「最近読んだ本」の段(2004.10.3)


 久しぶりに(ライトノベル以外の)本を読んだのでその感想を書いてみることにする。これらの本は本来買おうと思って買ったわけではないのだが、たまたま古本屋で目についたのでつい買ってしまった本である。

 まずは1冊目、唐沢俊一の「トンデモ怪書録」
 これは作者が読んできた妙な本を紹介するというものである。中でもインパクトがあったのは男がナニを自分の穴に入れる一人ホモを紹介する本の紹介である(ややこしいな)――ただでさえ強烈なネタなのだが(しかも挿絵付き)、その紹介する本に「これで絶頂に達するのは困難だと思われる」という記述があるらしく、それに対しての「思われるって言われても・・・」というツッコミに爆笑してしまった。確かにそんな投げっぱなしじゃ困るよな(笑)
 他にもある宗教団体の機関紙に連載されている4コマ漫画とか、虫とかのいわゆる「ゲテモノ」を実際に食べてその調理法と味を紹介する本(カブトムシの幼虫はまずいが、クワガタの幼虫はうまいらしい)とか、無駄な知識がてんこもりの本であった。お勧め――とはよう言わんが、ヒマつぶしには最適な種類の本である。

 次に2冊目、ケン・ウェバーの「5分間ミステリー」
 題名から想像できるとおり、短いミステリー小説で謎が与えられ、それに対する答えを当てるという趣向の本である。いかにも私の好きそうな本ではある――が、結果的には大ハズレであった。
 例えば沼の近くに住んでいる人の証言が嘘だと見破るのに「ご存知のようにこの地方で沼の隣にある家のポーチなんかに座っていようものなら、文字通り蚊の大群に生き血を座れることになるので、証言者の目撃証言は信用できない」とかいうのである。ご存知のように――知らないってんなこと!(笑)
 他にも純粋に論理的に解答に導けるようなものよりも、ある種の前提知識が必要なものなど(私に関して言えば)「アンフェア」なものが多かったし、後は頭の体操みたいな単なる論理パズルめいたものも多かった。
 少なくともこれは日本人のミステリー好きには肩すかしである。――にも関わらず続編が2冊も刊行されているらしい・・・謎だ。

 最後に3冊目、春日武彦の「私たちはなぜ狂わずにいるのか」
 現役の精神科医の書いた本で、「狂気とは」とか「精神病とは」とかそういった類のことを書いた本である。
 もちろんこの本1冊を読んだ程度で何がわかるわけでもないし、この本の内容を鵜呑みにするわけでもないが、なかなかに興味深い内容であった。
 精神分裂病(統合失調症)患者の妄想は「電波に命令されている」とか「常に監視されている」とか実は数パターンしかないこと――そしてそれは患者の感じている強烈な不安感を説明するために患者自身が自身を納得させるために作りだした「物語」であること(そのため妄想は似通ったものになりやすい)などはそうかもしれないという強い説得力を感じた。
 そして人は自ら狂おうと思っても狂えるものではないこと――それが事実であるのかどうかは私にはわからないのだけど・・・
 
 とまあ、この3冊が最近読んだ本である。実にジャンルがバラバラで共通性がない(笑) 本はもっと読みたいけども、「お話」も書きたいし、難しいところだ。

 
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