「残業礼賛」の段(2004.4.14)


 う〜、今日も残業で帰ったらもう飯食って風呂はいって寝る以外に何もできそうもない。明後日が試験だってのに何の勉強もできてない。大変によろしくない。
 
 俺自身は残業するのが嫌いなので朝は掃除が終わればすぐに仕事にとりかかり、昼休みはパンを食べて歯を磨いたらすぐに仕事を再開してるし、就業中はおしゃべりで仕事を停滞させるようなことはしてない、念のために言えば俺の仕事の処理が遅いというわけでもない。(昼休みに休むのは労働者の「権利」なので、それを行使しないのは俺の勝手だし)
 それでも仕事が片付かず何時間も残業するはめになると、さすがに疲れを感じてしまう。残業手当てなんていらないから早く帰りたいのだ、俺は。とはいえやりかけの仕事を放って帰るほど無責任にもなれないので、結局残業することになるのだけれど。

 ところで日本の社会風土には残業を美徳とする風潮があるが、これは大いなる間違いだ。つまりは残業するのは誰だって嫌だけど、その嫌なことを我慢してるんだから偉いという理屈なのだと思われるが、とんでもないことだ。
 そもそも仕事というのは就業時間中に終わらせるのが筋というものである。残業をすれば、会社は法律上では「割増賃金」を支払わねばならず、人件費を増大させて経営を圧迫することになるのだ。だからといってサービス残業なんてのは違法な行為で論外なのは言うまでもない。
 さらに言えば残業によって少ない人数で運営することは他の人の就業機会を奪うことに他ならない。失業率は高まり、社会不安は増大する。「ワークシェアリング」という近年注目されている考えに目を向ける必要があろう。残業させて割増賃金を払うぐらいならもう一人雇うべきなのだ。
 そして何より、余暇が少ないのは人間にとってよろしくない。潤いがなければ精神が磨耗し、自殺や家庭内暴力、病気などの原因になるのだ。それが良くないことは当然のことだ。ただでさえ日本人は働きすぎだと言われているわけだし(でも総労働時間はアメリカ人と大差ないという説もあるけど)

 だいたい、昼間だらだら仕事しといて残業してお金くれっていうのは、なんというか「美しくない」。もっとてきぱきやってとっとと帰った方が誰にとってもいいと思うんだけどね。でもそういう意識が常識レベルまで浸透する日ってくるんだろうか。ま、自分一人からでも主義は貫くつもりだけれども。
 ――とにかく言いたいことは、残業したくないなぁってことなんだが、これだけ言うとなんか世間をなめてるわがままな奴みたいなのがちょっとアレだ。全く困ったものである(笑)

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