就活ライブラリTOP

鈴木美伸さん略歴鈴木美伸さん

東京エレクトロン株式会社にてセールス・エンジニアを経験後、能力開発担当になる。日本生産性本部(現・社会経済生産性本部)組織革新コースにて間接部門の効率化について研究。人事部に異動後、採用業務を担当。理工系新卒の採用、留学生採用に注力し、インターネットに対応した採用手法の開発に取り組む。同社を退社後、フリーランスとしてコンテンツ・ライターおよび採用コンサルティングの業務を開始。
米国サイエント株式会社(2001年6月、MBOにて日本企業として独立)入社。リクルーティング・ディレクターとして日本法人の立ち上げに携わる。2002年5月、有限会社stage41を仲間と起業。キャリアカウンセラー仲間と大学と企業の人材育成の連携を研究している。

 

この記事に対するご意見、ご感想お待ちしてます。
jn-admin@kobe-u.com
までお願いします。

  週刊採用担当者  
  第15号(学生起業)  
 

新年、明けましておめでとうございます。皆さんの初夢はどんなものでしたか?就職活動をされている皆さんの中には、秘かに自分で起業してみたいという夢をおもちの方も居られるかもしれません。就職活動の相談で、たまに起業について尋ねられることがあります。「大企業に行った方が良いのでしょうか?ベンチャー企業に行った方が良いのでしょうか?それとも今すぐ起業した方が良いのでしょうか?」今回は学生起業という話をいたしましょう。

今の日本は第3次ベンチャー企業ブームと言われ、2000年中小企業白書において初めて「SOHO」「創業環境」という言葉が登場しました。国策としても企業家支援のために中小企業挑戦支援法を設立し、「ドリームゲート」というサイトを立ち上げて支援を始めております。これも雇用慣行の変化ということで、日本人のキャリアがサラリーマン中心から変わりつつあると言えるのかもしれません。

ただ残念ながら、日本の場合はまだ起業した後のインフラ整備が米国に比べて著しく脆弱です。起業することはそれほど難しくないのですが、それを継続することと、失敗した時の対処は非常に厳しいものがあります。もっと具体的に言えば、継続的な資金調達が困難だということです。逆に言うと、この点がクリアできれば可能性が高くなるということですね。学生起業で成功している人のパターンを見ると、下記のような共通点があるように思えます。

 ・サービス産業であること
  →設備投資等の資金調達が比較的少額で始められ仮に破綻してもリスクは少ない。

 ・自分自身が顧客として経験のある(理解の出来る)マーケットをドメインとすること
  →人材ビジネスで学生起業の成功者は多いのはこれが理由でしょう。(例:リクルート、パソナ)

 ・他人に容易に模倣されないノウハウ(参入障壁)等があること
  →企業戦略の根幹で何を付加価値にするかです。真似をされたら資本力の勝負なってしまいます。

特に学生起業にとって大切なのは戦略よりもスピード実行力だと思います。(戦略の方が重要だと思ったら経営コンサルタントになった方が良いです。)失敗から学んですぐにリカバリーする行動力が、学生起業の最大の強みではないでしょうか。自分の失敗から学ぶ、というのが一番の経営の勉強です。成功事例も参考にはなりますが、ケースになるのはNHKのプロジェクトXと同様、何万分の1の確率です。さて、学生起業も面白いと思われた方、いますぐに起業の準備をしてはどうですか?実はそれはとても良い就職活動にもなるのです。経営者の感覚で仕事を考えるということですからね。一回り大きな志望動機とはこんなところから生まれるのだと思います。

●参考リンク:通商産業省後援の起業支援サイト「ドリームゲート」
学生による起業家インタビューのコーナーは多種多様な方々が居られて面白いですよ。
http://www.dreamgate.gr.jp/about_dg/outline/press.php

 
 


Copyright2003 Yoshinobu Suzuki All rights reserved
 
Supported by kobe-u.com

本Webサイトは、kobe-u.com 及び 松下電器産業株式会社 の協力支援をいただき運営しております。