■新神戸大学新聞号外:1月25日号
Arranged Date: Wed, 15 Feb 1995 10:42:57 +0900 From: Yumiko Kinjo kinjo@itl.atr.co.jp (アドレスは現在無効です) 発行: 神戸大学新聞会| トピックス | 1月25日号 1月28日号 |
1月30日号 2月05日号 |
2月11日号 2月21日号 |
| 発行にあたって | |||
| 関東大震災以来最大級、と形容される『阪神大震災』のあの夜から1週間が経ちました。この間被災者の皆さんは、私たちも含めて必死で生き抜くための努力をし、全国からの支援の手もかなり届いていることもあって、状況はゆるやかによい方向へ向かっているように見えます。
しかし、ここにきていくつかの重要なことがいまだに抜け落ちていることも確かです。その1つが情報の伝達です。『この薬はどこで買えるのか』『市内、あるいは外部との交通はどうなっているのか』『仮設住宅のほうは』...。被災者が知りたいことは山ほどあります。また、神大の学生は大学の再開について心配していることでしょうし、再開という事態になれば、避難されてきた方々にとっては、新たな不安を生むことになるかも知れません。残念なことに、行政当局の広報やマスコミの報道は全く不十分で、確かなことが被災者に伝わっていません。 そこで、私たち神戸大学新聞会では少しでも被災者の皆さんや、神大関係者のお役に立つべく、特別号外を神大生協の協力のもとで発行することにしました。なにぶん、態勢も力量も不十分ですからたいしたものになりませんが、わずかでも『確かな情報』をお届けすることでお役に立てれば幸いです。 |
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| 神戸大学生協の避難民支援体勢 | |||
| 神戸大学生協では、17日の地震当日午後から19日昼まで国際文化学部の食堂で500人から800人、LANSBOX食堂で200人、学生及び周辺被災者を生協職員と学生有志延べ20人ほどで受け入れていた。その間は、電気がまでの炊飯によるお握りを出したり、神戸市からの救援食料の分配などを行った。
神戸市の物資調達が安定した後は他の生協からの支援物資を神戸大学内の災害対策本部に届けて、それを分配してもらう活動をしてきた。 しかし、現在は過剰供給となっている物資もあることから、生協では本当に必要な物v資を調査し、それに応じて支援生協の申し出を受けているところである。また、地域生協、大学生協から多くの支援申し出を受けているが、なるべく金銭的な救援を頼んでいるということである。とりあえず、『何か、暖かいものを』という、被災者のニーズに応えるべく炊き出しの用意をしようと考えているところで、支援のかまが届くのを待っている。 |
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| 今回の地震では建物にも大きな被害が生じた。倒壊・住めない程度の半壊を含めると、東灘、灘だけでも万の単位にのぼると思われる。そのため、残った住宅や周辺の住宅の家賃の高騰を含めて、かなりの住宅難が予想される。この事は、学生の下宿についても同じことである。神大生の下宿の集中している東灘区・灘区の状況から見て、木造家屋の倒壊や予想される家賃の上昇など、物理的・価格的な下宿不足が生じてきている。
この状況には、大学当局も頭を悩ませている。例えば、寮を収容定員一杯まで人を受け入れる(現在男子寮では、2年間を2人部屋で過ごせば、部屋を1人でつかえる状態で運営されており、同様に女子寮も4人部屋を3人で使用しているので理論的には余裕が有ることになる。)、寮の敷地内に学生用仮設住宅を建設するなどが具体的な案としてでてきている。 また、文部省では一般被災者の仮設住宅をつくる問題もあり、学内の土地(グランドなど)を供出するように大学当局に打診しているが、大学側では、特に体育の授業への影響を考えてか、これに難色を示している。 神大生協でもこの下宿不足を深刻に受け止めているようだ。毎日、生協のサービスセンターに在校生や、受験生の保護者から20から30件の問い合わせがあるが、今はどこの家がつぶれた状況か調査している段階で対応しきれていない。 いずれにせよ、生協では十分な住宅を供給できないのは必至である。少しでも状況を改善するために、大学の土地を借りて生協に送られた義援金で仮設住宅を建設することを大学当局に提案しているが、これについても当局は難色を示している。 |
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