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模写

模写(もしゃ英:reproduce)とは美術において、他者の作品を忠実に再現し、あるいはその作風を写し取ることで体感し その作者の意図を理解する為の手段、方法。ただ単にその作品をそっくりに複製する(英:Copy)のは「転写」であり、 「模写」ではないとされる。」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用。



何故模写を行うのか

人が物事を学び独り立ちしていくには「守・破・離」の段階を経る必要があります。
「守」ではまず、基本に忠実な型を学び、 次に「破」で型から離れた応用を身につけ、 最後に「離」で、自分の独創性(オリジナリティ)を確立します。
模写とは「守」の段階。すなわちマンガの、特に絵や構図を学ぶ上で最も基本となる部分です。

また、模写をすることによって、普段何気なく読んでいるマンガの隠れた仕掛けに気づく、「観察眼」を鍛えることができます。
さりげない余白や線の角度も、マンガでは読者の視点を操る重要な仕掛けです。
その仕掛けに気づく観察眼も、絵描きに最も必要なもののひとつです。



模写の方法


まず、模写をしたい絵を用意します。
マンガの単行本などから模写をしたい場合は、上から書き込みをしてもいいようにコピーをとります。このとき大きさも適切に調節するとなお良いでしょう。



コピーをした絵に格子を書き込んでいきます。
このとき、格子の幅が等間隔であることと、縦と横の格子が必ず90°で交わることに注意してください。



次に、縦横の比率が元絵と同じ枠を用意します。比率があっていれば大きさは違ってもかまいません。
そして、こちらの枠にも同じように格子を書き込んでいきます。



元絵の格子を参考にして、線の位置や角度、長さをチェックしながら原稿に描き移します。
線が細かい部分は、さらに格子を縦や斜めに分割して描くと良いです。



この作業で重要なことは、線を正確に模写することもひとつですが、それよりも自分の癖に引きずられずに描くということが重要になります。
また逆に、ひとつの格子内ではうまく模写ができていても、全体を見たときにバランスが崩れてしまった場合には、一度格子ごとの視点から離れて、 元絵を簡単な図形に例えてみることも方法のひとつです。

たとえばこの絵の場合

余白の部分を大きな角で、二人の人物のポーズを単純に三角形で表せます。



勉強会担当者より

観察眼を鍛える事は絵を学ぶ上で必要不可欠!
魅力的な絵や写真はとことん模写して作者の技を、心を習得しましょう。
穴の開く程観察すれば、模写をするたびレベルUPする自分に気づく事ができるはず。
模写だけではわからない疑問点に気がついたら、技法書などで理論を学んでみよう!



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