「チュウチュウ。」の段(2001.9.3)
今現在、わたしは大変、心苦しい状況に陥っています。
原因は――チュウチュウ。
いや、キスじゃないし、チューペットでもないです。チュウチュウとはすなわちネズミのことです。
一週間ほど前、台所にネズミがいたのをわたしが発見し、母にそのことを報告しておいたのです。
私自身はそんなことはとっくに忘れていたのです。今日までは。
そして今、聞こえるのです「チュウチュウ」が。
こんなことを書くと「何だお前、ネズミが怖いのか」と思われるかもしれませんが、そうじゃないです。
伝染病がはやってるとか無数のネズミにたかられるとかいう状況じゃない限りネズミが怖いとは思いません。なんだったら某ランドのネズミ男を一本背負いしてもいいです。
だが、ああ、なんということだろう。今聞こえてくるのは、母の設置した罠(ゴキブリホイホイみたいな粘つく奴)にかかったネズミの憐れな叫びなのです。
こうして聞いてみると「チュウチュウ」というよりむしろ「キーキー」という感じですが、その声がわたしをさいなみます。この声が途切れた時が彼の死ぬ時なのです。
かなり精神的にきついです。でも、助けてやるわけにもいかんし――おおう、また聞こえてきた・・・・・・