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池上さんは塾長と呼ばれているとか? |
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はい、「平成こんぶ塾」の塾長です。平成7年に昆布業界の若手から勉強会をしたいので指導してほしい、と要請され、私も日頃からその必要性を感じていたので承諾しました。但し条件を2つ。一つ目は勉強会で商売はしない、二つ目は会の名をつけさせてほしい、と。そして「平成こんぶ塾」と名づけて塾長になりました。 |
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具体的な活動内容は? |
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昆布を歴史、生産流通、科学だけでなく食文化・芸能など多方面から勉強しようとする会で、講義は大阪を会場としました。1期を1年として3期3年で終了するという短期集中型にしました。塾生を全国から20名限定で業種を問わず募集しました。 |
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随分遠方からの参加者もあったそうですね? |
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最遠方は北海道えりも岬の漁業者。1期目は2ヶ月に3回の講座でしたので、年会費12万円は別としても交通費と宿泊費で都度5万円では足りません。
辞退してもらおうとしたのですが、自分が納得して応募しているのだから、と逆にしかられました。その他九州からも数名の参加など全国各地から集まりました。面白かったのは却って近畿からの参加者が少なかったことです。たぶんいまさらなぜ昆布屋が昆布の勉強なんだ、とその必要性を認識できなかったのではないでしょうか。 |
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塾生だけの勉強会ではなかったとか? |
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はい。文化的な色彩の濃い時は公開するように努力しました。マスコミも積極的に取り上げてくださって、毎回参加者が多くお断りするのに苦労しました。
私どもはこのような活動が食文化としての昆布を広く知っていただける絶好の機会だと思っていましたから。勿論一般の方からは参加費はいただきませんでした。
公開講座= 狂言「昆布売り」茂山真吾師他、落語「昆布巻芝居」林家小染師、新作講談「昆布と富山の薬売り」旭堂小南陵師、講演「伝統食における昆布」奥村彪生氏、講演「食と昆布と健康」為後喜光氏、講演「昆布と薬膳と中国料理」程一彦氏、料理実習「琉球料理と昆布」西大八重子氏 など。 |
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座学の他には? |
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毎年関連食品工場の見学や、昆布産地の北海道や岩手で漁協関係者・水産試験場研究員・生産者などと幅広い交流をしました。 |
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3期3年でこんぶ塾は終了したのですか? |
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はい、講座での勉強は終了しました。ただ3期3年の間の塾生ほぼ40名は今でも1年に1回は研修旅行をして、当時は時間的な制約から実現できなかった勉強を続けています。 |
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こんぶ塾が昆布業界に与えた影響は如何ですか? |
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業界と言うよりも我々自信が昆布について知らないことが多すぎたことに驚きました。文化芸術面から昆布を考えることはなかったし、言い伝えによる智恵や習慣が科学的な分析で証明されたりして驚くこともよくありました。
これだけ食品が溢れている現在こそ、自ら扱っている昆布を多方面から勉強することが必要であり、そうすることによって自信を持って昆布の良さを消費者の皆さんにお奨めできるのだと思っています。 |