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| 岸 正和曰く |
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矛盾を楽しむ
既に言い古されたことなのかもしれないが、何かを主張し続けること、表現し続けることには、矛盾に陥るという意味でのリスクが伴わざるを得ない。ある時に正しいと思って主張したことが、別の時にはおかしいと思えてくる。そのおかしいという感じに素直に従って、何らかの主張をすれば、当然のことながら以前の主張と矛盾する。矛盾した主張をすることは、一般には消極的に評価されるので、普通の人は矛盾に陥ることを恐れる。そうやって、多くの人は静かになっていく。
ただ、静かな人間ばかりの世の中というのも、ある種の「合成の誤謬」であり、よろしくないものである。誰もがリスクをとらないと、社会が巨大なリスクを抱えることになるのは、少し前までの日本金融の世界で実証済みである。
だから私はこのホームページを開いたのだ、といえるかどうかは、かなり疑問であるが、全くの嘘ではないように思う。こんな愚かな奴がホームページを開設して偉そうなことを言っているのなら、私が言っても許されるのではないかと読者が感じて、言いたいことを言えるようになれたら、本当に嬉しい。
というわけで私は、ここで確信犯的に矛盾を楽しむことにする。そもそも、矛盾するリスクのないことを考えたり、表現したりすることには、大した価値はないのだから。
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