就活ライブラリTOP

鈴木美伸さん略歴鈴木美伸さん

東京エレクトロン株式会社にてセールス・エンジニアを経験後、能力開発担当になる。日本生産性本部(現・社会経済生産性本部)組織革新コースにて間接部門の効率化について研究。人事部に異動後、採用業務を担当。理工系新卒の採用、留学生採用に注力し、インターネットに対応した採用手法の開発に取り組む。同社を退社後、フリーランスとしてコンテンツ・ライターおよび採用コンサルティングの業務を開始。
米国サイエント株式会社(2001年6月、MBOにて日本企業として独立)入社。リクルーティング・ディレクターとして日本法人の立ち上げに携わる。2002年5月、有限会社stage41を仲間と起業。キャリアカウンセラー仲間と大学と企業の人材育成の連携を研究している。

 

この記事に対するご意見、ご感想お待ちしてます。
jn-admin@kobe-u.com
までお願いします。

  週刊採用担当者  
  第13号(就職戦線異常あり)  
  今年も残りわずかになり、街はクリスマスと年末の行事で賑わっています。多くの会社が今週で御用納めになりますが、採用担当者も年末追い込みで走り回っています。大学内での業界セミナー、年末帰国の留学生採用、ウィンター・インターンシップの開催・・・。まさに師走というやつですね。気の早い企業は既に選考をはじめたところもありますが、今年はちょっと変化がありそうです。

秋頃に日本経済団体連合会が、企業の新規学卒者の採用選考活動に対して「倫理憲章」というものを発表しているのですが、ご存知でしょうか?企業の採用選考活動の早期化防止が中心で、学生の卒業年次(学部4回生、修士2回生)になるまで選考活動の自粛を求めています。昨年も同時期に発表されているのですが、5年ほど前に廃止された「就職協定」ほどの拘束力・抑止効果は無かったので、今年はいくつかの企業に対して遵守の約束を取りつけていたりしており、大手製造業等はこの予定にのっとったスケジュールになりそうです。

「倫理憲章」が発表になるのは毎年10月後半です。大勢の応募者を迎える企業では採用選考の大きな会場を外部に予約することもあり、倫理憲章が発表になった時には既に会場や面接者のスケジュールを調整済で、予定を動かし難く強行することもあるでしょう。(余談ですが、ホテルやホールのアルバイトされている学生さんは、企業の予約状況を見て選考スケジュールがわかるかもしれませんね。)そのため、今年は「倫理憲章」を遵守する企業と、そうでない企業とで少し採用選考時期が分散してくることが考えられます。また「倫理規定」遵守の企業の選考時期が4月に集中するでしょうから、企業での選考日程がバッティングして、応募者のキャンセルが増えるのでは無いかと思われます。春の履修登録の大事な時期に、キャンパスからまたまた就活学生の姿が消えてしまうかもしれません。

私は本来、就職協定には反対なのですが、この事態を収集するための短期的な対症療法としては必要になってきたかとも感じます。選考開始時期も4月からではなく8月以降が良いでしょう。もっと重要な原因療法は、大学授業の中にキャリア教育を組み込んでいくこと。大学での勉強やサークル活動が、いかに個人のキャリア形成に貢献していくかを見直し、学生個々人を支援していくことではないかと思います。しっかり勉強し、しっかりサークル活動を行い、人間的に成長した若者が、自然と良い就職ができるようになる時代を待ち望んでいます。経験的に、そういった学生は内定率も高いと思います。

なにかと慌ただしい季節ですが、情報収集をしながらどうぞみなさんのマイペースも大事にして下さい。就職活動や企業研究も大切ですが、来年に向けてもっと大きな夢を見る時間も忘れずに。就職活動だけが学生生活の中心なっては寂しいものがありますからね。

●「倫理憲章」に関する参考リンク:
 http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2003/100.html
 http://www.hr-plaza.com/hre/2003_jan/topics/

 
 


Copyright2003 Yoshinobu Suzuki All rights reserved
 
Supported by kobe-u.com

本Webサイトは、kobe-u.com 及び 松下電器産業株式会社 の協力支援をいただき運営しております。