「理由は?」の段(2002.2.5)


 今日は午前は保健所で健康診断、午後は大学で国際社会論の試験を受けてまいりました。
 まずは健康診断の話だが、保健所は安いな。全部で3千5百円ぐらいだった。前に市立病院で診てもらったときの3分の1ぐらいだ。ま、その分結果が出るまでに時間がかかったり、予約が必要だったりするんだけど、この差は大きい。こういう時に「安くて得した」じゃなくて「前に知らなくて損した」と思ってしまう自分がちょっと嫌い(笑)
 結果が出る――というか診断書ができるのが来週の水曜なのだが、検査項目に「痔疾」があった時にはびびった。危うく尻穴を陵辱されてしまう(!?)ところであった。結論から言えば問診でよかったのだが、その診察を待つ間は死刑か無罪かどちらかを言い渡される被告人のような心境であった。本当に恐ろしい。
 それにしても、仮に痔の奴がいたら内定が取り消しになるのだろうか? 謎である。
 推測するに「痔疾」の検査が男性のみに課されていたことを鑑みると、これはおそらく「ホモ」を摘発するための検査ではなかろうか。確かに全寮制の学校にホモ(ゲイ)にまぎれこまれても大いに困ることは困るのだが、なんとなくやり方が陰湿な印象で嫌な感じだ。ストレートに申告させた方がいいし、それを理由に不採用にするのも人権問題だと思われる。こんな旧態依然の体質で社会正義は守られるのだろうか?

 その面談資料についてはもう一つ気になる点がある。身上書を書かなくてはならないのだが、その中の記載事項に「戸籍に記載されている出生地」があるのだ。本籍ならば運転免許に書いてあるからすぐに書けるのだが、出生地となるとこれはわからない。仕方がないので市役所で調べようとしたら「戸籍は本籍地でないと見れない」とのことだった。この――俺に岐阜まで行って来いと? まあ、インターネットで調べたら郵送してもらえるようなのでなんとか間に合いそうなのだが、それにしたって文庫本の新刊一冊ぐらいの手数料やら郵送料やらがかかる。いい迷惑だ。
 問題なのはなんで「出生地」が必要なのか、ということだ。どう考えても就職のためには必要のないデータのはずである。日本国籍をもっているかは誓約書で署名しているし、現住所や本籍地は別に書く欄が存在する。根本的に出生地がどこであろうと、その人間の本質にはなんら影響しないはずである。しかし、書かねばならない。なんでだ。ひょっとして「部落」出身かどうかを調査してるんじゃないかと勘繰りたくなる。

 やはり人に何かを要求する時にはまっとうな理由が必要だと考える。余計な手間をかけさせる場合は特にそうだ。そして今回の記載事項については私はまったく納得していないのである。だからといって抗議をするほどでもないから、こういう調査が残っていくんだろうな。

 そうそう、試験のほうはやるだけのことはやりました。たぶんなんとかなってるでしょう。

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