| 2月度 定例会
(2003年2月18日午後7時〜8時10分)
於:学友会大阪/大阪凌霜クラブ セミナールーム
講師:山家悠紀夫 氏
(やんべゆきお1964年経済卒)
第一勧業銀行を経て2001年4月より神戸大大学院教授
演題 「小泉内閣の構造改革と日本経済」
毎年2月恒例の経済に関する講演。山家氏の経歴から銀行関係者の出席が多く総勢55名で、初のセミナールーム使用の定例会は盛会であった。
なお開催に先立ち、(株)神戸学術事業会の高橋宣光社長からkobe-u.com活動への理解と事業会増資払込への協力要請があった。
1、「構造改革」政策とその背景
(1) 小泉内閣の構造改革政策とは
(2) なぜ「構造改革」政策か
2、「構造改革」政策のもたらすもの
(1) 景気はいっそう悪くなる
(2) 「躍動の10年」はやってこない
(3) 暮らしにくい社会がやってくる
3、国際競争力をどう考えるか
4、日本経済に必要な政策は何か
小泉内閣の構造改革では「経済資源(労働や資本など)が速やかに成長分野に流れていくようにする」ことを「骨太の方針」としている。しかし現実には「構造改革」→停滞分野の除去(不良債権処理など)→失業分野の増大→需要の天井を下押し→成長分野の不活性化と停滞分野の増大 という悪循環に陥っている。今大切な政策とは、需要を追加→需要の天井を押し上げ→成長分野の活性化→失業分野から成長分野へ経済資源が移動→停滞分野の縮小という構図である。今のデフレ下では企業も家計も動きづらい、政府財政の出番である。
山家氏の最近著書
「『構造改革』という幻想」 岩波書店 2001年9月
「日本経済 気がかりな未来」 東洋経済新報社 1999年10月
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山家悠紀夫 氏(1964年法卒 神戸大大学院教授)
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