「夏のソナタ」の段(2004.8.8)
この真夏に「冬のソナタ」が大ヒットしている。季節外れもいいところだと思うのだが、ヒットしてるのだから仕方ない。
それで昨日偶然にも冒頭の1分ぐらいを目にしたのだが、かなり衝撃的だった。
だっていきなり「○○の父親は僕の父さんなんですか?」ときたもんだ。
ああ、禁断の血のつながった妹との恋――つーか、昼メロじゃん!!(笑) 具体的にいうと某サイコロ投げて何がでるかな番組の直後ぐらいにやってそうだよ! ものっそいドロドロだな・・・
と、ここでかなりどうでもいいことなのだが、ふと考えてしまった。
よく「近親婚は奇形児が産まれやすい」とかいうが、これはどの程度正しいことなのだろうか?
社会的なタブーってのは、ひとまずおいといてだ。(その辺はレヴィ・ストロースあたりにまかしておけばいい)
実際問題としてそんなに奇形児が産まれやすいというほどの統計的な実績があるのだろうか? と思うのだ。そもそもそれほど近親婚の実例がなければ統計的に「産まれやすい」とは言えないのだはなかろうか、あるいは遺伝学的な裏づけがあんのであろーか、という疑問である。
しかし、よくペットのブームで数を増やすために近親婚を繰り返させて、障害を持ったペットが大量に産まれるということがあるし、あながち根拠がないことでもないのかも???
というわけで、さっきちろっと調べてみました。そしたらわりと納得しやすい説明があったので、ご紹介。
つまり遺伝子には(AA)のホモ型と(Aa)があり、異常な遺伝子は劣性なのでaで表されます。で、異常な遺伝子を持つ人(Aa)が異常な遺伝子を持つ人(Aa)と子をなした場合、メンデルの法則でaaが25%の確率で産まれてしまう。それに対して、異常な遺伝子を持っていても相手が正常な遺伝子(AA)を持っている場合、AAとAaの組み合わせしか生じないため異常な遺伝子は発現しないことになる。
そして、同じ遺伝子異常(発現していなくても)を持っている可能性は血族間で高くなるから、近親婚はよろしくないのだ。
実に論理的で納得できる。なんだかよい勉強になった。
というわけで血のつながらない兄妹ネタはオッケーだけど、血のつながってる今回の「冬ソナ」はダメってことでひとつよろしく(?)