「時事ネタとか」の段(2008.3.16)


 ぶっちゃけ新聞とってないので、朝のニュースと会社内で回覧される新聞のスクラップぐらいしかニュースソースがないのだが、最近児童ポルノ法で動きがあったらしい。
 なんでも世界各国と足並みをそろえて単純所持も禁じるそうな。ま、それだけなら「ふぅん」程度の話なのだが、この話には続きがあって「ゲーム・漫画なんかの2次元も対象に含める」なんて話が出てるらしいのだ。
 こうなると元法学部としては見過ごせない。

 何が問題なのか、それはエロゲやエロ漫画の是非ではないのだ。それらが健全か不健全かでいえばまあ不健全であることに異論はない。
 しかしそれを法で取り締まるべきかというと大いに疑問だ。実際問題として被害者は不在で法益の侵害が存在しない。問題は社会全体にとって「よろしくない」から取り締まろうという発想だ。

 この場合、何がわいせつで何が児童かもはっきりしない。見た目が子供ならだめ? 設定年齢が18歳以上ならOK? 入浴シーンがあるならダメ? しずかちゃんの風呂に乱入するシーンのあるドラえもんは禁止にあたる? パンチラは? バトル漫画の演出で服が破れるのは? 魔法少女が変身するのは? 考えればきりがない。
 こういう時に「常識の範囲」でと言いたくなるのは人情というだが、それが曲者。常識というのは変わるものなのだ。そんなあいまいなものを基準にすることは極めて危険だ。やはり何らかな明確な基準――法益の侵害は必要なのではないだろうか。

 この理屈が通ってしまうのなら、スカトロ好き、死体好きなんかは不健全だからそういう絵とか画像を持っているから処分しようという話になるだろう。同性愛だって規制対象になるかもしれない。
 公権力に判断をゆだねようって人は少しは歴史を勉強するといい。せっかく民衆が手に入れた自由を放棄するなんてのは愚かな行為だ。
 ホント、世の中バカばっか・・・

   
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