「日能研」の段(2002.11.21)


 「日能研」知ってる人は知ってるし、知らない人は知らないだろうが(当たり前)、中学受験を目指すお子様のための学習塾である。
 それがどうしたと言われても大いに困るのだが、この会社は私のいつも利用する電車の出入り口横の看板スペースによく広告を出しているのだ。
 その広告というのが有名市立中学の試験問題で、毎月、国語理科社会算数といろいろ出題されるのでけっこう楽しみにしている人も多いはずである。国語なんかは楽勝だが、社会なんかだと間違えたりしてあなどれない。

 ――と、ここまでは前置きである。
 今回の広告は算数で、「縦、横、斜めのどの方向の合計も等しくなる」といういわゆる魔方陣の応用問題である。4×4の16マスに数字が入っていて、空欄が7つある。その中に1〜7のいずれかの数字が入るというものなのだが・・・これがどうにもおかしい。

 初めにこの手の問題の解法を説明すると、わかっている欄の数字を全て合計し、それに空欄に入るべき数の合計を加え、陣の総合計を求める。次にその数を列(あるいは行)の数で割る、これで一行(一列)あたりの合計が求められる。あとはたいてい空欄が一つしかない行か列があるのでそこから埋めていく――ということで解くことができる。
 しかし、この日能研の問題はというと、行ごとの合計は28+28+18+28=102で、1〜7の合計は28なので総合計は102+28=130。つまり、恐るべきことに、4で割り切ることができないのである!
 どう考えても解無しとしか思えないのだが、本当にこの問題は正しいのだろうか。
 もしこの問題が正しいなら――俺はエリート小学生以下ですか?!
 
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