2000年5月1日 日経新聞13面

神戸大学でVBイベント

神戸大学ベンチャークラブ(高瀬進・山下勝両代表078・805・5336)は十四日、神戸市灘区の神戸大学で「神戸大学ベンチャークラブ第一回大会」を開く。加護野忠男・神戸大教授の基調講演の後、フューチャーシステムコンサルティングの金丸恭文社長ら神戸大学出身のベンチャー企業経営者が自らの起業体験を話す。大会の様子はホームページ(http://www.kobe-u.com)を通じて同時公開する。参加費は無料。


2000年5月9日 神戸新聞

神大に育成クラブ -大学からベンチャー企業を-

神戸大学OBのベンチャー経営者ら院生、現役学生らがこのほど「神戸大学ベンチャークラブ」を発足させた。全国の大学では、大学が主体となってベンチャー機運を高める組織づくりをしている例が多いが、同クラブは「OB経営者や起業を目指す学生ら、大学の周囲の人たちが中心となって運営する」のが特長。十四日には「第一回大会」を開き、大学OBのベンチャー経営者による討論や講演会を行う。同クラブでは「今後、ベンチャー企業を学生や卒業生から輩出させるべく、さまざまなイベントを仕掛けて行きたい」と話している。

将来的には基金設立も

昨年から、大学院生、OBのベンチャー経営者、経営学部の教授ら約十人のメンバーが自主的に集まり、構想を温めてきた。代表を務める経営学部修士課程の高瀬進さんは「大学の果たす役割は学問的な部門であり、起業家を育てるという発想は出にくい。そこで起業を目指す学生や、すでに経営者として活躍しているOBでベンチャー活動を支援できないかと考えた」と経緯を語る。

「第一回大会」は、加護野忠男経営学部教授がベンチャー経営をめぐる課題について基調講演した後、金井壽宏経営学部教授が、神戸大学工学部OBでシステム構築の店頭公開企業「フューチャーシステムコンサルティング」の金丸恭文社長、プロバイダー大手「マスターネット」の西久保慎一社長に、大学時代から創業、そして現在に至るまでの話を聞く。

大会は経営学部学舎で午後一時半から五時まで。会の模様は、工学部院生や映画研究会などの協力を得てホームページを通じて生中継される。

同クラブでは今後、事業プランコンテストのほか、起業するために必要な人材の紹介を行って起業を目指す人に対する支援活動を本格化。将来的にはベンチャー企業に投資する基金の設立も視野に入れる。

同クラブのアドレスはhttp://www.kobe-u.com 大会参加申し込みもホームページで受け付ける。


2000年5月15日 神戸大学ニュースネット委員会

ベンチャークラブ大会 起業家を招き熱い質議

 「神戸大ベンチャークラブ第一回大会」が五月十四日、経営学部学舎三三二号室で行われ、ベンチャービジネスに関心のある学生や院生や社会人が約二百人集まった。【5月14日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 初めに、経営学部の加護野忠男教授が「ベンチャー企業を創りだしていくためには何が必要かをこの会で実際に成功した人に聞きたい」と話した。

 次いで、ベンチャー企業で成功したフューチャーシステムコンサルティング社長の金丸恭文さん、マスターネット社長の西久保愼一さんが事業を起こすきっかけとなったことなどについて話した。「一般企業に就職していた時、四十歳の自分が見えた。それがいやで自分を変えてみようと思った」と西久保さん。金丸さんは「今、ベンチャー企業ブームだが、学生はそのブームにとらわれないで、働いている人の生の声を聞いて勉強してほしい。社会人は今いる組織の中に事業家マインドを持った集団を見つけ出してほしい」と参加者に熱く語った。

 その後、インフォキャスト社長の谷井等さん、EDS副社長の柴谷元さんが加わり、瀧和男工学部教授のベンチャー企業の設立に関する質問や、参加者の疑問に答えた。

 同大会を主催した神戸大ベンチャークラブの山下勝総合プロデューサーは「イベントが目的ではなくて、イベントはきっかけ。これを機会に(このクラブについて)世間に知ってもらいたい」と語った。今後はエンターテイメントのサイトを作っていく予定。

 神戸大ベンチャークラブは今年四月に発足。いつかベンチャー企業を起こしたい意欲のある学生らを中心に活動を行っている。第二回大会は十一月に開かれる予定。(神崎佳久・小原悠子 記者)

 【写真】教授の質問にパネルで答える起業家たち(5月14日午後2時 経営学部332号室で 撮影=神崎佳久)