「宗田理」の段(2001.9.26)
また先日借りてきた本の話題。
借りてきた本の中の一冊に宗田理氏の書いた「魂の姉妹」という本がありました。
これは中学生の女の子が探偵として活躍する「2−A探偵局」シリーズの一つです。
感想としては、ラストや論理性に不満は残るが中盤の盛り上げ方は良かったのでまあ及第点だろう。子供向けとしてはこれでいいのかもしれない。
宗田理氏は「ぼくらシリーズ」が有名である。
実際、わたしも「ぼくらシリーズ」をなんとなくそろえてしまっている。なんせ主人公達が年をとって成長していくもので「その後」が気になる人はそろえずにいられなくなるというしかけだからだ。(主人公達の一人は中学一年から教師になるまで描かれている)
第一作目の「ぼくらの七日間戦争」はまぎれもない傑作だ。読んで損はない(映画はアレだが)
これは第一作目が「大人のために」書かれたものだったからだ。しかし、それが子供に受けたため、以降のシリーズが「子供向け」に書かれるようになり、いってはなんだが凡ヒットの連続。とりたてて見るべきものが少ないしろものになってしまった観がある。
基本的に子供達が悪い大人達を懲らしめる話でマンネリズムにはまっている。
あと、作者が戦前生まれなのが原因なのか、子供達のセリフに違和感がある。たぶん今の子供達は「おとしまえをつける」とは言わんだろう。
ちなみに私が最初に白血病に興味を持ったのは「ぼくらシリーズ」に白血病の女の子がでてきたことが原因である(この子はシリーズ途中で死んでしまう)
それで私が骨髄バンクにはいったのだから、こういうのの影響力ってのはけっこう大きいものだ。