皆さん本当にお久しぶりでございます。(拍手)
総選挙では皆さんにたくさんの応援をしていただき、お礼のごあいさつをしなければいけないなーと思っていたら、今度の選挙に出るようになってしまいました。こないだ小山のりこさんから、「原ちゃんよーやるなー」っていわれて、考えてみますと、去年の市会議員選挙から、1年ちょっとの間に3回も選挙を戦うことになりました。私も一生懸命生きておりまして、その生きてきた延長線上に去年の総選挙があって、今年の参議院選挙があるのだなーと思っています。
皆さん、これ覚えてますか? 去年の総選挙で、私が灘区のあちこちで街頭演説をしましたときに、ガーベラの花をもらいました。たくさんいただきましてね。こんなコサージュもいただきまして、実は三ついただいたんです。そのうちの一つはへたってしまいました。選挙期間中ずっと、たすきにつけていました。もう一つ残っていましたのがちょっとくたびれまして、最後に残ったこれはとても元気です。選挙が終わってからも大事にたんすの上の衣装ケースにしまっていまして、今日はこれをぜひ見ていただきたいと持ってまいりました。(拍手)
本当に、去年の灘区の選挙は楽しかったし、お花をいっぱいただきました。選挙が終わった後、実はそのときの写真を簡単なポスターにして、応援をしていただいた皆さんにお配りもさせていただきました。本当に皆さんから温かいお支えいただいて、戦ったその熱い思いがまださめていないうちに、今度の参議院選挙になったんです。
「大切なのは平和といのち」、これは去年の総選挙のスローガンです。その前に「いちばん」というのをつけていただきました。「いちばん大切なのは平和といのち」これが今度の選挙のスローガンです。ほんとうに今度の選挙は、これ以上黙っていることはできない、そんな瀬戸際の状況になっていると思うんです。
私も、今度の選挙ね、ほんとうに怒っているんです。皆さんも小泉さんの発言にあきれ返っていると思うんです。昨年のイラク戦争に自衛隊を派遣するときもそうでした。「イラクのどこが戦闘地域か非戦闘地域か私に聞かれたってわからないでしょう」と言っていました。こないだも、自分の厚生年金をかけていた会社に勤務実態がなかったことで「人生いろいろ、会社もいろいろ」って言われましたよね。ほんとうに私あれを聞いていて、腹が立ちました。年金というのは私たち自身の老後を託さなければならない、その大事な社会保障がこの年金制度です。これからのくらしにとってどうなるのか、ほんとうに大事な課題なんです。それをあんなふうに、国会の場でごまかして言われた。私は、国民をバカにして国会をもてあそんでいる総理大臣は許せないと思っています。ほんとうに怒っています。
年金の保険料が引き上げられることや、給付が切り下げられることも決まってしまいました。その前に国会議員の未納問題がありましたよね。「制度が難しくて分からなかったからだ」とおっしゃいました。この国会は年金国会と言われて、坂口厚生労働大臣は「百年の安心」ということを言われました。けれども、国会が終わってみたら、結局「明日の安心」も分からないような年金制度ができてしまったといわざるをえないんです。
制度を分かっていなかった国会議員の皆さん方が、じゃあ、ほんとうに年金制度を分かりやすい制度にする、そして私たちがほんとうに安心して信頼して納めることができるそんな年金制度にするとか思いきや、分からないといっていた人たちが、ちゃんとした議論もしないまま、結局は負担が増えること、給付が切り下げられるということを、参議院のどたばたの最後の大混乱の国会で、強行採決で決めてしまったんです。
年金制度のいちばん基礎になる人口のデータ、出生率=女性が一生の間で産む子の数といわれています。その大事なデータが、強行採決から一週間もたたない間に、1.32から1.29に下がっていたということ、これがその後になって公表されたんです。それから、年金制度を議論している間だって、保険料が国民年金の場合は16,900円で固定するといわれました。でも、その後審議の中では、物価や賃金が上昇したら2万円を超えるかも分からない。給付だって、現役世代の50%を頂点としてどんどん下がっていくかもしれないということが明らかになっていたんです。
改革案として提案されていた基礎データが全然でたらめだったということ、そしてその保険料だって、給付される金額だって全部まだはっきりしていない、不確かなものだと分かっていて、百年どころか明日だってほんとうに安心できるか分からないような、そんな年金制度の改革案をあのどたばたのなかで数の力で押し通してしまったんです。
こんな政治、けっしてもう黙っていることはできないし、わたしは許すことはできないと思っています。
そして、今選挙が始まりまして、いろんな方々とお会いしているんです。みなさん「やっぱり国民年金ね、13,300円、負担がとっても重い」って言われています。払わないのは「制度が分からない」とか「うっかりしていた」からではなくて、「払えない」という人たちがたくさんいるっていうことに、もっともっと今の政治家は思いを馳せてもらわなくちゃあ困るんです。わたしたちは今、毎日毎日大変ななかで生活しています。そのわたしたちのくらしはやっぱり政治であり、政治はくらしそのものなんです。そのことを国会はもう一度肝に銘じて欲しいと思って、今回一生懸命訴えさせていただいています。
そして、私たちが支払ってきた保険料が積み立てられて、150兆円という金額が積立金としてあるんですね。給付額にいたしますと、5年間は給付できるだけの余裕があるのです。欧米諸国なんかでは2〜3ヶ月ぐらいしか余裕がないといわれています。私たちの国にはそんな積立金があるのであれば、少なくともその積立金がある5年間、わたしたちは議論ができる、時間が保証されていると思うんです。今度の参議院選挙を通じて、やっぱり国会議員の皆さんには入れ替わってもらって、わたしたちがほんとに老後を託して、生活のできる年金の改革案、皆さんが信頼をして、保険料を払ったり掛けることができるような制度にぜひ作り変えていかなければならないと思っています。
そしてもう一つ平和の問題です。わたしはこんどの選挙はやっぱり「日本を戦争する国」にしてはならない、そういう思いで、もうほんとに真剣で一生懸命訴えをさせていただいています。
小泉さんのこれまでの政権運営は、既成事実を積み上げるということでした。これまでだって、自衛隊を軍隊といってはばからなかったんです。国会でこれも皆さん覚えがあると思います。「自衛隊、あれは軍隊だろう」とはっきり言われたのは小泉さんなんですね。そして、その後、自衛隊が結局国会のなかで、私は昔社会党でしたけれども「自衛隊は違憲の存在である」といいましたら、「そんな実際にある自衛隊を違憲だなんて、そんな現実離れしたなんて」と、よく皆さんからいわれました。
今、国会では「自衛隊が違憲である」ということは、ほぼみんなの常識になっているんです。そして、そこからが違うんですね。私たちは「違憲の存在であるならば、自衛隊をきちんと解散をして、ほんとうに例えば災害救助のために出動するそういう組織にもう一回くみ立てたらいい」と思うんです。
しかし違うんです。今の多くの政治家は自衛隊を合憲にするために憲法を変えようというんです。
自衛隊はイラクに出かけていきました。今度は多国籍軍に自衛隊を参加させようとしています。小泉さんがアメリカでブッシュ大統領と約束をしてきて、日本に帰ってきて、国会は閉会してしまって審議をする場がなくなってしまっているということで、閣議決定で了承しました。「統一された指揮下」という意味の英語を「統合された司令部の下」と言い換えました。第二次大戦中に「撤退」を「転進」と言い換えていたことが思い浮かんできました。こんな安易な言い換えで、国民をあざむいていいのでしょうか。既成事実の積み重ねを許していいのでしょうか。「これは違う!憲法は絶対に認めていない!」ということをもっともっとはっきりいわなければならないと思います。
自衛隊が今イラクでやっていることを、人道支援・復興支援といっております。けれども、あのテレビで映っている内容を見る限り、今まで日本のNGOの皆さん方が、アフガニスタンでやってきたことなんですね。それが、自衛隊がイラクに派遣されたために、NGOの皆さん方は自分の身の危険を感じて、自らの活動もだんだんと狭められてきているという状況になってしまいました。
あの三人の若者がイラクで拘束されたときに、「自己責任」という言葉が全部のマスコミが「右向け右!」というばかりに、「自己責任論」一色になりました。あの人たちがやってきたことは、別に自衛隊が派遣されなければ、あんなふうに拘束されるということもなかったんです。あの方たちはこれまでもずっとイラクの人たちに寄り添って、ずっと人道支援をおこなってきたんです。
復興支援というのであれば、自衛隊は一日に駐留するお金が1億円かかるといわれています。けれども、その一日分の1億円というお金を、失業者が多いというイラクの人たちにNGOの人たちを介して出したほうがいいと思います。NGOの人たちが学校の補修をしたり、水を浄化したりするやり方を教えて、イラクの人たちが実際に現地で働いて自分たちの町を自分たちの国をもう一度建て直すために使えばいい。わたしはそういう方法の方が、もっともっと効果的、効率的に復興支援・人道支援ができると思っているんです。
自衛隊という軍隊を何もイラクに送る必要はなかったと思っています。だけれども、結局小泉さんや政権のねらいというのは、9条を改憲しようというこのことにあるわけで、そのための自衛隊の派遣であり、多国籍軍の参加だと思っています。
今、日本の国はいろんな国に、いろんな企業が進出をしています。その利益を守るという立場から、日本がもう一度軍隊の力でもって、世界に君臨していく、こんな夢を描いているようです。けれども、武力では問題は何も解決しないということをイラクの現状をみても、ほんとうに思います。これまで日本は平和憲法のもとで、歩んでまいりました。この60年近く、ほんとうに苦しい中でも平和的な外交を中心に積み上げてきました。この努力というものを、今の世代の私たちが受け継いで、きちんと政治のなかに活かしていかなければならないと思っています。
わたくしは、ほんとうにまだまだ未熟ですけれども、ほんとうに多くのことを皆さんから期待していただいています。その皆さんの思いや期待を、今度の参議院選挙を通じて、多くの方々に訴えきりたいと思います。「いちばん大切なのは平和といのち」と訴えたいと思います。
投票率が低い、投票に行かない人も多いといわれています。でもそのみなさんが一票を投ずればきっと政治を変えることができます。
まだまだ小さい組織の9プラス25市民の会から無所属で立候補いたします。けれども、そんな私たちの組織でも「選挙に勝つことができるんだ」というそんな希望を、そして「政治を変えることができるんだ」という希望をつなぐことができる選挙にしていきたいと思っています。そして「憲法を変えさせない力は集まるんだ」という確信が持てる選挙にしたいと思っています。
大変未熟なわたくしですけれども、今日この灘ホールにお集まりいただきました皆さん方にお支えをいただきながら、最後まで、元気いっぱい、力いっぱい頑張らせていただきたいと思っています。ありがとうございます。(拍手)