「それは違うぞ」の段(2007.6.22)
夜中でも空いてる本屋を求めて、会社帰りに三宮の方まで歩いていた時のことである。
駅前に程近い道路で、お店の呼び込みをやっていた。これはまあ普通だ。だが、その格好は――普通では無かった。
そこでは、メイド服を着たいかにもお水系のお姉ちゃんが「メイドバー萌えちゃんねるでーす」とやる気なさげに声をかけていたのだ。
これを見て俺は「それは違うだろ」と反射的にツッコミを入れたくなってしまった。ま、実際そんなことはしないのだが(笑)
で、何が違うかっていうと、色々と勘違いをしているというか、何もかもが間違っている。一言で言うと、それは「メイドバー」じゃなくて「メイド格好をしたイメクラ」ってことになる。
根本的にメイドってのは「快適な環境を提供する」のがお仕事で、お触りとか一緒のテーブルについてお酌とかそういうのはありえない。つまり本質というものを見失っているのだ。
例えるなら、サンタの格好をしている奴がみんなサンタっていうわけじゃなく、逆にサンタの格好をしていなくとも枕もとにプレゼントを置いていくお父さんはサンタなのと同じことである。メイドはメイド服を着たらなれるというものではなかろう。大切なのは本質だ。
それに「萌え」ってのは「エロ」と同義ではないという認識が欠けているのが問題だ。萌えってのは「ああっ、かわいいなあ、もう!」という状態であって、性的な要素は含まれていないことに注意すべきだ。
――などと妙なことに力説してみる。梅雨だから脳にカビでも生えてきたのかもしれない。