「デルフィニア戦記」の段(2004.12.29)
以前にも雑記に書いた「ライトノベル☆めった斬り!」の書評を読んでどうにも面白そうだったので、小説「デルフィニア戦記」に手を出した。書評では「一冊だけ買うと禁断症状に苦しむのは明白なので最初はまず四冊買って一気に読むことをおすすめする(最初の四巻で話が一段落します)」と紹介されていたのだが、まあ大げさに書いてるんだろうとたかをくくって一冊だけ買って読み始めた。
――で、結論から言うと、疑ってごめんなさいという言葉につきる。一巻の中盤あたりまでは「世界」の説明に多く費やされていて正直たるい展開なのだが、物語が動き出すとがぜん面白くなってきて、一巻だけだと確かに禁断症状に苦しむことになってしまうのだ。私の場合、結局すぐに四巻までを買ってきて、すぐに読みとおすことになった。ふぅ。
ちなみに「デルフィニア戦記」とは何かを説明すると「全18巻のファンタジー小説」ということになる。もっとも龍もモンスターも魔法も出てこないので「架空戦記物」と言った方が適切なのかもしれないが。18巻というのは長いようだが、ちょっと無理をすれば大丈夫な範囲内だ。さすがに「グイン・サーガ」に手を出すほどの度胸はないが、これぐらいなら、というところだ。
この「デル戦」であるが、新書版と文庫版が存在する。文庫本の方は本当にただの小説という体裁だが、新書版の方はイラストの表紙で本文の方にも挿絵が入る。
通常の場合、挿絵があるのとないのだったらまず間違い無くある方を選ぶ私ではあるが、今回に限っては文庫版を選択した。一つには、これが再大の理由なのだが、絵が好きな感じじゃなかったからである。例えるなら「少女マンガに出てくる美形」みたいな美々しい絵は、作品の雰囲気にはあっていても好みじゃないのだ。そしてもう一つには、文庫版しか本屋に置いてなかったのだ。つまり、古本屋めぐりをしてまで新書版を探すほどの魅力は新書版にないんで、とりあえず文庫版でいいか、という判断である。
しかし、ここに一つ問題がある。文庫版は新書版を文庫にしたものなのだが、まだ全18巻が出ていないのだ。順次刊行予定ってことで、とりあえず出きるまでは読みとおすことがかなわない。困ったものである。
――と、確かに「デル戦」は面白い。面白いのだが、時々「ん?」と思うことがある。例えば、主人公が敵兵を「剣の峰で」強く打つなんて描写が出てくると「ちょっとお兄さん、ひょっとして日本刀(読むときは『ポントウ』と読んでくれ)振り回してます?」ってツッコミを入れたくなる。峰はないだろ。峰は。
他にも登場人物が「獅子身中の虫」とか「背水の陣」とかしゃべってる描写があると「ほんっと〜に、その世界にもこういう言い回しがあるんだね?」と年を押したくなる。
こういうのって誰も気にしないんかなぁ。個人的にはいい感じに盛り上がってる時にこういう描写が出てくると「おいおい」っていう風に冷めてしまうんでなんとかしてもらいたいのだが。
ま、ともかく五巻以降もいずれ、読もう。今度は「部」単位でまとめ買いして。
関係無いが、今日は故・岡崎律子さんのCDアルバムが出たので早速購入した。うう、曲の内容もあいまって切ない。それとチュチュの曲がアルバムに収録されてないのにはまいった。完全に予想が外れてしまった。さすがにもう一枚アルバムが出る、なんてことはないだろうなあ、やっぱり。不覚。