「読書感想」の段(2001.9.20)


 こないだ図書館で借りてきた本を読み終えたので、ちょっとしたコメント。

 まずは、ディクスン・カ―の「ヴァンパイアの塔」
 これは彼の書いたラジオドラマの脚本集です。トリックメーカーとストーリーテラーとしての才能がいかんなく発揮されています。
 彼の本の中には少々読みにくい本がある(特に初期のは)が、ラジオドラマはセリフとナレーターと効果音だけなのでものすごく読みやすいです。小説じゃないけどね。
 カーは作家としてはかなり好きです。乱歩や正史と趣味が似てる!?

 お次は、ロス・マクドナルドの「さむけ」
 探偵リュウ・アーチャーの活躍するハードボイルドです。実はハード・ボイルドと呼ばれるものを読んだのはこれが初めて。嫌いではないですね、こういうのも。
 でも、「例のアレ」は読む前に書いたので、影響は全く受けてません。っていうか、こっちは一人称だしね。
 ハード・ボイルドってのはタフな男の一人称がスタンダードなのかなって思いました。

 最後は、エド・マクベインの「ダウンタウン」
 この作家の名前に見覚えのある人は多いはず。そんで、どこで見たのか教えてあげます。たぶんそれは「火曜サスペンス劇場」(だったと思う)の人気シリーズ「わが町」のエンディングテロップで見たんだと思います。
 この視覚障害者の妻を持つ刑事の話はこの作家の「87分署」シリーズがもとになっているからです。
 ま、それは置いといて、この作品は某お笑いコンビとは当然関係ありません(笑)サスペンスフルなラブストーリーです。作中に「エディー・マーフィーのような」とかいう表現が出てきてびっくりしました。
 古い小説読んでて、たまに新しげな小説を読むとギャップがえらいことになることを実感。

 で、また図書館で新たに3冊借りました。
 本当はエンデの「果てしない物語」とサリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」を借りたかったんだけど、先客があって断念。(恥ずかしながらまだ読んでない・・・)
 今回借りたのは、宗田理の「魂の姉妹」(2ーA探偵局)とガードナーの「義眼殺人事件」(弁護士ペリー・メイスン)と、これは小説ではないんですが、タイの児童売春に立ち向かったNGOの記録を借りました。こういうのはまさに「気になるけど買うほどの事もない」という図書館で借りるしかない一品ですなっ!!

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