「ここがヘンだよ日本人」の段(2001.5.21)


 なんだか私に「ここがヘンだよ日本人」というテレビ番組について書いてくれというリクエストが有ったり無かったりで大して乗り気ではないけれどまあいいかということで書きませう。(やや錯乱気味)

 気を取り直して。
 この番組は面白いので個人的にはかなり好きな部類に入ります。放映当初から全回見てるぐらいですものね。じゃあ何が面白いのか、ということを説明しなければ理解は得られないのでしょうなあ。
 何が魅力かと言えば、まあ一言で言えば「多様な意見を聞くことができて自分の見解が狭くなるのを防ぐことができる」ということになるのでしょうか。実のところこれは今私が所属しているゼミに入る時の面接で言ったことと同じなんですね。(ゼミも基本的にテーマに対する討論)
 例えそれが“間違った意見”(当人にとっては正当な意見)でも「何故そう思うのか」というその根拠や思考法を知ることは勉強になるし、新しい視点に気づかされることもある。“なんか間違っている”と感じたその時点で笑って「バカなこと言ってるな」で終わってしまってはそれこそ時間の無駄遣いだ。
 それに一つの意見が主観的に間違っていると感じた時、その意見のどこがおかしいのかを考えることも楽しいし有意義だ。感覚的に「おかしい」とか「◯◯が言った事だからダメ」というのでは意味が無い。反論は論理的でなければならないのだ。
 とまあ番組を言うよりはディベートの良い点や心構えのことを述べてしまった感がありますが、総論ではこんなとこでしょう。

 次に各出演者で印象に残ってる人について寸評したいと思います。名前とか国とかはうろおぼえなので間違ってたら御免なさい。(わざわざ調べるほどの暇は無い)

・ケビン・クローン(アメリカ):なんかいつも偉そうな眼鏡のアメリカ人。基本的には「アメリカはいつも正しい」という立場から発言する。やや女性蔑視の傾向も見受けられる。彼の暴走気味な発言は場をもりあげるので番組にとっては不可欠な存在とも言える。ただ、どんな極端な意見でも「なぜなら〜〜」ときちんと論理的に説明しようとする立場は評価に値する。ディベートには強そうだ。

・ゾマホン・ルフィン(ベナン):早口でしゃべり、混乱すると日本語の出てこないという特徴をもつ。彼は日本びいきだが、イメージ的には高度経済成長期や明治初期の日本人像が模範のようだ。多くのアフリカ人と同じく極端な欧米嫌いで日本の悪い部分を欧米のせいにしようとするくせがある。その高潔な倫理観には共感はできても現実性に乏しいと感じることが多い。他人のために労を惜しまないと言う私にはまねのできない生き方をしていると言う点で尊敬に値する。

・ハーフのアフリカ人女性(ヨーコだったっけ?):新しい世代のアフリカ人という印象で、彼女のような考え方のアフリカ人が増えないかぎりアフリカの発展は望めないだろう。自身のイジメなどを乗り越えるなど強い精神力の持ち主で発言力も強い印象。

・サニー・フランシス(インド):関西弁をあやつるDJ。考え方は一昔前の日本のおっさんとよく似ていて保守的傾向が強い。だが、いかんせんその意見は問題の解決に至らないケースが多い。

・朴訥な話し方をするドイツ人:発言数がわりと多い割にはあまり印象深い発言はしていない。こういっては失礼だろうが他の人による代替が可能のような気がする。

・着物を着てる黒人女性(アメリカ):ケビンと違って話のわかるアメリカ人の代表という印象。アメリカ人でもWASPで無い人は公平に見れるのかもしれない。発言数は少ない。

・眼鏡の学生(韓国):流暢な日本語で理性的な話し方をするので好感が持てるが最近はあまり目立たない。(出演してるかは不明)

・背が高くてやせてる黒人(セネガル):穏健で紳士的、こういう人ばっかりなら世の中平和だろうと思える人格者。自分の子供がイジメにあった話で悲しみが怒りを上回っていたのが象徴的。発言数はあまり多くない。

・16歳ぐらいの女の子(国不明):自分がかわいいということを前提にしてか、デブやブサイクに対して容赦ない発言をする。もうちょっと言葉を選べないものか。

・中国人:西洋的価値観の流れから少しずれた発言をする人が多い。ただし、発想に日本の保守層との共通面も見受けられる。

・ママドゥ(国不明):見た目が目立つ。ミュージシャンだからかどうかはわからないがスタジオの中で一番発言が予想しずらい人物。あまり強烈な傾向はなさそうである。

 次は日本人出演者。
・ビートたけし:司会としては的確な方だろう。「たけしが下ネタで落とす番組だ」という批判もあるようだが、対立する意見が簡単にまとまらない以上なんらかの形でしめなければならない。その一つの方法論として「下ネタで落とす」というものは「有り」だろう(つまりはぐらかすわけですね)。ただし毎回下ネタで落としているわけではなく、個人的体験でまとめるパターンや一般論的コメントでまとめるパターンもあり、その都度使い分けているようだ。

・ラモス:最近出てないが日本人以上に日本人らしい?魂と根性が好き。

・KONISHIKI:やはり最近出ていない。わかりやすくあまり反論の出ない意見を言うことが多い。

・RIKACO(つづりがいまいち不安):頑張っている母親というイメージで、努力していない人には少々厳しい。意見が正論なだけに批判される側はつらそうだ。

・舛添要一:いかにも政治学者らしい発言をする。都知事選で負けたことが持ちネタ。

・織田無道:批判されるために出演するタフな男。鉄の無神経。

・大槻ケンジ:最近音楽活動はしていないのだろうか。発言としては一般視聴者と同じ目線であまり毒にも薬にもならない事が多い。

・そのまんま東:最近ビートたけしとの掛け合いのためか出演頻度が上がった。基本的にはどこにでもいるちょっと助平なおっさんの発言だが、外国人のせいで治安が悪くなったとか嫌なら帰れとか無茶な発言をすることもある。まあそういう発言をする人もどこにでもいるので庶民代表と言えるか。

・テリ―伊藤:番組の盛り上げ役で彼がいないと番組の成立が危ぶまれる。極端な意見を言って場内を沸かせる。ただし時には的確なことを言うことも有るので注意が必要。

 まあ、こんなとこかな。

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