「かくも長き不在」の段(2004.6.26)


 よ〜やく、2週間の研修から帰ってきた。ま、実際には1週目の週末に一時帰宅はしたんだが、これでようやく落ち着いたってとこだ。
 2週間の研修の内容は「業務上の秘密」ってことで書かないけれど、その生活の一端をわずかずつではあるが、ご紹介しよう。

 まず、寮は今時珍しいであろう、6人部屋である。畳製のベッドとその周辺だけが個人のスペースで、区切りといえばカーテンがひけるだけ――結局そのカーテンは使わなかったわけだが――プライバシーとかそういう言葉がむなしくなってくるものがある。その結果、同じ部屋の人とは妙な親近感が生まれ、毎晩買ってきたお酒とつまみで宴会――飲めないって言ったのに何回がチューハイを飲んで頭が痛くなってしまった。まあ、いいんだけど。

 そして食事は半セルフサービスで、自分でごはんをよそい、味噌汁をついでテーブルに持っていくという形式なのだが、3食とも米である。しかも朝から丼飯。茶碗が妙にでかいのだ、どうにも。しかし、それでも目の前にあると食べてしまうもので、現在ちょっと体重計に乗るのが怖いかもって感じだ。一日の食費が約1000円だっていうんだから、だいたい受刑者の食事を想像してもらえるとちょうどいいかもしれない(想像できないって)
 一番衝撃をうけたメニューは「プッチン豆腐」(俺命名)である。メニュー自体は冷奴ってことなんだが、普通にスーパーに売ってるような豆腐(小)のパックと小皿を持って来て、自分で皿にあけて醤油をかける――って、んな料理ありかよ!? しかもそれ、2週間で2回でました(笑)

 あと、食堂とは別に構内に食事の出来る店があるのだが、そこの名物とされる「にんにくラーメン」がまたすごかった。ふつ〜にラーメンにすりおろしたにんにくが山盛りに――強烈でした(笑) だってスープがにんにくで辛くて飲めないなんておかしいでしょ!? しかもお値段は340円て……恐るべし!
 ちなみにそこには「ホームランうどん」なるもう一つの名物もあるらしいのだが、それは確認することができなかった。話によると、うどんに何でもかんでもあらゆるものをぶちこんだものらしい――ネーミングがひたすら怪しいです(笑)

 あと、風呂は5時〜9時半までで、時間中に入れなかったりしたり、休日はそもそも風呂がないので前日に寮に戻ってきたりした時には、体を洗いたい時には24時間使用可能なシャワー室を使わざるを得ない。
 だが、そのシャワー室というのがとんでもないところなのだ。一言で言うと「アウシュビッツのガス室」である(マジ) うちっぱなしのコンクリ製で、だだっ広いわりに全体に薄暗く、白黒写真だったら間違いなく「ガス室」として教科書に載ってしまう勢いである。
 そんなところに夜中に一人で入りに行くことを想像してください。――すっげ〜嫌でしょ。実際いや〜んな感じでした(経験者)
 なんていうかもう「目を開けているのも怖い、目を閉じているのも怖い」って感じで、シャンプーして目を閉じて、頭をすすいで後ろを向いたらやばいものが目に入りそう――そんな感じでした。
 さらには何人かで一緒に入ることになったこともあるんだが、そしたら出やがったのだ「黒い悪魔」(ゴキブリ)が! しかも2匹も!(笑) 一人で入った時には気づく余裕がなかっただけかもしれないが、体を洗うシャワー室っていう最も衛生的な場所であるはずのところに不衛生の象徴みたいなゴキブリが生息してるっておかしいだろ、どう考えても。妙にでかいし(笑)
 ――あの「ガス室」だけはマジ勘弁してください。かなり本気で精神にダメージがきます。

 これは生活の一部、ということではなのだけれど、気づいたことがある。それは都会の夜は明るいということだ。大阪の夜は雲が街の明かりを反射しているせいか、全体に薄紅色で真の闇が訪れることがなかったように思う。神戸でそう感じることがなかったのは、海があるせいなのか、空を見上げる機会がなかったからなのかはわからないのだけれど。


 と、これは全くのしょうもないエピソードなのだが、外に出る研修でマイクロソフトの主催するセミナーに参加した。無料で参加できる、というセミナーで、天下の帝国ホテルでの開催であった。
 帝国ホテルともなると正面玄関には変な帽子をかぶったドアマンはいるし、マジにメイドっぽい格好した女の人はいるし(頭にギョーザみたいなのもついてた)とにかくすごいところであった。
 ともかくそのセミナーに参加したのだが、そのセミナーの一角でおみやげ売り場が開設されていた。なんとマイクロソフトグッズの販売をしているのである。そこで同室だった人と「何か買いますか?」ってな会話をしてたんだが、そこで胸のところに「windosXP」のロゴがでかくはいったTシャツ(800円)が売っていた。なんというか、これで街を歩けというのか!? とツッコミを入れたくなるアレな一品である。
 そこで私は
「あ〜、惜しいな、windows98のSEなら良かったのに」
とか無意味にボケてみたんだが、同室の人もそれに合わせて
「そうそう、95でもmeでもいいんだけど、XPだからな〜」
とか変なゴネ方をして妙なやりとりをしてたら、マイクロソフトの売り子のお姉さんにやたら受けました(笑)
いやまあ、そんだけなんですが。
ちなみに同室の人はそのXPTシャツを買ってました。着るんですか!?


 とまあ、そんな感じの2週間でした。
 やっぱり、なんだかんだで疲れました。チャイルドからの手紙も届いてて返事も書かなきゃいけないし、きっついなぁ。

前のページ