正直、美術ってどう楽しめばいーの?


「展覧会って敷居高そう…」
「ギャラリーって部外者は入っていいの?
身内だけで盛り上がってるみたいで入りづらい…」
「アンケートに何を書けばいいかわからない…」

美術部をやっていると、そんな声が聞こえる気がします。

確かに、美術館やギャラリーへ、
映画館やショッピングセンターのように頻繁に行く人は少ないでしょう。

地域をあげての芸術祭やアートイベントが盛んになってきましたが、
それでも、美術はまだまだ身近なものではないようです。


正直、美術ってどう楽しめばいーの?


その答えは美術部員でも分かりません。

作品をどう見るかなんて、その人の自由ですから。


ただ、私たちが開催する「展覧会」を少しでも身近に感じていただきたく、


こんな楽しみ方もありです。


という、美術部員側からの声を集めてみました。



アンケートは書かなくてもいい

アンケート、面倒臭いですよね。

貴重な時間と交通費を割いて来ているのに、
会場に入っていきなりアンケートを押し付けられたのでは、
作品を見る気持ちが萎えてしまうかもしれません。

アンケートを書くために頑張って作品を見なければならない、
と気負いする方もいらっしゃるかもしれません。

部員としては、自分の作品が「気に入った作品」に挙げられると嬉しいのですが、
展覧会で煩わしい思いをさせてしまっては残念です。

それに、アートを見て、その感想を言葉にするというのは、意外と難しいもの。
たぶん、美術部員がほかのジャンルの活動について感想を求められても、
言葉につまることでしょう。

まずは会場に足を運んでくださることが嬉しいので、
アンケートは断っていただいても大丈夫です。

書きたいことがあればその時に遠慮なくご記入ください。


買うつもりで、見る

服、アクセサリー、電化製品…
お店に行ったら、いろんなものを見比べて自分の気に入ったものを選びませんか?
なぜ、その商品を買いたいと思ったのでしょうか?

見た目、機能性、価格、話題性…選ぶ指標は人それぞれ。

展覧会場でちょっと気になった作品の好きな理由を考えてみると、
作品を見るのが楽しくなるのではないでしょうか。

気に入ったものがないお店もあります。
それはそれで、自分に合うものがなかっただけのことです。
あなたが悪いわけではありません。
“気に入った作品”がなければないで良いのです。

そんなわけで、美術部の展覧会は、「美術館」よりも、
雑貨店やカフェに近いのかもしれません。

ちなみに、一般的にギャラリーは絵を売る場所でもあります。
凌美会で販売を目的とした展覧会は開催していませんが、

「この作品、買いたいです」

は部員にとって最大級の褒め言葉です。
(応相談でお売りできる可能性はあります)


目玉商品だけ見る

全ての作品をじっくり見ていただければ嬉しいに越したことはないのですが、
たいていの場合、会場を出るころにげっそりしています。

人間は歩き続けるよりも、歩いたり止まったりを繰り返す方が疲労がたまるそうです。
展覧会でどの作品もしっかり見ようとして疲れるのは、
バイキングレストランで無理をして苦しいのと似ています。

会場を見渡して、気になった作品だけ見る方が楽しめそうなときは、
それ以外の作品をどんどん飛ばしてしまってください。

凌美会の展覧会はいつでも入場無料。会期中は何度でも再入場できます!
ご自分のペースでお楽しみください。


作者に作品について聞いてみる

なぜ、これを描こうと思ったのか、この画材はなんだろうか、と
作品を見て気になることがあれば、会場にいる部員に聞いてみてください。
運が良ければ、作者本人かもしれません。

偉大な画家ではないので、出展者は高確率で存命中。会いに行ける作家です。

大学生ともなると、いろいろと深く考え込むものです。
そうした思いはきっと、作品ににじみ出ていることでしょう。


自分の想像を作者にぶつけてみる

作者に、これは何を描いているのか、と聞くのもありですが、

これは○○を描いているのですよね!

と聞かれるのも、案外、作者は喜びます。
自分の作品にそんな解釈があったとは…
そんな驚きを楽しむ部員もたくさんいるんですよ。


展覧会の通信簿をつけてみる

会場の広さ、立地、作品点数、配置の仕方、照明、受付の対応など、
展覧会のイメージを構成する要素は沢山あります。

気になった項目について、点数をつけてみてはいかがでしょうか?
神戸市には数多くのギャラリーが点在していますので、
他団体や別ジャンルの展覧会と比較してみるのも面白いです。

"食べログ"ならぬ、自分だけの"ギャラログ"ができそうですね。


作家の成長を見守る

凌美会の展覧会は年間8回。
入部した年度のみ出展できる新人展を引いても、
部員は4年間で29回の展覧会に出展できます。

大学院に進んだり、公募展に出展したり、個展を開催したりする部員もいますから、
実際にはもっと作品を発表している部員もいるでしょう。

1回生の時にあの作品を出展していた人が、
今はこんな作品を出展している!
と、作家の成長をあたたかく見守ってくださるなら、
これ以上の喜びはありません。




いかがでしたでしょうか?

皆さんがどんな気持ちで展覧会を見てくださっているのか、
機会があればぜひ教えてください。

なお、展覧会場に入りづらいのはこちらの努力不足です。
客観的な視線を忘れず、改善に努めてまいりたいと思います。


展覧会にお越しくださる方へ


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