◆大会長 挨拶
 第61回日本体力医学会大会が平成18年9月24日(日)から9月26日(火)までの3日間、兵庫県で行われることになりました。
日本体力医学会は身体運動およびスポーツに関連する医学的研究とその成果の応用を目的として1949年に設立されました。日本体力医学会大会は国民体育大会が行われる都道府県で開催されることになっています。平成18年度の「のじぎく兵庫国民体育大会」は平成18年9月30日(土)から10月10日(火)までが会期になっています。兵庫国体のスローガンは「ありがとう心から・ひょうごから」です。
 阪神・淡路大震災から11年になりますが、その間の復興の御支援に感謝して来県される方々を温かくもてなす「感謝国体」になるよう願っています。兵庫県での日本体力医学会大会の開催は昭和31年の第10回大会以来50年ぶりで2回目になります。会場は大震災から復興した神戸市のポートアイランドにある神戸国際会議場にしました。
 今後日本では少子高齢化がますます進み人口減少期に入ると予想されています。高齢者の増加は必然的に疾病の増加を伴います。また現代の日本では過食と運動不足のヒトが増加しています。健康管理、健康維持のためには適正な栄養素の摂取と運動は不可欠の要素です。従って、健康維持・増進と疾病予防のための運動の効果に関するメカニズムの解明は重要であり体力医学への期待とニーズは益々大きくなっています。
 将来適正な運動が健康に及ぼす影響や至適運動の研究と運動による健康維持・増進の実践は益々重要な課題になると思われます。体力医学会にもこの分野でのさらなる貢献が求められることになると予想されます。
 エビデンスに基づく生活習慣病の予防に資する体力医学的研究が期待されています。これらの研究の成果は「健康日本21」により提唱されている国民健康づくり運動や健康寿命の延伸のためにも貢献することになると思います。
 またアスリート、トップアスリートのトレーニング方法に関するスポーツ医学的研究や運動障害の予防に関する研究も体力医学の重要なテーマでありこの分野の本大会での研究発表がさらに研究のレベルアップにつながることを期待しています。
 本大会ではテーマ別の研究発表、シンポジウム、教育講演、ランチョンセミナー、市民公開講座、招待講演などが行われます。
 できるだけ多くの会員が本大会に参加され、発表や討論を通じて、相互に切磋琢磨して、研究のレベルアップができることを期待しています。また会員が優れた研究発表に啓発され、新しい研究テーマや研究方法を見出す契機となることを願っています。
 本大会の開催については本学会の会員のご協力および大会の企画、プログラムの作成などに関する実行委員会の御協力、兵庫県、神戸市、兵庫県医師会、神戸市医師会をはじめ、多くの関係団体、賛助団体の御協力、御後援、御支援を頂きましたことに御礼を申し上げます。
 本大会に参加されました皆様が神戸の町をエンジョイされ、研究成果の発表が皆様方のさらなる発展に資することを願っています。

第61回日本体力医学会大会長 堀 清記
兵庫医科大学 名誉教授
姫路獨協大学 医療保健学部長
日本体力医学学会 Feel KOBE
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