「自由の燃える温度」の段(2004.9.15)


 今日は久々に映画を見た。それも女の人と二人で。
 ――などと書くと「デート?」みたいに聞こえるが、見に行った映画はブッシュ批判で有名な「華氏911」。これをデートで見るやつぁいないだろう。つーかそんなカップル嫌だ(笑)
 まあ、なんというかフォスター・ペアレントつながりで知り合った人に誘われて、ちょうど自分も見に行きたいと思っていたところなので一緒に見に行ったわけだ。

 観に行った場所は「シネ・リーブル神戸」とかいう映画館。実は神戸の映画館でここに入るのは初めてだったりする。その「シネ・リーブル」という映画館、今日は何かの記念らしく映画が1000円で観れた。が、そのせいだかどうだか映画は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、人ゴミの嫌いな俺としてはちょっとばかし辛かった。もっとも誘ってくれた人が先に整理券を確保してくれていたのでいい位置に座ることができたのだけれど。
 映画館としては、座席がゆったりしててちゃんと段々になっているので好印象。でもスクリーンは小さめかも? 最近は映画見に行ってないから「一般的な映画館」のイメージの方が間違っている可能性は多分にあるが。

 それはともかく映画の内容。
 まず、これを大統領選挙前に公開できてしまうアメリカはすごい。それは確か。
 観る前は面白おかしいブッシュ批判かと思っていたのだが、想像以上に「痛い」(「イタい」ではない、念のため)映画であった。平気で死体とか映ってるし、子供を失った兵士の母親、家族を失ったイラクの人の映像は見ているのが辛いほどだ。まあ、だからといって共感して泣くということもないのだが。
 ブッシュが無能なのは言うまでもないが、それが利権にまみれてるという疑惑に関しては「聞きおく」ぐらいのスタンスが適当だと思う。金まみれの政治家はよくいるし、他の候補者が潔白であるともいいがたいし、これが一方的な主張でないという保証はないし――とにかく、「明白な事実」として語るというまでには到らないかなと思うのだ。もっとも、この戦争に「正義」がなかったというのは明白な事実と言ってもかまわないだろうが。
 ドキュメンタリーとしてのこの映画、悪くはないが論理よりも情緒面に偏りすぎるきらいがあると俺は見る。それはそれで戦争に対する忌避感を与えるのには十分かもしれないが……ちょっともやもやが残った。

 あと、映画とは関係無いが、ただでさえ今日は寝冷えしたのか鼻水がずるずるだったのに、それに加えて左隣に座ったおばちゃんから強烈な加齢臭がして余計鼻に深刻なダメージを受けて辛かった。あの刺激臭が人間の体から発せられるというのは真に恐るべきことである。
 そしてぶっちゃけ――同じ映画館でやってた「スウィング・ガールズ」の方が面白かっただろうな。やっぱ音楽が重要な映画は映画館で見たいし、また観に行くかな。今はまだ客が多そうだからほとぼりの冷めたぐらいに。

追記:
待ち合わせの時に10数分ほど三宮駅前で待った(早く着き過ぎた)のだが、そこで面白いものを見た。2人組みの男が2人連れの女の子をターゲットにナンパしていたのだ。とにかく通りかかる2人連れの女の子には片っ端から声をかけるのだが、そうそう上手くいくはずもなく、見ている限りでは無視されまくって成功する様子はなかった。
あんだけ無節操に声をかけられるというのも大したものだが、どんだけ無視されまくってもめげないあの根性は驚嘆に値する。もっと別の方面にその情熱を向けられればひとかどの人物になれたであろうに、いかんせん現状では「いてもいなくても一緒だが、どっちかっていうと世の中にはマイナス」どまりなのが悲しいところだ。


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