「旗の話」の段(2001.4.20)


 いきなりであるが、まずはこのニュースから。

「米国のミシシッピ州で、136年前に終わった南北戦争当時の南軍旗をデザインに取り入れた州旗を新たな旗に変える案が17日、住民投票にかけられ、3分の2近い反対で否決された。
 1894年に決まった州旗は南軍旗を取り入れている。南軍旗は人種差別の象徴として批判されてきたが、南部の白人にとっては守るべき伝統の象徴と考えられてきた。近年、南軍旗を州旗から外す動きなどが進み、昔からの図案を守っているのはミシシッピ州だけだった。
 同州は年間個人所得が全米50州中の50位。人種差別が60年代まで残り、最も貧しく遅れた州という評価がある。「マイナスイメージを払しょくし、投資を促進させよう」と地元の産業界も運動したが、過半数を占める白人層の考えを大きく変えることはできなかった。」

 ――なんだかどこの国も同じような問題を抱えているな、と思いません?
 ただし、日本が違うのは侵略戦争の象徴として批判されてきた日の丸をごく最近国旗と決め、それを教育現場で強制しようというアメリカとは全く逆の方向に進んでいることである。
 アメリカが100年以上かかった見直しの流れを日本が50年ちょっとで歩めると思うのが甘いのかもしれないが、まったく逆の方向に進むことは無いんじゃないかとも思う。
 せめて日本も強制しない程度には自由な国にならんもんかね、まったく。

前のページ