「会合とムカつく人」の段(2004.5.30)


 今日はお出かけである。どこへ行ったかといえば「新神戸」なので、普段出勤してるとこの一駅先である。
 で、せっかくの休日にそんなとこまで何をしに行ったかといえば、兵庫にいるフォスターペアレントの会が発足するというので、その発起集会を見に行ったというわけだ。

 それで神戸のクリスタルタワーとかいう御大層な名前のビルに行って、集会に参加してみた。部屋のわりに人数が多くてやたら狭かったのが印象的だ。年齢層からいくと下は赤ちゃんから――ってこれは誰かの連れ子だな――まあ、10代後半?からじいさんばあさんまで幅広かった。わりと若い世代も多かったみたいではあるが、それがペアレント全体での割合を示していると考えるのは早計であろう。参加する行動力のある人間しか来ていないわけだし。

 フォスター・プランの発起集会自体は事務局長を招いての20分ばかりのものですぐに終わった。話は日本ではフォスター・ペアレントが5万人を超えていて再大規模のNGOといっていいとかそんな感じであった。ま、ライオンズクラブには負けるんじゃないの? とか聞きながら思ったことはどうでもいいことだが。

 それでその後はビデオ上映で、手紙を書いてから届くまでの様子が上映された。なんでも国際郵便で送る時には国際宅配便で全部一旦オランダまで送って、そっから再配するので時間がかかるのだそうだ。その方が安くなるからなのだそうだが……仕方がないと割りきるべきなのだろう。

 そして交流を含めた「お手紙書き会」。私自身はというと、なんとか時間内に書けはしたものの、見直すと字がいかにも書き殴ったものなので、家でもう一度清書することにしたのだが、つまりはその場でチャイルドへの手紙を書いてしまおうというイベントである。要するに普段筆不精な人に強制的に書く機会を作ってしまおうということで。

 ――ここで、どうにも書かねばおさまらないのだが、同じテーブルにどうにも不愉快な人間がいたのだ。その40がらみのおばちゃんも中国の子供のペアレントをやってるそうなのだが、鼻持ちならないというか、発言発言がことごとく不愉快なのだ。
 口を開けばチャイルドの手紙が手抜きだとか、年齢の割に絵が下手だとか、翻訳がおかしいとか、不満ばかり。そんなに翻訳が不満なら現地語で書けよな、という言葉を何度飲みこんだか知れない。私自身は初見の人間にいきなり喧嘩を売るほど社会性が欠如しているわけではないので、適当に聞き流していたのだが、仮にコメントを求められたとすれば思いつく限りの悪態を並べ立てたであろうことは想像に難くない。
 なかでも一番カチンときた発言は「やっぱり誠意には誠意でこたえてほしいじゃない?」――思いだすだけでもムカつきます。「あんたもう帰れよ」と言わなかった自分をほめてやりたい気分です。
 第一に、見かえりを求めるなよ、ということ。向こうから好意的な手紙が届けばよし、そうでなくてもそれはそれだけのこと。見かえりを求めた時、それは偽善ですらないだろう。自己満足は自分の支援行為で完結しているべきことで、相手に自己を満足させるための行為を強制するのはお門違いというものだ。――っていうかあのおばちゃんの人格を考慮に入れると「援助してるんだから感謝しなさい」みたいなおしつけがましいことでも書いてるんじゃないかと疑いたくなる。
 第二に、思ってても口にするなよ、ということ。つまり「それを言っちゃあおしめぇよ」という奴だ。恥という概念を理解していないのかどうかは知らないが、少なくともある種の美徳が人格から欠落していることは間違い無い。少なくともあの場で口に出すことはあるまい。どうしても我慢できないなら手紙で相手に伝えるべき問題だろう。
 そして第三に、同意を求めるんじゃねえっ!、ということ。あんたがどんだけ下衆な人間かは知らんが、他人を自分と同レベルまでおとしめるような発言はしないでいただきたい。

 そんなこんなで帰りの電車でこの文章を書いてます。帰ったら、手紙の清書しなくちゃな、と。あ〜それにしてもほんとムカつくおばはんだった。ああいうのに限って「上から下に援助してあげるっていうんじゃなくて? 心の交流をしたいのよ」とか平気で口にするから始末が悪い。この場を借りて言わせてもらえば、「あんたからは『してあげる』っていう偉そうな態度がプンプン臭うんだよ。見下してんじゃねぇっ!!」といったところだ。まったくもう。内心でどう思ってようが当方は関知しませんが、そうして外部に表されるとムカつかずにはいられません。是非とも下衆な考えは内心にとどめておいてください。お願いします。

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