ごあいさつ

                                   人文学研究科長
                              文学部長
                                 佐々木 衛


 このたび、神戸大学大学院人文学研究科長・文学部長となりました。私は1999年に山口大学から赴任してきました。神戸大学に転任したことも、文学部長に推薦されたことも予期せぬことで、人生のめぐり合わせを不思議に感じます。皆様のお力をお借りして、この職責を果たしたいと存じます。

さて、神戸大学に着任して間もない頃、「文窓会」にお世話になりました。20027月に東京国際シンポジウム「これからの日本をどう見るか――日本学の視点から」を文学部が主催しました。海外から著名な日本研究者を招聘し、「東京国際交流館」を会場として開催しました。当時の文学部の学術的な力量はむろん、組織力が試される大きな事業となりました。文学部の教員の力だけではとうてい実現しないことは明らかであり、文学部長であった鈴木正幸先生から、まず、同窓会に相談するよう提案がありました。当時の同窓会長の沖野政弘さんは、この事業をよく理解してくださり、多額の寄付を承諾してくださったばかりではなく、他学部の同窓会にも寄付を働きかけてくださいました。さらに、東京在住の同窓会員にも参加を呼びかけてくださり、東京国際シンポジウムは大きな成功を収めることができました。現在の海港都市文化研究プロジェクトは、この事業の成果と経験が一つの礎となっています。

また、現在進行している文学部学舎の改修でも、大きな負担を引き受けてくださいました。このように、「文窓会」は文学部の大きな事業では、必ずバックから支えてくださり、文学部の成長エネルギーを供給する「根」としての役割を果たしてくださっています。改めて、感謝を申し上げます。

文学部学舎の改修後、多目的室を設置します。広くはありませんが、同窓会員間、同窓生と在学生・教職員がともに顔を合わせ、活動を一緒にする空間として利用することができます。また、同窓会は今年から在学生を対象にした「文窓賞 学生レポートコンテスト」を設け、同窓会と在学生との連携を強める活動を始められました。人文学研究科と文学部の一層の発展のために、同窓会員、在学生、教職員とが互いの絆をますます強くしてゆきたいと希望しています。
 


                     
              ごあいさつ


                                    文窓会長 安部栄治
                   

 平成17年4月23日に開催されました評議員会(役員会、幹事会)において、はからずも 会長に選出されました。申すまでもなく微力ではありますが、文窓会の発展のために努力したいと考えていますので、よろしくお願いします。

 ご承知のとおり、神戸大学は平成16年4月1日から「国立大学法人神戸大学」となり、 独立機関として自己責任で運営されることになりました。教育や学術研究の特色、成果は厳しく評価され、他大学との競争も激化し、事と次第によっては今後の盛衰にかかわりかねません。特に文学部は現実社会での存在感をいかに示すかが課題ではないかと思います。その場合、文窓会は観客ではありえません。子供の将来は親を見れば見当がつく、と言われますが、やや大げさに申しますと、文窓会員の一人一人の活動が文学部の将来に影響すると言えるのではないでしょうか。
 すると、文窓会としては今まで以上に学部当局と連携し、それぞれの活動を相互に支援して、文学部の発展につなげていく必要があると思います。また同時に、神戸大学全学部の同窓会で組織されている"学友会"との協力も欠かせないものと考えています。
  さらに大事なことは、会員相互の親睦をはかり、文窓会の会員であることに誇りを感じられるようにしていくことであると思っています。東京支部、東海支部の発展にも期待していま す。

 皆様のご指導とご支援を切に希望します。