型インフルエンザが、国内で感染を確認され てから1週間が経った。その時点の5月23日付毎日新 聞に、岩田健太郎教授(医、感染症治療学)が登場、新 型インフルエンザに対する国や行政、医療機関の対応 について語っている。以下は、その概要。
 今回のような未経験の緊急事態において、すべての ことを完璧にはできない。また、目指すべきでもとす る医療・行政資源は限られており、優先順位や緊急度 が低いものは後回しにすることが大事だ。現場では、 重症者の治療を優先するのが基本である。新型インフ ルエンザの対応をすればするほど、日常診療は手薄に なる。(新型が)自然に治り、入院もほとんど必要ない と分かった時点で、発熱外来でなく一般の外来での診 察へ移行するべきだった。また、既に回復していた患 者を入院させる必要はなかった。入院によって看護師 や医師がウイルスにさらされる可能性が出て、むしろ 感染拡大を助長する結果になってしまう。

(2009.06.08)

マスターズ甲子園2009、6月14日(日)の9時00分にプレーボール!

 今年で第6回大会となるマスターズ甲子園2009は 、6月14日(日)の9時00分に「プレーボール!」となる 。今年の大会では、代表OB試合出場選手346名、甲子 園キャッチボール参加者778名の総勢1,124名、ボラ ンティア約630名が甲子園球場に集結する。

 詳しくは、マスターズ甲子園大会ホームページ(下記 )を参照。
 http://www.masterskoshien.com/

 なお、マスターズ甲子園大会事務局は、下記のと おり、神戸大学発達科学部内に置かれている。

■■■■■■■■■マスターズ甲子園大会事務局■■■■■■■
    (全国高校野球OBクラブ連合事務局内)
  〒657-8501 神戸市灘区鶴甲3-11 神戸大学発達科学部
  E-MAIL: info@masterskoshien.com
  HP: http://www.masterskoshien.com

(2009.06.05)

「就職ジャーナル」4・5月合併号に大塚真美さん(2008年文卒)登場、留学生のシューカツを語る

 リクルート発行の「就職ジャーナル」4・5月合併 号に、大塚真美さん(2008年文卒)登場、留学生のシュ ーカツについて体験を語っている。日本を遠く離れて様 々な経験をする留学生や海外大生。就職活動にその経験 をどう活かすべきか、先輩に体験談を聞くという趣旨の 記事である。
 大塚真美さんは、大学3年2月から2年間、中国に留学 した。留学先は、中山大学、南開大学。神戸大学卒業後 は、TISに入社する。今の仕事は、企業に業務全般を 一元化して管理できるソフトウエアを導入し、業務改善 を行う部署に所属。現在は大手企業を担当し、ソフトの 保守業務にあたっている。経験を積み、ソフトの提案、 導入などコンサルティング業務を行うのが目標だという 。
 留学中に書籍・雑誌で情報収集を続けた大塚真美さん 。2006年10月には、留学先でリクナビに登録を済ませた 。一時帰国したときに、既に就職活動を終えた友人から 雑誌等を貰いうけ、中国の留学先に贈っておいた。この 資料で就職活動のノウハウを押さえ、業界研究を進める 。2007年2月に帰国後すぐに活動を開始、説明会に出席 、エントリーシート作成に追われた。同年4月からは、 就職活動を通じて興味を持ったIT業界について情報を 収集。2007年7月にはTISに内定が決まり、就職活動 を終えた。
 なお、永年にわたり発行されてきた月刊就職情報誌「 就職ジャーナル」は、この4・5月号を最後に休刊する ことになった。就職活動の情報収集がインターネット中 心になったことが原因。6月からはホームページでの情 報提供に移行する。

(2009.06.04)

マイスター60柴田一郎社長(1970年経卒)、抱負を語る

 5月4日付読売新聞に、総合人材サービス会社マイ スター60柴田一郎社長(1970年経卒)が登場、抱負を語 っている。
 柴田さんは、1947年兵庫県の生まれ。神戸大学を卒 業後、伊藤忠商事に入社する。一貫して自動車ビジネ スに携わり、2006年に同社を退職後、07年1月マイス ターエンジニアリングの顧問に就任。同年4月から社 長に。
 マイスター60は、シニア派遣の先駆けとして、 1990年に設立された総合人材サービス会社。親会社 は設備メンテナンス・派遣を含むエンジニアリング事 業を中心とするマイスターエンジニアリング。子育て を終えた女性の再就職支援も行っている。
 この会社は、「年齢は、背番号、人生に定年なし」 をテーマに、定年後の就労支援など高齢者雇用の創出 を事業目的としている。柴田さんは、長年の総合商社 勤めを経て、「シニアの再就職事業にやりがいを感じ 」、異業種へ転身した。「団塊世代のホワイトカラー が大量に流出する今こそ、新たなビジネスチャンス」 と語っていた。

マイスター60のホームページ
http://www.mystar60.co.jp/

(2009.06.03)

石井洋二郎『科学から空想へ』を書評-市田良彦教授(国際文化)

      


ご参考

 市田良彦教授(国際文化)による石井洋二郎『科学 から空想へ』(藤原書店、4,200円+税)の書評が、5月 31日付日経紙に掲載されている。シャルル・フーリエ は、フランスの空想的社会科学者。本書は、本邦初の フーリエ論の書である。『科学から空想へ』の著者で ある石井洋二郎氏は、フランス文学者。東京大学総合 文化研究科教授で、駒場図書館長もつとめている。
 市田教授は、「今日、フーリエに「取り組む」とは 、社会主義を歴史的に再検討することと並んで、思想 一般の科学的正しさとはそもそも何なのか、どのよう にそれは働くのかを考えることにならざるをえない。 本書はまさにそれを引き受けようとする試みだ」と、 本書を高く評価する。
 サン・シモン、ロバート・オウエン、シャルル・フ ーリエ。この書評を読んで、遥か昔、空想的社会主義 者たちに関する社会思想史の講義を神戸大学の教養課 程で、陸井四郎(くがい・しろう)教授から聴いたこと を思い出す古い卒業生がいるかもしれない。

(2009.06.02)

福田和代さん(1990年工卒)の新著『黒と赤の潮流』

      


ご参考

 福田和代さん(1990年工卒)の新著『黒と赤の潮流 』(早川書房、1,600円+税)が刊行された。この作品は 、デビュー作『ヴィズ・ゼロ』(2007年、青心社)、第 二作『TOKYO BLACKOUT』(2008年、東京 創元社)に続く第三作目。福田さんは、大学卒業後は銀 行に勤務、仕事はシステムエンジニアである。
 『黒と赤の潮流』は、神戸が舞台の作品。阪神淡路大 震災発生の年の神戸で、20年前に海で起きた事件の真相 が明らかにされていく。謎が解明されていくとともに、 交通事故で選手生命を絶たれたスプリンターの青年が、 両親や、異国から来た友を失ったのち、再生への手がか りをつかむ。そんな成長物語の色彩をもった小説だ。
 4月26日付朝日新聞読書欄には、写真入りで著者イン タビューが掲載された。それによると、福田さんは『黒 と赤の潮流』を執筆するため、ボートの体験コースを受 講し、また海外で実際に拳銃を撃って感触を確かめたと いう。取材の過程が好きで、「知らない話を聞くと、こ ういう世界があるのかとわくわくするんです」という福 田さんのコトバも紹介されていた。

(2009.06.01)

目白大学 門田安弘教授の新著『不況に克つ経営変革』

      


ご参考

 目白大学 門田安弘(もんでん・やすひろ、1969年 営博修了)教授の新著『不況に克つ経営変革』が税務経 理協会から出版された。定価は1,500円+税。門田教授 は筑波大学名誉教授、多数の著書があり、英文の『トヨ タ生産システム』(1983年)で、日本経済新聞経済図書 文化賞を受賞している。1996年からストックホルム経済 大学客員教授。
 経営危機に際して、最も大事なこと。それは「自己の もつ強み」を見い出して、これを外部の市場環境にある ニーズやチャンスに結びつける。これが著者の持論であ る。この考え方にたって、本書は、小説風に架空の会社 三上電機と関係会社を舞台にストーリーを展開する。以 下は、目次から。

第1部の話 三上電機(石原社長)による電池事業の育成とM&A
第2部の話 パラダイス電機(鈴村社長)によるグループ再編と不採算事業からの撤退
第3部の話 三上電機(石原社長)における全社的コスト削減
第4部の話 三上電機の工場(石原部長)と菊池課長における現場改善の導入

(2009.05.29)

宮崎正弘、石平(1995年文博修了)共著『絶望の大国、中国の真実-日本人は、中国人のことを何も分かっていない! 』刊行

      


ご参考

 宮崎正弘、石平共の対談集『絶望の大国、中国 の真実―日本人は、中国人のことを何も分かっていな い! 』が刊行された。出版社はWAC、定価は933円 +税。
 中国通の評論家である宮崎正弘拓殖大学客員教授と 、2008年に中国から日本に帰化した石平(せき・へい 、1995年文化研究科博士課程修了)さんの対談集であ る。目次は、以下のとおり。

第1章 中国人はカネしか信じない
第2章 汚職まみれの共産党と暴走する人民解放軍
第3章 ネットは革命前夜の雰囲気
第4章 中国人のすさまじい原色の欲望
第5章 中国ではなぜノーベル賞受賞者が育たないのか
第6章 中国が反日をやめる日はくるのか?

 中国人民は、中国共産党を嫌悪している。理由は、 表ではいいことをいっているが、裏ではひどい汚職競 争を繰り返し、悪いことばかりしているから。中国は 、カネの論理が支配する社会。中国は腐りきっている としか言いようがない・・。マスコミ報道のきれいご ととは一味も二味もちがう中国像が見えてくる。

(2009.05.28)

自転車の安全について語る岡田修一教授(発)

 5月は「自転車月間」。5月3日付読売新聞 「くらし・家庭」欄に、自転車の安全についての 記事が掲載された。自転車が停止しないうちにサ ッと横に降りる。これは、せまい歩道だとぶつか りやすくて危ないという意見がある。足腰が弱く なった人が転倒を防ぐための降り方ではなかろう か。これは自転車文化センターの学芸員の意見。
 このテーマに関しては、高齢者の身体機能につ いての専門家である岡田修一教授が登場、高齢者 と自転車の横降りについて「高齢者はバランス機 能が弱くなっている。だから、低速時に不安定さ から危険を感じ、さっと横に降りてしまうのでは 」と推測する。

(2009.05.26)

阪神タイガース坂井信也オーナー(1970年経) 非常事態宣言

 5月22日付金曜日のデイリースポーツ一面 に、「坂井オーナー非常事態宣言」の赤色の活 字が目に付く。阪神タイガースの坂井信也オー ナー(1970年経)の次のような記事が掲載されて いる。
 打てない、勝てない、V争いどころか下位低 迷。宿敵巨人には10ゲーム近く引き離された。 このようなタイガースの現状に、仏の総師とい われる坂井オーナーも厳しい。「長い目で見て やりたいけど、ファンのいらいらする気持ちも 分かる。こういうチームなんで、勝ちながらや ってもらはなアカン」という坂井オーナーの発 言も紹介されている。真弓監督には、若手育成 以上に、今季の勝利を最優先するチーム運営を 求めたとのこと。
 新外国人の緊急補強にもGOサインを出した 。坂井オーナーは「よう打つ人を」、「リスク は高いけど、今は現状打開のプレーヤーという ことです」とも語っている。

阪神タイガース公式サイトから http://hanshintigers.jp/

(2009.05.25)

鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、インドネシアの豚に拡大、神戸大の調査

 5月4日付朝日新聞によると、鳥インフルエン ザウイルス(H5N1型)が、インドネシアの豚に拡大 していることが分かった。これは、神戸大感染症セ ンターの調査により判明したもの。人に感染するタ イプに変異したウイルスも見つかった。鳥インフル エンザの脅威も高まっていることを示す結果である 。
 神戸大チームは2005年〜07年、現地のアイルラ ンガ大熱帯病研究所と共同で4州の豚計402頭の感 染状況を調べた。その結果、全体の1割を超える52 頭からH5N1型ウイルスが見つかった。うち1頭から 分離されたウイルスは鳥にも人にも感染するタイプ とみられている。鳥のインフルエンザウイルスが豚 に感染を繰り返すうちに、人にも感染するタイプに 変化したとみられている。

(2009.05.22)

横尾能範名誉教授(国際文化)が、薪ストーブ普及を論じる

 5月11日付神戸新聞のコラム「論」欄に、横 尾能範(よこお・よしのり)名誉教授(国際文化)が 、薪ストーブ普及を論じている。タイトルは、「 緑税で薪ストーブ普及を」というもの。以下は、 その概要。
 地球温暖化が進んでいる。その主因は温室効果 ガス(二酸化炭素)の増加だ。今、国際的規模での 削減に向けた取り組みが急務となっている。大気中 の二酸化炭素の濃度は、排出と吸収のバランスで決 まるので、省エネによる排出抑制もさることながら 、ガスを吸収する側への対策も重要である。
 大きな森林火災によって排出される多量の二酸化 炭素も、焼け跡に緑が再生する際に、十分に吸収さ れる。これが、地球規模の生態系、エコシステムだ 。たとえ、化石燃料の燃焼に対して省エネ策を行っ たとしても、二酸化炭素の濃度が高まるスピードを 落とすだけでバランスの回復までには至らない。
 このように緑の役割が大きくクローズアップされ ている。その中で、兵庫県は、森林の荒廃や開発に 伴う緑の減少を防ごうという趣旨で、2006年度か ら県民に「県民緑税」を課し、県民総参加で緑の保 全・再生を目指している。都市の緑化まで含めた制 度は珍しく、全国に誇れるものだ。
 横尾家が、この冬もお世話になったのが「薪スト ーブ」。この「薪ストーブ」と出合ったのは、オー ストラリア。同国のパースの住居で斬新なストーブ を見つけた。一見、コンパクトな箱型テレビのよう な形状。排気が清潔そのもの。8-20万円と、値段 も比較的廉価だ。荒廃しつつある森林の間伐を行い 、出た間伐材を「薪ストーブ」の燃料として活用す る。緑税の一部を使い、「薪ストーブ」購入の補助 をすることによりこのアイデアは生きる。

(2009.05.21)

阪神・淡路大震災復興フォローアップ委員会監修・兵庫県編『伝える-阪神・淡路大震災の教訓-』刊行

 『伝える─阪神・淡路大震災の教訓─』が 、ぎょうせい社から刊行された。定価は、1,886円 +税。本書は、神戸大学工学部室崎益輝名誉教授 (現関西学院大学教授)が座長をつとめる阪神・淡 路大震災復興フォローアップ委員会が監修し、兵 庫県が編者となってできあがった。
 未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災。 被災者同士の助け合いに加え、ボランティアの献 身的な活動をはじめ、国内外からの応援により、 被災地の復旧・復興が進展した。兵庫県が中心と なり、震災の経験と教訓を後世に伝えようとする 取り組みが進められてきた。このプロジェクトは 、その後の日本列島で多発する自然災害の検証を も取り込み、着実に進化している。
 阪神・淡路大震災に関わる幾多の教訓は、未来 の安全な地域づくりや、世界の豊かな社会づくり に欠かすことのできないものである。これを世界 に発信し未来に伝承することは、被災地として避 けられない歴史的使命といえよう。このような観 点から本書は生まれた。
 本書は2005年(平成17年)に提言された「復興 10年総括検証報告書」に基づいて、震災の復旧 ・復興から100の教訓を抽出。被災者の関心事の 推移に着目して、「いのち」「暮らす」「創る」 「支える」の4つの切り口で整理し、震災での教 訓をどう生かすか、具体的な施策や背景などをま とめて出来上がった。自治体防災関係者や災害救 援NPO、自主防災組織関係者必携の書である。
 前述のように、阪神・淡路大震災復興フォロー アップ委員会の座長は、室崎益輝関西学院大学教 授(神戸大学名誉教授)。地主敏樹教授(経)も同委 員会メンバーの一人である。また、顧問として、 新野幸次郎元神戸大学学長(財団法人神戸都市問 題研究所理事長)、野尻武敏(経)名誉教授(財団 法人ひょうご震災記念21世紀研究機構顧問)も 名を連ねている。

(2009.05.20)

荷宮和子さん(法卒)の新著『宝塚バカ一代 おたくの花咲く頃』

      


ご参考

 荷宮和子さん(法卒)の新著『宝塚バカ一代 おたくの花咲く頃』が、青弓社から刊行された。 定価は1,600円+税。荷宮和子(にみや・かずこ) さんは、1963年、神戸市の生まれ、神戸大学法学 部を卒業した(卒年不明)。著書に『ホントの宝塚 が分かる本』、『宝塚・スターの花園』(ともに 廣済堂出版)、『若者はなぜ怒らなくなったのか』 、『声に出して読めないネット掲示版』(中央公論 新社)、『バリバリのハト派』(晶文社)等がある。
 荷宮さんは、本書の出版社である青弓社が出し ているシリーズ『宝塚イズム』に「宝塚バカ一代」 という連載中。連載開始にあたり、これまで各種媒 体で発表してきた文章を「まとめておきたい」とい う気持ちになり本書が出来上がった。
 「読み通していただければわかると思うが、1963 年生まれで現在45歳の私は、おたく第一世代のなか でも相当なおたくである。漫画・アニメは当然のこ ととして、その守備範囲は、ファッションやキャラ クターグッズにも及ぶ」と、荷宮さんは語っている (はじめに)。以下は目次から。

第1章 「宝塚おたく」の日々
第2章 お宅の花咲く頃
 ―宝塚×少女漫画×アニメ×ゲーム×ファッション ×ネット
 ヨン様と宝塚、「昭和レトロ」ブームって何?
 宮崎駿はなぜ手塚治虫に反発したのか
第3章 「宝塚×おたく」の現在

(2009.05.19)

神戸大学留学生とボランティアの交流、「Mitsui V-Net」最新号から

 三井ボランティアネットワーク事業団のニュース レター「Mitsui V-Net」Vol.41(5月刊)に、神戸大学 留学生センターで開催された交流会の模様が報じられて いる。この交流会は、留学生、ボランティア、大学教職 員によって構成される。会合は2月26日に開催、留学生 6名を含む37名が参加した。
 留学生センター長・中西泰洋教授から挨拶があり「最 近力を入れていることはグローバルキャリアセミナーと いう留学生の就職支援の取り組みを行っている」といっ た近況報告があった。
 なお、別なページには神戸大学モンゴル留学生アマル バータルシーレンさんが登場、三井ボランティアネット ワークのメンバー(ホストファミリー)との暖かい交流を 語っていた。

(2009.05.18)

跡見学園女子大学小川功教授(1968年営卒)の新著『虚構ビジネス・モデル 観光・鉱業・金融の大正バブル史』

      


ご参考

 前滋賀大学教授で、現在は跡見学園女子大学小川 功教授(1968年営卒)の新著『虚構ビジネス・モデル 観 光・鉱業・金融の大正バブル史 』が、日本経済評論社 から刊行された。定価は5,600円+税。小川教授は、日 本生命の出身。1992年、ニッセイ基礎研究所産業調査部 長、翌年に滋賀大学教授(経)に就任した。
 小川教授は、ここ数年間企業・金融の複合的破綻現象 を説明する人的要素として、ハイリスクを選好する「虚 業家」の存在に着目してきた。特に多種多様な「虚業家 」が共鳴・協働するネットワークが過去の我が国のバブ ル期のリスクを増幅させてきたのではないかという“仮 説”を提示し、若干の事例で実証しようと試みてきた。 小川教授は、2003年に公表した論文で、自己の事例研究 に関して、「今日のエンロン事件などで証券アナリスト 、格付機関等の専門家が加熱するブーム、難解な金融技 術、数々の虚構と架空の数値等に目を奪われるあまり、 病的な投機的行動や忌むべき虚業の実態を見逃さないた めには一体なにをすべきかという今日的で普遍的な命題 にも密接に関連するものではなかろうか」と指摘した。
小川教授の「虚業家」論にとって、大きな検証の機会が 訪れた。それがサブ・プライム・ローン問題に端を発す る米国金融危機とその世界的波及である。本書では、新 花屋敷温泉土地、大北炭鉱、佐賀貯蓄銀行、中央生命等 の「虚業家」が設立した怪しげな企業の数々の事例が紹 介されている。何れも、大正時代に破綻した会社。現在 では殆ど忘れられている。注目すべきは、「虚業家」の 周辺には政治家や華族たちがいる。しかも、多数の「虚 業家」たちはネットワークを組んでいる。

(2009.05.15)

神戸大学水圏光合成生物研究グループ編『水環境の今と未来−藻類と植物のできること−』刊行

      


ご参考

 自然科学系先端融合研究環 内海域環境教育研究セ ンター川井浩史教授、大学院理学研究科三村徹郎教授を 中心として、神戸大学水圏光合成生物研究グループ編『 水環境の今と未来−藻類と植物のできること−』が、生 物研究社から刊行された。定価は1,800円+税。目次をみ ると、「海藻草類から見た都市沿岸域の水環境とその改 善」、「陸水における水生植物の多様性と保全」、「マ リンバイオによる環境浄化と資源回収」といった多様な テーマが並ぶ。
 人口の集中と都市化、農水産業による過度の利用、高 度経済成長に伴う埋め立て・地形改変や水域の富栄養化 等々。これらが原因で日本の水辺・海辺の環境は大きく 傷つけられてきた。 この環境劣化は、化石燃料の大量 消費に伴う地球規模の環境変動による影響も受け、さら なる劣化が危惧されている。
 目を転じると、化石燃料に替わる新しいバイオマス資 源として、水圏に生育する光合成生物 (微細藻類や海藻 など) が注目を浴びてきた。また、これらの生物の持つ 機能を様々なレベルでの環境改善のために利用しようと する試み出てきた。太陽エネルギーの利用拡大を考える と、地球表面の2/3を占める海面利用拡大が不可欠だ。 また、人類が数千年にわたって利用してきた陸上の植物 と比べて、藻類はこれまで極めて限られた研究・開発し か行われてきていない。このため、今後の利用に大きな 可能性を秘めている。本書はこのようなテーマについて 、12名(半数が神戸大学関係者)の多面的専門家たち参 画して出来上がった。

(2009.05.14)

1926年(大正15年)神戸高商卒の岡本達三郎さん死去、104歳

 5月3日付日本経済新聞の報道によると、1926年(大正 15年)に神戸高商を卒業した岡本達三郎さんが4月27日に死 去した。享年104歳。岡本さんは神戸高商卒業後日本銀行 に入り、松本、仙台支店長を経て1952年に日本長期信用銀 行常務に就任する。副頭取、副会長を経て1970年に顧問に 就任した。
 岡本達三郎さんは、1904年(明治37年)和歌山市の生まれ 。亡くなった時点の年齢104歳から、神戸大学(前身校)卒 業生の最長老ランクの人物と思われる。

(2009.05.13)

眞方忠道名誉教授(文)の新著『プラトンと共に』

      


ご参考

 眞方忠道(まがた・ただみち)名誉教授(文)の新著 『プラトンと共に』が、南窓社から刊行された。定価は 2,500円。本書では、著者がプラトンの初期対話篇の思 想を『国家』篇に至るまで克明に辿る。眞方名誉教授と プラトンとの対話の記録といった著作である。したがっ て、すべて著者自身の原典読解に基づく文章から構成さ れていて、二次文献に基づく文章は一つもない。
 岩田靖夫東北大学名誉教授(哲学)は、週刊読書人(4月 24日付)紙上で本書を評して、「著者とプラトンとの哲 学的死闘の現場の報告であると同時に、現在の著者の立 っている哲学的位置の告白になっている」と述べていた。

(2009.05.12)

兵庫県立工業技術センター北村新三所長(工・名誉教授)、抱負を語る

 4月30日付神戸新聞の「この人に聞く」欄に、神戸 市須磨区所在の兵庫県立工業技術センター北村新三所長 (工・名誉教授)が登場、抱負を語っている。
 世界的大不況にあり、製品開発の効率性などから注目 されている産学官連携。この分野において、兵庫県内で 中心的役割を果たす組織の一つが、兵庫県立工業技術セ ンターである。中小企業や大学から数多くの相談が寄せ られる中、かつて神戸大学の副学長も務めた北村新三所 長が、「センター側から外部と交流する機会を増やして 、技術を高めたい」と抱負を語っている。

兵庫県立工業技術センター: http://www.hyogo-kg.go.jp/

(2009.05.11)

高橋千枝子さん(1993年経卒)の新著(共著)『「肥満解消」マーケティング』

      


ご参考

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングに勤務する高橋 千枝子さん(1993年経卒)が、同僚の有元裕美子さんとの共 著で『「肥満解消」マーケティング 成長市場を攻略する ”7つのS”と”6つのC”』(日本経済新聞社) を刊行 した。定価は1,900円+税。
 高橋さんは、既に『図解健康業界ハンドブック』(2004 年、東洋経済新報社)、『高くても売れる! 7つの法則』 (2006年、ダイヤモンド社)等の著書がある。今般の新著は 、前2著のキーワードである「健康」と 「マーケティング 」双方に関わるものである。
 2010年には10兆円市場になる。ダイエット・ビジネス への新規参入が目立っている。本書は、不況下でも伸び続 けるこの市場の攻略法を、6C(6つのマーケティングフ レーム)と7S(7つの肥満解消スタイル)で分析した画期 的な書であるといえよう。ダイエット消費が、月額 6,000円超の人1,000人の調査で判明したデータを踏まえ た実証的な内容となっている点がミソ。

(2009.05.08)

「麺の世界」編集長奥山忠政さん(1960年法卒)が、「麺とパスタ専門学校」校長に就任

 愛媛県松山市に、来年4月に、「麺とパスタ専門 学校」が新設される。今般、その校長に「麺の世界」 編集長奥山忠政さん(1960年法卒、福岡県筑紫野市在 住)が就任することが決まった。奥山さんは、元伊藤忠 商事に勤務した商社マン。リタイア後、うどん、蕎麦、 スパゲッティ等の麺類に関する研究に没頭、季刊「麺の 世界」(2009年春号で通算16号)の編集長をつとめながら 、各地で開かれる麺類に関するイベント、講演会等で活 躍中。

「麺の世界」のホームページ( http://www.sunglow.info/ )から

(2009.05.07)

海賊対処法案に関して坂元茂樹教授(法)がコメント

 アフリカ東部ソマリア沖で海賊行為が激増して いる。2008年だけで前年の発生件数の2.5倍にあた る111件の海賊事件が発生した。その対策を巡り、 海上自衛隊の護衛対象や武器使用の範囲を広げる海 賊対処法案が4月14日、衆院で審議入りした。新法 成立に先立ち、政府は先月末から現行法に基づいて 護衛艦2隻を派遣したが、護衛対象外の外国船から も救援を求められるケースが相次いでいる。この海 賊対処法案に関して、4月14日付日経紙にて、坂元 茂樹教授(法)がコメントしている。以下は、その内 容。
 日本が自国の関連船舶だけしか護衛しない状態を 続ければ、他国の海賊被害に無関心との印象を与え かねない。その意味で、海賊対処法案が外国船舶も 保護対象に含めていることは評価できる。海賊の中 には停船命令にも従わず、商船に近づくケースもあ る。こうした事態に対処するうえで、同法案が武器 使用基準を緩和している点は理解できる。ただ、現 場の混乱を防ぐためにも、海上自衛隊は別途、詳細 な武器使用の運用基準を定める必要がある。

(2009.05.01)

赤外線使い胆石粉砕技術、神戸大などのチームが開発

 人体を傷つけることなく胆石だけを簡単に粉 砕する。そんな技術を、神戸大、大阪大、新産業創 造研究機構などのチームが開発した。口から胆石の 近くまで管を入れ、胆石だけが反応する波長の赤外 線を照射するというもの。ただし、現在はブタの実 験の段階。実用化されれば、患者の負担が大幅に軽 くなりそうだ。
 胆石の原因はコレストロールなどの結晶化。チー ムは、胆石に特定の波長の赤外線を当て、約100分 の1ミリに分解して、便と一緒に体外に出す治療法を 考案した。ブタの胆管の中で、直径約1センチの胆石 に赤外線を照射すると、1分間で約3分の1を粉砕で きたという。以上は、4月21日付朝日新聞から。

(2009.04.30)

レイバンズ、対明治大学戦21-34で惜敗(4月26日、東京八幡山グランド)

 4月26日(日)、東京・世田谷区八幡山の明治大 学グランドで開催された「神戸大学体育会アメリカン フットボール部チームRavens 対 明治大学チーム  Griffins」の試合は、21-34で惜敗した。なお、 横浜国立大学との定期戦は、5月5日(火・祝)13時 キックオフで、神戸・王子スタジアムで開催され る。

【参考】レイバンズのホームページ(明治大学戦の結果掲載済)
    http://www.ravens-kobe.com/

(2009.04.28)

電子顕微鏡で原始宇宙の姿を見る、留岡和重教授(理)

 惑星物質科学という学問分野がある。これは、 宇宙から地球に降り注ぐ隕石(いんせき)と、その元 となる小惑星を研究対象に、宇宙の成り立ちに迫るこ とを目的としたもの。留岡和重(とめおか・かずしげ) 教授(理)は、惑星物質科学の国内第一人者、「小惑 星が分かれば、太陽系の成り立ち、そして46億年前 の原始宇宙の姿が見えてくる。純粋理論とは異なり、 実際に目で見える対象を使って、宇宙の謎解きという 面白さを追求している」と語る。
 隕石研究を始めた、大学院終了後のこと、「鉱物の 結晶構造をエックス線で解析する研究をしていたが、 鉱物結晶学としての勢いがなくなってきた。何か新し いものを探していたところ、隕石を電子顕微鏡で調べ る学問がある」ことを知った。「世界最大の隕石コレ クションを誇り、電子顕微鏡の研究が盛んであった米 ・アリゾナ州立大学へ就職。「人生の賭けだった」と 、留岡教授は当時を振り返る。
 留岡教授は、「太陽系の起源および惑星の形成・進 化に関する研究」で、2003年(平成15年)の日本鉱物学 会賞を受賞している。以上は、4月14日付産経新聞か ら。

(2009.04.28)

ソフトテニスで松蔭高を20年連続全国総体に導いた木村靖さん(1957年教卒)、神戸親和女子大の監督に就任

 ソフトテニス(軟式庭球)で、松蔭高校を20年連 続全国総体に導いた木村木村靖さん(1957年教卒)が、 この4月から神戸親和女子大の監督に就任する(3月27 日付神戸新聞)。60歳で松蔭高校の顧問を退いて以来、 本格的に指揮を執るのは15年ぶり。「7月で76歳にな る名伯楽が、衰えぬ情熱で無名校をけん引する」と同 紙は報じている。
 木村さんは、姫路市の出身。1957年に松蔭高校に 赴任、1959年から20年連続で教え子を全国高校総体 の学校対抗戦に送り続けた。わずか2面のコート。そ こで、中学生から大学生まで100人の部員がひしめく 練習環境で結果を残し続けた。厳しくも効率的な指導 法を学ぼうと、全国の指導者が「松蔭詣(もうで)」 に訪れたほどの名将だった。

(2009.04.27)

超長期の企業戦略論、三品和弘教授(営)の日経紙連載

      


ご参考

 4月9日からの日経紙「経済教室」下段のコラム「経 営学のフロンティア」で「超長期の企業戦略論」と題した 三品和弘教授(営)による論考が連載されている。
 三品教授は『戦略不全の論理』(2004年、東洋経済新報 社)いうタイトルにはじまる一連の著作で知られているが、 今回の寄稿はその内容をふまえたもの。教授は“立地”と いう言葉を使って、企業の最高位の戦略を位置づけている 。例えばトヨタは創業時の立地は織機であったが、自動車 に立地を変え、成功した。IBMは事務機からコンピュータ 、さらにコンサルテイングに立地を変え、成功した。とい う具合である。
 また、薄型テレビは日本の企業の技術で確立された製品 になったが、サプライチェーンに関する戦略に失敗し、い まや全く利益の出ないビジネスになってしまった。この商 品で利益を出しているのは流通業である。これは製品の質 にだけ特化し、サプライチェーンの戦略がないことが原因 。教授の解説はきわめて説得力があり、日本の企業の弱点 を鋭く解明している。
 三品教授の連載は、4月21日に第10回を持って終了する。 通常、一人につき8回の連載であったが、三品教授は、「 経営学のフロンティア」シリーズの最終ランナーをつとめ たことから4月20日(9回)、4月21日(10回)のテーマは、極 めて示唆に富む見解が示されている。簡単にいうと、目先 を追うな、視野を広く持てというkこと。これを読むと、 日本経済新聞そのものも、大いに反省すべき等ともおもい たくなる。
 昨年秋から始まった「経営学のフロンティアシリーズ」 、おそらく単行本として出版されることになるであろう。 その際は、もう一度読み直すと良いかもしれない。

※左は、『戦略不全の因果-1013社の明暗はどこで分かれた のか』(2007年、東洋経済新報社)

(2009.04.23)

菊正宗酒造記念館創設に貢献、神戸大学野地修左教授(工)

 酒造関係の業界誌「醸界春秋」3月号に、灘五郷の 酒造記念館の特集記事が掲載されている。執筆者は、建築 史家の川島智尾生。クローズアップされているのは、菊正 宗酒造記念館や白鶴酒造資料館、沢の鶴資料館、辰馬本家 「酒造館」などである。
 この記事の中で、蔵齢300年を越えていた菊正宗の酒蔵 が、国道43号線にかかるため取り壊しを余儀なくすること になった1958年当時のエピソードが紹介されている。この とき、建築史家で神戸大学野地修左教授(後に名誉教授、 故人)をはじめとする歴史学者たちが、以下のような見解 を出し、歴史的な価値がある菊正宗の酒蔵が移築されるこ とになった。現在は、魚崎駅の南側、住吉川の右岸にそっ た土手沿いにある。
 「酒造でかかる古い而も完全のものは珍しいから、兵庫 県文化財として永久に保存し、酒の主産地での酒の博物館 としたら」(『本嘉納商店々史』昭和34年夏)
 この提案は、九代・嘉納治郎右衛門により受け入れられ 、歴史的建造物は残されることになる。

菊正宗酒造記念館ホームページ
  http://www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/

(2009.04.22)

マンドリンクラブOB会「楽楽・神戸」が、5月3日に神戸でコンサート

 この5月3日(日)、神戸大学マンドリンクラブのOB で構成される「楽楽・神戸」が、第3回目のコンサートを 開催する。場所は神戸市東灘区民センター(うはらホール )。13時30分開場、14時からの開演を予定している。

第一部
チャップリン映画音楽メドレーほか
第二部
大西功造(1998年農学部卒、神戸大学マンドリン部OB、プロマンドリン 奏者)によるマンドリン独奏ほか

【参考】「楽楽・神戸」のホームページ
  http://www7b.biglobe.ne.jp/~gakuraku/

(2009.04.21)

有斐閣「新刊案内」(4月)から

 創業は1877年(明治10年)という130年余の歴史を 誇る有斐閣。毎月、広報誌「書斎の窓」と「新刊案内」 を刊行している。有斐閣「新刊案内」(4月)には、多数 の神戸大学関係に関わる著書が紹介されている。

○下井隆史名誉教授(法)著『労働法』第4版 定価2,520円
 労働契約法に完全対応、労働法の基本が理解できるよ う工夫をこらしたコンパクトなテキスト。労働契約法の みならず、最低賃金法・均等法・パート労働法などの改 正を織り込むとともに、最新の判例・学説をフォローし ている。なお、下井名誉教授は、阪神大震災当時、神戸 大学図書館長の職にあった。「震災文庫」の生みの親と いわれている。

○近藤光男教授(法)篇『現代商法入門』第8版 定価2,100円
 定評ある入門テキスト。商法総則、会社、商行為、保 険、海商、手形・小切手の基本を簡明に解説する。行澤 一人教授も分担執筆している。

○山本弘教授(法)他編『青山善充先生古希祝論文集 民事 手続法学の新たな地平』 定価18,900円

○上嶌一高教授(法)他著『刑法基本講義 総論・各論』 定価3,675円

○中西正他著『民事執行・民事保全法』 定価2,940円

【参考】有斐閣のホームページ
  http://www.yuhikaku.co.jp/

(2009.04.20)

今井昭夫教授(海)の編著書『国際海上コンテナ輸送概論』刊行

 今井昭夫教授(海)の編著書『国際海上コンテナ輸 送概論』が、東海大学出版会から刊行された。定価は 2,800円+税。執筆陣を構成する11人の中には石黒一彦 講師、西村悦子准教授がいる。また、東海大学金子仁 准教授(2006年院海博士後期修了)も執筆者の一人であ る。
 海上コンテナ輸送が、この世に出現してから50年。 海上コンテナ輸送は、国際輸送の分野における“産業革 命”に匹敵する大革命であった。原材料や機械部品から 最終消費財まで、多頻度小口輸送が求められるあらゆる 商品の輸送で、海上コンテナ輸送は利用されている。 海上コンテナ輸送は、いまや国際貿易において必要不可 欠の輸送手段となった。海上コンテナ輸送は、国際複合 一貫輸送とも呼ばれる。輸送される貨物をISO規格のコ ンテナに詰めることで、船、トラック、鉄道など複数の 輸送機関を用いたドアトゥドアの国際輸送をスムーズに 行うシステムである。
 このシステムはコンテナ、船、港湾(コンテナターミ ナル)、河川航行船(バージ)、鉄道、トラックなど、多 種多様の高度に機械化されたサブシステムから成り立つ 。さらにこれらサブシステムを効率的に運用し、また全 体システムを円滑に機能させるために、様々な設備計画 やオペレーション計画が必要である。
 本書では、このような各サブシステムの研究者が執筆 陣を構成している。そのうえで、それぞれのハード(技 術的課題)とソフト(計画的課題)の両側面、 さらには海 上コンテナ輸送の経済性を研究するために必要な貿易デ ータや経済分析手法までを広範かつ詳細に解説する。図 版、写真も多く理解を助けてくれる。

(2009.04.17)

レンゴー大坪清社長(1962年経卒)、古紙回収・リサイクルを語る

 週刊ダイヤモンド3月28日号のコラム「単刀直入」欄 に、レンゴー大坪清社長(1962年経卒)が登場、世界に誇る 日本の古紙回収・リサイクル体制が崩壊しかねないと警告 を発している。昨年秋口からの景気後退。そのため、印刷 用紙などの洋紙や、レンゴー社の主力商品である板紙・段 ボールの生産量が大きく前年を下回った。追い打ちをかけ たのが中国の古紙需要の低下。日本国内の古紙在庫の急増 により価格も急落しており、古紙回収業者らの経営を圧迫 している。
 なお、このコラムの最後に、大坪社長は「レンゴーと日 本製紙グループ本社、住友商事の業務提携は終了した」と 発言している。これは基本覚書の期限が到来したので、い ったん提携を解消するのがお互いに最善と判断した。これ が主な理由とのことである。
 なお、大坪社長は2月8日付朝日新聞コラム「耕論」欄に 登場、企業の雇用責任に関して「人員削減の流行に乗るな 」のタイトルで論陣を張っていた。レンゴー社では、全国 で約1,000人の人材派遣子会社の社員を、この4月から正社 員にすることを決めていた。

【参考】レンゴーのホームページ
  http://www.rengo.co.jp/

(2009.04.16)

シリン・ネザマフィさん(2006年自然科学研究科修了)、またもや快挙

 イランから神戸大学に留学したシリン・ネザマフィ さん(2006年自然科学研究科修了)が、第108回文学界新人 賞(文芸春秋主催)を受賞した。受賞したのは小説「白い紙 」。イラン・イラク戦争下での学生の恋を描いた青春小説 である。シリン・ネザマフィさんは、2006年に小説「サラ ム」で第4回留学生文学賞を受けている。
 日本語を母語としない書き手が文学界新人賞を受けるの は、中国籍の楊逸さんに続き2人目。ネザマフィさんはテ ヘラン出身で、来日して9年余り。神戸大大学院を経て、 現在は大手電機メーカーのシステムエンジニアをつとめて いる。大阪府在住。

【参考】留学生文学賞を受け、神戸大学広報誌第8号に登場 したシリン・ネザマフィさん(2007年)
  http://www.kobe-u.ac.jp/info/magazine/style/08/alumni.pdf

(2009.04.15)

佐用町昆虫館長をつとめる内藤親彦名誉教授(農)

 4月4日付神戸新聞夕刊に、昨年3月に閉館した佐 用町船越の兵庫県昆虫館が、町立の「佐用町昆虫館」と して開館した。昆虫館は、虫好きが高じて専門家になっ た研究者らによって再生された。
 「佐用町昆虫館」には、貴重な標本の展示もある。一 方、観察や採集を通じた驚きと発見のワクワク体験を重 視しているのも特徴だ。週末などに企画行事を催し、子 どもたちを自然へと誘う。
 兵庫県内でも貴重な自然が残る船越山のふもと。そこ に1971年、西日本初の昆虫館として兵庫県昆虫館が開館 した。約940平方メートルの敷地に木造平屋165平方メー トルの展示学習棟や金網舎などがある。しかし、最近は 老朽化が目立ち、県が行財政改革の中で閉館を決めた。
 ところが、住民や研究者らが強く存続を求め、佐用町 が県から引継ぐことを決定する。声を上げた専門家らが 特定非営利活動法人(NPO法人)「こどもとむしの会」を 立ち上げ、管理、運営を担う。館長をつとめる内藤親彦 神戸大学名誉教授(農)は「子どもたちが楽しく集える場 になるよう、根気よく活動を続けていきたい」と語って いた。

入 館 料:無料
開 館 時間:午前10時-午後4時
昆虫館電話:0790-77-0103 (開館は4月〜10月の土・日・祝日)
平日照会先:佐用町教委(電話 0790-82-2424)
佐用町昆虫館オフィシャルブログ:
http://konchukan1.exblog.jp/

(2009.04.14)

神戸大学ゆかりの歌-神戸大学広報誌最新号から

 以下は、神戸大学にゆかりがある歌。ちょっと、意 外に感じられるかもしれない。

 ○「月の沙漠」、「お山の杉の子」
 ○「新雪」
 ○「港がみえる丘」、「君待てども」
 ○「ハイハイ三人娘」

 これは、今般発行された神戸大学広報誌 「KOBE university Style」11号に、2ページにわたり 掲載された「神戸大学ゆかりの歌」に、やや詳しく説明さ れている。以下は、その概要。

 「月の沙漠」、「お山の杉の子」の作曲者佐々木すぐる は、旧制姫路師範学校(発達科学部の前身)の卒業生。「赤 ちゃんのお耳」(童謡)、「兵隊さんよありがとう」(戦時 歌)、「日教組組合歌」、「神戸市立西灘小学校校歌」など 多数の作品がある。
 「新雪」は、藤沢桓夫の同じタイトル小説が映画化(1942 年)された際の主題歌。神戸大学に至近の阪急六甲付近のあ ちこちがロケ地となった。六甲登山口にあった「エクラン」 (戦前から50年以上続いた神戸大学生の溜り場)が、ロケ隊 の食事の場所となった。
 「港がみえる丘」、「君待てども」を作詞作曲したのは、 神戸高商の卒業生で日本ビクターの音楽部長をつとめた東辰 三。東の本名は山上松蔵。1923年に神戸高商(現神戸大学経 済・経営・法学部等の前身)を卒業している。軍歌「荒鷲の歌 」、「泪の乾杯」、「恋も泪も夜の雨」等の作品がある。

「恋も泪も夜の雨」の楽譜(表紙)

 「ハイハイ三人娘」は、中尾ミエ、園マリ、伊東ゆかり主 演の宝塚映画(配給:東宝)。主題歌も同じタイトル。1963年 に封切られた映画であるが、今春DVDが発売された。この 映画のロケは神戸大学のキャンパスで行われている。正門や 階段、本館と前庭、図書館(社会科学系)のシーンがあった。 DVDには前庭の芝生でおしゃべりする中尾ミエ、園マリ、 伊東ゆかり写っている。

(2009.04.13)

筑摩書房の新刊書(4月)から

    


ご参考





ご参考

 大内伸哉教授(法)の新著『雇用はなぜ壊れたのか - 会 社の論理VS.労働者の論理』が、ちくま新書の1冊として4月 6日に刊行された。“「使えない社員」はクビだVS.生存権の 侵害だ”、“社会を安定させるためには、「労働」はどうあ るべきなのか?”といった労働に関する重要で基本的テーマ を扱う。そのほか、セクハラ、残業、再雇用、派遣労働、正 社員解雇等々。定価は740円+税。



 中井久夫名誉教授(医)の『精神科医がものを書くとき』も 筑摩書房の4月の新刊書。ちくま学芸文庫の1冊として刊行さ れたもので、定価は1,200円+税。精神科医でエッセイストと し広く知られる著者による研究とその周辺について関するエ ッセイ17編が収録されている。

(2009.04.10)

羽森茂之教授(経)の新著『ベーシック計量経済学』

      


ご参考

 羽森茂之教授(経)の新著『ベーシック計量経済学』が、 中央経済社から刊行された。定価は2,800円+税。単純回帰 モデル、推定量の性質と仮説検定、重回帰モデル、線形制約の 検定とダミー変数、不均一分散と系列相関、確率的説明変数と 操作変数法、パネルデータの分析、時系列分析への架け橋等多 彩な内容。実証分析を行う際に必要な内容を、回帰分析と時系 列分析を中心にできる限りベクトルや行列を使わないで、簡潔 にわかりやすく解説している。豊富な例題や練習問題(解答付) があり、自学自習できるテキストである。

(2009.04.09)

大阪城天守閣学芸員の北川央さん(1984年文卒)

 3月16日付産経新聞夕刊のコラム「新関西笑談」に大阪 城天守閣学芸員の北川央さん(1984年文卒)が登場、大阪城を 語っている。
 北川さんは、学芸員として豊臣秀吉や大神楽の研究に携わっ ている。その傍ら大阪の歴史をテーマにしたイベントを企画す るなどの活動も行っている。大阪城は1931年(昭和6年)に再建 されたが、学芸員を置き調査研究、情報発信をしてきた。北川 さんは、既に21年にわたり学芸員として在籍し2ヶ月に1回展 示替えをしてきた。最近の来場者は年に120万から130万人。 地元大阪府からの来場者も多い。大阪の地域研究に関するニー ズが高くなってきている。

(2009.04.08)

「心の病が身体の症状に」、増村道雄さん(院医学研究科修了)




ご参考

 3月16日付神戸新聞に医師の増村道雄さんが登場、地域 医療の最前線を語っている。増村さんは、1948年生れ。長野 県・佐久総合病院内科で研修。神戸大学医学部大学院医学研究 科を修了。米国国立衛生研究所に留学。著書に『ホームズ君の 賢い病院のかかり方』(2002年、神戸新聞総合出版センター) などがある。また、朝日新聞社発行の週刊誌「アエラ」で「日 本の町医者1,435人」に選ばれている。増村さんは、兵庫県加 東市(旧加東郡滝野町)に、脳神経外科・内科の診療所を開いて 15年になる。町のかかりつけ医として働いてきた。
 開業当初、「のんびりとした緑豊な郡部では、心の病で悩む 人は少ないだろう」と考えていたが、そんな先入観はすぐに覆 された。当時は、一般に心の病は、人間関係の希薄な都市部に のみ起こる現象と考えられる傾向だったようだが、地方都市で も、大都市と全く同じように、少なくない人たちが心の病を抱 えていることが分かる。
 治りにくい身体の不調には、心の不調に原因があるケースが 多い。増村さんは、「一般内科やかかりつけ医とともに、ぜひ 心療内科、精神科医のアドバイスを受ける」よう勧めている。

(2009.04.07)

魚住和晃教授(国際文化)の編著『マンガ 「日本」書の歴史』




ご参考

 魚住和晃教授(国際文化)の編著、角田恵理子執筆、櫻あ おい・栗田みよこ画による『マンガ 「日本」書の歴史』が、 講談社から刊行された。定価は1,900円+税。本書は、漢字伝 来に始まる日本の書の歴史をマンガと多数の写真により解説し たもの。
 本書は、『マンガ 書の歴史』シリーズの3冊目。1,2冊目 は、何れも中国の書がテーマだった。3冊目は「日本」の書が テーマ。登場人物は、聖徳太子、空海、藤原行成、平清盛、西 行、一休、良寛、本阿弥光悦、徳川家康、勝海舟、犬養木堂、 中村不折、尾上柴舟等多彩である。

(2009.04.06)

「人員削減数、圧縮も」、広瀬博住友化学新社長(1967年営卒)談

 3月20日付朝日新聞に、住友化学の広瀬博次期社長( 1967年営卒)が登場、同社が2月に発表した人員削減計画を 圧縮する方向で検討に入った旨表明している。これは、当初 予定していた2,500人削減数を数百人規模減らす可能性を示 唆したもの。中国で、デジタル家電の販売が上向き、関連素 材の需要が回復する兆しが出てきたからだ。
 広瀬博氏は、朝日新聞の取材があった時点では副社長。「 4月1日付で社長に昇格」が決まっていた。なお、広瀬氏に関 しては、2月28日付日経紙のコラム「けいざいじん」欄でプ ロフィールが出ていた。米倉弘昌氏(この時点で社長)の右腕 かつ黒子として「全身全霊で課題に取り組む」人物である、 「工場勤務と農薬営業の計7年を本社管理部門」を歩んだ、 「技術畑社長が多い業界にあって総務・経理担当からの(社 長)起用は珍しい」等と紹介されていた。

(2009.04.03)

ブレインワークス近藤昇社長(1985年工卒)の新著『だから若者は社会を迷走する』




ご参考

 就職活動中の学生や仕事に悩む若者らに向けて「会 社選びに四苦八苦するな」と叱咤激励(しったげきれい) するユニークな“就活本”が出版された。著者は経営コン サルティング会社社長の近藤昇さん(1985年工卒)。「会社 は社会の入り口に過ぎない。どの入り口を選んでも人生に 大差はない」と助言する。
 タイトルは『だから若者は社会を迷走する』、カナリア 書房からの刊行で、定価は1,200円+税。近藤社長は、神 戸大学卒業後大手建設会社を経て、1993年にブレインワー クス社(神戸市中央区)を設立した。その経験から、「中小 企業の活躍するフィールドが大好き」で、大企業で終身雇 用が崩壊している中でも、学生らの大手志向が崩れないこ とに疑問を投げかける。採用数が急減する今こそ、小さな 会社で社会の変化を見つめながら、スキルを磨き「自分の ブランド」を創造することが大切であると説く。
 就職説明会での講演が学生らに好評だっため、同社のブ ログに掲載した記事などをまとめ『だから若者は社会を迷 走する』というタイトルの本が生まれた。この本は書店の 店頭に置いていない場合は、注文による取り寄せが可能で ある。以上は3月4日付神戸新聞記事の抄録。

(2009.04.02)

上田雄さん(1954年文理卒)の新著『文科のための暦(こよみ)読本』




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 上田雄さん(1954年文理卒)の新著『文科のための 暦(こよみ)読本 古今東西の暦の「謎」を読む』(彩流 社)が刊行された。定価は1,600円+税。本書は、古今東 西の歴法を丁寧に辿り、暦のルールや、暦に関する様々 な「謎」、「不思議」を解説している。以下は、その例 。
「なぜ二月だけ日数が」少ないのか?」
「オクト(8)-バーはなぜ10月?」
「啓蟄は旧暦?太陽暦?」
「旧暦の命運は2033年まで!」・・・・
 著者の上田雄(うえだ・たけし)さんは、1931年神戸市 の生まれ。神戸大学文理学部文科を卒業(注)、兵庫県下 の中学校・高等学校の社会科教諭を勤める。定年退職後 、阪急電鉄の池田文庫学芸員、日本海事史学会理事、日 本暦学会理事を歴任する。著者に『日本渤海交渉史』( 孫栄健との共著、六興出版、彩流社より増補再販)、『 渤海国の謎』(講談社現代新書)、『渤海使の研究』(明 石書店)、『渤海国-東アジア古代王国の使者たち-』( 講談社学術文庫)、『遣唐使全航海』(草思社、住田正一 海事史奨励賞受賞)がある。
(注)神戸大学は、1949年5月に旧制神戸経済大学をはじめ とする兵庫県内の神戸高等工業学校、旧制姫路高校、兵 庫師範学校等を包括してスタートした。当初の学部は、 経済、経営、法、工、文理、教育の6学部であった。 1954年4月に文理学部を廃止、文学部と理学部が設置され た。上田さんは、文理学部時代の卒業生。

(2009.04.01)

海事科学部野球部の鎌田実監督(元阪神)

 海事科学部野球部の鎌田実監督(元阪神)
3月6日付日経紙夕刊に「元阪神名手が熱血指導」という タイトルのもと神戸大学海事科学部の野球部監督に、元 プロ野球の名手が乗り出したニュースが掲載された。鎌 田実さん(69)は、阪神、近鉄の二塁手、そしてコーチを 歴任した。この2月から阪神大学野球3部リーグ、神戸大 海事科学部(旧神戸商船大)の野球部監督に就任した。
 1957年に阪神入りした鎌田さんは、“牛若丸”吉田義 男さんと組んだ二遊間を守り、当時“史上最高の好守コ ンビ”と称される。また、バックハンドトスや大根切り のヒット・エンド・ランなど、プロの技も見せた。2002 年に故郷淡路島に「淡路KB(鎌田ベースボール)クラブ」 を立ち上げ、中学生の硬式野球を指導してきた。
 数ある大学スポーツの中で、硬式野球は学部別のチー ムを認めている。プロ選手も輩出した近大呉工学部や東 農大生産学部の野球部は、その例。2003年に神戸大と神 戸商船大が合併したとき、ほとんどの運動部は1チーム に統合した。しかし、60年の歴史を持つ神戸商船大学野 球部は、OBらの熱い思いもあって独自のチームとして存 続している。

(2009.03.31)

レイバンズ、東京で明治大学と対戦

 神戸大学体育会アメリカンフットボール部チーム  Ravensは、4月26日(日)東京・世田谷の八幡山(はち まんやま)グランドで、明治大学チーム Griffinsと 対戦する。なお、横浜国立大学との定期戦は、本年は神 戸・王子スタジアムで開催される。

■4月26日(日) 明治大学戦@八幡山グラウンド(最寄 り駅:京王線・八幡山駅)
 13:00キックオフ
■5月5日(火・祝) 横浜国立大学戦@王子スタジアム
 13:00キックオフ
【参考】レイバンズホームページ
http://www.ravens-kobe.com/

(2009.03.27)

松田晃演さん(1957年経卒)クラシックギターコンサート開かれる

 3月13日、プロのギタリスト松田晃演(まつだ・あ きのぶ、1957年経卒)さんによるクラシックギターコン サート(東京公演)が、東京オペラシティリサイタルホー ル(京王線初台駅下車)で開催された。スペイン国大使館 が後援している。今回の使用楽器は、アントニオ・デ・ トーレス。
 当日の主な演奏曲目は、次のとおり。2回の休憩を挟み 2時間半の演奏会を愉しむことができた。

★ Luis Milan Pavanas 1,4,2,6
★ Domenico Scarlatti 2 Sonatas in e + in G
★ Johan Sebastian Bach  Siciliana, Gavotte en Rond
★ Ferndo Sor Gran Solo Op.14
★ Mario Castelnuovo=Tedesco Angelus, Golondrinas


松田晃演ホームページから

(2009.03.26)

前川洋一郎さん(1967年営卒)の編著『カラオケ進化論--カラオケはなぜ流行り続けるのか』




ご参考

 元松下電器産業(パナソニック)取締役である前川 洋一郎さん(1967年営卒)の編著『カラオケ進化論--カ ラオケはなぜ流行り続けるのか』が刊行された。出版は 廣済堂、定価は1,700円+税。本書は、カラオケの歴史、 技術はもとより社会風俗、大衆心理等に及ぶカラオケ文 化の本。“多面的接近”が、本書の特色である。テーマ が多彩でありジャーナリストや学者が執筆に参加、前川 さんを含め5人が著者となっている。巻末付録として、 カラオケ年表、カラオケ関連文献一覧があり便利。
 前川さんは、1944年大阪府の生まれ。現在は関西外国 語大学国際言語学部教授・博士(学術)、高知工科大学大 学院客員教授、大阪商業大学大学院特別教授のポストに ある。組織学会、経営史学会、日本ポピュラー音楽学会 等に所属。共著書に『カラオケ文化産業論』(PHP研究所 )がある。

(2009.03.25)

河本一郎名誉教授(法)の共著『金融商品取引法読本』刊行




ご参考

 河本一郎(神戸大学名誉教授、日本学士院会員)、 大武泰南(金融証券リサーチ顧問)共著『金融商品取引 法読本』が、有斐閣から刊行された。 628ページとい う大部の書。定価は、4,200円+税。
 本書は、1993年に初版が出て、その後度々改定され た名著『証券取引法読本』を法律改正に伴い改定し、 タイトルも新たに出版したものである。金融商品取引 法に関わる学生、研究者、実務家必携書。

(2009.03.24)

須藤健一教授(国際文化)が、4月から国立民族学博物館館長に就任

 須藤健一教授(国際文化)が、この4月から国立 民族学博物館(民博)の館長に就任する。民博の創設 から35年の歳月が経過した。初代館長は梅棹忠夫氏 であった。須藤教授は、6年間館長をつとめた松園万 亀雄に続く5代目の館長である。
 須藤教授(1946年生まれ)は、国立民族学博物館第 1研究部助教授を経て、1993年に神戸大学国際文化 学部教授に就任した。専攻は文化人類学。『母系社 会の構造 サンゴ礁の島々の民族誌』(1989年、紀伊 国屋書店)、『オセアニアの人類学 海外移住・民主 化・伝統の政治』(2008年、風響社)等の著書がある 。
 3月18日付日本経済新聞(@関西のページ)には、 4月からの新館長に対して、「民博、もっと自由に面 白く」との注文が付けられている。執筆しているの は、同紙編集委員の中沢義則氏。同氏の民博に関する 印象派「まじめすぎて、何だか面白くない」というも のである。


国立民族学博物館ホームページから

(2009.03.23)

神戸大が兵庫県立柏原病院を支援する協定を結ぶ

 3月10日、神戸大学と兵庫県が、医師不足が深 刻な丹波市所在の県立柏原(かいばら)病院に対する 診療支援や、地域医療について研究を進める「地域 医療連携推進事業」に関する協定を結んだ。2009年 度から3年間、神戸大学大学院医学研究科の教授ら 3人が柏原病院で診察を始める。一方、県も職員を 同研究科の兼務教授として派遣し、医療行政の研究 に取り組む。井戸敏三兵庫県知事は「地域医療再生 のスタートにしたい」と期待している(3月11日付 読売)。
 柏原病院は丹波地域の中核病院である。6診療科 があり、常勤医師は19人。かつて最大14人いた内 科医は、04年度に研修医が研修先を自分で選べるよ うになってから減少し、現在4人になってしまった 。医師不足のため、303ある病床のうち、146床し か対応できないのが実情という。
 神戸大学医学部の前身は、兵庫県立神戸医科大学 。国立に移管され神戸大学医学部となったのが1964 年である。それから40年以上の歳月が経過した。今 回の協定は、神戸大学医学部の設置の原点(県立神 戸医科大学設置が1952年、その前身は1944年設置の 神戸医学専門学校)を想起させるものである。


柏原病院のホームページから

(2009.03.19)

グラミン銀行ムハマド・ユヌス総裁に名誉博士号

 3月9日、2006年にノーベル平和賞を受賞した グラミン(村落)銀行のムハマド・ユヌス総裁(68)が 神戸大学に来訪、名誉博士号を授与された。同総裁 のノーベル賞受賞は、農村女性の貧困解消を目指し てバングラデシュで無担保融資制度を確立した功績 が評価されもの(3月10日付毎日新聞他各紙)。
 ユヌス総裁への国内での博士号の授与は上智大、 立教大に次いで3校目。神戸大の学生がフィールド ワークとして、グラミン銀行の取り組みを同国で学 んだことなどが契機となった。
 学生ら約160人との対談で、ユヌス総裁は「学歴 に関係なく一人一人は無尽蔵の能力を持つが、貧困 などが原因で能力を発揮できる社会になっていない 」と語った。

【参考】神戸大学で開催されたイベント[「ESD シンポジウム イン KOBE」
  http://www.kobe-u.ac.jp/info/event/e2009_03_07_01.htm

(2009.03.18)

一海知義名誉教授(教養)が加藤周一さんを追想

 2月19日付朝日新聞に、中国文学者の一海知義(い っかい・ともよし)名誉教授(教養)による加藤周一さん (1919-2008)を追想する文章が掲載された。
 二人の出会いは、20年ほど前のこと。以来時々、中国 の詩文についての質問の手紙が加藤さんから一海名誉教 授宛来るようになった。数年前、ある座談会の席で、「 ぼくは一海通信教育の生徒ですよ」と加藤さんは語った ことがあるそうだ。
 ある時、加藤さんに「李白と杜甫と、どちらがお好き ですか」とたずねたことがあった。答えは予想通りきわ めて明快であった。
 「杜甫です。圧倒的に杜甫ですね」と加藤さん。加藤 さんは「饒舌」の人、「なぜですか」と聞くまでもなく 、その理由を説く言葉が、溢れ出て来きたそうだ。
 加藤さんは、私が編集した『一海知義の漢詩道場』( 岩波書店、2004年3月/宋代の詩人陸游の詩を読む研究 会の詳細な記録)を愛読され、昨年8月、その続編が出た 時には、すでに体調をくずされていたが、特別寄稿とし て一文を寄せて。その文は、「私たち中国古典詩研究者 に対する、はげましの言葉でもあった」と一海名誉教授 は故人を偲んでいた。

(2009.03.17)

3月4日付日経紙「交遊抄」欄にチップワンストップ高乗正行社長(1993年理卒)が登場

 3月4日付日経紙最終面に掲載の「交遊抄」欄に、 チップワンストップ社長高乗正行(こうじょう・まさゆき 、1993年理卒)さんが登場している。タイトルは、「育 て「網友会」」。高乗さんは1993年に日商岩井(現双日) 入社、情報産業本部に配属された。当時本部長で直接の上 司だったのが西村英俊さん。後に双日の社長をつとめた。 猫のような笑顔、しかし怖い上司というのが、西村さんの 最初の印象だった。
 最近、高乗さんは西村さんの著書『会社は毎日つぶれて いる』を読んだばかり。昔の上司の指導を受けている気に なった。高乗さんたち日商岩井の情報産業部門の仲間たち は、一昨年ゴルフ会「網友会」を発足させた。高乗さんの ように独立した人が多く、ゴルフ会のメンバー24人が所属 する会社は20社に達している。ちなみに、「網友会」の “網”は、ネットの意味。
 高乗正行さんが社長をつとめる株式会社チップワンスト ップ(英文表記:Chip One Stop, Inc.)は、神奈川県横浜市 港北区に本社を置く電子部品・半導体の通販サイト運営会 社。2001年に設立された。東証マザーズに上場されている 。なお、高乗さんは2004年に経営学研究科を修了した。

チップワンストップ社のホームページへ

(2009.03.16)

地主敏樹教授(経)が「経済セミナー」(2・3月合併号)に寄稿




ご参考

 地主敏樹教授(経)が、日本評論社が発行する「 経済セミナー」誌(2・3月合併号、通巻 646号)に「米 国の金融危機と政策対応」というタイトルの論文を寄 稿している。これは特集記事「世界同時不況の時代」 の、一環として寄せられたもの。特集の全体は、以下 のとおり。

●特集=世界同時不況の時代
 世界金融危機はなぜ起こったか 竹森俊平(慶応義塾大学)
 米国の金融危機と政策対応 地主敏樹(神戸大学)
 米国金融危機はEUにどう波及したか 小川英治(一橋大学)
 新興国を襲った金融危機の津波 門倉貴史(BRICs経済研究所)
 米国金融危機と日本経済の行方 嶋中雄二(三菱UFJ証券)

 地主教授は、昨年秋のリーマン破綻以後「アメリカ経 済は急速なペースで景況悪化を示している。いまや世界 同時不況となり、日本をも巻き込んだこの危機にどう対 処するか。オバマ新政権の巨額の景気対策パッケージが 効を奏するか、予断を許さない」との現状分析をする。
 また、今後のアメリカ経済展望については、「アメリ カ国内のエコノミストの予想は驚くほどに楽観的」と指 摘する。フィラデルフィア連銀が昨年11月半ばに発表し たエコノミスト向けのアンケート結果は、3ヵ月前と比 べると顕著に悪化している。にもかかわらず、「今年は マイナス成長になると予想されているものの、第4半期 から景気回復が順調になる」というのが大勢を占めてい る。地主教授は、「日本のバブル崩壊後においても1990 年代半ばまでは1年後に景気回復という予想が強く、毎 年はずれることを繰り返していたことを想起させられて しまうのは筆者だけではないだろう」とやや皮肉めいた 結論をくだしている。
 なお、地主教授は、2月23日付日経紙の「経済教室」 欄に登場、金融危機脱出後のアメリカがとるべき金融政 策について解説とコメントを寄せている。以下は要旨。
 アメリカはドル建てで借金し経常赤字を賄うと共に海 外資産を購入してきた。ドル価値が下落すれば、アメリ カは債務を実質的に減らすことができる。日本やドイツ は敗戦後ハイパーインフレで政府債務を圧縮したが、ア メリカもドル価値を下落させたいとの誘惑を持つように なるだろう。しかし、ドルとユーロを除けば、基軸通貨 となる通貨が見当たらず、新しい世界通貨を作ることも 現実には不可能。そのような現実認識に立てば、アメリ カとEUがインフレ目標政策を採用し、かつ協調的に行動 する(例えば2%未満のインフレ目標)ことが、望ましい と考えられる。これはある種の複本位制で、第1次と第 2次世界大戦の戦間期に英ポンドと米ドルが基軸通貨と して並存していた経験を生かすことでもある。

(2009.03.13)

元兵庫県職員の黒田達雄さん(1972年工卒)が、建築作品集を出版

 一級建築士黒田達雄さん(1972年工卒)は、兵 庫県職員を昨年3月に退職した。黒田さんは、36年 間にわたる在職中、県立総合リハビリテーションセ ンター(神戸市西区)、県立三田祥雲館高(三田市)な ど数多くの施設を手がけた。黒田さんの設計作品は 数々の賞を受けている。今般、黒田さんは在職中に 設計した県施設を写真集『黒田達雄建築作品集』に まとめて出版した。
 3月11日付神戸新聞によると「自分を育ててくれた 建物の記録を残したい」というのが出版の動機だ。 写真集『黒田達雄建築作品集』(定価3,000円、送料 500円)に関する問い合わせ先は黒田達雄建築研究所 (次のURL)まで。  http://www.tatsuo-kuroda.com/


兵庫県立三田祥雲高校


西播磨リハビリ病院、正面車寄

(2009.03.12)

NPO法人企業ミュージアムの協会が、「企業ミユージアム社会貢献コンテスト」の募集を開始

 亀田訓生(かめだ・みちお、1960年営卒)さんが 理事長をつとめるNPO法人企業ミュージアムの協会が 、「企業ミユージアム社会貢献コンテスト」の募集を 開始している。このコンテストは、昨年に続き2回目。 昨年同協会が創設10周年を迎えるにあたりスタートした もの。広く一般市民から社会貢献をしている企業ミュー ジアムの推薦をしてもらう方式をとる。
 応募要領の概要は以下のとおり。

 応募期間:2009年1月13日〜 2009年4月10日
 応募方法:用紙(所定のものはなく、便箋・レポート 用紙等なんでもよい)に以下の項目を記載
  @応募者の名前、住所、電話番号
  A推薦するミュージアムの社会貢献テーマ名
  B当該ミュージアム(博物館・美術館・記念館等)の名称、所在地
  C推薦理由(の秘密等)
  D出来るだけ推進テーマ関連資料・現品を添付( 返却希望はその旨明記)
 応募先:下記宛に郵送または宅配便にてご送付下さい
  〒565-0855 大阪府吹田市佐竹台3丁目8番3号
  NPO法人 企業ミュージアムの協会事務局
  TEL:06-6872-0969  FAX:06-6872-0969

 詳細は下記ホームページ参照
    http://ss4.inet-osaka.or.jp/~senri/


京都機械工具ものづくり技術館(第1回目の受賞対象先)にて
右端が亀田理事長

(2009.03.11)

沖幸子さん(1969年教)の新著『生活美人』




ご参考

 フラオグルッペの創業社長だる沖幸子さん(1969年 教)の新著『生活美人』(PHP文庫、495円+税)が、刊行 された。移り変わる四季折々の出来事を大切にする。そし て、日本女性が長い歴史の中ではぐくんできた伝統や習慣 。これらを毎日の暮らしに、あなたらしい工夫と知恵で取 り入れ、楽しむ。これが、本書の主題である“生活美人” である。
 「丁寧に生きるだけで、毎日のなんでもない暮らしが、 宝石以上に光り輝いて見えるはずです」と沖さんは読者に 語りかける。仕事を持つ女性にとって「仕事と家事をどの ようにバランスをとるか」は重要な課題。「掃除機の上手 な選び方とかけ方」「引越しのノウハウ」「料理のエコ習 慣」「簡単アイロンかけ」「自分でできる肌のケア」等々 、簡単に実践できる暮らしのヒントを紹介実体験に基づく 数々のスキルやノウハウが、ぎっしりと詰まっている。

(2009.03.10)

神戸大学で医工連携、手術訓練用脳モデルで硬さ・くも膜・血管などを再現

 「神戸大学で医工連携」のタイトルのニュースが、 2月23日付日刊工業新聞で報じられている。これは、神戸 大学大学院工学研究科の西野孝教授、小寺賢助教らが、医 工連携で高分子を用いて脳神経外科手術訓練用の脳モデル を作製したというもの。同紙によると、脳実質の硬さを医 師の感覚を元に作製したほか、くも膜、血管などを再現し ている。患者固有の形状情報を含めた脳モデル作製など、 安価で利用できる手術教育・訓練用脳モデルの開発につな げていく。
 なお、この脳モデルについては、神戸大大学院医学研究 科の甲村英二教授、西神戸医療センターの林成人医師らと 共同で開発を進めてきている。脳の体積の大部分を占める 脳実質モデルは、ポリウレタンで作製した。さらに、その 外部を厚さ50マイクロ〜300マイクロメートル(マイクロは 100万分の1)のラテックス皮膜で包み込んでいる。

(2009.03.09)

南輝子さん(1967年文卒)の個展が、ギャラリー島田で開催

 「南輝子展」が、3月28日(土)から4月2日(木)まで、 ギャラリー島田(神戸市中央区山本通2-4-24)で開催される 。これは、板橋文夫MIX DYNAMITE TRIO『DO SOMETHING !-神戸からの祈り』(CD)を南輝子さん(1967年文卒)が プロデュースした記念として開催されるもの。 「DO SOMETHING! から WE INSIST! へ」のキャッチフレ ーズが付されている。このイベントに関して、ギャラリー 島田の代表である島田誠(1966年営卒)さんは、次のような コメントを寄せている。
 太陽や水の恵みを受けて大地がはぐくんだ野菜は、艶や かに漲り歌い踊る。そして食されることによって私たちを 支える。南輝子はそれらを讃え抱きしめともに踊る。しか し現実はその命の連鎖は断ち切られてきた。南さんと私と ジャズピアニスト板橋文夫さんは「Do Something」のメ ッセージを発してきたが、南さんはそこからもう一歩前へ と主張する。「We insist」「われわれは主張 する」は1960年、黒人解放運動のときのマックス・ロー チのアルバムからきている・・・。
 画業ばかりではない。南輝子さんの短歌も、本格的であ る。1999年神戸新聞文芸「短歌」年間最優秀賞を受賞、 2002年に上田三四二賞第1席となった。多才な南さん。 ピアニスト板橋文夫さんのCDのプロデュースしたのも、 今回が初めてではない。CD「燦燦」は、スイングジャー ナル誌五つ星を獲得している。

【参考】ギャラリー島田ホームページ
    http://www.gallery-shimada.com/

(2009.03.06)

保田茂名誉教授(農)、日本の第一次産業の展望を語る

 保田茂(やすだ・しげる)名誉教授(農)が、2月27日 付神戸新聞コラム「インタビュー 私の観点」に登場、 日本の第一次産業の展望を語っている。
 衰退する一方だった日本の第一次産業。最近は、“新 たな局面”を迎えているといえよう。これには、世界的 な金融危機の影響で、トヨタやソニーなど日本を代表す るメーカーが相次いで赤字転落の見通し、派遣切りなど 雇用不安等の背景がある。農林水産業を志す人が増え、 食の安全への関心から無農薬栽培や国産農作物の需要も 伸びてきている。
 保田名誉教授は「十年前に、大量生産時代は終わって いた。融資先に困り、銀行が合併していったのがいい例 だ。今後は海外に売る商品もなくなり外貨が稼げない。 これまで日本は、輸出で外貨を稼ぎ食料を輸入していた が、今後、食料は輸入に頼れないだろう。価格も長期的 には上昇するのではないか。日本は自国で食料を生産す る必要がある。農業が中心となる時代がくる」と、日本 の農業の展望を語る。
 また、「進学や就職など、日本人は競争の訓練を受け てきたが、助け合う訓練はしてこなかった。命を支え合 う関係が大切だ。消費者が産地の農作物を購入し、産地 を支える“産消提携”を重視する価値観を持つことだ」 と日本人の心の持ち方の転換に関しても言及していた。

(2009.03.05)

長田貴仁准教授(営)の新著『増補新版 パナソニック ウェイ』




ご参考

 神戸大学大学院経営学研究科の長田貴仁(おさだ・た かひと)准教授による『増補新版 パナソニック ウェイ』 (プレジデント社、1,429円+税)が刊行された。
 昨年10月1日、松下電器産業は「パナソニック」 (Panasonic)に社名を変更し、ブランドと社名を統一した。 この日、マスコミは「国民的ニュース」として伝えた。創 業者・松下幸之助氏が考案した「松下電器産業」という社 名と“National”ブランドは消えた。
 本書は2006年2月に上梓された『The Panasonic Way』の 増補新版。松下電器産業からパナソニックへの社名変更が 、予想をはるかに上回る大きな社会的関心事になったため 、社名変更の翌月に当たる12月16日付で緊急出版されたも の。
 長田准教授が本書を執筆中の2008年11月1日「パナソニ ック の三洋電機買収(方針)のニュースが流れる。今般の 増補新版では、14章に三洋電機関連の項目が入っている。 海外戦略、ソニーやトヨタとの比較等多面的なアプローチ が興味深い。巻末には、事項、企業名、人名等の索引があ り便利。

(2009.03.04)

イラストレーター池田暁子さん(1992年教卒)の新著『「あと5キロ」をやっつけろ!! 池田のダイエット大作戦』

 イラストレーターとして活躍中の池田暁子さん(1992年 教卒)が、新著『「あと5キロ」をやっつけろ!! 池田のダイ エット大作戦』(文藝春秋社、定価(税込)1,000 円))を刊行 した。全国の書店で平積みで並んでいる話題の書である。「 池田はこうしてペッタンお腹とスリム下半身を手に入れた!? 」というキャッチフレーズの本書、池田さんの体重スリム化 の実践記録である。巻末には、池田さんが専門家の指導によ り実行に移したダイエット料理の作り方もでている。
 池田暁子(いけだ・きょうこ)さんは、愛媛県立松山東高校 卒業して神戸大学へ。1992年、教育学部(現発達科学部)を卒 業した。在学中は凌美会に属していた。その後、好きな美術 の道へ進みイラストレーターに。本書のほかにも多数の著書 がある。『片づけられない女のための こんどこそ!片づけ る技術』(文藝春秋社)は、韓国・台湾で翻訳書が刊行されて いる。また、昨年11月15日に東京凌霜クラブで開催された第 20回若手の会の「私がイラストレーターになるまで」の講演 者でもある。

(2009.03.03)

24件中神戸大学から3件、2008年度日本経済研究奨励財団からの奨励金

 日本経済研究奨励財団(館龍一郎理事長)が、2008年 度奨励金の交付対象24件(交付金額計1,000万円)を決めた 。同財団は有力企業と日本経済新聞社が設立、経済学とそ の関連分野の研究奨励などを行っている。52件の申請の中 から、大山道広東洋大学教授を委員長とする審査委員会が 選考した。神戸大学からは、以下の3件が対象となった(2 月22日、日経)。なお、昨年度は、岩壷健太郎経済学研究 科准教授、宮尾龍蔵経済経営研究所教授の研究が奨励金交 付の対象となっている。

・入谷純 神戸大学大学院経済学研究科教授
 社会的選択理論における代数的方法
・菊池徹 神戸大学大学院経済学研究科准教授
 貿易可能性の国際経済学
・宇南山卓 神戸大学大学院経済学研究科准教授
 高齢化社会における所得と消費--資産所得の把握とその合意

【参考】日本経済研究奨励財団
    http://www.j-erf.org/kofu.html

(2009.03.02)

井上欣三教授(海)の新著『海の安全管理学』




ご参考

 井上欣三教授(海)の著書『海の安全管理学』(成山堂) が刊行された。定価は2,400円+税。井上教授は、海の世界の 安全に関して「事故が起こってからの後追い対策」から「事 故を起こさないための予防安全」に導くことが大切であり、 本書はそのために必要な『管理(マネジメント)』の科学的手 順と技法を解説したものであることを強調する。以下は、目 次の概要。

 第一編 海事社会の変革と次世代海技者
 第一章 海運先進国への途
 第二章 次世代海技者に託される使命

 第二編 安全管理の方法
 第一章 「安全」「管理」
 第二章 管理の哲学
 第三章 安全管理の手順
 第四章 安全管理の実践例

 第三編 安全管理の技法
 第一章 操船リスクアナリシスの実践
 第二章 安全管理のテクノロジーT.
 第三章 安全管理のテクノロジーU.《危険の芽を摘み取る》
 第四章 安全管理のテクノロジーV.《危険度レベルを予測する》

 本書は、“海の安全”に関する専門書であるが、「便宜地籍 船」、「外国人船員の雇用と激減する日本人船員」といった日 本の海運業を取り巻く重要な問題点について簡明な解説があり 、商社、流通、金融、保険、証券等の業務に従事する社会人に とっても必要な最新情報を提供してくれる。
 井上教授は1946年、京都市の生まれ。現在、神戸大学大学院 海事科学研究科教授。2002年に日本航海学会会長に就任.現在 は同会の名誉会員。英国王立航海学会アソシエイトフェローも 兼任。大連海事大学、上海海事大学の客員教授も務めている。

(2009.02.27)

澤田隆治さん(1955年文卒)、PR誌「ちくま」に「平成コメディアン史」を連載中

 澤田隆治さん(1955年文卒)が、筑摩書房が発行する PR誌「ちくま」に、「平成コメディアン史」を連載中。 この2月号で18回目。この回は、「花登組と芦屋雁之助の 昭和三十四年」というタイトル。「やりくりアパート」、 「番頭はんと丁稚どん」等の懐かしい番組の裏話が寄稿さ れている。
 澤田隆治さんは、本日2月26日(木)、東京凌霜クラブ 木曜会の講師として「笑いと健康」の演題の講演を行う。 以下は、その概要。

日時:2009年2月26日(木) 18:00〜20:30
場所:神戸大学東京凌霜クラブ(千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル地下2階)
  TEL:03-3211-2916,FAX:03-3211-3147
  Eメール:tokyo@kobe-u.com
演題:「笑いと健康」
会費:5,000円
講師:澤田隆治(さわだ・たかはる)氏
詳細はhttp://home.kobe-u.com/tokyo/news/yokoku.html#2009.02.26

(2009.02.26)

安田真奈さん(1993年法卒、映画監督・脚本家)が、東京新聞コラム「言いたい放談」に登場

 2月19日付東京新聞のコラム「言いたい放談」欄に、 映画監督・脚本家の安田真奈さん(1993年法卒)が登場、 会社員時代に映画を製作した体験を語っている。
 会社員時代のこと。趣味を提案する番組の「映画を作ろ う」という回に出演することになった。番組スタッフが、 「安田さんは『働きながらでも映画は撮れる』という見本 なので、来週までに一本撮ってください」と依頼してきた 。安田さんは「残業もあるのに、むちゃくちゃ言うなぁ」 と思ったが、引き受けた。
 短いコーナーでの放映なので、長さは1分が限界と考え た。趣味を提案する番組なので、テーマを「好奇心」と設 定する。筋立ては、「公園で友達を待っていた女の子が、 置き去りの一輪車に好奇心を抱きチャレンジする」という もの。タイトル「something interesting」とした。興味 がわいた顔、真剣に挑戦する顔、成功して喜ぶ顔・・・。「 何か面白いこと」を見つけた時の、生き生きした表情をと らえようと思った。
 撮影可能なタイミングは、日曜の午後のみだった。キャ ストもスタッフも最小限、撮影も自分で担当した。雨に見 舞われ、撮影は2時間で終了。月曜と火曜の晩にパソコン で編集し、水曜の晩に音楽を作るというあわただしさ。
 幸いこの作品は数年後、インディーズの映画祭でグラン プリを受賞した。「製作を断らなくて本当に良かった」と 安田さん。この作品は、思い出深い一本。
 安田さんは、神戸大学在学中に映画サークルに所属。卒 業後、松下電器産業(現パナソニック)に勤務の傍ら映画製 作に関わる。各地映画祭で入賞多数。劇場映画『幸福のス イッチ』(2006年)の監督をつとめるなど活躍中。

【参考】『幸福のスイッチ』サイト
  http://ameblo.jp/shiawaseno-switch/

(2009.02.25)

草野豊己さん(1976年工卒)、日経マネー2月号で金融危機を語る




ご参考

 草野グローバルフロンティアの代表取締役の草野豊 己さん(1976年工卒)、日経マネー2月号に登場、「金融危 機は2009年は、より深刻な局面へ 株はリバウンド狙いが 鉄則」との見解を述べている。草野豊己さんは、神戸大学 卒業後、HSBC証券日本株式統括ディレクター、クレデ ィアグリコル・インドスエズ証券(現カリヨン証券)取締 役副支店長などを経て独立。現在は、クロスマーケット分 析を踏まえた国際金融コンサルタントとして活躍中。
 草野さんは「今世界が直面しているのは、クレジットバ ブルの崩壊が与える実体経済の新たな危機」であると指摘 する。この新たな危機というのは、「クレジット・デフォ ルトスワップ(CDS、債権の信用リスクを保証する金融 派生商品)取引の拡大等で傍聴しきったクレジット市場の崩 壊が生じる」という趣旨。
 なお、草野さんは東京凌霜クラブで開催された特別火曜 会の講師として「21世紀型金融危機と投資戦略」 の演題 での講演をおこなった(今月2月17日)。また、昨年は毎日新 聞社から著書『日本経済を襲うエキゾチック金融危機』が 出ている。

左は、最近の著書「エキゾチック金融危機」(毎日ビジネス・ブック)

(2009.02.24)

パナソニックe-WORK推進室永木浩子室長(1991年経卒)、AERA2月2日号に登場

 朝日新聞社が発行する週刊誌AERA2月2日号に、 パナソニックe-WORK推進室永木浩子室長(1991年経卒) が、クローズアップされている。これは、同誌の特集「 女性と企業 パナソニックで働く女たち」のなかで紹介 されたもの。永木室長は、他の4人のパナソニックの同 僚とともに登場している。
 パナソニック(旧松下電器産業)には、雇用機会均等 法前から続く女性活用の伝統がある。e-WORK推進室の 役割は、在宅勤務の推進。同社では、育児、介護、社外 での勉強やボランティア等多方面で活用されている。 2007年度、一日でも在宅勤務をした社員は7,000名に 達するという。永木さんは、2006年から現職。それま では海外部門で輸出入オペレーションに携わった。

(2009.02.23)

「ゴヤ作“巨人”、実は弟子が制作」、宮下規久朗准教授(文)がコメント

 プラド美術館(スペイン、マドリード市)がこのほ ど、ゴヤの名作とされた油彩画“巨人”について、真の 作者は弟子のアセンシオ.フリアであると発表した。こ れに関連して美術品の真贋について宮下規久朗准教授( 文)が、次のようにコメントしている(2月2日付日経夕 刊)。
 巨匠といわれる画家は工房を経営しており、そこでの 出来栄えの良い作品には親方がサインを入れることがあ る。広い意味ではこのような作品は本物と見ても良い。 レンブラントの作品といわれていたものもレンブラント 調査委員会が工房の手によるものと認定したものがある 。これらは贋作ではなく、“伝ゴヤ”、“伝レンブラン ト”の名作であり続ける。著作権が切れていない作品は 著作権所有者が真贋鑑定の決定権を持つ。その場合様々 な利害が絡み信用できないこともある。日本の茶道具な どは誰が使い、どこの家に伝わったかという由緒が重要 になってくる。箱書きや目録の精査が欠かせない。ひと つの真作のの周囲には様々な段階のグレーゾーンがあり 、正しく位置づけることが重要。
 宮下准教授の専攻は美術史。多数の著書、共著、翻訳 書がある。以下は、最近の著作から。

・『カラヴァッジョへの旅-天才画家の光と闇』2007年、角川選書
・『モディリアーニ モンパルナスの伝説』2008年、小学館
・『刺青とヌードの美術史』2008年、日本放送出版協会

(2009.02.20)

井上欣三教授(海)が、港を拠点とする災害医療を提唱

 神戸大学大学院海事科学研究科の井上欣三教授が 、港を拠点とする災害医療を提唱している。地震等の大 規模災害がはっせいした時に、被災地の港に船で医療機 器を運び込み、岸壁で傷病者の治療を行う。このような システムを構築する。これが井上教授の提唱の骨子。 2月13日に日本集団災害医学会総会(神戸)で発表するこ とになっている。
 こうした支援態勢は海外にも例がないといい、早期実 現に向けて自治体や企業に広く協力を呼び掛けていく考 えだ。以上は、2月13日付神戸新聞から。

【参考】日本財団のホームページ
  http://www.nippon-foundation.or.jp/ships/topics_dtl/071220.html

(2009.02.19)

第7回神戸建築物語「酒造りのまちと御影公会堂」、3月7日に開催 黒田龍二准教授(工)が講演

 第7回神戸建築物語「酒造りのまちと御影公会堂」 が、3月7日に開催される。このイベントは、神戸市都市 計画総局技術管理課が主催するもの。今回は、日本一の 酒どころであり、神戸の地場産業である酒造業が集まる 灘に焦点をあてられる。以下は、その概要。

日 時:3月7日(土) 10時00分〜16時30分頃(荒天の場合は講演会のみ実施)
場 所:御影公会堂ホール(東灘区御影石町4-4-1)
講演会@「灘の酒の歴史と風土」
講 師:湊本 雅和 氏((株)神戸酒心館 事業本部 副支配人)
講演会A「酒のふるさと 灘の酒蔵−震災の前と後−」
講 師:黒田 龍二 氏(神戸大学大学院 工学研究科建築学専攻 准教授)
 講演会では、なぜ灘酒が隆盛をきわめたのか、酒蔵の 造りと機能、酒蔵のまちなみなどについてが語られるこ とになっている。そして、見学会では、酒造家達の贈り 物「御影公会堂」や今も歴史を刻み続けている泉勇之助 商店等の酒蔵を訪ね、その重みを肌で感じることになっ ている。
参加費:無 料
定 員:150名(申込者が定員を超える場合は抽選を行う)

【申込方法】
A.電子メール及び、B.往復はがきにて。2月23日(月)必着
A.電子メールの場合
 必要事項:申込代表者の@郵便番号、A住所、B電話 番号、C参加者全員(4名まで)の氏名、年齢 を入力して、 monogatari@office.city.kobe.jp に申込む。
 メールの件名は「第7回神戸建築物語参加希望」とする。

B.往復はがきの場合
 ・往信ウラに、「神戸建築物語参加希望」、申込代表者 の@郵便番号、A住所、B電話番号、C参加者全員(4名ま で)の氏名、年齢を記入。
 ・返信オモテに、参加代表者の住所と氏名を記入し、裏 面は白紙として下記へ送る。
 ・宛先 〒650−8570(住所不要)
     神戸市都市計画総局技術管理課『神戸建築物語』係

(2009.02.18)

森元伸枝さん(1996年営修士)の新著『洋菓子の経営学』




ご参考

 神戸大学大学院経営学研究科で教授秘書を務め る森元伸枝さん(1996年営修士)が、『洋菓子の経営 学』(プレジデント社、1,429円+税)というユニー クな著書を刊行、話題を呼んでいる。2月5日付神戸 新聞にも大きくとりあげられた。巻末には加護野忠男 教授(営)の解説がある。
 『洋菓子の経営学』では、2002年から5年連続で右 肩上がりに成長を続ける神戸の洋菓子業界を分析する 。弟子を快く独立させる人材育成。これが神戸の洋菓 子業界の特徴である。神戸の洋菓子業界には、地場産 業活性化のヒントがあるのではないか。こういった視 点が興味深い。森元さんは「閉そく状態に陥っている 日本経済を立て直すヒントにしてほしい」とも話して いる。
 森元さんは、神戸海星女子学院大を卒業後、アパレ ル会社などを経て神戸大学大学院経営学研究科修士課 程を修了した。その後、育児に専念していたが、一段 落した2004年、知人の紹介を機に洋菓子業界の研究を 始めた。これが、今般の図書出版に結実した。

(2009.02.17)

浦部法穂名誉教授(法)の新著『世界史の中の憲法』




ご参考

 浦部法穂(うらべ・のりほ)名誉教授(法)の新著 『世界史の中の憲法』(共栄書房、定価1,500円+税) が出版された。
 本書は、憲法と憲法原理はどのような歴史と現実か ら生まれたかを説く啓蒙書。将来、法律家を目指して 勉強している受験生が憲法そのものを理解するために 役立つ。また、憲法を守り活かそうと考えている人た ちにとっては、憲法に対する新たな発見ができるかも しれない。
 憲法、そしてそこに盛り込まれた基本的な原理・原 則は、決して抽象的な理念や理論から出てきたもので はない。現実の生々しい歴史のなかから生まれてきた 考え方だ。歴史のどういう流れのなかで、どういう人 たちが主体となって、そうした考え方を定着させてき たのか、そのことを具体的な歴史に即して見直す。本 書は、そのようなスタンスの憲法についての本である 。以下は、その目次。

 第1章 憲法という考え方の歴史
 第2章 人権という考え方の歴史
 第3章 国民主権という考え方の歴史
 第4章 権力分立という考え方の歴史
 第5章 戦争と平和の歴史
 第6章 国家と国民の歴史
 第7章 考え方・理論をそれが生まれる背景から学ぶ

(2009.02.16)

向井正教授(理)、パトリック・ソフィア・リカフィカ研究員(理)の共著『太陽系に未知の「惑星]」が存在する!』




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 講談社+α(プラスアルファ)新書の1冊として、向井正 教授(理)、パトリック・ソフィア・リカフィカ研究員 (理)の共著『太陽系に未知の「惑星]」が存在する! 』が、刊行された。定価は、838円。以下は、本書の 目次から。

●太陽系の果てに未知の惑星が!?
●10年以内に惑星]は観測される
●新たな太陽系時代の幕開き
●惑星に惑わされた人々
●海王星より遠い天体を追い求めて
●太陽系の果てからやってくる彗星
●惑星でなくなった冥王星
●続々発見される太陽系外惑星
●パンスターズ計画が惑星]に迫る
●探査機・ニューホライズンズ計画

 向井正教授(理)は、1945年、大阪市の生まれ。京都 大学理学部物理学科卒業、同大学院修了。専攻は地球惑 星科学で、惑星間塵の起源と進化および不規則形状態に よる光散乱の研究から、小惑星や太陽系外縁天体などの 小天体の研究まで幅広い。21世紀COEプログラム「惑星 系の起源と進化」のリーダーを務めた。また、小惑星番 号10146番の小天体は、「mukaitadashi」と名づけられ ている。著書に『小惑星がやってくる』(岩波書店)、共 著書には『彗星─その本性と起源』(朝倉書店)、『人類 の住む宇宙』(日本評論社)などがある。
 パトリック・ソフィア・リカフィカ(Patryk Sofia  Lykawka)神戸大学大学院理学研究科日本学術振興会外 国人特別研究員は、ブラジルの出身。2001年10月に来日 、神戸大学大学院を修了した。専門は太陽系の起源と進 化。太陽系外縁天体、ケンタウルス族、トロヤ群、軌道 共鳴、惑星形成、巨大惑星の形成とmigration、N-body シミュレーション、小天体力学などの理論研究を行って いる。

(2009.02.13)

野口武彦名誉教授(文)の新著『幕末バトル・ロワイヤル 天誅と新撰組』




ご参考

 野口武彦名誉教授(文)の著書『幕末バトル・ロワ イヤル 天誅と新撰組』(新潮新書297)が刊行された。 定価は720円+税。野口名誉教授による新潮新著は、以 下のように本書で5冊目となる。

152 『大江戸曲者列伝 太平の巻』
156 『大江戸曲者列伝 幕末の巻』
206 『幕末バトル・ロワイヤル』
252 『幕末バトル・ロワイヤル 井伊直弼の首』

 幕末、尊王派と佐幕派の対立は、遂に流血の惨を招く に至る。殺される側は身分も立場も理由も色々。とにか く、元号が「文久」であった三年間は、政治都市京都を 中心に《天誅》の名による殺戮が荒れ狂う。過激派浪士 と新撰組が死力を振って斬り合う剣戟ロマン。それは《 銃砲》の時代を迎える直前、道場剣術から実戦に復活し た《刀》の最後の花道だった。江戸幕府はテロの恐怖に じわじわと消耗して行くことになる。
 野口武彦名誉教授は、文芸評論家。1937(昭和12)年、 東京に生まれ早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博 士課程中退、神戸大学へ。専攻は日本文学・日本思想史 。2002年、神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念。 著書に『谷崎潤一郎編』(亀井勝一郎賞受賞)、『江戸の 歴史家』(サントリー学芸賞受賞)など多数。

(2009.02.12)

2月28日9時30分NHK総合テレビ「食彩浪漫」に、落語家の桂吉弥さん(1995年教卒)登場

 NHK総合テレビの「食彩浪漫(しょくさいろまん) 」は、各界で活躍する人々が、思い出の味を訪ねてその 調理人とともになつかしい味を再現する番組。2月28日 放映の番組では、朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」 で一躍全国区の人気を得た落語家の桂吉弥さん(1995年 教卒)が登場する。
 番組では、阪急六甲駅北の「ピザハウスF」(※)店主 の藤田静江さんも登場。「ピザハウスF」は、1970年代 以降の神戸大学教職員・学生・OBたちにはおなじみとな っている店。桂吉弥さんは、学生時代に、この店でアル バイトをしていたという。既に2月4日にロケが行われた 。番組では、アルバイト時代の懐かしいメニューのピザ 作りに挑戦。生地やソースを一から教わりながら、桂吉 弥さんが青春時代を振り返る。
 番組のテキスト2月号(日本放送出版協会、690円)では レシピを掲載、また同店自慢のトルコライスも紹介され ている。
 「食彩浪 桂吉弥の我が青春のピザ」は、2月28日( 土)総合テレビ午前9時30分〜9時50分放送。
 再放送は、3月5日(木)午後3時10分から、総合テレビ。 6日(金)午後0時25分から、教育テレビ。4日(水)午後3時 35分から、BS2でも放映される予定(正確には直近に番組 表を確認下さい)。

※:「ピザハウスF」
  神戸市灘区宮山町2-4-4
  078-821-3994
  休み:なし。営業時間:17時30分から24時00分ラスト オーダー。

(2009.02.10)

山家悠紀夫さん(1964年経卒)が日本経済の行方を展望

 暮らしと経済研究室代表山家悠紀夫(やんべ・ゆきお、 1964年経卒)さんが、岩波書店発行の月刊誌「世界」2月 号誌上に「日本経済、どこへ向かうべきか」を寄稿している 。この論文は、同誌の特集「経済危機 どこに対案があるか 」の中の一部を形成している。
 2002年から始まった「戦後最長記録を更新し続けていた 日本経済の景気回復」は、2007年に終わったようだ。昨年 (2008年)の前経済の実質成長率は、1〜3月期こそプラスを 保ったが、4〜6月以降は、マイナスに陥っている。「内外 の情勢から見て、落ち込みはしばらく続く」というのが山家 さんの見解。以下、次のような見出しで最近の経済情勢を分 析する。
 ・アメリカ発大津波の襲来
 ・内需不振、輸出頼りの日本経済
 ・狭められた生活の安全ネット
 山家さんは、この生活の安全ネットの問題を重視する。元 々狭かった生活の安全ネット(雇用保険、生活保護、医療保 険等の種々の社会保障制度)がこの10年ほどの間にさらに狭 められ、貧弱なものとされていると指摘する。最後の部分で 山家さんは、「日本の採るべき政策が二つある」と主張して いる。
 第一は、先行きの厳しい景気の落ち込みは避けがたいと覚 悟を定めて、その下でも、その落ち込みをできるだけ小さく するための政策、あわせて、景気の落ち込みによる人々の暮 らしへの影響--を極力小さくするための政策である。「生活 必需品の消費税率引き下げ」、「雇用保険の拡充」、「ネッ トカフェ難民その他生活困窮世帯への対処」が急務であると いう。
 第二は、日本経済の構造を、輸出頼りではない政策、すな わち、国内需要が景気を支える経済へと変えていく政策であ るとして最低賃金の引き上げ、社会保障をヨーロッパ並みに 引き上げる等のの」提案がなされている。
 山家悠紀夫さんは、1940年生まれ。第一勧銀総合研究所専 務理事、神戸大学大学院経済学研究科教授等を経て、現在暮 らしと経済研究室を主宰している。

(2009.02.09)

第2回KUCアート展 2月17日(火)〜23日(月)、田中八重洲画廊で開催

 この2月17日(火)から23日(月)まで、田中八重洲画廊 (東京都中央区八重洲1-5-15、電話:03-3271-7026)で、第 2回KUCアート展が開催される。時間は午前10時30分から 19時まで(最終日は16時まで)。
 この展覧会は2007年2月東京凌霜クラブ創立40周年を記念 して、同じく田中八重洲画廊で開催されたを「神戸大学OB 作品展」契機に結成されたKUCアートサロンが開くもの。 この会は、首都圏在住の神戸大学OBおよび家族で形成され る。在学中に神戸大学凌美会に在籍していたか否かは問わ ない。
 KUCアートサロンでは、これまで東京凌霜クラブでの小 品展、クロッキー会等の活動をおこなってきた。

【参考】KUCアートサロンのホームページ
  http://www.geocities.jp/kuc_artclub_test/index.htm

(2009.02.06)

吉田一彦名誉教授(国際文化)が『CIA秘録』の書評を寄稿(2月1日付産経)




ご参考

 吉田一彦名誉教授(国際文化)が、『CIA秘録』(上/ 下2巻)の書評を産経新聞に寄稿している(2月1日付)。この 本はティム・ワイナー(1988年ピュリツアー賞受賞)の著書 を、藤田博司、山田侑平、佐藤信行の3人の訳者が翻訳した もの。文藝春秋社から刊行された。定価は上/下各1,850円 。ちなみに、吉田名誉教授には『知られざるインテリジェン スの世界』、『暗号事典』(共著)等の著書がある。
 情報帝国アメリカのCIA。この強力と思われていた組織 は、実は虚像に過ぎない。そのことを本書は白日の下にさら している。そのことが本書に書かれている。そのように、吉 田名誉教授は本書を紹介する。映画や小説に出てくるCIA は、実はCIA自身が作り上げたものに過ぎないそうだ。「 イラクに大量破壊核兵器がある」という情報をブッシュ大統 領にもたらしたのも、その例の一つ。

(2009.02.05)

朝日新聞ニッポン人脈記班編『私の体のまま抱いて』(朝日文庫)から




ご参考

 朝日文庫の1冊として、『私の体のまま抱いて』が出版 されている。定価は640円+税。本書は、朝日新聞(夕刊)に連 載の「ニッポン人脈記」をまとめ、1冊の本としたもの。本書 の第3章「震度7からの伝言」は、阪神淡路大震災がテーマで ある。
 本書の137ページ以下には「23歳の死、救助ロボ生む」とい うタイトルのもと、震災により23歳で亡くなった神戸大学大 学院生競基弘(きそい・もとひろ)さんが登場する。競さんは 、震災時には神戸大学大学院自然科学研究科で、宇宙で働く ロボットを研究していた。競さんの指導教官であった松野文 俊助教授(現電気通信大教授)と田所諭助教授(現東北大教授) は、震災後に「救助ロボット」の研究を始める。
 震災で競さんを失った。また、そこに救出を求める人がい ても倒れた物を動かせず救出できない。これらの体験が「救 助ロボット」研究の引き金となる。当初関西以外では「救助 ロボット」への関心は極めて低い。しかし、9.11の同時多発 テロが“例えは悪いが黒船となって”(松野教授)救助ロボ への関心が一気に高まる。崩壊したビルの中を無人探査車が 走り回る映像が放映されたからだ。
 2002年11月に「国際レスキューシステム研究機構」が結成 され、田所会長、松野副会長という体制ができた。2006年11 月末、神戸でシンポジウムが開催され、様々な「救助ロボッ ト」が公開された。「救助ロボット」の業績を挙げた若手研 究者を表彰する“競基弘賞”も生まれた。第1回の賞は東工 大助教授の塚越秀行さんと茨城大助教授の城間直司さんに贈 られた。塚越さんは「おい、研究をやめるなよって、競君に 背中を押されているように感じる」と語っている。
 この競基弘賞は今年(2009年)で第4回目を迎える。1月15日 に神戸国際会議場で授賞式と記念講演会が開催された。第4 回目の受賞者は、学術業績賞が山下淳氏(静岡大学工学部機 械工学科准教授)、技術業績賞:土井智晴氏(大阪府立工業高 等専門学校准教授)であった。

【参考】第4回競基弘賞関連ホームページ(神戸ロボットポー タルサイト)
  http://www.kobe-rt.jp/whatsnew/index.php?mode=dtl&typ=2&cd=14

(2009.02.04)

田村正紀名誉教授(営)の新著『立地創造』




ご参考

 田村正紀(たむら・まさのり)名誉教授(営)の新著『立 地創造 イノベータ行動と商業中心地の興亡』(白桃書房、 3,400円+税)が、刊行された。
 “立地創造”とは,商業適地でない場所に,店舗や商業集 積を計画的に起こし成功を収めること。本書は,地理情報デ ータベースを駆使して,大都市圏での流通イノベータの行動 とそれによる商業中心地の興亡を実証的に解明している。
 今年の1月3日、日本経済新聞1面の最下段(右端)に、白桃 書房の広告が掲載された。広告には5冊の本が出ていたが、 『立地創造』もその1冊。そのほか、坂下昭宣『経営学への 招待』、桜井久勝『テキスト国際会計基準』、金井壽宏(訳 )『キャリア・アンカー』と神戸大教授の著書がずらり。残 りの1冊は、中村忠一橋大学名誉教授の『新訂 現代簿記』 である。
 ビジネス書の出版物で有名な白桃書房。設立は終戦直後の 1945年9月であった。社名は歌人の斉藤茂吉により名づけら れた。当初は文学書の出版社だったようだ。

(2009.02.03)

話題を呼ぶ、桂吉弥さん(1995年教卒)のDVD「桂吉弥のお仕事です。そろそろ」(テイチク)

 落語家桂吉弥さん(1995年教卒)のDVDボックス「桂吉弥 のお仕事です。そろそろ」が、話題を呼んでいる。発売は、 テイチクエンタテイメント。価格は、9,450円。CDボックス もあり、こちらの価格は6,300円となっている。
 収録されているのは、天満天神繁昌亭とワッハ上方での公 演。Disk 1が「 ふぐ鍋、親子酒」、Disk 2が 「かぜうどん 、七段目」、Disk 3が「千早ふる、崇徳院」となっている。 「エンピツむすめ」が発行する「らくご☆まがじん」2009年 1月号には、桂歌丸さん、林家たい平さん等のDVD/CDととも に推薦されている。
 それぞれのDVD/CDには、大学生がコメントを寄せている。 桂吉弥さんには、東京女子大学3年の島谷知絵さんは、「か ぜうどん」について、「注目は、最後のお客さんがうどんを 食べる場面。本っ当にリアルで、うどんや湯気が見えるよう 」とコメントしていた。
 なお、東京凌霜クラブでは、2月17日18時30分から上方落 語で活躍中の林家竹丸さん(1989年経卒、元NHK記者)を招い て「『落語ブームがやってきた!』- 今、ナニワの落語が元 気デス」の演題で講演会が開かれる(主催:神戸大学ミドル 会、本ホームページのイベント欄参照)。

(2009.02.02)

NZ養殖ロブスター被害、原因は日韓由来のワカメ - 神戸大が調査

 ニュージーランドで養殖ロブスターにワカメによる被害 がでている。その原因が日本と韓国由来のワカメの子孫である ことを、神戸大学の研究グループがおこなったDNA鑑定の結果 判明した。これらのワカメは、漁船に付着したり、貨物船を安 定させるために積まれた海水に混じって運ばれた可能性が高い という。
 日本に外来種が侵入して生態系に影響する事例は多い。逆に 、日本に由来する生物が海外に被害をもたらしたのが、今回の ワカメのケース。ニュージーランドでは、ロブスターを養殖さ せるカゴにワカメが付着し、呼吸困難となったロブスターの大 量死が発生した。ワカメは欧州でも繁殖し、漁業被害が出して いる。以上は1月28日付の日経紙から。
 神戸大学理学部川井浩史教授(藻類学)等の研究グループは環 境省の委託を受け、日本産等のワカメの子孫が、世界各地で生 息していることをDNA鑑により究明してきた。、日本産と思え るワカメの子孫が米国などで「外来種」として繁殖しているこ とが解明された。ニュースは、既に1995年9月22日付の朝日、 読売等各紙で報じられている。また、本欄でもとりあげられた (2005年9月29日付)。今般の報道は、その続編である。

(2009.01.30)

市沢哲准教授(文)編の新著『太平記を読む』




ご参考

 市沢哲准教授(文)編の新著『太平記を読む』(吉川弘 文館、2,800円+税)が刊行された。執筆者は全国の大学等 の研究者14名。神戸大学からは、もう一人樋口大祐准教授 が執筆者として参画している。
 市原準教授は、本書をの編集を引き受けるにあたり「い かに特色ある構成にするか、という難問」に取り組んだ。 その結果、次の四つのテーマを掲げることにした。

1.『太平記』を東アジア世界のひろがりのなかでとらえる
2.『太平記』をこの時代の新しい思想状況のなかでとらえる
3.『太平記』が数ある軍記物の中で、どういう特殊な位置を占めるのか
4.史実と物語の関係、相互干渉をどう考えるか

 特にユニークなのが東アジアとの関係に関する部分。 1366年の高麗人使節の来訪と、その背後にある元(中国)と の関係を論述した「東アジア世界の中の太平記」の項(154 ページ以下)や関連コラム(213ページ)が、それにあたる。

(2009.01.29)

伊藤忠商事三輪裕範調査情報部長の新著『40歳からの本を書く技術』




ご参考

 現役商社マンである三輪裕範(みわ・やすのり)さん (1981年法卒)の著書『ビジネスマンのための 40歳から の本を書く技術』(ディスカバー、1,600円+税)が刊行さ れた。三輪さんは、1957年の生まれ。伊藤忠商事の調査 情報部長の職にある。神戸大学法学部を卒業、伊藤忠商事 に入社の後、ハーバード・ビジネススクールに留学、MB Aの資格を取得した。『ハーバード・ビジネススクール』 (丸善ライブラリー)、『ニューヨークタイムズ物語』(中 公新書)等多数の著書がある。
 三輪さんは、多忙なビジンネスマンの傍ら、これまでに 7冊の本を世に送り出した。何れの本も(自費出版ではなく )商業出版物であるというからすごい。本書は、その三輪 さんの体験を踏まえて、情報の整理法、発想法、文章の書 き方等を通じて本を出すためのノウハウを提供する。
 三輪さんには、本書のタイトルに良く似たタイトルの『 四〇歳からの勉強法』(2005年、ちくま新書)という著書が ある。この本は、当時話題を呼び重版を重ねた。

(2009.01.28)

安田丑作名誉教授(工)が、<デザイン都市・神戸の課題>を語る

 安田丑作(やすだ・ちゅうさく)名誉教授(工)が、 1月12日付神戸新聞に登場、<デザイン都市・神戸の課題 >を語っている。これは、神戸市が昨年ユネスコのデザ イン都市に認定されたことにちなんで行われたインタビ ュー。「現在(いま)を語る 兵庫へのメッセージ」とい うタイトルの連載記事の第1回目としてとりあげられた。
 「デザイン都市・神戸の課題」について、安田名誉教授 は、「創造都市を実現させるのは、たやすくないようにも 思える」という問いかけに対して、「神戸は、六甲の山と 海に恵まれている。南斜面で明るい。六甲に抱きかかえら れると、どんな建物でもそれなりに見えてしまう。それだ けに、環境に甘えていては創造都市は実現できない」と答 え、デザインは表面を装うだけのものではなく、中身が本 物でないと上滑りすると指摘する。
 また、歴史的な景観も重要性については、「大人になっ たとき、子ども時代の面影がないような都市はどうか。神 戸には、震災で倒壊した神戸栄光教会を復元した好例があ る」との見解を示した。

【参考】神戸栄光教会を復元に関する神戸新聞記事
 http://www.kobe-np.co.jp/rensai/cul/215.html

 安田名誉教授は、広島県の出身で、神戸大大学院修士課 程修了。同大大学院工学研究科教授を昨年退官し、名誉教 授に。現在は、こうべまちづくりセンター・まちづくり学 校長などを務める。専門は都市計画・都市設計。神戸市文 化賞受賞。

(2009.01.27)

ベンチャーフェアで好評、メルクリオの由田克己さん(1963年経卒、1999年営院修了)

 1月20日から3日間、東京国際フォーラムで「ベンチ ャーフェア」が、開催された。このフェアーは、独立行政 法人 中小企業基盤整備機構が主催、日本商工会議所等が 後援している。その目的は、「革新的な新事業・新規創業 等に果敢に取り組む中小・ベンチャー企業等の優れた製品 、技術、サービスを一堂に会し展示することにより、中小 ・ベンチャー企業等の販路・事業提携先の開拓の機会を支 援する」であり、毎年開催されている。

【参考】ベンチャーフェアのホームページ(右図あり)
 http://vfj2009.smrj.go.jp/

 このフェアーに久々に参加し張り切っていたのが、有限 会社メルクリオ代表取締役の由田克己さん(1963年経卒、 1999年営院修了)。この会社は、環境にやさしく、土のいら ない“Theウォーターどのう”の企画、開発、卸、販売元。 “Theウォーターどのう”は、都市型水害や、集中豪雨によ るビル(地下駐車場)、地下街、家屋、浸水への対応できる。
 当日の模様は、テレビ局からの取材があり由田さんも登場 している。神戸新聞(1月21日付)では、土のうを手にした由 田さんの写真入で報じられた。当日の取材は1997年発達科学 部卒業生の足立聡さん(神戸新聞東京支社)だった。

【参考】神戸新聞のホームページ
 http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0001665416.shtml

(2009.01.26)

神戸学生青年センターが「古本市」開催のため古本を集めている

 神戸学生青年センターでは、3月14日から5月14日迄「 第12回六甲奨学基金のための古本市」を開催する。そのため 古本やCDを集めている。収集期間は3月1日から3月31日ま で。収集する本の対象等の詳細は下記を参照。

 http://ksyc.jp/furuhonichi.html

 神戸学生青年センター(神戸市灘区山田町3-1-1)は、各種 セミナーの開催や宿泊施設の運営、平和、人権、環境などに かかわる活動を展開している。館長をつとめる飛田雄一さん は、1978年神戸大学農学部大学院修了。1991年に館長に就任 した。

(2009.01.23)

(財)神戸国際観光コンベンション協会の広報資料から

 「コンベンションKOBE」は、(財)神戸国際観光 コンベンション協会が発行する広報誌。209号(2009年1月 号)で、本年1月から3月に開催されるイベントやセミナー 等が紹介されている。
 神戸大学が主催または事務局となっている次の学会もリ ストアップされていた。

●第32回 日本眼科手術学会総会
 期日:1月23日(金)〜25日(日)
 場所:ポートピアホテル・神戸国際展示場
 会長;根木昭
    神戸大学大学院医学研究科 外科系講座眼科学分野教授
 参加:4,000人

●第14回 日本集団災害医学会総会
 期日:2月12日(木)〜14日(土)
 場所:神戸国際会議場・神戸国際展示場
 会長:石井昇
    神戸大学大学院医学研究科 災害・救急医学分野教授
 参加;1,000人

 (財)神戸国際観光コンベンション協会が運営するサイトへ

(2009.01.22)

白岩卓巳さん(1957年教卒)の新著『牧野富太郎と神戸』




ご参考

 前兵庫生物学会会長(2002-2007)の白岩卓巳(しらいわ ・たくみ、1957年教卒)さんの著書『牧野富太郎と神戸』が 、昨年11月に神戸新聞総合出版センターから「のじぎく文 庫」シリーズの1冊として刊行された。定価は1,500円+税。
 「世界的植物学者の困窮を救った若き資産家・池長孟(い けなが・たけし)。1915年(大正4年)に始まり約25年間続く 牧野博士と神戸の関わり。本書は、従来掘り下げられること がなかった牧野博士の足跡と神戸をテーマに編まれた労作で ある。以下は目次の概要。

第一章 神戸との出合い
第二章 植物研究一途な青年時代
第三章 牧野の援助者・池長孟
第四章 池長問題と触れる標本
第五章 神戸で牧野と深く関わった人々
第六章 標本は牧野のもとに
第七章 老いを知らない牧野の活動
第八章 牧野富太郎の業績と今日的意義

(2009.01.21)

季刊「ひょうご経済」が100号記念号発行、滝川好夫教授(経)等が寄稿

 財団法人ひょうご経済研究所が刊行する季刊「ひょうご 経済」が100号記念号を発行した。神戸大学大学院経済学研究 科滝川好夫教授が、「兵庫県のグローカル金融:地域社会連帯 意識と道徳金融」を寄稿している。また、この雑誌には岡田安 弘名誉教授(医)による「やさしい健康科学」の連載が掲載され ている。100号では、「遺伝子の働き」がテーマ。
 なお、ひょうご経済研究所の理事長は、みなと銀行薮本信裕 取締役頭取、加護野忠男教授(営)、滝川好夫教授(経)、新野幸 次郎元神戸大学学長(神戸都市問題研究所 理事長)が理事に名 を連ねている。

(2009.01.20)

松下直子さん(1994年文卒)が代表をつとめるベンチャー(株)オフィスあんが、新事業を開始

 株式会社オフィスあん(代表取締役松下直子さん(1994年 文卒))は、「場(組織)づくり」と「人づくり」をサポートす るベンチャー企業。オフィスは、JR新大阪駅から徒歩3分の交 通至便の地にある。そのオフィスあんが、士業家(社労士、行 政書士、税理士、司法書士等)の開業を応援するビジネスを開 始することになった。
 「人と人との出会い、交流の場としても、皆様に是非お気軽 にご利用いただきたいと願っています。どうぞ気楽にお立寄り ください」と松下さんは呼びかけている。2月17日には、同社 のレンタルオフィス、セミナールームの内覧会も開催される。

 詳細は、http://www.oan.co.jp/news/index.htm 参照。

 なお、月刊「金融ジャーナル」誌の昨年年11月号には、松下 さんの寄稿「女性活用、本音と建前」が掲載された。様々な視 点での女性活用がテーマ。

(2009.01.19)

日本災害復興学会(室崎益輝会長)が被災地支援の委員会を設置

 室崎益輝名誉教授(工)が会長をつとめる日本災害復興 学会が、被災地支援の委員会を設置する。この委員会は、被 災地で継続的に復興を支援することを目的とする。ニーズに 応じて助言ができるよう、学者、弁護士、公務員、市民団体 などから成る会員の人材バンクを構築する予定。被災者生活 再建支援法の内容などをわかりやすくまとめた被災者向けの パンフレットも作成する。
 岩手・宮城内陸地震(08年6月)の被災者の復興支援を続け ている木村拓郎理事が委員長に就き、阪神大震災(95年1月) などで被災したり、現地で支援したりした経験のある会員 5人が委員となる(1月9日付朝日)。
 日本災害復興学会の室崎益輝会長は、神戸大学名誉教授 (工)で、元総務省消防庁消防研究センター長。現在は、関 西学院大学総合政策学部教授、関西学院大学災害復興制度 研究所所長。

   日本災害復興学会のホームページへ

(2009.01.16)

季刊「麺の世界」の編集・発行者である奥山忠政さん(1960年法卒)

 福岡県筑紫野市で発行されている季刊「麺の世界」は、 ユニークな雑誌である。「麺の世界」の編集・発行者である 奥山忠政さん(1960年神戸大学法学部卒)は、元伊藤忠商事に 勤務していた商社マン。定年後は、麺に関する歴史、文化等 広範囲な関心と研究に励み、「麺の世界」の刊行を思い立つ 。昨年末に刊行された2008年冬号で、通算15号となる。
 この雑誌のテーマは、「文化麺類学」。奥山さんは、「文 化麺類学」について、以下のように語っている(「麺の世界」 ホームページ)。
 穀物の粉を細長く加工して食べるという「文化」は、ここ 半世紀の日本で著しい発達をとげました。その特異さは、中 国大陸・朝鮮(韓)半島・東南アジア・シルクロードからイベリ ア半島までのあらゆる麺文化がごく日常的に身近かにあり、 しかも現在進行形で融合し、変容し、新たな発信を続けてい るという事実に表われています。
 「文化麺類学」は石毛直道先生の創学になるものですが、 いまだ生成途上にあります。その上「麺」は、その「文化性 」をもって経済・社会や他の文化に多大の影響を及ぼしつつ あります。
 このような時代にありながら、麺文化を享受する側・研究 する側のそれぞれを報じるとともに両者を架橋する役割をに なう媒体がありません。ここに「麺にかかわる情報・リポー ト・論文の専門誌」として、季刊『麺の世界』を世に問うも のです。
 以上の、奥山編集長の極めて真面目な解説で、「文化麺類 学」のイメージの概略は掴むことができよう。この雑誌には 、これまで永田實(1969年教育学部卒、兵庫県立神戸高校教 諭)、植村達男(1964年経済学部卒、神戸大学東京オフィス)、 段野治雄(1965年経済学部卒、段野昆布社長)等の神戸大学卒 業生が寄稿している。

【参考】「麺の世界」ホームページ
  http://www.sunglow.info/

(2009.01.15)

「神戸大学都市安全研究センター」、インテックス大阪に出展と講演

 「神戸大学都市安全研究センター」は、1月20日(火)〜 22日(木)の3日間、インテックス大阪で開催される第33回日本 ショッピングセンター協会全国大会のビジネスフェアに出展 する。
 テーマは、“緊急時の用水確保”。会場では、環境ゾーンに 出展する。この研究は、昨年4月から3ヶ年計画で「神戸大学都 市安全研究センター」を中心にスタートしている「緊急時の用 水確保に対する研究会」の成果をふまえたもの。
 同時開催されているセッションの2日目(1月21日)の15:00〜 16:00に上記「緊急用水確保に対する研究会」のメンバー平山 修久氏(京都大学大学院工学研究科准教授)が、「災害時におけ るSCの役割―阪神淡路大震災の教訓 SCは何をなすべきか」の 演題で講演する。ビジネスフェア及びセッション講演会への参 加希望者は、叶_戸学術事業会(同研究会に参画、下記参照) へ。「招待券」が用意されている。

【参考】日本ショッピングセンター協会ビジネスフェアのHP
 http://www.jcsc.or.jp/event/bussiness/fair2009.html

叶_戸学術事業会
 〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
 神戸大学三木記念館内凌霜会気付
 Tel & Fax:078-882-5335
 e-mail:jigyokai@kobe-u.com
 URL:http://www.kobe-u.com

(2009.01.14)

弁護士の佐々木知子さん(1978年法卒)、コンサート「プリマヴィスタ弦楽四重奏団と杉谷昭子とその仲間たち」でピアノ演奏

 弁護士の佐々木知子さん(1978年法卒)は、日本を代表す るピアニストの杉谷昭子さんの門下。1月16日に、「かつしか シンフォニーヒルズ アイリスホール」(最寄:京成青砥駅) で開催される「プリマヴィスタ弦楽四重奏団と杉谷昭子とその 仲間たち」で、ピアノを演奏する。
 佐々木さんの演奏曲目は、「ベートーヴェン:ピアノ三重奏 曲 ハ短調Op.1-3」。コンサートでは、佐々木さんのほか、 跡部孝子さん、高橋典子さん、杉谷昭子さんが、モーツアルト 、ドヴォルザークの作品を演奏する。当日の開演は、18時30分 、入場料は3,500円(全自由席)。チケット連絡先は、杉谷昭子 音楽事務所、電話:03-3601-9513。

【参考】杉谷昭子ピアノアカデミーのホームページ
 http://www.sugitani-piano.com/spac/

(2009.01.13)

柳下和夫さん(1976年営卒)の新著『中国、インドに負けない中小企業の「モノづくり」』

 情報総合研究所代表の柳下和夫さん(やなぎした・かずお 、1976年営卒)の新著『中国、インドに負けない中小企業の「 モノづくり」』が、富士グローバルネットワークから刊行(発 売:教育評論社)された。定価は1,400円+税。
 中国、インドに仕事を奪われないようにするにはどうすれば よいか。不況の中で好調な中小企業17社を紹介し、そこで見え てくる九つの戦略キーワードに成功のヒントを見い出す。九つ の戦略キーワードは、以下のとおり。
 グローバル展開、コストダウン、技術力、製品開発、エコロ ジー、特許戦略、デザイン、アイデア、ニッチ。

 本書の目次は以下のとおり。
序 章 いまなぜ、中国、インドなのか
第1章 日本の中小企業とは
第2章 日本の中小企業の強みと弱み
第3章 好調企業の事例集
第4章 モノ作りに取り組む中小企業への支援策

 柳下さんは、1959年京都大学理学部物理学科を卒業、三菱電 機に入社。在職中に1976年神戸大学経営学部(U課程)卒。同社 研究主監を経て2001年金沢工業大学経営工学科教授,1999年日 本大学大学院グローバルビジネス研究科ベンチャービジネスコ ース教授等を歴任。現在,情報総合研究所代表、LEC東京リー ガルマインド大学客員教授。
 著書に『プロジェクト革命』(かんき出版)、『三菱電機「情 報交換会」』(日本能率協会マネジメントセンター)『調査の進 め方』(日経新書)等がある。

(2009.01.09)

小浜市在住の北川昭二さん(1966年教卒)が米国オバマ次期大統領の支援者と4年前から文通

 昨年11月18日付朝日新聞「声」欄に、福井県小浜市在住 の北川昭二さん(1966年教卒)が、米国オバマ次期大統領の支援 者と4年前から文通していた体験を投稿していた。タイトルは 「米女性通じて和平訴えたい」というもの。
 4年前、北川さんは、“日本びいき”という米国の中年女性 から突然、エスペラント語の手紙を受け取った。彼女はその頃 からオバマ上院議員の熱心な支持者の一人で、世界エスペラン ト協会の年鑑で「obama」という地名に住む北川さんを見つけ て手紙を書いた。オバマ議員が載った新聞の切り抜きなどが同 封されていて、彼がいかにすばらしい人物であるか書いてくる 。「オバマ氏が次期大統領に選出された背景には、こうした草 の根の支持者が源流にあった」と北川さんは改めて感じたよう だ。なお、マスコミで喧伝されている“小浜市の馬鹿騒ぎ“と 、北川さんの文通とは、特に関係はないそうだ。
 北川さんは神戸大学(教育学部)の学生時代からエスペラント 活動に従事、関西学生エスペラント連盟の会長をつとめた。ま た、故郷の福井県での高校教師を退職後は、日本エスペラント 学会理事を、つとめてるなど、若き日の情熱を今でも持続して いる。

(2009.01.08)

漆嶋稔さん(1979年経卒)の翻訳書『中国貧困絶望工場』




ご参考





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 元銀行マンの漆嶋稔さん(1979年経卒)の翻訳により昨年 末に刊行された『中国貧困絶望工場』(日経BP社・2,200円+ 税)が、話題を呼んでいる。出版間もない12月14日日経紙には 早速書評が掲載された。この本の原著者アレクサンドラ・ハー ニーは、香港在住のジャーナリスト(元フィナンシャルタイム ズ記者)。原文は英語で書かれている。訳者の漆嶋さんは、中 国語・英語双方を操る翻訳家。昨年2月には、中国語から翻訳 した鄭作時著『馬雲のアリババと中国の智恵』(日経BP社 ・2,200円+税)を刊行している。
 伸び続けてきた中国の輸出は、昨年11月に7年5ヶ月ぶりに 前年同月比でマイナスに転じた。世界景気の悪化に加え、コス ト増という新たな中国固有の問題が表面化しつつある。これま で中国の輸出を支えてきたのは、広東省など沿海部の様々な工 場であり、そこで働くのは、主として農村から出稼ぎにきた労 働者たち。本書は、このような工場と労働者、経営者に焦点を あてる。世界に広がった「チャイナ・プライス(中国の低価格) 」が生み出されるカラクリを提示してくれる。
 労働環境などに厳しい目を向ける納入先の米企業向けに、従 業員を厚遇した、みせかけの“五つ星工場”と長時間労働を強 いる隠れ工場を使い分ける経営者。悲惨な労働環境、賃金不払 い、環境汚染、過剰残業等々、本書は中国に於ける過酷な労働 実態を抉り出す。

(2009.01.07)

地元府中市のパソコンインストラクターとして活躍する松原悦枝さん(1979年文卒)

 松原悦枝(まつばら・よしえ)さんは、神戸大学文学部 史学科を1979に卒業後、銀行に勤務した。結婚により銀行を 退職、以後は家族とともに東京府中市に住む。お子さんが中 学生になった頃、松原さんは職業訓練の教室でパソコンスキ ルを身につけた。その後、地元の府中市からの以来を受け「 IT講習」のインストラクターを続けている。
 初めて講習を行ったのが2001年のこと。やさしく丁寧なイ ンストラクターぶりは好評を博している。インストラクター 活動が縁で新たなスポット的な仕事も舞い込むようになった 。「小学生から80歳代の方まで、様々な年代・職業の方々と 接し、私にとっても勉強になることが多いです」と松原さん は語る。新年は、1月22日から「再就職を」めざす女性のた めのエクセル入門講座が始まる。

【府中市のホームページから】
“府中市”は、東京都と広島県にある。松原さんが住んでいるのは、東京都府中市。

(2009.01.06)

神戸大学東京オフィスからのお知らせ(12月22日で年内業務終了)

 神戸大学東京オフィスからお知らせ致します。
 東京凌霜クラブは12月22日をもって年内の業務を終えま す。これに伴い、神戸大学東京オフィスの業務も12月22日 で年内の業務を修了いたします。

 新年は、1月6日(火)午前10時から業務を開始いたします。
 皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

(2008.12.22)

韓日合同セミナーで講演、温基云毎日経済新聞社論説委員(1992年営博修了)

 11月12日付の日経紙に韓国特集記事が掲載されていた。 9月26日にソウルで開催された日韓合同セミナーの模様が報じ られている。このセミナーで講演をしたのが毎日経済新聞社( 韓国)の論説委員をつとめる温基云(オンギウン)氏。講演は 韓国の消費構造がテーマであった。以下は、その抄録。
 韓国経済は通貨危機の後、乱高下の状況が続いている。金 融危機で少なくとも来年末までは非常に厳しい状況。韓国の 消費の特徴は、教育費の割合が高いこと、高齢者の消費性向 が急上昇していることである。GDPを高め、株式市場を活性 化して資産価値の安定を図ることが消費を伸ばす道だ。
 温氏は1985年ソウル大院修了。神戸大(営)院を経て産業 研究院産業分析室長を歴任する。2000年に論説委員として 毎日経済新聞社入社した。

(注)日本経済新聞では、温基云毎日経済新聞社論説委員を 神戸大学大学院経済学研究科修了と表記していたが、凌霜会 名簿、大学発行の卒業生名簿等を参照したところ、経営学研 究科修了が正しいことが判明した。

(2008.12.22)

大住敏之さん(1967年経卒)立命館アジア太平洋大学で経営学を英語で講義

 元川鉄エンジニアリング取締役の大住敏之さん(1967年 経卒)、定年後は青山学院大学、立命館アジア太平洋大学(大 分県別府市)で、経営学を講じている。今年の11月からは、 立命館アジア太平洋大学での英語による講義を開始した。川 崎製鉄(現JFE)在職中に米国に留学しMBA資格をとったこ とが役に立ったわけである。
 立命館アジア太平洋大学は、京都市に本部を置く学校法人 立命館が2000年に設置した新しい大学。日本を含む世界87カ 国から学生が集まり(ただしその大半は、韓国や中国といっ た近隣国から)、教員の約半数が外国籍。

(2008.12.19)

神戸まちづくり研究所野崎隆一事務局長(1967年工卒)、街づくり支援活動を語る

 11月30日付毎日新聞に、NPO神戸まちづくり研究所 の野崎隆一(のざき・りゅういち)事務局長が登場、街づくり 支援活動を語っている。
 震災直後、野崎さんは「何か支援できることはないだろう か」と、知り合いの建築家らと、魚崎地区(神戸市東灘区)の 避難所で無料相談を始めた。家屋の安全性の判定などに取り 組んだ結果、家屋や市場の共同建て替えや道路の拡幅など、 災害に強い街を主体的に作ろうという動きが、若い住民らを 中心に生れる。これが「まちづくり準備協議会」の組織につ ながった。
 野崎隆一さんは、西宮市の出身。1967年神戸大学工学部 建築学科卒、建築設計事務所「遊空間工房」代表をつとめる 。仮設住宅入居高齢者の「終(つい)の住まい」となるコレク ティブハウジング建設や、参加者が歩いた距離に応じて募金 する「KOBE i ウォ−ク」の企画・運営に携わる。著書 に『市民社会をつくる〜震後KOBE発アクションプラン』 等がある。

【参考】神戸まちづくり研究所のホームページ
 http://www.kobe-machiken.org

(2008.12.18)

中井久夫名誉教授(医)の新著『日時計の影』




ご参考

 中井久夫名誉教授(医)の第7エッセイ集『日時計の影』(み すず書房、定価3,000円+税)が、刊行された。「河合隼雄との出 会い」ほか33篇のエッセイが収録されている。
 統合失調症を中心に長年の臨床体験を語った「患者に告げるこ と患者に聞くこと」「老年期認知症への対応と生活支援」「トラ ウマについての断層」等専門的な文章がある。一方、著者の「風 景構成法」誕生の契機となった河合隼雄との出会い、その仕事と 人間を綴った「河合隼雄先生の対談集に寄せて」、そして「神戸 という町の隠れたデザイン」「敗戦直後の山岳部北アルプス行き 」「伝記の読み方、愉しみ方」、精神医学からみたブルースト論 、自伝的書下ろし「ヴァレリーと私」等々多彩な内容。

(2008.12.16)

伊藤忠テクノソリューションズ奥田陽一社長(1970年営卒)、SI業界を語る

 10月26日付産経新聞に伊藤忠テクノソリューションズ奥田 陽一社長(1970年営卒)が登場、最近のSI(システムインテグレー ター)業界を語っている。
 情報システムの構築を請け負うSI業界の人気にかげりが見えて いる分野ではないかという質問に対して、奥田社長は、次のよう に回答している。
 SI企業は全国で1万社以上ある。一見、最先端で華やかなイメ ージもあるが、下請け的な仕事も多く労働環境がかなり厳しいと ころもある。こうした状況の中で、競争激化によるプレッシャー と顧客からの価格引下げ要求などが業界の魅力低下を招いている 。日本には技術に立脚したソフトウエア産業も少なく、SI業界は 面白いということをもっとPRしていかないと優秀な人材は集まら ない。
 奥田社長は、SI業界の飛躍のポイントとして、業界の地位向上 が重用であるとし、そのためにはグローバル展開がカギであると 語っていた。伊藤忠テクノソリューションズでは、世界7ヵ所に ある海外拠点をベースに、海外進出する日本企業に対して現地で のシシテム構築やサポートサービスを提供している。4月にはイ ンドIT(情報技術)企業のウィプロ・リミテッドと国内外のSIビ ジネス分野で包括提携することで合意したという。
 奥田陽一(おくだ・よういち)さんは、大阪府の出身。1970年 に伊藤忠商事入社。常務、専務、副社長を経て、2005年から現 職にある。

伊藤忠テクノソリューションズのホームページ

(2008.12.15)

五百旗頭真名誉教授(法)の新著『歴史としての現代日本』刊行




ご参考

 五百旗頭真(いおきべ・まこと)神戸大学名誉教授の新著 『歴史としての現代日本』が、千倉書房から刊行された。全336 ページで、定価は2,400円+税。なお、五百旗頭名誉教授の現職 は防衛大学校校長(神奈川県横須賀市)。
 1996年、神戸大学大学院法学研究科五百旗頭教授(当時)は、 毎日新聞の日曜日に掲載される読書欄の書評委員に就任した。 以後多数の著作の書評を毎日新聞紙上に掲載してきた。本書は 、その成果を中心にして編集された書評集である。

 多数の書評は、以下のようなジャンル別に構成されている。
  第一章:日本の歴史
  第二章:自伝・回想・評伝
  第三章:戦後日本の政治
  第四章:日米関係
  第五章:アジア
  最終章:国際関係

(2008.12.12)

前衛書道先駆者関谷義道氏の書を母校神戸大学に寄贈、兵庫師範卒の田中美子さん

 神戸市長田区在住で、「民舞かおる会」を主宰する田中美 子さんが、前衛書道運動の先駆者である故・関谷義道氏の書作 品4点を母校の神戸大学に寄贈した。
 書家の関谷氏は、1920年岐阜県の生まれ。1952年、書の革新 を目指して森田子龍らと「墨人会」を結成した。ニューヨーク近 代美術館に作品が収蔵されるなど、国内外で高い評価を獲得して いる。後年は融通無碍な「心の書」を提唱し、一昨年他界した。
 田中さんは神戸大の前身の一つ、兵庫師範で関谷氏に書の手ほ どきを受けた。1948年に兵庫師範を卒業後も長く親交が続いた。 一年ほど前から生前に託された作品を生かしたいと考え、母校へ の寄贈を決めた。寄贈された作品は「心華」「燦燦」と書かれた 額作品二点と、扉を開くと「空無のこころ」などの文字が見られ る工芸的な作品二点。いずれも晩年の作で、ほのぼのした温かみ がある。作品は国際文化学部内に飾られる。
 以上は、12月2日付神戸新聞から。この記事を書いたのは、神 戸新聞記者の平松正子さん。1992年文学部の卒業生である。

【参考】神戸新聞
 http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0001595953.shtml

(2008.12.11)

福田次期学長が抱負、「企業のマネジメント感覚を大いに役立てたい」に卒業生が注目

 神戸大学の次期学長が決定した。2009年4月1日に福田秀 樹自然科学系先端融合研究環長が、神戸大学の学長に就任する。 11月28日には、記者会見が開かれた。各紙では「神戸大を次世 代の世界的教育研究機関にしたい」という次期学長の抱負が報 道されていた。
 福田次期学長は、鐘淵化学工業(現カネカ)に勤務し、研究企 画担当部長などを歴任。1994年に神戸大工学部教授に就任、バ イオマスの研究などに取り組んできた。初の企業出身の学長と なる福田次期学長は「大学に来て、会議や委員会など無駄な事 務が多く、カルチャーショックを受けた」と明かし、「企業の マネジメント感覚を大いに役立てたい」と述べ、本部組織のス リム化などの方針を示した。
 「本部組織のスリム化」といった言葉がスラスラ出てくる次 期学長。ビジネス現場の卒業生たちには非常に新鮮に響いたよ うである。「大いに期待したい!」という卒業生の声が出てい た。

(2008.12.10)

市立加西病院の北嶋直人診療部長(1973年医卒)が、世界で初めてE型肝炎が野生動物から人間に感染するルートを特定

 第48回近畿医学検査学会の公開講座ががこのほど、神戸 ・ポートアイランドで開催された。市立加西病院の北嶋直人診 療部長は、この公開講座で、世界で初めてE型肝炎が野生動物 から人間に感染するルートを特定した調査を報告した。以下は 11月5日付神戸新聞からの抜粋。
 2003年4月、加西病院に全身の倦怠感を訴えた男性が入院し 、さらにその9日後、その父親も似た症状で入院した。主治医 が二人の共通点を注意深く探っていくと、2ヵ月前にシカ肉を 生で食べていたことが判明した。シカ肉は火を通すと固くなる ので、生で食べる習慣があるそうだ。興味を持った主治医がさ らに調べていくと、二人を含め同じシカ肉を食べた4人が急性 E型肝炎になっていたことが判明する。幸いなことに、食べ残 しのシカ肉が冷凍保管されていた。しかも食べた日付入りで。
 感染ルートを特定する上でまたとないチャンスとなった。し かし、一病院では十分な検査もできない。同年5月の肝臓病学 会で、E型肝炎が専門の東芝病院の三代俊治先生に相談したと ころ「非常に興味深い。すぐに検体を送ってほしい」というこ ととなり、研究を進めるきっかけができる。検査の結果、シカ 肉のウイルスと患者のウイルスが同じものと分かる。E型肝炎 ウイルスが野生動物から感染した世界で初めての証拠となった 。
 北嶋部長は、1973年神戸大学医学部を卒業。三木市民病院 内科主任医長を経て、加西病院へ。日本内科学会認定専門医、 日本消化器病学会指導医、日本消化器内視鏡学会認定医。

(2008.12.09)

エコノミスト誌「2008年の経営者」欄に、佐世保重工業森島英一社長(1964年経卒)

 毎日新聞社発行の週刊経済雑誌エコノミストの「2008年 の経営者」欄に、佐世保重工業森島英一(もりしま・ひでかず) 社長が登場、「船バブル弾けた市況下落は一時的」のタイトル のもと造船業界についてのインタビューを受けている。森島社 長は、1964年に神戸大学経済学部を卒業、日商(現双日)に入社 。2000年、韓国日商岩井社長を経て、2002年佐世保重工業専務 取締役に、2005年6月に社長に就任している。
 造船業界の現状について、森島社長は「造船の世界は2年好 況が続くと、船が余り始め、その後7,8年、不況が続くという サイクルを繰り返してきました。しかし今回は、03年ころから 好況となり、4,5年続いたわけです。かつての「好況2年」を 大幅に伸ばしたという意味では、有史以来というか、新しいパ ラダイムに入ったといえるかもしれません。ただ、ここへきて 市況は一気にガタっと落ちました。(中略)市況の落ち込みは一 時的な現象だと見ているのですが-。それにしても、相当シビ アな下落であることは間違いありません」と語る。
 森島社長の30代は「商社マンとして、ノルウェーの首都オス ロに駐在。ノルウェーは世界有数の海運国のため、船主に船を 売ったり、荷物の世話をしたり、また、シップファイナンス( 船舶金融)を取りまとめる仕事などに奔走。お子様2人もオスロ 生まれ。冬はスキー三昧だった」そうだ。

 佐世保重工業のホームページ

(2008.12.08)

平成20年度地域文化功労者文部科学大臣表彰、版画家川西祐三郎さん

 版画「神戸大学十八景」の作者である川西祐三郎(かわ にし・ゆうざぶろう)さん が、平成20年度地域文化功労者文 部科学大臣表彰を受けた(11月28日毎日新聞等)。表彰式は、 11月28日東京都千代田区の如水会館で開かれた。
 川西祐三郎さん(1923年生まれ)は、父川西英さん(1894〜 1965)に続く親子2代の版画家(国画会会員)。『兵庫の四季』 (1981年、学習研究社)、『神戸百景』(1989年、神戸新聞社) 等の画集が出版されている。神戸大学とのご縁は古く、「経済 ・経営学部」、「医学部」(ともに1991年)に始まり、各学部 の学舎、記念館を次々と美しい版画作品として残されてきた。 2003年の「海事科学部」をもって神戸大学をテーマとした十八 作品が揃う。これを記念して、2004年11月には「版画家川西 祐三郎「神戸大学全十八景」展」が神戸大学百年記念館1階展 示ホールで開催された(下記URL)。

 http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2004_11_10_01.htm

 地域文化功労者表彰は、全国各地域において、芸術文化の振興 、文化財の保護に尽力する等地域文化の振興に功績のあった個人 及び団体に対して、その功績をたたえて文部科学大臣が表彰する もの。毎年、全国で個人及び団体合わせて100人(団体)程度が表 彰されている。兵庫県関係で受賞したのは、川西さんのほか、大 杉ざんざこ踊保存会の由井花子さん、淡路人形浄瑠璃伝承者の 竹本友喜美さん。

(2008.12.05)

嶋内秀之さん(2004年営院修了)の共著『ベンチャーキャピタルからの資金調達』第2版刊行




ご参考

 オリックス大阪支店の嶋内秀之さん(2004年営院修了) と営業創造(株)伊藤一彦代表が共著で出版した『ベンチャー キャピタルからの資金調達』(2006年、中央経済社)が好評を 博し、早くも今秋第2版が刊行された。定価は2,200円+税。
 嶋内さんは1996年に立命館大学を卒業、同年オリックス入 社した。現在は同社大阪支店にてベンチャーキャピタル業務 に従事している。本書は神戸大学で学んだMBAホルダーのキ ャピタリスト(嶋内さん)、中小企業診断士のベンチャー社長 (伊藤さん)の二人の視点から、ベンチャーキャピタルから資 金調達を受ける方法を解説している。図表が多く読みやすい 編集方針が採られている。

 第2版での主な改訂点は、以下のとおり。
 第一部においては、株価決定要因に対する記述を補強。
 第二部においては、会社法への対応・事業計画例の拡充。

(2008.12.04)

「シェル美術賞」準グランプリに、三宅由希子さん(1995年教卒)

 若手画家発掘を目的とした公募展「シェル美術賞」に 、1995年に神戸大学教育学部卒業した三宅由希子さんの作品 「すべてを受け入れる」が、準グランプリに輝いた。今回は 、過去最高の1.700点の応募があった「シェル美術賞2008」 であった。グランプリの該当作はなく、三宅さんの受賞した 準グランプリが最高位である。三宅さんは現在兵庫県立星陵 高校教諭。
 「シェル美術賞」は、昭和シェル石油が主催。新しい現代 絵画の時代・表現を担う若手作家を発掘することを目的とし て1956年に発足している。1981年に一旦応募停止したが、 昭和シェル現代美術賞(1996年-2001年)を経て、2004年に 再開した。

【参考】シェル美術賞2008のホームページ
 http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/ticket.html

(2008.12.03)

ひょうご環境創造協会、神戸大学等が稲ワラでエタノール製造実験に本格着手

 ひょうご環境創造協会(神戸市須磨区)、神戸大学等が 稲ワラでエタノール製造実験に本格着手する(11月18日付日 経)。ひょうご環境創造協会は、兵庫県の外郭団体。第一弾 として県立農林水産技術センター(加西市)の研究用水田で 集めたワラを使い、エタノールを生産する。2009年度には 県内の生産者から実際に稲ワラを集め、2010年度には実用 化が可能か研究結果を取りまとめる。
 ひょうご環境創造協会は今年、地元の農協や神戸大学、 三菱重工業、白鶴酒造(神戸市)などとともに「ソフトセル ロース利活用プロジェクト協議会」を結成。国の補助を受け 、ワラの資源化の研究を始めた。

ひょうご環境創造協会のホームページへ

(2008.12.02)

田中啓文さん(1986年経卒)の新刊書『チュウは忠臣蔵のチュウ』




ご参考

 田中啓文(たなか・ひろふみ)さんの新刊書『チュウは 忠臣蔵のチュウ』が、文藝春秋社から刊行された。定価は 1,619円+税。
 忠臣蔵を題材にした本書。でも内容はユニーク。もし四十 七士の討ち入りが、忠義ではなく単なる勘違いだったら?  日本人なら誰もが知っているストーリーを大胆に読み替えた 「傑作パロディ」というのが本書の性格である。
 浅野内匠頭は、切腹直前に謎の老人に命を救われる。そん なこととは知らない浪士たちはやる気のない大石内蔵助を担 ぎ、やっとのことで討ち入りに漕ぎつけるが、それは幕府転 覆を目論む謎の老人の壮大な計画の一部だった。といった具 合にストーリーは展開していく。この作品は、2007年7月か ら2008年7月まで「別冊文藝春秋」に連載、本年9月に単行本 として出版された。
 田中さんは1962年大阪の生まれ。1986年に神戸大学経済学 部を卒業したという異色の作家である。『邪馬台洞の研究』 (講談社ノベルス)、『ハナシがちがう!-笑酔亭梅寿謎解噺』 (集英社文庫)等著書多数。

(2008.12.01)

岸本吉弘准教授(発)、「第3回神戸長田文化賞」を受賞

 神戸大学大学院人間発達環境学研究科の岸本吉弘(きしも と・よしひろ)准教授が、「第3回神戸長田文化賞」を受賞した 。この賞は、「長田に文化の種を蒔き、花を咲かせて区内外に 発信している個人や団体の活動を顕彰し、『文化の香りするま ち長田』を推進する」ことを目的として2006年に創設されたも の。
 今般の受賞を記念し、10月21日から11月1日まで、新長田の アスタくにづか2番館特設会場で「受賞記念展覧会」が開催さ れた。最終日には、授賞式とパーティが開かれた。
 なお、神戸大学が企画した純米大吟醸酒「神戸の香」の瓶ラ ベルと化粧箱の絵は岸本准教授によるもの。書家の魚住和晃・ 国際文化学研究科教授(号:魚住卿山)の書とともに、「神戸の 香」(写真)を飾っている。

(2008.11.28)

大内伸哉教授(法)の新著『どこまでやったらクビになるか』




ご参考

 神戸大大学院法学研究科大内伸哉(おおうち・しんや)教授の 新著『どこまでやったらクビになるか』が、新潮新書の1冊として 刊行された。定価は680円+税。
 一般に、「法律は取っつきにくい」というイメージがある。でき れば関わり合いたくない。そう思われているかも知れない。確かに 法律には、国家が国民を取り締まる手段という面があることは否定 できない。人を殺したり物を盗んだりすれば、法律により処罰され てしまう。借金が返せなくなれば、法律が発動されて、財産を差し 押さえら、売り払われてしまうことにもなる。生活保護の申請に行 くと、行政の窓口は、法律を厳格に解釈・適用して、なかなか受理 してくれないこともあるようだ。法律は時に、庶民の味方ではなく 、むしろ敵のようにみえる。
 しかし、雇用社会のルールを定める労働法(労働基準法、労働契 約法、最低賃金法、労働安全衛生法等)を見ると、同じ法律でも少 し違った様相で見えるかもしれない。労働法は、会社と社員のうち の「会社のを取り締まる」ことを目的とするものだからである。社 員にとっては、自分たちの利益を守ってくれるのが労働法だ。もう 少し性格には、社員の利益と会社の利益のそれぞれがどこまで守ら れるのかを線引きをするルールを定めた法律といってよい。
 例えば、労働契約法16条は「解雇は、客観的に合理的な理由を欠 き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用 したものとして、無効とする」と定めている。会社が社員をクビに するには正当な理由が必要ということだ。このことには、実は二つ の意味がある。一つは、会社が正当な理由なしに社員をクビにして も、それは法的には無効ということ。もう一つは、会社が正当な理 由をもって社員をクビにすれば、それは法的には有効ということで ある。タイトルの『どこまでやったらクビになるか』には、まさに そのような意味が込められている。

(2008.11.27)

吉田一彦名誉教授(国際文化)が、『陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人』を書評




ご参考

 11月16日付産経新聞読書欄に、吉田一彦名誉教授(国際文化) が、藤井非三四著『陸海軍戦史に学ぶ 負ける組織と日本人』(集 英社新書・720円)の書評を寄稿している。本書の著者は1950年生 まれ。専攻は日本陸軍史である。以下は、書評の概要。
 どのような組織にも病理が潜んでいる。軍隊もその例外ではない 。しかもその病理は軍隊の拠って立つ社会のあり方の中に遍在して いる。軍隊の存在自体が社会を映す鏡ともなり得る側面がある。軍 事は政治の道具ではあるが、この道具の使用法をつぶさに検証すれ ば、使用者の実体が垣間見えてくる。本書では、当時の日本陸軍の 中国に関する情報蓄積は他国の追随を許さなかったことを指摘。こ のことは、あまり知られていない。
 吉田名誉教授には、『暗号戦争』『騙し合いの戦争史―スパイか ら暗号解読まで』『知られざるインテリジェンスの世界』(左)等の 著書がある。

(2008.11.26)

大正期に始まった卒業生による東京での昼食会、4,000回を迎える

 本日(11月25日)、東京凌霜クラブで「火曜会」の4,000回 の記念会合が開かれる。「火曜会」は、大正期に始まった卒業 生による東京での昼食会。以下は、今回の会合にあたり作成さ れた4,000回88年の歴史の概要である。太平洋戦争をはさみ、学 制改革(神戸大学の設立)を越えて、今日迄続いてきた。文中 敬称略。
・第1回火曜会
 大正9年(1920年)6月22日、東京在勤者の昼食会として、丸の 内東京海上ビル内中央亭で開催。参加10人。鈴木祥枝(明治40 年神戸高商第1回卒、後の東京海上社長)、堀内泰吉(明治40年 神戸高商第1回卒、後の東京海上常務)、小野十郎(注)が常連。 毎週火曜日に例会を開催、100回毎に箱根や熱海に出かけて “大会”を開く。大正9年10月頃神戸、大阪で同様の会合が始 まる。翌年には門司でも。
(注)元神戸高商助教授、担当課目は、商業算術・代数。明治 36年刊『神戸高商一覧』には、氏名の下に「東京平民」と記 載されていた。
・水島銕也先生寿像作成
 大正12年水島銕也先生寿像の小型像(朝倉文夫作)100個を 造り単価30円で頒布した。
・第500回火曜会
 昭和5年7月15日、同じく中央亭で500回を祝う。
 同年10月16、17、18日に黒部に記念旅行。参加は、7人(富 山から参加1人)。
 約10年、500回を記念して『火曜会十年史』(昭和6年、凌 霜火曜会発行)を出版。表題は鈴木祥枝、題文は城崎祥造(明 治40年神戸高商第1回卒)が担当。
・戦後の再開
 戦争末期に中断。戦後3、4年を経て江波戸鉄太郎(明治43年 神戸高商卒)の肝煎りで、京橋明治製菓の地下室で再開。その 後、大林組の六車清次(昭和6年神戸高商卒)の世話で東京ステ ーションホテルの地下室で開く。更に、日本工業倶楽部に会 場を移した。
・鈴木祥枝氏追悼午餐火曜会
 昭和32年2月9日、火曜会の創始者の一人である鈴木祥枝が 死去。3月12日正午日本工業倶楽部で追悼午餐会が開かれた。 参加は丁度100人。
・日本工業倶楽部で2,120回目の火曜会
 佐渡卓(大正8年神戸高商卒)の「凌霜」193号への寄稿によ ると、昭和40年6月1日で2,120回。前年の総出席者356人、会 合数46回、1回平均8人弱。
・火曜会3,462回
 澤田修二(昭和11年神戸商業大卒)の「凌霜」324号への寄稿 によると、平成6年6月21日の会合をもって3,462回。「デビス カップ選手として勇名を馳せた鳥羽貞三氏(大正13年神戸高商 卒)が今もご健在で、92歳の高齢にもかかわらずほとんど毎週 この会に出席、後輩を励まされている」との記述がある。
・火曜会3,900回
 繁田惠弘(昭和36年経済学部卒)の「凌霜」369号への寄稿に よると、平成18年2月7日に火曜会3,900回目の会合が開かれた。 12人が参加、祝杯を挙げたとある。
・火曜会4,000回
 平成20年11月25日、火曜会4,000回目の会合が開かれる。

以上
企画作成:神戸大学東京オフィス

(2008.11.25)

梶山寿子さん(1987年文卒)の新著『スクール・アーティスト』




ご参考

 ジャーナリストの梶山寿子さんの新著『スクール・ アーティスト――井出良一先生 たったひとりの教育改革 』が、話題を呼んでいる。この本は、大阪府高槻市の公立 小学校で教員井出良一さんの「異色の教員」ぶりを描く。 体育の事業中に漢字を教える、蚕を飼って生糸をとる、畑 で育てた大根を調理して食べる、といった教科の壁を超え た縦横無尽の授業の連続だ。手作りのお菓子をたべながら のお茶会も楽しそう。それでいて学年末の漢字熟語テスト のクラス平均点が約99点。基礎学力もしっかりつく。「私 も生徒になりたい」という保護者の声もあるそうだ。
 梶山寿子(かじやま・すみこ)さんは、1987年神戸大学 文学部を卒業、テレビ局に勤務した。その後渡米し、1992 年ニューヨーク大学大学院でメディア論を学び修士号を取 得する。読売新聞現地版記者を経た後にフリーとなった。 1998年に帰国し、社会・家庭問題や人物ノンフィクション 、ビジネス・トレンドなど幅広い執筆活動を続けている。 「ニッポン早わかり」(TVK)等、テレビ番組のコメンテー ターも務め、講演活動も行う。主な著書に『子どもをいじ めるな』(文春新書)『女を殴る男たち』(文藝春秋)『家族 が壊れてゆく』(中央公論新社)『ジブリマジック』(講談 社)『トッププロデューサーの仕事術』(日経ビジネス人文 庫)など多数。
 梶山さんは、朝日新聞「読書欄」の書評ライターとして も活躍中。11月16日付「読書欄」では、林總(はやし・あ つむ)著『会計課長 団達也が行く!』(日経BP社、1,680 円)を紹介している。「小説仕立てで生きた会計を学ぶ、 という趣向の本。正義感あふれる主人公が中堅の電子部品 メーカーの再建に奔走する姿を通じて、「会計を実際のビ ジネスで使うとはどういうことか」をわかりやすく解説す る」と概要を説明する。紹介の最後の部分では「若い女性 社員が「女に学問は不要だ」と父親に大学進学を反対され た話や、部長が面と向かって「短大卒で一般職のお前に何 がわかる」と怒鳴る場面も、東京・丸の内の会社としては 、今日的リアリティーに欠ける」と鋭く斬りこんでいた。

(2008.11.21)

早川和男名誉教授(工)の旧著『住宅貧乏物語』、アンコール復刊

 早川和男名誉教授(工)の旧著『住宅貧乏物語』が、 アンコール復刊される。この本は、岩波新書(黄版)の1冊 として1979年に刊行され版を重ねたてきた名著。日本の 住宅政策の貧しさを鋭く追及した本である。発売は12月 19日。定価は700円+税。
 早川名誉教授は、1931年生まれ。専門は都市工学で、 現在は長崎総合科学大学教授の職にある。著書に『空間価 値論』(1973年、勁草書房)、『居住福祉』(1997年、岩波 書店)等多数。

(2008.11.20)

芹田健太郎名誉教授(国際協力)が代表理事をつとめる「CODE海外災害援助市民センター」が、第15回読売国際協力賞を受賞

 第15回読売国際協力賞の受賞者が決定した。神戸の 民間援助団体「CODE海外災害援助市民センター」に本賞 、アフガニスタンで死亡した農業専門指導員、伊藤和也さ ん(当時31歳、静岡県掛川市出身)に特別賞がそれぞれ贈 られた(10月12日付読売新聞)。
 阪神大震災時の被災体験を原点に、諸外国が寄せた支援の 恩恵を忘れず、「恩返しの海外被災地援助を」と設立され た団体が「CODE海外災害援助市民センター」。設立は、阪 神大震災から丸7年を経た2002年1月17日。目的は「海外の 災害地に恒常的な支援活動を行い、その人材を育成する」 こと。その母体になったのは、神戸大名誉教授芹田健太郎 さんが委員長を務め、被災地の問題を議論していた「市民 とNGOの『防災』国際フォーラム」であった。芹田健太郎 名誉教授(国際協力)は、引き続き「CODE海外災害援助市 民センター」の代表理事をつとめている。
 限られた事業予算の中で、「CODE海外災害援助市民セン ター」は、中国・四川大地震、インド洋大津波等、20以上 の国と地域で援助活動を展開してきた。

 (注)CODE:Citizens towards Overseas Disaster Emergency


CODE海外災害援助市民センターのホームページへ

(2008.11.19)

プロマンドリン奏者大西功造さん(1998年農卒、2000年院修了)が、前橋でコンサートを計画

 大西功造さん(1998年農卒、2000年大学院自然科学研 究科修了)は、神戸大学マンドリンクラブ出身で、現在はプ ロのマンドリン奏者。今年のホームカミングデーでは、短時 間であったが六甲台講堂で演奏を聴く事ができた。
 その大西さんが来年(2009年)6月17日から19日まで、群馬 県前橋市でコンサートを開催することが決まっている。前橋 での公演の前日(16日)および前橋での公演の翌日(20日)に は東京での公演が開催できないかと、名古屋地区、首都圏在 住のマンドリン部OBたちが計画をしている。名古屋、東京で のコンサートが実現すれば、マンドリン部OBはもとより、多 数の卒業生が大西さんの演奏を聴く事ができる。

【参考】 大西さんのホームページ
 http://www006.upp.so-net.ne.jp/onishi/homepage/index.htm

【参考】大西さんのYouTubeの動画・・・・・・現在、121の 動画が登録されていて、演奏を聴くことが出来ます
 http://jp.youtube.com/user/Onishikozo

(2008.11.18)

日経コラム「やさしい経済学」、“経営学のフロンテイア”シリーズで金井壽宏教授(営)、小川進教授(営)が計16回連載

 地主敏樹教授(経)に続いて、日経紙朝刊の連載コラム 「やさしい経済学」は、金井壽宏(営)教授が、“経営学の フロンテイア”のタイトルのもと「リーダー育成の連鎖」の テーマで9月15日から25日まで8回にわたって連載した。
 初回は「管理者と指導者」、続いて「「721」の法則」、 最終回は「ある種の共同幻想」というもの。多面的に“リー ダーの育成”を論じている。
 「やさしい経済学」の、“経営学のフロンテイア”シリー ズでは、金井教授に続いて小川進教授(営)が9月26日から登 場する。テーマは「イノベーションの民主化」というもの。 第1回「「蝉」化する製品開発」に始まり、続いて「ユーザ ーが主導権」そして、最終回の10月7日が「民主化から学ぶ 」というタイトルであった。

(2008.11.17)

東宝映画「ハイハイ3人娘」のDVDが、神戸大卒業生の間で話題に

 宝塚映画が製作、東宝が配給した映画「ハイハイ3 人娘」(1963年)のDVD(右写真)が、今春発売された。この 映画は、神戸大学のキャンパスでロケがおこなわれた。 映画を通じて40年以上前の母校の風景を見た卒業生から は「懐かしい」の声が多数寄せられた。神戸大学正門前 、今は登録有形文化財に指定された図書館(社会科学系) 、六甲台本館前の前庭。そして、旧六甲ハイツ跡地に新 築なった工学部の赤レンガ(塔屋)も写っている。
 「人気の“3人娘”が、明るく楽しく華やかに青春を謳 歌する、青春歌謡映画の傑作!」というのが、この映画 のキャッチフレーズ。まだ10代の中尾ミエ、園まり、伊 東ゆかりの3人娘が主役。高島忠夫、田辺靖雄、スリー ファンキーズ。そして、ハナ肇、植木等、谷啓が出演す る青春映画である。主題歌の「ハイハイ3人娘」、その他 「ハイそれまでヨ」「ナカナカ見つからない」「五万節」 等当時の流行歌が多数歌われる。封切りは1963年1月、ロ ケは前年の晩秋であったであろうか。
 映画「ハイハイ3人娘」のDVDは、今年3月の発売で、 現在購入可能だ。4,500円+税と、チョット値段がはるが、 昭和30年代後半から40年代はじめの卒業生たちにとっては 、「お金には換えられないお宝」となるかもしれない。

(2008.11.14)

プロギタリスト松田晃演さん(1957年経卒)の演奏をYou-Tubeでどうぞ




ご参考

 神戸大学経済学部卒という異色のギタリスト松田晃 演(まつだ・あきのぶ)さん。卒業は、1957年。この年、 「ギターの友」新人音楽賞を受賞した。1959年には、来 日中のアンドレス・セゴビアに認められ渡欧、セゴビアの もとで学ぶ。以後、演奏会に、指導に、著作にと活躍を続 ける。2006年の神戸大学第1回ホームカミングデーで演奏 会が催された。
 その松田さんの演奏をYou-Tubeで聴く事ができる。以下 のURLをクリックしてください。
 http://jp.youtube.com/watch?v=6uf1A12bVLg

 (左は、松田晃演著『ギターは小さな星のオーケストラ』2001年、文芸社)

(2008.11.13)

橋本萬平名誉教授(教養)の新著『科学史の横道』

 2006年11月21日に享年93歳で死去した橋本萬平 名誉教授(教養)の著書『科学史の横道』が、日本古書 通信社から刊行された。定価は、2,500円+税。目次 は以下のとおり。

第1章 時の本・時の鐘
第2章 鳴り砂を求めて
第3章 大ざっしょ
第4章 科学史の横道
第5章 西洋度量衡の受容

 本書の「はしがき」で、橋本名誉教授は「学者に化け そこなった私の書く文章は、論文という程の堅苦しさは なく、さりとて随筆と割り切るまでの度胸もない。どこ の分類に入れてよいか分からない中途半端なものである 」と謙遜しながら、本書のできあがった経緯を述べてい る。実は、生前に出版の準備がされており、「はしがき 」も生前に出来上がっていたそうだ。
 橋本萬平(はしもと・まんぺい)名誉教授は、1913年 (大正2年)生れ。京都帝国大学理学部卒、1976年(昭和 51年)神戸大学教養部を定年退職した。『日本の時刻制 度』『計測の文化史』『狛犬をさがして』『地震学事始 』『素人学者の古書探求』等多数の著書がある。

【参考】旧制姫路高校(後の神戸大学姫路分校)の物理実 験機器コレクション(神戸大学ホームページ)
 http://www.kobe-u.ac.jp/info/history/virtual-museum/former-himeji-highschool/history/index.html

 旧制姫路高校物理教室で購入された物品のリストが、 故橋本萬平名誉教授所蔵であること。このリストには570 項目(約700点:机、椅子、戸棚、工具等を含む)が記録 されていると記されている。

(2008.11.12)

中牟田喜一郎元岩田屋会長(1940年旧制神戸商業大学卒、元日本テニス協会会長)死去

 元岩田屋会長で、神戸大学庭球倶楽部(硬式庭球 部OB会)名誉会長の中牟田喜一郎(なかむた・きいちろ う)氏が、10月18日死去した。93歳。10月27日、中牟 田家による「お別れ会」が福岡市博多区住吉のグラン ド・ハイアット・福岡であった。以下は10月20日付 西日本新聞等による。
 中牟田さんは、1940年(昭和15年)旧制神戸商業大学 (現神戸大)卒業に岩井産業(現双日)に入社する。その 後、1945年に岩田屋に入社した。創業者で父の喜兵衛 氏の後を継ぎ、1947年から38年間にわたり同社の社長 を務めた(1985年に会長就任)。流通業界競争激化の中 、2002年、岩田屋の私的整理に踏み切り、これを機に 経営責任を取り同年5月に会長を退任、特別顧問とな る。
 社長在任中に、福岡市・天神の旧岩田屋新館や、久 留米岩田屋(福岡県久留米市)など多店舗展開を図り、 九州最大手の百貨店としての地位を確立。スーパーの サニー(同)や高級インテリア販売のニック(同)を設立 するなど地元流通業の“顔”として知られた。財界活 動では、九州百貨店協会会長のほか、福岡経済同友会 代表幹事、福岡商工会議所副会頭などを歴任した。
 地域貢献や国際化、文化・スポーツ振興活動にも尽 力。学生時代からテニスの選手として鳴らし、1952年 にはデビスカップの日本選手団の監督を務めた。また 、日本テニス協会会長を務めた。


日本テニス協会のホームページへ

(2008.11.11)

「腎移植推進月間」に、藤澤正人教授(医)が、コメント

 10月は腎移植推進月間だった。10月26日付神戸 新聞に、その関連記事が掲載された。日本の腎臓移植に おける移植後の腎生着率は世界的にみても良好である。 にもかかわらず、臓器提供者が少ないため、いわゆる「 献腎移植」の比率が諸外国に比べ非常に低い。腎疾患を 抱え提供者を待つ人の中には、小さな子どもたちも含ま れる。小児の場合は大人と違い、なるべく早く移植する ことが生活の質にとってとても重要である。
 記事では、藤澤正人教授(医)が登場、インタビュー 方式で腎移植問題を分かりやすくコメントしていた。以 下は抄録。

■小児が腎移植を受けるのは、どのような病気からですか。
 「小児は、大人と違って腎炎によるもの以外に、腎臓 の形成不全など、先天性の腎尿路奇形による腎不全が意 外に多くみられます」

■透析が必要になるかと思いますが、大人とは方法が違 うのですか?
 「大人は機械で血液を浄化して体に戻す『血液透析』 が9割以上ですが、これを小児に行うのは困難が多いた め『腹膜透析』を使います。おなかの中に点滴液を入れ ておくと、血液中の老廃物が液の中にたまるので、それ を取り出すことを繰り返す方法です。ただこれも長期に なると問題が生じるので、いつまでも続けてはいられま せん」

(2008.11.10)

川崎重工業大橋忠晴社長(1969年工卒)、「行きすぎた金融資本主義」を批判

 10月27付の日経紙のコラム「人こと」に、川崎重 工業大橋忠晴社長(1969年工卒)が登場、「行きすぎた 金融資本主義は世界のもの作りを破壊する」と発言して いる。
 「金融は企業活動の“血液”となり事業を円滑化させ る役目がある」一方で、投機マネーや証券化商品の過剰 な流通が「商品市況や実態経済を混乱させ、製造業の力 を低下させる」と大橋社長はみる。
 しかし、金融危機に世界が揺れる今こそ、製造業にヒ トやカネを引き戻す「もの作り復権の好機」と大橋社長 。「技術革新こそ世界経済の原動力だ」と改めて強調。 製造業企業のトップとして「技術力を停滞させないよう 、どんなに苦しくても開発の手綱はゆるめない」と心に 誓う。


川崎重工業のホームページへ

(2008.11.07)

神戸大学海事科学部創立90周年を祝う式典 10月25日

 10月25日、神戸大学海事科学部創立90周年を祝う 式典が深江キャンパスで開かれた。卒業生や関係者約 300人が出席、日本の海運を支えてきた歩みを振り返り 、発展を誓い合った(10月26日付神戸新聞)。
 1917年(大正6年)、私立川崎商船学校として発足し、 1920年に官立の高等商船学校に。その後、神戸商船大 学と発展し、2003年に神戸大学と統合して海事科学部 となり、このたび90周年を祝うことになった。
 式典では、神戸大学野上智行学長が「海事分野の拠点 大学として責任を持ち、日本だけでなく世界に貢献した い」と式辞を述べた。海事科学研究科の石田廣史科長は 「海事教育に力を注いでこられた先輩に敬意を表したい 」と話した。
 記念講演では、商船三井の鈴木邦雄会長が「日本の海 運会社は強い。世界での活躍を目指して頑張ってほしい 」と激励。ゲストとして招かれた元プロ野球選手の村田 兆治さんは右ひじの手術を乗り越えた経験に触れ、「決 してあきらめず、悔いを残さないよう自分を貫いてほし い」と熱く語りかけた。


海事科学部ホームページから

(2008.11.05)

鹿島和夫さん(1958年教卒)の新著『ダックス先生の保育園物語』




ご参考

 鹿島和夫さんは、1958年神戸大学教育学部(現発達 科学部)卒業後、小学校教員となり1996年の定年退職ま で小学校教員をつとめた。その間、『一年一組 せんせ い あのね−詩とカメラの学級ドキュメント−』(1981 年、理論社)をはじめ多数の編著書を世に送り出している 。1979年には、児童詩の指導実践で北原白秋賞受賞した。 今般の著作は『ダックス先生の保育園物語』、ミネルヴァ 書房から刊行された。定価は1,800円+税。
 67の物語から子どもたちの実際の姿が鮮明に浮かんで くる。子育てのヒントになる1冊である。以下は、目次の 概要。

 1 子どもの世界・子どもの心(17話)
   お医者さんごっこ/ゆずってあげる/他
 2 ダックス先生と子どもと(13話)
   こわいー/歯科検診/他
 3 保育士と子どもと(10話)
   おやすみむにゃむにゃ/おしめですよ/他
 4 父親と子どもと(6話)
   かばとばか/結婚してくれてありがとう/他
 5 母親と子どもと(14話)
   おばちゃん、こわいね/スキスキ/他
 6 老人と障害児と子どもと(7話)
   左手ぶらぶら/野菜のカンパ/他

(2008.11.04)

日本総研岡田哲郎マクロ経済研究センター長(1988年経卒、1993年営院修了)インタビュー

 フジサンケイビジネスアイ(9月25日付)に、日本総研 岡田哲郎マクロ経済研究センター長のインタビュー記事が 掲載されている。以下はその概要。
 日本経済の成長力を向上させるには、海外に活躍の場を 求める企業や個人を呼び戻し、さらに成長性の高い産業競 争力の飛躍的強化を図る必要がある。成長力の底上げに成 果をあげた欧米の成功事例をみると、共通する政策方針と して、
  @グローバル化への積極対応
  A知識資本の蓄積
  B規制緩和による競争促進
の3つが挙げられる。
 新政権には、そうした成長戦略の大方針のもと、強力な 推進策を断行していくことが期待される。
 岡田センター長は、1965年愛媛県生まれ。神戸大学経済 学部卒。1988年住友銀行(現三井住友銀行)入行。1993年神 戸大学大学院修士課程(経営学)を修了している。1994年に 日本総合研究所出向、2007年から現職。著書に『金融を読 む辞典』(共著、東洋経済新報社)などがある。

(2008.10.31)

三井昌志さん(1998年工卒)の写真集『スマイルプラネット』刊行

 写真家三井昌志(みつい・まさし)さんの5冊目の写真 集『スマイルプラネット』(パロル舎)が刊行された。オー ルカラー、100ページで定価は1,800円+税。三井さんは、 1974年京都市の生まれ。
 神戸大学工学部機械科卒業後、機械メーカーに就職しエ ンジニアとして2年間働いた後退社した。2000年12月から 10ヶ月に渡ってユーラシア大陸一周の旅に出る。以降、旅 写真家としてアジアを中心に旅を続け、アジアの人々の飾 らない日常を撮り続けている。訪問国は36ヶ国にわたる。

【参考】三井昌志さんのホームページ「たびそら」
 http://www.tabisora.com/

(2008.10.30)

京都で旧三商大OB懇親会

 10月22日、京都駅隣接のセンチュリーホテルで旧三 商大OBの合同懇親会が開かれた。年1回の開催で、今回は 38回目。旧三商大というのは一橋大、神戸大、大阪市大が 、戦前に“商大”だったことに由来する。スポーツ、学門 ともに新制大学となってからも交流があるが、同窓会レベ ルでも交流がある。
 第一部は講演会。今年は一橋大が当番幹事。講師は一橋 大学卒業生の浜矩子同志社大学教授(1975年卒、元三菱総 研)、「初の同時多発危機に当面するグローバル経済;突 破口はいずこ?」の演題であった。過度の規制緩和をもた らし格差社会を現出させた竹中平蔵氏に対する厳しい批判 が印象に残る。
 第二部は乾杯の後、歓談に入る。会費1万円にふさわし い洋食をいただきながらテーブルを囲んで、または他のテ ーブルにチョット足を運んで、コミュニケーションをはか る。
 最後に各校の歌を歌って散会。神戸大は「商神」を歌う。 参加は約90名(神戸大卒20名)、女性、平成期の卒業生もチ ラホラという感じ。最長老は1940年卒(一橋大)、最年少は 2005年院修了(同)であった。

(2008.10.29)

坂本孝司さん(1978年営卒)の新著『会計で会社を強くする』




ご参考

 税理士・米国公認会計士の坂本孝司さん(1978年営卒) の新著『会計で会社を強くする』が、TKC出版から刊行され た。定価は1,800円+税。
 本書において、著者が力説するのは、「会計」が持つ大き な力。この「会計力」を身に付けることによって、企業の足 腰は確実に強くなる。「従来の技術力や営業力などに加え、 会計力という新たな武器を手にした会社は、「虎に翼」とも いうべき強大なパワーを発揮できるようになるでしょう」と 著者は面白い比喩を使って説明している。本書では、その理 由を細かく説明。過去を振り返り、会計力が企業経営にとっ ていかに重要かを洋の東西の事例を示す。
 今後、昔の高度経済成長期のようにどの企業も右肩上がり の成長を享受できる時代ではない。しかし、「会計という強 大なパワーを身につければ、あなたの会社は確実に強くなり 、困難な経営環境に打ち勝つことができるはず」と坂本さん は読者に語りかける。
 坂本孝司さんは、1956年生まれ。1978年に神戸大学経営学 部卒業、同年税理士合格した。1981年に浜松市で会計事務所 を開業し、TKCに入会。1992年東京大学大学院法学政治学研 究科修士課程修了。1997年同大学院法学政治学研究科後期 博士課程単位取得。静岡理工科大学大学院客員教授、信州大 学法科大学院非常勤講師などもつとめている。税理士法人坂 本&パートナー理事長(税理士・米国公認会計士)。

(2008.10.28)

稲場圭信准教授(発)の新著『思いやり格差が日本をダメにする』




ご参考

 神戸大学大学院人間発達環境学研究科の稲場圭信(い なば・けいしん)准教授による『思いやり格差が日本をダメ にするー支え合う社会をつくる8つのアプローチ』(NHK出 版・生活人新書)が、刊行された。定価は660円+税。
 最近、食の偽装、粉飾決算、違法派遣、教員採用試験をめ ぐる汚職、無差別殺人など、いやな事件が後を絶たない。稲 場准教授は、これらの事件の根底に人や社会に対する「思い やり」の欠如があるからだと見る。「いま、私たち日本人は 思いやりのない人とある人とに分断されています。いわば「 思いやり格差社会」が生まれつつあるのではないでしょうか 」と問いかける。これが本書のテーマである。
 自分の利益しか考えない人がいる。日本国内で収益を上げ ながら“税金逃れ”のために海外に拠点をうつす企業や資産 家がいる。消費者の安全をないがしろにして利潤を上げ、そ れを隠蔽する企業もマスコミ報道で明らかになった。その一 方、自分を犠牲にして他者のために行動する人々がいる。忙 しい日常の合間にボランティア活動にいそしむ人もい。自分 の生活だけでも大変なのに、日々小さな親切を実践している 人たちの存在も見逃せない。
 稲場准教授は、1969年東京の生まれ。東京大学文学部卒業 、ロンドン大学大学院博士課程卒博士号取得(宗教社会学博 士)。主な研究分野は利他主義、宗教の社会貢献活動、スピ リチュアリティ等。

(2008.10.27)

小谷允志さん(昭34法)の新著『今、なぜ記録管理なのか=記録管理のパラダイムシフト』




ご参考

 小谷允志さん(昭34法)の著書『今、なぜ記録管理なの か=記録管理のパラダイムシフト―コンプライアンスと説明 責任のために』が、日外アソシエーツから刊行された。定価 は3,500円+税。
 著者の小谷允志(こたに・まさし)さんは、(株)リコー勤務 を経て、現在は日本レコードマネジメント(株)レコードマネ ジメント研究所所長の職にある。かたわら記録管理学会会長 、ARMA(国際記録管理者協会)東京支部理事をつとめる。著書 に『情報公開制度の新たな展望』(共著)((財)行政管理研究 センター、2000年)、『文書管理と情報技術』(共著)(日本経 営協会、2007年)等がある。
 記録管理の後進国であった日本。しかし、その環境は大き く変わりつつある。この2月、「公文書管理の在り方等に関 する有識者会議」を設置、7月には同会議の中間報告が首相 に提出された。10月には最終報告書が出され、更にこれを 基にした公文書管理法(仮称)案の提出が予定されている。た だし、多くの課題も存在する。公文書管理担当機関の具体的 な体制・権限をどうするのか、レコードマネジャー・アーキ ビストといった専門職の育成、電子文書化の問題への取り組 み等々である。
 最大の問題は、予想される霞が関官僚の抵抗。この硬い壁を 打破し、公文書管理法(仮称)案で示された理念や方向性がど こまで法制化され、施行段階で実行に移されるか。これが課題 である。中間報告には、小谷さんが長年主張してきた「文書管 理の目的は説明責任にあること」、「現用と非現用文書の一元 的な管理」、「レコードマネジャーの専門職体制の確立」など の基本的な考え方が盛り込まれた。小谷さんは、このタイミン グを捉え、本書を世に送り出した。
 国の文書管理改革が進めば、自治体そして民間企業へと伝播 が期待できる。そうなれば日本の文書・記録管理が国際的なレ ベルに一歩近づくことになろう。これが小谷さん展望である。 終身雇用制の崩壊、非正規社員の増加等により、組織に対する 忠誠心が失われてきた。一方、団塊の世代の退職等により、組 織から高度な技術やノウハウが失われるという危機に直面して いる。
 今までは教育レベルが高い優秀な社員によって支えられ、何 とかなってきた企業内文書管理。近い将来、行き詰まるのは目 に見えている。国の公文書管理改革に倣い、民間においても真 剣な改革を行わなければならない。さもなくば、重要な文書・ 記録が全く残らないという事態になりかねない。ぜひ国の取り 組みを参考にして、本格的な文書・記録管理の仕組みを構築し て行かねばならない。これが小谷さんの強い思いである。

(2008.10.23)

新矢恭子准教授(医)、産経紙「大学発フロントランナー」欄に登場

 10月7日付産経新聞「大学発フロントランナー」欄に 新矢恭子(しんや・きょうこ)准教授(医)が登場している。 新矢准教授は、鳥を宿主とするインフルエンザウイルスが、 突然変異することなくヒトに感染する仕組みを初めて解明し た。「単純な構造ながら、宿主の細胞を強力にハイジャック するウイルスにひかれています」と新矢准教授は語る。
 獣医となるのが夢だった新矢准教授。1993年鳥取大学卒業 後、念願かなって獣医になってから悩み始めた。「獣医も含 め臨床医というのは、病気を治すこと症状を軽くすることが 目標なんですが、私は治療よりも『なぜこの病気になるのだ ろう』という点に関心が向いてしまった」という。
 探究心に突き動かされ、わずか半年で獣医を辞め、製薬会 社に就職、動物医薬の研究を進める。3年後の1997年には研 究の場を再び大学に求めた。大学・研究所を何度も移ってき た。神戸大学へは昨年10月から。夫と子供二人を鳥取に残し ての単身赴任生活も長期にわたっている。「寂しがる子供を みると悶々(もんもん)とします。でも、チャンスがあるなら 、少しでもいい環境で研究を続けたい。2週間に一度は自宅 に帰るようにしています」と新矢准教授は語る。

(2008.10.22)

水島一也名誉教授(営)の喜寿記念論文集刊行




ご参考

 田村祐一郎、高尾厚、岡田太志編『保険制度の新潮流』 が千倉書房から刊行された。定価は、3,200円+税。本書は、 水島一也神戸大学名誉教授(営)の喜寿記念論文集として出版 されたもの。編者の田村祐一郎(流通科学大)、高尾厚(神戸大 )、岡田太志(関西学院大)等の水島名誉教授門下生をはじめと して全国の大学の保険、リスクマネジメント研究者たちが論文 を寄稿している。巻末には「水島一也博士略歴・著作目録」を 掲載。
 本書は、水島名誉教授の主要著作である『近代保険論』 (1961年)、『現代保険経済』(初版は1979年、2006年に第8版) と同じく千倉書房から発行された。この千倉書房からは、水島 教授関係者による「保険学シリーズ」(1974年に、モートン・ ケラー著/田村祐一郎・塗明憲共訳『生命保険会社と企業権力 アメリカ生命保険企業史論』でスタート。2005年に、20巻目 の久保英也著『生命保険業の新潮流と将来像』)が継続的に刊行 されている。

(2008.10.21)

大阪商工信用金庫片桐陽理事長(1965年経卒)、フィランソロピーを語る

 日本フィランソロピー協会発行の機関誌「フィランソロ ピー」(10、11月号)に大阪商工信用金庫片桐陽理事長(1965年 経卒)が登場、「私のフィランソロピー」という題で小文を寄 稿している。
 片桐理事長は、1965年に神戸大学経済学部を卒業、住友銀 行に入行する。岐阜、飯田橋、備後町各支店長、本支店支配人 を経て、1995住友銀行退行、同年2月に大阪商工信用金庫へ。 1998年、同金庫の理事長に就任した。
 銀行への就職を決めた大学4年の夏、片桐さんは「カネと世 に仕えるより神に仕えるべきだ」と学生キリスト者仲間から諭 されたそうだ。片桐さんは「世が悪なればそれを正すべくその 真只中で生きてみたい」と反論した。それから既に44年が過ぎ た。「世を正す」という学生時代の思いを実現するのは「それ ほど簡単なことでない」。これは銀行に身を置いて「しみじみ と知らされた」と片桐さんは述懐する。
 14年前、メガバンクから信用金庫に転じた。片桐さんは、「 人は何のために生きるのか、仕事をする目的は何なのか、金融 機関はいかにあるべきか、信用金庫は何を為すべきがというテ ーマ」を学生時代に還った思いで考えたそうだ。今、同信用金 庫は、カネよりも人の幸せをという趣旨で「大阪商工信金社会 福祉賞」をCSRの一環として創設している。
 「人はカネだけでは豊な人生を送ることはできない、人に喜 ばれ感謝されてこそ心満たされるものだ。仕事を通して職員が 心豊な幸せな人生を送ることができるとすれば経営者の喜びこ れに勝るものはない」と片桐さんは結んでいた。

(2008.10.20)

「井植文化賞」に朴杓允教授(農)

 兵庫ゆかりの個人・団体を対象に、国際交流や文化芸術 、 社会福祉などへの功績をたたえる「井植文化賞」(第32回) の科学技術部門に、朴杓允教授(農)が選ばれた。井植文化賞 は、三洋電機の創設者である故井植歳男氏の遺志で設立された 財団法人井植記念会により設けられた賞。
 朴教授(細胞機能構造学研究室)は、電子顕微鏡形態学の権威 。2006年には、「日本植物病理学会学会賞」を受賞している。

(2008.10.17)

一海知義名誉教授著作集出版記念会、10月26日神戸大学百年記念館で




ご参考

 10月26日、一海知義神戸大名誉教授(中国文学)の著作集 の刊行を祝う出版記念会が神戸大学百年記念館で開催される。
 この催しは、一海知義名誉教授の長年にわたる著作活動をま とめた『一海知義著作集』全11巻・別巻1巻が、藤原書店から 刊行されたことをお祝いするもの。呼びかけ人は、井上ひさし 、筧久美子、興膳宏、鶴見俊輔、中野一新、半藤一利、藤原良 雄各氏。
 詳細は、下記(藤原書店ホームページ)参照。参加は、事前申 し込みが必要。

 http://www.fujiwara-shoten.co.jp/main/news/

(2008.10.17)

脳の活動だけで人型ロボットを操る実験に成功、羅志偉教授(工)等

 神戸大学大学院工学研究科・情報知能学工学科の羅志偉 (ラ・シイ)教授等は、脳の活動だけで人型ロボットを操る実 験に成功した。 体の不自由な人などがロボットを動かす技術 に応用できる。新技術は、手を動かすときに増える能の血液の 量か「前進」、「旋回」といった動作を高い確率で指示する。 10月6日付日本経済新聞は、この実験の成功を科学欄のコラム で報じていた(写真入)。

(2008.10.15)

木村幹教授の新著『韓国現代史-大統領たちの栄光と蹉跌』




ご参考

 中公新書の1冊として、木村幹教授(国際協力)の新著 『韓国現代史-大統領たちの栄光と蹉跌』が刊行された。 定価は800円。本書は、日本の植民地支配から解放された後 の韓国現代政治史。李承晩、朴正煕、金大中等個性豊かな大 統領たちにスポットライトを当てて韓国の独立や経済発展、 そして民主化という大きな時代的課題を描いている。
 10月5日付日本経済新聞の読書欄の中の「文庫・新書」の コーナーで、本書は紹介されている。そこでは「朝鮮戦争、 朴正煕らによる軍事クーデターなど激動の歴史の折々に後の 大統領たちがどういう境遇に置かれ、何を考えていたか」が 、各章にちりばめられている構成が”斬新”と指摘されてい た。後に大統領となる人物の少年期、青年期の姿が、同時期 に生じた政治的出来事とからめて描かれている。この点が本 書の特色。比較的なじみが薄い韓国現代史を、読者が興味を 持って読むように仕組まれている。

(2008.10.14)

斎藤勝彦教授(海)の新著(共著)『輸送包装の基礎と実務』




ご参考

 斎藤勝彦教授(海)が、長谷川淳英氏(技術士、包装学 会理事)と共著で『輸送包装の基礎と実務』を幸書房から 刊行した。定価は2,700円+税。
 本書は、輸送包装の実務を技術的な段階を踏んで学んで いくための入門書または教科書といった性格の本。しかし 、力学を中心においた専門書であり、一般のビジネスマン が“輸送包装”に関する知識を取得するためには難しすぎ るかも知れない。

(2008.10.10)

「一橋ビジネスレビュー」、2000年春号から一橋・神戸・東京各大学の特集を掲載

 2003年度から文部科学省21世紀COE(Center of Excellence) プログラムとして、一橋大学、神戸大学、東京大学が経営学分野 における研究重要拠点として選ばれ、5年間にわたる研究プログ ラムがスタートした。季刊「一橋ビジネスレビュー」では、2008 年春号から「日本経営学の最前線」のタイトルのもと一橋大学、 神戸大学、東京大学の成果を順次とりあげてきた。
 2008年春号(一橋大学特集)に続いて、「日本経営学の最前線 U」として夏号には神戸大学がとりあげられた。以下は、特集部 分の目次である。

 特集にあったって----------------- 加護野忠男・小川 進
 見えざる利益--------------------- 三品 和広
 伝統産業のビジネスシステム------- 西尾久美子
 私鉄経営とビジネスシステム------- 水谷 文俊
 家庭用テレビゲーム産業における--- 栗木 契
 ビジネスシステムの複合競争
 日本の小売企業の競争力----------- 黄 ?・李 東浩
 日本的キャリアシステムの--------- 平野 光俊・内田 恭彦・鈴木 竜太
 価値創造のメカニズム

 2008年秋号では、東京大学の成果が特集として取り上げられている。

(2008.10.10)

清水正徳名誉教授(文)の旧著『働ことの意味』、久々の復刊




ご参考

 清水正徳(しみず・まさのり)名誉教授(文)の旧著『 働ことの意味』(岩波新書黄版)が、“アンコール復刊”の 対象となり、今年9月に18刷が刊行された。定価は700円+ 税。この本は、1982年(昭和57年)に第1刷がでている。既 に四半世紀の年月を経ている。以下は、本書の概要。目次 を開くと、古代ギリシャの労働観、A・スミスの労働価値 説、ヘーゲルやマルクスの労働観等が盛り込まれているこ とがわかる。
 古来、人びとは労働をただ「生活のための労苦」とだけ 考えてきたわけではない。自然や超越者とのかかわりで、 さまざまに意味づけて働いてきた。本書は、主要な労働観 の系譜をたどり、その流れの中から、哲学的宗教的な見方 をこえた科学的労働理論がいかに形づくられてきたかを明 らかにし、その思想的遺産が今日にもつ意味を考える。
 清水正徳名誉教授(1921−2004)の専攻は哲学。死去の翌 年、神戸大学哲学懇話会(文学部気付)から追悼文集『回想 の清水正徳先生』が刊行された。冒頭には友人代表の梅原 猛さんの弔辞、受講生代表の山本道雄神戸大文学部教授の 弔辞。以下文芸評論家の野口武彦名誉教授等多数の学者が 寄稿している。一方、阪急六甲駅北側にある中華料理店六 甲苑の伴絹代さんも追悼文を寄せるなど、清水先生が幅広 い分野の人々に親しまれたことが分かる刊行物である。ま た、清水先生の著作リスト(今般復刊された『働くことの 意味』等)や年譜も収録されている。

(2008.10.07)

ご注意 「神戸大学学生新聞」購読の勧誘には気を付けて下さい!

 神戸大学卒業生の自宅又は勤務先に電話で「神戸大 学学生新聞」と名乗って購読勧誘をして1年間の購読料 10,000円の振込を要求してくる団体があります。
 正規の「神戸大学新聞会」が発行する新聞と紛らわしく 卒業生が困惑しているとの苦情が大学各方面や関係機関に 寄せられてきております。
 この団体は間違いやすい名称を使っていますが、大学の 公認団体では全くありませんので卒業生の賢明な判断を望 みます。

*参考
http://home.kobe-u.com/shimbun/genri.html
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/campus3/index.php?id=27&yu_m=3_15
http://www.a103.net/ori/2001/class/data/genri.html
http://www12.big.or.jp/~h-press/information/hokugaku/h0404hokugaku.html
http://www.nu-press.net/info/archives/02about/ruiji.html
http://www.ops.dti.ne.jp/~kup/genri.html

(2008.10.06)

「笑い療法士」を育成する高柳和江さん(1970年医卒)




ご参考

 9月21日付日本経済新聞の医療欄のコラム「最前線 ひ と」に「癒しの環境研究会」代表の高柳和江(たかやなぎ・ かずえ、1970年医卒)さんが登場している。日本の医療現場で は後回しになりがちな“患者の心のケア”がテーマだ。
 高柳さん1977年から10年間クウェートに小児外科医として 滞在した。そのときの治療体験が今日の活動の契機となって いる。同じ病気でも、クウェートの患者の方が直りが早い。 その原因は、クウェートの患者は“笑顔を絶やさない”から ということに気づく。
 笑いは、ナチュラルキラー細胞を活性化する。この細胞は リンパ球の一種。癌細胞やウィルスを攻撃する力をもつ。そ こことが分かっていても、日本では治療に応用している例は 少ない。
 高柳さんは、2005年に「笑い療法士」という資格を立ち上 げている。現在、認定資格者は約380人。医師や看護師だけ でなく、会社員や主婦なども資格を取っている。

 左上は2003年、春秋社刊より「砂漠とハイヒール―ドク ター・カズエが見たアラブ」(単行本、1,575円(税込)

(2008.10.03)

第3回ホームカミングデイ開かれる

 9月27日(土)、神戸大学の第3回ホームカミングデイが 開催された。秋晴れのもと、会場はキャンパス。同時に、留学 生ホームカミングデイも開かれた(昨年からホームカミングデ イと同時開催)。
 記念式典は六甲台キャンパスの講堂で挙行。 NHKアナウンサ ー住田功一さん(1983年営卒)の司会で始る。野上智行学長 は 、大学の現況を説明する式辞の中で、神戸大学がタイムズの世 界大学ランキングに今年もランク入りしたことを報告、「世界 で活躍される先輩のみなさんのおかげ」と感謝の言葉を述べた 。同窓生代表の新野幸次郎・学友会会長は「大学運営には卒業 生のサポートが欠かせない時代になった」と強調、神戸大学基 金への協力を呼びかけた。
 続いて、Jリーグ・浦和レッズで選手をつとめたあとイギリ ス留学でMBAを取得、現在は執筆、講演などで活躍する西野努 さん(1993年営卒)による「サッカーとビジネスリーダーシッ プ〜神戸大学が与えてくれたもの」と題して講演があった。最 後に神戸大学マンドリンクラブが、4曲をメモリアル演奏して 締めくくられた。
 ホームカミングデイでは、様々な分野の卒業生が参加、会場 を盛り上げた。神戸大学マンドリンクラブOBによる演奏、アナ ウンサー朝山くみさん(1999年経卒)のティーパーティー司会、 プロマンドリン演奏家大西功造さん(1998年農卒、2000年自然 科学研究科修了)の独奏等である。山口誓子記念館の見学、各 学部で開催された講演会や現役教授の講義を聴講した卒業生も あった。

【参考】神戸大学ホームページ

(2008.10.02)

元神戸製鋼所社長亀高素吉さん(1950年神戸経済大学卒)、薬学博士号取得

 亀高素吉(かめたか・そきち、1950年神戸経済大学卒)さ んが、薬学博士号取得した。このニュースは、7月19日付朝日 新聞のコラム「ひと」欄に「10年かけて薬学博士号を取得し た元神戸製鋼所社長」として紹介された。その後、そのユニ ークさが注目され、7月22日付の天声人語欄でも、「生涯学習 」といったテーマにからめて取り上げられている。
 82歳の亀高さんは、10年前、神戸製鋼所会長を退いたのち、 北里大学薬学部の聴講生となる。40年前、前妻を白血病で失 い、今の奥さんも病に倒れ、薬の副作用による免疫力低下に 悩んだ。もっと良薬はつくれないのか。「女房のかたきをと ってやる」というのが、薬学を学ぶ動機だった。
 当初、“ど素人の薬学”だったが、高校の化学の教科書を 自習するなどして、13科目の単位をほぼ満点の成績で取得す る。更に新しい知見を得るため、研究員として学生とともに 実験にいそしみ、4本の論文が学術誌に掲載される。これが 博士号取得につながった。亀高さんは「薬効のメカニズムが 分からない」と一層研究意欲を燃やしている。
 亀高さん博士号取得のニュースは、その後他の新聞でも取 り上げられた。
○産経新聞(8月4日付)「82歳で薬学博士学位取得 元神戸製 鋼所社長亀高素吉さん」
○毎日新聞(9月18日付)「亀高素吉さん=82歳で薬学博士号を 取得した元神戸製鋼所社長」
○日本経済新聞(9月18日付夕刊)「国内最高齢で博士号を取得 した元神戸製鋼所社長亀高素吉氏」

(2008.10.01)

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