「社内旅行、わさび抜きで」の段(2002.7.14)


ついに長く大変な旅行が終わった。
一泊二日の萩・津和野〜山口の旅が。
この旅行は私が望んだものではなく、社内旅行で強制参加であったことをここに記しておく。

まず金曜の朝、有給休暇をとらされた私は朝の5時半に起きる。この時点で行きたくない気まんまんで鬱である。
そして事前の予定どおりに7時20分に新大阪駅に集合する。実は集まるのは35分でよかったことが判明して、普段どおりに起きてても間にあったことを知る。

そして新幹線で延々と広島まで移動。この時、隣に上司がいたため眠れず。ストレスがたまる。
広島についたらついたで、そこからバスに詰め込まれて津和野へ。

津和野−−それは「小京都」と名乗るのが恥ずかしくなるような小さすぎる町だった。だいたい信号が町に3つしかないってのが信じられん。人口が7千人もいないらしいし。
名物が掘り割の太りすぎの鯉。狭いところに詰め込まれて運動不足だかららしいが、ああなったらおしまいだなという教訓にはなるだろう。
お土産に紙人形の色紙を買う。これは「娘」に送る予定だ。

そしてあわただしくも時間どおりにバスは動き、海鮮のみやげ物屋や、松下村塾の跡なんかをめぐる。あと毛利家の墓なんかも見たりしたが、何もおもろいことはなかった。私は歴史好きだが、こ〜ゆ〜なにかの名残を見てうれしがる趣味はないのだ。

そんで、お次は萩焼きの窯元のところへ行く。−−といっても結局のところ単なる土産物屋なのだが。いまいち気に入るものがなかったので結局何も買わなかったが、なんかおまけで湯飲みをひとつもらった。

そして、ホテルへ。
こっからが問題なのだ。
そう−−宴会芸だ。
業務命令で何かひとつやれってことで私は悩んだ。
そりゃあもう、本気で悩みぬいた。
そして出した結論が、以前ゼミの後輩がやっていた「わさびチューブの一気飲み」である。

さて、この結論を出した私としてはぶっつけ本番でやるわけにもいかず、当然予行演習をおこなった。
で・・・・・・「できるかこんなもん!」これである。
なんかもう涙を流して気持ち悪くなりながら私はこの理不尽な状態に逆切れした。
そして、もはやまともに相手をする必要もにない、こっちにも考えがあるぜってな感じでインチキを実行する決断を下しtなのである。
手順は以下の通り。

用意するもの:新品のわさび1箱、ウイダーインゼリー1個、割り箸、容器2つ

1.わさびの箱を開封する。ただし、上部のミシン目ではなく、箱下部を慎重にのりづけをはがして行う。
2.わさびを皿などにひねりだし、チューブを空にする。
3.別容器にウイダーインゼリーをあける。
4.3の容器にわさびを半分ほど入れ、混ぜる。
5.4を空になったチューブに入れる。
6.チューブの口の部分にストレートのわさびを適量入れて本物感を演出。
7.箱に入れ、元の通りにのり付けして作業終了。

注意すべきなのは、どれだけ本物に近づけられるかということと、できあがったものでさえも「わさび味のウイダーインゼリー」のような生やさしいものでは決してないということである。

そして私は実行した。
なんかやたら心配されながらもうまくやってのけることができた。疑われてチューブの匂いをかがれた時には一瞬あせったが、見逃して調子をあわせてくれたのか酔っ払っててごまかされたのかわからないが、なんとか切り抜けることができた。
他の人たちは一発芸とか「身動きしない」とかようわからんものが多かった。あんなんでいいのかと言えばそうなのだが、私には思いつかないというのもまた事実かもしれない。

そして宴会後は−−また部屋で宴会。いいかげんうざったかったが、最後までつきあった。
その後は風呂に入って寝た。隣の部屋では有料チャンネルのエロビデオ鑑賞会をしていたらしいが、大勢で見て楽しいのだろうか? 疑問である。

翌日は,宴会のプレッシャーがなかったことに加えて上司や先輩が昨日の疲れをひきずっていたおかげで、少しは楽にすごせた。
バスで移動しまくることは前日同様で、いろいろ巡ったのだが、明らかに内容はこの日の方がよかった。
まずは、遊覧船で青海島の周りを周った。洞窟の中へ船で突っ込んでいくのはなかなかすごかった。荒々しい断崖絶壁などはいい感じだが、そこらじゅうにいる釣り人が無粋であった。
次に秋芳台と秋芳洞の見学。秋芳台の方はどうでもいいが、秋芳洞はすごかった。信じられないぐらい広い空間に神秘的な岩の造型美、言葉にならないほど圧倒されてしまった。できることなら他に誰も客がいなくて、自分一人だけでゆっくりとこの世界にひたれたら最高だろうなと思った。出た後に絵はがきなども買ってみたが、これはなってない。私としては「空間」を感じたいのに、写真ときたら「○○の○○」とか名づけられたそれぞれの岩ばっかり写していてイメージが違うのだ。まあ、忘れてしまうのももったいないのでその写真集で妥協したんだけど。
最後に錦帯橋の見学。これはもう一つだった。ただのアーチ状の木造の橋をわたるだけなのに金をとられたりしてばかばかしかった。でも、42種類ものソフトクリームを売る店があって、「日本一の種類」と書いてあったのがポイントと言えばポイントかも。

総じて言えば、人間の作ったものにはあんまり感動しないが、自然の作り上げたものにはなんというか「力」のようなものを感じるのでぐっとくるな〜ってことです。

そんで広島でお好み焼きを食べて帰ってきました。
ああ、疲れた・・・ともかく終わってよかったよかった。
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