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大阪凌霜クラブ便り


7月定例会報告

日時:

平成18年7月18日(火) 18:30〜

場所: 学友会大阪/大阪凌霜クラブセミナールーム
講師: 佐伯寿一氏(S45経済卒、神鋼ケアライフ社長)
演題:

「介護保険制度改正と最新高齢者ケアー事情」










 

 今月は神戸製鋼所の関係会社で、阪神間で有料老人ホームをいくつも経営されている神鋼ケアライフ鰍フ佐伯社長に、7年目を迎えた介護保険制度の課題と今後について、詳しくお話を伺いました。

 高齢化社会を迎え(昭和20年代には20人に1人だった65歳以上の高齢者が現在は5人に1人となっている)介護保険法が1997年に成立、2000年4月より施行され今年で7年目となります。従来の家族介護から脱却し、介護の社会化を目指したものですが、制度発足後短期間で介護を受ける人が年々増加し、それにつれて被保険者の負担する保険料も年々アップしてきています。2006年の改訂では、地域により多少のバラツキはあるものの概ね前年比30〜40%のアップになりました。また、介護サービスによる給付は発足時2000年度の3.6兆円が2004年度6.1兆円、今年2006年度は7兆円強、2025年には20兆円規模になる予想です。

 2006年4月に介護保険法の改訂が行われましたが、今回の改訂は増加の一途をたどる給付額を何とか抑えようとする事が最大のねらいで、「制度の持続性確保」を謳ってはいますが、結果としては「利用者本位・介護の社会化」という理念は「社会保障費増に歯止めを」という強い圧力によって歪められつつあるというのが実態のようです。

 具体的には、軽度の人は「介護から予防へ」ということで、従来「要介護1」に認定されていた人を「要支援2」と「要介護1」に振り分け、軽度の人のうち8割前後を「予防」に切り替えようとするもので、予防のためのサービスしか受けられなくなります。従って、軽度の人は電動ベッドなどを介護保険では利用できなくなります。

 加齢に伴って肉体が衰えるのは自然の摂理で、生活支援を行うのが介護保険の趣旨であるはずであるのに、これを否定し、「予防せよ」というのはナンセンス、予防は予防で別の話のはずなのですが・・・

 将来どうなるのか? ――― 財政面からは、被保険者の年齢引き下げ、利用者負担率の引き上げ、軽度な人を保険対象からはずす等、種々の心配の種がありますが、介護の現場にいて感じる一番の問題は「介護をする人」(ケアサービスを提供する人・ヘルパー)の確保ができるのかということです。
特にこれから急速に高齢者の人数がふえる都市部で、質・量両面での大幅な不足が懸念されるとのことでした。 
 高齢になって一番怖いのは脳血管性の病気です。また転ばないことが大切です。俗にP・P・Kといっていますピン・ピン・コロリで逝けるよう気をつけたいものです、と締めくくられました。

                                               (尾島 記)

<参加者>

S13U 志方 英一   S38法 久恒 達雄  
S23U 平田 二郎   S42営 小西    
S29営 八木 頼夫   S42法 尾島 洋三  
S30経 山口 哲史   S44経 大澤 一敞  
S30法 武次 康之  

S45経

辻本 健二  
S32工 上原 尚廣   S45経 法花 敏郎  
S32工 渡辺 英秋   S45経 野口 紀之  
S32農 安尾  勲   S45法 春名 登喜男  
S33工 常慶 直久   S45法 菱川 道生  
S35法 久島 環六   S46営 井上  仁  
S35法 森  隆   S46営 村田 正隆  
S37経 青木  實   S49経 田中 俊明  
S37経 澤田 惟之   S49経 鬼塚 金一郎  
S37営 井村 達男   S56営 中村 孝夫  
S37営 別役 重武   H03医 漆原 令子  
S37営 渡辺 洋司   H13院 松村 真吾  
      参加者数 32名  

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