「でんきのちから。」の段(2005.12.11)
なんてこった。
もう一度言おう。なんてこった。
こんなことがあってよいのか。今日、俺は電気の力の恐ろしさを思い知った。まさかこれほどとは、と正直な今の感想だ。
そう、昨日のことだ。俺は替え刃も切れたことだしということで新しく髭剃りを買うことにしたのだ。ああ、俺は普段はシェーバーなんてものは使わない。泡を立てて、剃る。それで一日が始まるんだ――おっと、話がそれちまった。そこで俺が見たのは「なでればすべぴか」というキャッチフレーズのついたかの東欧の現役警官ミルコがCMをしてるという髭剃りだったんだ。
そいつは、そう、今までのものと違うことは一目でわかった。そいつはボタンがついていて頭部が激しく振動しやがるのだ。ダミーの刃のついた見本のボタンを押してみた俺は一瞬で購入することを決めた。正直、その時の俺はそれほどCMの文句など信用していなかった。ちょっと面白いかなという程度の軽い好奇心だったのだ。
そして今朝、いつものように泡立てたクリームをつけ、その髭剃りのボタンを押し、スイッチを入れ、頬に当てた。
なんてこった――1分後、俺の口の周りはすべぴかになっていたのだ! そう、実に信じがたいことだがそれは散髪の時にプロに念入りに剃って貰った後のような状態だったのだ。俺は電気の力というものを甘く見すぎていたようだ。まさか電気にこれほどの力があったとは・・・この分だといずれ電動歯ブラシなどで真っ白な歯にされてしまうかもしれない。実に恐ろしいことだ。
――なんてホラー系のゲームでよくある「作業員の日記」調で書いてみたり。結論だけ書くとたった一行で終わってしまうからな。え、結論はなにか? まあ、一言で言うと――「これはいいものだ」