「メトロポリス」の段(2001.6.2)


 「心をもったロボットを描いた映画、知ってる?」
 「もちろん、スピルバーグの最新作だろ」
 「・・・それは『A・I』」

 というわけで(どういうわけだ)、今日、手塚治虫原作の映画「メトロポリス」を見てきました。
 本来勉強してなきゃいけないこの時期に何を映画なんて見に行ってんだとツッコミが聞こえてきそうですが、なんか気になって見に行かないと精神的に落ち着かない。勉強の効率が落ちるぐらいならということで見に行ったというわけです。(試験終わった頃にまで上映してるほどロングランになりそうもなかったし)

 内容はネタバレになるので書けませんが、感想としてはわりと良かったです。
 映像がなんといってもきれいです。クオリティーが非常に高い。テレビアニメを映画にしたのとは一線を画すところです。
 音楽もいい。特にR&Bの名曲、レイ・チャールズの「I CAN’T STOP LOVING YOU」が流れるところはぐっと来ましたね。(この曲知ってる?)
 キャラデザインも「ブラック・ジャック」がアニメ化されたときのような劇画調でなく、「手塚キャラ」のフォルムだったので「手塚ワールド」に浸れます。
 メッセージ性の強い作品ではあります。人間の領域の限界とかロボットとの共存とかね。特にロボットに嫌な仕事を押し付けておいて、そのくせロボットを見下し虐げる人間は現代の先進国の外国人労働者の問題と二重写しになっています。でも、作品を見てるときは難しいことは考えなくていいです。見てるときは作品にのめりこみ、見終わった後で心に引っかかることがあれば思い出す程度でいい。メッセージ性が強いからって敬遠はしないほうがいいでしょう。

 関係ないですけど、「友情出演」に(見間違いでなければ)「やなせたかし」の文字が―――アンパンマンの作者が出ていた!? 謎である。
 上映前のCMで「千と千尋の神隠し」を紹介してたけど、奇妙な世界観のようでした。他にもCMでは「みんなの家」とかがあったけど、男子高校生のシンクロナイズドスイミングを描いた作品がインパクトが強かった。

 私は手塚作品がけっこう好きなんですが、ベスト3を挙げるなら
1.ブラック・ジャック
2.火の鳥
3.ブッダ
 かな。「メトロポリス」は原作は読んでないんでいつか読んでみたいですね。

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