「ハウルを観る」の段(2004.12.18)


 今日は当直明けの土曜日ってことなので、帰りにいっちょ映画でも観に行くかということでジブリの最新作「ハウルの動く城」を観に行った。
 公開から数週間が過ぎ「も〜そろそろ空いてんべ?」と思っていったのだが、さすがに土曜の昼前の回というだけあってか整理券なんぞを配ってて並んで入場するというありさまであった。
 仕事帰りで当然一人だったので、ちょうど真ん中らへんに空いてた「いい席」で鑑賞することができたのは幸いだったが、なんだかんだで9割ぐらい席が埋まっていた。っていうか一人で行く映画か、これ?(笑)

 で、感想なのだが。
 悪くはない。別に悪くはない。けど、いまいちピンとこなかったのも事実。例えば「スクール・オブ・ロック」とか「スウィングガールズ」とかを見た時のような”ぐっとくる”感じがなかった。とはいえ上映終了後、近くにいた青年がそのツレに「俺は結構良かった」とか話していたので感じ方も人それぞれなのであろう。

 話題となった「キムタク」の声優だが――すまん、個人的には「ハズレ」認定だ。ちゃんとした声優を使うべきだろ、あれは。ネット検索してみると好意的な意見が多いようだが、俺はなんかダメ。セリフが聞きづらかったりした部分もあったりしたし・・・
 あ、実年齢おばあちゃんの演じる若い娘も若干違和感があるから、それでいいカップルじゃん? っていう発想はなしね。

 あと、恋愛が主軸なためか、語られないことが多すぎるように感じた。戦争の状況がわからないとか、主人公と母親の関係とか、なんでハウルがあんな性格なのかとか、魔法の設定とか、あまつさえ肝心な「おばあちゃんになる呪い」もあやふやなのにはまいった。
 観ているかぎりでは、恋心が満ちていくとそれに比例して若返る――というような感じの設定のようなのだが、中盤では元の栗毛に戻ったりしてたのが、終盤では白髪のままで若返るというのはどういうことなのかさっぱりわからない。
 しかも主人公自身が時々若返ってることに気づく描写がないってのも変な気がする。あんだけよっこらしょって言ってたのが激しいアクションをできるようになってて、それで自覚なしですか? ラストで呪いを解くことに固執してないってことは若返った状態にある余裕からきてるってことなのかもしれんが・・・

 あと、主人公が最後の方「クラリス」に見えてしょうがなかった。ナウシカっつーよりはクラリス。これで銭型のとっつぁんが「とんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」っていったら完璧なんだけどな。ダメですか(笑)

 というわけで総合評価――「並」ってことで。ひとつよろしく。

   
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